一回り大きくなった成果を見せる時が来た。プロ注目左腕、高崎健康福祉大高崎(群馬)のエース下慎之介投手(3年)は「ウエストと太ももがパツパツで。ジャンプしないとはけないんです」と人懐っこい笑顔を見せた。上半身、下半身ともまんべんなくトレーニング量を増やし、筋肉がついた実感がある。成果は「すごく、こだわっている」という球速に現れた。昨秋は最速141㌔にとどまったが、一冬越えて、ブルペンでコンスタントに143㌔が出るようになった。スライダーとのコンビネーションに磨きがかかる。昨秋は、群馬3位から関東大会優勝。さらに決勝の登板はなかったが、神宮大会準優勝。全国の高校野球ファンに名を知らしめた。悲願の甲子園出場はセンバツ中止で奪われた。が、甲子園交流試合がある。その前に、群馬の独自大会もある。「昨秋は県3位で終わってしまっている。甲子園(交流試合)に出る立場として、県で1位にならないと、他の高校に申し訳ない。絶対、群馬で1位を取りたい」。26日の群馬大会初戦を前に、気持ちは高まっている。
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