【朗読】明治開化 安吾捕物 その四「ああ無情」|坂口安吾【推理小説・時代劇ミステリー】

坂口号長号 取物町 ああ無城 慣れ田七春頃発行本丸たしぼ 今日1日で月が変わると明日からは12月 1年に12回ある味噌というやつも気 に入らないが12月という最後の月は月 全体が小合わ 昨日今日からめっきり換気が身に染み やがるとモローシャッフのステ地は毛布を 引っかぶって上の広浩寺に近い小道の角で 辻町ちをしていた上の駅には車婦集会所と いうのがあって駅の車はそこに詰めるのが 普通であるが地は猛老だから辻で客を拾う 客によって逆手をたんまり強奪しようと いう雲業である商店の奥を覗くと時計は くじを回ったところだいいカを掴んで いっぱいやりつきたいものだと思っている ところへ進み寄った1人の紳士黒い街当の 襟りに顔をうめまぶかにかぶっているが 鼻代の修霊な美目は隠しきれない美然を ピンと8の字に跳ねて年の頃は26日30 絡みという青年紳士である手にはかなり傘 はあるがそう重くもないらしい包みを持っ ているステは車を寄せてい だぞ旦那どちらまで乗ってまるのではない 本郷正子町に中という別荘があるえいじて おりますその別荘に氷が1個預けてある からそれを受け取り浜町市の中本へ届けて もらいたい お前が氷を積むと別荘がエンの周義をくれるからお前は一っ端しり [音楽] 10 時前に本底へ届けなさいえいそれだけでいい それだけだ急いで行けと青年紳士は上野方へ去ってしまった [音楽] 切り通しを登って3丁目を過ぎればすぐ 正が町中橋別荘の門前へ走りついた素敵地 が閉じた門を4分も夜けに叩いて大声へ 張り上げて穴をこうとようやくム門を開け て現れた別荘版の老人が今ムーンを閉めた ばかりだというのにお前はさっきのシャフ かさっきのシャフだかいつのシャフだか 知らないがご覧のようなシャフでさへと氷 を受け取りに気したから2のご周期を いただきましょう衆議が良いから素敵地は せぜ愛素笑いのようなものを奮発して 見せる老人は氷を積ませて2を与えたが 敵地が霊を言うとぶリブリして俺に霊を 言うことはない人を馬鹿にしておる さっさと行けえいえもらえば文句はないは 老人の子を聞き流して門を出たが切り通し を降りる頃から考えた 浜町といえば相当遠くはない一っ端しりと 届けるのは何でもないが2園の衆議が ただごではない中橋A太郎といえば今を 解めく出世が白の1人海外貿易商事や 工業者ですごい儲けを上げているという 評判の旦那だずっしり重い氷の中身は 分からないが虫ヘビお化けでないことは 確かあるいは三望駅の秘密の在であるかも しれない氷を預かったシャ婦が猛老の素敵 地だとはお釈迦様でもご存知ないから次雷 によってはそっくり長大に及んでも滅多に 発覚の恐れもなかろうとにかく立って今夜 の中に届けるにも及ぶ前からまず1やお 預けを願ってゆっくり中身を拝ませて いただこうと下や満年の貧民靴の自宅へ氷 を持ち込んだ 誰も嫁になるもののないや目しこういう時 には具合が良い途中の佐屋で買ってきた 貧乏どっくりから茶碗をガブ飲みして ほよい紀嫌十分に雰囲気を作って宝物を 拝もうという素敵地にしては上の分別で あったがやっこらどっこいこどっこいと縄 を解いて蓋を開けると敵地のやつ尻り持ち をついて腰を抜かしてしまった中から現れ たのは見るも無惨な女の多死体であるステ はびっくり行点やまじりともせず死体の 傍原で考えかしたが良い試案が浮かばない 夜の開け切らぬうちにどこかへ捨てて しまおうと車を引いて町へ出たが悪児には 慣れていてもどう失うと日頃のような起点 がないステにしているうちにお巡りさんに 捕まってしまった 月の警察ではあっさり素敵地の反抗と決め て殺された女の身元探しだけにかかってい た美女1人と見て手ごめにして殺したもの モろシャフのよくやることだ殺しっぱなし に捨ててこず氷詰めにしたのは自宅へ 引き込んで手ごめにしたためだこう簡単に 決め込んだたった1人若い巡査が不審を 抱いて 念のため素敵地の申し立てる中橋別荘 へどって言って別荘版に聞いてみると意外 彼の申し立てが真実と分かったしかし別荘 版の言うことも変わっている 尋常の通り誠に久かにしたシャッフの古い ですが一体が何をやりましたか 小かにしたと申しますと何かしたのですか 痛すもさないもん 別荘の玄関へ車をつけて1個の氷を下ろし て本卓へ届ける氷だが後で誰か本卓へ 届けるものが受け取りに来るからそのもの に氷と2の義を渡してくれと言って2円 置いて行きおったのですそれから340分 も経つと戻ってきて門を叩いてめき立て氷 を積んでリエ取り戻して生き寄ったのです 誠に憎い風舞いではありませんか なるほどなるほどして先に氷を置いて行っ たのは何者ですか兄人です1時間ほど経っ て再び現れて持って戻っただけのことです 2人はドイツ人物でしたかそれは同一人に 決まっていますと2園の仕事を人手に渡す シャッフがいますか昔からごまのと助は 道中のダと申通り今日東京のダはすりと 人力シャフあの谷どもがリエンという体の 手間を人手に渡すものですか居酒屋で1杯 やる間玄関へ保管を頼む枯な手段でしょう 若い巡査はこれを本書へ報告したもうくれ 方であったこの奇妙な報告だけでは書の 意見を動かす力にならなかったかもしれ ない俺も折り同じ書の単轄内で起こった 奇妙な出来事の報告が来ていた事件の ある字は所も同じ万年の長屋に住む人力 社府のお父という男であるしかし地と違っ て猛老ではなく上野駅の人力集会所に席を 置く社フである 昨夕方6時近い頃短い日がとっぷりくれた 時刻であるが彼が戻り車を引いて公演した 今なら最後さんの銅像のある山下を通って くると22歳ぐらいと思われる女に 呼び止められネずでというので彼女を乗せ て池の旗から停滞の方当時は懲の炭場の ようなところを通りかかるとちょっと気分 が悪いから車を止めてというそこで車を 止める女は車を降りて歩くこと5歩6歩 しばらくんでたがあら半カちを落としたわ香水が匂うからすぐ分かるはず私の足元を探してというのでお父がち心をかざして地面鏡み込むと女の足元にすぐ見つかった [音楽] さんいい匂いだね そうよ白来の上等な水だから日本には滅多にない品だから ちゃんとめておきなさいと工場団を言われ お父もちょっと怪しい気持ちになった場所 といい女の慣れ慣れしい態度といいかも気 のある不勢悩ましい気持ちがぐっと 込み上げるそこでまず半価値の後期を 思いっきり吸い込んだと思うとそのまま何 も分からなくなってしまった はへて気がついてみるとシャッフの服装を剥がれている 2 時間の上に寝ていたらしいが気に死ななかったのがまだしも幸せシャフの服装式と共に人力も消えてなくなっているの住む所だから本当に馬かされたのかもないとは青くなって逃げて帰った [音楽] [音楽] お父の車は翌日停の校内に捨ててあった車 の中に服装一式投げ込まれていた以上の ような奇妙な報告が来ていたのである素敵 地の話では美目修礼な青年紳士だがお父の 客は22歳の女だという話が合わないそこ でお父を呼んで聞いてみた チの明りでちょいと見ただけですが ちょっとした別品のようでした何しろ寒 ござんすかな肩かけを鼻の上からすっぽり 包み込んでいましたからよくは分かりませ ん頭はイギリス薪のような灰からでしたよ 肩かけはシールとも呼んだ今の人には検闘 