1967年4月2日 – 1968年4月14日日曜19時30分 – 20時にTBS系列[21]で放送、全54回(108話)。モノクロ作品。「不二家の時間」枠で放送された、不二家一社提供番組。

『おそ松くん』のテレビアニメ制作で力を付け始めたスタジオ・ゼロが、初めて藤子不二雄アニメに参加。東京ムービー(Aプロ)と交代で制作した。30分枠のAパートとBパートに亘り伏線が張られることもあり、またギャグ作品でありながらヒーロー然としたスリリングな展開もあった。本作の放映より一足早く、前週に放送された前番組『オバケのQ太郎』(第1作)の第83話「Qちゃんパーマン大かつやくの巻」には、パーマン1号が宣伝として客演している。当初、制作側ではカラーでの制作を望んでいたが、スポンサー側の資金面での了承を得られなかった。また、マントの裾が原作や後のカラー版より若干長く描かれている。最終回のAパート「パー子という名の女の子の巻」では原作漫画に先駆けて、初めてパーマン3号(パー子)の正体が明かされた。最終回Bパートは原作「パーマンはつらいよ」を元にした「パーマンよいつまでもの巻」で締め括られている。

スタッフ 編集
原作:藤子不二雄(藤子・F・不二雄)
監督:鈴木伸一
脚本:三春こうじ、浪江志摩、たむらたつお、小林準、三井偠市、中野健次、広田清、藤子不二雄 、長浜忠夫、辻真先、吉田進 他
演出:鈴木伸一、長浜忠夫、大隅正秋、岡部英二、荒木伸吾、森下圭介、秦泉寺博 他
音楽:筒井広志
制作協力:Aプロダクション
製作:東京ムービー、スタジオ・ゼロ
主題歌 編集
※一部分映像が乱れるところがあります
オープニング・エンディング
『ぼくらのパーマン』
作詞 – 藤子不二雄 / 作曲・編曲 – 越部信義 / 歌 – 三輪勝恵、石川進 / レコード – 朝日ソノラマ、コロムビアレコード
コロムビア版はオリジナルとはやや異なり、イントロ部が1小節多く、また3番の三輪(パーマン1号)の台詞は、オリジナルでは「ウキー、マイクのテスト中」なのに対し、コロムビア版は「ウキー、只今マイクのテスト中」と、「只今」が入っている。
オープニング映像は以下の2種類が存在する。いずれも「ぼくらのパーマン」1番を使用。
パーマン1号と2号が登場するもの(DVD-BOXでは「オープニングA」と表記)。
パーマン1号から4号までが登場するもの(DVD-BOXでは「オープニングB」と表記)。
エンディング映像は以下の3種類が存在する。
止め絵構成で「ぼくらのパーマン」2番が使用されているもの(DVD-BOXでは「エンディングA」と表記)。
パーマン1号と2号が飛行する映像で「ぼくらのパーマン」1番(オープニングとは別テイク)が使用されているもの(DVD-BOXでは「エンディングB」と表記)。1999年にビーム・エンタテインメントから発売されたVHS・LD「東京ムービーアニメ主題歌大全集 第1巻」には、テロップ入りのエンディングBが放送用16ミリフィルムを元に収録されていたが、DVD-BOXでのエンディングBはノンテロップ版のみの収録となっている。
最終回のみで使用された、本編から繋がる特別版エンディング。曲は「ぼくらのパーマン」1番を使用。
オープニング終了後には主題歌のメロオケが続いたまま、スポンサー・不二家のお菓子の山の前に、不二家の商品「ミルキー」と、当時不二家から発売されていた「パーマンキャンディー」が現れると、双方の箱から不二家のキャラクターであるペコちゃんと、パーマン1号・2号が登場し、(ペコ)「お菓子は不二家」(1号)「テレビはパーマン」(ペコ&1号)「みんなで見てね!」というナレーションが流れた。エンディングでは冒頭に「不二家のパーマン」のテロップが表示され、終了後はペコちゃんを乗せたパーマン1号と、脇を飛ぶパーマン2号が登場し、(ペコ)「パーマン!」(1号)「はーい。ペコちゃーん!」(ペコ)「はーい」(1号)「ぼくらは」(ペコ)「ゆかいな仲間でーす!」のナレーションの後、「ミルキー」の箱の上からペコちゃん・1号・2号が登場して「不二家、不二家、ではまた来週」のジングルが流れた。
一部の再放送時にはエンディングがカットされていた。再放送用のオープニングフィルムには歌詞テロップが無く、代わりに本来エンディングで表示されていたスタッフロールが表示されている。

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