東京ヤクルトスワローズのドラフト1位ルーキー・中村優斗投手が、7月2日の中日戦に先発登板し、5回を無失点に抑える見事な投球でプロ初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。序盤からストレートと変化球を巧みに使い分け、中日打線を翻弄。特に4回までわずか1安打に抑える安定感が光った。5回には連打と四球で満塁のピンチを背負うも、冷静なマウンドさばきで無失点に切り抜け、ルーキーとは思えぬ落ち着いた投球を見せた。最速150キロの直球に加え、鋭く落ちるフォークも効果的で、要所でのコントロールが冴えた。試合後、高津臣吾監督は「よく粘ってくれた。ピンチでも動じなかった」と称賛の言葉を送った。プロ初勝利まであと一歩と迫った中村の堂々たる内容に、ファンからも期待の声が高まっている。今後のローテーション入りも視野に入る投球で、チームの将来を担う存在として注目が集まっている。

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