2021.5.19(水) 甲子園 阪神 vs ヤクルト

先発:阪神は2年目プロ初登板の西純矢、ヤクルトは田口。

大量失点した前日とは打って変わって西が伸びのある速球と微妙に変化する球を操る。最初は四球が多かったが、徐々に制球が定まりヤクルト打線は凡打(特に内野ゴロ)を築く。

1回表、西は山崎・中村に連続四球を与えるが後続のクリーンアップを3人で片づける。

1回裏、近本がヒット、1死後マルテもヒット。サンズ四球で2死満塁とするがロハスジュニアが三振で先取点ならず。

4回裏、1死後サンズがヒット、ロハスはショート元山のエラーで1・2塁。チャンスを得るが梅野・山本が連続三振。

田口も、ランナーを出すものの4回まで無失点。特に西はヒットを1本も許さず5回を投げ切る。

5回裏、西に代打・原口が送られるが三振、ここでマウンドを降りることになったが続く近本がライトポール際に先制のHRを放ち均衡を破る。そして西に勝ち投手の権利が転がり込む。1-0。

6回表、西に代わって馬場がマウンド。以前は四球を連発したり痛打されたりしていたが、最近状態がよく勝ちパターンの中盤に投入される。球威ある速球と変化球のコンビネーションで6~7回を無安打に押さえる。

7回裏、山本がセンターへヒット、馬場の代打・小幡は3バント失敗するが近本がヒットで1死1・3塁。ここで好投していた田口はマウンドを降り、今野が登板する。中野の打席で近本は2塁へスタート。キャッチャー中村2塁へ送球するも球が大きく上にそれ、3塁ランナーが生還、ヤクルトは痛恨の追加点を献上する。2-0。

8回表、勝ちパターンで岩崎が登板。簡単に2死まで取る。ここまでヤクルトは無安打、何かの期待がかかったが、ヤクルトの代打攻勢の2人目、西浦が岩崎からついに初安打をセンターに放つ。続く3人目の代打・塩見もライトへ放ち2死1・3塁。こうなると続くもので中村も先ほどの悪送球の汚名を挽回すべくレフトへヒットを放ち西浦が生還。ヤクルトはこの回3安打で1点を返す。2-1。続くクリーンアップの山田。岩崎は登板過多の疲労とも戦いつつ懸命の投球で山田をセンターフライに打ち取る。

8回裏、今野に代わり坂本光士郎が登板。先頭のサンズはセンターやや左寄りのスタンドにHRを放り込む。相手に流れが行きかけている中、貴重な追加点。これで3-1。ロハスは両打ちだから仕方がないがサンズ、梅野、山本と右打者が続くのに左の坂本を投入したのは何かデータが良かったのかコンディション絡みだったのか投手起用には若干疑問。ビハインドの展開で計算が立つ近藤・清水・マクガフあたりは使えなかったのかもしれない。

9回表、スアレスは危なげなく160キロの速球を軸に3人で押さえ、3-1で阪神が勝利。西純矢に嬉しいプレゼントが舞い込んだ。各投手もきつい場面で好投したし、岩崎の踏ん張り・サンズの1発で終盤ヤクルトの流れを断ち切れたのも勝因。
ヤクルトも田口が好投、終盤までもつれた展開も投手陣が頑張っている。ダントツ首位の阪神に対し前日の大勝も含めてよく戦っている印象が強い。上位打線からクリーンアップ・新戦力の助っ人陣もすごいが、今日は阪神投手陣に押さえこまれた。

西純矢(にしじゅんや):広島県出身。創志学園高(岡山)⇒阪神(2019年度ドラフト1位)

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