【異世界漫画】勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる。 1~46,2【マンガ動画】
や悲鳴そして倒れる音よし当たりね小作が ポーズをするタオすぐに岩影からゾろぞろ と小さな人影が出てきた土色の身体に のような体育小さな角に大きく不気味な 赤い目手には棒やら錆びたナイフやらを 持っているあれは確かゴブリンだっけか 最弱クラスの魔物だしかしそれは単体での 評価を組むとかなりやばいとも書いてあっ た姿を表したね高二もかかってくるある 一速にてゴブリンたちの懐タオは勢いの まま飛び蹴りを放つゴブリンは吹き飛び 眼壁に叩きつけられメリコンだタオの攻撃 はそれだけで終わらない 一瞬だけ着地すると老媒るゴブリンたちに 回し蹴りを食らわせた勝査なキビスが ゴブリンたちの脳点をこごとく捉え一体 また一体と倒れしていくやあ着地したタオ にゴブリンが反撃しようとコ棒を 振り下ろすがタオはすでにそこにはない 残像を残して消えたタオはゴブリンの背後 に回り込んでいた遅いよズんと拳が メり込みゴブリンはぐらりと崩れ落ちた 呼吸を整えるタオを見ながらもえんだ ゴブリンたちは動くことができない強い素 であんな威力が出るはずがないそういえば タオの髪や瞳の色顔立ちは遠くにある異国 のものだな異国には気を使いそれをまとわ せた素で戦うという話を何かの書物で見た ことがある呼吸で体内に気を巡らせ 練り込むことで凄まじい力を発揮すること ができるとか眉つだったがこうして実際に 見ると信じざるをないそういえばいつも 独特の呼吸をしていたなあれがそうなの だろうかギャーギャギャー後ろから 聞こえる規制に振り返ると目の前には2匹 のゴブリンがいたうおびっくりした覇の 戦闘に夢中になりすぎたようだもちろん 魔力消壁を張ってあるので問題はないが ほっち まるで滑るように移動してきたタオが ゴブリンに引きのどてっぱにそれぞれ小速 を叩き込んだ衝撃で天高く飛んでいく ゴブリンたちはちょい対空時間を経て地面 に激突したやあそれを見て悲鳴をあげる ゴブリンたちタオの強さに恐れをなしたの か気づけばゴブリンたちはいなくなってい たありがとう助かったよふ霊は無要ある タオは背を向けたまま匂立ちをしている どうしたのかなさっきからずっとその体勢 のままだしかも物欲しそうにこっちを ちラチラ見ている一体何だろうさっき言っ たお礼以外の言葉を待っているような無 逃げるゴブリンたちを目で追っていると 大きな穴の中に逃げ込むのが見えたあれは もしやダンジョンかダンジョンとは たくさんの魔物が存在する不思議な場所だ 奥にはお宝もあり貴重な魔道具や魔所 なんかもあるらしいこうしちゃいられない 俺は矢も盾もたまらず走り出す風景魔術 失踪風をまとった身体は羽のように軽く なり高速での移動が可能となる地面を蹴る と文字通り飛ぶようにかけるあちょっと ロベルトどこ行くある私への愛の告白を 忘れてるよ後ろからタオが何か叫びながら ついてくるが風の音でよく聞こえない そんなことよりダンジョンだ俺は全力失踪 でダンジョンへ向かうのだったアルベルト 兄さん大丈夫ですかパズを倒した俺は陸地 に戻り倒れていたアルベルトをゆり起こす すでにパズの魔力の影響は抜けていたよう ですぐに目を覚ましたうロイド 一体何がはみんなは無事か魔人はどうなっ た起き上がりキョロキョロと辺りを見渡す アルベルトあしまったなどう説明したもん かまさか俺が倒したとは言えないし 落ち着いてくださいアルベルト兄さんへ エトですねそう俺も気絶してて起きたら みんなが倒れてたんです魔人もどこにもい ませんでした慌てて言いつ作ろうと アルベルトはどこか納得していなさそうな 顔をしたそうかすまない取り乱したようだ とりあえずみんなを起こそうはいそれでも なんとかごまかせたようであるアンドの息 を吐いていると他の者たちも起き上がり 始めたアルベルトは全員の無事を確認し 頷く皆まずは無事で何よりだ魔人に襲われ たにも関わらず命があったのは奇跡としか 言いようがある前だが魔人との戦闘中僕は 奴の出す黒いモヤを浴びて気を失いなぜ奴 がいなくなったのか覚えていないのだ誰か 見たものはいるかアルベルトは全員を 見渡すが誰も声をあげるものはいない シルファも首を振って返したふう助かった どうやら俺の正体は映えてないようだな あし見たよ タオの言葉に思わず吹き出してしまうどう かしましたかロイド様いや別にシルファに 背中をさせられながら何度も咳込むまさか 見られた俺はドキドキしながらタオの言葉 に耳を傾ける倒れた私たちを助けて魔人を 倒したのはロベルトよぶ思わずもう一度 吹き出したロイド様ゲホゲほ咳込む俺の 背中をシルファが心配そうに何度も撫でた ロベルトと言うと以前タオを助けた冒険者 だったかうんが意識を失いかけもうダめか と思ったその時に殺そうと登場したよ そして魔人と退治し湖の上ですっごい戦い を繰り広げたね魔人の攻撃を物ともせず とんでもない魔術を打ち込んであっさりと 勝利したよさすがは私と将来を誓い合った 中ね今したロイド様が使われたのは魔獣 使いの技アリーゼの力は天生の際による もの自覚がないがゆえに アンコントローラブルですがロイド様は 確実に自覚して使われていたしかも他の 魔獣使いはアリーゼ様の前ではまともに コントロールできなくなっていたのにあれ ほど見事にこのままアリーゼを超える 魔獣使いの技を習得していただければ 集まってくる動物たちを追い払って いただけるかもしれませんここが動物 だらけなせいで他のメイドたちは怖がって 近寄りもしないし餌やり汗も大変おかげで 私の休みはなくショッピングやカフェに 行く暇もなしええそうですともここは是非 ともロイド様に頑張っていただかねば何か 強烈な念を感じ振り向くとエリスが期待を 込めたような目で俺をじっと見つめている ロイド様またいらしてくださいアリーゼ様 はもっと色々なことを教えられるようです よまあナイスだわエリスえそうよロイド私 はもっとたくさんのことを教えてあげられ ますからだから是非また来てね各かに 魔獣使いの技がこれだけなはずがないよな また何か疑問が生まれたら聞きに来ると しようあまりまともな返事は期待できない けどな容姿しろいい子だぞオン宣投げた ボールを取ってきた白の頭を撫でてやる 魔力の性質変化を利用したイメージの共有 はかなり便利でこれを使えば大抵の行動は させられるようになっていたちなみに さっきもただ普通に投げたわけではなく めちゃくちゃ高く投げた風景トマ術を使っ て城の上壁くらいの高さにだそれを壁と壁 の間を登らせて鳥に行かせたのである魔獣 ならではの動きだやるな白ただ動き回る白 を常時魔力でついでおくのはそれなりに 負担なため魔力刻印を用いて命令したい時 だけ魔力を飛ばして白と繋がることで解決 したとりあえずこれで日常生活に慣れさせ ていくかヤーロイドそんなことを考えて いると芝フの向こうからアルベルトが歩い てくる第2王子アルベルト俺のここの頭上 の兄で金髪聴心のイケメンだ魔術に関して はかなりの腕前で俺をよく魔術の訓練に 連れて行ってくれるちなみに大い継承候補 と噂されているようだやあロイド何をして いるんだいいつものように読書をんでいる と爽やかな青年の声が聞こえた振り向くと 金髪のすらりと背の高いイケメンが立って いる俺のここの上の兄アルベルトだ サルーム国の第2王子で大い継承証権も第 2位だが分部ともに非常に優秀で時王との 噂も立っているほどであるアルベルトは俺 が魔術書を読んでいるのを見てニこりと 微笑む魔術書を読んでいるんだね僕も一緒 してもいいかなもちろん構いませんよ アルベルト兄さんありがとうでは失礼して アルベルトはテーブルを挟んで俺の正面に 腰かける手にしていたのは政治関係の本 だった俺がテーブルに積んでいる魔術書の 山を一別し自分も読書に没頭し始める他の 兄たちは俺をあまり気にしていないようだ がアルベルトはなぜか俺をよく気にかけて くれる多分普通にいい人なんだろうなそれ にシルファと違って俺にあ足ろこうしろと 言ってこないのもいい俺はアルベルトから 本に視線を戻しまた読書に没頭し始めた どれくらい経っただろうかパタンという音 がしてアルベルトが本を置くふうロイドの 集中力はすごいねこん負けだよ本当に魔術 が好きなんだねアルベルトが立ち上がり腕 を持ち上げるとバキバキと音が鳴った首を 傾けるとまたボキボキとそれを見た俺は 思わず苦傷するお疲れ様ですアルベルト 兄さん僕は気分転換に少し身体を動かして くるとしようよかったらロイドも来るかい 射撃場ですかああ好きだろうはい俺は アルベルトの誘いに即頭する俺は身体を 動かすのは好きではないがアルベルトの 誘いは別だと言っても好感度がどうとか いう話ではない後継者として期待されて いるアルベルトには様々な施設の使用権が あり今から気分転換に行く射撃場は魔術の 練習に持ってこいなのだん隣にいるのは誰 だろうアルベルトの横にバンダナをした 黒髪の男がいたかなり鍛えているようで 細いがマッチョである年はアルベルトと 同じくらいだろうか鋭い目つきで俺を じっと見ている白は随分お前の言うことを 聞くようになったみたいだねはいアリーゼ さんにご教授いただきましたアリーゼによ よくあの説明で理解できたねあは少し 難易度は高かったですけれど負傷する俺を 見てアルベルトは口元に手を当てるふむ まさかアリーゼのまと魔力の動きを読み 魔獣を操る技を推り習得したいやいや いくらロイドでもさすがにそんなことは できないだろう単に魔獣がロイドに慣れた だけだろうなうんないアルベルトは日汗を 浮かべながら首を振っているなんだか顔色 が悪い気がするけど大丈夫だろうかおいる 兄何物言ってんだよ男がしびれを切らした ように声をあげるとアルベルトは思い出し たように咳払いを1つした夫すまない紹介 するよロイド彼はディアンお前の兄だえ兄 さんですかおお久々だなロイドでも俺は お前が小さい頃から隣獄バートラムに行っ てたからな覚えてないかでっかくなった じゃないか今帰ったぜ ディアンディサルーム大使王子で俺が3歳 くらいの頃アルベルトと一緒に俺を見に来 たんだっけ顔にちょっとだけおかげがある 目つきが悪いとかリアンは俺と同じくらい の年の頃から優れた火事技術を持つ隣国 バートラムに留学に行っていた多分政治的 な理由だろう有効の証とか王子の見ながら 国のために勉強に行くとは立派だと思った 記憶があるそんなディアンをなぜ アルベルトは俺の元へ連れてきたのだろう かアルニーなんで俺をロイドのところへ 連れてきたんだ顔合わせならいつでもいい だろどうやら向こうも同じことを思った ようだアルベルトはにやりと笑う実は ナディアンこのロイドこそが霊の不与術師 なのだよな嘘だろアルニーこんなちびが この魔剣に不与を施したってのかリアンは 以前俺がアルベルトに付与した魔剣を 指さして驚いているそして俺の目の前に しゃがみ込むと顎に手を当てなめ回すよう に見つめてきたぬー信じられんがアルニー が嘘を言うとも思えんよしロイドお前を 試すこっち来いそう言うとディアンは俺を 脇に抱え走り出したえ おいディアン待てどこへ行くんだ悪りな ある兄ちょっと借りるぜリアンは アルベルトに手を振るとそのまま駆け出し たさてお宝をもらって帰るとするかボスの いた部屋のさらに奥に小部屋があるそこに は豪華な宝箱が置かれていたあれね宝箱 ロベルトが開けるといいよいいのかこの ダンジョンはほとんどタオが1人で攻略し たようなもんだろうでもロベルトがい なかったら私死んでたよだからロベルトに 開ける資格あるね分かったそういうこと なら俺は宝箱の前に進みおむに開けた中に は探検が1本入っていたお探検かどれどれ ちょっと見せるね俺の後ろでそれを見てい たタオが探検をじっと見つめるそして ペチンとおでこを叩いたあじゃあ残念はれ あるなそうなのか何かの魔力が込められて いる感じがするがうん言う通りこれは魔術 の付与された探検だけど大したものじゃ ないよまず元となっているこの探検が何の 変哲もない鉄ナイフだし何の装飾もさえて ないそんな探検には強い魔術が付与でき ないよ多分付与の練習台あるな何者かが 練習用に魔術付与した探検ね見た感じ少し 箱ぼれもしているし使い込んだ後もある まるで誰かが所持していたようなものだ それがダンジョンのお宝になっているのは 変だなそんなことを考えていると宝箱が 地面にゆっくり埋まっていくまさか俺は とさに風景トマ術風説で風の歯を生み出す と宝箱の一部を切断した切り取った宝箱の 一部からはとても強い魔力を感じるそうか これがダンジョンの核とも言える存在 こいつは普段は地中に生息し誰かの落とし た魔道具などを取り込んでダンジョンとし て成長するのだそして攻略されそうになっ たら宝箱のふりをして中身を差し出しその 隙に逃げるとなるほど面白いよくできて いるロベルト 何をニヤニヤしてるねああなんでもないよ それよりこの探検大して価値がないなら もらっても構わないか元よりそのつもりね お好きにどうぞありがとう魔術付与された 探検はちょっと欲しかったんだよな もちろん上にもそういった武器などはある が高価なものばかりだし気軽に分解したり はできないのだだから不与系統魔術につい てはまだ試していなかったのだがこれで 不与魔術の実験ができるぞ宝箱の破片と共 に鞄へと放り込んだすると午後と辞りがし 始める そういやダンジョンは宝箱を取ると消滅 するんだっけかうん早く外に出るよ俺は タオと共にダンジョンの外へとかけるの だった外へ出ると空は薄暗くなっていたげ しまったグリモのことを完全に忘れていた こんな遅くまで放置して大丈夫だろうか どうしたねロベルトそワそわして悪いが ちょっと用事を思い出してね すまん俺はタオに謝罪すると即座に秘傷を 念じ空中へと飛び上がったあどこへ行くね 悪い急いでるんだ待つよせめて連絡先を 交換するあるうタオのよく響く声を聞き ながら俺は城へと飛んでいく少し残念だが もう2度と会うこともないだろうそれにし ても気についても知れたし魔物もいっぱい 見れたしダンジョンでも色々拾えたな大 満足の1日だった入ってきた時と同じよう に姿を隠して城内へと戻るほクホク顔で 実質に戻るとベッドでは俺の姿をした グリモが倒れふしていたただいまああその グリモ大丈夫か声をかけるとギと首を 動かし俺の方を向く その表情は完全に死んでいた ロイド様メ度が来たと何度もお知らせしたんですがね母は悪いな忘れてたやはり何度か連絡してきたようである多分魔物に夢中になってた辺りだろうかどうも集中すると周りの声が聞こえなくなるんだよな反省ええきっと忙しいんでしょうとなんとか会話はごまかしやした ですが剣術ごっこは結局やることになり ましてねまあズタズタのボコボコにされ やしたよあのメイド半端な強さじゃねえ ですなだろうなグリモが乗り移っている 人形は俺の身体をコピーして作っている からな自慢じゃないが運動神経のなさには 自信があるそれだけならいいんでさ問題は あのメイド自分をぶちのめした後になぜか 泣きながらロイド様の不抜けた根性を 鍛え直しますとか言い出したんすよああ サボってると思われたんだろうな普段は 魔術でシルファの権技をコピーしてるから な残念ながらそれが俺の実力だそんなわけ でついさっきまで打ち合いしてました昼 からずっとねすまん俺は素直に謝罪した しばらく外出はできそうにないなごく普通 の庶民だった俺は血闘で命を落とし何の 因果王族として転生したサルーム王国第7 王子ロイドディサルームそれが俺の新しい 名だ今では10歳この生活にも随分慣れて きたと思うちなみに国の景色や文化雰囲気 と照らし合わせてみると俺は死んだ直後に この身体に転生したようだ俺が学園に通っ ていた頃新しい王子がもうすぐ誕生する らしいとか言ってたしな少し申し訳ない気 もするがなってしまったものは仕方ない兄 たちはすでに成人しており年も離れていた 俺は大い継承争いともほとんど関係ない おまけに身体も小さく用姿も平凡それに 政治にも全く興味を示さなかったので期待 されてないようだっただが兄たちが王に なるために毎日毎日マナーや学問武術を みっちり学んでいるのを見るとそれで 良かったなと思うおかげで俺は大好きな 魔術を思う存分勉強させてもらっている からだ朝起きて図書館に引きこもり魔術書 を読みふける日々その増量はとんでもなく 魔術書だけでも数百冊はある基礎から 始まり専門的なものに至るまでその全てに 目を通した前世で基礎をしっかりやってい たおかげか難しい魔術書も理解はできた もちろん魔術の再現も今は色々と応用する ための術式を編み上げているちなみにあの 時を殺した魔術は高価な媒体を使用した ご師で今見ればそう大した魔術でもなかっ ただったようだちょっと残念なお魔術が 好きなのは隠してないが実力というかあれ だけの威力が出せるのは隠しているあんな 魔術が使えると知られたら絶対面倒なこと になるだろうしそうなったら魔術の研究 どころではないだろう期待されて多いが どうこう言われても困るしな ちょっと変わった魔術好きの王子これが俺 に対する周りの評価であるべきだロイド様 どちらですかロイド様無駄ねボスを倒す まで開かないよそういえばダンジョンには 不思議な部屋がいくつかあるらしいワープ する部屋や魔物が異常にいる部屋回復 できる部屋など特にボスの部屋は1度入る と倒すまで出られないとかフーム魔術以外 での結界か実に興味深いぐる 唸り声と共に部屋の奥から巨大な4速が 進み出てくる灰色の毛に青い瞳鋭い牙の 魔物だグレイウルフね危ないからロイドは 下がってるよダウタオが構えると同時に グレウルフが飛びかかる鋭い爪による 引っかきを少しだけ下がってか交わし飛行 団を放った命中グレウルフは引き飛び ながらも姿勢を立て直し着地する戦闘は タオが優勢だ接近線しかできない グレウルフはタオの身のこなしと飛行団に なす術がないようであるとりあえず任せて も問題なさそうだな 俺はこっちの結界を調べさせてもらおうボスを倒したら消えるみたいだしロベルトにかっこいいとこミセルあるそして釣られ念願の彼氏ゲットねそのためにお前には不議台になってもらうよ ご タオは何か独り言を言いながら戦っているがグレウルフの吠え声でよく聞こえないなるほど この結界の魔力供給源はダンジョンなのか ということは結界はダンジョンの能力入っ た途端に発動するということは自動制御だ よなこれはどのダンジョンにもあるもの らしいがそこまでして侵入者をボスから 逃したくない理由は何だろうかそもそも なぜ侵入者を招き入れる人を倒して栄養に しているのかもってこっち見てないあるう ああうるさい 集中できないぞ風景討術音声遮談よしこれ でうるさくない集中して考え事ができると いうものである普通に考えてこれだけの 動物を買い鳴らすなんて常人には無理 だろう俺と同じ血を引いてるし魔術師とし ての才能が発言していてもおかしくはない 生まれつき筋や才能に優れたものの中には 無意識に魔力を扱うものも珍しくないのだ 塔にたどり着いた俺は正面にある大きな扉 をノックする姉さんアリーゼさんいますか ロイドです少し待っていると中から黒髪 メイドが出てきたか名前はエリスだっけ 覚えていただけて光栄ですロイド様お久し ぶりでございますうん久しぶりアリーゼ姉 さんに会いたいんだけどかしこまりました 少々お待ちくださいませペコリと頭を下げ 塔へと戻るメドさらにしばらく待っている と扉が開いたロイドカバといきなり 抱きしめられたアップふカフカの柔らかな 感触をぎゅっと押し付けられる苦しい ロイドロイドロイドもう久しぶりねあなた から会いに来てくれるなんて姉さんとって も嬉しいわさらにグリぐリと頭も撫でて くる痛いアリーゼ様おやめくださいロイド 様が苦しがっておられますえあら本当 ごめんなさいねアリーゼは謝ると俺を 抱きしめる腕を緩めたふう苦しかっただ からあまり来たくなかったんだよな アリーゼは昔から俺を見つけては抱きつい たりキスしたりとおもちゃにしていたので ある咳込みながら顔をあげる俺の目の前に いたのは薄べに色の長い髪をふわふわとさ せた女性髪だけではなくドレスにもファー やポンポンがついており全体的にふわふわ だちなみに胸もふごめんねロイド姉さん 嬉しくなっちゃってそれで一体何のよう かしらアリーゼはそう言ってにっこりと 微笑むのだった透け立ちするあるおお と完成が上がるタオよく来てくれた助かっ たよ間に合ってよかったよさっさと ケ散らすねアルベルトの言葉にウインクを 返すとタオは魔獣の群れを相手に戦い始め たその活躍はまさに四士ふ人身軽なタオは 無人に戦場をかけ回り隙を見せた ベアウルフから仕留めていく俺たちが防御 重視で戦っていたこともありちょうど ハサミ打ちのような形となり魔獣たちは どんどん数を減らしていったまさか本当に スケットタオが来るとは思わなかったぜ タオの前で気を使えば俺の正体がバレて しまうし戦いも長引きはしないだろうああ もう終わったな俺はやる気なく火球を放つ のだったこれでラスト王タオの気候団で 最後に残ったベアウルフが退木に叩きつけ られ気を失う周りに倒れている10数匹の ベアウルフたちはもはや動くこと叶わない うお俺たちの勝利だこの絵たちが互いに 身体を抱き喜びを分かち合っているわあ 残念だもう少し楽しみたかったのにふう なんとか全部倒せたねタオが額体の汗を 拭いを整えているとアルベルトが握手を 求めて両手を差し出したありがとう本当に 助かった気にしなくていいね間に合って よかったよふひタオが握手を返すめっちゃ 嬉しそうな顔でアルベルトの手を握ぎして いるアルベルトは若干引いていたとところ でタオよく僕たちが魔獣に襲われていると 分かったねうん祠は高いところにある でしょうちょうどアルベルト様たちが魔獣 の群れに襲われてるところが見えたよタオ が指刺したところ切り立った崖の上には石 の祠が見えたただ祠が古さゆえかほとんど 崩れているあれを修繕するのは大変だろう 随分崩れているねそういえば修繕に向かっ たのだったか中断させてしまったようだ僕 たちが後で手伝おう命を助けてもらった レイダそれとても助かるねお礼するよ よかったら今度食事でもどうねうぐ身体が 痛くて思ったように動けないシルファの 全力をコピーしたからだろうあと若いから すぐ筋肉痛が来たんだろうななんせ世10 歳だし 筋肉痛すかうんこれ以上の運動は控えた方 がいいだろうそう言って腕をマッサージ するあまり無理すると治りが遅くなるもん なそんな俺を見てグリモはなぜか呆きれた 様子だぐふざけおってそんな俺礼へ 繰り出されるパズの打撃打撃打撃魔力衝壁 が痛々しい岸音を上げていた やはりかなりのパワーであるなあちょっと 聞きたいんだけどそんなに強いのになぜ 魔獣を集めてたんだ知れたこと我1人が 強くなるより部下を集めた方がより効率的 に戦力を増大できるからよ強くなるために 仲間を増やしたってことかああそうだ苦労 と努力を重ねた日々だったわざわざ魔獣の 住みやすい環境を整えてやり扱いやすく なる様子も繰り返した面倒極まり作業だっ たがそれもようやくようやくこれからと いう時だったのに貴様のせいで