もつかないような部骨な流行でいやば1枚 の毛布をすっぽりかぶったようなもの 足は引きずるばかり長のように全身を包む のである人力に乗れば膝かけとなり百貨園 へ行けばザブトンになり馬車に乗れば かぶり者にもなると当時も言われたほどの ものしかし明治20年前後には一斉を風備 した夫婦人の流行服装なのである こういうもので鼻から下をすっぽり包んで いてば人層は鹿かと分かりっこない 氷のようなものを運ばせたのではないか ええ氷なんぞ持ってはしませんちょっとし た包みを持っていましたが傘はあるよう でしたが重い荷物ではございませんでした ね全く符合するところがない しかし初の老連家のうちにも死体を点検し てステの反抗を疑っているものもあった 殺し方が無たらしい喉を閉めて殺している が両の目に一寸釘を打ち込んでいるので ある手ごめにして殺しただけの素敵地が こんな無たらしいことをするであろうか またお仏を吹き去って主彩に調べてみると 暴行されたような形跡がないだがまた他の 老連家は説を立てて 何一寸釘を量の目に打ち込んだのも2人の シャッフにバげたのもみんな素敵地の空く なのさ暴行された後がないのは自宅で存分 ラグんだ挙げ句だから野原で手込みにした のとは違うのが当然だおじの奴はキツに 馬かされただけのこと事件に何の関係も ない だがそれにしては翌朝まで氷を持って回っ てステ場にしていたのがおかしい 素敵地の反抗を疑って中橋別荘を尋ね彼の 申し立てがあっているのを確かめた若い 巡査は中田と言って綿密な思考力を持つ 優秀な探偵であった我はこの事件は素敵地 の申し立てが全面的に正しくて必ずや中に 深い関係があるにそういないと狙いをつけ たそこで翌日足を棒にして中家の周囲を 洗った挙げく中にはという目があって 向こう島に囲われていると知りここを尋ね てが11月の味噌以来行方不明であること を突き止めた 小卓から久の母と女中を書へ連行して首 実験させると孫うか刀なく悲であることが 判明した ここに至って素敵地の罪は晴れモロシャフ の単純な殺しではなくて中家を巡って深い 事情の複在する計画的な大犯罪であること が検討ついた 事件は警視長へ連絡され勇き新獣郎が登場 を壊れて魔の犯人と腕比べをするに至った のであるが犯人の世にも相明なコチによっ て育にも張り巡らされた危機快なからクり 実に明治最大の知能的殺人事件はさすがの 天才寺新獣郎もその謎を解くには血汗の 下る難議を容ので 彼は人に語ってかほど完璧な構成を示す 犯罪は外国にも累れなあたかも芸術的性格 を帯びた天才的な作品だと賞賛したほどで あった 刑視長から出張した新十郎をはめオレは 探偵を司法に出しての身元を表せると 怪しい人物が多々浮かんできた久の実家は 菊坂の駄菓しや父はなく母親の女で1つで 細と育てられたが育つに連れて久の美亡は 子供を通して光輝くばかり草坂小町本郷 小町いや東京小町だなどと評判を呼んだ娘 である母親も一目に立つ動けであるから 再炎を進める人も多かったが菊坂随1の 貧乏を必死に頑張りとしたしっかりが 光輝くように美しくなるから北園でこれで 苦労の死骸があった叱るべき旦那を持たせ て老を暗落に暮らしましょうとせいぜ娘に 虫気のつかないように油断なく気を配って いたけれども親が安するほど虫気がつくの は世の習い ここに医学部の書性で荒巻ひという子が あった叱るべき員の息子で赤坂に屋敷が あり本合へ通学していたがいつしかと 言いわす中になった 久の母は天下の学と言えども成功が遠い 将来にある若いものと結婚させようとは 考えていない大金持ちの旦那を持たせて手 てっ取り早く楽をしようと固く思い込んで いたが気がついた時には2人はとっくに 切っても切れない中であるひの家は裕福な 簡員ではあるが当の男はまだ学詞にもなら ぬ医者の卵行を終えて海用するのは先の 遠い話であるおまけに調べてみるとこの 荒巻ひは大学切っ手の堕落性で芸者は買う 娘や女芸人とも年頃となる特に女権劇梅沢 梅子一座の花沢 夢之助という美亡の女芸人とは深い中で あるが得たら芸人の足を洗って丸まげにと 夢之助は楽しい夢を描いて男に金を貢つい だりしているという評判である 森氏も看護婦の常君という住の娘が一の 愛情が他へ移ったのを恨んで複自殺ミ水に 終わったが調べてみると看護婦の中にも彼 と情を通じたものが数名いるらしい話で ある娘の息子には持っての他の道落子なの である ところへ事件が起こった本合の薬屋の息子 で川竹紳の弟子と小する共原作者見習いの 文学年小山田新作というものがを味めて 寄っていたがついに探検を突きつけて自宅 の土像へ連れ込んで手ごめにしたきい見え た男で手ごめにした挙げく打体にし柱に 縛りけてお吸えたり色々と石感したから 往来を通りかかった巡査が悲鳴を聞きつけ て土像へ踏み込み久を助け出した時弾で 蹴りがついて新作は罪を免がれ一そつ妻 つまりと正式に申し出た傷者になっては 仕方がないから母親も諦めて新作へ嫁に やろうとしたが久がうんと言わないその 時久の面倒を見てやろうと名乗り出たのが 正子町に別荘を持つ中橋A太郎であった話 はうまく進んで久は向こう島の立派な承に 住むこととなったそれがこの5月わずかに 半年前のことであったしかし久とひの中は 今も続いていたは大の同落性であるが久に 対する愛着の念は下向きでが足の目かけに なったのを一度は激しく恨んだが考えて みれば自分は親のをかじる女性の見れる から是非もない卒業して1本立ちになっ たらきっと妻に迎えるからと2人は王を 楽しんでいた ところがここに皮肉な悪縁というべきは女 権の梅沢湯之助である彼女は同落性の人と 深く言いわした中であったがまた彼女には 数年前から旦那がありこれが中橋A太郎 その人である中橋にができてからは蝶も 薄らぎただ仕送りを受けるだけで滅多に 中橋の訪れを見なくなったというがひしと 深く言いわした夢之助にはそれが苦には ならなくとも恋人旦那2つながら悲に奪わ れた怒り恨みは一方ならぬものがあったり そういない 佐が承を出かけたのは11月30日の午前 10時半頃三町の踊りの師匠のところへ お子がてら車を置いてきてちょっと買い物 に回ってくると言って女中を連れて出かけ た 囲われて後も人王を楽しんでいたがこれが 中橋に知れて色々ゴタゴタのあった挙中橋 はひを呼びとその母親も立ち合いの上で 今後は一切に合わないという一を入れさせ たそれが11月5日のことである高橋は それだけでは収まらず人を返してひの父に 駆け合い息子の監督不幸届きであると現談 に及んだというまたの母にも厳重に差しず して今後はを決して1人で外出させぬよう 命じたから11月5日以降というものは どこへ出るにも母か女中が突き添い日は身 の自由を失うに至ったのである 高橋は毎月の味噌には1月の仕事を整理し て多忙な1日を送り遅く承を訪れて12日 のんびりしていくのが例であるから久の母 は心配して恐怖はみそ日だから旦那がお 見えになるよ2時か3時には間違いなく 帰っておいでと出かけに念を押すと分かっ てますよと久は笑って出かけたところが 夕方4時頃になってぼんやり1人で帰って きたからほやあんた1人はどうしたのさえ まだお帰りじゃないんですか女中は顔色を 失ったがそうそうそれじゃ長歌の視聴さん の方へお回りだわそうおっしゃってたの ちょっと見てきますと言ってすぐ扉した