2019年3月から「少年ジャンプ+」で連載がスタートした遠藤達哉の漫画「SPY×FAMILY」。2025年10月からアニメ第3期が放送されることが決定した。7月に最新映像を使用して公開された第1弾PVの視聴回数は100万回を超えており、新シーズン放送への期待がうかがえる。連載開始当初から話題を振りまき続ける同作の歴史を、新シーズン放送前に振り返っておこう。
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●「少年ジャンプ+」連載作品のなかでも異例のヒットを誇る作品
「SPY×FAMILY」は、冷戦状態にある東国と西国が舞台。西国の凄腕スパイ“黄昏”が極秘任務を課せられるところから物語は始まる。任務は名門校への潜入のため、精神科医のロイド・フォージャーに扮して家族を作ること。しかし、偽装家族となった娘のアーニャは人の心を読める超能力者、妻のヨルは殺し屋だった。それぞれの素性を隠したまま、偽装家族を演じながら任務に挑むアクション作品となっている。シリアスな場面もありつつ、コメディ要素が盛り込まれているところも「SPY×FAMILY」の魅力だ。
「少年ジャンプ+」連載作品の中でも異例のヒットを記録している本作。連載開始からの総閲覧数は6億超え、コミックス14巻までのシリーズ累計発行部数は3,800万部を突破しているほか、コメント数などで最高記録を樹立している。「次にくるマンガ大賞2019」WEBマンガ部門、「このマンガがすごい!2020」オトコ編ではそれぞれ1位を獲得した。
テレビアニメは2022年に放送開始され、監督は古橋一浩、制作はWIT STUDIOとClover Worksが共同で担当している。また、2023年12月には完全新作オリジナルエピソードで描かれた『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が公開。公開から13日で259万人を動員し、初劇場作品ながら興収63億円超の大ヒットを記録した。
そんな人気作の魅力を詰めこんだのが、「SPY×FAMILY 公式ファンブック EYES ONLY」だ。主要キャラクターや物語、世界観を新規情報とともに解説し、希少なイラストも収録されている。ほかにも、原作者・遠藤へのロングインタビューやラフ画公開、対談企画など盛りだくさんの内容。「SPY×FAMILY」ファンにはたまらない1冊となっているので、アニメ第3期の放送前にぜひ手に入れてみてほしい。