その声かけが“自信を奪う言葉”に?優しさが逆効果になる理由とは【子育て雑学】
子供が可愛くてつい甘やかしてしまう そんな優しいパパの姿勢が実は子供の将来 に思わぬ影響を与えてしまうことがある そう聞くとドキッとしませんか心理 カウンセラーとして多くの家庭へと 向き合う中で愛情深いお父さんが無意識の うちに子供の自立深夜自己肯定感の目を 潰してしまっているケースを何度も見てき ました今日は優しすぎるパパが子供をダメ にしてしまう理由について実際の カウンセリング事例と共にお話しします この動画を見える頃には本当に子供を思う からこそ今必要な接し方とは何かがきっと 見えてくるはずですうちも相も同じことで 悩んでるという方がいたら是非コメント欄 であなたの声を聞かせてくださいあなたの 気づきが誰かの支えになるかもしれません それでは一緒に学んでいきましょうお子 さんの未来のために今日できる一方を 踏み出してみませんか1さと甘やかしの 教会戦つい数ヶ月前カウンセリングで 出会った小学3年生のお子さんを持つ お母さんからこんな相談がありました主人 がとにかく子供に朝しすぎて困っているん です子供が泣くとすぐに要求を聞いて しまうし宿題をやりたがらなくても疲れて いるからいいよと言ってしまう私が少し 厳しくするとママは怖いからパパのところ に行くと言われてしまってこの時私がお 伝えしたのが愛情と甘やかしは全く別の ものだということでした心理学的に見ると これは過保護と過感省の区別ができてい ない状態なんです発達心理学の研究では 適度な制限と挑戦の機会が子供の自立心と 問題解決能力を育むことが証明されてい ます一方で全ての困難を取り除いてしまう 環境は子供の困難体制を育てる機会を奪っ てしまいますその方にお伝えしたのは優し さは子供の気持ちに寄り添うこと甘やかし は子供の成長の機会を奪うことだという ことでした例えば宿題をやりたがらない時 優しいパパなら疲れているねでも少しずつ でもやってみようパパも一緒にいるからと 寄り添いますしかし甘やかしは疲れている ならやらなくていいよと責任を取り除いて しまうんですそこでそのパパさんには 甘やかすのではなく優しくよりそう声かけ に変えてみましょうとアドバイスしました すると1ヶ月後パパの対応が変わって子供 も少しずつ変化していますという嬉しい 報告をいただきましたこの成功の裏には パパとママの連携という重要なポイントが 隠されていましたに将来への深刻な影響 カウンセリングを続ける中でその方から 意外な質問をされたんです先生甘やかされ て育った子供って大人になってからどう なるんでしょうか実はこの質問には私自身 も深く考えさせられる体験がありました 昨年20代後半の女性からこんな相談を 受けたんです就職してから上司に怒られる とすぐにやめたくなってしまいます父が とても優しい人で私が困ったことがあると 必ず助けてくれて嫌なことからは守って くれましたでも今になって思うと自分で 問題を解決する力が全然身についていない んです同期はみんな頑張っているのに私 だけが逃げたいと思ってしまうこの方の話 を聞いて私は優しすぎるパパの愛情が時と して子供の将来に深刻な影響を与えること を実感しました心理学的に言うとこれは 学習性無理機関と呼ばれる状態です困難な 状況を経験する機会が少ないと大人になっ てから困難に直面した時に自分には解決 できないと感じてしまうんですさらに証人 欲求が強くなりすぎて常に誰かに認められ ないと不安になってしまう傾向も見られ ます認知行動療法の観点から見ると子供 時代に困難を乗り越えるとして自信がつく という成功体験を積み重ねることが大人に なってからの精神的な強さの土台になり ますしかしパパが先回りして困難を 取り除いてしまうとこの大切な学習機会を 失ってしまうんですその結果大人になって から挫折に弱い性格になったり他の人に 依存しがちになったり自分に対する自信を 持てなくなったりといった問題が現れ やすくなりますそしてこの話を聞いた小学 生のお母さんがはっとした表情で言った 言葉が忘れられません3愛情の正しい形と は先生私たち親が考えていた愛情ってもし かして子供のためじゃなくて自分のため だったのかもしれませんこのお母さんの 言葉を聞いた時私は心理カウンセラーとし て重要な気づきを得ました実は優しすぎる パパの多くが無意識のうちに子供に嫌われ たくないいつも笑顔でいて欲しいという 自分の感情を優先してしまっているんです これは心理学では親の未解決な問題と呼ば れることがあります私の知人にも同じよう な体験をした方がいるんですその方は自分 