戯言シリーズ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=455699 / CC BY SA 3.0

#日本の小説のシリーズ
#京都市を舞台とした小説
#講談社ノベルス
#西尾維新
#2002年の小説
「戯言シリーズ」(ざれごとシリーズ)は、西尾維新のデビュー作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』(クビキリサイクル あおいろサヴァンとざれごとづかい)をはじめとする小説シリーズ。
イラストは竹が担当している。
担当編集者は太田克史。
全6タイトル9冊。
外伝作品である「人間シリーズ」(にんげんシリーズ)、「哀川潤の失敗」(あいかわじゅんのしっぱい)、「最強シリーズ」(さいきょうシリーズ)についても本項で記述する。
主人公である「ぼく」が、周りで起きる殺人事件を解決へと導いていく推理小説であるが、物語が進むに連れてミステリー要素は少なくなっていく。
戯言シリーズ全体の英題は「Juvenile Talk」。
講談社ノベルス(講談社)より2002年2月5日から2005年11月7日にかけて刊行された。
後に文庫化され、講談社文庫より2008年4月15日から2009年6月12日にかけて刊行された。
「新青春エンタ」を標榜している。
第1作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』は第23回メフィスト賞を受賞している。
文芸雑誌『メフィスト』上の座談会では何回も話題になった上での受賞となった。
宝島社「このライトノベルがすごい! 2006」では作品部門第1位を獲得した。
シリーズ物であるがネタバレには配慮されており、どの巻から読んでも問題のない作りになっている(複数巻構成である『サイコロジカル』『ネコソギラジカル』以外)。
2016年5月6日にアニメ化プロジェクトが発表。
同年8月20日に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』がシャフトによってOVAで映像化され、同年10月26日以降、全8巻で発売される。
同作者の「〈物語〉シリーズ」とのコラボ小説『混物語』として「第軍話 しおぎレンジャー」、「第招話 あかりトリプル」、「第喰話 りずむロックン」、「第大話 みここコミュニティ」が存在する。
「『萌え』と『ミステリー』の融和」を目指して描かれた作品であり、作中には多数のいわゆる「萌えキャラ」が登場し、「萌え要素」自体が伏線になっていることもある。
元々は推理小説として書き始められたが、物語が進むにつれて「人外バトル」的な要素が増えていき、『ヒトクイマジカル』の頃にはミステリー要素はほぼ放棄されている。
また西尾が「キャラクターを書くのが楽しくなった」という理由で「萌えとミステリーの融和」は二の次になっていくが、「萌えキャラが次々にあっさりと死んでいく」という点はどの巻でもほぼ共通している。
また、西尾はツタヤとのインタビューの中で、本シリーズにおいて一人のキャラクターを確立させたら、対となるキャラクターを作るという手法を取っていることを明らかにしている。
たとえば、玖渚友と戯言遣いはコンビであると同時に対照的なキャラクター性が持たれているほか、零崎人識は戯言遣いの対となるキャラクターとして作られた。
さらに、零崎人識の兄たちのように、一人ずつ裏返したり、違いを持たせるといった手法も取られている。
「人間シリーズ」(にんげんシリーズ)は、「戯言シリーズ」の登場人物・零崎人識を始めとする殺人鬼集団「零崎一賊」を主役としたライトノベルシリーズ。
イラストは戯言シリーズと同じく竹が担当している。
2004年2月5日から2010年3月25日にかけて講談社ノベルスより刊行された。
全7巻。
後に文庫化され、2011年12月15日から2014年10月15日にかけて講談社文庫より刊行された。
講談社ノベルス版にはCD-ROMやカードなどが付属する。
「人間シリーズ」には「戯言シリーズ」に登場しなかった一部登場人物も登場している。
シリーズ第1作『零崎双識の人間試験』はシオミヤイルカ作画で漫画化されている。
当初は『パンドラ』(講談社)に掲載され、その後『月刊アフタヌーン』(同)に移籍し、2011年11月号から2013年8月号まで連載された。
全5巻。
シリーズ第2作『零崎軋識の人間ノック』はチョモラン作画で漫画化されている。
『月刊アフタヌーン』2014年10月号から2016年11月号まで連載。
全4巻。
「〈物語〉シリーズ」とのコラボ小説として『混物語 第殺話 いおりフーガ』が存在する。
「哀川潤の失敗」あいかわじゅんのしっぱい)は、「戯言シリーズ」の登場人物・哀川潤を取り巻く人物たちが、彼女の人間像について語るライトノベルシリーズ。
『メフィスト』で2…

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