そのまま2人は夜になっても帰ってこない 夜も吹けて10時頃中市は自家用の馬車で 乗り付けたがが見えないのでデッかのごと に起こったそうなるだろうと恐れ悩み抜い ていた母親は230分間というもの半日 用意の文句で斜めつかしつ 平謝り手を合わさんばかりに頼んだが中は たまりかねていう あれほど硬いを受けていながらア字をア字 とも思わぬやつ俺は今夜は夢のところへ たまるから急いで車を呼んでこい馬車は 返してしまった からよそ車を呼んでこなければならないもう夜も妄想ございますよその車ではブのございますからと久の母は必死に買いくいたが黙れこんな浮上の家にいられるかとに足毛にする 襟り首を掴まれてそれ車を呼んで来いと 子外へ突き出されたの母はせかなくあま橋 の方まで歩いて車を1台拾ってきたしかし 戻ってみると中橋はすでに足し去ったのか 姿がなかったもやどうしたんだろうもう 少し待ってみてちょうだいと車を小時間も 待たせてみたが12時を回っても中は戻ら ないそこへにやれた女中がしょんぼり戻っ てきてわっと泣き出した彼女はを探しねて 心当たりを歩き回り途方に暮れて虚しく 戻ってきたのであった新宿郎は久の母から 以上のことを確かめた後にそれで中さんは その後もお見えにならないかねはいその後 お見えになりませんそこで新十郎は久の母 を下がらせて女中を呼んだ この女中は長田安と言って21女中にして は美しい顔出立しである中橋には当園に 当たるとやら 両目失明した母と2人長のわずかの仕送り で小さな家に細と暮らしていたが昨年母が 死んでからは中家の女中となりが承を持つ についてこっちの女中に回されたいやは中 子がの女中だ お前が悲の姿を見失った天末を語っておら んはい み町のお師匠さんの家へ参りましてお稽古 が始まりましたから散歩に出ました この合いを見て戻ってみますと奥さんは もうお帰りだとのことでした買い物に行く とおっしゃってたからいずれお見えになる だろうと正のオタクに3時過ぎまで待って いましたがお見えにならないので一旦戻り ました新獣郎は優しく笑ってお前それは 違うだろう本当のことを隠さず申し立て なくてはいけないよお師匠さんの元で最近 はお稽古したことはなかったのだろうお前 をそこへ残していずれか荒巻と相引きに 出かけたにそういやる前 お前はその戻ってくるのを待っているのが いつもの例であったにそういやい は涙軍で俯いたもう1ぺ昨日のことを語っ てご覧る 通りでございますお待ちしておりましたが 約束の時間がとっくりすぎても戻って見え ません悪いとは存じながらいつもたんまり おだちんをくださるので奥さんの言いつけ に背くことができませんでした2人はどこ であ引きしていたね私はお尚さんの家にて 行かれてどこへいらっしゃるのやら存じ ませんこれで久しが相引きを続けていた ことがはっきりした そこで多くの探偵を出して荒巻ひ中橋 A太郎小山田新作梅沢夢之助らの数日来の 同性を探らせてみると判明してくる事実は 実に意外また意外の連続であるその1中橋 A太郎は11月日海来行方不明之助 の承に姿を表していないのみならず本にも 音沙汰がない本卓ではの承卓にいるものと して意にしていなかった その荒巻ひは11月29日午後4時45分 新橋発神戸行きの直通に乗って故四国へ 赴くはずであったがその翌日も翌日も東京 にいた彼が東京を去ることになったのは 両親が彼の全に見切りをつけ対抗させて 故郷で実務につかせるためであった彼は 旅行を整えて家を出ている家人は彼が東京 を出発したものと信じている その3小山田新作は意外にも3ヶ月前から 梅沢女権地座の座をしている さてその次にもたらされた報告がき会を 極めているのであるこれは梅沢女権の小屋 へ探偵に出向いた犯からの報告である 女権のかかっていたのは浅草ロックの比座 というバラック作りの劇場の晩付けには 入れてもらえぬ悲しい小屋だ 浅草奥福山が官明によって取り払われたの は明治17年その大地として当時田ぼの ロックが与えられたが区画整理して重に道 を通じて後ようやく56件のもないような 小屋と10件余りの飲食店などができた ばかり当時は深海と呼んでいたが今の ロックには必須べくもない田ぼの中の 小さな遊園地である 12年後に時業技ができてや劇場らしい 劇場が存在することになったがそうなると それまでのバラック小屋は年々取り壊され て新しく予想いを整え草分け当時の バラックの名は知ることのできないのが 多い桐座はまあいくらかしな小屋であった ここで5ヶ月打ち続けた女権劇は11月 29日に工業を打ち切り30日に荷造りし て12月2日から横浜で公業することに なっていた 中橋からの仕送りで生活に困らぬ夢之助は こんな貧乏一さに悲しい舞台を務める必要 はないのだが座藤の梅子は夢之助の義の母 育ってもらった義があるから一座から抜け られない夢之助の美亡と芸者は座頭以上に 一座の評判を支えているから自分だけ左口 はというわけにいかないのである 最も旦那に隠れてまぶり合うにはこの方が 都合が良い便利もあった さて11月日にはこの小屋に2つの奇妙な 事件が起こった12月2日からの横浜工業 のためにこの日は一度荷造りに忙しく翌1 日には車で運ぶ手圧であるそこへ現れたの はこの辺では見かけたことのない目の 冷めるような若奥様風の女である最も彼女 が伴ってきた女中の二重絡みの女はこの辺 でよく見かける顔だ日中ほとんど毎日の ように深海をブラブラして小屋のものとも 馴染みがあるがどこの何者だかわからない この2人が小屋の中へ紛れ込むと作者の 小山田新作がどういうわけだか分からない が美しい方の女に向かって乱暴しようとし た人々に隔立てられ女中なのが彼女を抱く ようにかって夢之助の楽屋部屋へ連れ込む この一座で自分の部屋を持っているのは 座長と夢之助だけであるそれからどうなっ たかみんな多忙を極めているから注意して いるものもなかったが23時間後に女中の 女の方が奥さんはどこだろうとほぼ うろうろ聞き回っていたが誰も女の行方を 知っているものがなかったらしい女中の女 は諦めて帰ったようである 午後になっていつ頃からか1人の若い女が ぶらついていたこの女は先ほどの2人とは 関係がないらしいがギリ美しい女で年の頃 は二重である午後2時頃荒巻仁が現れて 夢之助の部屋へ行った間もなく悲鳴が 起こったが人々が駆けつけるとすでに女の 姿はなく荒巻が慌てて街灯を縫んだり洋服 を揉んだりしていた女が荒巻に龍産を投じ て逃げたのであるが荒巻は街当をボロボロ にしただけで怪我はなかった夢之助はその 時小屋に姿が見えなかったのでこれも別情 ない 以上のような2つの開示が比座の留守番に よって放せられた梅沢女権一座は昨2日 横浜に工業中でこの小屋は家休業している これを報告した探偵は言葉を付け加えて 龍祖で行方不明になった女中連れの美しい 女が着意や人層など久によく似ておるよう であります劇場の万人を連れてきており ますがそこで万人に死体を見せ安を見せる と2人にそういないことを確認したヤが今 まで申し立てていたことは全部真っ赤な偽 であったのである新十郎を始め探偵たちは 画然色めき立った安を読んで質問すると安 は涙の一生5号も流した挙げに鼻水の3号 も垂らしたのを始末してどうか勘弁して くださいまし奥さんからいつも立ちんを 