【西武】3年連続でのBクラス確定 12球団ワーストの得点力は三塁、DHの打者たちの不振響く(日刊スポーツ)
西武のAクラス入りの可能性が今季136試合目にして消滅した。昨季は同117試合目での消滅だった。7試合を残し、3年連続でのBクラスが確定した。
昨季は借金42という歴史的敗北を喫し、再建期にある。昨季から比べれば着実に前進し、この日終了時点で借金は11。しかし勝利を求めるファンの声は決して少なくなく、来季への課題改善は急務となる。
すでに昨季の数字をクリアしたとはいえ、得点数は12球団ワーストの387点。打力不足は顕著で、決して長距離打者ではないタイラー・ネビン外野手(28)に頼る部分が多かった。
ネビンは一塁を守った。一方で一般的に打力が求められることが多い三塁、左翼、DHで起用された選手たちがネビンと競うような結果を出せなかった。
三塁には外崎修汰内野手(32)を二塁からコンバート。不慣れで失策も多く、敗戦に直結するミスも。ライバルと目された佐藤龍世内野手(28)は寝坊騒動もあり開幕2軍に。好結果を出すも一度も1軍に呼ばれず、6月半ばに金銭トレードで中日へ移籍した。
約1カ月後に三塁候補のJ・D・デービス内野手(32)を獲得するも、本領発揮の前に故障で戦線離脱した。山村崇嘉内野手(22)はまだ攻守に安定しない。
DHでは4番候補で獲得したレアンドロ・セデーニョ内野手(27)が大不振。ようやく9月に打ち始めたが、すでにチームの借金はかさんでいた。中村剛也内野手(42)栗山巧外野手(42)の両ベテランも低調。2軍で本塁打を量産していた、当時育成選手の仲三河優太外野手(22)の支配下登録も外国人選手の見極めと重なっていたのか、7月下旬になった。
左翼ではドラフト2位ルーキーの渡部聖弥外野手(23)が開幕から好調も、故障離脱が相次ぎ、その間に“代役”となった選手たちはなかなか安打を打てなかった。
ネビン残留はすでに決定。中堅の西川愛也外野手(26)、二遊間の滝沢夏央内野手(22)と次世代のセンターラインが固まりつつあるだけに、特に三塁とDHの強化は必須になる。
投手陣では平良海馬投手(25)をリリーフに再転向させ、先行逃げ切りのスタイルを確立させた。今井達也投手(27)隅田知一郎投手(26)らが好調の前半戦はチームも上位にいた。
最大の収穫は山田陽翔投手(21)の活躍だ。高卒2年目まではファームでもパッとしない数字だったが、3年目の今季はリリーフに転向し、春先には一気に必勝リレーに抜てきされた。肝の強さと独特の球筋で多くのピンチを切り抜け、試合終盤での高い適性を披露。経験者組もそろう中で、大役に抜てきし好投に導いた西口文也監督(52)や投手コーチたちの決断が光った。
2025年9月26日
埼玉西武ライオンズ vs 北海道日本ハムファイターズ
ベルーナドーム
ライオンズ スターティングメンバー
先発 篠原 響
1(中) 西川 愛也
2(二) 滝澤 夏央
3(左) 渡部 聖弥
4(一) ネビン
5(三) 山村 崇嘉
6(指) セデーニョ
7(捕) 古賀 悠斗
8(遊) 源田 壮亮
9(右) 長谷川 信哉
監督 西口 文也
ファイターズ スターティングメンバー
先発 加藤 貴之
1(右) 矢澤 宏太
2(左) 水谷 瞬
3(指) レイエス
4(三) 郡司 裕也
5(一) 清宮 幸太郎
6(二) 石井 一成
7(遊) 水野 達稀
8(捕) 田宮 裕涼
9(中) 松本 剛
監督 新庄 剛志
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1 Comment
勝てると信じてました😊😅。