ガッスンと怒りに任せた一撃で俺の身体は 中に飛ばされる強烈な一撃により魔力消壁 は粉々なに砕けちった二ばれ だが放たれた魔力並は俺ので消滅した俺の 前に貼られた透明な壁を見てパズは下打ち をする地また魔力消壁かだがそんなもの何 度でも破壊して左右を見渡したパズが 言いかけた言葉を飲み込む展開したのは 魔力消壁ではなく結界だ空間系統魔術次元 展かなり魔力を食うので短時間しか持た ないがあらゆる攻撃を通さぬ次元の壁それ でパズを包み込んだのだん 俺はふと思い立つ グリモは魔人に魔術は聞かないと言ってた が結局聞くのか聞かないのかどっちなの だろう魔人と遭遇する機会なんてそうは ないだろうし試してみるべきだよな20 俺は右手の口を開き呪文の影を開始する 新内岩牙大塩熱 円牙列空嵐しげ土水風4系統も神魔術を 順じ繰りに100復高速術式を展開し本来 の3倍速にて編み込んでいく ロイドディサルームただいま参りました ある日俺は呼ばれて玉座の間へと赴いた 呼び出し主はサルームの王であり我が父で あるチャールズディサルーム玉座に座った 大柄の老人チャールズは満面のエミで俺を 迎えるおおよくぞまったロイドよ久しぶり だな3年ぶりくらいのは7歳の誕生日ぶり でございます7歳までに病気や怪我で 亡くなる子供は多いためその誕生日は特別 な意味を持つのだその時ばかりは忙しい チャールズも俺のために会いに来てくれた まあその時もらった言葉がお前は年の離れ た7だから王族争いには関係ない清わずに 好きなことをやりなさいというものだった のだがやはり国王だけあって色々と忙しい のだろうたまに廊下を歩くのを遠めに見る くらいだなのに今されに何のようだろう 緊張するな頭を下げたままの俺に チャールズはつまらなさそうに言うふむ そういえばお前は前に会った時もそうで あったな堅苦しいというか子供らしくない というか久しぶりに会った父親に抱きつい てきてもいいのじゃぞおは群れとてもその ような真似はできませんふむまあ良いそれ だけ礼儀作法を学んでいる証だろうからな これ少し違うよれ はとりあえず機嫌は悪くなさそうだし怒ら れる雰囲気ではないか俺は立ち上がり言わ れるがママに行くチャールズは俺の顔を じっと見つめゆっくりと頷いたほういい 顔つきになったではないかありがとう ございますシルファやアルベルトに聞いた ぞ堅術に魔術にとかなり頑張っているよう じゃないかいえ恐縮ですシャールズの言葉 に俺は慌てて頭を下げたタオがアルベルト を食事に誘っているおいおい相手は一応 王子だぞなんというか強いなロイド様 ちょっといいですかい心妙な口調でグリモ が言うどうしたんだいあの祠ら思い出し やしたぜあれは俺と同じ魔人が封じられて いる祠だ何しかしあの祠破壊されている ようだがええ中の魔人は外に出た後 でしょうそしてかなり近くに癒すグリモの 言葉とこ応するように母と1匹のベア ウルフの身体が大きく跳ねる2本足で立っ たベアウルフはだらんと力なく両腕を 下ろしたに息を吹き返したのか全員武器を 取れアルベルトの号霊でこの絵たちがベア ウルフを取り囲むだが起き上がったのは1 匹だけではなかった倒れていたベアウルフ たちが次々と起き上がってくるよく見れば その身体にはうっすらと黒いモヤのような ものがかかっていたくふ人間どもが なかなかやりおるではないかベアウルフの 口の中からしがれた声が聞こえてきた鋭い 牙の奥に覗く青白い顔は老人のようでも あり猿のようでもある異様に大きい目と 額体額に生えた鋭く長い角もちろん人間で はありえないその異様さにこの絵たちは 怯えんでいるな何者だアルベルトが 振り絞るように声を上げると老人は広格を 励む君に笑う我はパズ魔人パズよ愚かな 人間どもよよくも我が眷属を痛めつけて くれたなその代償命にて支払ってもらうぞ 老人パズはベアウルフに口を閉ざさせると 2本足で立ち上がらせるその巨はパズの 魔力かさらにさらに大きく見えたベア ウルフのシンクの目に老人の災わい 踊りじしい目が重なった全くえたものか 関心したものか一応聞くが魔術書以外には 興味はないのかな申し訳ありませんがふむ そうだろうなやはり城でやることも そろそろ限界があるよなアルベルトについ ていればたまに射場に連れて行ってもらっ たりできるがそれでも大っぴらには動け ないせめてもう少し上のレベルの魔術書が あればいいんだがそういえば城の地下に ショ庫があったっけアルベルトがぽつりと 漏らした言葉に俺の耳が反応する鹿子庫に はあまりの危険さゆ故えに取り扱いを禁じ られた魔所の類いがたくさん封印されて いると聞くその中には金種も多数含まれて おり昔この国を滅亡寸前まで追い込んだ 魔人が封印されたものもあるらしい魔女と は本物に魔力を込めた魔道具のようなもの で誰が使っても効果を発揮するのが特徴だ ただその作成にはかなり高度な魔術知識と 時間が必要とされるためその貴重さは魔術 書とは比べ物にならない初級魔術を封じた ものでさえなかなか市場には出回らず城に も数札しかないので俺もじっくり見たこと はない特に強大な魔術が込められたものは あまりの危険さ故えに禁止扱いされ国で 厳重に保管されておりの際にしか使われ ないと聞く以前どこかの対戦で近所が使わ れたらしいがそれを唱えると敵軍に雷が 振り注ぎ一瞬にして壊滅させたという ただし術者はその反動で50年以上年を 取ってしまったとか魔人を封じるなんて 魔術が込められた金書がどんなものかなど 全く想像もつかないどんな術式を編み込ん であるのだろうすごく気になる小さい頃に 随分脅されたものだ悪いことをする子は金 に封じられた魔人に食べられちゃいますよ なんてなはは言われてみれば確かに城の 地下には不自然に強力な結界が展開されて いるのを感じていたきっと国の重要書物 などが入っているのだろうとあまり興味を 持たなかったがそういうことなら話は別だ 家然ワクワクしてきたぞアルベルト兄さん その話もっと詳しく聞かせてくれませんか おいおいロイド妙に目を輝かせているじゃ ないかまさか入ろうとしてるんじゃない だろうないきなり釘を刺され同揺しつつも 何もなかった風を予想笑顔を返したやだな そんなことするはずがないでしょう アルベルト兄さんその割には笑顔が 引きつっているようだがも元踊りこんな ものですよあはあはなんとか受けえが同様 の成果こちなくなってしまうどうにも演技 をするのは苦手だしばらくじっと俺を見て いたアルベルトだがすぐに口元を緩めた まあそうだなそもそも城の地下には城の 魔術師が住人係かりで編み込んだ結界が 貼られている人目を盗んではいるなど不 可能だ僕でも入るには許可が必要だしね アルベルト兄さんは入ったことがあるん ですかああと言っても入り口だけだがね というかそれ以上は入れなかったんだ奥 から発せられるわ踊りじしい魔力の渦 思い出しただけでもおじけが出る魔人が 封じられた金所があるという話も信じて しまうよブルルと身体を振わせる アルベルト演技ではない少しだけ顔が 青ざめていたどうやら本当のようであると まあそんなわけだロイドお前は少し変わっ ているが無茶をする子ではないまさか行く わけがないと思うがはい行くわけがあり ませんとも俺はアルベルトの問いに頷いて 返すのだったこうよしなかなか筋が良いよ 俺が気を巡らせ手元に集めるのを見てタオ が嬉しそうに手を叩くは俺が日に興味を 持ったのがよほど嬉しかったのか親切にも 色々と教えてくれている教え方もうまく俺 自身に下地があったこともありおかげで ある程度木の操作はできるようになってい た大したものねこんな短期間で気を物に するとはびっくりよタオの教え方がいいん だよ実際に気を使っているのを見ながらだ と分かりやすいしねはそんなこと言って 褒めても何も出ないあるよタオは嬉しそう に腰をくねながら俺の背中をツンツンして くる教えてくれるのはありがたいが ちょっと気持ち悪いのがたまに傷だしかし ロベルト木の呼吸辛くないか慣れないうち は肺にすごく負担かかるはずよそうでも ないよなはずないね木の呼吸は肺が 焼けつくような痛みあるよあでもピリピリ するから長期は無理なのにうん確かに痛い けどでも楽しいしね全然苦じゃない前世で やってた瞑想で慣れてたからかな全然平気 だそそうあるか俺の言葉に呆きれ顔になる なんか変なこと言ったかなそれにしてもお 宝が全く落ちてないなかなり深くまで潜っ ているはずなのに全くお宝に出くわさない ダンジョンにはお宝が眠っていると聞いて いたが不良品なのだろうかこの程度の魔物 しか出てこないダンジョンじゃ1番奥に しお宝は眠ってないよ多分このダンジョン で来たてねああそうなのかダンジョンは まるで生き物のように成長する生まれて間 もないダンジョンにいるのは弱い魔物 ばかりで回層も浅くボスも弱いが見入りも 少ないらしい高レベルダンジョンはその逆 でどんどん敵が強く深くなっていく何百年 も攻略されてないダンジョンはその上には 町が立てられ人々の制御にすらなっている とかそしてどうやらここが最後を見たいよ 階段を降りた先にてタオが立ち止まると目 の前にはぽっかりと大穴が開いていた中に は今まで感じたことのないような強い気配 が感じられる感じ取ったようねロベルト そうダンジョンの採用にはボスがいるそれ を倒せばお宝ゲットねおおついにか生まれ てすぐのダンジョンみたいだし大したお宝 は期待できそうにないけどねタオはそう 言って笑っているがなんとなく妙に大きな 魔力を感じる弱い割には魔力が大きくない か魔術タイプの魔物だろうかともあれここ でグズグズしても仕方ないね中に入るよ そう言ってズンズンと中へ入っていくを俺 はやや警戒しながらついていく中は 薄暗らく広い空間だった妙な結界が張られ ているようだ感じた魔力の正体はこれか俺 が中に入った瞬間入り口が結界で閉ざされ たなんだこりゃ外に出られなくなっている ぞ触ってみると引かれるこの手触り魔術で はないのか感覚的にだが三石と同じ ダンジョンが持つ魔力によるもののようだ 方向を上げながら突っ込んでくるベア ウルフこの絵たちは剣を構え迎え打つか ためベアウルフは斬撃を物ともせずこの絵 たちを吹き飛ばしたその勢いのままこちら へと向かってくるお2人ともお下がり くださいシルファがスカートをひ返し俺 たちの前に立つしらりと見えたスカートの 裏側からは無数の投げナイフが見えたそれ を目にも止まらぬ速さで抜き放ち ベアウルフに到的する1本は額2本は固め もう1本は大きく開けた口の中へと命中し たうご 演球 苦しみ暴れるベアウルフにアルベルトが 巨大な炎の塊を放つ鈴と炎がベアウルフに 命中し体毛を焼き尽くしていくしばらく 暴れ回っていたが魔術の炎は消えずその うち力尽きてしまっただあ ベアウルフは埋めき声をあげ倒れふした動かくなったベアウルフを見てこの絵が完成をあげるうお さすがはベルト様だ素晴らしい魔術でございましたあっという間にアルベルトはこの絵に取り囲まれてしまう胴上げでも失うないだけあれはイド様の魔剣のおかげですぜ 奴自身の力じゃねえドイツもこいつも見る 目がねえっすなグリモがそれを見て毒づい ているなんだか苛立っている様子だ何を 起こってるんだそりゃ怒かりやすいぜ評価 されるべきはロイド用なのになんであいつ が言いかけてグリモは口を継ぐむな何を 言ってんだ俺様はこいつがみんなに評価さ れたら後で利用しにくくなるじゃねえか むしろ高都合のはずなのにクそわけが わからねえだがなんだこの苛立ちはそして またいつものようにブツブツ言い始めた相 変わらずよくわからん奴だロイドこの絵 たちの中からアルベルトが声を張り上げた お前が付与してくれた魔剣のおかげだぞ そう言ってブンブンと手を振ってくる俺は 愛そ笑いをしながら同じようにして返した とりあえず付与した魔剣はうまく作用して いるようだなうんうんんしばらくじっと見 てみると剣の真ん中に細い日が入ったピシ ピシとひび割れるような音が鳴り剣は真2 つに折れてしまったありゃなんでだ鉄より は鋼の方が硬いはずなのになぜ同じ不術を かけて壊したのだろう首をかしげていると グリモが口を開くまずい液が新品だった から不魔術の効果を従に伝えちまったのか もしれませんねロイド様の魔力は半端じゃ ねえですからただの鋼じゃ耐えられねえ ですよあのまずい駅は劣化してたってこと かしかしそんなことよく知ってたね エーマー家事については足しもそれなりの 知識がありやすいぜカジグリモールといや 甘いじゃちょっとは売れてましてねえへ 得意下に笑うグリモどうやらかなり家事と しての知識があるらしいこれなら不魔術の 助けになるかありがとうグリモを使い間に してよかったよ古代魔術は古臭いだけで いまい使えなかったが家事としての知恵は 助かる俺自身魔術以外にはそこまで詳しく ないしなうんうんと頷いているとグリモは ポカンと口を開けていたんどうかしたのか いいいいえ何でもありませんぜあっけに 取られたようなグリモだったが小声で何か ブツブツとつぶやき始めるこいつ魔人で ある俺様を使い間にできてよかっただとけ いい気になっているのも今のうちだぜだが なぜだ不思議と気分は悪い気分じゃねえだ とあくそ調子が狂うぜなんだかわからんが 情緒不安定はいつものことかそれより不術 の続きに取りかかるとするか結局色 踊りじめしたが鋼の剣は強度増加を二重が 限度だった他の武器も似たようなもので 普通の武器にはあまり何枚もの強化術式を かけるのは難しいらしいちなみに3割 くらいは失敗してへしおったてへ残るは これだな最後に残ったのは赤い等身の探検 であるには綺麗な装飾がされており歯また 同様の紋用が刻まれている術式が元から 組み込まれているのかこいつは魔剣ですな ああおそらくアルベルト兄さんのだろう鋼 の剣ばかりじゃ飽きると思って俺の練習 ようにおまけで入れてくれたのかなちなみ に魔剣というのは付与した武器と違い剣を 鍛える段階から術式を組み込んだもので ある鉄を叩きながら術式を編み折り曲げて また術式を編むそれを何度も繰り返すこと により通常の付与とは比べ物にならない ほどの術式を編み込んでいるおおここが ダンジョンか目の前にぽっかりと開いた穴 を見て俺の口元が思わず緩む様々な種類の 魔物さらに魔道具などのお宝ダンジョン 自体なぜのかよく分かっておらず内部は 危険なのでろな調査がされてないのだだ から1度入ってみたかったんだよな ワクワクしているとタオが追いついてきた わあわロベルトお前めっちゃ足早いあるな 息きらしながら呼吸を整えるあすまん忘れ てたふう あっという間に呼吸を整えるタオ魔法も 使わず俺の失踪についてくるなんてこれが 木の力かもちろんタオの持つ木も興味が あるいやしょっぱなからこんなにいろんな ものが見れて外に出て本当に良かったな ってこれダンジョンあるかうんさっき ゴブリンたちがここへ逃げていくのが ちらっと見えたんだ俺は中に入るけどタオ はどうする俺の問いにタオは考え込んで いるダンジョン正直危険あるでも危険度が 高い分ロベルトの好感度を上げやすいはず ね見たところロベルトはかなりの2部人 100回は助けないと私を好きにさせるに は難しそうねしばらくブツブツ行った後 タオは頷いた分かったよロベルトが行く なら私も行くねよし決まりだというわけで 俺たちはダンジョンへと足を踏み入れる中 は岩石に囲まれた洞窟明りはないが全く 見えないというわけでもない光る石が各所 に埋まっておりそれが光原になっている ようだこれは確か三石だったか術式もなし でこれだけの光を放つとは素晴らしいな 魔術の実験に利用できそうだしいくつか 持って帰ろうその様子をタオは呆れた様子 で見ているそんなもの持って帰ってどう するよ三師はダンジョンから外に出すと ただの石コになるねいいんだよ理屈を知り たいだけだからふん変わってるなわあ すごいですな時々一般人に解放している らしいよ動物園として国内でも珍しい 同植物が見れるからと解放の日は大勢の人 が訪れるちなみにその時の案内人はエリス アリーゼがやりたがっていたがそれは さすがに止められていた部屋の中央にある 白いテーブルにアリーゼと共に座った エリスお茶を用意してちょうだい かしこまりましたエリスは頭を下げると いつの間にか手にしていたTPで茶を注ぐ ハーブの良い香りが辺りに広がりアリーゼ は心地よさげに目をつる早速ですが アリーゼさんの魔獣を見せてもらいたいん ですけどあらせっかちさんねふふ分かった わロイドの頼みですものリルアリーゼが 呼ぶと建物の屋根からふわっとした毛玉が 起き上がるさらりとした長い足全長ほども ある長い尻尾ぴょコンと立った耳が動き 主人であるアリーゼの方を向いたビルと 呼ばれた巨大な狼は力強く跳ねると アリーゼの元へ降り立つ金色の毛並と金色 の瞳の美しい魔獣背の高さは3mはある だろうかすごい癒圧感である紹介するわ この子はリルよさご挨拶なさいウンか高い 声でリルが泣くと白が俺の後ろに隠れた でっかいから怖いのだろうかそれでも白は 興味深ぶげにリルをじっと見上げている こいつはレッサーフェンリルですなベア ウルフの上位種の割とやばめな魔獣ですぜ 上位種かだから白も興味深かげなのかもな フェンリルってのは警戒心が強いため滅た に確認されないと聞いたことがある戦闘力 も高く倍でドラゴンを買ったりもする らしい劣島シュレッサーとはいえそんな 魔獣を買い鳴らすなんてアリーゼは俺が 思うよりすごいのかもしれないこれは教え てもらえる内容にも期待できそうだお願い します俺もアリーゼアネさんとリルのよう に白と石疎通をしたい連れて行かれた先は 城の隅にあるレガを積み重ねて丸型の ドームにした建物上部からは煙突が生え 近くには井戸がある昔この建物は何だろう と中を覗いてみたが中は物置きになってい たっけ一体こんな場所に何のようだろうか おここだここだ懐かしいなリアンはそう 言いながら扉を明に入る中は以前見た時と は全く違った部屋の中央には巨大な路が 置かれ金とにハンマーペンチのみ不ご様々 な薬品様々な家事道具が並んでいたここは 俺がガキの頃に使っていた工房でよ留学の 際に道具を持っていってたんだが帰 るってことで1速先に送り返しておいたの さ今日から向こうで学んだ家事仕事ができ るってもんだぜ花歌を歌いながら道具を 触るディアンその顔は子供のように キラキラしていたディアン兄さんは家事が 好きなんですかおおだから向こうで色々 学んできたんだ向こうはすごいぜ不魔術や 魔剣政策の技術が進んでいてよこのまま じゃ行けないと思ってアルニーに相談し たら優秀な不与術師を紹介してくれ るって言うから期待したんだがまさか ロイドとはなわあと従々しいため息を吐い てリアンは俺を睨みつけたロイド悪いが アルニーのことを鵜呑みにはできねえお前 が本当に不与術師として優秀なのかどうか まずは試させてもらうぜファークーンなん だか厄介なことになってきたなついてきた 城が不安げに俺を見上げているこの液体が 何か分かるかリアンは水瓶の中に入った キめく液体を差し示しすまずい液ですね 付与の際に術式と共に都付する液体です 向こう基本は知っているようだなだがこれ はどうだだだだろうだよなそりゃそうさ 魔術師にとって未知の魔術は喉から手が 出るほどのもんだからなああ本当に教えて くれるのか当然だだからよロイドこの意味 踊りしい封印を解いてくれそうだな俺は本 に手を触れを開いたすでに封印が呼びかけ ていたこともありあっさりと開いた本は パラパラとすごい勢いでまくれ始めるその 橋からページは炭のように黒くボロボロに なっていく本の破片が中を待っていたそこ へ風が吹き全てを消滅させてしまう封印は 完全に溶けたくぐっ たような声が部屋に響くくわはありえねえ ぜこいつはよマジで封印を解きやがった 黒い模ヤは一家に集まっていきより 人らしい形を作り出していく青い肌に額体 に生えた2本の角コウモのような翼に竜の ような屈境な上半身ヤギのような下半身人 ならざる姿は魔人と呼ぶにふさわしい こいつはいい気分だ歌でも歌っちまいそう だぜ自由だ俺は自由になったんだひはは 嬉しそうに大笑いするグリモワールに俺は 声をかけるそいつは良かったなでそろそろ いいかうんああ古代魔術のことを教えて 欲しいんだったかグリモワールはにやりと 笑うと右手に魔力を集め始めたおおすごい 魔力だ魔力量だけなら人間と比べ物になら ないぞさすがは魔人といったところか安心 しているとグリモワールは右手を俺の方へ 向けてきた途端視界が黒く染まるドーン と大爆発が巻き起こりもうもうと土煙が 上がったこれが黒線方だどうだいなかなか の威力だろうまあ聞こえているかは分から ねえがよくっくっという笑い声もちろん ちゃんと聞こえている風を生み出し 舞い上がった土煙を吹き飛ばす俺の姿を見 たグリモワールは驚愕の表情を浮かべてい たなうんなかなか面白い魔術だそれが古代 魔術なんだね変わった術式だ現代では使わ ないような魔力の流れ構成整形の仕方発動 方法も独特だとても興味深いもう少し見せ てもらえるかい俺が声をかけるとグリモ ワールはなぜか息を飲んだ水形等魔術 水融合と土系統魔術土融合お脳の液体と 個体を融合させ新たな物質を作り出す魔術 であるそれを20で発動させればあらゆる 物体の調合が可能小瓶に入れた油と溶けた 銀が混ざり合っていく黄色かった油は銀が かかりキラキラとした液体になったロイド 様こりゃ月銀役じゃねえですかいうんよく 似ているな月銀薬とは魔術師ギルドで売っ ている薬品だ魔法陣を描いたり使い間を 呼び出す媒介としたり用途は様々非常に 効果だがそれ以上に数が少なく普通の魔術 師が購入するのはほぼ不可能どうやって 作っているのかと思ったがなるほどこうし て作っていたのか20A賞は理論上さえ 合えば2人の魔術師で行使ただ水融合も土 融合もかなり高レベルの魔術だし非戦闘系 である合成系等魔術の持ち主は少ない だろうからなそれほどの使い手が2人も 揃わなければ作れない時点でそりゃ数も 出回らないだろうこんなところでレシピを 発見するとは運がいいな何かに使えるかも しれないしある程度はストックしておこう さてあとはこいつに赤を加えれば完成だな 月銀薬に赤をサラサラと入れていく銀が かかった油に落ちた粉が染み渡り赤い煙が 水中を彩るぐるぐるとかき混ぜると ほとんどまずい液と変わらないものができ たおおすげえですよロイド様見事です見た 目はな実際に使ってみないと効果のほどは 不明だよかと言って俺の探検はもう 付与済みだし武器として使う機会も ほとんどないんだよな不要失敗の可能性も あるのでその辺に飾ってある武器で試す わけにはいかないどこかに大量に武器が 余ってないものか使ってくれる人がいれば なおよしあそうだ考え込んでいるといい 考えを思いつくそのためにはアルベルトの ところに行ってみるか上中を探すと アルベルトは馬術の訓練中だった俺を 見つけると馬を止め降りてきてくれた おはようございますアルベルト兄さんやあ おはようロイドから会いに来てくれる なんて嬉しいよパワーもしかして何かお 願い事でもあるのかい視界がぼやける みたいが思うように動かない一体何が起き ているのだろう自分が自分ではないみたい だ誰かの声が聞こえる女性の声だ目を 