頂いておりますしこんなことが誇りました ので恐ろしくて正直に申し立てることが できませんでした水町のお師匠さんへ行っ たというのは真っ赤な偽りでいつも まっすぐ朝草へ参っておりました いつも2人で深海へ行ったのかねへ初橋を 渡って中の中ほどから馬道の方へ曲がって ちょっと小道を入りますと路月という ちょっと奥まった待ち合い風の宿がござい ますくさんはまっすぐここへお入りになる 私は深海地へ行っていつもブラブラしてい ました荒巻さんはいつもひザにいますから 奥さんと打ち合わせのない日は私が言って 知らせますしよが住んで奥さんが帰る時は 原まさんが戻ってきて知らせてくれます 11月30日のことをできるだけ正確に 述べてごら と違いますいつもですと狭橋から中へ 曲がりその中ほどからまた曲がって まっすぐ路へ入るはずの奥さんがこの日に 限って深海へ行こうとおっしゃるのです なんでも夢之助さんに現談があるとかで 荒巻さんとのハ引きが旦那に知れたのは 夢之助さんのせいだったとそんなことを 申しておられましたで桐へご案内しますと 皆さん荷造りで忙しいから小山田さんが ぬっと現れていきなり奥さんを抱きつくめ て暖房しようとしました奥さんが悲鳴を あげて放騒ぎになり私は奥さんをかって 夢之助さんの部屋へほ連れしました奥さん は驚いて気分を悪くなさったらしくあざめ て苦痛の様子でしたが夢之助さんが親切で お水を飲ませるやら解放してくださいまし てしばらくそっとしてあげるが良かろうと おっしゃるので私は外へ出てほぼ小屋を 覗いて遊んでいました1時間半ぐらいして 戻ってみると奥さんの姿がどこにも 見当たりません某を探して3時半頃まで うろついていましたが先にお帰りになった のかもしれないと一旦戻ってまいりました 奥さんの姿が見えないと分かったのは いつ頃だねいつ頃か正しいことは分かり ませんが1時くらいかもしれません どうやら殺人の現場に渡りがついてきた に詰めてあったも通り女権の荷造りの中に 荷物の1つのように見せかけて荷造りされ たように思われるのであるそこへ横浜から 夢の透け始め小山田新作荒巻ひが連行され てきたそこに至って事件は直ちに解決する ものと新十郎を始め花肌に考えたのだが 兄かんやこれよりますます迷に入るので ある まず意外なのは荒巻の証言であった彼は この日11時頃いつもの通り路で久と会う 約束であったから11時前から路で待って いた12時1時を過ぎても久が姿を見せ ない2時近くまで待っても見えないので 諦めて非流座へ戻ってくるとそこに彼を 待っていたのは久ではなくて看護の常見 君江である君江は荒巻が学校を中滞して 故郷へ引っ込むということを知り学校を 卒業したら結婚するという公約の実行を 迫るために彼の姿を探していたのであるが すでに男に裏切られたことは明らかである から顔に流産をぶっかけて恨みを晴らすの が目的であった も荒巻は夢之助の部屋へ逃げたがそこに 夢之助が嫌わしたなら悲劇はさらに大きく なったかもしれない幸い君への手元が狂っ て荒巻は街当をボロボロにしただけで 助かった 起きするはずの荒巻がなお東京にとまって いるのはを恐利へ同行せしめるためであっ た 半ばに中隊とはいえ気は就職して一家を なすのであるからやがてはめ取る妻であり 彼は悲に駆け落ちを申し込んでいた 当分華やかな暮らしはできないかもしれ ないが久もせずに荒巻との結婚を希望して いたとはいえには母もあり単に2人だけで 手に手を取ってとはいかないから家を畳ん で後を追うには用意がいるそれを十分に 打ち合わせるために東京にまって相引きを 続けていたのである 彼は記者に乗るはずの11月29日以来 夢之助の家に泊まっていた夢之助は荒巻が を妻にめ取ることには同意しており心よく 手を引くだけの温かい心を持っていたので ある11月30日には荒巻が街当を ボロボロに焼かれて後3時頃夢之助にあっ た 2人はすぐ夢之助のネ岸の家へ行き酒を 飲んで5時頃にはもう枕を並べて寝たので ある以上が荒巻の陳であった 彼が11時から2時近くまで露にいたこと はその人々によって証明された 確かに荒巻は1人であったその日が路月に 姿を見せなかったことは事実であった 夢のふの陳実はこうである彼女が楽屋で 荷造りしていると部屋の外にさぐ の女が入ってきた1人はよく見かける顔で あるが1人は初めての顔で悲だとは知ら ないがちょっとかまってというのでどうぞ と中へ導くと久は気分が悪いらしく青ざめ て苦しそうだから水を飲ませて横にさせ あり合わせのものをかけてやったりした その後夢之助は幼母の荷造りを手すって やったり他の人々の世話を焼いたり部屋に 病人を残したままほぼをかけ回っていた いつの間に病院がいなくなったか気がつか なかったし気にかけもしなかったすっかり 忘れていたのである1時頃連れの女が聞き に来たが彼女は知らないと答えた まもなく横浜の工業主が打ち合わせに来た ので彼女と母と親田の3人で料理屋へ工業 主を誘い団を終えて3時頃小屋へ戻ってき た留中に荒巻が流産をぶっかけられる事件 があったというが彼女はその時なかった 荒巻と彼女は早速根岸の自宅へ戻ってが ひとまず片付いたので酒を飲み5時頃眠っ た彼女はやがて荒巻と結婚するつもりで ある荒巻が久という女と関係していること は知っているが久は彼に愛遣しをしており そのために彼の気持ちは一時でいた特に 中橋に製約書を取られて以来佐の態度は 次第に霊タになりそのために彼の愛情は 夢之助に傾いて彼が帰るについて正式に 結婚したいということを持ちかけていた 要望への義りがあるので直ちにとはいか ないがなるべく早く結婚すべく2人は手を 相談していたのである以上が夢之助の陳術 であった これによると2人の告白は男女官の愛情 問題において一著しく見解が総意している 他の点においては食い違いがない操作する 身にとってはこの食い違いが玉て箱開け ないうちがお楽しみでしばらくそっと取っ ておいて操作を先へ進めていく 親田新作の陳術はこうである彼はたまたま ロックへ遊びに来て夢の美しさに見取れ 自ら買って女劇の作者に見落としたので あるしかし夢之助が中の2号と知ってから は横連棒思いとまったというのは彼は中橋 を崇拝していたからである市は商品の貿易 症であると同時に工業物の貿易症でもあり 外国の見物を日本へ日本のものを外国へ 紹介しているというのは彼は元来が芸人で 明治初年に都し彼で芸人から商人に転業し た立史伝中の怪談子である夢之助は都を共 にした芸人の娘であった 11月30日には小山田は一道を指しずし て身造に暴殺されていたふと顔をあげると あたかも幻覚を見ているような怪しいこと が起こった忘れられない女がそこに立って いるのである彼は夢の中にいる時のように 自然に悲を抱きしめて熱く方を寄せたので ある夢は破れたは悲鳴をあげ彼は人々に 隔立隔立てられたそれから後は心を 取り直し思い出すたびに幻を払いつつただ 懸命にりに打ち込みその時までは差しず するだけで滅多に自分で手を出さなかった がそれからは自ら先に立って荷造りし人の 分まで汗水垂らして働きまくったのである 小屋の中を西に飛び東に走りあら々しい 息使いで鬼のごとに力仕事に精神を 使い果たしたほどである 1時頃横浜の工業士が来たので座長夢之助 彼の3人で料理屋へ招いて工業を 打ち合わせ3時頃小屋へ戻ると荷造りは 