市が発注する工事の入札をめぐり、関係する金額を漏らしたとして、愛知県弥富市の建設部長が逮捕された事件。

市の幹部職員は、なぜ入札に関する情報を漏らしたのか。愛知県警は、きょう午後6時頃、弥富市役所に家宅捜索に入りました。徐々に明らかになってきた、事件の構図とは…。

入札に関係する金額を漏らしたとして逮捕・送検された、弥富市の建設部長・立石隆信容疑者。

(松田亘哲記者)
「いまリニューアルしている『弥富まちなか交流館』。この工事の落札率は、予定価格とほぼ同額の99.09%でした」

問題となった入札は、市民ホールなどが入る「弥富まちなか交流館」のリニューアル工事など、市が発注した3件の工事。

落札率はいずれも“97%超”の高い割合

立石容疑者は入札の秘密事項で、予定価格の基礎となる「設計金額」を弥富市内の建設業者の代表に漏らしたとみられています。情報はその人物から別の3社に伝わり、それぞれが予定価格に近い金額で落札。落札率は、いずれも97%を超える高い割合でした。

警察は立石容疑者の認否を明らかにしていませんが、最初の入札が行われる1週間ほど前に建設業者の代表に情報を伝えていたことが新たにわかりました。警察はきょう、建設業者の代表と落札した3社の代表を、公正な入札を妨害した疑いで書類送検しています。

「99%ということはあるので、不自然と思わなかった」

(弥富市 安藤正明市長)
「このたびは誠に申し訳ございませんでした」

弥富市の安藤市長は、きょう会見を開いて謝罪したうえで、落札率の高さについて「結果として99%ということはあるので、不自然と思わなかった」と話しました。

3年前に建設部長となり、今年度だけでも300件を超える入札に関わっていたという立石容疑者。去年12月からは「病欠」していましたが、建設部長への任命は期待されてのことだったといいます。

立石容疑者「個人の行為」 組織的な関与を否定

(弥富市 安藤正明市長)
「財務課長だった時によくやってくれた。コストの面でいかに抑えてもらえるかと期待して任命した」

入札情報の漏洩について、弥富市は立石容疑者「個人の行為」だとして組織的な関与を否定しました。

(松田記者)
「午後6時です。愛知県警の捜査員が弥富市役所に家宅捜索に入ります」

警察は特定の業者が受注できるよう調整する「随意契約」のような不適切な運用がなされていたとみて、全容解明に向けて捜査を進めています。

詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2467199

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