凝らすと顔が見える美人だそして胸をはけ させているだが妙に大きい気がする女性は 何か喋りながら俺に近づいてくる身の危険 を感じた俺は懸命に手を動かし火を念じた 勝査な炎を生み出す俺が唯一使える攻撃 魔術弱い魔物を追い払うことしかできない が威嚇にはなるはずそのはずだだが何か妙 だ違和感を感じた俺はとっさに女性から 狙いを外したその直後ドゴン と爆音が響いた見れば壁に巨大な穴が開い ていた女性は驚いているがそれは俺も同じ だ俺の火球でこんな威力が出るのはありえ ない一体何がそう思った時目の前にある 姿鏡に自分の姿が映る小さな身体短い手足 クリッとした大きな目赤子だ俺は赤子に なっているのだそういえば何かで聞いた ことがある死したものが記憶を許したまま 生まれ変わることがあるといわゆる転生と いうやつだそう考えれば今の火球にも納得 がいく魔術師としての核は家柄と才能 つまりほとんど生まれた時に決まる優秀な 魔術師の家計では幼少期から魔術を使える ものもそこそこいる今の俺にそれほどの 才能があるならこれだけの魔術を使えても 不思議ではないだが待てよいくら何でも 生まれた時からこんな魔術が使えるなんて 霊は聞いたことがないぞ周りで騒いでいる 人たちも俺がやったとは認識していない ようだしなというかよく見れば部屋が やたら広い気がする部屋に置かれている ちょうど品は美術館で見るような高級品が 並んでいるしメイドらしき女性も数人いる こんな部屋そこらの貴族ではありえない 横向貴族や境泊はたまた工爵とかそんな ことを考えていると不立派な装飾が施され た紋章が目に止まるその紋章には見覚えが あった俺の住んでいたサルーム王国その 王家の紋章である俺もしかしてとんでも ないところに生まれてしまったんじゃない だろうか 攻撃を防がれ困惑していたリッチだったが 気を取り直したのか再度視認を飛ばしてき ただが無駄だすでに展開していた魔力消壁 がそれを防いだ黒い歯は衝壁に当たると共 にへし折れ粉肉だけ無惨していく今一体何 をしたあるか魔術だよ言い忘れてたけど俺 は魔術師なんだダンジョンに入ってから ずっと戦闘はタオに任せきりだったからな 隠していたわけではないが木の練習に集中 してたし見せる機会がなかったのだ声なき 声をあげながら黒い歯を連発してくる リッチふむ闇系統魔術家魔物の使う魔術と いうことで気害されているから魔術書が ほとんど存在しないんだよな だから調べさせてもらうとしようえっと そのためには魔力消壁の強度を下げて 代わりに男性を目いっぱい上昇と よしオッケードンと来いズンと鈍い音を 立て黒い歯が衝壁に突き刺さるだが歯は 衝壁を貫くことはなく勢いを殺され完全に 停止した攻撃力を失った黒い刃を手に取り それを調べるピリピリしたしびれを感じる これは毒かA魔力を毒に変化させて飛ばし ているのか毒というのもちょっと語弊が あるか実際にある毒物を使うものよりは 魔術な側面が強いので精神的な毒つまり 呪いを固めて飛ばしているというのが1番 近い表現かな肉体よりもその内部生命力に 作用する攻撃まともに食らえば生命力を 直接削られるため見た目よりも攻撃力は高 そうだそれでも術式としての考え方は火や 水などとそこまで変わらないので魔力消壁 で問題なく防御可能である俺に軽くされた のに驚いたのかリッチは慌てて魔力を練り 始める両手に集まった魔力は戦国とは 比べ物にならないリッチは両手に集めた 魔力の塊を鋭く尖らせ獣の牙のように上下 に広げるロベルトそれはやばいある避ける ねあれは闇系登場今術シか似たような構造 だが市人とは比べ物にならないほど強い 魔力が込められているそれとも他にも何か 追加効果があるのかな気になるかの俺を見 てにやりと笑うとは黒い歯を上下 から繰り出してきた高速で迫りくる歯が 魔力消壁に激突するが突破することは叶わ ない勢いを殺され転がった歯を拾い上げる ヌーパズの放った魔力派が雨荒られと 振り注ぐがその全てをかわしパズの足元に たどり着いたそれまでに貯めていた力を 解放し切り上げるラングリス流タ術交流3 と剣線が湖を新2つに割ったその勢いの まま点を貫き雲もついでにパズの身体も 切り裂いていた探検1本なので劣化コピー だが威力は十分ちゃんと性質変化はできた ようだなグぐかな我が肉体を切り裂くとは 貴様も我と同じ技が使えるというのかいや 今初めて使ったんだけどなどうやら ダメージを受けて驚いているようだそう いえば魔人は魔術は効かないって言って たっけ普通の魔術は術式で魔力を形ある力 に変化させているので半分精神体である 魔人には効果が薄いのだろうその点魔力の 性質変化は単純に魔力の質を上げて直接 分殴るようなものであるだから精神体で ある魔族にも効果があるんだろうないい ですぜロイド様ボコボコにやっちまって くだせそうだなもう少し試してみるか今の は出力が大きすぎたもっと小さく鋭い方が 利力を効率的に与えられるはずだイメージ により探検を大魔力は小さくより鋭くなっ ていくラングリス流タ剣術下り煙 高速でパズの背後へ飛支障した俺は探検を 逆手に持って落下しながらの連撃を 叩き込む無数の斬撃が切り裂いたパズの左 半神を消し飛ばしたうんいい感じに力が 調節できているなだがもっともっと鋭く できるはずだ己れ かと顎残った方の反撃を避けながら2連撃 にてパズを3つに分断するパズは頭部のみ を残し消滅してしまったがその代償として 俺の手にしていた探検が粉々なに砕け散る おっと魔力で覆っているとはいえ獲物に 全く負担がかからないわけではないか砕け た剣を見てパズはにやりと笑う笑いながら 身体を復言していくくふなかなか驚きまし たがそのような魔力量に何の変哲もない 探検が耐えられるはずがありません もちろんあなたの身体もねパズの言葉で俺 は自身の自覚する手足が震える力が入ら ない力を使いすぎたのだろうもう動けない ようだなとどうしたんですかいロイド様す しまった凍てるグリモに俺はくぐった声で 返すまったな筋肉痛になっちまったおお何 なんすかそりゃ受刑魔術木型台だよ特定 系統に存在する片は魔力で木や石などを 形づり様々なものを生み出す魔術特に受系 による片しは樹目を育てて形とするため 弾力と硬さに富み繊細な造形を可能とする のだあっという間に俺と全く同じ姿の人形 が完成したこんな成功な片は見たことあり ませんぜ全くこりゃ頭げたもんだロイド様 そっくりじゃねえすかそういう風に作った からね似ているのは外見だけではない 時系統も加えることで骨を石肉を泥皮膚を 受脂全身に根をはわせ神経とし血流のよう に魔力を流し動力としているので当然 動かすこともできる土と木で作っている ためかなりも脆ろいが注ぎ込む魔力次第で は数日は活動可能である確かに見た目だけ なら問題はないんだがどうにも動かすのに 手がかかってね作り出した物体を人間の ように動かすのはかなり気を使うとても じゃないが身代わりを動かしながら外出し 魔術の実験なんて不可能だそりゃ自分の 身体を2つ制御するようなもんでしょう 人間技じゃねえですようんだからこいつの 制御をグリモに頼もうと思うな驚愕の表情 を浮かべるグリモに言葉を続けるグリモは 実態と精神体の間にいるような構造だろう だったら身体の部分を俺の右手に残し精神 体をこの人形に宿らせるなんてことも できるんじゃないのかそりゃまあ増作も ねえことですが会話の受けえ から大丈夫だグリモは状況に合わせて身体 を動かしてくれればいい俺の鳥にグリモは なぜかそワそわしているそのですがいいん ですかいロイド様の思う通りに振る舞える とは限りませんぜ俺が頼んでいるんだから 構わないだろう早速その中に入ってみて くれえじゃあ俺が忙すとグリモは いぶかしむように人形の身体に入っていく 人形の目が開き動作を確認するように手足 を動かすグリモうん問題はなさそうだ グリモは立ち上がってグリぐリと首を 動かした後俺に背を向け元をに焼けさせた ぐひ信じられないぜもうこんな自由が もらえるとはよよほど信用されてるのか こいつが1人で外へ行ってる間に周りの 人間をうまく使えばグリモえい声をかける とグリモは驚いたのか君と肩を振わせた なぜか恐ろる恐る振り向くグリモにっこり 微笑みかける頼んだよそう言うとグリモは 放けた顔で俺をじっと見つめてくるどうか したかいいえなんでもないでさパタパタと 手を振りながら俺から視線を外すあの顔 何かんでやがるのかはそうか俺様を試して やがるんだ自由に泳がせていると見せかけ 裏切りの気配を見せたら殺すつもりだなく 気づいてよかったぜ奴の魔術は得体が知れ ねえからなそのくらいの術式は余裕で組ん でいてもおかしくはないならば今下手に 動くのは特策じゃねえよなまずは奴の信頼 を得ることに集中すべきかそしてまた何 やらブツブツ言い始めた一体どうしたの だろうか どうしたぐりも大丈夫かいいえいえなんで もないでさともかくこのグリもロイド様の ために噴骨最新やらせていただきますぜ ええへぎこちなくグリモを見て俺は首を かしげるなんだか独り言の多いやである 慣れない人間世界での生活で精神的に疲れ ているのかもしれないなシルファは牧刀を 握りまっすぐに切りかかっていく 振り下ろす剣を軽くいなしながらシルファ へと牧刀の喫先を返したシルファはそれを 受け距離を取ったうんいいですよロイド様 口元に笑を浮かべながら俺と剣を交える シルファよしいい感じにごまかせているな 初めてシルファから堅術ごっこを持ちかけ られた時俺は泣かれたあまりに弱すぎてで ある当時7歳くらいだった俺を捕まえて それはないと思うのだがシルファ曰く ふざけているとしか思えない弱さだった らしい俺は本気でやっていたつもりだった がその恥ずかしながら前世の頃から運動は 苦手なのだそれからシルファのスパルタが 始まった毎日刀を握らされ非妊相手に何度 も何度も打ち込みをさせられた運動嫌の俺 にとってはまさに地獄完全に堅術ごっこの 息を超えておりその後の読書に師障が出る レベルだったなので俺は少しずルをさせて もらうことにした魔術の中には物体を操作 制御する類いのものがあるそれが制御系統 魔術これを使えば自身の身体をプログラム した通りに自動操作することが可能現在は シルファの動きをトレースし俺の身体で 再現しているのだカキ刀 がぶつかり合う音が辺りに響くあは 素晴らしいですロイド様シルファの動きを トレースしているので当然互角で打ち合え ている棒よりの様子みにしておけば比較的 肉体への負担も少ないふうでは今日はこの 辺にしておきましょうかしばらくすると 満足したのかシルファは額体の汗をぐった ふうやっと終わったか自動で動かしていた だけとはいえそれでも結構耐えるなみたい が少し重い座り込んで休んでいると シルファがキラキラした目を向けてきた ロイド様の権技メキメキ上がっていますね これなら私と互格にやり合う日もそう遠く ないかもしれませんあはそそうそうかな シルファの権技をトレースしているからな とは口が避けても言えない向こうも当然手 加減をしているのだろうが最初に比べても 少しずつ早く強くなっているにも関わらず 俺が対応しているからメキメキ強くなって いるように感じているのだろう俺が制御 系統魔術でやっているのはあくまでも相手 の動きに合わせているだけだからなまあ 本気で切りかかってくることはないだろう ししばらく魔術でずるしているのはバレ ないだろうバレたらその時考える とりあえず本が読みかけだし早く図書館に 戻りたいじゃあ俺は図書室に帰るからはい お疲れ様でしたうんうん素晴らしい神立て ぶりですねゆくゆくは騎士団長か牽制かふ 将来が楽しみですシルファは何やら恐ろし げなことをブツブツ言っているが多分気の せいだろう図書室へと帰る俺をシルファは 笑顔で送り出すのだった拾った三石は鞄に 詰め込んでおくこの鞄には空間系統魔術 領域拡大の魔術をかけている袋や鞄など 密閉されたものにしかかけることができ ないが中の空間を自由に広げられるという ものだおかげでこの鞄には本来の何十倍も の容量があると言っても空間系統魔術は これの他には1つ2つしか使えないんだ けどな空間系統魔術は非常に難易度が高く 使いてもいないので文献も少ないのだ待た せてすまなかったね早く先に進もうか鉱石 は興味深いがそれだけに時間を取られて いる暇もない俺はダンジョンを進んでいく 止まるねロベルト魔物よいきなりタオが 立ち止まる猫のような柔らかい動きで壁の 方を向くと一気に距離を詰めるそして壁に 手のひ底を叩き込んだ一体何を俺がそう 思った瞬間であるピ埋梅き声をあげ壁が 崩れ落ちてきた見れば壁は泥のような姿に なって溶けていくなんだこりゃストーン スライムね岩に隠れて冬打ちを仕掛けて くるよあのまま進んでいたら危なかったね ええ面白いな辞退する魔物かしかもかなり 出来が良かったタオの攻撃が当たった瞬間 でも全然分からなかったしなこいつの身体 もちょっと持って帰ろう何かに使えるかも しれないし俺は砕けちったストーン スライムの破片をこっそりカに入れたそれ にしてもタオはすごいな俺には岩にしか 見えなかったよ日の使い手は不思議な力を 持つというが今のがそうなのかいほう ベルトは気を知ってるのか大陸でそれ知っ てる人あまりいないね勉強家ね本を読むの が好きなんだ実際見るのは初めてだけどね それとてもいいことよ知識は部と同じ くらい力になるねタオはにっこり笑うと またダンジョンの奥へと歩き始めるその後 もゴブリンに多く様々な魔物が出てきたが タオの敵ではなかったあんな細い腕なのに とんでもない威力が出るんだもんな聞か 魔術に行かせるかもしれないなタオの呼吸 法はこんな感じだっけかタオに連れられ俺 は半ば無理やり町に向かっていた ふんふふふふんふふふんふんふんタオさん 随分ご機嫌だねタオでいいね私もロベルト と呼ぶよそれに冒険者同士敬語なんかいら ないね花歌を歌いながらタオは答えるなん だろう初めて会った俺に対してここまで 親切にここまで上期限になれるものなの だろうか見知らぬ他人同士普通は警戒し そうなもんだがあこの格好かいつもの姿で 模者姿したから王族の服のままなのだ多分 タオは俺のことを貴族のだと思っており 助けて報酬金をたんまり取ろうという3段 なのだろう後で逆恨みされても面白くない し釘をさしておくかえとタオ言っておく けど俺は金とかは持ってないよそんなの 関係ないよあしロベルトからお筋取る気 ないねタオは俺の言葉にも首をかしげて 返すのみだルーム本当に金目当てじゃない のだろうかそれにタオはさっきから顔が 緩みっぱなしだしふひ金も強さも必要ない よ私が欲しいのはイケメンな彼氏ある道場 の娘に生まれた私は物心ついた時から彼氏 の1人も作らず武道に明けくれたねそして 18歳になった私は出会いを求めて道場を 飛び出し冒険者になったでもイケメンたち は僧侶や魔術師みたいなか弱い女ばかりを 狙って私みたいなのには目もくれないなら ば考え方を逆転するよ向こうが来ないなら 私から行けばいいすなわちピンチの イケメンを助けて惚れられれば良いという 寸法ね襲いくる魔物からロベルトを守り いいところを見せれば私も念願のイケメン 彼氏ゲットあるこのチャンス絶対に逃さ ないよふひふひすごくじゃな顔だじゃだ けどアホなことを考えている顔だていうか ブツブツ言ってちょっと怖い完全に自分の 世界に入っているな俺がドん引きしている といきなりタオの目がくわっと見開いた ロベルト魔物ねタオは跳ね上がるように 両手足を伸ばし姿勢を低くするあれが武道 家の構えというやつだろうかまるで獣が今 にも飛びかかりそうな体制だタオはその 姿勢のまま自ろりと周囲を睨みつけるほう 短く声をあげたかと思うとタオの足元の石 が1つ空中に跳ね上がった瞬間タオの身体 がつ風のように高速回転する石と鋭い音と 共に石がはるか彼へと飛んでいきに 吸い込まれ燃える炎前踊る炎振り注ぐ炎 等しく全てを滅ぼす炎よ来たれ来たれ 来たれアルベルトが影唱を開始するあれは 非系統も神魔術消熱円牙の影承だな各か アルベルトは上位魔術まで使えなかった はずだがいつの間に身につけたのだろうか ただ呪文束を使っての高速影象まではでき ないのか通常の影である呪文が紡がれる度 アルベルトの周囲に魔法陣が生まれていく 美しい紋用が鮮やかに浮かんでは消えて いく呪文だとそういうのも全て省略される からちょっと味けないんだよなとは言え 振る影象だとかなり長かった記憶がある 完了までのその間タオとシルファがパズを 抑え込むという手はずなのだろうはあいや 2人の攻撃はまともに通ってないいや多少 の傷は与えているのだがすぐに言えて しまっているどうやら半分精神体である 魔人には物理的なダメージは通りにくい ようだロイド様いくら最上今魔術だろうが 魔人であるやには聞きませんぜそういや 以前にそんなこと言ってたなその割にすぐ 参ってたけどそりゃあんなもん食らったら ね結局どっちなんだよと内心突っ込むまあ いいやそれよりグリモは魔力の性質変化 って得意な方かでまだその話続いて タスカイまだとはなんだまだとは最優先 事項だろうがわあそりゃ魔人は魔力の性質 変化は得意すからねやり方くらいは分かり やすがさすがにあの人たちを放置して 教えるのはまずいんじゃないっすかね グリモが戦闘中のアルベルトラに視線を 送る大丈夫だよ少し前から血魔術をかけて いるからな向こうが回復するならこっちも だみんなには全国魔力国印を飛ばしてつけ ておいたのだこれは魔術を自動で当てる マーキングのようなもので1度つけておけ ばわざわざ狙い直す必要もなく魔術の対象 とできるスーは歩きながら俺は息を深く 吸い込み長く吐くなんとなくまだ魔力を誓 できない魔術師の卵なんかが行う修行に似 ているな 精神を統一し呼吸に全を集中体内を循環 する魔力の流れを意識する魔術師の修行で も処歩の処法才能ある魔術師は必要とすら しない修行前世で魔術の才能がなかった俺 は最初の頃はずっとこれをやっていたので あるうん身を見まねだがなんとなく体内に 力がみなっていくような感じがする魔力を 完全に覚しているからこそ分かるみたいの 奥底に感じる力これが木というやつだろう か自分だけでなくタオの呼吸ダンジョンの あちこちからもかな呼吸の気配が 感じ取れるむ前方に何かいる曲がりの 向こう側から濃い気配を感じた俺の言葉に タオは驚いたように目を丸くする驚いた ロベルトも気を使えるか 似たような修行をしたことがあるからね ちょっと真似てみた面白そうだったしね 面白って気配殺地だけでも普通は5年は 修行しないと身につかないよそれを見た だけで使えるようになるなんてとんでも ない才能ね惚れた様子でため息を吐くタオ でも面白そうだからって理由とてもこう よしね好きこそ物の上手なれよそういう ことならいいものを見せてあげるねよく見 ておくといいよそう言うとタオは縁を描く ように身体を動かしていくタオのへそから 生み出された木は全身を循環するように 回りながらタオの両腕に集まっていくは 掛け声と共に十分に集まった木の塊を放つ それは前方敵の気配がする方へと飛んで いく極後ズんと衝撃音がなり魔物の気配が 消滅したふこれが飛行団ね今のは見せる ためにわざとゆっくり打ったけどもちろん 高速で放つことも可能よおおすごいなタオ まねタオはふんと鼻を鳴らすと俺に背を 向けた木まで使えるなんてこいつは飛んだ 広いものねそれにロベルトは気に興味心身 教えてあげる名目で師匠と弟子でラブな ロマンスも期待できそうよしかも立派な 武道家に育てあげればうるさいじいちゃん も私の言い付けとして認めるに違いない 不ひこいつは飛んだ広いものあるなタオは 何やらブツブツ言いながら不気味に笑って いるなんか怖いし放っておいて先に進むか 教会が地面を貫き稲妻が空をかけ竜巻きが 巻き起こるすごまじい破壊音と衝撃波が 吹きやれるのを見ながら俺はふむと頷く なるほどやはり二重魔術は元となった魔術 を掛け合わせた形になるのか魔術というの はイメージが強く影響する火球なら火の玉 を強くイメージしなければ発動しない水は 水の玉土球は土の玉も同様だ上位魔術と なるとイメージだけでは足りないので呪文 の影や術式媒体の使用などでそれを補強 するのだなので20重症は元となる2つの 魔術を掛け合わせたイメージの通りに発動 する霊えば火と土で溶岩水と土で氷火と風 で雷風と土で砂とそんな具合だまあこれは 想定ないというか実はこれらの組み合わせ は本で読んでて知っていた滅たに見られる ものではないが二重自体は昔から存在して いるグリモのような技を持つものや息の あった魔術師2人であれば行使可能だから な実際試すとどうなるかという確認だった のであるそれよりも他に試したい 組み合わせはあるんだよなまずはこれ幻想 系トマ術模者姿これは魔力の膜で自分の 身体を覆い別人の姿に変えるというものだ 特にイメージが重要な魔術でよく知った姿 でないと返信できないというものだがこれ を二重で発動させればどうなるか俺の想像 通り事が運べばもは試しとばかりに模者姿 を二重 発動と共に俺の身体が光に包まれていく えっと鏡鏡とおいい感じだな鏡の前に映る のは少しだけ背を高くし少しだけ髪の色素 を薄くし結構イケメン化した俺の姿と模者 姿を二重し片方を自分もう片方を アルベルトにて発動させたのだ俺と アルベルトの姿のイメージが混じり ちょうど中間ぐらいの用姿になったので あるこの姿漫が違いで俺の姿を見られても 正体を知られることはないついでに アルベルトにも迷惑をかけないしなていう かさっき上位魔術を打ちまくったし誰か 近寄ってくるかもしれないか 一旦場所を映した方がいいだろう何せ目の 前は凄まじい破壊の嵐が吹きや荒れた後で あるこんなものの近くにいては知らぬ存ぬ も無理があるそうと決まれば秘少にて俺は その場を後にする岩山と岩山の間を 文字通り秘障し国の場所から大分離れた 辺りだろうかうんあれは眼下を見れば何者 たちかが争っているのが見えるどうやら 人間と魔物の群れが戦っているようだおお 魔物って見たことがなかったんだよなよし 隠れて観察するとしよう俺は岩山の影に 降りるとそこから戦いの様子を覗く魔物と 戦っているのは年若い少女だった艶のある 黒髪を両サイドで括くりお団子にしてそこ から垂らすようにして伸ばしている憲法服 とでも言うのだろうか動きやすそうな服の 胸源は涼し毛に開き背にはぶっという文字 が刻まれていた少女は軽やかな足取りで 魔物を翻弄しつつ拳1つで戦っているあれ は多分冒険者だな冒険者というのは便利屋 のようなもので金を稼ぐために魔物を買っ たり素材なんかを集めたりする連中だ強さ によって階級分けがさえておりEからA までランクがあるんだっけか正直あまり 興味がなかったしよくわからないんだよな なんだか生かい視線を向けた気がするく 使い間に手を噛まれるとはこのことだ私は 冒険者のタオというね怪しいものじゃない よそんなことをやっている間にもタオは アルベルトに声をかけているふむ僕は アルベルトディサルームこの国の第2王子 だよお王子様これは飛んだゴブレイを許し てくださいあるよいいさ知らなかったの だろう僕は気にしていないよありがとう ございますねたどしい口調で頭を下げる タオ他の国ならともかく比較的平和な