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ロシア(ソビエト)の作曲家は、バレエ音楽に名作を多く残している。チャイコフスキーは言うまでもなく、グラズノフ、ストラヴィンスキー(純粋にロシアの作家とは言い難いが)、そしてプロコフィエフも「ロメオとジュリエット」「シンデレラ」「道化師」「石の花」など7曲ものバレエ音楽を書いている。「ロメオとジュリエット」はロシア革命後に海外に拠点を移していた彼の、祖国復帰第一作目となった作品。
ロシアに題材を求めず、シェイクスピアの原作を扱った点が興味深い。当初彼は、悲劇で終わるこの物語がバレエには相応しくないと考え、原作とは異なる終わり方(ジュリエットが自害する前にロメオが到着しハッピーエンドで終わる)で作曲し、その形で初演の練習を進めた。しかし、変拍子やリズムの特異さ(今となっては普通だが)が踊り手達の技術的混乱を招き、また原作と異なる終結部も不評であったため、初演は取りやめになってしまう。
初期の彼の作品より穏当な作風のこの名曲も、このように不幸なスタートであった(チャイコフスキー「白鳥の湖」の初演失敗を思い起こす)。そのため彼は、全曲から演奏会組曲を3つ編むが、それは原曲そのままの形でなく、いくつかの場面を合わせて新たに構成しなおし、純粋に管弦楽曲として考えられた形になっている。
その為大変に演奏効果が高く、今では人気が高い作品になっている。このCDに収録されたアレンジは、2008年に三重県立白子高等学校吹奏楽部の委嘱、顧問の桐生智明氏の構成(カット含む)により編曲された。全てカット版である。(鈴木英史)
I: モンタギュー家とキャピュレット家
II: マドリガル
III: メヌエット
IV: ローレンス僧
V: ティボルトの死(タイボルトの死)
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組曲「ロメオとジュリエット」: ROMEO and JULIET
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●作編曲:セルゲイ・プロコフィエフ (Sergei Prokofiev)/ arr. 鈴木英史 (Eiji Suzuki)
●吹奏楽大編成
●演奏時間:17分0秒
●Grade:4+
●品番:FML-0025
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<収録CD>
【吹奏楽CD】【配信販売】コンクール自由曲ベストアルバム1「ロメオとジュリエット」: fostermusic Best Collection 1 – ROMEO and JULIET
●演奏:海上自衛隊東京音楽隊 ( Japan Maritime Self-Defense Force Band,Tokyo.)
●指揮:加養浩幸 (Hiroyuki Kayou)
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