約10年前全国の児童養護施設などに漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る匿名の寄付が相次いだのを覚えていますでしょうか。現金のほかランドセルなどが届きました。磐田市では毎年、市長あてに図書カードが送られ、2019年も、11月5日市役所に届きました。その寄付も、2019年が最後で、伊達直人さんからの手紙にはこれまでの想いがつづられていました。
 記者「こちらが市役所に届いた図書カードと手紙です」
 磐田市の渡部市長あてに届いたのは、5000円分の図書カード24枚と手紙です。送り主は「伊達直人と仲間たち」です。
 磐田市 渡部修市長「(Q.本当に心当たりはない?)ないです。お礼を言っても言い切れないぐらい温かさを感じた」
 寄付は、2011年1月に始まり、ほぼ1年おきに今回で10回目です。総額102万円分の図書カードが市に届き、磐田市は障害のある子どもたちの施設や団体などに贈ってきました。手紙には「タイガーマスク運動を風化させないため」とこれまで続けてきた思いがつづられていました。一方、10回目となる今回で寄付をお休みすることが書かれていました。
 磐田市 渡部修市長「お会いしたい。見ていたらお越しください。名前はシークレットにしますので」
 磐田市は5日届いた図書カードも子どもたちの施設や団体に大切に届けたいとしています。

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