全く終わっていた彼は一度を見て抱きつい ただけでその後は全く見ていない 彼は荷造りの財員をねげらうため酒を買わ せて楽屋で主演を開き明るいうちに大に なってみんなとこんでしまった目が覚めた 時は夜の10時頃で彼だけそっと抜け出し て我が家へ戻ったのであるなお彼は劇団 からは一問も受け取らず帰って金を 持ち出しているほど劇団に尽くしているの である以上が小山田の陳であった 彼の陳実は罪によって証明された彼は確か に一道と主演を開き酔いつれて楽屋に 寝込んでしまったしかし主演の一党も 愛前後して酔いつれ後のことは分からない なお大部屋の年中は年中楽屋に寝泊まりし ていた彼らには定まる家がないのである 新獣郎は死体を入れた氷を示してこれは君 の劇団のものと違いますかこれは古い氷 ですな僕のところでは初めての旅工業で 大方新品こんなのはなかったようです しかしこの肩の氷は芝居小屋ではよく使う ものですから近所の小屋のものかもしれ ませんな中橋が芸人ア上がりであることや 夢之助が共に都米した芸人の娘だという ことは本当ですか容き新獣郎ともあろう 物知りがそれをご存知ないとは恐れいり ましたな芸人雑誌という本の川見美吉ちの 項目を読んでご覧なさいこの警察署の前の 歌詞本屋にもあるでしょうよそこで新獣郎 は歌詞本屋からその本を取り合わせた行方 不明の中橋A太郎について知る必要があっ たからであるそこに記された記事はまたも や花肌意外極るものであったその記事は次 の通りである 川富美カルトび明治4年米人ハリマンに 招かれて都米数一次のご年カルトび美吉妻 花ごまし松井妻5万娘服8歳駒の中に入る 常5歳セがれ両一 カルトび梅之助手妻銅人一人一 柳川連れ声安5歳渡浜シ美線かの娘隅4歳 極持ちげ 軽吉右上3次剣三太郎妻み光セガ三次3歳 上乗 সু妻6 秋6 セガ国太郎2歳太鼓内小一盆 セれ馬東西裁手妻柳川八手妻 [音楽] 人妻長 娘楽歳 4月11日横浜出版おいおい各地を回り 同年クレサンフランシスコ工業中銀種美吉 の家族大勢なるを好まず演芸に必要なる ものを残し他を船に乗せて送り返さんと すき を懲いて銀象殺害線として大将をおわしめ 彼の警官に鼓爆せられたるに自殺して果て たり一度途方にくれたるにカびの梅之助は 心を聞きたるものなれば新たに長八を蝶と して一段をくましめ己は彼の勝者に入りて 実業を学ばと時に妻柳川を離別し枯れて 消せ寄せる身きのご家をめ取りて一段を 放る浜の妹かつも城を通然中なれば梅之助 を恨み自殺して破としてト去りしという 梅之助本名A太郎今日中橋商司の社長にし て貿易会の1居材 は一段を率きいて南米北米を打ち回り天田 観南を重ねたる後ブラジルの地に客死せり 時に明治7年なり取り残されたる一段は 解散し近事ケキチラは本国に鬼着セルもに 救視せるもの行方知れざるもの多いし古長 は黒人と結婚して極馬に加わり78年画 ほど欧米を準業セルも後失明して黒人にも 捨てられ娘安に守られて少然帰国セりと いうかは梅之助の緑により娘と共に他に 先立ちて速やかに帰国の叶いたるは梅之の 罪滅ぼしにやされど何路の疲れなるべし 帰国間もなく病を得てしせり住尾をは梅沢 梅子に育てられ今日梅沢夢之助を名乗りて 女権のメ下谷 誠に異常な記録である夢之助の母は中橋の 芸人時代の1人でなり無上を恨んで自殺 未水の経歴があるわけだそれにも増ましし て意外なのは黒人と結婚して極場団に入り 失明して捨てられたという柳川古長である これぞ久の飯使い安の実母であろう中橋が わずかの仕送りを与えて細と暮らしを立て てやったも通り1度は彼の妻し故蝶連れ子 の安は中橋を父と呼んだ幼い時期もあった わけだ 新獣郎はしばし外に打ち沈んだが奴を呼ん で お前はいくつの年にアメリカから帰ってき たのかねと出し抜けにと問うとヤスは びっくりしたが 年でございますかような声で答えた お前はアメリカ準業の一光の中に1つ年下 の隅という娘のいたのを覚えていないかね 覚えていますシみのおばちゃんの娘のすみ ちゃんそうその娘が梅座は夢之助だという ことをお前は知っていないのかヤは呆然目 をさにしたがいえ気がつきませんでした そういえばおざしが残っています一緒に 遊んだのは6つ7つの頃ですけど夢之助を 呼んで安を記憶しているかと問とうと 夢之助は首を振って否定した彼女は当時 あまりに押さなかったのであろう 津波が連行されてきたその陳実は次の通り である 彼女は昼職後本合の宿舎を出たロックへ 着いたのは1時頃2時頃荒巻の姿を見かけ てへ追って入り夢中で流産を投げつけて 逃げた探偵が自分の跡を追っているような 気がしてその時も心の休まる時がなく宿舎 へ戻ればそこに探偵が待ち伏せているよう に思われあちらへ歩きこちらへ曲がりして どこを歩きどこを彷徨ったかよくも記憶し ていないが最後にどこかよく知らないが 寄せで時間を潰して深夜宿舎へ戻ってきた 君への陳実は以上のごと で雲を掴むようであるが罪を犯して逃げる ものの心理としては花当然なことでもあっ た 新十郎は再び荒巻を呼んで君は戦国と結婚 することを夢之助が了解しているように 言ったが夢之助はそうではないと言って いるよ夢之助の語るところでは結婚の相手 は自分で君は悲に愛遣をされているという ではないかええそんなことはありません 私って四国へ来ることに話が決まってい ましたただ時期と方法の問題をあれこれ 相談していたのですそれはおかしいね君は 30日の夕方にも夢之助と酒を組み交わし つつ結婚の時期と方法を相談したと夢之助 は言っているが同時に2人の女と同じこと を相談していたのかねここへ夢之助を呼ん でくるが君は今の言葉を復傷するだろうね えちょっと待ってください確かに2人の女 と同じことを相談していたのですですが夢 のと語る場合は本気ではありません一時 ノれなのですなんとかしてが先に四国へ 来るように夢之助が遅れるようにとそこに 苦信していたのです人は先にと結婚して しまえば鬼めのような嫉妬深い女と違って 夢之助は案外あっさり諦めるような女なの ですですがこれは内緒ですから夢之助の前 でこうは言いたくないのです 久が死んだから今度は夢之助にかかりきる というわけかねと新獣郎は珍しく苦がしげ に皮肉を行った 連行した容疑者一童は初に止めておくこと にして新獣郎が出かけたところはネ岸の 夢之助の承卓であった下遣いを呼んで 11月30日に夢之助と荒巻の両名が揃っ て戻ってきたはずだがそれは何時頃だった ねの翌日の利造作りの日だよはっきりとは 覚えていませんが夕方近い頃でしたねこれ で1段落忙しいようが済んだとすぐおまり でしたまだ日のあるうちに疲れた疲れたと お休みでしたよ 寝室は2階だね旦那がお見えになると2階 が寝室ですが荒巻さんとご一緒の時はそこ の離れのような小部屋でございます玄関 からはどこよりも離れていますし雨を 開けると誰にも見られず裏気戸へ抜けられ ます荒巻さんは帽子も靴も荷物も一切合災 この離れへ持ち込んでいざといえば 逃げらす用意を整えてお休みになるんです よ2人はぐっすり寝ていたのかねそんな ことは知りしませんただ夜の10時頃水 ちゃったのでお届けしましたが穴巻さんの 方は眠っていました その晩さんは確かに来なかったのだね確か にお見えになりません 最後に新獣郎は浅草ロックの地に立った 非流座を始め小屋の1つ1つを綿密に見て 