サルームでは王族に少々ブレな口を聞いた からと言って即刑罰なんてことはありえ ない俺たち自身国の方針で王規則だからと あまり存在な態度は取らぬように言われて いるのだおかげでうちの王族は フレンドリーというか民衆たちからも慕わ れており魔獣狩りなどで外へ赴いた時など は平民たちの家で食事を振る舞われる なんてこともそう珍しくはないのである それより冒険者がこんなところで何をして いたんだいこの先の湖で祠の修繕以来を 受けてそれに向かう途中よその道中白と 見えたあなたの顔が少し知り合いに似てい てねつい追ってしまったよペコリと頭を 下げるタオだが上使いでアルベルトを見る 目はどこかじゃに見える怪しいシルファが 無表情のまま馬から降りタオの前に 立ちふがる怪しいですねこの女気になった なら堂々と声をかければいいのになぜ気配 を消して近づくのですそもそも喋り方から して怪しいではありませんかなあ ここの喋り方は単なる鉛りある気配だって 別に消したわけじゃなくそういう呼吸が癖 になってるだけよああなるほどみんなが タオの気配を感じなかったのは木の呼吸の おかげか俺だけが感じ取れたのは同じく木 が使えるからだろう近づいた今なら分かる 木の呼吸を行うタオは体内の気を散らさず 循環させているためあまり外へ漏れ出てい ないのだほうでは先国からアルベルト様に 邪し戦を向けているのはただイケメンだな と思っているだけよじゃなし線なんて とんでもない分かりやすく同揺するタオに シルファは随いと詰め寄るないのかあるの かはっきりしなさいシルファ辺にしてあげ なさいえっとタオ君も楽にするといい アルベルトが声をかけるとシルファは一瞬 タオを睨んだ後すぐに後ろへ下がったそれ でもいつでも動けるよう絵に指先を当てて いるタオは緊張が切れたのか大きく息を 吐いて腰を下ろした ありがとねアルベルト様助かったよこの人 美人だけどとんでもなく怖いねところで タオ僕が知り合いに似ているらしいが僕は 君を見たことがないんだ人違いではないの かいふむ確かに私ら探しているのは ロベルト名前違うよそれにアルベルト様と は少し雰囲気も異なるねげタオのや俺の ことを探してたのかよいきなり飛んで逃げ たからな探していてもおかしくはないかは まあ姿を変えてたし気づくことはない だろうちらしらりと視線を向けるとタオが 俺を元けしていたむむあの子どこか ロベルトと木の雰囲気が似てるよでも 明らかに姿が違うね思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いるさすがに分かりはしないだろうが心臓 に悪いなおおんを上げながら襲いかかって くるコボルトたちこの絵たちは剣を 抜き放ち迎えコボルトの振り下ろすの剣が 受けようとしたこの絵の鋼の剣と接触した え驚きの声をあげたのはこの絵とこぼると 両方だったコボルトの持っていた鋼の剣が 抵抗なくへし折れこの絵の剣は勢いのまま にコボルトの銅を捉えるそのままざりと コボルトの身体を切り裂いたぐわー先血が 吹き出てコボルトは倒れる他の場所でも俺 の付与した鋼の剣がコボルトたちの武器を へし寄っていくななんだこの切れ味はこれ が付与の力というものかこのように頑丈な コボルトの体毛を一で切り裂いてしまうと はその切れ味にこの絵たちはとても驚いて いるようだどうやら不与はうまく働いて いるようだな武器で勝さるこの絵たちは あっという間にこぼるとを追い払って しまったははどうだお前たちこれが我が弟 の実力だ恐れったろう後でしっかり霊を 言っておくことだなアルベルトが誇らしげ に笑っているおいおい勘弁してくれよ俺は 目立ちたくないんだが俺がじと目を向けて いるとアルベルトが満面の笑ミを浮かべ俺 の両肩を叩いた素晴らしいじゃないか ロイド成功率も去ることながらとんでも ない切れ味だったぞあれほどの不要魔術を 使えるなんて本当に驚いたよええと母は まずいやりすぎたか俺の想定以上に評価が 高い使い手が少ないから少々やりすぎても 大丈夫かと思ったがそれが裏めに出たかも しれない俺がどう答えたものかと支案して いるとアルベルトは言葉を続けるいつも本 の虫だったロイドが実質にこもりっぱなし だったからきっと何かやっているのだろう とは思っていたがまさか不術をここまで 極めているとはね道具はシルファに集め させたんだねとんでもない才能ださすがは 僕の弟だよどうやら俺の思い過ごしだった らしい俺はアンドの息を吐いたはい アルベルト兄さんの言う通りですどうやら 不魔術に向いてたみたいであははうんうん そうだろうそうだろう同台これからも不要 をお願いしてもいいだろうか道具は僕が 融通するからさ頼むよ道具を本当ですか ああもちろんだとも今回使った道具は基本 のものばかり不魔術には他にも色々な材料 が必要だそれをアルベルトの力で集めて もらえるならこれからはもっと色々なこと ができそうであるふふロイドは良き才能を 開化させたなこんな年齢から純宅な資金を 使って思う存分不術の修行ができるもの などそうはあるまいこのまま行けば国いや 世界一の不術師になることも不可能では ないなアルベルトが何かブツブツ言って いるが俺は様々な付与の組み合わせを 考えるので頭がいっぱいだったというわけ でその夜俺は城の地下へ向かうことにした 信じてくれたアルベルトを裏切るのは少し だけ心が痛んだがそんなことより 禁じっくり 見て触ってどんな術式が編み込まれている のか観察したい入ってちょっと見てすぐ 帰れば問題ないだろう多分深夜目を覚まし た俺はベッドから起き上がると動きやすい 服に着替えて廊下出る夫見つからぬよう姿 を隠さなければなを呟いて念じると空気の 渦が俺の身体を包み込む風景魔術イント車 これは風の流れで空気のレンズを浸り出し 光の屈折を利用して自分の姿を見えなく する魔術だ不自然な風の動きを作り出すの でそれなりの使い手が近くにいると 気怒られてしまうが城の兵士たち相手なら 十分機能するちなみに本来のイント車は術 者が動けば解除されてしまうが俺のは ゆっくり動けばついてくる要制御してある と言ってもあまり早く動きすぎると残像の ように見えるが歩く速度なら問題なし どう中兵士とすれ違ったが俺に気づいた 様子はなかった道中は順調あっさりと地下 への階段へたどり着く入り口には特に 見張りはおらず俺は階段を降りていく古い 螺線階段を降りていくにつれピリピリと肌 を刺すような感覚に襲われるこれが結回か 近づくとより分かりやすいなしかもこの 結界外からの侵入を防ぐというよりも中 から破られないよう編み込まれているよう だどうやら中にやばいものがあるのは確定 か階段を折り切ると周囲は石の壁で囲まれ ており正面には小さな扉があったこれが 結界の中心か触れようとすると強い抵抗を 感じるまずは結界を解かなきゃだなかと 言って力任せに壊すわけにもいかない侵入 の痕跡は残せないからなとりあえず結界を 制御し通貨許可を得る形で通過するベスト だろうその前に一応結界を貼っておいた方 がいいか結界の外側からもう1枚結界を 展開しておけば中で何か起きても安心だ俺 が念じると泡のような形をした魔力が俺を 中心に広がっていく水形等魔術天街単純な 結界能力はもちろん主に衝撃や音を 柔らげる能力に特化しておりこの中で大 爆発が起こっても他に知られることはない その後ゆっくりと結界の構成を調べる ふむふむなるほどかなり強固な結界だが どうやら王族の地下それに許可を与えられ たものであれば比較的要因に通貨許可を得 られるようだな結界の制御系統を書き換え てとよしこれで問題なく通過できるあは 物理的に鍵を開けるだけだ時計灯魔術石型 台で作り出した鍵を差し込みひねると扉は あっさり開いた魔術師として大切なものは まずは家柄次に才能そして最後に努力で ある魔術師の素ウィリアムボルドが術学園 の入学式学長の挨拶で1番最初に言われた 言葉だ魔術師というのはまず家柄と血筋が 大事でそれから才能努力なんてものは ほとんど意味がないと続けられた家柄は 言わずもがな古くから続く勇正しい家には 非少な魔術書と唸るほどの材力が受け継が れ代々積み重ねられた脈は魔術師として 有利になるようより濃く深く洗練されて いく才能も当然大事だ魔術を扱うセンス 独力再現力美理解力身体能力才能に優れた ものはしばしば家柄の確保も量するそして 最後に努力だがこれは努力が無駄という わけではない努力はただの前提魔術師を 心す以上心身ともに鍛え上げ日々の修行は 欠かさず魔術書を読み込むなんてことは みんながやっているだから日々懸命に励み なさい挨拶はそうめくられたまあしかし そんなことはどうでも良かった俺は庶民の 生まれで大した才能もないと言われていた が魔術がただ好きだった何もないところ から炎や氷雷が生まれる神秘術式によって 様々な顔を見せる奇跡それが自分の手で 行われるという私服あっという間に魔術の 取った俺にとってこの魔術学園での生活は 最高だっただがそんな日は終わりを迎える こととなる音の発端はとある公爵家借難の 魔術書が盗難された事件誇りある貴族が 盗みなどするはずがないそう言って彼が 疑いの目を向けたのは魔術学園唯一庶民の 生まれである俺だったお俺様の黒戦法を 受けて向きずだとああ魔力消壁 くらい晴れるから気にしなくていいよ じゃんじゃん見せてくれ驚くグリモワール に言葉を返すやはり攻撃魔術は実際に受け てみないと分からないことも多いからな うんうんクリモワールもそれを理解して いるからいきなり俺目がけて放ってきたの だろう少しびっくりしたがよく考えたら俺 は常に魔力消壁を複数待機発動させており ある程度以上の衝撃には自動で展開する要 制御してあるそこまで察していたのだろう さすがは魔人よく分かっているなぐっちぶ だぞグリモワールぐぐぐふふざけやがって こいつは俺が5年も修行して身につけた 魔術だぞだがグリモワールはなぜか拳を 振わせをしている一体どうしたのだろうか なあグリモワール何をしてるんだい早く次 を頼むよ俺が忙すとグリモワールは髪を ぐしャぐしャとかきむったそして 肉踊りじしげに俺を睨みつけてくる俺何か したちあくそいいぜそこまで言うなら見せ てやる俺様の最強の魔術をなあ グリモワールは声を荒らげると広げた右手 を俺の前にかざしてきた見れば手のひには 1本の線が入っておりグねぐねとうめいて いる そして線が開いた中から出てきたのは赤い 下と鋭い歯つまり口である20A賞そう つくとグリモワールは2つの口で同時に 違う魔術の影を始めたおお魔人というのは あんなこともできるのか塗りつせ黒く黒く 黒く貫きえぐれ我がワクワクしながら影承 管を待っているとグリモールの身体が暗く 光り始めるくばりやがれ螺旋クロ戦法5と 吹き荒れる魔力の本流その圧に押され俺の 身体がほんの少し後ろへ流された放たれ た二重の黒い魔力並が螺線を描きお礼と 迫る街から派は俺の自動展開した魔力衝壁 と激突し凄まじい衝撃を発したぐグぐ 貫きやがれグリモワールは何かすごく 利きんでいるそれにより少しずつ出力が 上がっているように思えるもちろん俺の 魔力消壁には傷1つ入らないが気合いで 威力が上がるってのは面白いそれにしても 螺線なんとかだっけかわざわざ螺線を描く 要制御しているのか何か意味があるのかな ただの魔力並にしか見えないがうん魔力 消壁越しじゃ分かりにくい直接触れて みよう俺は魔力消壁から指を出し魔力並に そっと触れてみたバチンと爆ゼル音がして 衝撃波が吹きやれるというわけで戦理品の 確認だなその夜夕食を終えた俺は早々に 部屋へ戻りカを広げたダンジョンから 持ち帰った三石ストーンスライムのかけら 宝箱の切れ橋魔術が付与された探検を ベッドに転がすロイド様何ですかそそりゃ ダンジョンから持ち帰ったのさ通りで遅い と思ったらダンジョンを攻略してきたん ですかいたにため息を吐くグリもだから 悪かったって まず手に取ったのは三師 タオの言っていた通りダンジョンから出し たことで光を失っているようだちょっと 削ってみるか水形等魔術水場にて三石を ゴリゴリと削っていく硬いものを削る場合 失量のない風場よりは質量のある水場の方 がやりやすい削り出してみたが石の内部に は特に気になる点は見受けられないどこに でもあるごく普通の石だな俺の仮説と 合わせて考えるとダンジョンの核は様々な ものを取り込んで成長するおそらくこう いった石や土を取り込みながらダンジョン を作ったんだろうなということは ダンジョンで採取したものはその場を 離れると元の物体に戻るのだろうこっちの 宝箱の破片はダめだ全く魔力を感じないと いうのはおそらく魔法生物とでもいう存在 切断した時に死んでしまったのだろう ちなみにストーンスライムのかけらもただ の土くれに戻っているダンジョンから離れ たので元の土に戻ったのかだがリッチは 自分のダンジョンから離れても平気そう だったな高レベルの魔物ともなればまた 違うのかもしれないいやダンジョンが1匹 の巨大な魔物と考えるとどうだ強力な魔物 には単独で活動できるよう核があると聞い たことがあるしま赤説の息を出ないか何が 恐縮なものか息子たちに現術を叩き込んだ シルファはお前の現術の際は歴代王子で1 番国1番の剣士になるなどと対鼓をして おる城でも屈の魔術師であるアルベルトも お前の才能に嫉妬しておったよ自分があの 年頃だった時はまともに火球など飛ばせ なかったそれを見事に制御しておるとな 若き実力者であるあの2人にそこ までしめるとは大したものだよシャールズ は腕組をしたまま嬉しそうにうんうんと 頷いているブーは2人ともそんなことを 言ってたのかよ俺なりに実力は隠してた つもりだったがまだ甘かったようだやはり 城の中で魔術を使うのは危険だなあまり俺 の評価が上がると大い継承に巻き込まれる 可能性もありそうだしそうなったら面倒だ 少しは自調しなければでも俺の性格上魔術 の研究は止められないしなお前には大いに 期待しておるこれからも励むのじゃぞ えっとそうですね返事を濁す俺を見て チャールズは顔を曇らせるだがのいくら お前が優秀だからとて今からお前を大い 継承候補に加えるのは難しいのじゃすでに アルベルトラを含む上位の王子たちには そのための教育をさせておるからなお前が そう考えて頑張っておるなら心苦しい先に 言っておこうと思いこうして呼び出したの じゃよはそういうことかつまりチャールズ は俺が大いを継承権すべく頑張っていると 勘違いしているのだもちろん俺にそんな つもりはみ人もないのでほっと胸を 撫で下ろしたお気になさらないでください 父上私は言われた通り好きなことをして いるだけです多い継承権などに最初から 興味はございません俺の言葉にチャールズ は目を丸くしたそして気は真ったかのよう に目を細めるうむうむわしの言葉に腐るで もなくよくぞ申したできた息子をモてて 嬉しいぞしかもちょっと涙んでいるようだ 本心なんだけどな完激しているチャールズ を見ながら俺はポリポリと本を書いた安心 せロイドよその努力が無駄になることは 決してないだろうからのだからその調子で 埋進するのじゃぞはわあうむでは下がって よいなんだかわからないがとりあえず今 までの生活は維持できそうで安心だ俺は アンドの息を吐きながらチャールズに背を 向けるそれにしても大いにも興味を示さず ただひたすらに努力を積み重ねるか霊 わずか10にして大したものよいやはや真 の大たるものそれくらい出なくてはいかん のかもしれんなこれは大い継承候補につい て考え直さねばならんのかもしれぬ シャールズは何かブツブツ言ってるが あまりよく聞こえないまあ多分政治につい てだろうな悪いけど興味なしだそれより 早く帰って本を読みたい俺は足早に玉座の 間を後にするのだった 土シルファの牧刀は土の壁に埋まり抜け なくなる無理やり抜こうとしている間に俺 はその背後へと回り込む取った牧刀を シルファへと走らせ首元で止めるはずだっ たしかし目の前にいたはずのシルファは 牧刀を残したまま姿を消していたうっそ 左右に目を動かすがシルファの姿はないと なれば後ろ振り向くがいないということは 上即座に火球を念じ上空へ向けて放つ残念 下ですよまた下から聞こえる声に見下ろす とシルファが笑顔で俺の真下にいた驚く間 もなく両足を掴まれ転ばされてしまうその まままたがられマウントを取らえてしまっ た にっこりと微笑むシルファを見上げ俺は目 をつる負けましたはい私の勝ちです よいしょっとこれでいいんですかロイド様 シルファは油のたっぷり注がれた水瓶を俺 の部屋の隅に置く多分と水面が波打った ありがとうでもいいの1本取れなかったの に一瞬とはいえず本気を出してしまいまし た1本取られたようなものですよそれにし ても本気を出したロイド様はこれほどまで にお強くなられていたのですねシルファは 嬉しございますぐすまたも涙むシルファ やめてくれ恥ずかしいから俺が本気を出し て戦ったことがよほど嬉しいらしいかなり 限定した状態での本気だったのだがまあ 喜んでくれてるんだからよしとしよう先日 のあまりにふ抜けたおいぶりどうにかなっ てしまったのかと思いましたが調子を 取り戻していただけたようで幸いですわふ 微笑みを浮かべるシルファを見て俺の右手 がブルブルと震えているグリモのやつ よほどビビっているのか今日はずっと 引っ込んだままだ先日の堅術ごっこで 痛めつけられたのが相当トラウマらしい あわあの時はちょっと体調が悪くてねA スランプというやつですねそういう時は誰 にでもあるものですそれを抜け出すのには 1にも2にも鍛錬あるのみ実際スランプを 抜けたロイド様の動きはとても素晴らしい ものでした魔術と堅術の融合このシルファ 四国いたしましたシルファはそう言って うやうやしく霊をする堅術も魔術も まだまだ拙いでもロイド様は発展途上 そして凄まじい速度で腕を上げて いらっしゃる魔術が使える剣士自体とても 数が少ないのに堅術レベルはわずか10歳 とは思えませんそれに魔術に関する造形は アルベルト様も一目置かれるほどです ああなんと素晴らしいのでしょう成長した ロイド様には騎士団長や牽制の称号すら 不り合いかもしれませんそんな方の指導薬 をやらせていただけるなんてこのシルファ 光栄四国でございます何をブツブツ言って いるのだろうさっきから俺を見る目がなん か怖いんだがそういえばシルファは以前 チャールズに俺の現術の腕をすごく評価し ているとか言ってたっけかいや今回は魔術 を使っただけだしそこまで評価は変わら ないだろうそう思いたいうんなあまり レベルが高いとは言えない生成魔術だね切 を無理やり金にしたのかい順度が低すぎる し中身もスカスカだこれじゃ駆け出しの 商人も騙せないよそもそも魔術での金の 生成は禁じられているというか俺は王子だ し金には困ってないんだよなむぐただっ たら不老不だお前さんを不労士にしてやる よ悪いが自分の身体に他人の術式を施さ れるのは好きじゃない特に不労士なんて 強い術式を人体に編み込むなんてどんな リスクがあるか分かったものじゃないよ 魔術というものは万能ではないAレベルの 魔術なら魔力の消費だけでなんとかなるが あまりに高レベルな魔術は術者や比術車に も負荷がかかる不労士なんてのは相当 うまく術式を編み込んでもかなり重い リスクをしはずだで言えば重度の神経麻痺 や肉体の欠損とかとてもそんな術式を おそれとは受けられない壺しだったのか グリモールは顔を歪めているやはりもう 1度封印させてもらうよ君は危険そうだし ねま待て待ってくれ頼むから俺は全然危険 じゃねえ良い魔人なんだ封印されたのだっ てちょっといたずらしただけなんだようん でも嘘言ってるかもしれないしなやはり 封印俺が本に触れようとした時であるな なら魔術はどうだ魔人がぽつりと呟いた 何百年も前の古代魔術だお前さんも魔術師 なら興味あるんじゃねえのかそいつを教え てやるどうだロイドしばし考え込んで俺は 頷く面白い今更言うまでもなく俺は魔術が 好きだ古代の魔術か伝説によると大地を 揺がし洪水を起こし海を割るなんてのも 聞いたことがある実物はどれほどのもの だろうか是非見てみたい俺の言葉に グリモワールはパッと表情を明るくした一 呼吸に7つがれる呪文タそれを2つの口で 同時に唱えていく術問が無数に並び内が まゆく輝き始めたななんだその高速影象は あれほどの密度を持つ呪文タ束を簡単なく 編み込んでいるだとぐーあ頭が痛くて割れ そうだ行くぞそして術式を解放する術問が 開きそこから放たれる無数の魔術ぶパズの 声が一瞬聞こえたが結界内部に吹き荒れる 破壊の本流ですぐかき消されてしまった1 秒に1サイクル1分で240回の最上位 魔術の連続以前グリモにやったのと同じ 攻撃だん数秒後に気づく結界内の手応えが なくなっている俺は術式を消し結界を解除 した黙々と上がる煙の中からミイラのよう に光びたパズが湖に落ちたパズのミイラは わずかに口を動かしながらプカプカと浮い ているうそんなパズを見下ろしグリモが 笑うへあれだけでかい靴叩いた割に随分 あっけなかったなこら煽るなよグリモって いうかお前も大概でかい口叩いていただろ でもグリモは30分くらい耐えてたっけ まああまり変わらないかだし結局ダメージ 受けてるじゃないか本当に魔人に魔術は 効かないのか普通はソースただ半分精神体 である魔人には音や光などで感じる不快感 がそのままダメージとなるんですよほんの わずかですがそれを続けて浴び続けると こうなっちゃうわけか音や光でダメージを 受けるなんて意外と繊細な奴らだな魔人 ンって意外と大したことないのかもしれ ないんパズが何か言ってるな俺は光びた パズをひょいとつまみ上げる ななぜだ我の努力がこんなにもあっさりと なぜ勝てぬパズ お前はずっと大変だったとか苦労したとか 言ってたけどさそういうのもっと楽しんで やった方がいいよ楽しんでうんだって 楽しくないのに無理してやっても身につか ないだろうそれにそういう気持ちはハ花の 魔獣たちにも必ず伝わる伝わればそんなや の命令なんて聞きたくないよお前自身が もっと楽しんで魔獣たちと接していたら俺 がちょっと暗い魔力を与えても願らなかっ たと思うぜほんの少し退治しただけだった がパズの魔獣たちへの態度は決して良いと は言えなかった俺が魔力を与えたのは 単なるきっかけでいつを向けられても おかしくはなかったろう鉛大 の炎を指先に集めグリモール目がけて放つ ぬわあ炎が命中しグリモワールは悲鳴を あげたあれなんで魔力消壁で防御しなかっ たのだろうかおいグリモワール 大丈夫か慌てて声をかけると炎の中で影が 揺らめいた見ればグリモワールの身体には 火傷1つついていないく驚かせやがってだ が魔人である俺様を魔術で倒すことはでき ねえよ残念だったなえそうなのかあそうさ 神官どもが使う神聖魔術なら少々の ダメージは受けるがよ高が魔術ごきが俺様 を倒す術はねえ残念だったなロイド俺様を 復活させた時点では積んでたのサブ今度は 滝列水求をぶつける滝のような水撃を 食らいながらもグリモールは確かに ダメージを受けているように見えないは話 を聞きやがれ無駄だと言っているだろう ガフアー すごいな本当に聞いてないのか私列球を 放ちながらつやく 岩石に押しつされながらもグリモワールは 