『超かぐや姫!』の発声可能上映なんて、盛り上がるに決まってるじゃん!

1月22日からNetflixで独占配信中……だけじゃなく2月20日からは劇場上映もはじまり、そうかと思ったら3月5日には全国100館以上の映画館でも上映決定、そしてついにはNetflix配信後なのに興行収入10億円突破──って、すごすぎだろ。

『呪術廻戦』『チェンソーマン』『うる星やつら』などのOP演出を手がけた山下清悟監督が、日本の古典『竹取物語』を原点にボカロ、仮想世界、VR/AR、配信者といった文化を取り入れて描いたガール・ミーツ・ガール『超かぐや姫!』。

そんな本作の発声可能上映が2月23日に東京・新宿バルト9で開催。音楽で盛り上がったかと思えば、直後には啜り泣く声が聴こえてきた当日の模様をお届けします。

3月20日(土)・21日(日)には、全国の上映劇場で発声可能上映の開催が決定。はじめて行くという人はぜひ参考にしてみてください。

ボカロP参加の『超かぐや姫』と 発声可能上映が合わないわけない

発声可能上映、またの名を応援上映といえば、映画の展開に応じて観客が声を上げたりペンライトを振ったりできる上映スタイルとしてすでに浸透していますね。

登場人物のセリフや動きに反応してコール&レスポンスを楽しんだり、劇中で楽曲が流れた際にはペンライトを振りながら応援したりと、いわばライブに近い体験が楽しめます。

『超かぐや姫!』では、ryo (supercell)さんやkz(livetune)さん、40mPさん、HoneyWorksの皆さん、Aqu3raさん、yuigotさんといったボカロPの楽曲が劇中を彩るわけで。

ただでさえ音楽系の作品との相性が良いんだから、そりゃあもはや成功が約束されたというもの。実際、『超かぐや姫!』の応援上映では、半分以上の人がペンライトを持参していた印象。

結構ペンライトを持っている人も多かったです

Netflixに加入してさえすれば、いつでも何度でも見られるということで、“予習”のしやすさもあるかもしれません。どこで盛り上がれるのか? を熟知して臨もうという気合いを感じました。

ガッツリ応援したいなら『超かぐや姫!』の劇中曲を聴いておくとベター

『超かぐや姫!』の発声可能上映について、まずお伝えしておきたいのは、劇中曲の存在です。バンバンと凄い勢いで流れますので。「映画館でコールで盛り上がりたい!」という人は、各プラットフォームで配信されている楽曲を聴いておくと◎

もしくは本編を観ておくだけでも、劇場における盛り上がりの流れが事前に把握できてベターです。とはいえ、仮に初見であったとしても『超かぐや姫!』は楽しめると思います。

■『超かぐや姫!』劇中曲
「Remember」
yuigot, 月見ヤチヨ(cv.早見沙織)
「星降る海」
Aqu3ra, 月見ヤチヨ(cv.早見沙織)
「私は、わたしの事が好き。」
HoneyWorks, かぐや(cv.夏吉ゆうこ)
「ワールドイズマイン – かぐや&月見ヤチヨ ver. – CPK! Remix」
ryo (supercell), かぐや(cv.夏吉ゆうこ), 月見ヤチヨ(cv.早見沙織)
「Ex-Otogibanashi」
ryo (supercell), かぐや(cv.夏吉ゆうこ), 月見ヤチヨ(cv.早見沙織)
「ハッピーシンセサイザ – Cover」
かぐや(cv.夏吉ゆうこ), yuigot
「瞬間、シンフォニー。」
40mP, かぐや(cv.夏吉ゆうこ)
「Reply」
kz, かぐや(cv.夏吉ゆうこ)
「ray – 超かぐや姫! Version」
かぐや(cv.夏吉ゆうこ), 月見ヤチヨ(cv.早見沙織), TAKU INOUE
「メルト – かぐや ver. – CPK! Remix」
ryo (supercell), かぐや(cv.夏吉ゆうこ)

ただもちろん、「静かに作品の世界に入り込んで観たい」という人には向かない上映形態ですので、その点はご注意を!

