純白の騎士姫がプラモデルとなって甦る!

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例のメイン画像

 グッドスマイルカンパニーのスケールフィギュアをプラモデルとして再構築する新シリーズ「Reincarnation(リィンカーネーション)」。2月11日(水)まで受注中の第2弾「セイバー・リリィ ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~」を、熟練モデラー・keiichiroが絶妙なニュアンスカラーで彩る。気高くも可憐な騎士姫のお姿をとくとご覧いただこう。

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例のバストアップの画像

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例のフェイスパーツ塗装時の画像

▲フェイスパーツはアイプリントが印刷済みのものと未塗装の2種が付属。作例ではアイプリント印刷済みのものを使用。目元や唇、首部分にパステルを擦り込み、血色や立体感を追加している。定着しなかったパステルはタミヤのクリーニングブラシや練り消しゴムで取り除いた

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の塗装した完成見本とランナーの画像▲こちらは塗装仕上げによる完成見本とランナー。立体感あふれる造形が見てとれる

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例の全体の画像▲本作の“転生前(モチーフ)”は2009年に発売された1/7「セイバー・リリィ ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~」。『Fate/stay night』に登場したセイバーことアルトリア・ペンドラゴンのもうひとつの姿だ。今回のように転生前と同等の仕上がりを目指すのであれば、立体感に直結する影色塗装やマスキングでの塗り分けが必須。完成度を高めるためにも丁寧な工作を心掛けよう

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例の甲冑部分の塗装時の画像▲甲冑は黒下地にタミヤのチタンシルバーをふわりと吹いていく。影になる部分は黒下地のままとして、明暗をはっきりさせている。金属の立体感を出すには簡単で効果的だ

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例の装飾布の塗装時の画像▲腰周りの装飾布は意外と目立つので立体感をさらに増す塗装を行った。先端の金具のくびれた部分には影色を入れておくといい感じに仕上がる

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例の俯瞰から見た画像▲俯瞰で見るとますます百合の花のような印象が強くなるドレス姿。甲冑やドレスの重なりがズレないよう組み立て時に接着していく。接着面積は広いが全高約20cmと大きめのキットなので3 0分硬化型のエポキシ系接着剤を使用。作業時間に余裕をもたせた

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例のスカート部分のアップ画像▲パール塗料の粒子の大きさやツヤを変え、3層構造のスカートの質感の違いを演出

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例の剣の画像

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例の鞘の画像▲手にしたエクスカリバーは金、銀で塗り分け。ここもエナメル塗料の拭き取りで青い装飾部を表現している。また鞘の紋様はデカールを使っているが、マークソフターなどの使用は慎重に行うことをオススメする

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例の髪パーツのアップ画像▲髪色は白をベースに調色した淡い黄色を使用。毛先にはクリアーオレンジとクリアーブラウンを軽く吹きグラデーションを表現した。リボンは影色を強めに入れたあと、ハイライト部だけにレッドパールを吹いている

 「Reincarnation」は“自分で組み立てる”をテーマに、過去の名作フィギュア(固定ポーズ)をプラモデル化していく新シリーズです。ありそうでなかったジャンルなので、個人的にはとても楽しみにしていました。

■組み立て
 可動部がないので組み立てはどんどん進みます。手足を広げたダイナミックなポーズと大きめの部品が多いのですが、接着面積が広くとられ、また位置が簡単に決まるような構造になっています。調整をする箇所もなく、組み立てやすさを重視して設計されたキットであることが伝わってきます。

■塗装
 3層構造となっているスカートはパール塗料の粒子の大きさやツヤを変えることで単調にならないようにしています。甲冑は入手しやすいタミヤのチタンシルバーを使いました。派手さはなく、落ち着いた雰囲気を出すには良い色だと思います。もちろん、そのままでもメッキと見間違うレベルの成型色なので、塗装をしないという選択肢もありだと思います。エクスカリバーの塗装は、GSIクレオスのゴールドとタミヤのスパークリングシルバーを使っています。クリアーを混ぜて使うと、金属粒子のギラギラ感が変化するので、好みの割合を探してみました(今回は2割ほど加えています)。

 フィギュアのプラモデル化ということで、構造は最近のガールズプラモとは異なっていますが、違和感なく製作を進めることができました。名作フィギュアをベースとしているだけに躍動感溢れるポーズや凛々しい表情に加え、スカートや甲冑などのパーツレベルでの立体感が素晴らしいと思います。塗装なしでも楽しめますし、組み立てが容易なぶん、塗装にじっくり時間をかけることもできるので、製作者のスキルを問わない良いキットだと思います。

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~の作例の全体の画像

グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット“Reincarnation”

セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~

製作・文/keiichiro

Reincarnation セイバー・リリィ~全て遠き理想郷(アヴァロン)~
●発売元/グッドスマイルカンパニー●9400円、6月予定●約20cm●プラキット●原型/河原隆幸

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