平気そうであるこれは驚きだ魔人ンって 本当に魔術が効かないのか一体どこまで 聞かないんだろう知りたい試したいおいて てめえなんキラキラした目を向けて来 やがるちょやめろっておいコら俺は 思いつく限りの魔術をグリモワールに ぶつけるのだったすみませんでした俺の目 の前でグリモワールが両手を地面についた おいおいいきなりどうしたんだよ土下座 なんかしてさ許してくだせえロイド様もう 悪さはしねえだからな頼むよ涙を流し ながら訴えてくるグリモールちょっと攻撃 魔術を数百回ぶつけただけなのだがよく わからん何でもいいが早く続きをやろう俺 はもっと古代魔術が知りたいんだひぎま 待ってくれもう身体が持たねえよえそうな のかでもまだ全然物足りないんだが俺の 言葉にグリモワールはなぜか青ざめると ざざっと後ろに下がり地面に頭を埋め込む ほどの勢いで頭を下げたこのグリモール ロイド様に精神誠意尽くすことを誓います 使い間でも何でもなりますだからお願いだ もう勘弁してくだせ使いまかよくわから ないがそこまで言うなら今日はこの辺で やめてもいいかな間になってくれるなら 魔術の実験はいくらでもできるしうん悪く ない俺はにっこり笑うとグリモールに手を 差し伸べた分かったよじゃあ俺と契約する かえい俺の差し出した手にグリモワールは すがりつく暗い光が俺たちを包み契約が 完了したクそこのグリモアール様が人間の 使い間になるとはなんたる屈辱だがこいつ の実力は半端じゃねえ十分な信頼を得た後 にうまくそのかして利用してやれば俺が 世界を影から牛じることだって可能くひ その時までの辛抱だぜん何物言ってるんだ いいいえなんでも何でもありませんぜ ロイド様皇帝 2グリモワール なんだか情緒不安定なやつだなまあいいか ともあれこしてグリモワールは俺の使い間 になったのである扉を開けると部屋の中 から異様な空気が漂ってくる様々な色恩 匂いの魔力の本流これはすごいな広域殲滅 や生命生成空間転移の魔所なんてのもある こりゃすごいなまさにお宝の山だだが特に 気になるのは奥から発せられる気配一言で 言えば甘くかしい花のような香りに紛れ わい踊りじしい何かが手招きをしている ような感覚だろうかおそらくこれが アルベルトの言っていた金書ださてどうし たものかなんて考えているうちに俺の足は 金所の気配いつの間にか部屋の奥へと進ん でいくおこれは制御系統の魔術かかなり 強制力が強いな匂いを嗅がせることで相手 の行動力を制限するタイプの術式を 編み込んでいるのかおそらく霊の魔人が 使っているのだろう何も知らないものが この部屋に入ったらフラフラと吸い寄せ られるように金所の封印を解いてしまう だろうな厳重な結界がされているのも 頷けるもちろん俺はそうはならない 制御系トマ術への対策は簡単だ身体の コントロールを取られても落ち着いて こちらから上書きすれば解除できるという わけで自身に制御系統魔術をかけると身体 が自由になった自由になった身体で改めて 初庫の奥へ足を踏み入れるおいおいおい おいてるのかてめえはよ重く響くような声 が聞こえた見れば部屋の採用真っ黒な本の 上にモヤのようなものがあるそれは人の ような形をしており赤い瞳がランと輝き俺 を見つめていた俺の支配を逃えてなお逃げ ずに向かってくるとはなよほどの夕敢か ただのバカか夫名乗り忘れたな俺様は魔人 グリモールよろしくな黒いもや 魔ジングリモワールは俺を見て容気に笑う ええ驚いた君は本に封じられているんじゃ ないのかいくくく長い年月が経ち封印が 誇び始めているんだよだから身体の1部分 だけは外に出れるのさ見れば確かにグリモ ワールが尻に敷いている本はボロボロだ本 に編み込まれた封印はボロボロでいつ効果 を失ってもおかしくないなあ坊主てめの名 は何というロイドふむナーロイド俺様は あと数年もすれば封印を破り完全な形で 復活し外に出るそうしたらこの国を 滅ぼし尽くすつもりだこの国の魔術師ども に封じられたわけだからな俺にはそれを やる資格があるだがロイド今から俺様の 言うことを聞いてくれるならてめの命だけ は助けてやってもいい そう言ってグリモワールは口元を歪めると 指で本を差し示したこいつの封印を破壊し てくれねえかいタオは顔をあらめくねくね と腰をよじっているまさかまだ気を失って いなかったとはだが幸運なことにちょっと 勘違いしているようで正体がバレたわけで はなさそうだていうかといつの間に将来を 誓い合ったのだろうか全く記憶にないんぞ ふむ魔人を倒すとは相当名が知えた冒険者 だろう今度探して例を言わなければないや ロベルトなんて冒険者はいないんだがまあ いいや知らんをしておこうオン といきなり森の中から吠え声が聞こえてき たしみから飛び出してきたのは真っ白な 大型県たちだ犬の群れは俺にすり寄って くるはなんだお前たちうんよく見ればこの 犬たち見た目はすっかり可愛らしくなって いるがさっきのベアウルフだ触れれば 分かるが体内を巡る魔力の流れが同じなの である成長や修行により魔力の方は 変われどう1個体であればこの流れの パターンが違うのは基本的にありえない 一体なぜこんなことになったんだろうか 魔獣は食らった魔力により姿や性格が変化 しやすロイド様の魔力を浴びたからこいつ らもこんな姿になったんでしょうオン グリモの言葉を肯定するように犬が吠えた その1匹が俺の前でちょこんと座ると他の 犬たちもそれに習う戦闘の犬は俺を キラキラした目で見上げ尻尾を振っている どうやらこいつパズが直接操っていたやつ ですなロイド様を主と認めたようですぜ どうもそうみたいだなとはいえ城に 連れ変わるわけにもいかないよな可愛い けど魔獣だし俺はそう思いちらりと シルファを見たあらあらこの犬ロイド様に 随分抱いているようですねだがシルファは 俺に抱いた犬を見て嬉しそうに微笑んで いるあれ絶対連れ帰っちゃだめですとか 言うと思ったのになぜか交換色だ何を 不思議そうな顔をしているのですかロイド 様犬は中義に熱く戦士たちの良き相棒と なるそれゆえングリスケでも昔から たくさん買っておりますロイド様にもいつ か犬を買っていただこう思っていましたが 良い機会ですこの子は身体も丈夫そうだし よろしければ買われてはいかがでしょうか シルファの言葉にアルベルトも頷くそうだ ね犬は僕も好きだそれに白い魔獣は演技が 良いと言われているこれほど抱いている ならきっとロイドの良きとなってくれる だろうおんおんそうしろと言わんばかりに 何度も吠える犬2人がいいって言うなら いいか魔獣に関しても色々研究したいこと はあったしねあいや別にグいことをする じゃないからなロイドその子に名前をつけ てやるといい名前ですかうんじゃあ白で おん白いからという安直な理由だけど白は 気に入ったようだ撫でとばかりに俺に頭を すり付けてくる俺が撫でてやると白は千技 連に尻尾を振って喜びを表現していた 可愛いさらにタオは流れるように肘打ちを 放つそこから左鍵つき美け手な回し蹴り それらは全て最初の一撃と寸分違わぬ場所 へ打ち込まれていくタオは止まらない そして日々はさらに大きく深くなっていく こんなところではないある私は5歳の 頃から毎日毎日短を続けてきたね雨の日も 雪の日も休まず毎日彼氏も作らずよそんな 努力を積み重ねてきた私がこんなところで 彼氏も作らず死ねるか一泊置いての飛び膝 蹴り魔力消壁が砕け散りぽっかりと穴が 開いたあでもまずいな好きだらけだぞ しかもリッチもぼっとしていたわけでは ないカタカタとリッチのラン食いが揺れる 魔術の影少だ黒い先行が他を包む島どんと 爆発が巻き起こる吹き飛ばされたタオが 地面に落ち何度か転がったぐったりして いるやばそうだタオて てより抱き起こすタオは苦しげな表情で顔 をあげ目を開くうなぜ戻ってきたね実は 逃げてなどおらず近くで感染していたとは とても言えず口を継むもしかして私のため にもうバカあるなでもいいよロベルト みたいなイケメンと一緒に死ねるなら本も あるそう言って俺から顔を背けるタをて おいおいもう諦めるのか もうダメある身体動かないよそれに動いた としても相手に勝てるわけがないね 何言ってるんだよ俺の言葉に被せるように 黒い先行が辺りを包む背を向けていた俺 たちにが魔術を放ってきたのだ ぎゅっと目をつるタオ直後衝撃派が俺たち を襲うことはなかった俺の張っていた魔力 消壁がリッチの魔術を防いだのだ壊る目を 開けたタオは不思議そうに目をパチクりし ている俺は立ち上がるとをまっすぐ に見据えにやりと笑ったここからが楽しい んじゃないかていうか強くなりたかったの なら身体を鍛えるならなんなりやり用は あったんじゃないか面倒な思いをしてまで 部下を集めるよりよほど効率的だろ楽しい から雲なく続けられるのであるパズは戦闘 スタイルからして肉段が得意なタイプ部下 を集めて命令を出すより身体を鍛える方が 賞にあってそうだしな俺が寝ても冷めても 魔術をやってられるのも純粋に楽しいから だ魔術の修行は俺様もやってきたがそう楽 なもんじゃねえひどを吐き地味な反復をし 努力を重ねて少しずつものにしていくもん だそれをロイドはそりゃもう楽しそうに やりやがる毎日常今までもこれからも だろうそんなやに努力だなんだと言ってる やが勝てるわけがねえグリモがブツブツ 言っているが吹きさぶ風の音でよく聞こえ ない俺の言葉にパズは苦笑いを浮かべるふ 我の配は楽しめなかったことか全く無茶を 言ってくれるそう言い残しパズの身体は砂 のようにサラサラと消滅していく夫と sirリとなって冷えゆくパズへグリモが 大きく口を開け吸い込み始めるどうやら その魔力を食べているようだえ魔人の魔力 ってのはやっぱうまいぜ力がかなり戻って きやがったこいつのそばにいれば上質な 魔力の補充には異かねえこの調子で魔力を 増やしそのうちこいつの身体を乗ってやる ぜブツブツ言いながら北グリもその力は ほんの少し増しているように見えるどう やら魔力を食べて強くなるようだなどうで もいいけど腹壊すなよそりゃもうええ俺の 言葉にグリモは慌てて返事をするのだった それでよというのは何かしらはいつい最近 魔獣を買い始めたので飼育法しつけ方など 色々聞きたいなと思いまして紹介しますね 白ですオン背中を撫でると白が吠えるそれ を見てアリーゼは目をキラキラさせたあら あらまあまあ可愛い子ねしろちゃん焼けに 丸くて小さいけれどベアウルフかしら 当たりです北の森にアルベルト兄さんと 魔獣狩りに行った時に懐かれましたそれに してもよくわかりましたね本来の姿とは 大きく違うはずですがうふふなんとなく そんな感じがしたのよなんとなくねやはり なと思いながら俺は目を細める以前俺が 魔力の波長を感知して生物の同一個体を 識別したようにアリーゼもまた無意識に似 たようなことをしたのだろう魔力ってのが 関係してるのよねよくわからないけれど はいそれで聞きたいのですなネーロイド こんなところで立ち話もなんだし中で話さ ない美味しいお茶を出すわよそうですね つい話し込んでしまった中に入れば アリーゼの魔獣もいるだろうしそれを見 ながらの方が話しやすいかというわけで俺 はアリーゼに案内され塔の中へと足を 踏み入れる中は大広間となっており塔の 外壁に螺線階段と小部屋がいくつかある 以外は完全に吹き抜けとなっていた地面に は柴け池草むさらに木々まで生えており まさに自然のままといった感じだそれを見 たグリモが簡単をあげる両手に魔力を集め て皇室化力を上げるようイメージしている んだな面白そうだ俺もやってみるかとは いえ素ではあれだしそうだ鞄の中に武器が あったっけ以前不魔術で使った鉄の探検 あれを使えば剣で同じことができるよな隙 を見せたな死ねえと思いカを漁さろうとし た時であるパズは魔力並を放ってきた ロイド様危うねそれを迎え打つべく俺の 右手グリモが黒い魔力波を放つ2つの 魔力波は互いにぶつかり引け飛んだぬー 魔人が人間に組かへ鼻くソ哋の威力だぜ パズとグリモが魔力並みを打ち合う何度も 何度も俺の元で激しい先行が散っている A底を知り解けそやつは失った輪が身体の 新たな宿とするのだ誰がてめえなんぞに やらせるかよこいつの身体はゆくゆくは俺 様のもんになるんだからな街から派の激突 音であまりよく聞こえないが2人は何か 喋っているようだ魔人同士対抗心でも 燃やしているのかなロイド様ここは自分に 任せてやりたいようにやってくだせああ うんグリモも無理すんなよっていうか別に 放っておいても魔力消壁で防げるんだけど なまあせっかくやるって言ってくれてるん だし無限に断ることもないか皇族とは家の ものの信源をむやみに否定せぬものらしい しなえっとこんな感じかな宣国と同じ容量 で強く硬い歯をイメージした魔力を 生み出し剣にまとわせていくさらに先ほど 見たシルファの権技も制御魔術でコピー よしこれでやってみるかグリモの口を閉じ させぎゅっと探検を握りしめた行くぞ俺は 米を蹴りまっすぐパズに向かってかける 低く構えたけ筋が水面で爆舌続け水柱と なって俺のすぐ後を続く部屋に帰った俺は ベッドに寝転んでいた頭の中は全国試した 20章魔術でいっぱいだなるほどなるほど 2つの異なるで魔術を発動させた場合単純 に1+1が2になるわけではなく全く別物 となるのか演列火球も滝列水求もあのよう な先行爆発を引き起こす要素はない おそらく呪文が重なり合うことで新たな 現象を生み出したのだろうそんな話を城の 書物で読んだことがあるそれは1人では なく2人で使う二重だったがそれにしても 他の魔術ではどんな反応が起こるのだろう か色踊りじめしてみたいよななあグリも 空間Y曲魔術とかで別次元に部屋とか作れ ないかなのできるわけねえっすよつかなん すかそれ聞いたこともねえですよさすがに 難しいか空間系統の魔術はこれにとっても 難易度が高く1つ2つしか使えない魔術の 実験ができるほどの巨大な空間を制御する のはさすがに無理だうん実験場所が欲しい ところだな射撃場を使うわけにもいかない しかと言って屋上も今回の件で警備が厳重 化したからな城の外でやればいいんじゃな いっすかね上外か確かに城の外には広大な 大地が広がっている試し打ちには持って こいだろうしかし城の外に勝手に出たこと を知られるとかなり怒られそうだ第7とは いえ一応王子である自由にしていいとは 言われているがそこまでの勝手な行動は 許されていないえこっそり抜け出せばいい んすよどうせわかりゃしませんって 抜け出すだけならともかくそんな長時間の 間バレずに住むのは無理だな特に問題なの はご衛権世話役であるシルファだ毎日現術 ごっこに誘ってくるのだがどこで隠れて本 を読んでいてもあっさり見つかってしまう のであるいや待てよよく考えたら今は グリモがいるしあれを使えば短時間なら ごまかせるかもしれないな少し試したい ことがある付き合ってくれるかいグリモ もちろんでさ試したいことというのは魔術 による身代わりだ俺は手を広げると鏡を前 にして自分の姿を見ながら目の前に魔力を 集めていく中心に小さな種が生まれそれが 目を出しぐんぐんと空中に根を伸ばして いく根は次第に人を形作り始めた上期限で 花歌を歌いながら俺たちの戦闘を行く雪先 が同じだからと同行を申し出アルベルトも それを許可したのだもちろんただついて くるわけではなく魔物が出てきたら戦闘も こなしている動力はこの絵たちより2段は 上といったところかというか以前あった時 より技がさえている気がするあれから修行 でも積んだのだろうか1人で魔物を半分 くらいは倒しているその強さと性格から 最初は警戒していたこの絵たちもに心を 許し始めていた全くアルベルト様もあんな 怪しげな少女に同行を許すなんてどうかし ていますねえロイド様あはそうだねただ シルファはタオのことが気に入らないのか 不嫌そうだ俺もタオとは目を合わさない ようにしているのだがちらこちらを見て くるまさか俺のこと気づいてないよなじ いつの間にかタオが俺の近くにまで来て じっと見つめていたうおびっくりするじゃ ないかねえ君私たちどこかで会ったこと ないかささあわからないないきなりの質問 につい視線が泳いでしまうムーなんだか 怪しいねでも会ってるはずがないのは私に も分かるなのに何なのこの感じやばいな この視線怪しまえている気がするその原因 は間違いなく木の呼吸だついさっきまで 修行のために木の呼吸をしていたからな 呼吸の仕方がロベルトと似ているから 怪しんでいるのだろうしくじったとはいえ いきなりやめたら不自然だしここは知らぬ ゾで押し通すしかないあの時姿を変えてい たのは不幸中の幸いだったなロイド様森の 方を見てくだせあの娘が探しているという 祠らあれがそうじゃないんですかいグリモ の声に従い森の方へ視線を向けると木々の 隙間から古ぼけた石の建物が見えたナイス だりも追い払うチャンスであるあれが君の 向かおうとしている祠じゃないのかいおお まさしくあの祠よありがとね兵士の皆さん にもお世話になったねそれでは私はこれで 失礼するよタオは慌たしく頭を下げると すごい速さで走っていったふうよかった なんとかバレる前に追い払えたかありがと なグリモへ気にしないでくだせえロイド様 の使い間として当然のことをしただけっす よそれにこの程度であんたの信頼を変える なら安易もんだぜくん何か言ったかいいえ 何もそそれよりあの祠らなんだか妙な感じ がしますぜそうなのか俺の言葉にエリスと グリモが驚いているアリーゼは顔をパーっ と明るくして俺の手を取りブンブンと振っ たえそうよロイド愛なのよ愛かどうかは ともかくとしてアリーゼから漏れる魔力を 見ていて分かったことがあるアリーゼは リルに命令を与える時自身とリルの頭を 魔力でつげているのだそうやって自分の 思考を読み取らせているのだろう無意識に 魔力の性質変化をしているのだろうが なるほど盲点だったあの方法ならリアル タイムで自分の思考をイメージで伝え られる命じるのでなく共有するのだそして イメージなら得意である白俺は同じように 魔力を伸ばして白の頭につなげるそして俺 は白にそうして欲しいようね念じる白は はっと目を丸くすると駆け出したそして俺 たちの周りを大きく回り始める1週2週 そして3週回りオンと元気よく吠えた俺の 思った通りにであるよし俺の目み通りだ う嘘でしょうあのアリーゼ用王の説明で 理解したのですかエリスが目を丸くして いるうんすごいわロイドさすが私の可愛い 弟あいねいえ絶対違うと思いますよ違い ませんよう田2人はまたいい争いを始めて た仲がいいことであるまあもうようは済ん だし長いは無だ 行くとするかそれじゃあアリーゼさん ありがとうございましたえもう行っちゃう のせっかく出しお茶を飲んでいきなさいな いえ今は喉が乾いていないのであんロイド 俺は手を振りアリーゼに別れを告げる 涙アリーゼの横でエリスが何やらブツブツ 言っている魔術には全て影が存在するただ ほとんどどの魔術師は各々自分にあった形 で術式で無営症かあるいは観略化している のだ貝の魔術なんかは影も魔力もほぼ必要 ないが上位魔術になってくるとさすがに 術式だけでは補えないため呪文の影が必要 となってくるそれを20章で同時発動さ せる果たしてどんな効果が生まれるのか ワクワクするな行くぞグリモえい俺の言葉 と共に右手にグリモの口が開いた改めて 呪文の影を開始するやあ突如グリモが悲鳴 をあげたなナな今のは一体何なんですさえ 呪文を影承しただけだが今のがなんか とんでもない量の呪文が一気に聞こえたん ですがああ呪文タ束だよ一呼吸に100の 呪文を束にして突っ込んでいる宣告だが その束である魔人ともなればこのくらい できると思ったのだがいや無理っすよ呪文 束くらいは知ってますが束ねられるのは生 2つか3つくらいすその影速度について いくには買魔術の例えば火球とかでないと 無理っすよ火球に影承は不要だろいえ自分 は普通に必要すよ驚いた火球みたいな買 魔術にも影が必要なのか古代魔術は影少 重視の文化なのかもしれないなこっちは逆 に影症短縮に特化した術式を編んでいる から買魔術に影承はできないんだよなまあ そういうことなら仕方ないじゃあ俺1人で やるしかないか人ってことは2人分のA賞 を1人でやるってことっすかああ とりあえずこっちの口で普通に喋れるかだ なああうん普通に行けるな手の口から声を 出してみる妙な感覚だが難しくはないこれ なら1人20もできそうだ念のため結回を 貼っておくかでは改めて 円列火球と滝列水求2つの上位魔術を20 影するやや上空に座標を指定したそれは 正確に発動しているいるのだがなんだ こりゃとんでもない魔力の氷を感じるこれ 以上やると結界が持たないそう判断した俺 は魔力供給を立ち強制的に発動させる直後 混じり合った2つの魔術が破裂するドーン と大爆発を引き起こし結界は消滅周囲の雲 が消し飛んでいたな南通威力ああこりゃ すごいなこれが20章かかなり威力を抑え たつもりだったがそれでも俺の結界を破る とは全力で打ったらどうなることやらなん だ城の上空ですごい音が聞こえたぞまさか 竜でも現れたか走れ走れ絵花から見張の 兵士たちの声が聞こえてきたやべ見つかっ たら怒られちまう俺は屋上から飛び降り 自分の部屋へと駆け戻るのだった 美味しいよシルファああさっき取った ばかりの獣の肉なのに血臭さをほとんど 感じない見事な腕だアルベルトも下つを 打っているお口にあって良かったです肉の 中でも特に血の匂いが薄い部を使いました のでそれに役味もたくさん生えていました ので匂い消しにとええ詳しいんだね やっぱりシルファはすごいなメイドの 足並みですのでうやうやしく頭を下げる シルファ俺は思う存分食事を楽しむのだっ たふう満腹みるく食後のお茶が終わり俺 たちはゆっくりしていたすでに日は 落ちかけているので魔ガは明日の朝からの 予定であるデザートの甘い果実を食べて いるとアルベルトが難しい顔をしているの に気づくどうしたんですかアルベルト 兄さんいや妙だと思ってね焼けにたくさん の獣が取れすぎているうさぎも鹿も イノシシも活動時期が微妙にずれているん だにも関わらずこんなにあっさり取れるの はやはり何かおかしいアルベルトは顎に手 を当て考え込んでいるまり者の生体は 分からないだ言われてみればこの森には 入った時から何か違和感を感じていた何か あるのだろうかうおん突如獣の方向が響く 音の方を向くと森の中から巨大な狼が出て くるのが見えたま魔獣だゆっくり休んでい たこの絵たちは慌てながらも武器を手に 立ち上がり魔獣を取り囲む針金のような 分厚く黒い毛にシンクの瞳大きな口からは 鋭い牙が覗いているそして狼というには あまりにも巨大な身体あれは確か ベアウルフ魔力により化した身体はクと 見間うほどだやるぞロイドも来いはい言わ れるまでもなく俺は立ち上がりアルベルト に続く 続けてラングリス竜双剣術下り安か非長 パズの背に突き立つ双剣 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ と激しい斬撃を繰り出しながらシルファは 着地した目にも止まらぬ見事な検査だおお すごいこれがシルファの本気かこの チョコマかしをってだがダメージはないの か着地したシルファを狙いパズの蹴りが 放たれるしかし遅い捉えたのはシルファの 