「Remember」が流れて以降は怒涛の展開! いろんなスピードが速い

さて、2月23日の発声可能上映当日ですが、本編がはじまって以降、というかはじまった直後から、月見ヤチヨ(CV:早見沙織さん)のナレーションに対して観客からいろんな声が飛び交いました。

ワイワイガヤガヤとなんと言ってるかわかんないくらい。おそらくウォーミングアップだと思います。これからはじまる2時間22分で全力を出し切るための。

酒寄彩葉(CV:永瀬アンナさん)が登場すると、彩葉を応援する声のボリュームが大きくなり、「Remember」が流れると早速クラップがスタート。曲の途中「あなたのハートに」の部分には自然発生的に観客からのコーラスが生まれるなど、展開にあわせた反応の俊敏さに、複数回視聴済みの人が多そうだなと感じました。

わりと冒頭から歓声が上がっております

すでにNetflixで配信されているからこそ、事前に盛り上がりどころを把握して準備した上で、思いっきり楽しめるのは『超かぐや姫!』ならでは。そうでなくても、怒涛の展開が観る者の感情を自然と誘っていくのかもしれません。

実際、そこからは発声可能上映としても怒涛です。「可愛い!」「かっこいい!」という歓声が上がるのは当然として、「かぐや〜!」「彩葉〜〜!!」「ヤチヨ〜〜〜!!!」とキャラクターの名前を叫ぶ場面も。

「ヤチヨ〜〜〜!!!」

ってなるとペンライトはこんな色に

それ以外にも、キャラクターの一挙手一投足を褒める、励ますといった文字通り応援する声も次々と飛び出します。言うなれば、ライブでアーティストのMCに反応してるような状況。

それにしても、初の応援上映だというのに、観客の反応速度が尋常ではありません。やはり今どきは何もかものスピードが速いんでしょうか。

ブラックオニキスが登場したシーンでは劇場全体が赤く染まりました

かぐや、ヤチヨ、彩葉のライブで大歓声 直後の花火で啜り泣く

さてさて、今回の記事で発声可能上映の全貌を紹介するのも野暮というもの。というか、上映中だいたい盛り上がってます。

そうなんです。だいたい盛り上がってるんです。だからこそ特に印象的だったのが、かぐや(CV:夏吉ゆうこさん)、ヤチヨ、彩葉の3人によるライブシーンとその後のシーンでの反応、というか感情の温度差。  

盛り上がったときの熱量はすごいです

3人は「ワールドイズマイン CPK! Remix」「Ex-Otogibanashi」と立て続けに披露するのですが、ライブシーンなだけあって、観客の声が合わさったコールで盛り上がりは最高潮に。本当に3人のライブ会場にいるかのような声量は圧巻でした。

「ワールドイズマイン CPK! Remix」ライブシーン

しかし、その後に訪れた花火大会、別れを確信したかぐやと彩葉が、それぞれの思いをぽつりぽつりと語り合うシーン。

それまで何かしらの発声があったにもかかわらず、気づけば劇場内は静まり返り、そこかしこから啜り泣く声が聴こえてきました。

『超かぐや姫!』本編 花火大会シーン

情緒の揺さぶられっぷりが凄すぎる。激しい感情の上下動は、配信以上に前のめりで作品を観ている発声可能上映だからでしょうか。今までにないくらいの感情の乱高下を、『超かぐや姫!』の発声可能上映で体験してみてください。

onda

ポップポータルメディア「KAI-YOU.net」編集長。1985年生まれ。東京工芸大学アニメーション学科卒業後、エンタメのマーケティング・コンサル会社で業界誌やフリーマガジンの編集/記者として従事。2017年からKAI-YOU inc.、2020年1月から現職。アニメや声優といった領域を中心に、取材・編集・執筆を行っている。KAI-YOUフットサル主催。

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