劇場長編アニメーション「ひゃくえむ。」が9月19日より全国公開される。

 本作は、「チ。―地球の運動について―」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少で受賞した魚豊氏の連載デビュー作「ひゃくえむ。」(講談社刊)を原作としたアニメ。陸上競技の世界で、「100m」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの情熱と狂気が描かれる。監督は岩井澤健治氏。

 声の出演は、生まれつき足の速い“才能型”のトガシを松坂桃李さん、トガシとの出会いから、100m走にのめり込んでいく“努力型”の小宮を染谷将太さん。さらに、「100m」の熱き世界で主人公のトガシと小宮を取り巻くキャラクターに内山昂輝さん、津田健次郎さんら総勢12名の声優陣が名を連ねる。主題歌は、Official髭男dismの8カぶりのリリースとなる書き下ろし最新曲「らしさ」。

 今回、原作者・魚豊氏と、劇中で個性豊かなスプリンターたちの声を務めたW主演の松坂桃李さんと染谷将太さん、内山昂輝さん、津田健次郎さんの5名による座談会の模様が公開された。魚豊さんは顔出しNGのため、梅がのった鱧の湯引きの絵を描いたパネルに向かって話すというシュールなやりとりとなった。

 座談会では、松坂さんが本作を観た感想、染谷さんが劇場アニメ化されて驚いたこと、内山さんが「劇場アニメ化が決まった今連載開始当時の自分に声をかけるとしたら?」と魚豊氏に質問。また、津田さんから、生み出す際に特に印象深かったセリフを聞かれた魚豊氏が劇中のセリフを挙げた。

【劇場アニメ『ひゃくえむ。』公開記念スペシャル座談会映像】

劇場長編アニメーション「ひゃくえむ。」

【STORY】

生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。

トガシは、そんな小宮に速く走る法を教え、放課後2人で練習を重ねる。
打ち込むものを見つけ、貪欲に記録を追うようになる小宮。
次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。
数年後、天才スプリンターとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前に
トップスプリンターの一人となった小宮が現われるー。

CREDIT

松坂桃李 染谷将太
笠間 淳 高橋李依 田中有紀
種﨑敦美 悠木 碧
内田雄馬 内山昂輝 津田健次郎

原作:魚豊「ひゃくえむ。」(講談社「マガジンポケット」所載)
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン・総作画監督:小嶋慶祐
音楽:堤博明
主題歌:Official髭男dism「らしさ」(IRORI Records / PONY CANYON)
美術監督:山口渓観薫 色彩設計:松島英子 撮影監督:駒月麻顕 編集:宮崎 歩
音楽ディレクター:池田貴博 サウンドデザイン:大河原 将 キャスティング:池田舞 松本晏純 音響制作担当:今西栄介
プロデューサー:寺田悠輔 片山悠樹 武次茜
アニメーション制作:ロックンロール・マウンテン
製作:『ひゃくえむ。』製作委員会(ポニーキャニオン/TBS テレビ/アスミック・エース/GKIDS)
配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース

※敬称略

原作情報

「ひゃくえむ。」(講談社「マガジンポケット」所載)
著:魚豊
コミックス全5巻、新装版全2巻:発売中

※敬称略

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