同人誌「『XEBECらしく』でいこう!」第1巻が、5月4日(月・祝)に東京ビッグサイトで開催される文芸同人即売会「文学フリマ東京42」で頒布される。価格は2000円。

編集を担当するのは、過去には『僕らのインディーアニメ史観』などアニメに関する同人誌や図録を手がけてきたとびたさん。

アニメ制作会社・XEBEC(ジーベック)の創設30周年という節目に、関係者インタビューを通じて改めて「XEBECとは何だったのか?」を問い直す内容となっている。

『機動戦艦ナデシコ』『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』手がけたXEBEC

XEBECは、1995年に設立されたアニメ制作会社。『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』『機動戦艦ナデシコ』『ゾイド -ZOIDS-』『シャーマンキング』など、様々なアニメを手がけてきた。

特に『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』を手がけた90年代以降は、『月刊コロコロコミック』とタイアップした玩具のアニメを多く制作。『超速スピナー』『爆球連発!!スーパービーダマン』などが有名だ。

また、1996年放送のオリジナルSFロボットアニメ『機動戦艦ナデシコ』はXEBECの代表作の一つだ。重厚なSF設定とラブコメ要素が散りばめられ、『新世紀エヴァンゲリオン』や『スレイヤーズ』と共に90年代を代表する作品として知られている。

『機動戦艦ナデシコ』のOP曲「YOU GET TO BURNING」 ©Production I.G/ナデシコ製作委員会・テレビ東京

そんなXEBECは2018年11月、ポストプロダクション部門を除く映像制作事業をサンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)に譲渡すると発表。

その後、2019年にプロダクション・アイジー(Production I.G)に吸収合併され、法人としてXEBECは解散した。

XEBEC創業者の一人 羽原信義の3万字インタビューが掲載

今回頒布される「『XEBECらしく』でいこう!」の第1巻では、XEBECの創業者の一人であり、『D・N・ANGEL』『蒼穹のファフナー』などの作品を手がけた羽原信義さんが表紙デザインを担当している。

さらに誌面には、羽原信義さんへの3万文字に及ぶロングインタビューを掲載。羽原信義さんの視点からXEBECの歴史が語られるほか、関連するコラムも収録されるという。

なお、同人誌のタイトルである「『XEBECらしく』でいこう!」は、前述した『機動戦艦ナデシコ』の第1話のサブタイトル「『男らしく』でいこう!」にちなんでいるとみられる。

『機動戦艦ナデシコ』第1話

1990年代から2010年代にかけて多くのアニメを世に送り出してきたXEBEC。その歴史が当事者の視点で語られる貴重な一冊になりそうだ。

KAI-YOU編集部_アニメ・漫画部門

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アニメ制作会社「XEBEC」の歴史を紐解く同人誌が頒布 代表作に『機動戦艦ナデシコ』

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