インターネット上の創作コミュニティ・SCP財団の世界観を題材にした短編アニメーション『SCP:GALLIONIC』の制作プロジェクトが始動した。
制作はインディーアニメーションスタジオのSOEM STUDIOS。クラウドファンディングプラットフォーム「Kickstarter」にて制作資金を募っている。
クラウドファンディングは開始からわずか3日で目標額7万2000ユーロ(約1300万円)を達成。日本語吹替版の制作も決定し、現在はクオリティアップや追加エピソード制作を目指すストレッチゴールに挑戦している。
都市伝説をテーマにしたネット文化「SCP財団」がアニメ化
SCP財団とは、都市伝説や現代ファンタジーをテーマにしたインターネットカルチャー及びそのコミュニティを指す。
アメリカの巨大匿名掲示板・4chanを起源として、Wikiサイトで有志によって異常な存在・物品を「確保、収容、保護」する架空の組織を舞台とした共同創作が展開されている。
『SCP:GALLIONIC』は、そんなSCP財団の施設「サイト19-2」で発生した壊滅的な収容違反を描く短編作品だ。
『SCP:GALLIONIC』トレーラー
主人公は、マシュー・ヴェスターガードと、ジェーン・ヴェスターガードの兄妹。
ジェーンは、異常存在の収容違反が日常化しつつある施設に危機感を抱いている若き研究員。一方、収容違反による事件発生後、妹を救うために施設へ向かうのが、施設郊外で会計士として働く兄・マシューとなるようだ。
舞台となる「サイト19-2」/画像はYouTubeより
舞台となる「サイト19-2」は、アラスカの秘境に建設された最大規模の収容拠点。10万人以上の職員と数多くの異常存在を収容している。
トレーラーでは、SCP-1762-2らしき折り紙のドラゴンも確認できるなど、SCP財団をモチーフにした演出が盛り込まれている。
SCP-1762-2らしき折り紙のドラゴン/画像はYouTubeより
『ワンピース』『呪術廻戦』のスタジオ関係者も協力
現在、クラウドファンディングには3000万円近い金額が集まっている。支援者には各種グッズの他、完成作品のデジタルコピーへのアクセス、クレジットへの名前掲載などの特典が用意されている。
『SCP:GALLIONIC』のワンシーン/画像はYouTubeより
SOEM STUDIOSは、2人のクリエイターが立ち上げた独立系スタジオ。
トレーラー制作には、『ワンピース』『呪術廻戦』『無職転生』などで知られる複数のアニメスタジオ関係者も協力。インディーアニメのプロジェクトでありながら、商業作品にも劣らないクオリティを志向しているようだ。

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