アルプスの少女ハイジ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=371140 / CC BY SA 3.0
#アルプスの少女ハイジ
#青い鳥文庫
#1880年代の小説
#キリスト教小説
ジェシー・ウィルコックス・スミスによるハイジのイラストレーション(1922) 『アルプスの少女ハイジ』(アルプスのしょうじょハイジ、Heidi)は、スイスの作家ヨハンナ・シュピリ(またはスピリ)の児童文学作品である。
1880年から1881年に執筆された。
原題は『Heidis Lehr- und Wanderjahre』(ハイジの修行時代と遍歴時代、1880年出版)および『Heidi kann brauchen, was es gelernt hat』(ハイジは習ったことを使うことができる、1881年出版)である。
ドイツの文豪ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』および続編の『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』からその着想を採られたもので、教養小説(成長小説)としての色彩を持ったものである。
キリスト教信仰に基づく描写が多く見られる。
作者も属するドイツ語圏スイスのデルフリ村(マイエンフェルト付近の架空の村。イェニンス村がモデル)が舞台となっており、中盤にはゲーテの生地でもあるフランクフルトに舞台が移る。
日本語訳の版本は過去様々なタイトルで100種類以上出版された。
以下はその一部(抄訳も含む)。
テレビシリーズとしては、ズイヨー映像の作品が有名だが、アニメ作品はほかにもいくつか存在する。
以下はその一部である。
ヨハンナ・シュピリ自身は、「アルプスの少女ハイジ」の続編などは執筆していないが、他の作者による続編が公開されている。
いずれも公式な作品というわけではなく、作者が異なれば、続編間の関連性も無い。
2010年、ドイツの文学研究者ペーター・ビュトナー(Peter Büttner)により、この作品が1830年にドイツの作家、ヘルマン・アーダム・フォン・カンプが発表した作品「アルプス山地の少女アデライーデ(Adelaide – das Mädchen vom Alpengebirge)」に類似していることが指摘され、本作の下敷きとなった可能性が高いとした。
この指摘にはスイスの新聞が「ハイジは盗作だった」と報じるなど波紋を広げた。
ビュトナー自身は「私は盗作とは言わない。シェークスピアやゲーテも同じことをやっている」と話している。
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