残像だった残った足の前には双剣を十字に 構えたシルファがいたニトラニコ相が相画 上下左右から繰り出される4連撃により 先結が吹き出す シルファの顔色が変わる深く食い込んだ 一撃にて剣が折れていたのだ 即座に剣を捨てて離脱すると自陣に戻りそりとやく硬いですねどうか皆様の持つ件私に預けていただけますか おおこの絵たちはコく頷くと余情の剣を集めて地面に突き刺すその数 12 本やもなさそうにそれを見るシルファだがすぐに気を取り直し剣を抜く サルーム王国旧事係権術師難 シルファングリス 押してまるシルファの構えた双剣が冷たい 光を放っていたヌー女不勢がパズが シルファに釘付けになっていたその時で ある数深い呼吸音その足元には両手を交差 させる小さな影があったタオだ腰を低く 落とし構えた了承をひねるようにして 打ち出すは鈴と重音が響く気を込めた一撃 衝撃波がパズの足に走りその巨体がよめき 倒れた深なリアブレ動作が長くて当て にくいけど威力はピカイチねタオはニっと 笑うと倒れたパズに向けて手のひを返し クイくイと手招きをした却下兼108代目 見習いタオユイファかかってくるある2人 の攻撃を見たこの絵たちの表情が変わるお 俺たちもやるぞそうだ男を見せる時だ 震える手に剣を握りしめベアウルフラに 向き直ったどうやら気を取り直したようで あるそれを見たアルベルトが覚悟を決めた ように頷く皆もう少しだけ持ちえて もらえるかそしてパズを見据え言葉を 続ける最上位魔術を使うなるほどなるほど そんなことより魔力の性質変化ってどう やるんだろう俺は興味心身にパズの放って いる魔力をじっと見ていた高速で迫りくる パズ俺のそばにいたベアウルフたちが 立ちふがるガウぐるお もしかして俺を守ろうとしてくれてるのか でも危ないぞ知りかせようとしたが 間に合わない邪魔をするなパズが両腕を 振うとベアウルフたちは引き飛ばされた キャイン地面に叩きつけられたベアウルフ たちが悲鳴をあげたこいつ自分の眷属を なんてやつだ数ずは倒れすベアウルフたち には目もくれず俺目がけて体当たりを ぶちかましてきたドスンと自動発動した 魔力消壁ごと俺の身体は湖へと吹き飛ばさ れるだが風景魔術非秘傷発動風をまとった 俺はコ面の上を滑り中央あたりで止まった しゃあ翼を広げ地面を蹴り即座に追撃して くるパズ振り下ろされた右手から放たれる 魔力派を魔力消壁で受け止めたおい自分で 育てた大事な建属だろ殴るなんてひどい じゃないか何を言っている我に逆らう愚か な犬なども早や眷属でも何でもないわ貴様 を殺した後に全て首り殺してくれるひどい なモフモフ帝国を作るんじゃなかったのか よ魔獣帝国だ顔を真っ赤にして俺を 殴りつけてくるパズダメージは全くないが それでも魔力消壁をきしませるほどの威力 ただ殴っただけ邪高はならないこれも魔力 の性質変化かともかくなんとなくだが ダンジョンというものが分かってきたなだ がまだまだ仮説の息を出てないしもう少し サンプルが欲しいところだそのうちまた ダンジョンに潜りたいなロイド様は魔術師 でしょうダンジョンについても調べるん ですかい何が魔術に使えるか分からない からねわあそういうもんですかね魔術と いうのは様々な要素が組み合わさった学問 だである以上の新羅番賞との繋がりがある そもそも火や水がなければ魔術でそれを 生み出すこともできなかったわけだ知識は あればあるだけ自分のためになるこの知識 がいつか何かに使える時が来るかもしれ ないしなダンジョンについてはこんなもん だろうさて次は不要魔術だな不系統魔術に 関する魔術書はそれなりにあったがそれを 試すには特殊な職媒が必要なのであるそれ がこの探検に図付されたまずい液魔力に 対するとても強い保持力があり浸透性も 高いのでよく職倍に用いられるのだそれ なりに貴重なもので基本的には有望な火事 職人たちにしか出回らないらしくなかなか 手に入れる機会がなかったのであるやる ことは他にもたくさんあったので後回しに なっていて実際に試したことはないまずは まずい液を剥がすとえっとやり方は確か 熱湯に塗付された箇所をつけこすって 落とすんだっけか魔術で湯を沸かしその中 に探検の刃をつけてブラシで擦すると油の ようなものが浮き出てくるこれがまずい液 だ熱で剥がれるが水には溶けないので湯の 表面部分に浮き上がるのであるそれを 救い取って小瓶に入れていくムー不純物が 浮いているな多分何度もこうやって再利用 したんだろうなまずい液は不要になると こうして剥がしまた新たな不魔術のために 使えるだがその度に汚れが増えていき順度 が下がるそうすると当然不魔術の効果も 薄れてしまうのだなら綺麗にしてやれば いい小瓶に手をかざし魔力で包み込むする と液体の中から小さなゴミが浮き出てきた ロイド様こいつは何をしてるんですかい 不純物を取っているんだようんさすがに そろそろこの本も読み飽きてきたかな俺は 開いていた魔術書を読みながら呟いたこの 本を読み直すのももう何十回目だろうか 魔術書は魔力の込められた文字で書かれて おりそれを理解することによって魔術の 発言が可能となるそれだけなら1度か2度 読めば十分だが何度も読み込み理解を 深めることで魔術の習得度は飛躍的に上昇 していくのだゆえに魔術師は魔術書を完全 に理解できるまで何度でも読むだが俺は もう図書館の魔術書は完全に理解したので 現状はずっと復讐をしているような状態だ もちろん復讐も大事であるせっかく覚えた 魔術も使わなければ忘れるしそうなると 習得度はガクンと落ちるまあそんな日々を 送っているわけだがさすがにその繰り返し は退屈だそろそろ新しい刺激が欲しい ところである母はロイドは魔術書ばかり 読んでいるからな たまには別の本を読んだらどうだい目の前 で本を読んでいたアルベルトが言った俺は 首を振って答える図書館にある魔術書は 全て読みましたからえではテストしても いいかいアルベルトはいたずらっぽい 微笑みを浮かべると俺に問いかけてきた 土水花風これは魔術の基礎4系統魔術と 言われているわけだがこの図書館にはれに 関する魔術書は何冊あるメインとして 取り扱っているのは145冊ですねサブ テーマとして取り扱っているのも含めると 232冊あでもゴーレムとかに関する本は どっちに含めればいいのか迷うな俺の中で は制御系統なんですがボディの整形には 基礎4系等魔術が大きく関わってくるわけ ですしどう思いますアルベルト兄さん俺が 視線を上げるとアルベルトは目を丸くして いたまさか本当に全部読んだというのかい あいやと言ってもまだあまりよく理解して ないというかあわはやはり魔術は奥が深い ですねあ危なかった図書館の本を全部読ん でいるくらい普通だと思ったけどこの驚き からするとそうでもないようだアルベルト のいぶかしむような視線が痛いどうした何 を戸惑って嫌がるよどうせやと数年で 破れる封印だてめえも魔術師なら見れば 分かるだろうどうせ全員ぶっ殺すところを 今壊してくれれば命だけは助けてやろうっ て言うんだ悪い話じゃねえはずだが グリモールは俺を見てニヤニヤ笑っている まさか俺が首を縦に振ると思っているの だろうか俺の答えはもちろん決まっている 断るな驚くグリモワールに言葉を続ける国 を滅ぼそうとするような悪いやをの話に するわけがないだろう封印は俺がし直して おくよもう1000年くらいは壊れない ようにねままままま待ってくれ俺が本に 触れようとするのをグリモワールは慌てて 止める悪かったよ久しぶりに人と話した からおかしなテンションになっちまったん だすまねえ謝るこの鳥だよく考えたら俺様 を封じたのは何百年も前の人間だもんな この国の人間たちに恨みはねもちろん殺す わけがねえ心妙な顔で言うグリモワールを 俺と見つめる本当にああだからよ封印は 解いてくれればお前さんの願いは何でも 叶えてやるぜそうだロイドお前さんを 大金持ちにしてやるよ俺は黄金を 生み出せるんだそう言ってグリモワールが 手を開くとそこから金の粒が溢れ出す 生成系統の魔術かどうだいロイドが欲しい だけいくらでもくれてやるぜ俺は金の粒を 積み上げるとふむと頷き指で潰したイント 車を使って白を抜け出た俺は同じく風景術 である秘匠にて町から遠く離れた荒野へと たどり着いた見渡す限りの荒野周りには町 も人もいないうんここなら思う存分魔術の 実験ができそうだおっとその前にグリモに 連絡を入れておくか米かに指を当て目を 閉じて念じるグリモ聞こえるかええロイド 様聞こえますぜ今は図書館で本を読んで いやす何人かとすれ違いやしたが特に気に したものはいなさそうっすそうかシルファ が来たらその時は教えてくれ勝点でさ とりあえずグリモの方は問題はなさそうで あるこれならしばらくは実験に専念でき そうだそういえば思いっきり魔術を使う なんて初めてかもしれないな生まれた時に 火球で部屋を破壊して以来危険すぎるので 攻撃魔術の仕様は控えてたのである魔術書 で理論だけ習得し結界を張って加減して 打ってみるのが精一杯思いきり魔術を打っ たらどうなるか怖いような楽しみなような 戦踊り地強としながら俺は手のひから口を 生み出すと20重を開始する呪文族にて影 するのは家計トマ術モ神少熱円牙と土 時計馬術モ神魔術新内岩牙栄 と共に魔力が集まっていきは8切れそうに なったそれを解き放つん 閉じ響きがなり地面が大きく流気したそれ と共に炎が吹き上がる ただの岩ではなく真っ赤に焼けただれた 溶岩の塊だあちちょっと話すか座標を前方 に向けさせると溶岩は倒れながら荒野を 焼いていくそこに触れた岩山が銃と白い煙 を上げて解け溶岩団が地面に落ちて火柱 を上げたこれは思ったよりやばい威力だな 前方200m司方が原になっちまった上位 魔術でも効果範囲は10m四方もない くらいなのだがこれが20章の威力か しかし火と土の20章で溶岩かイメージ 通りだなこの調子なら他の組み合わせも 多分ともかくもっといろんな組み合わせを 試してみよう俺は二重魔術を気が済むと まで試し打ちした負けたもの使いとはその 名の通り魔獣と契約使い間として操る者 たちの総称でその期源は使い間を愛する 魔術師たちがより刺益する能力に特化させ ていく過程で生まれたらしい彼らは使い間 を操るのにも術式は使わずに魔力を利用し て念じるだけで支配するらしく俺はそれを 試しているのだな白と呼んでみたが白は俺 の次の命令をキラキラした目で待つのみだ 恋と念じてみたのだがどうやら伝わらない ようだ白はとても頭が良く俺の言葉を ほとんど理解しているので声に出せば大抵 のことは伝わるただしお手伏てお変わり ちんちん取ってこいなどの簡単な命令は ともかく例えば3週回ってワンとけのよう な複雑なものでは話が変わってくるどれ くらいの速さでどこを回ってどう泣くのか そこまでの意味を込めるのはその一言では 無理だ念じるだけで言うことを聞かせ られるならその辺りもなんとかなりそうな んだがなロイド様術式を使って命令はでき ないんですかい術式は世界に効率よく干渉 すべく特殊な魔術言語で書かれたものだ からなそれを理解できない城には通じない よっていうか術式を理解して持てれる魔術 師はかなり少ないしな俺でも現状は単語を 組み換えるのが限界だそういう観点から見 ても日々の読書で理解力を鍛えるのは大事 なのである結局は言葉を魔力に乗せて 伝えるのが1番早いのだお座り恩という わけで俺は魔力と言葉を同時に出し反復 訓練にて地道に覚えさせていた うんだがこれは時間がかかる上に柔軟性が ないしな細かいニュアンスは伝わらないし 何かもっといい方法はないだろうか考えて いた俺はふとある人物を思い出すそうだ アリーゼ姉さんならサルーム王国第6王女 アリーゼディサルーム俺の3つ上の姉で俺 と同じように多い権もなく好きなことをし て暮らしているその対象はもっぱら動物 犬猫はもちろん中類に鳥類果ては魔獣まで 飼育している奇粋の動物好きである俺が白 を買っても何も言われなかったのは アリーゼという前例があるからというのも 大きいだろうあまり気は進まないけど会い に行ってみるかおん俺の言葉に白は元気 よく答えるのだった向かった先は城の離れ にある大きな塔その周りにある広い庭には リスやウサギなどの小動物が俺たちを 興味深げに見ており木々の上では 色取り取りの鳥たちが遮えずっていたわあ こいつら全部ロイド様の姉が買ってるん ですかいこんな風に話しにされてて逃げ ないもんすかねうんアリーゼさんは昔から 動物に好かれやすくてね今思えば魔力に よるものなのかもと考えたんだチャールズ の言葉を俺は驚きの声をあげるそんなこと になればアルベルトラに混じって王になる ための勉強をしなければならなくなるし他 の王子たちと大いを競そって争わねばなら ない俺は気ままに魔術の研究をしたいのだ 時期多い継承権なんて真っぴらごめである おおアルベルトが立ち上がる反対して くれるのだろう助かったまだ10歳である 俺に時期多い継承権を与えるなんていくら 何でも無茶な話であるほっと胸を撫です とても良い考えですロイドはきっとこの国 を支える存在になる王としての学びはその 時きっと将来の役に立つロイドとの大い 争いは僕としても脅威ではありますが相手 がロイドなら負けてやむなしむしろ 競い合えたことを公栄にすら思いますと 思ったらアルベルトまで賛成している おいおいちょっと待て俺は慌てて 立ち上がるま待ってください身に余る光栄 感謝いたしますですが自分はとてもこの国 の大たる器ではありません慎しんで事態 申し上げますむ俺の言葉にチャールズは 少し考えて頷いた そうかそれは残念だふう良かったなんとか 断れたようであるいきなり大い継承権とか むちゃくちゃだぜしかしにあっさり 引き下がったなまあいいやこれで安心だ俺 はアンドの息を吐いたなるほどつまり ロイドよお前の器はこの国だけで収まる ものではないと言いたいのだな確かこの 大陸は未だ平穏とは言えぬそれを統一する ような世界の覇王となるとふ我が息子 ながら大きく出たものだそういうことなら その考え尊重せねばなるまいてこの国では 収まりきらないうは確かにそうだ例えば 世界をまたにかけた大魔術師ウィリアム ボルド士のような人物に育つかもしれない そのためには王としての教育よりもっと他 にもっとやるべきことがあるのかもしれ ないシャールズとアルベルトが何か ブツブツ言っている2人ともニヤニヤし てるけど大丈夫だろうかロイドよではこれ からもしっかりと励むのじゃぞ期待して いるぞロイドはいなんだか2人がすごく 期待を込めた目で見てくるがともあれなん とか大い継承権は継がずに住んだようで ある人安心だ高速で迫りくるかず俺のそば にいたベアウルフたちが立ちふがるガう ぐるおもしかして俺を守ろうとしてくれ てるのかでも危ないぞ知りかせようとした が間に合わない邪魔をするな パズが両腕を振うとベアウルフたちは 引き飛ばされたヒャイン地面に叩きつけ られたベアウルフたちが悲鳴をあげた こいつ自分の眷属をなんてやつだパズは 倒れすベアウルフたちには目もくれず俺 目がけて体当たりをぶちかましてきた ドスンと自動発動した魔力消壁ごと俺の 身体は湖へと吹き飛ばされるだが風景魔術 非秘傷発動風をまとった俺はコ面の上を 滑り中央あたりで止まったしゃあ翼を広げ 地面を蹴り即座に追撃してくるパズ 振り下ろされた右手から放たれる魔力派を 魔力消壁で受け止めたおい自分で育てた 大事な建属だろ殴るなんてひどいじゃない か何を言っている我に逆らう愚かな犬など も早や眷属でも何でもないわ貴様を殺した 後に全て首り殺してくれるひどいな モフモフ帝国を作るんじゃなかったのかよ 魔獣帝国だ顔を真っ赤にして俺を殴りつけ てくるパズダメージは全くないがそれでも 魔力消壁をきしませるほどの威力ただ殴っ ただけ邪高はならない これも魔力の性質変化か両手に魔力を集め て皇室か攻撃力を上げるようイメージして いるんだな面白そうだ俺もやってみるかと はいえ素ではあれだしそうだ鞄の中に武器 があったっけ以前不魔術で使った鉄の探検 あれを使えば剣で同じことができるよな 移動は順調もうすぐ霊の湖にたどり着こう かという時である俺はふと何かの気配を 感じ取ったなんだろう適ではないが確実に こちらを見ている感覚気配を隠している ようにも感じないが他の者たちは誰も 気づいていないようだシルファ何か感じ ないどういうことでしょう拠トンと首を かしげるシルファムーシルファですら 気づいていないのかおかしいな絶対いる はずなんだが仕方ない向こうから出てきて もらうか俺は風景魔術風説を最弱で気配の 方に向けつ俺の指先から放たれた小さな風 の歯が誰にも気づかれることなく草むへと 消えていくやあ体調家と聞き違うような声 が辺りに響いたこの絵たちはすぐに武器を 構えるやはりいたかそれにしても今の悲鳴 どこかで聞いた声な気がするのだが何者だ 姿を見せろアルベルトが声をあげると悲鳴 の主はゆっくりとこちらに近づいてくる あたたたいきなり何かの虫に噛まれたよ 少し晴れた手をさすりながら草むの中から 出てきたのは以前あった憲法少女タオで あったた言いて思わず口をつむ危うない 危ない声を出すところだったぜちゃんと 知らんぷりしないとなロイド様あの娘っこ お知り合いですかいバカ言うな知るわけ ないだろいきなりグリモに突っ込まれ驚き で声が少し震えるええもしかしてですけど 以前外出した時にあったんですかいななぜ 分かるんだ最近気づいたんすけどロイド 様って嘘が下手なんすね俺に背を向け何か ブツブツ言っているんだろうやっぱり剣を 折りすぎて怒っているのかなロイドは 思わずピンと背筋を伸ばしてしまう俺の 想像に反して振り返ったアルベルトは 微笑みを浮かべていたありがとうこれだけ 武器があればこの絵たちも喜ぶだろう ところで実は父上から魔獣の討伐を申しけ られているんだがよかったらロイドも来 ないか魔獣狩りですか魔獣とは魔力を持つ 巨大な獣のことだとても知能が高く人の 言葉を理解するものもいる基本的には人に 懐つくことはなく群れも作らず単独で生活 しており水路や畑を荒らしたり時には 小さな村を滅ぼすこともある厄介な獣だ 前世で1度見たことがあるがその時は 身の竹5mほどはある巨大なイノシシで町 の壁を破壊して建物をいくつも東壊させて いたその時は警備の兵士10人係かりで なんとか追い払えたんだっけちなみに王子 になって知ったことだが庶民にとっては 危険な魔獣も一部の貴族たちにとっては狩 の対象であるシャールズやアルベルトラ 兄王子たちから魔獣狩りの話は何度か聞い ていた1 度行ってみたいと思ってたんだよなああ父上から使っていてね明後日の絵たちを連れて大児に行くんだよどうだい?行く行きます 2 つ返事で承諾する大ぴらに城の外へ出られるしこの絵が戦うなら魔術の効果も実際に見るいだそれに魔獣と戦うのであれば試したい魔術もある 断る理由は1つもないお話中失礼します アルベルト様私も同行してよろしい でしょうかシルファが半保前に出て うやうやしく頭を下げるああ君はロイドの 護衛権世話係かりだからね当然ついてくる といいありがとうございますそしてまた霊 をして下がるよし決まりだそれでは明後日 の朝2人で僕の部屋に来るように分かった ねはい俺は元気よく答えアルベルトの部屋 を後にした上期限で廊下を歩く俺の後ろを シルファは音を立てずついてくるそういえ ばシルファは魔獣って見たことあるええ何 度か父の魔獣狩りについて行きました騎士 団の者たちで追い立てるのですかすごく 楽しいですよきっとロイド様も気にいると 思いますようん楽しみ満面のエミを返す俺 を見てシルファはやや顔を背ける初めての 魔獣狩り日々の堅術ごっこでロイド様の腕 はかなりのものになりましたしここら一度 実践というのも悪くはないかもしれません ねやはり実際に剣を使って戦ってみなけれ ば現術というものは分からないですから ロイド様も剣士としての自覚を持たれる ちょうどいい機会ですねそれにもしかし たらロイド様の全力を見る機会もあるかも しれませんふっ楽しみになってきましたね 何をブツブツ言ってるのだろうかえへ皆 様方ロイド様に興味心身なんですよそうか 地味な七尾にそこまで注目もするはずが ないだろうまあいいやとにかく明後日が 楽しみだ翌日大量の件と共にアルベルトが 俺の部屋を訪れた100本以上はある だろうか煮を引く従車もとても重そうにし ているアルベルトはいつも通り爽やかな笑 を向けてきたやおはよう約束通りこの絵の 剣を集めてきたよこれはすごいですね昨日 のことをみんなに話したら今朝こんなに たくさんの件を持ってきてね1人で30本 持ってきたものもいたくらいだよよほど不 魔術をかけて欲しいらしいね多分違うな アルベルトが俺のことを話したからその 点数稼ぎとして剣を持ってきたのだろう 主人が剣を集めよと言えばそれに使える 騎士たちなら剣の10本や20本集めて くるよなそこまで考えてなかったが嬉しい 誤参だロイドが不魔術を使うよう見てみ たかったがこれから経済の授業でねとても 残念だがこれで失礼するよありがとう ございますアルベルト兄さんアルベルトは 俺にウインクを1つして扉を閉めた良かっ たですねロイド様これだけありゃアイクラ でも不魔術を試せますぜそうだな冬魔術は 武器にかなりの負担をかけるし失敗の可能 性も高い数はあるに越したことはない不術 に使用するまずい液だがあまり強力な術式 を編み込むと武器を汚染するそれは金属の 繋がりを蝕みその結果簡単にへし折れて しまうかと言って術式を弱めれば貴重な液 を使った効果が薄い濃すぎてもダめ薄すぎ てもダめその見極めがとても難しいのだ しかも同じ武器でも金属疲労などにより 同じ術式でも負荷になる可能性もあるその 辺りは身体で覚える必要があるため不魔術 は大量の練習が不可欠なのださて始めるか 安そうな武器から扱っていこうとはいえ どれも良いものばかりだな飲み物の鉄を 焼いて強くした鋼の武器が主だが中には かなり高華そうな件もある魔剣かこれ アルベルトに差し出す武器だし安物という わけにもいかないかまあいいや遠慮なく 使わせてもらおうまず手に取ったのは1番 数のある鋼の剣この辺りから試してみるか 鋼の剣用にまずい液を小分けにして術式を 編み込んでいくとりあえず強度増加を30 プラス男性増加くらいでやってみるかあの 鉄の探検と同じくらいの容量はあるだろう 術式を編み込んだまずい液を1本目の鋼の 剣に塗りかけて乾かすおおそうだ群れない はずの魔獣をどうやって集めたのだろう すごく気になった俺は思わず尋ねる一体 どうやってこんな数のベアウルフを集めた んだふふ知れたこと本来は決して群れぬ 魔獣どもをこの森に集めるため餌となる 超獣たちを我が魔力を餌に大量に集めたの だよそうすれば魔力と餌に溢れたこの地に 魔獣が集まってくるその中で生まれた晩の 親を殺し子だけを集め育てあげたのだ本来 は群れぬはずの魔獣だが幼中の頃から集団 で育てればそれが普通となるのだよ まあおかげでかなり苦労させられたがその回合会ってみよこの軍勢をこれだけの魔獣を相手に勝てるものなど存在すまいくははは 親を殺し子供をさって小さい頃から調京するとはなんという悪いやつだ俺でもそんなことはやらないぞ大笑いするパズを見てグリモが声をあげるああそのちょっといいか