THQ Nordicは、キプロスに本拠を置くゲーム開発スタジオWeappy Studioが手がける探索アクション『The Eternal Life of Goldman』のSteam向け体験版を2026年2月19日から配信しています。

本作は、伝説やおとぎ話、神話などの古代の寓話からインスピレーションを受けた手書きで描かれる世界を舞台に、主人公のゴールドマンが冒険を繰り広げる作品です。とある島を訪れたゴールドマンは、その世界に存在する“神”を殺すという奇妙な任務を達成するために、島に秘められた謎を解き明かしていきます。

ゲームはいわゆる2D探索アクションで、ジャンルの要素を取り入れつつストレスのないゲームデザインを目指しています。例えばゴールドマンは杖のパーツを入手することで新しい能力を得るのですが、その度に探索のために、良くわからないままに“元の場所に戻る必要がない”ようになっていて、常に新しい探索が楽しめるようになっているようです。

本稿では『The Eternal Life of Goldman』体験版のプレイレポートをお届けしていきます!

冒頭のコンテンツを体験可能

配信された体験版では、ゲームの開始からおよそ90分ほどのコンテンツで遊ぶことができます。ゲームはまずゴールドマンが最初の島に降り立つシーンから始まりますが、イントロダクションのアニメーションもよく動くので、こちらも要チェックです。

最初はチュートリアルとして、燃え盛る島からの脱出を目指します。ゴールドマンは手に持った杖を使ったアクションが可能で、ジャンプ中に杖を地面に突き立てることで地面をバウンドしたり、その状態で踏みつけて敵を倒すことができます。さらに島内で杖のパーツを発見すれば新たなアクションも解放されます。

杖のパーツは持ち手、柄、杖の先端の3種類があります。リングやロープを掴める「フック状の持ち手」、より高くバウンドできる「跳ねる柄」があれば高い場所にも到達できますが、一方で天井に棘があるステージでは通常の柄に切り替えねばならないなど、状況やギミックに合わせてパーツを切り替えることも重要です。

最初のステージの最後にはボスとの戦いも待ち受けています。ボス戦では相手の攻撃を避けながら弱点を見つけて攻撃していきましょう。なお、もし倒されてしまっても少しお金を落とすだけでチェックポイントからすぐ再開可能です。

無事にボスを倒した後は、とあるイベントが発生。その後は島の端でNPCリッキーとの会話が発生し、新たな島に渡るための船を入手できます。こうしてゴールドマンの壮大な冒険がスタートするのです。

遊びごたえのあるアクション要素

ゴールドマンの冒険の舞台は、自然の残る風景や巨大な機械仕掛けの施設など、多彩な種類の島々です。ゲームを進めると飛行機乗りのジャックと知り合い、以降はさまざまな島への移動やファストトラベル、本拠地などの要素も解放されます。

それぞれの島には独自の敵や罠が待ち受けています。体験版ではいくつかの島を巡る中でダッシュやしゃがみ、大ジャンプなどの新規アクションや、特定の場面で効果を発揮する杖のパーツ、回復アイテムの使い方などのチュートリアルも登場します。

本作は序盤からジャンプやフックパーツを付けた杖でのぶら下がりなどを駆使してタイミングを測ったり、攻略順を考えていく場面も多く用意されています。遊びごたえのあるジャンプアクションやギミックも多く、油断すると簡単にライフが尽きてしまうので注意しましょう。

もちろん探索アクションなので隠し部屋や隠しアイテムもあります。隠し部屋ではお金や回復アイテム、本拠地のショップで売れる財宝などを入手できるほか、難度の高いルートの先では体力上限を増やすアイテムなども見つけることができました。この辺りはジャンルの“お約束”を踏襲している印象です。

ゲームの特徴である“元の場所に戻る必要がない”探索要素は体験版範囲でもしっかりと味わえます。新しいパーツを得た際に、その部屋の入口にそれを使うギミックがあるのですが、攻略を進める中で自然と部屋を一周してアクセスできるようになっていました。

手描きグラフィックの美しさは必見

手描きでのステージやアニメーションを楽しめる本作のグラフィックは、ムービーだけでなく実際に遊んでいても驚くほど滑らかで必見もの。ゲームの操作性やレスポンスも良く、アクションもその風景に自然と馴染んでいます。ただ、あまりに自然な風景すぎて、うっかりものの筆者は足場かと思ったら背景だったというミスも……。

ゲームとしての遊びやすさもしっかりとしていて、探索でも迷いにくい上で「ここなんか怪しいな?」と思う場所でしっかりとご褒美が用意されているなど、探索アクションの楽しさも詰まっています。その上で“元の場所に戻る必要がない”探索がゲームのテンポの良さを引き上げています。

そしてこれは体験版を遊んで実際に見てほしいのですが、この作品は最初のボスを倒したシーンからゴールドマンとは“別の観点”で話も展開していきます。この仕掛けは物語にも関与してくるもので、作品の雰囲気を引き上げる演出としても優秀です。

体験版はいくつかのボスを倒し、本拠地に戻って目的地に向かう途中で終了します。体験版の終わりを告げるNPCとの会話も、ゲーム中の展開から流れるようなジョークへと繋がる感じでユニークです。その後流れる本編の予告映像では、さらなる大冒険を予感させるたくさんの世界が待ち受けていますよ!

『The Eternal Life of Goldman』の体験版は、やり応えのあるアクションとパズル要素、新たな能力や情報を得て世界を広げていく要素など、探索アクションゲームとして欲しい部分をしっかり備えています。その上で“元の場所に戻る必要がない”というゲームデザインをしっかりと感じられる作品です。

全編手描きのグラフィックは実に印象的で、実際にプレイしていてもその滑らかなアニメーションには驚かされます。ゲームの展開やナレーション、ストーリー上のNPC会話などの演出など、さまざまな面で自然に感じられるような表現をしているのも評価したい部分です。

なお、開発は体験版のアップデートも積極的に行い、2026年2月21日には死亡時に減る金額の調整やしゃがみ動作の高速化、チェックポイントでの復活時にライフが追加されるなど、さまざまな調整も行われています。

体験版は現地時間2026年3月2日までの公開予定なので、是非ともプレイしてゴールドマンの冒険を楽しんでください!

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