が子供の頃父親が厳しすぎて辛い思いをし ただから自分の子供には絶対に嫌な思いを させたくないと話していましたしかしその 結果お子さんは学校で友達との関係が うまくいかず少しでも嫌なことがあると 泣いて帰ってくるようになってしまったん です本当の愛情とは何でしょうか心理 カウンセラーとしての経験から言えるのは 子供の長期的な幸せを考えた関わり方だと いうことです具体的には子供の感情を 受け止めつつ適切な制限を設けること失敗 を恐れず挑戦できる環境を作ること困った 時は助けるが全てを代わりにあってしまわ ないこと子供の気持ちに共感しながらも 社会のルールを教えることら全てが含まれ ます最新の発達心理学の研究では温かくて 適度に要求水準の高い養育が最も子供の 健全な発達を促すことが分かっています これは権威のある養育と呼ばれ愛情と起立 のバランスが取れた関わり方のことです その方には愛情は甘やかしではなく子供が 自立できるように導くこととお伝えしまし たするとパパも確かに本当に子供のためを 思うなら時には心を鬼にする必要があり ますで取り返してくださいました3週間後 のカウンセリングで驚きの報告を受けまし た パパの意識改革がもたらした変化先生主人 が変わったら子供も劇的に変わりました そのお母さんの嬉しそうな表情は今でも 鮮明に覚えていますパパが変わった具体的 なポイントは3つでしたまず感情の需要と 行動の制限を分けるようになったことです 疲れているねレモ宿題は自分の責任だから 少しずつでもやろうかと気持ちは受け止め つつやるべきことはやらせるようになり ました次に助けるタイミングを見極める ようになったことですすぐに手を 差し伸べるのではなくどうしたらいいと 思うと考えさせる時間を作るようになり ましたそして失敗を学びの機会として 捉えるようになったことです子供が失敗し てもすぐに慰めるのではなく何を学べたか なと一緒に振り返るようになりましたその 結果お子さんにどんな変化が現れたかと 言うとまず宿題を自分から進んでやるよう になりました友達との小さなトラブルも 自分で解決しようとするようになりました 難しいけどやってみるということが増え ましたそして失敗しても泣いてばかりいる のではなく次はこうしてみると考えるよう になったんです家族関係にも大きな変化が ありましたママが悪役になることが なくなりパパとママの子育て方針が一致し たことで子供がパパとママの両方を信頼 するようになったんです心理学的に見ると これは内的統制感が育っている証拠です 子供が自分の行動で結果を変えられると 感じられるようになったんですこの変化を 見ていて私は改めて気づいたことがあり ました優しすぎるパパの問題はパパ個人の 問題ではなく実は夫婦の連携の問題でも あったんです5夫婦連携の重要性 カウンセリング後のメールでそのお母さん から興深い報告をいただきました先生実は 主人と話し合ってみて分かったことがあり ます主人は私が厳しくしている時自分が 子供の味方にならなければと思っていた そうですでも今は私たちは同じチームなん だ取り返してくれましたこれは非常に重要 な発見でした多くの家庭でパパとママが無 意識のうちに厳しい親と優しい親の役割 分担をしてしまっているんです心理 カウンセラーとしてよくお伝えするのが 一貫した子育て方針の重要性です発達心理 学の研究でも両親の子育て方針が一致して いる家庭の子供は情緒が安定し自己統制 能力が高いことが証明されています効果的 な夫婦連携にはいくつかのポイントがあり ますまず事前の話し合いです子供がいない 時にどんな場面でどう対応するかを 話し合っておくことが大切です次にその場 での統一ですどちらか一方が対応している 時はもう一方は口出しせず後で相談する ようにしますまた価値観の共有も重要です なぜそうするのかの理由を共有し目標を 一致させることで一貫した対応ができる ようになりますそして定期的な振り返り ですうまくいかなかった場面について夫婦 で話し合う時間を作ることは大切です実際 にその方のご夫婦は毎週土曜日の夜に15 分間子育てについて話し合う時間を作る ようになったそうです子供にとって何が 1番良いかを夫婦で常に確認し合うことで 優しすぎるパパの問題も自然と解決して いったんですそして半年後思わぬ変化が 起きました6子供が見せた驚きの成長半年 後の経過報告で私も驚くような変化を聞か せていただきました先生うちの子が学級 委員に立候補したんです以前だったら絶対 に考えられないことでしたそのお子さんは 以前は新しいことにチャレンジするのを 嫌がり責任のある役割を避ける傾向があり