だま抜けな魔人お前さんそれいつからやっ ているんだざっと100年だな割れながら 苦し藤させられたぞそりゃそうだろうな グリモは呆れた顔でため息を吐いている 100年気の遠くなるような話である魔人 であるグリモから見てもすごいことなん だろう準備を終えた我は年には念を入れ手 に村を襲わせた そうすればこの国の軍が出てくるだろう からなそれに勝利すれば我が軍勢の力は 証明されるそしてカ付なきまでに勝利した 倒れぬ魔獣相手に貴様らはなす術がなかっ たであろう今こそ信仰の準備は整ったのだ ふは高笑いするパズをグリモは鼻で笑った おいおいカプ泣きまでに叩きのめしただと どう見てもここに1人残っているじゃねえ かむああそうだなひわな子供とその使い間 がな問題ないすぐにすりつぶしてやるパズ が手を上げるとベアウルフたち俺たちを 取り囲む目をちばらせ唸り声をあげていた さあ行けそやつらを食い殺すのだおお 飛びかかってきたベアウルフたちが鋭い爪 と牙をお礼と突き立てようとしたその瞬間 であるベアウルフたちはお礼の攻撃を 止めるとそのまま着地し俺の橋元へ伏せた 王族たるもの女性からそういう視線を向け られることは少なくない周り体に言えば モるということだがあまり彼女たちを甘く 見るなよ女性が僕たちを見る目はとても シビアだあまりだらしなくしていると冷水 をぶっかけられちまうぞはわあすごく 真面目な顔で何を言っているんだろうこの 人はもしかしてアルベルトは女性関係で ひどい目にでも会っているのだろうか アルベルト様うわいきなり後ろから声を かけられアルベルトはビクっと肩を振わ せる振り向くと満面の笑ミを浮かべる シルファがいたシルファは笑顔のまま手に したTを差し出した驚かせて失礼いたし ましたお茶が入りましたよあありがとう シルファから茶をついでもらった アルベルトはTカップをずっとすする そしてぶっと吹き出しそうになりなんとか 耐えた暑かったのか渋かったのかはまた 両方かアルベルトはゲホゲほと咳き込んで いるアルベルト様と言えどあまりロイド様 に余計な知識を与えませぬようお願いし ますああもちろんだともそれを聞いて安心 いたしましたではごゆっくりシルファは にっこり笑うと俺たちに背を向け去って いったな怖いだろそう言ってアルベルトは 苦傷するいやどう考えても自業自得だろう そう言って木箱を漁さり中から取り出して きたのは赤茶色の土だ赤泥ですね性鉄の際 に使われる原料の1つ確か隣獄では良い 赤泥が取れると聞きますな知っているのか ええ本で得た知識だけで恐縮なのですが 不術を知るには家事の技術も当然必要だ おかげでそれなりの本を読み知識を得て いる 見れば木箱の中には様々な素材が入ってい たおお鉄鉱石に石炭石金銀道魔石粉すごい いろんな素材がたくさんありますね まるで宝の山だこれだけの素材があれば 付与もやり放題魔剣も作れるかもしれない アルベルトがディアンを紹介してくれたの はあの時の約束不術の応援するというのを 果たしてくれたのかあれ赤石や月銀役は ないのですかなんだそりゃ付与に使う原料 の1つですが巨トンと首をかしげると リアンはごくりと息を飲んだこいつ半端 ねえ知識量だまずい液だけならともかく それ以外の素材の知識もかなり豊富 ちょっとかじっただけじゃない下手したら 俺と同等の知識がありやがるだとへあるも 人が悪いぜこんななりだがどうやら少しは 使えるらしいこいつと一緒なら俺の夢俺 だけのオリジナル魔剣を完成させられるか もなそして何かブツブツ言い始める一体 どうしたんだろうロディーボーえさっき までと違う呼び方に聞き直すおおお前の ことだよロディボお前少しは不魔術っての お分かってるじゃないかいいだろう認める ぜちなみに俺のことは親方と呼ぶといいは わあ親指で自分を刺すディアンなんだか わからないがいつの間にか認められたよう である大量の油を手に入れたことで改めて 実験再開だまずい液の調合に成功すれば 色々とできることは増えそうだしねちなみ にこの手の調合は前世でもよくやっていた 安い素材を市場で手に入れてきては学園の 実験室を借りて職売の調合をしたもので ある白にも実験に使えそうな部屋はあるが そんなところでやったらさすがに目立ち すぎる実質を汚さないようにしてやるしか ないまずは結界を貼っておこう滝外で部屋 の一角1m四方ほどを結界で囲い実験室と する水の結界は音や衝撃を防ぐ効果が高い これなら中で少々爆発しても大丈夫だ競合 の材料は揃っている大量の油にダンジョン の核そしてお小遣いとしてもらっていた 十分な銀貨今日ほど王族で良かったと思っ た日はないそして銀を溶かすまずは石型台 で石の器を作りその上に銀貨を入れる銀の 優点は意外と低いので炎で炙っていれば 普通に溶ける念のためも1枚滝を重ねがけ し内部に円列火球を放り込むこれで しばらく放置しておけば銀は溶けるだろう その間にダンジョンの角をすりつぶして おくかもう1つ石の器を作り出し角を水場 でザ切りにするそして水場に形状変化の 術式を加え歯を増やす角に押し付けさらに 高速回転の術式を加え押し付ける ガガガ と音を立て核は削れていくよしいい感じに こなご々なになったぞこれで赤まの完成だ ロイド様一体いくつの魔術を同時に発動し てるんですかい見ていたグリモが呆きれた ような口調で聞いてくるん待機発動させて いるのも含めれば20くらいだがそそうす かなぜかドん引きしているグリモ同時発動 が可能な魔術の数なんて試したこともない からわからんな買魔術ならそれこそ数え きれないくらいは同時発動できるし真面目 に答える意味がないと思うんだがな夫が 溶けた頃だな調合開始と行くか取り出した 銀は水滴のように転がせば動くだからと 言ってこれを油に入れても混じるわけは ないのだがそこでこいつの出番である俺は 右手の口を開いた町を出た俺たちは まっすぐに森へと向かう魔獣の出た場所は 森の奥にある小さな村その奥にある巨大な 湖だ昔から村の水源として重宝していたの だがある日突然魔獣が現れるようになった らしい困った村人たちは冒険者ギルドに 討伐を依頼したが報酬も安い上に偏境まで 行って魔獣を退治するなんて依頼をやり たがるものもいるわけがないそんなわけで 結局ギルドも国へ丸投げしたのだこの手の 公共事業は国の仕事であるちなみに 魔獣狩りは兵の実践訓練や貴族の娯楽など を兼ねているアルベルト様シルファが声を 発するその張り詰めた気配にアルベルトと このAたちも異変を感じとったのか馬を 止め武器を抜いたもちろん俺はすでに 気づいている独特の嫌な気が周囲から 感じ取れるこれは魔物だアルベルトと俺を 守るようにエンジンが組まれシルファが メイド服のスカートから1本の投げナイフ を取り出したナイフは草むに吸い込まれて いきズンと何か柔らかいものに突き刺さる ような音がしたあお ついでく門の声が聞こえるどうやら魔物に 命中したらしい草むが揺れ犬のような顔を した人型の魔物が出てくるあれは確か コボルトだっけ森に生息し群れで狩をする 魔物だコボルトは手先が器用で武器を扱う のが得意な魔物その義量はゴブリンなどと は比べ物にならない加えてその手に持って いるのは鋼の件であるそれを見たこの絵 たちの表情が明らかに変わったくこいつら いい武器を持ってやがるなああ冒険者たち から奪ったのだろうこれは手こずりそうだ 賃貸能力が同程度ならば武器の性能差が そのまま戦力の差になることは多いふむ こちらと向こうの人数も同程度だし付与し た武器の試し切りにちょうどいいなそれは 人の骨骸骨が黒いボロボロのフードを かぶり魔術師のような格好をしているあ あれはリッチあるおおリッチと言うと かなり高レベルの魔物じゃなかったかタオ は無言で頷く魔物図鑑によるとリッチとは 魔術を使うアンデッド系の魔物らしいタオ が気を感じ取れなかったのはそれが原因 だろう俺は魔力で感じ取ったから気づいた だけだ戦国から感じていた妙な魔力こいつ だったのかかなり高レベルで注意すべき 魔物の一種だとか書えていた気がするだが そんな魔物がなぜこんなところにおそらく あのリッチはぐれねそれがここに迷いつい てねじろにしたよ最悪タオは肉踊りしげに つくはぐれとは理由あってもいた ダンジョンを出た魔物のことだダンジョン 消滅かはたまた自らの意思かともあれそう いった魔物は地上で生活したりまた他の ダンジョンに潜ったりするたがここまで レベル差がある魔物がいることは滅多に ないらしく遭遇した場合はパーティー全滅 の危機だとかここは私に任せて逃げるねあ の身のこなしなら奴の魔術もある程度 買わせるロベルトが逃げる時間くらいは 稼げるはずよタオはどうするつもりだ心配 無用私はなんとかして逃げるねだから早く 言が早いかタオはリッチに向かって 駆け出すお面白そうだ逃げたふりして感染 しよう俺は物影に隠れ戦いの様子を見守る ことにした黒い歯を避けながら気候弾を 放つだがリッチは魔力消壁を展開しそれを 防ぐし下打ちをしながらもタオは魔力消壁 へと突っ込んでいく呼吸は深く踏み込む足 で地面が揺れた津眼とてつもない衝撃音が 成り響く見れば魔力消壁にヒが入っていた 気を込めた手のひ底だなあのレベルの魔力 消壁に素で傷をつけるなんて大したもんだ じゃあ行くとするかアルベルトについて城 の裏側にある広場に向かう入り口を管理し ている兵に挨拶をして中に入ると一面の 芝フが広がっていたここが射撃場簡単に 言えば魔術の的当てができる場所だ 大掛かりな魔術の実験をする場としても 使われるため危ないので子供の俺は1人で は入れないのだはあいつ来ても広いですね 城の魔術師たちも的を狙って炎や水の魔力 級を飛ばしている魔術を使用する感覚は人 によって異なる例えば同じ火球を放つ場合 でも全身から集めた魔力をいつに集めて 放つ流れのスムーズさ速さなど連度は 1人1人異なるそれを見ているだけでも 結構楽しいのだ魔術師たちに興味心々な俺 を見てアルベルトは微笑む母はロイドは 本当に魔術が好きだなええ大好きですそう 素直に喜んでくれると連れてきた会がある というものだよさてそれじゃあ僕たちも やるかいはいアルベルトは頷くと兵士たち に命じて敵を用意させる100mほど離れ た場所に1から9までの数字が刻まれた 代償様々な敵が並んだ人のを見るのも 楽しいがもちろん自分でやるのが1番だ 中踊り地で大っぴらに魔術を使う機会は ないからなそうこうしているうちに敵の 配置は終わったようだではロイドからやる といい分かりました敵当ては説明するまで もないような簡単な競技だ先手と5手に 分れて10回ずつ魔術級を放ち大きな数字 の書かれた的を多く倒した方が勝ちそれ だけであるもちろん数字の大きな的ほど サイズが小さく当てにくくなっている的を 前にして俺は魔力を指先に集めて火球を 作り出したもちろんただのではない現在 研究中である回転運動を取り入れた改造 魔術だ魔術を構成する術式を持てり魔力級 の核に回転力を持たせることでただ まっすぐ飛ばすだけでなく様々な方向への 変化が可能となるもちろんそんなことをし なくても普通に動きを制御して中央無人に 動かすことも可能だがそんなことをして 当てても面白くないせっかく実験できる 機会なのだから色踊りじてみたいもんな白 来いおん俺が呼ぶと白い大型県白が元気 よくかけてくる白は俺に抱きつきその重さ と勢いで芝の上に押し倒された短い草が 12枚草と土の香りがした俺はサルーム 王国第7王子ロイドディサルーム魔術 大好き10歳前世ではない貧乏魔術師で 生まれて初めて見る上位魔術に見惚れて死 にこの身体に転生した年の離れた第7王子 ということで大い継承権もないし自由に 生きろと言われた俺は好きな魔術ばかり やっている野田が最近は周りの人間に妙に 期待されている気がするまあきっと気の せいだよな地味で目立たない第7王子それ が俺の立ち位置であるおんおんちなみに俺 の顔を舐めているこの犬は白元は俺を襲っ てきた魔獣だが俺のことが気に入ったのか 随分抱かれてしまった連れ返っても良いと 言われたので使い間としたのである白を 撫でる手のひからぐパッと口が生まれる ええ魔獣にまで慕えているとはさすがは ロイド様ですなこいつは魔人グリモワール 俺はグリモと呼んでいる城の地下禁封印さ れてたが色々あって俺の使い間となったの だ俺の手のひの川に住まわせており時折り こうして口を開いては喋り出すぶひ魔獣 まで従いやがったかいいぜてめがいろんな ものを手に入れてくれりゃ俺様がその身体 を乗った時にうまい思いができるからな なお時々ブツブツと独り言を言っている 情緒不安定なやつであるせめて聞こえる声 で喋れよなおんおん夫とこら犬っこ 吠えるんじゃねえ必死1人を言うグリモに 向かって吠える城どうも2人はあまり仲は 良くなさそうだこらコら喧嘩してないで 続きをやるぞおんグリモに手を握り口を 閉ざさせると白が座り直した今こうなって いるのは魔力に命令を乗せて飛ばし念じる だけで使い間に命令を出せるという 魔獣使いの技であるもちろんいいわよ ドイドならきっとできると思うから本当 ですかええそうねまず大切なのはたっぷり 貯めた後アリーゼはにっこりと笑ったあい よ一瞬の沈黙アリーゼは言葉を続ける私 思うの愛こそが言葉の通じない私たちを つぐ絆なんだってどんな魔獣だってこちら から愛を与えてあげれば絶対に 分かり合えるわ目を輝かせながらようと 語るアリーゼを見てエリスは疲れた顔で息 を吐くわあアリーゼ様は生まれつき勝手に 動物が寄ってくる余のような方ですそんな 特殊事例など参考になるはずがない でしょう女性さちょっとエリスそれは ひどいわ本当のことです2人は言い争いを 始めたいい争いというかじレ合いというか この2人は姉妹のようである難しいこと なんて必要ないわふわーっとしてパーっと すればいいのよねえリル私の思い私の言葉 よく伝わるでしょうほらウンリルはそうだ とばかりに頷くとアリーゼに頭を すりつけるアリーゼが手を広げ楽しそうに くるくる回るとその周囲に鳥やウさぎなど の小動物が集まってきたまるで花でも 浮かんでいるような空気メルヘンで ファンタジーな絵本みたいであるエリスは それを見てドん引きしていた確かに余さだ ゼックしていたグリモがようやく口を開く ロイド様ありゃダめですぜよく言えば天才 派悪く言えばお花畑でさまともに話の できるタイプじゃねえですよひどいこと 言うなお前まあ概同意見だけど各かに アリーゼは理屈な話ができるタイプでは ないただそれでもやり用はあるのだ なるほど大体分かりましたアリーゼ姉さん な水形等魔術準度上昇これは液体に作用 する魔術で文字通り不純物を排除するもの だ皮の水を飲料水としたり燃料などに 混じったゴミを取ったりと使える幅は広い ただあまり準度を上げすぎると号物は完全 に分解されてしまうのだ以前車の順度を 上げすぎて水にしてしまったことがある そんな繊細なことを魔術でわあ改めて思い やすがロイド様の魔術は大したもんですな 俺が開発したわけじゃないよ魔術は常に 進歩しているグリモがいた頃よりいろんな ことができるようになっているのさよし ゴミを救ってとうん綺麗になったまずい駅 は宣告と違いかなり透明度が増している ように見えるそういえばこのまずい駅には 何の術式が込められているのだろう ちょっと見てみるか液体に込められた術式 へと意識を集中させていくふむこれは強度 増加の術式かな物体に込める術式の中でも 最もポピュラーな術式だ効果な件などは これで強化しておけば簡単には折れないだ がこの術式相当昔から使い回してるな めちゃくちゃ古臭いし非効率な術式だ ちょっと書き換えようこんな術式はもう 吐棄してもいいか大分容量が開いたなこれ なら強度増加も3くらい編み込めるついで に男性増加もしておこうこれがあると金属 に粘りが出てとても丈夫になるからなよし こんなもんかあは探検にもう1度都布して とできた手にした探検のは全国と違い ピカピカだ試しに宝箱には当ててみると 面白いようにスパッと切れたおお見事な もんですなうんいいねかけているのは支油 系トマ術回復呼吸呼吸の深さに応じて少し ずつ傷を癒すというというものである長い 間じわじわと回復するため魔力国印と相性 が良い後れがやったと映えにくいし雨 系統の魔術は全てかなり上位の魔術なので バレると面倒だ傷つき倒れていた者たちも しばらくすると傷が治り立ち上がるうん これならそう簡単には倒されないだろうて なわけで話の続きだわあ分かりやす本魔力 の性質変化とは術式ではなく魔力を 生み出す際に行うんですよただ魔力を出す だけでなく手を加えれば性質も変化させ られるんですええそれは考えたことも なかったな魔力を生み出すのなんてただ 万全とやっていた思えばグリ物使ってた 古代魔術が色を変えたり魔力並の形状を 変えたりしていたのは術式ではなく性質を 変化させていたのか無意味だと思ってたが やっぱり魔術は奥が深いまずは色の変化 から始めるのが基本ですやってみますかい もちろん魔力の性質変化はイメージが大事 でさ色のついた魔力を強く想像するんです とはいえ一兆一隻でできるもんでは イメージね姿を変える魔術模者姿みたいな ものかだったら得意だぞイメージと俺は 青色を強くイメージし手のひから魔力を 生み出していくすると淡い青色の魔力が 溢れ出してきたおおこれが魔力の性質変化 ってやつか赤白緑思うように色を変えて いく魔力こりゃ面白い俺がしいゃいいで いるとグリモは驚愕の表情を浮かべている なき聞いただけであっさりと動かしたりと かもできるなあまり意味はなさそうだけど 生み出した魔力に動けとイメージを送ると グねぐねと色を変えながら動いていく クリモは俺が事在に動かしているのを見て あんぐりと口を開けていたなるほどパズは これに匂いや味を加え魔獣好みにしている んだな炎をいて全てを噛み砕く牙となれ 消熱 なんてことをしているとアルベルトの影承 が終わったようだすぐ気づいたシルファと タオがパズから距離を取る直後萌えもる 無数の炎がパズづらいと振り注いだか 後範囲に渡る炎が周囲を焼き尽くし ベアウルフラは悲鳴をあげながら次々と 倒れていくアルベルト様獲物を取って まいりました私もです私たちは鹿しばらく すると続々とこの絵たちが獲物を捉えて 帰ってきたうさギに蛇鳥に魚鹿やイノシシ までであるその大量ぶりにアルベルトは 驚いているこりゃあなた随分捕まえたもん だ大して時間も経っていないのにどうした んだいえいえアルベルト様この森トでも なくたくさんの動物がいるんですしかも どれもこれも警戒心が薄い鳥放題ですよ後 で狩などしてはいかがでしょうこの絵たち は興奮した様子で語っているまああれだけ 取れれば楽しいだろうなアルベルトは並べ られた獲物を見てふむと考え込むふむだが 獣は村の貴重な資源いくら簡単に取れる からと言ってやりすぎるのは良くない だろう僕たちは標準の食事ができれば十分 これ以上の狩は不要だ他の者たちにもよく 言っておくようにはアルベルトに注意され この絵たちは慌てて経をしたともあれ食事 の用意が始まる獣をさき血を抜き下処理を した肉がシルファの前に運ばれていく シルファはそれを切って似て焼いて テーブルの上に並べていくその手際の良さ にこの絵たちは簡単な声をあげていた皆様 お待たせいたしましたどうぞお召し上がり くださいませ調理が終わり合成な食事が テーブルの上に並んだ肉たるステーキや脳 のスープ鳥の串焼きに賛菜のさやどれも 微味そうだこの絵たちが幸せそうに食べて いるのを見るとこっちまでお腹が空いてき たお二方もどうぞああありがとうシルファ いただきます手を合わせ綺麗に盛り付け られた料理に手をつけていくまずはお肉を もぐもぐおおこれはうまい野生の獣の肉と いうのはこんなにうまいものなのかふむ見 た目通りただの上位版か闇魔術という くらいだからもっと別種類の呪いもあるの かと思ったが期待外れだなしらりとリッチ を見ると攻撃を防がれるとは思わなかった のかかなり老倍あの様子ではこれ以上の 魔術は持ってなさそうであるこいつからは もう学ぶことはなさそうだなそれにしても 闇系と魔術かさっき調べてみて分かったが この力は気に似ているな同じことができる かもしれない試してみるかタオに教わった 通り体内の日を右手に集め魔力と折り混ぜ ていく木に関してはまだまだだが魔力の 制御はそれなりに自信はある魔力と 折り混ぜることで木は歯のような形をなし ていくむこの技ちょっと負担が大きいのか 呼吸の痛みで咳込みそうになってしまうの をなんとか耐える普通に気を使うよりも はるかに肺が痛いしかも難しい木の形状 変化はなかなかうまく扱えず失敗しまくり だ その度に呼吸をし直さねばならず結構手間 だがそれよりもワクワク感の方がはるかに 強い練り上げた木は失敗を繰り返しながら も徐々に思い通りの形になっていくうん なんとかなりそうだ思考錯誤の末俺はどう にかして木の歯を生み出した それを見て魔力消壁を展開し防御を試みる リッチどれ火の歯の威力試してみるとする かよ掛け声と共に俺は生成した木の歯を 飛ばした歯は子を描きながら飛んでいき 魔力消壁ごとリッチの上半身と下半身を 切り飛ばす 世は踊りしい埋めき声を残しは消滅 してしまったえ木の攻撃で倒すとチ理の ようになるのかそういえばアンデッド系の 魔物は生命エネルギーや神聖な力に弱いと 本に書いていたっけな消え方も本に書いて あった通りであるし信じられないあるタオ がそれを見てボそりとつやく あれは気候団の奥義気飛行牙場私が何年 修行してもできなかった技ねそれをあんな に良いく全く努力もせずにいや違う努力 じゃないねロベルトはただ楽しんで気に 触れていたそういえばじいちゃんが言って たある 努力をするのは当然だから努力を楽しめる やは何より強いってふそういえば私も ちっちゃい頃は修行が楽しかった気がする なやるたびに新しいことができるように なったよ全く修行を楽しめなくなったのは いつからだったかもう覚えてないある やれやれ1から修行のやり直しか今度は せぜいっぱい楽しむとするね何をブツブツ 言っているのだろうタオは俺を見て悟った ような顔をしている一体どうしたのだろう かまあいいや各かに庶民である俺の家は 貴族たちに比べると貧しい入学金も自分で 働いてようやく払い教材も基礎の魔術書1 冊しか買えなかっただがそれ1冊でも やれることはかなり多く毎日新たな発見が あった魔術でも術式の組み合わせ職媒の 組み合わせだけでも無数の現象が起こせる ほど魔術ってのは奥が深いそのために実験 やら材料の調達やらやることが多すぎて人 のことに気を取られている暇など全く なかったのであるそう彼に言ったら月行し ながら俺に血闘を申し込んできた俺は戦い は嫌いだだからすぐに断ろうとしてふと 思いとまった彼ら貴族の使う魔術とは一体 どのようなものだろうと庶民の俺と貴族で ある彼らとでは資本も才能も全く違う俺が 見たこともないような魔術を見せて もらえるのではないかと考えた考えたら どうしてもそれが見たくなってしまいつい を受けてしまったのだ少し痛い思いをする かもしれないが負けても命まで取られる わけではないだろうそんな甘い考えで結論 から言えば彼らの魔術は素晴らしかった あれが上位魔術というものだろうか巨大な 