“Paradise Lost”
Composed by Maya Hishida in 2017
Premiered by Haruka Inoue (Alto Saxophone) and Maya Hishida (Piano) in 2018
The inspiration of this piece came from the story from the Bible of the temptation of Adam and Eve by the snake and their expulsion from the Garden of Eden. The melody of the Alto Saxophone expresses the tempting snake and the piano part is Eve.
作曲:菱田麻耶
演奏:井上ハルカ(アルト・サクソフォン)
菱田麻耶(ピアノ)
神が造った野の生き物のうちで最も賢いのは蛇であった(創世紀3:1)。
アダムとエバは神により創造されエデンの園で、神の祝福を存分に受けて透き通った心で毎日を過ごしていた。彼らは園の中央にある善悪の知識の木の実だけは食べてはならない、食べると必ず死ぬからと神に言われていた。しかし蛇は女(エバ)にいかにも美味しそうな果実を巧みに食べるよう唆した。「決して死ぬことはない、食べると神のように善悪を知る者になることができる」と。女(エバ)は蛇の執拗な誘惑に負け、実を食べ、男(アダム)にも渡して食べさせた。その時彼らは目を開け自分たちが裸であることを知り、いちじくの葉で腰を覆った。神は自分の命令に背いた二人を問い正すが、アダムは女(エバ)に勧められたから、女(エバ)は蛇に騙されたと責任転嫁をした。神は女(エバ)に産みの苦しみと夫からの支配を、アダムに対しては労働して土地から食物を得ることと、土に還ることを預言し、原罪を負った二人は楽園から追放された。
蛇の誘惑をアルト・サクソフォン、女(エバ)をピアノで表現した。
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