集英社ゲームズは、台湾のインディーゲームスタジオSIGONOが手掛ける新作アドベンチャー『OPUS: Prism Peak』について、日本時間10月14日から21日まで開催される「Steam Nextフェス」に参加し、体験版を公開することを発表しました。
本作は、全世界で1,200万ダウンロードを突破した『OPUS』シリーズの最新作。人生に挫折した中年男性の主人公が、故郷へ帰る途中に迷い込んだ幻想的な世界で、手にしたカメラを使いながら元の世界へ帰る方法を探すフォトアドベンチャーゲームです。
今回の「Steam Nextフェス」で配信される体験版は、過去にイベントで出展されたバージョンから一部の演出などがブラッシュアップされたもの。自宅でじっくりと『OPUS: Prism Peak』の世界に触れられる絶好の機会となります。対応言語は日本語、英語、繁体字、簡体字です。
シャッターを押せば、君とさよなら。
本作の主人公は、かつて報道カメラマンやカフェの経営をしていたバツイチ40歳の男性「ユージン」(CV:三木眞一郎)。彼は帰省中の事故をきっかけに、どこか懐かしくも崩れかけた不思議な世界「ボウの地」へと迷い込んでしまいます。
「ボウの地」でユージンは、記憶を失った謎の少女(CV:市ノ瀬加那)と出会います。山の上の家に帰りたいと願う彼女と共に、ユージンは諦めたはずのカメラを手に、ファインダーを通して世界の謎を解き明かしながら「帰り道」を探す旅に出ることに……。
旅の途中では、動物の姿をした「神霊」たちと出会い、彼らとの交流を通じて世界の謎や帰り道への手がかりを得ていきます。しかし、道中では赤黒く濁った巨大な存在が脅威としてユージンの前に立ちはだかることも。
新トレーラー公開&記念キャンペーンも開催!
今回の発表に合わせて、ゲーム挿入歌「Mountain」を使用した新トレーラーも公開されました。ボーカルを務めるのはOAU(2019年4月にOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDより名義変更)のマーティン・ジョンソン氏で、作詞はmpi氏とJosiah Hawley氏が担当。トレーラーでは、体験版のさらにその先の物語を垣間見ることができます。
マーティン・ジョンソン氏のコメント
みなさん、こんにちは。マーティン・ジョンソンです!『OPUS』ゲームシリーズ最新作の挿入歌を是非お聴きください。素敵な曲で、このプロジェクトに参加して歌えたことは素晴らしい経験でした!エンジョイしてゲームを楽しんでください!
mpi氏のコメント
このような素晴らしい作品に参加することができてとても光栄です。
作詞をするにあたっては、主人公はどのような経緯でここに辿り着き、そしてなぜこの旅が必要なのか?ということの意味について深い考察が必要でした。そのプロセスを通じて、このプロダクション全体が、ストーリーの哲学的な部分を非常に大事にしているということに大変感銘を受けました。Josiahと何度もディスカッションを重ね、とても意義深い歌詞になったと思います。
このゲームをプレイするみなさんと、音楽を通してつながることができれば幸いです。
Josiah Hawley氏のコメント
情熱あふれる制作チームと仕事ができて本当に楽しかったです!
このゲームをプレイするすべての人に、自分の物語が大切だと気づいてほしい。私たちは皆、旅の途中であり、それぞれの旅は唯一無二のものです。この人生において、誰もが痛みや困難を経験します。最も大切なのは、自分という存在を見つけ出すこと。そして、どんなことが起きても、自分とこの世界をより良くするために努力し続けることです。
また、「Steam Nextフェス」への参加を記念し、X(旧Twitter)でのリポストキャンペーンも10月21日(火)午前2時まで開催されます。集英社ゲームズの公式アカウントをフォローし、対象の投稿をリポストすることで応募が完了します。
『OPUS: Prism Peak』は、Steam(Windows/Mac)/ニンテンドースイッチ2/ニンテンドースイッチ向けに2025年秋の発売を予定しています。
【UPDATE2025年10月24日11時8分】市ノ瀬加那さんのお名前を誤字していたため、修正いたしました。
人生に疲れた中年カメラマンが幻想世界を撮り歩く。フォトADV『OPUS: Prism Peak』Steam Nextフェスで体験版配信へ