朝日小学生新聞 佐藤美咲
写真・関口達朗
2025年は、NHKの連続テレビ小説『あんぱん』での演技が注目されたほか、ショート(短編)ドラマのプロデュースを手がけるなど、活躍を見せた1年だった。今月、公開される映画『クスノキの番人』では、初めて長編アニメーションの声優で主演に挑戦。「その木に祈れば願いがかなう」と伝えられるクスノキの番人となった直井玲斗の声を演じた。
『マスカレード・ホテル』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などで知られる東野圭吾さんの同名小説が原作。東野さんの作品では初のアニメ化とあり、「プレッシャーとわくわくが半々だった」と明かす。
玲斗は夢や目標を持てず、人生の選択を運任せにして生きてきた。「だめなところもあるけれど、祈る人がクスノキの中へ入っていく姿を見て『何をしているのだろう?』と、気になったことをそのままにしない。その先に何があるのかを自分なりに解釈していこうとするすなおさと好奇心が魅力」と話す。
自身も、わからないことはそのままにせず、追求していくタイプ。「玲斗がクスノキの番人はどんなものかと向き合っていくように、自分も玲斗とともに成長したいと思いました」
一つの作品を作り上げるには、共演者や監督、スタッフなど多くの人がかかわる。みんなで心を一つに取り組む大切さを教わったのは、小学生のころ熱中したバレーボールだ。チームプレーの球技なので、1人がうまくても強いチームになるとは限らない。それはいまの仕事も同じだと考えている。
小学生には「日々、支えてくれる周りの人に感謝の気持ちを忘れないで」と呼びかける。「みんなからの『ありがとう』は、きっと周りの大人にとって、価値が大きいもの。感謝を伝えてほしいです」
映画『クスノキの番人』
1月30日公開

©東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会
仕事を失った直井玲斗は、追いつめられた末の過ちで逮捕される。そんな玲斗に弁護士は、依頼人の指示にしたがうのなら釈放すると告げる。依頼人は玲斗の伯母で、神社にたたずむ「クスノキの番人」になることを命じる。とまどいながらも番人となった玲斗は、さまざまな事情で境内をおとずれる人と出会う。

写真・関口達朗
高橋文哉(たかはし・ふみや)
2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。19年に特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』で俳優デビュー。出演ドラマに『最愛』『君の花になる』、映画『交換ウソ日記』『ブルーピリオド』など。
(文・佐藤美咲)
(朝日小学生新聞2026年1月16日付)

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著者
佐藤美咲
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