ましたしかしパパの関わり方が変わった ことで自信と責任感が育っていたんです 具体的な成長のポイントとしてまず挑戦 する力が身につきました失敗してもいい からやってみたいと自分から言うように なったんです問題解決能力も向上しました 友達とのトラブルが起きてもまず自分で 解決方法を考えるようになりました感情の コントロールも上手になりました嫌なこと があってもすぐに泣いたり怒ったりせず 気持ちを言葉で表現するようになりました そして他者への思いやりも深くなりました 自分が困難を乗り越えた経験から困って いる友達を助けるようになったんですこの 変化を見ていて気づいたのは適切な優しさ は子供の内面的な強さを育てるということ でした心理学的に言うとこれは レジリエンス回復力が育った状態です困難 に直面した時にそれを乗り越える力と失敗 から学ぶ力が身についたんですそしてこの お子さんの変化を見たクラスの他の保護者 の方々からも相談を受けるようになったと お母さんが嬉しそうに話してくださいまし た良い変化は周りにも波及していくものな んですね7年齢別具体的なアプローチ多く の方から具体的にどうすればいいのか 分からないという相談を受けるようになり ましたそこで年齢別の具体的なアプローチ をお伝えしますまず幼児期3歳から6歳の お子さんについてですこの時期のポイント は感情の言語化と簡単なルール作りです 例えばおもちゃを片付けたがらない時を 考えてみましょう甘やかしの対応は疲れて いるからパパが片付けてあげると言って しまうことですしかし適切な優しさは 片付けるのは面倒だねでも使ったものは 自分で片付けるのがルールだから一緒に やろうと伝えることです次に学童期7歳 から12歳のお子さんですこの時期は責任 感と問題解決能力を育てる時期です宿題を やりたがらない時の例を見てみましょう 甘やかしは今日は疲れているから明日やれ ばいいよと言ってしまうことですしかし 適切な優しさは疲れているねどうしたら 宿題ができるかな少しずつでも進めて みようと一緒に考えることです四春期13 歳から18歳のお子さんの場合この時期は 自立と責任を重視します友人関係で悩んで いる時を考えてみましょう甘やかしは嫌な 友達とは付き合わなくていいよと言って しまうことですしかし適切な優しさは辛い 気持ちは分かるどうしたら関係を改善 できるか一緒に考えてみようと寄り添う ことですどの年齢においても共通して大切 なのは子供の感情を否定しないことしかし 行動には適切な制限をかけること自分で 考える機会を与えること失敗を成長の機会 として捉えることそして達成できた時は しっかり認めることです私が カウンセリングでお伝えする3つの質問が ありますどう思ううという質問で考える力 を育てますどうしたらいいと思うという 質問で問題解決能力を育てますどう感じた という質問で感情を言語化する力を育て ますこの3つの質問を日常的に使うことで 子供の自立心と思考力は自然と育っていき ます8パパ自身の成長実はこの家庭でパパ 自身にも大きな変化が起きていました子供 と向き合うことで自分自身も成長できまし たとそのパパがおっしゃったんですパパの 内面的な変化としてまず自分の感情と 向き合えるようになりましたなぜ子供を 甘やかしてしまうのかその背景にある自分 の感情に気づけるようになったんです長期 的な視点を持てるようになったことも 大きな変化でした目先の子供の笑顔よりも 将来の子供の幸せを考えて行動できるよう になりましたコミュニケーション能力も 向上しました子供との対話を通して相手の 気持ちを理解し適切に伝える力が身につき ましたそして問題解決能力も向上しました 子供の問題を一緒に考えることで自分の 仕事や人間関係でも応用できるスキルが身 についたんです心理学的に見るとこれは 成人の発達と呼ばれる現象です子育てと いう経験を通して大人も新しい能力を獲得 し人格的に成長していくんです子供を 育てることで自分も育てられているという 実感を持てるようになったことでパパの 子育てに対する姿勢も前向きになり家族 全体の雰囲気が明るくなったそうです そしてこの体験型の場面でも生かされる ようになりました最後に今日は優しすぎる パパが子供をダメにする理由について心理 カウンセラーとしての専門的な視点からお 話しさせていただきました子育てって本当 に難しいですよね体深いパパほど子供の 笑顔を見たくてつい甘やかしてしまうその 気持ち私にもよくわかります私が カウンセリングでお会いする方々も厳しく したら嫌われるんじゃないか辛い思いをさ せたくないと悩む優しいパパばかりですで