体調を崩してから3カ月、自宅療養から復帰です。新潟市の中原八一市長が、3日から始まった新潟市議会12月定例会に出席しました。療養の理由について「極度の疲労による目まいや不眠などの症状があった」と明かし、今後の行事の出席なども体調を見ながら判断するとしています。

午前10時前の新潟市役所。

■新潟市 中原八一市長
「おはようございます。(Q.体調大丈夫ですか?)いやぁ・・・久しぶりで緊張しています。(Q.3カ月ぶりの本格復帰は?)大変市民の皆さんにご迷惑をおかけして大変申し訳なく思っています。ようやくこうやって万全ではありませんが登庁することが少しづつできて、ホッとしているところです。」

約3カ月ぶりにカメラの前に姿を見せた中原市長。今年9月、出張でフランスに向かう直前都内で体調を崩し、自宅での療養に入りました。その直後に始まった市議会の9月定例会では…

■池田藍子記者
「まもなく市議会の一般質問が始まりますが、今日も中原市長の姿はありません。」

全ての日程を欠席し、野島晶子副市長が代わりに答弁しました。新潟市は職務代理者を置かず、市長からはメールや電話で業務の指示を受けていると説明していました。

■財務部 渡辺東一部長
「市長の判断をもらうタイミングが非常に限定的だったことは、これまでと違う。ただ判断をもらえずに仕事が停滞したことはない。」

中原市長は復帰に向け、11月上旬から短時間の登庁を始めていましたが、病状などは明らかにされず市民からも様々な声があがっていました。

■市民
「ある程度の情報を流してもらわないと、どうしているか心配するばかり。」
「新しい方が出ることも一つの方法かと思うが、中原さんには親しみを感じていて、ぜひ再度出てきてもらいたい。」

そして、3日。市議会の全員協議会が本格復帰の場となりました。

■新潟市 中原八一市長
「どうもご無沙汰してまして、なんとか生きてました。」
■古泉幸一市議
「ちょっと痩せました?」
■新潟市 中原八一市長
「ほっそり。」

中原市長は、体調不良の内容を初めて明かしました。

■新潟市 中原八一市長
「極度の疲労による目まいに加え、頭痛や思うように眠れないなどの症状が改善せず、さらに疲労が蓄積することでより症状が悪化してしまうという悪循環となり、医師から登庁しての執務は見合わせるべきとの診断を受け、定期的に通院しながら自宅での療養を続けてきた。」

さらに「皆様に迷惑をかけた」として給与を減額すると説明し、詳細を今後検討するとしました。
一方、体調はまだ万全でないとも話しています。

■新潟市 中原八一市長
「(Q.病名は明かさない?)そうですね、先ほど(症状など)申し上げた通りですので。(Q.体調は?)やはり充分な睡眠がとれないという状況であっても、少しづつ体力と睡眠も徐々にですが回復しつつあるという状況です。」

市長の本格復帰を近くで見守った新潟市議は…

■新潟市議会 皆川英二議長
「思った以上に元気だったと感じた。徐々に上がっていくような感じで、一つ進めてもらえれば。」

■無所属の会 中山均新潟市議
「議会での議論は9月議会で充分深まらなかったところがあるので、様々な課題で議論ができるのでそれはよいことだと思う。」

■ともに躍動する新潟 加藤大弥新潟市議
「トップとしての決断や方向性を示さなければいけない時期なので、本当に大丈夫なのかというのは若干心配な面はある。」

午後は、市議会の12月定例会にも出席しました。

■新潟市 中原八一市長
「市の職員のみなさんの理解を得ながら、しっかり療養しながら着実に健康を回復して復帰していきたい。」

来月1月1日で能登半島地震から1年。液状化の被害を受けた地区は、いまだ復旧の途上にあり、今後、予算編成など重要なかじ取りを担うことになります。

2024年12月3日放送時点の情報です。

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