パーマン, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=26730 / CC BY SA 3.0

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#藤子・F・不二雄の漫画作品
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#週刊少年サンデーの漫画作品
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#スーパーヒーローを題材とした漫画
『パーマン』は、藤子・F・不二雄による日本の漫画及びテレビアニメと作中で主人公達が変身するヒーローの名称である。
冴えない小学生須羽ミツ夫がある日、宇宙人からもらったパーマンセット(マスク、マント、バッジ)を装着すると怪力や空を飛ぶ能力などを授かり、その力を生かして正義のヒーローになるという物語である。
超人であるという秘密を持つ少年の葛藤、その矛盾に立ち向かう強さ、本当の正義とは何かを、独特の藤子ギャグで描く、藤子Fの代表作のひとつ。
1966年から2年間(以下、「旧作」)、1983年から3年間(以下、「新作」)の2度にわたり連載され、それぞれテレビアニメ化もされた。
初期の第1作はギャグ作品であるが、「オバケのQ太郎」以前に得意としていたシリアスタッチな展開も見られる。
悪役は単なる泥棒から、特殊な攻撃でパーマンを倒す者までバリエーションに富んでいる。
テレビ2作目の放送に合わせて再連載された新シリーズは、ヒーロー然とした内容が薄まり、パーマンの能力を生かしつつ各キャラクターに焦点を合わせたエピソードに重点が置かれた。
また2003・2004年にも劇場映画化された。
しかし、3度にわたるアニメ化の機会に恵まれたにもかかわらず、原作最終回の「ミツ夫がスーパー星(新作ではバード星)に旅立つ」内容が完結エピソードとして描かれたことがない。
厳密にはその内容を翻案にした回はあるが、後述のように新たなコピーロボットに身代わりさせる形でミツ夫自身は地球に引き返している。
それぞれの時代背景に併せ、登場する有名人のパロディも異なっている。
例えば、有名人にコピーロボットの鼻を押させて子供たちの前へコピーを有名人として連れて行く、という話があったが、この際1作目に登場したのが「巨神軍の玉選手」「プロレスラー・ジャイアント加馬」などであったものが、2作目では同様の設定が「シャイアンツのハラダ選手」などに代わっている。
原作者の藤子・F・不二雄いわく、普通の小学生の男の子がマスクをかぶってパワーアップするという設定は、藤子不二雄Ⓐの漫画作品「わが名はXくん」や「マスクのXくん」が下地になっているという。
また、パーマンのマスクのつばの跳ね返りは、幼児の上唇を模したものだという。
このマスクの形状が子供達に幅広く受け入れられた要素だと、作者は分析している。
パーマン自体は藤子F作品とされているが、藤子不二雄Ⓐが自身のエッセイのタイトルとしても使用している(「パーマンの指定席」や「パーマンゴルフ」、2007年より『ジャンプスクエア』で連載している「PARマンの情熱的な日々」など。ただしこのパーマンの「パー」は、スーパーマンの「パー」ではなく、ゴルフの「パー」の意味)他、忍者ハットリくんとパーマンが共演した映画の原作を藤子Ⓐが発表している(映画の項目を参照)。
また、藤子不二雄率いる草野球のチーム名は『パーマンズ』だった。
パーマン5号の存在の有無や飛行速度の設定を始め、旧作と新作の間にはいくつもの設定の差異が存在する。
また、同じ旧作・新作の間でも権利や倫理の変化が原因で、後年の単行本では設定が変更された例がある。
須羽ミツ夫にパーマンセットを渡した宇宙人は.旧作では「スーパーマン」と呼ばれていたが、スーパーマンの著作権・商標権に触れるため、新作連載時に「バードマン」と改名された。
パーマンの名は「半人前で『スー』がないスーパーマン」という意味あいでの命名であるが、この変更のためつながりが消えてしまっている(第2期TVアニメ主題歌『パーマンはそこにいる』では「『スー』がスーッと消えて『パーマン』さ」と歌われているほか、キャラクターソングなどの一部では「スー」の部分を歌いこんだものがある)。
また、パーマンであることが仲間以外に知られた場合は、旧作では秘密を守るため、「脳細胞破壊銃でパー(廃人)にされる」という設定だったが、新作では社会通念に配慮し「細胞変換銃で動物に変えられてしまう」という設定に変更された。
他にも、第1話でミツ夫がスーパーマン(バードマン)に対して言った「おじさんは精神病院から脱走してきたんだね」というセリフは、新版では「映画の宣伝も大変だね」または「おじさんはぼくをからかってるんだね」に変更されている。
そして小学館の単行本の1995年以降の版では、…

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