も本当の愛情って今の笑顔だけじゃなく 将来の幸せまで見つめることなんですよね 正しい知識と少しの実践があれば子供に とって本当に大切な愛情の形が見えてき ますそれは決して冷たくなんてなくて 温かくてでも強くて信頼に満ちた関わり です今日お伝えした大切なポイントは優し さと甘やかしは違うということ適度な困難 が子供を強くするということパパ自身も 成長していけるということそして愛情は 長期的なマ差しで注ぐものだということ 子供は本来育つ力を持っていますその力を 信じて必要な時に手を差し伸べるそれが親 の役目なのかもしれません今日の話の中 から1つだけでも構いません心に残った ことを是非試してみてくださいその小さな 一歩がお子さんの未来を大きく変えるはず ですそして何よりあなたは1人じゃあり ません私たちは皆同じ空の下で子育てを 頑張っています最後までご視聴いただき ありがとうございましたうちも同じ状況 です実際に会ってみたら変化がありました など体験談やご感想があれば是非コメント 欄でシェアしてくださいあなたの声が他の 誰かのヒントになるかもしれませんこの チャンネルでは心理学に基づいた子育ての ヒントを定期的にお届けしています よろしければチャンネル登録とベル通知で 次回の動画も見逃しなくこんなテーマも 扱って欲しいというリクエストも大歓迎 ですあなたの声が次の動画作りのヒントに なりますそれでは今日も1日お疲れ様でし たまた次回の動画でお会いしましょう
【心理カウンセラーが解説】優しすぎるパパが子どもをダメにする理由
子どもを愛するからこそ甘やかしてしまう優しいパパ。でもその愛情が、実は子どもの自立心や問題解決能力の成長を妨げているかもしれません。
心理カウンセラーとして多くの家庭と向き合う中で見えてきた「優しさと甘やかしの境界線」「将来への深刻な影響」「本当の愛情の形」について、実際のカウンセリング事例とともに詳しく解説します。
【目次】
0:00 オープニング
0:57 「優しさ」と「甘やかし」の境界線
2:36 将来への深刻な影響
4:30 「愛情の正しい形」とは
6:29 パパの意識改革がもたらした変化
8:15 夫婦連携の重要性
10:03 子どもが見せた驚きの成長
11:39 年齢別・具体的なアプローチ
13:48 パパ自身の成長
15:09 エンディング
🌸この動画でわかること
・優しさと甘やかしの境界線とは?
・甘やかされた子の将来への影響とは?
・愛情の正しい形って何?
・夫婦連携が子育てに与える効果とは?
・年齢別の具体的アプローチ法とは?
ぜひ最後までご覧ください。そして、気になることや共感したことがあれば、コメント欄で教えてくださいね。
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1 Comment
動画をご覧いただき、ありがとうございます。
🌸参考文献
No-Drama Discipline – Daniel J. Siegel & Tina Payne Bryson
Raising an Emotionally Intelligent Child – John Gottman
Emotion Coaching: The Heart of Parenting – John Gottman
Parenting with Love and Logic – Charles Fay & Foster Cline
The Explosive Child – Ross W. Greene
The Power of Showing Up – Daniel J. Siegel & Tina Payne Bryson
How to Talk So Kids Will Listen & Listen So Kids Will Talk – Adele Faber & Elaine Mazlish
Attachment in the Preschool Years – Mark T. Greenberg, Dante Cicchetti & E. M. Cummings
Handbook of Parenting (Vol. 1–5) – Marc H. Bornstein
Resilience: The Science of Mastering Life’s Greatest Challenges – Steven M. Southwick & Dennis S. Charney
Grit – Angela Duckworth
『子どもをダメにする親・育てる親』 – 明橋大二
『子育ての心理学』 – 榊原洋一