回る全部見て回ってからの隣の休業中の 小屋へもう1度戻ってきたひザの学屋口 からこっちの学屋口へ細い道を隔立って すぐ渡れるような構造であった 彼は万人を呼んでこの小屋はずっと休んでいいのかね [音楽] えい取りこまして新しい小屋を立てるとかですね時業技とかいう浅草一の立派な小屋を作るとかいうことでスバンがお前だけか [音楽] ええ他に女が 1 人いますがこんな何にもない小屋のことですから留スバンなんぞいらないようなもので [音楽] お天気の日は足も乳房も大概働きに出て 帰ってくるのは夜の8時頃でさ小野とは鍵 をかけるのかえ鍵なんぞありません内側 からか抜きはかかりますがそれは夜だけの ことで自分の部屋の戸の鍵を閉めるだけで たくさんさね取られるものは何もありゃは しませんや 新十郎は王道具の在目が積んであるところへ来てその片隅に [音楽] 5 つ並んでいるぼケ大をさしたこの氷の数が 1つ減ってやしないか そうですねそういえばなるほど以前は 7つあったかねするてと 1 つ減ったかもしれないね何空っぽで中には何も入ってやしませんので [音楽] 新獣郎は下を見回してうん一寸釘が至る ところに散らばっているな独り言を漏らし たが彼の目は一点も漏らさぬような厳しさ れ小屋の中を炭から隅まで見て回った彼は 一点を指したここに何かを引きずった後が ある出口へ向かって3元ほども何が 引きずられたか彼は人々の顔を見回して 笑ったそして叫んだ死体を詰めた氷 その晩花の屋と虎之助が新十郎の所斎へ 遊びに行くと彼は気場の拍紙に頭面を引い て選客の織江へと2人考え込んでいた見る と上野だ本郷だの浅草だのと書き込んだで あった新十郎は図面を4人の真ん中へ広げ て説明を始めた久が自宅を出たのが午前 10時半昼へ到着したのは11時頃 でしょう昼へ到着早々小山田に抱きつめ られて夢之助の部屋へ逃げ込むちょっと 伏ったのですが安が主人の姿が見えないと 言って騒ぎ出したのが午後1時頃してみる と11時から1時までの2時間の間には 殺されて氷詰めにされたようですこれは まず確実と思われます一同に意義がない らしいので新獣郎は語り続けた1人の女 もしくは女装した男のいずれかがその日の 夕方6時頃とっぷり日のくれた上野の山下 で小寺というシャッフを呼び止めました 低浦としのバずの池の間の寂しい道でお父 に黒ロホルムを欠かせて混させを脱いで男 のシャッフに変装して車を引いて走り出す までに30分はかかります犯人は車婦の姿 で車を引いて一に駆け戻ります行先は浅草 の隣の小屋です1時間なら楽々到着でき ます氷を積んで再び同じ道を戻りますまだ 7時半にはならなかったでしょう各手約1 時間8時半頃本郷正子町の中橋別へ到着し ましたその玄関へ氷を下ろすと低大校内の 寂しいところへ車を捨てて車婦の服装を 脱ぎ自さの紳士服を着て街灯をつけハット をかぶり立ちまち青年紳士に変わりました さて出発当時の女装一識を包みにしてさえ た彼もしくは彼女は急ぎ足に切り通しを 降り9くじちょっと回ったところに上の 広工寺でモローシャッフのステ地に 呼びかけましたステ地は彼の奇妙な命令を 大して正子町の中橋別へと急ぎ去るこれで 犯人のその日の行動は終わりをつけたの です丸之助は首を振って 後を呼び止めた女と地を呼んだ男とは別の 人間さねただし一心同体ではあるがな失礼 ながらあなたはまだ若い男女の道に心えが なくては正しい水謝りますぞなあお礼ゆき さんを名探偵に仕込むために嫁を探して あげたいと思うがどうだろうそこへ古田 老査が慌たしく駆け込んできたただいま 軽長から騎法がありましてな中橋太郎が フ乱した死体となって住田川のことの辺り へ上がりましたぞ水ではなくて首を閉め られて死んでおったそうです新十郎は愕然 色を失って立ち上がったしまった推理が 狂ったかいや待てしばし彼は直ちに冷静を 取り戻した素早く服装を整え一道は馬を 急がせて現場へ急行する新獣郎は木を吐く ような目で中の死体を睨み続けていた彼は 怒り越で叫んだこの犯人は殺した犯人と 同一人ですご覧なさい2人は同じように 死んでいます苦しくもなかったように ほとんど抵抗した様子もなく妻に2人とも クロロホルムをれてから考察されているの です彼はすぐ振り向いたさて1ゆっくり 考えてみましょう明日の午後犯人を 捕まえようではありませんか一度を促して 木に着いた神楽坂へ戻りついて門前で 虎之助と別れる時ににっこり笑って支いた お父が乗せた女と素敵地に用を言いつけた 男はたった1つですが重要な点で類してい のです2人ともかばってはいるがそうくは ないような包みを持っていたのですではお やすみ ひ川の活定で回収の前にかしこまっている のは言うまでもなく虎ノ之助 太陽も上がらぬ頃から活定の門が開くのを 待っていたという慌たらしい駆け込み訴え である日事の報告を連日おなく講じておい たからちょうど読切り公爵の点でただ今ま 最終回を務め終わったところまだ火はそう 高くはない八め握り飯を腰にぶら下げてき て海州の朝食にご盤したらしく彼のお然の 横には竹の川が散らかっている 大衆は食後の茶を味わい再び石に水を示し てナイフを解いだ静かに研ぎ終わって薄い 歯に吸い込まれるように眺めけっていたが ちょいと蚊も払うような明るさでコテを 後ろに回したと思うと後ろ頭を切り返しで 血を吹いたそれを数回繰り返したがやがて おむに謎を解いて聞かせた 新獣郎の説のごとにこの犯人はただ1人 脅犯はないぜ上野山下と広浩司に出没した 男女2人いずれも同じような大きな荷物を 持っていたのがドイツ人の証午だよこの 犯人は夢のさ女権の立役者シャフにも美難 にも化けるのは自由事在というものだのを 重ね手を尽くして下詰の氷を運び出したの は殺した場所と時間を狂わせるためまた 犯人を男と見せかけるため本郷を中心に氷 が往復している如に見せかけたのは大方 小山田の反抗と思わしめる根胆でやったの だろうのごに手を施しておかなくちゃは久 は夢之助の楽屋で行方知れずになったのだ からまず第1に疑られるに決まってらな そこを見てのから空くりだ夢之助は幼少 より芸人の中に育ち軽手を見つけて育って いるから指先のさきはコツを湧きまえ クロロホルムを操るぐらいは器用にやって のけたろうさね夢のは午後の30時過ぎに 荒巻を伴って我が家へ帰り時ならぬ昼酒を 飲んだのは昼寝と昼寝と見せて抜け出す ため眠ると見せて荒巻にはクロロホルムを かがせた後裏木戸から忍び出たのさ 広工寺でステに命じて中橋別氷を取りに 走らせ予定の仕事を無事完了したのが9時 ちょっと過ぎた頃再び我が家へ忍び戻って 元の寝巻き姿となり女中に水を命じたのは 芸の細かいところでずっと寝ていたと 見せるためだここに哀れをとめたのは中橋 A太郎さ実の承諾を車の来るのを待ち切れ ず扉の11時近い頃根岸の夢之助の承卓へ たどり着いたのが彼これ12時近い黒元で あったろう高橋の不の訪れに協点したのは 夢之助だ荒巻にはクロムをかせてやるから 兼ねて用意のごとに裏から逃す術がねえや これは行点するだろうさね女中がぐっすり ネ入りバで目を覚まさないのを幸いに毒 クラはさらまでと表へ回ってクロホルムで 眠らせて考察したがこの死体は円の下か 何ぞ一時隠しておいてそのるよりゆっくり 処理したものだろう憎い久を片付け 熱い向きに中橋の始末もつけてこれで天下 