クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=148702 / CC BY SA 3.0

#劇場版クレヨンしんちゃん
#2004年のアニメ映画
#埼玉県を舞台とした映画作品
#日本の西部劇映画
#映画を題材とした映画作品
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ』(クレヨンしんちゃん あらしをよぶ ゆうひのカスカベボーイズ)は、2004年4月17日に公開された『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズ12作目。
上映時間は96分。
興行収入は約12.8億円。
キャッチコピーは『しんちゃん、カムバ~ック!』。
風刺やパロディが多いシリーズの中で、初めて西部劇を扱った作品。
ギャグの比率が多く、コメディ色が強かった前作から一転しており、物語はシリアスも盛り込んだ内容となっており、劇中のシーンも重い描写が目立つ。
今作はシリーズ初のかすかべ防衛隊がメインの作品となっており、今までの劇場版で多く見られた野原一家の「家族の団結」よりも、かすかべ防衛隊の5人の「友情の団結」にスポットを当てて作られている。
また、今作では映画の世界を舞台にする関係上、野原一家とかすかべ防衛隊以外のレギュラーキャラクターは全く登場しない。
シロも野原家で留守番していたため出番は僅少で、本作のストーリーには関与していない。
クレヨンしんちゃんの映画では珍しく、しんのすけの本気の恋を描いた切ないラブストーリーにもなっている。
主題歌を担当しているNO PLANは本編にもわずかながら出演している(『内村プロデュース』にてNO PLAN6人のアフレコが放送された)。
また、主要人物の一人であるマイクのモデルは映画評論家のマイク水野こと水野晴郎であるが、本人に無許可であったため、水野晴郎事務所が配給元の東宝に問い合わせたという珍事も起こった。
この映画を監督した水島努本人に水野が電話をかけ、事実関係を確認したが、水野は好意的であり、『シベリア超特急5』の試写会にも招待されたほどである。
オープニングでは『オラはにんきもの』が9年ぶりに使用されたが、2021年現在、劇場版において上映当時のTV版と異なるオープニングが使用されたのはこれが唯一である。
テレビ朝日開局45周年記念作品。
ある日、高鬼をしていたかすかべ防衛隊の5人は、町中を駆け回っているうち、一軒の古びた廃映画館「カスカベ座」を見つける。
誰もいないはずの劇場では、ひたすら荒野が映し出されているだけの映画が、ひとりでに、ひたすら無音で上映されていた。
それを見つめるかすかべ防衛隊。
だが、トイレに立ったしんのすけが劇場に戻ると、風間達はどこかに姿を消してしまっていた。
夜になったが、しんのすけ以外の四人は、いまだにそれぞれの家に帰っていない様子。
行方不明になったみんなを心配した野原一家(しんのすけ、ひまわり、みさえ、ひろし)はしんのすけ先導のもと再びカスカベ座を訪れるが、またも流れていた荒野の映像に目を奪われているうちに、気が付けば映画と同じ、何もない荒野に立っていた。
突然の状況に困惑する野原一家だったが、しかたなく荒野を歩きながら他の人間を探し始める。
歩き始めてから数時間後、ようやく荒野を走る一本の線路を見つけることができた四人は、その線路に沿って進んでいき、そこで、西部劇に出てくるような古びた町を発見する。
春日部への帰り道を聞くため酒場に入る野原一家だが、そこで人相の悪い連中に因縁をつけられ、乱闘騒ぎになってしまう。
ほどなくして保安隊が制止に現れるが、その隊長は、行方不明となっていた風間であった。
保安隊の保安官(シェリフ)として仕事をしていたらしい風間に、いつも通り親しげに話しかけるしんのすけだったが、いきなり腹を殴られてしまう。
風間はしんのすけ達のことをまったく覚えておらず、性格も粗暴になっていた。
風間の指示により保安隊から追われる身となってしまったしんのすけ達は、逃亡の途中、この町「ジャスティスシティ」の知事であるジャスティスに仕えている、つばきという少女に救われる。
つばきもこの場所が何なのかはわからないが、「この世界に来た人間は、次第に元の世界にいた記憶を忘れていく」という事実と「帰りたいという気持ちが強いのなら、その気持ちを忘れずに持ち続けてください」という助言を野原一家に伝え、ジャスティスのもとに戻る。
つばきが去ったのち、保安隊に暴行を受けている男性を目撃した野原一家は保安隊の目を盗んでその男性を解放、事情説明を求める。
「マイク」と名乗ったその男は野原一家と同じで、春日部の元住人らしく、〝どうやらここは映画の中の世界らしい〟ということと〝この世界は時間…

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