
累計450万部を突破した大人気絵本シリーズ「パンどろぼう」。アニメ化決定も発表され、あらためて注目が集まっている。絵本のアニメ化と聞くと少し珍しく感じる人もいるかもしれないが、実はアニメ化された絵本作品は意外と多い。
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●世代を超えて愛される名作ばかり!
絵本をもとに制作された映像作品として代表的なのが、テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』。今やアニメ作品としての知名度のほうが高くなりつつあるが、原作は1973年出版の絵本「あんぱんまん」 だ。2025年3月から放送されている朝ドラ『あんぱん』でもテーマになっているが、「ドラマをとおして絵本原作だったことを初めて知った」という人は少なくないだろう。
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また何度も映画化を果たしている大人気のテレビアニメ『おしりたんてい』も、2012年10月に発売開始されている同名の絵本シリーズが原作。さらにアニメ『はなかっぱ』は、2006年から続く絵本をもとにした作品だ。
ほかにも、1976年出版の「ノンタン」シリーズやシリーズ累計発行部数380万部以上の「あらしのよるに」、リリー・フランキー作の絵本シリーズ「おでんくん」など、テレビアニメ化あるいは映画化された作品は多い。
各世代の子どもたちを中心に人気を博してきた絵本作品。なかでも昨今注目の「パンどろぼう」は、“令和で一番売れている”絵本としても有名だ。大人の間でもその魅力が広まっていて、芸能界では俳優の山本美月やシンガーソングライター・あいみょんもファンを公言している。
同作の主人公は、パンを愛するがゆえにおいしいパン目当てに盗みを繰り返す「パンどろぼう」。“悪者が主役”という変わった作風が特徴で、愛嬌のあるユニークなキャラクターデザインも魅力だ。
なお、2025年9月10日には最新作「パンどろぼうとスイーツおうじ」も刊行される。アニメ化を機に、あらためて原作をチェックしてみてはいかがだろうか。