晴れて荒巻と添い遂げたい夢之助の放すん だろうが中橋がの母に夢之助の承卓へ参る とはっきり厳しているのは天の声実に不正 はおずから破れるものだいかに万全を施し ても1人の知恵は初詮知れたものだ 虎之助は我が家へ戻らずに花の屋の玄関先 につっち先生を玄関口へ呼び出して何にも 言えずに笑っているその薄気の悪いこと さすがの花の屋も当てられて苦い顔しな さんの黒豚が笑ってると思ったら怒りの 合結じゃないか男女の道で新犯人が遂げた かい 本人は女だ 男女の道に見切りをつけたところはお見事 この神眼はどうだ誰しまいと思いの他天の 声実に不正はおずから破れるってことを 知るまいな知らないね失礼だが犯人は男で 消すクロホルムと変装急所はここにあり ますね薬物に通じて芝居道に通じたるもの しかし変態にして吸血鬼き 犯人はただ1人小山な新作あるのみゲと 虎之助は腹をしっかと抱えて弾末の如とに 笑い出したその日の午後例の一光を 引き連れ処活処しての探偵一度に3臭を 求めた新獣郎は犯人の空くを静かに 解き明かして聞かせた 今まで接した犯罪のうちでこの事件ほど 巧妙に組み立てられたものはありません でした空くはいくにも張り巡らされて重点 を匠にそらしほとんど付けいる隙がない ごとに完璧な構成を示しております面密に 計画され1つ1つが予定のごとく確実に 実行されたもので一石が一隻ごと意味を 果たしほとんど無立てというものを 見い出すことができませんしかしほど 完璧に遂行された犯罪もなお完璧の故えに 弱点はあるのですつまり最も重点から外れ て見えるところに隠れた重点があるという ことであります 新獣郎は例になく奇妙な埋接を付け加えた 彼がこれほどのはよほど犯人の手際に迫し たからだろうこの事件の娘を解く手がかり は2箇所にあるのですがまず第1には女 からシャ婦になり美難に返事鼻々しい苦労 を重ねてまでも中へ氷を送らねばなら なかったのはなぜであるかということです 曰く殺された女がであるということを 分からせるため曰く殺された日や場所が 直ちに分かってもらいたいため以上の理由 に基づくのです犯人はの両目に一寸釘を 打ちいかにも恨みの強行らしく見せかけて いますが誠に恨むものの強行ならば殺す ことによって目的を達するわけでがいつ どこで殺されたかということは分かって もらいたくないことにそういなくまた教皇 の発覚が1日でも遅くできることなら発覚 されずに済ましたいにそういありません 氷を届けるために払った大心を氷を隠す ために用いるのが自然に決まっています 従っての目に釘を打って恨みの強皇の如と に見せかけているのは実は最もそうでない ということそして悲が殺されたことが1日 も早く知られることが犯人の利益になる こと これがすなわち完璧の故に生じた弱点の1 つであります新獣郎は一息ついてまた語り 続けた以上の娘が解ければ小から次のこと がほけてきます単に中家へ届けるだけなら 正子町の別荘だけで良かったはずですなぜ さらに本底へ運ばせようとしたかこれ すなわち男に返事女に変る手段によって 一人物の男女に化けての反抗であると 見せるため これによって同一人物が男女二様に変装 する故えに役者に関係ありという結論が 生じてきますそれゆえにそれらしく見える ことの逆が誠の断りによりこの犯人は役者 に縁がないということが分かるのであり ますまた一息入れた次により重大なことを 語ろうとする規約が困った もう1つの娘はもっと現実的な仏方をして いるのですが犯人はこれをごまかすために 自らも花々しく現実的な国策を老している のであります すなわちと橋を一人が同日に殺すに橋をで殺しうるものは [音楽] [音楽] 1 人しかいないのですが犯人はで思わるために自分にかかる密なう力がないもの愚ろか者のふりをしてみせたのであります すでにしいと思いますが犯人は中足に捨て られ両目失明して安淡たる障害を終わった 先柳川の娘安であります安以外にこの2つ の殺人を同時に行いうるものはないのです 久が比座に現れたのは安以外の全部の人に 唐突で全く偶然の機械でありますこの偶然 を捉えることができても11月30日の夜 遅く中足がの承卓に現れることを知るもの はまた安みで他の難人もさらにこの第2の 偶然をも捉えることはほとんど不可能で ありましょう 中橋を即や殺そうと思うものは当然本を 襲うべき断りでなければなりませんは座を 訪れたのはの思いつきのごとに証言して おりますがこれがそうでないことは荒巻が 11時に路月で待っていたことで知ること ができます久も路月へ行くつもりでした これを比流剤へ行かせたのは安がそうで ありますヤは兼ねて久を路月へ送るたびに ロックに遊んでロックの小屋のあらゆる 事情に通じていましたヒ座の隣の小屋が 日中は無人で氷があることそこが反抗の 現場たるべきことは年入りに計算され予定 されていたのです のみならず久の行方を探すふりをして男女 療用に変装して氷を中家系へ届けることも 中橋を帯おび切らして殺すことも安く9時 頃氷を始末するについての予定の全部を 無事完了すると元の女の姿に戻りもはや身 を隠す必要もなく人力を利用したりして 10時頃には承託へ戻っていたでしょう しかし彼女は承の中へは入りませんでした なぜなら彼女は気を見て中橋を殺しその後 に久の姿を探し破ねてようやく戻ってきた と見せかける必要があったからですまた久 の行方を探すためならどんなに遅く戻って も怪しまれる恐れはほとんどないと申し ましょうもしも久の母が外出せず中橋が 就寝したと外から忍びって物との教皇の ごとに中を殺し自分が朝方に呆然と戻って くることも可能なのです 久の母が車を探しに外出したのでこの木に 奴は室内に現れ奥さんのいる場所へご案内 しますなどと帯び出して黒ロホルムで眠ら 手から殺して水中へ落としたものにそうい ありません 中橋を殺すことこそは彼女の真の目的でを 殺したのは他の難人かに罪を着せるためで あります 13の年まで母と共に外国の極場団にいた 安は所持に通じ変装やクロロホルムの扱い 方などもよく心えていたものとさせられ ます 怪州は虎之助の語る新犯人を聞き終わり 沈黙しばし自弱たる面職で静かに行った やが本人とは意外な真層だよ虎の話から じゃ奴安が計り方を用いてアングを予って いたというからくりは見破ることができ ない全て探偵ということは実致にこの目で 見なくちゃ真層を見破りがいものだ安が具 を予っているというから空くのごきものは 目のあるものには見破りるが虎ラのごとに 節穴の目には初詮知流べからざることだ 節穴を通して捉えたことを土台にしてこの 方にこのことの真層を見破れというのは 無理なことさ新十郎といえども虎ラの目玉 を土台にしては新犯人を捉えることはかの ことだよ彼の目によって見るゆえによく 真層を見ることができるのさしかし新庄は よくできたやつさ完璧なるがゆえに弱点も あるとはよく言えている 空のごときは不完全の故えに弱点だらけだ が完璧なるものと言えどもあえて恐るには 当たらないということは平法経済などの ことにおいても真層だよ その之助之助は己の節穴の目によって誹 なる永血の目をくわしめたことを花々しく 恥き長く長く打ちうだれて一言の言うべき 言葉も失っているのみであった ご視聴ありがとうございました 坂口安ゴ町安号取物町あ無上これにて 読み終わりでございます

