2019年5月29日(水)甲子園 阪神 vs. 巨人 9回戦
阪神のジェフリー・マルテ内野手が会心の“澤村撃ち”。同点5号2ランを放った。
2-4の2点を追う8回2死一塁。マルテがこの回からマウンドに上がった巨人3番手澤村の初球甘く入った143キロを思い切り振り抜いた。左翼ポール方向に飛んだライナー性の打球は、一度は左に切れるかに見えたが、ポール際で戻ってくるような軌道を描いてスタンドインした。
普通なら切れそうな「引っ張った打球」がスライスしてフェアゾーンへ戻り、ポール際に着弾。関本賢太郎氏も「相当、高い技術」と目を丸くした。プロの技術をもってしても、バットのヘッドを返すことなく打球を引っ張り、それを遠くへ飛ばすのは至難の業であるという。
亀山つとむ氏も「引っ張ってスライス回転を掛けるというのは本当に難しい技術。意識してできていた人というのは、俺の知っているかぎりでは落合さんくらいじゃないかな」。
「落合さんは意図して内角の球にスライス回転を掛けていた。そして外の球にはフックのような回転を掛ける。あれは誰にも真似できない技術だと思った。外国人ではマートンもできていた記憶があるね。来日1年目の春季キャンプのフリー打撃で彼の打球がファウルゾーンから戻ってきて、左翼スタンドに入ったのを覚えているから」。首位打者1度、シーズン最多安打3度のマートンもまた、「引っ張ってスライス」の技を持った一人だったそうだ。落合氏にマートン…。「職人」である2人の名が、その技の至難ぶりを物語る。
3 Comments
今年にこの頃のマルテサンズがいればな、、
サンズマルテが入ればなぁ、サンズは夏までしか打たんって言われてたけど春夏秋冬打てんノイジーよりよっぽど良かったわ、マルテもスペやけど出れる時は打つんやから出続けて一生打たんノイジーに比べればよっぽどあれやった
この時期2割だったんだ ならヘルナンデスもまだまだわからんな