6月3日に開幕したセ・パ交流戦。去年、交流戦初優勝を果たした楽天は連覇を目指し、カード初戦で昨シーズン日本一に輝いたDeNAと対戦しました。
雨の影響で、1時間遅れで試合が始まった3日のカード初戦。
1点を追う4回ウラ。ランナーを2人置き第一打席で同点の犠牲フライを放っているルーキー宗山!2打席連続となる同点打。試合を振り出しに戻します。
しかし、直後の5回表。先発・ヤフーレが押し出しのフォアボールを与え、あっさりと勝ち越しを許した楽天。雨の中声援を送ったファンに勝利を届けることはできませんでした。
4日の2戦目は去年・交流戦初優勝の立役者となった2人が活躍。まずは初回去年の交流戦で打率3割越えの渡邊佳明!5試合ぶりのスタメン起用に応える先制タイムリー。この試合4打数4安打と得意の交流戦で輝きを放ちます。
続く2回には去年の交流戦で打点3位タイの小郷!ライトスタンドへの1号ソロ。今シーズン打撃不振で2軍降格も経験した小郷が復調を予感させる一発。リードを3点に広げます。
それでも9回、4番手・藤平が2つのフォアボールなどで満塁のピンチを背負うと…押し出しのフォアボールで2点差に詰め寄られます。
ここで三木監督は、2度の戦力外を乗り越え楽天に加入した加治屋をマウンドへ。対するは去年の交流戦ホームラン王・オースティン。加治屋の見事な火消しで、楽天が交流戦初勝利!加治屋は移籍後初のセーブを挙げました。
加治屋蓮投手
「『藤平なにしてんねん』と思いながら向かいましたけど、三木監督から自分の自信あるボールを投げこんでくれと言われたので、太田のサイン信じて投げ込みました」