11月10日(水)沖縄県国頭村での北海道日本ハムファイターズの秋季キャンプ。ビッグボスこと新庄剛志監督(49)が視察3日目を迎えました。
連日、ド派手なウエアで球場入りし、話題独占の新庄監督。キャンプ視察最終日は白いパーカーの上にチェック柄のシャツ、黒のスニーカー姿でスタジアムに現れました。
そして、待ち構えていた報道陣に「きょうはクライマックス(シリーズ)があるので話題は控えます」とコメント。いつもは話題を提供してくれる新庄監督ですが今朝は10日(水)から始まるプロ野球クライマックスシリーズへの配慮を見せました。
その後、球場内で着替えてグラウンドに現れた新庄監督。今度は上下黒のコーデで登場すると、取材カメラに向かって「オーラが大きくなりすぎて、オーロラになっちゃったbyローランド」と新庄節もさく裂しこの日も絶好調のビッグボス。実はこのTシャツ、親交のある元ホストのローランドさん(29)がプロデュースしたブランド「クリスチャン・ローランド」を着用。タイトなデザインで鍛え上げたボディも披露しました。
全体練習が始まるとスタンドから気合を入れる新庄監督。「元気ない!元気!元気!元気!」と選手たちを鼓舞します。すると一気に士気が上がったファイターズナイン。軽快なボール回しに満足気な表情を浮かべました。
さらにブルペンにも足を運ぶと投球練習中の吉田輝星投手(20)に熱視線。将来のエース候補が見せた、熱のこもった投球練習を食い入るように見つめました。
新庄監督の前で投球練習を披露した吉田投手はー
ー新庄監督の印象は
「初めて目の前でみたんですけどオーラがすごいなと思いました。初めて挨拶した時に、3年目の吉田輝星ですと言ったら“知ってる、知ってる”と言われたので新庄さんに知ってもらえてるんだと思って嬉しかったです」
ー新庄監督とどんな会話を
「ストレートを少し褒めてもらったので嬉しかったのと練習内容があってたのかなと思ってほっとした」
ー新庄監督のことをビッグボスと呼びましたか
「1回もまだ呼んだことがないんですけど、いつかはビッグボスと呼べたらいいかなと思います」
その後、シートノックが始まりましたが
普段のポジションとは違う守備位置でノックを受けるファイターズナイン。そこにはある狙いがありました。
ー守備位置を変えたシートノックの狙いは
「色々なポジションを守れて、シーズン中にたった9個しかないポジション。まずはあのポジションで守れるという幅を拡げてほしい。もしかしたらきょう、外野の子が内野を守って、したことがなくても使えるんじゃね、と思ったら使ったらいい。キャッチャーの子がバッティングが良かったら外野とかね。キャッチャーって細かい動きだから外野なんか出来るとおもうんですよ」
「まぁ1週間ぐらい練習させれば。足の遅い助っ人の外国人より上手いと思う。アウトコースを空振り三振して守備は下手、打てないそしたら外してキャッチャーの子を持っていったりした方が勝てる。選手も面白いと思う」とコメントしました。
複数ポジションを守れることによって選手の可能性を拡げるという狙いを明かしてくれました。午前の練習を終えると、再び待ち受ける取材陣に向かって…。
「待たなくていいからね。今日はさっきも言ったようにクライマックス、衣装チェンジはしないから」とよほど練習に手応えがあったのか再び立ち止まると…。
「きょうは本当よかったねシートノック。きょうの一番のポイントはシートノック。ここからまた鎌ケ谷で練習している子が入ってきて、色々なポジションを守らせて僕のこの脳でこうやってみないか、やってみないか、面白さはめちゃくちゃ面白い。ご飯食べてきます」と語り、午前の練習を振り返りました。
午後からは各選手がそれぞれ課題を持って行う個人練習をチェック。時折、アドバイスを送るなど精力的に動きました。最後は監督自らトンボを片手にグラウンド整備をしてきょうの練習を終えました
連日練習終了後に囲み取材に応じてくれていた新庄監督でしたが…。
「今日の終わってからのトークはあそこ(スタンド)でしたやつ使って、ノック中にしたやつ。きょうはないんで。クライマックス(があるから)」
こう言い残して球場を後にした新庄監督。3日間の視察を終えました。
一方、新庄監督の視察を見守った稲葉篤紀GM(49)は…。
ー新庄監督の視察を振り返って
「(選手たちが)監督の目をすごく意識してるなとすごく感じました。これはすごく良い事だったと思います。テレビで観る新庄監督だと、いうところから入ってその監督から話しかけられたらそんな嬉しいことはないですし、目の色が変わって元気が出てましたしそういう3日間だったと思う」と元盟友と過ごした充実の3日間を振り返りました。
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