クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=619373 / CC BY SA 3.0

#劇場版クレヨンしんちゃん
#2006年のアニメ映画
#埼玉県を舞台とした映画作品
#クローンを題材としたアニメ映画
#人物の入れ代わりを題材としたアニメ作品
#ダンス映画
#日本のホラー映画
『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』(クレヨンしんちゃん でんせつをよぶ おどれ!アミーゴ!)は、2006年4月15日に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズ14作目。
上映時間は96分。
興行収入は約14億円。
キャッチコピーは「踊るおバカに 見るおバカ “世界サンバ化計画” 進行中」。
本物の人間がコンニャクローン技術で作られたクローン人間に襲われて姿を消したり、クローン人間が所々でダンサーや怪物に変身するなど、従来の『クレヨンしんちゃん』の映画にはないホラーでショッキングでサスペンスな描写が続くが、終盤はギャグで締められる。
本作の舞台はしんのすけたちが住んでいる春日部のみで、広範囲にわたって展開されている例年の劇場版作品と比較すると規模が小さい。
しかし、ジャッキーが「最初に事件が起こったのはアメリカ・カリフォルニア州のサンタモナカ。次はメキシコ、カナダ…、春日部シティは6番目の町」と発言しているので、事件の中核となる“世界サンバ化計画”は世界的なものである。
サンタモナカで起きた最初の事件(サンバ・カーニバル)はニュースで中継され、物語の序盤で野原一家がそのニュースを見るシーンがある。
この時、中継映像のニュース・キャスターの後ろにジャッキーがチラリと映っている。
本作の脚本は記念すべき第1作『アクション仮面vsハイグレ魔王』以来となる、もとひら了が手がけた。
もとひらはこれを置き土産にアニメ業界を去り、僧侶となった。
作中に「ツンデレ」という言葉がでてくるなど、劇場版ならではの監督の趣味要素が見られる。
監督自身が溺愛しているという風間トオルの出番も特に多く描写されている。
本作では、しんのすけたちがいつも着用している私服姿の描写が少なく、幼稚園のスモックで行動するのが、非常に多く描写されている。
また本作の特徴の一つとして、他の劇場版では殆ど出番のない、地上波アニメ版の脇役を務めるキャラの活躍が多めに描かれるという異例の展開が見られる。
劇中に登場する組織「SRI」は、1968年に製作された特撮ドラマ「怪奇大作戦」を始め、いくつかの円谷作品に登場する架空の組織のパロディ。
ただしこちらは、科学捜査研究所(Science Research Institute)の略称。
「ジャクリーン・フィーニー」の名は、本作がジャック・フィニイの小説「盗まれた街」(The Body Snatchers)にヒントを得ていることを示している。
本作ではまつざか梅先生(ばら組担任)の「自分を犠牲にし、園児(かすかべ防衛隊の野原しんのすけ、風間トオル、桜田ネネ、佐藤マサオ、ボーちゃんの5人)を守る」という勇敢なシーンが描かれた。
前述どおり、脇を固めるキャラの活躍頻度が高めな本作であるが、まつざかが劇場版でこういった活躍を見せるのは初めてのことである(もっとも彼女は元々、根は園児想いの義理人情に厚い性格である)。
もえPと葉月が劇場版に初登場している。
本作以降の鳩ヶ谷ミッチー役は第11作『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』まで担当した草地章江に代わり、2004年6月から同役を引き継いだ大本眞基子が担当する。
第5作目『暗黒タマタマ大追跡』以来となる、出演者によるタイトルコールが復活した。
本作は、劇場版『クレヨンしんちゃん』シリーズとしては最後のVHSビデオ版発売作品となった。
よしながみどり、まつざか梅、上尾ますみの三人は居酒屋で話をしていた。
まつざかは幼稚園のお遊戯会の出し物としてサンバを踊ろうと提案するが、他の二人は難色を示す。
やがて三人は解散してそれぞれの家路に着いたが、人気のない夜道を一人歩いていたよしながは途中で何者かにつけられていると感じ走り出す。
そして踏切を渡ったところで、自分そっくりの人間に捕まってしまう。
ある朝、しんのすけはいつものように幼稚園のお迎えバスを待たせていた。
すると、バスからやけにノリの良いよしながが。
しんのすけは不思議に思いながらもバスに乗り、幼稚園に向かう。
幼稚園の休み時間、マサオは「あいの様子がおかしい」と語る。
確かに酢乙女あいは、いつもは無関心なはずのマサオに対しやけに優しかった。
マサオが「本物そっくりだけど、本物じゃない」と力説すると、ボーちゃん…

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