Netflixのオリジナルアニメーション映画『超かぐや姫!』の新プロジェクト「ツクヨミ感謝祭」が2月22日(日)に発表された。
本企画は、作中に登場する仮想空間「ツクヨミ」を、実際に体験できる空間としてファンとともにつくり上げるというプロジェクト。
ソーシャルVR・VRChat上に「ツクヨミ」の世界観を凝縮した“箱庭VRワールド”を制作し、完成したステージで劇中キャラクター・かぐや(CV:夏吉ゆうこさん)が3Dモデルの姿で出演するオンラインイベントを開催。
VRChatおよびYouTubeで無料で観覧できる催しになるという。
【新プロジェクト】「ツクヨミ感謝祭」告知映像
また、クラウドファンディングサイト「ソレオス」では、限定オリジナルグッズの受注生産販売が実施。グッズの売上金は上記ワールド、およびかぐやのオンラインイベントの制作費に充てられる。
大旋風を巻き起こすNetflixアニメ『超かぐや姫!』
『超かぐや姫!』は、Netflixで独占配信中のアニメーション映画。監督は『呪術廻戦』『チェンソーマン』『うる星やつら』などのオープニング演出を手がけた山下清悟さん。
日本の古典『竹取物語』を下敷きに、仮想空間、VR、配信者などの現代的要素を多数取り込んだガール・ミーツ・ガール作品。さらに著名なボカロPも楽曲参加したことで、配信前から注目を集めていた。
アニメ本編に加え、YouTubeに投稿された関連動画、ガイドブック、VRChat上での無料ライブなど、様々な施策も大きな反響を獲得。
2月20日からスタートした期間限定の劇場上映もチケット売り切れが各所で報告されるなど、大旋風を巻き起こしている。
ファン活動も活況なVRChatに、『超かぐや姫!』本家が降臨
アメリカのVRChat inc.が運営するソーシャルVR・VRChatは、アメリカのみならず、日本にも多くのユーザーが存在。アバターからワールド(3D空間)に至るまでの自由度の高さから、根強いコミュニティが形成されている。
そして、『超かぐや姫!』は仮想空間やXR技術を作品に取り入れたことも相まって、配信直後からVRChatユーザーの間で話題に。ファンメイドワールドの制作や、ファン同士の交流会実施など、ファンダム形成の場として機能している。
さらに、2月15日にはサンリオ公式VRテーマパーク「Virtual Sanrio Puroland」で、かぐやが出演する無料ライブが開催。
一曲のみの演目にも関わらず、同日正午の公演には27000人を超えるユーザーが参加。同日のVRChatは、歴代同時接続ユーザー数記録を更新している。
そんな中発表された「ツクヨミ感謝祭」は、端的に言えばVRChat上に「ツクヨミ」を再現しようという試みと言える。
「ツクヨミ感謝祭」イメージボード
「ツクヨミ感謝祭」イメージボード
発表に際して公開されたイメージボードには、月見ヤチヨのライブ現場を思わせる空間や、物語中盤でかぐやが友人たちとくつろいだ水上の邸宅など、劇中の世界観を感じられるようなものが多く見られる。
「ツクヨミ感謝祭」グッズ 酒寄彩葉の家にあった月見ヤチヨの“神棚”も……?
空前絶後の“超かぐや姫!熱”が渦巻くVRChatに、まさかの本家本元が上陸しようという展開。ワールドの制作資金源となる関連グッズのデザインも相まって、この熱気はさらに強まっていきそうだ。
©コロリド・ツインエンジンパートナーズ

フリーライター・編集者。1991年生まれ、東京都出身。早稲田大学 文化構想学部卒。
VRとVTuberがきっかけで執筆活動を開始し、Webエンジニアを経て、2022年に独立。XR/VTuber/ソーシャルVR(メタバース)/AIを中心に取材・執筆活動を行っている。
プライベートではVRChatに入り浸る。プレイ時間は4000時間程度。
