屍鬼, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=270894 / CC BY SA 3.0
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『屍鬼』(しき)は、小野不由美作の小説。
1998年に新潮社から単行本(上・下巻)が、2002年に新潮文庫から文庫本(全5巻)が発行された。
本作を原作とした藤崎竜の漫画についてもこの項で解説する。
第52回日本推理作家協会賞長編部門候補作。
上下巻合わせて1000ページを超えるボリュームを誇り、登場人物はメインとなる人物たちの周りや家族なども事細かに登場し、150人を超える。
スティーヴン・キングの「呪われた町」へのオマージュであると後書きで触れている。
ちなみに、京極夏彦は連作小説集『どすこい』内で、本作のパロディとして『脂鬼』を発表している。
人口1300人の小さな村、外場村。
外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離され、土葬の習慣も未だ残っている。
そんなある日、山入地区で3人の村人の死体が発見された。
村で唯一の医者・尾崎敏夫は、このことに不信感を持つが、村人達の判断で事件性は無いとされ、通常の死として扱われた。
しかし、その後も村人が次々と死んでいき、異変は加速していった。
声優はアニメ版、VOMIC版の順に表記 寺院 尾崎医院 兼正 山入 結城家 本作品を原作にした、作画・藤崎竜によるコミカライズ作品。
月刊漫画雑誌『ジャンプスクエア』(集英社)にて2008年1月号から2011年7月号まで連載された。
コミックス累計110万部を突破している。
また、高評価により廉価版および電子書籍版が制作された。
本作の内容はホラー(サスペンスおよびアクション)を強調すると同時に、それぞれの登場人物に個性が付け加えられており、前作『封神演義』と同じく娯楽性が追加しているのも特徴。
また、『封神演義』を含む他の作品のオマージュ的表現も多々含まれている。
特に扱いが変わったのが結城夏野で、原作では途中退場する彼は、本作ではそうはならず、物語の主役としての位置を占め、特に後半のキーパーソンたる立場となる。
またこれにより田中かおり、田中昭の描写も原作とは大きく異なるものとなった。
尚、原作小説と大きく異なるストーリー展開だが、漫画化の際に当の小野不由美から「原作をなぞるのみにしない」という条件が出ているためである。
後述のテレビアニメ版はこちらを基にしている。
2008年12月4日から、集英社音声・動画配信ポータルサイト「ヴォイスコミックステーション」にてVOMICが配信された。
全4話。
199X年。
人口1300人の小さな村、外場村。
外部からは1本の国道しか繋がっておらず、周囲から隔離され、土葬の習慣も未だ残っている。
そんなある日、山入地区で3人の村人の死体が発見された。
それは村を見下ろす高台に建てられた、城のような屋敷に桐敷の一族が引っ越して来てから起きていた。
村で唯一の医者・尾崎敏夫は、このことに不信感を持つが、村人達の判断で事件性は無いとされ、通常の死として扱われた。
しかし、その後も村人が次々と死んでいき、異変は加速していった。
死の連鎖は止まらず、医師・尾崎は苦悩する。
しかしやがて屍鬼の存在に気付いた尾崎は、村を救おうと躍起になる。
しかし、意見の違いにより幼馴染の室井静信と袂を分かつことに・・・。
一方、同じく屍鬼の存在に気付いた結城夏野は桐敷の使用人であり人狼である辰巳の策謀と、屍鬼と化した武藤徹によって殺害される。
だが結城夏野は死亡せず、人狼となって蘇った。
その頃、尾崎は屍鬼の存在を伝えようにも友人達は誰もそれを信用せず、また桐敷千鶴によって外部への連絡手段も断たれ、孤立を深めていた。
そんな彼に手を差し伸べたのが、辰巳と同じく人狼となった夏野であった。
二人は共闘し、屍鬼を駆逐することを誓う。
そして尾崎は桐敷千鶴に襲撃を受けるが、事前に夏野が仕込んだ策謀によって、逆に桐敷千鶴を罠に嵌める事に成功する。
そして霜月神楽において千鶴を公開処刑することで、ようやく村人に屍鬼の存在を気付かせたのであった。
屍鬼狩りにより次々と屍鬼は村人たちに杭を打たれた。
辰巳は首領である桐敷沙子を室井静信に託し、一緒に逃走するよう頼む。
次々に狩られていく屍鬼。
だがその過程で、山火事が発生し村は炎に飲み込まれる。
沙子を室井静信に託した辰巳は夏野に討たれ、夏野と共に死亡。
火事や屍鬼狩りから逃げようとした沙子は、尾崎と共に…

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