楽天のキャンプ情報です。二刀流への意欲を見せていた外野手の辰己選手が2月7日、異例のブルペン入りを果たしました。三木谷オーナーも見守る中で行われた二刀流のトライアウト。果たしてその結果は…?

千坂紗雪アナウンサー
「第2クール2日目のきょうは朝から時折雨が降り、気温以上の寒さを感じます。そんな中、きのうに続き、きょうもシートバッティングが行われています」

し烈なアピール合戦が繰り広げられている楽天キャンプ。注目のドラフト1位ルーキー宗山塁は6日に続き2日連続でヒットを放つと、守備でも軽快な動きを見せ、ショートのレギュラー奪取へアピールしました。

一方、ブルペンでは昨シーズン中継ぎで47試合に登板し、ブレークを果たした藤平尚真が118球を投げ込みました。シーズンを通して常に高いパフォーマンスを発揮するため、キャンプでは投球フォームの確認に時間を費やしてきた藤平。7日はキャッチャーを座らせてコースを指定しながら熱のこもったピッチングを見せ、手応えを口にしました。

楽天 藤平尚真投手
「すごく良い感覚で投げられましたし、しっかり同じフォームで同じ球速で再現性の高い球をきょうはある程度投げられたと思います」

そして、ブルペンで最も注目を集めたのが、外野が本職の辰己涼介!実は1月末の契約更改で投手との二刀流を宣言。7日は岸にユニホームを借りて、三木谷オーナーや石井ゼネラルマネージャーが見守る中、トライアウトに挑戦しました。

なんとピッチャー顔負けの球速152キロをマーク!改めて二刀流への決意を語りました。

楽天 辰己涼介投手?
「いきなり自己最速を更新したので、やはり『持ってるな』と思いましたし、試合になったらもっと出ると思ったので、今後も投手として磨きをかけていきたいと思います」

辰己投手のピッチングを見た石井GMは「トライアウトのつもりだったが、残念ながら不合格。二刀流契約は当面見送り、今後は野手一本でいってもらう」と笑顔で話しました。

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