📘作品タイトル
坂口安吾『明治開化 安吾捕物帖 その四 ああ無情』

📝あらすじ解説
 明治の東京、上野の夜。寒空の下で一人の人力車夫が殺される。彼の名は要助、腕はいいが人嫌いで知られていた。事件を追うのは、探偵・結城新十郎。
 殺人の動機を探るうち、彼は要助の過去と、かつて芸者だった女お小夜との因縁、そして怪しげな青年・夢之助にたどり着く。
 舞台は浅草の芝居小屋へと移り、華やかな舞台の裏に潜む哀しみと偽りが次第に明らかになっていく。
 ”無情”とは何か――結城の推理とともに、人間の心の深奥に迫る異色の探偵譚。

登場人物
◆ 捨吉(すてきち)
職業:モーロー人力車夫
 労働意欲が低く、辻待ちで客を狙う日銭稼ぎの雲助。
 飲んだくれで、小銭にがめつく、他人の金品に対する欲が強い。
 一方で小心者でもあり、殺人死体を発見すると一晩中怯え、処理に迷って捕まる。
 本作の発端となる誤認逮捕の当事者。

◆ 音次(おとじ)
職業:上野駅所属の人力車夫
 捨吉と違い、正式な集会所に所属する真面目な車夫。
 女性に変装した犯人に香水を嗅がされて気絶、衣服と車を奪われる。
 嘘偽りなく証言することで捜査の重要な手がかりを提供する。

◆ 中橋英太郎(なかはし えいたろう)
職業:大商社の社長、芸人上がりの成功者
 若い頃は芸人として渡米し、実業家に転身した立志伝的存在。
 強権的でヒサを自分の妾とし、彼女の行動を徹底的に監視。
 荒巻とヒサの関係を知り、誓約書を書かせたり、母にも圧をかける。

◆ ヒサ
職業:元・駄菓子屋の娘、中橋の妾

 東京小町と評される絶世の美女。
 幼い頃から母に大事に育てられ、将来は玉の輿と期待されていた。
 荒巻敏司と恋仲で、中橋の妾となった後も逢瀬を続ける。
 芸者とも芸人とも違う、“純粋培養”の美しさと哀しみを持つ。

◆ 荒巻敏司(あらまき ひとし)
職業:医学生、赤坂の官員の息子
 美男子で女たらし。 
 芸者や女芸人など複数の女性と関係を持ち、ヒサとも愛人関係。
 情熱的な一方で、場当たり的な行動や無責任な態度も多い。
 結婚の約束を交わすが、結局誰も幸せにできない。

◆ 梅沢夢之助(ゆめのすけ)
職業:女剣劇の人気役者
 
 美貌と才能を兼ね備えた芸人。
 実は中橋のかつての情婦であり、今も仕送りを受けている。
 荒巻とも恋愛関係があり、ヒサに恋人と旦那を両方奪われた怒りを抱える。

◆ 長田ヤス
職業:ヒサの付き女中、中橋家の子飼い
 実母は盲目の元芸人・柳川小蝶。
 ヒサを慕って忠実に仕えるが、事件発生時は嘘の証言を重ねる。
 子供のころアメリカで夢之助と同じ一座にいた過去がある。

◆ 小山田新作
職業:狂言作者見習い → 女剣劇一座の座附作者

 ヒサに執着し、ストーカー的な愛情から手ごめにして土蔵に監禁した過去がある。
 事件当日もヒサに会って暴走しかける。

◆ 常見キミエ
職業:看護婦
 荒巻と恋仲になり、裏切られて硫酸を投げつける激情型の女。
 事件そのものには直接関与していないが、混乱の一因を生む。

◆ 結城新十郎
職業:警視庁の名探偵

 緻密で冷静な推理力と観察力を持ち、犯人の芸術的な犯行を見抜く。

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『明治開化 安吾捕物帖』は、坂口安吾による連作時代推理小説で、1950年から1952年にかけて『小説新潮』に連載されました。この作品は、これまでに以下のような映像化や漫画化が行われています。

🌠映像化作品:

テレビドラマ(1973年):『新十郎捕物帖・快刀乱麻』のタイトルで、朝日放送制作によりTBS系で放映されました。

テレビドラマ(2020年):『明治開化 新十郎探偵帖』として、NHK BSプレミアムの「BS時代劇」枠で放送されました。主演は福士蒼汰さんです。

テレビアニメ(2011年):『UN-GO』というタイトルで、フジテレビ系「ノイタミナ」枠にて放送されました。この作品は『明治開化 安吾捕物帖』を原案とし、舞台設定を近未来にするなど大幅なアレンジが加えられています。

🌠漫画化作品:

横山まさみち作画:「怪奇殺人事件狼殺し」や「赤罠」などが『週刊少年サンデー』に掲載されました。

『東京開化事件譚』:pikomaroさんが作画を担当し、原作の第1話「舞踏会殺人事件」を基にした作品です。集英社の「R30漫画賞」受賞者による特別読切として2020年に発表されました。

🌠作者
坂口安吾(さかぐち あんご)(1906年10月20日 – 1955年2月17日)は、日本の小説家・評論家で、戦後文学を代表する作家の一人です。本名は坂口 炳五(さかぐち へいご)。

1. 生涯と経歴
① 幼少期・青年期
1906年、新潟県新潟市に生まれる。
家は名家で、父・坂口謹一郎は衆議院議員、新潟市長も務めた人物。
旧制新潟高校から東京帝国大学文学部印度哲学科に進学するも、中退。
② 文壇デビュー
1931年頃から作家活動を本格化し、初期は探偵小説や歴史小説を執筆。
1936年、「風博士」などの前衛的な作品で文壇の注目を浴びる。
戦時中も執筆を続け、戦後の混乱の中で本格的に活躍。
③ 戦後文学の旗手
「堕落論」(1946年):戦後の価値観の転換を鋭く論じ、戦後文学の代表的評論となる。
「白痴」(1946年):「戦争によって崩壊する人間の姿」を描いた代表作。
「桜の森の満開の下」(1947年):幻想的な短編で、後に多くの映像・舞台作品の原作となる。
「明治開化 安吾捕物帖」(1948-1952年):江戸川乱歩や横溝正史とは異なる近代知識人探偵・結城新十郎を描いた異色の捕物帖シリーズ。
④ 晩年
人気作家となるも、私生活では酒と薬物に溺れ、健康を害する。
1955年、脳出血で急逝(享年48)。
2. 作風・特徴
✔ 「堕落論」などの評論
 → 戦後の日本人に「堕落する自由」を訴え、戦争責任や伝統にとらわれない新しい生き方を提唱。

✔ 「白痴」「桜の森の満開の下」などの小説
 → 人間の狂気や暴力性を描きながらも、幻想的・哲学的な深みを持つ。

✔ 「安吾捕物帖」シリーズ
 → 探偵小説でありながら、歴史的・社会的な背景を重視し、探偵の推理以上に「時代の空気」を描くことに重点を置く。

✔ 「歴史もの」(「信長」「二流の人」など)
 → 織田信長、明智光秀、坂本龍馬などの歴史人物を、独自の解釈で描いた作品群。

3. 坂口安吾の影響・評価
**「無頼派」**の代表格(太宰治・織田作之助らと並び称される)。
村上春樹、宮崎駿、高橋源一郎など現代作家・クリエイターにも影響を与える。
**アニメ『UN-GO』**など、現代においても新解釈で作品が映像化されている。
4. 代表作
📖 小説

『白痴』(1946年)
『桜の森の満開の下』(1947年)
『明治開化 安吾捕物帖』(1948-1952年)
『信長』(1950年)
『二流の人』(1950年)
📝 評論

『堕落論』(1946年)
『日本文化私観』(1942年)
『教祖の文学』(1948年)
坂口安吾は、戦後日本の思想を大きく揺さぶった異才の作家であり、その影響は現代にまで続いています。

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