炎が渦を巻き氷嵐が吹きすぶ俺はその光景 にただただ見惚れた見惚れて無防美にそれ を受けんだお前は夢中になると周りが見え なくなるから気をつけろなんてよく注意さ れていたがまさかこんな結末を迎えること になるなんて自分のま抜けさが情けないだ が最後に考えていたのはま抜けな自分を 呪うことでも血闘を仕掛けてきた貴族を 恨むことでも自分を育て学園に入れてくれ た両親への感謝でもなかったそれは俺を 殺傷せしめた魔術への考察どういう術式 だったのかその理屈はそもそもあれほどの 出力を1人で生み出せるものなのかだと すると必要な魔力量は術式はあるいは何か 特殊な発動条件があるとかもしくは職媒を 使用したかはまた他人数で魔術を使ったの かなどなど 考えれば考えるほど止まり行くはずの心臓 が高なるのを感じていたああ本当に無念だ 世界にはまだ俺の知らない魔術がたくさん あるだろうにその全てを知らぬまま死んで しまうなんて願わくば全ての魔術を知り たかった理解し習得し極めたかったもっと 魔術の新に溺れたかったそんなことを考え ながら俺の意識は遠いていった魔獣だまだ いたのかぐる ガ王ぐお 1匹だけではない2匹3匹と森の中から 飛び出してくるあっという間に俺たちは ベオールフの群れに取り囲まれてしまった しかもそれだけではない森の奥からは どんどん遠えが集まってきていたバカな 魔獣は群れないはずそれがなぜこんなに皆 老ているがこれはチャンスだこの絵は魔獣 1匹でも苦戦してたしこれだけいるなら俺 が倒してしまっても構わんだろうもちろん 買魔術以外を使うつもりはないがそれだけ でも十分だよっしゃテンション上がってき たアルベルト兄さん俺も戦いますああ 分かった期待しているぞロイド来ます シルファの声とほぼ同時にベアウルフたち が飛びかかってくるおく アルベルト様とロイド様をお守りしろこの 絵たちは密集し俺たちの前に壁を作るその 奥からアルベルトが演列火球を放った 燃え裂かる炎に焼かれの打ち回る ベアウルフよし俺もやってやるぞくらえ やや棒読み君で放つのは火球だ飛び出した 日の玉はベアウルフの花先を焼きひませた そこへこの絵たちの斬撃が加わり交代さ せるロイド様なんでもっと強力な魔術を 使わないんですかい上位魔術の1つでも 使えばこんな奴ら一発で倒せるでしょう だってすぐ全滅させたら面白くないじゃ ないかせっかく魔獣相手に魔術を使う機会 なのだどうせなら長く楽しみたい そうだ倒れた魔獣に魔術と掲けたらもっと 長く楽しめるんじゃないかついでにこの絵 たちにもかければ永久期間の完成だ割れ ながらナイスアイデア悪魔ままとひらめき であるそうそいつはさすがにやめた方が よろしいかと思いやすがだがグリモは ドん引きしながらダメ出しをしてきたかに よく考えたら血魔術でも気力までは回復し ないし長期戦で木の緩んだこの絵たちが 殺される可能性もあるかさすがに自分の 実験で人が死んだら後味が悪いしやめて おくかと言って確かに火球だけだとあまり 面白くなさそうだじゃあせめて気を試覚え たばかりだから生き物相手にはまだ ほとんど検証してないしな敵も大石当て 放題である俺は呼吸と共に右手に体内の木 を集めていくタオのやっていた気候団だ 以前やった時は肺がめちゃくちゃ痛かった が血魔術をピンポイントで肺に当てながら やればかなり痛みを柔らげることができる よし行けるはそれを火球で覆って カモフラージュし放つ放たれたパイプの玉 飛行団はまっすぐ飛んでいきベアウルフに 命中したぐお 悲鳴を上げて吹っ飛ぶベアウルフだがすぐ に立ち上がってきたいまい聞いてないか 純粋な木の攻撃だとタオの足元にも及ば ないロイド様今のは一体あ 木だよタオに教えてもらったんだな俺の 言葉にグリモは驚いているって のは確か大昔に戦った異国人が使っていた 技だよな長年の修行が必要って話だが倒っ て小娘にあったのは数日前だろうそんな 短期間で覚えたっていうのか信じられねえ グリモはまたドん引きしているようだもし かして俺が手を抜いて長引かせようとして いるとか考えているのだろうか残念ながら 全力なんだよなやっぱり木は難しいうん 遠くからではよくわからないなだが単独 行動はできないし機会があれば行ってみる かアルベルト様湖が見えてきました先行し ていたこの絵が声をあげる目を凝らせば 木々の隙間から面が太陽の光に反射して キラキラ光るのが見えたよしここらで休憩 するとしようアルベルトの号霊で俺たちは 湖付近に陣を取りしばし身体を休めること にしたふう馬ってちょっと疲れるんだよな 走ったり飛んだりした方が圧倒的に早いし 楽だ俺が石に座って身体を休めていると シルファがお湯の立つTカップを差し出し てきたどうぞロイド様ありがとうふーふー と息を吹きかけて覚ましちびっと飲む 若もし爽やかな香りが疲れた身体に 染み渡るようだふうシルファの入れるお茶 は相変わらず美味しいねお褒めに預かり 光栄ですうやうやしく霊をして下がる シルファこの絵たちは半分はテントを設営 しもう半分は弓矢を手に夕食用の獣を仮に 赴いていた隣言いかもちろんです 指示を出し終えたアルベルトが俺の横に腰 を下ろしたシルファにも紅茶をくれは ただいま用意いたしますアルベルトは シルファにそう命じるとこっそりと俺に顔 を近づけるロイドなかなかやるじゃないか えな何のことですかとぼけるなよ あのタオってこさお前のことが気になっていたようだったぞ はあい一体何を言い出すんですか?アルベルトの言葉にお茶を吹き出してまう母は照れなくていいと思する 弟が女性に行為を寄せられているのを見るのは僕は嬉しいよやいやないでしょう俺はですよいいやありえるさ 少なくとももただの子供を見る目では なかったなもちろん今すぐどうこという つもりはないだろうが将来的にはて感じの 目だったぞ気づいてないかもしれないが 最近シルファがロイドを見る目も少し 変わってきているんだぜシルファやタオが 俺に行為を持っているだとありえなさ すぎるだろういきなり何を言い出すんだ 全く俺の冷たい視線を意にも返さず アルベルトはうんうんと頷いている少女を 取り囲むのは豚顔の拠体あれは確か多く だっけ城にあった魔物図鑑で見たことが あるせや少女が気合いと共に小族を 叩き込むと多くが吹き飛ばされた倒された 多くは口から泡を吐きビクンビくんと痙攣 している見れば周りには何体も多くが 倒れしている各か多くはかなり強い魔物だ と書いてた気がするそれをあれだけの数 1人で倒すなんてあの子結構すごいなひん だ多くたちを少女は鋭い頑光でじろりと 睨みつけたぷギギプギープギーすると多く たちは悲鳴をあげて逃げ出してしまった ああもっと見たかったのに残念だそこに いるのは誰ねそんなことを考えていると 少女が声をあげた俺のことだろうかそう 思い顔を出してみると少女はこちらに視線 を向けていたそう遠離れていたのに勘づく とは武術の達人は離れているものの気配を 察するというしここは観念して出ていくか 俺は両手をあげ敵体の意思なしとアピール しながら岩影から出てくるえっと こんにちは怪しいものじゃないよ 俺を見た少女が一瞬驚いたように目を丸く したまさか知り合いいやいやそんなはずは ないかこの姿今俺が作ったんだし少女は 長い沈黙の後ボそりとつく何者かお前名前 かそういえば考えてなかったなAと俺は ロベルト 冒険者なんだけど仲間とはぐれちゃって あまり怪しまえても面倒だし冒険者という ことにしておこう俺の言葉に少女は少し 考えて言葉を発するあしはタオ冒険者階級 はBジョブは見ての通り部島かねなるほど タオさんは1人なの弱っちい奴らと 慣れ合う趣味はないだけよ俺の問いにタオ と名乗った少女はつまらなそうに返してき たあまりよく知らない人間との接触は良く ない時間も無限にあるわけじゃないしな ここは適当にずらかるべきか俺はこっそり とタオに背を向けるああじゃあ俺はこの辺 で待つねと肩を掴まれたいてすごい力だ ここは魔物の出る危険なこやお前よは 騒出し町へ帰るまでに食べられるよあしも 今から帰るとこだし町まで送るねいやいや 俺も冒険者ちゃんと1人でも戦えるから 大丈夫だよだめねここで見捨てたら女が 廃るようを言わさぬその鋭い目この迫力 なんとなくシルファを思い出させるあまり 人の親切を無にするのも良くないか冒険者 と魔物の戦いを間近で観察できるチャンス だし分かったよお願いしますうん任せるね た息を吐く俺を見てタオは満面の笑を 浮かべるそして俺に背を向け歩き始めた来 たとんでもないイケメンある私の好み ドストライクねここでオを売っておけば 感謝の壁丼くらいは期待できるねふひふひ なんだろうすごく邪悪な顔をしている気が するまあいいか何かあったらダッシュで 逃げようやったねすごい威力よさすがは アルベルト様ですこれなら奴も立ち上がっ てはこれないでしょう2人は喜びの声を あげる反対にアルベルトの表情は曇って いるそうだといいがなかりと膝をつく アルベルト呼吸は乱れ全身に力が入らない のかガクガクと震えていたま力切れの症状 だ顔色が青くなっているアルベルト様 あるか歯は全ての力を出し尽くしてしまっ たな魔力が限界だよこれで生きていたら もうどうしようもないね力なく笑う アルベルトを支えるタオもシルファも すでに疲労後輩と言った具合だ地の魔術で は数は癒せても魔力や疲労までは癒せない からな当然この絵たちも立っているのが やっとの様子である全員が祈るような顔で 炎を見据える中心 と地面が揺れた炎の中でゆらりと巨大な影 が揺らめく 人間にしてはやるではありませんか炎を かき分け現れたのは傷1つないパズだ後ろ にはよめきながらも立ち上がりつつある ベアウルフたちもいるその姿を見た全員の 顔が絶望に染まるばバカな氷学の顔を 浮かべるアルベルトを見てパズはニと広角 をあげる甘いですね我は魔人人間の魔術 など効かないのですよパズが笑うと黒い 吐息が吐き出される気づけばそれは辺りを 包み込んでいたぶぐこの絵たちが埋めき声 をもらし倒れていくタオもシルファもだ みんなバタバタと倒れしていくくわは我が 魔力を吸い続けたものは何者であろうと 自我を失い操り人形となるのですよ人間に しては持った方ですがそれもここまで安心 しなさいこれからは我が下木として使って あげましょう大笑いしていたパズだがすぐ にその顔が怖る視線はまっすぐお礼へと 注えていたバカななぜ我が魔力を吸い込ん で意識があるのだえさあローバイエルパズ に俺は首をかしげて返した倒したはずの 魔獣の復活による同様それを畳みかける ようにパズが方向を上げるぐおそれを 川切りにベアウルフたちが突っ込んできた この絵たちも防御を試みるがすでに気迫で 負けている その上さらなる巨体であるパズもいるのだ 誰も彼もお呼び越しであるそんなことで パズが遠慮するはずもなく大きく 振りかぶった一撃がこの絵数人をまとめて 捉えるぐわあ1振りでこの絵たちは 投ぎ飛ばされてしまった続いての蹴りを 受けようとしたこの絵の剣がへし折れ地面 に投げ出された1人また1人とパズに倒さ れていくこの絵たち レアウルフと相対していた者たちもそれを 顔色を青くする火 強いあれが魔人と止められるわけがない 圧倒的な戦力さにこの絵たちは繊維を失い つつあった戦は乱れ従輪を待つのみと思わ れたその時である彼らの間に一人の風が 吹いた借りますよとした声と共に駆け抜け たのはシルファだその両手にはそれぞれ この絵のさやから抜き取ったでアロー剣が 握られていた双剣が太陽の光に反射しらり と光るラングリス流ソ剣術登り送流構えた 剣を地にすらせながらシルファはパズに 向かって走る2本の線を地面に描きながら パスの足元にたどり着くと垂直に飛んだ その登り様に繰り出される牽線両客から銅 そして肩には剣筋の跡がはっきりと残され ていたぬぐ巨体を駆けのりながらの 凄まじい斬撃にパズは埋めき声をあげる トンとパズの肩を足場にシルファは空中で 反回転する両手の剣は逆手に握られていた 無事魔十は成功したみんなのおかげだ感謝 するおおアルベルトの言葉にこの絵たちが もろテをあげて換気の声をあげるうん せっかく城から外に出たのにもう終わりか 結局魔獣とは戦えなかったし物足りないな 日はもう沈みかけている今日はここで 泊まって期間は明日にしよう日付けばもう 夕暮れである夕日がコメに反射してとても 綺麗だ夜になったら抜け出して魔術の練習 でもできないかななんて考えていると ロイド様私たちのテントが用意できました よテントの設営を終えたシルファが俺に 微笑耳かけてくるかなり小さなテントだ こんなところで2人で寝るのかこっそり 抜け出そうとしたら確実に目を覚ます だろうなシルファだし間違いないわあ残念 だけど今回の外出はこれで終わりか俺も 魔獣を借りたかったなさあ私は夕食の準備 をしてきますロイド様はこちらでお待ちを おおんとシルファの声と重なるように低い 音が聞こえる犬の吠え声いやこれは狼 でしょうかいやそれにしては少し声が太い ような気がする普通の狼はもっとか高い声 で吠える遠すぎて聞き取りづらいが ベアウルフのそれによく似ていたおおん おん遠覚えは徐々に近くなっていくしかも 1つではない周りの森中から聞こえてくる ようだここまで来るとこの絵も違和感を 感じたのか騒ぎ始めるななんだこの方向は どんどん近づいてくるぞ休んでいる奴ら 全員出てこいテントで休んでいた者たちも ゾろぞろと出てきた皆緊張したお持ちで 武器を構えているロイドこっちへ来い アルベルトの元へ小走で行くとこの絵たち が俺たちを中心にしてエンジンを組む 辺たりをピリピリした空気が漂うーもう すぐそこで唸り声が聞こえるガサりガサリ と草むが揺れそこから巨大な狼が顔を出し たやはりベアウルフだキュンキュキュン そして鼻を鳴らしながらすり寄ってくる 尻尾をブんブン振りながら青向けになり腹 を見せているものもいた数いたベアウルフ たちは皆俺の周りでじれついてきていたな 何おい貴様は何をしている早くそやつを 殺すのだブーパズ が命令するがベアウルフたちは俺のそば から離れようとはしないそれどころかテキ に満ちた目でパズを睨んでいたふむこんな 感じかな俺は手のひから魔力を生み出し ながらつやく 俺の周囲を白い煙のような魔力が包んでい たロイド様一体何をしたんですかいさっき からやっていた魔力の性質変化だよ昼に 食べた肉の味や匂いを強くイメージして 発動させたんださっきのシルファの料理 微妙ったもんな思い出しただけでよだれが 出てくるベアウルフたちも気に入ったよう で心地よさそうな顔で浴びていたゴわー パズが入っていたベアウルフも題始めた どうやら俺の放つ魔力を吸い込んだようで あるおおおい貴様までふざけるなよやめろ 吐き出すなくおベアウルフはよだれを ボタボタ垂らしながら口から黒いモヤを 吐き出していくモヤは新潟に固まりパズと なったおあれが本体かパズを吐き出し終え たベアウルフは俺の元へ駆け寄ってきた くんくんそして尻尾を振りながら俺の周り をくるくると回っている可愛いわあわグ バカな子こんなはずでは残されたパズは雲 の表情を浮かべ息を荒らげている許さん 許さんぞおおこのクソガきが我が魔獣帝国 の邪魔をしようってズタズタにしてくれる 辺りを漂っていた黒いモヤがパズへと 集まりその身体を包み込む空気が震え俺に くっついていたベアウルフたちが警戒心を 剥き出しにしたモヤを取り込んだパズの 魔力がぐんぐん上がり魔力もどんどん増し ていくかずは銀の毛と漆黒の翼を持つを 持つ巨大な猿へと変貌した決まった実態を 持たないが故えの変貌全ての力を 出し尽くした真の姿とでも言うべきか最初 とは内放する魔力量が断違いだ殺す巨大化 したパズは短くそう呟いて俺に飛びかかっ てきたあれから1週間が経った基本的には 俺の日々はほとんど変わらず好きなことを やっていた少し変わった点といえば アルベルトが頻繁に魔術の練習上へ誘って くれるようになりシルファの堅術ごっこの 頻度とそのレベルが上がったくらいだろう かアルベルト様今からロイド様は堅実の 稽古をなさるのですそれは先日もやった だろう今日は魔術の練習をするのだよ何を おっしゃいます現術ですいいや魔術だね 2人は火花を散らし睨み合っているただ 時踊りじれを取り合っているのを見るので 気が重いしかもチャールズも最近何かと俺 を呼び出して近況を聞こうとするし風の噂 ではタオもロベルトについて聞き回って いるそうだモテモテっすなロイド様グエー この調子で周りの評価が上がれば俺が身体 を乗った時にうまい思いができるぜおん グリモがニヤニヤ笑い白が元気よく吠える 全く騒がしいことだ俺はただ魔術を極め たいだけなんだけどなこの世界には未だ俺 の見たことのない魔術が存在するそれを 全部見たい覚えたいモて遊りたい俺はまだ 身魔術の新を望み真っさな空を見上げた 魔術師として大切なものはまずは家柄次に 才能そして最後に努力である最後というの は言葉通り努力を努力として受け止める ものにとってであり楽しんでそれを 積み重ねられるものにとっては最後では なく最大の力となりるえそれら全て持つ ものがいたらってあはそれはぞっとしない 話だね少なくとも私は戦いたくはないな なんてあの野郎は言ってたっけかグリモが ボソりとつくどうかしたかグリモいいえ何 でもあじゃんけんはシルファの姉子が勝っ たようですぜ見ればいつの間にか2人は じゃんけをしていたようで勝利した シルファがかけてくるのが見えるロイド様 嬉しそうに僕を手に手を振ってくる シルファ俺はためを吐きながら中庭へと 向かうのだった図書館の静寂を破ったのは 女性の声充実した毎日を送っている俺だが 面倒なこともいくつかあるその1つが声の 主俺の教育係かりを任さえているメイドの シルファだシルファは俺を見つけると 駆け寄ってきてしゃがみ込み優しく微笑む 長い銀髪がりと落ちそれを指で救った やはりまた図書館にいらっしゃったのです ねもう本ばかり読んでいるのは身体によく ありません私と一緒に外で遊びませんか その笑顔にはうむを言わせぬ迫力があった シルファにとっては子供は元気に外を か駆け回るのが普通で図書館に小もりきり な俺を売れているのかしばしば連れ出そう としてくるのだ余計なお世話なのだが俺の ことを思っていっているのはよくわかるの でなかなかそうも言えないんだよな俺は ため息を吐くと諦めて本を閉じる分かった よシルファそんな悲しい顔をしないで くださいまし本はいつでも読めますわほら せっかくいい天気です外へ参りましょう そんなわけでシルファに手を引かれ俺は庭 に出るのだったロイド様今日は堅術ごっこ で遊びましょうえまた男子たる物術の1つ も確むべしですよさあ僕をお持ちください ませシルファは僕を俺に渡し自分も構える さあどこからでも打ち込んできてください 満面の笑を浮かべるシルファその構えは リラックスしているが堂々としたものだ それもそのはずシルファの父は騎士団長で 代々大々合族の堅術内薬をしているのだ娘 であるシルファもかなりの腕前で以前兵士 にしつこく絡まれていた時あっという間に 相手の剣を奪いその首元に突きつけたのを 見たことがある画面で美人だが融通が効か ないちょっと追っかない人それがシルファ だだから俺が手を抜いていたらすぐ見抜い てくるので本気でやる必要がある俺は剣を 握り直し正願に構える行きますよは俺様の 螺線クロ戦法を生身で受けたなてめは 終わりだ爆勢飛び上がれグリモワールが何 やら方向を上げているその間魔力並は俺の 指先でとまっている町から派を停止させ その構造を見ているのだふむふむ螺線で あることにも黒色であることにも特に意味 はないかそれでも威力は上がっているのは いわゆる気の持ち用というやつである怒り などの感情の高しぶりや思い込みなどで 魔術の性質が変わるというのは応にして あるとはいえそれは良いことばかりでは なく時には反動を生むなので一時期からは あまり推奨されなくなったのだが古代魔術 はそちら方面で進化していたのかもしれ ないそれでここまで威力が出せるというの も面白い と時間切れか停止させていたことで受者 からの魔力供給が立たれ魔力並みは消滅し てしまったまあ観察は十分かそこまで複雑 なものでもなかったし消えた魔力並の先で グリモワールは氷学の表情を浮かべている ばバカな俺の最大威力の魔術だぞあれを 使えるようになるのに何十年努力を重ねた と思ってやがるそれをあっさりと驚愕の 表情を浮かべるグリモワールなるほど今の 魔術には確かに相当の思考錯誤と終練が 感じられる 操作血の滲むような努力の結果だうん さかし楽しかっただろう魔術の修行は とても楽しいものだ魔人だってそれは同じ だよなやっぱり人間も魔人もそこは同じな のだろううんうんたのばバカかてめえは なんだかびっくりしているな俺何か変な こと言ったかなクそ ふざけやがって今度こそグリモールは再度 宣告の魔術を唱え始めるうん同じやつなら 2度も見なくていいかなそれにあまり レベルが高いとは言えないし古代魔術は あまり攻撃性の高いものじゃないのかも しれないああ攻撃の方はもう大丈夫分かっ たからさ次は他のを見せてくれよ他のうん 何でもいいけどそうだね防御魔術とかああ 俺が攻撃すれば分かりやすいかなそう言っ て俺は右手をかざし魔力を集めていく とりあえず普通の上位魔術から行って みようこれが不要魔術かなかなか面白い もっと試したいところだがまずい液がない んだよなないなら作ってみるかそんなこと ができるんですかい原料の段階まで分解 すれば配合材料と比率が分かるそれを 組み合わせれば再現できるはずだという わけで余ったまずい液を小瓶に入れ順度 上昇を発動させるただし今度は強化の術式 を編み込んでたこうすることで原料にまで 戻すことが可能術をかけてしばらくまずい 液の色が黄色く変わり始める さらに液体の中から様々な決晶が集まり そこに溜まっていくよし分解完了ええ こいつがまずい液の原料ってわけですか そういうこと液体部分はただの油だな油は 魔術とも金属ともに相性が良いだからある 程度想定していた中の決晶は主に銀貨下兵 で代用できそうだこっちの赤い粒は 赤まコナだな赤まは強力な魔物の心臓部に ある核をすりつぶしてできた粉魔力を非常 によく通し液体とも混ざりやすいので様々 な素材に用いられるのだそしてこの赤 ダンジョンの角と並べてみると非常によく 似ているやはりダンジョンというのは俺の 予想通り魔物の一種なのだろう つまり手に入れたダンジョンの核をすりつせば使えるなこっちの材料もクリアだってことはここにあるものでまずい駅はできそうだなおおすげえぜロイド様 構想が分かればやってやれないことはないはずだよし明日材料集めて調合してみるか行け放たれた火球が高速回転しながら 1番高得点の9区の的を狙って飛んでいく ちなみにこいつは強烈な横回転をかけて いるやや左に曲がって当たるはずだ火球は 俺の予定通り飛んでいきの縁りをかめた 倒れなかったためこれは得点にはならない だがこれでいい敵の真ん中に当ててあまり 注目されても困るからあえてギリギリ 当たっても倒れないポイントを狙ったのだ この回転数角度射室速度で打てば命中する のは計算通りだが実際やってみると案外 思った通りには飛ばないものだからな実験 は大事だ惜しかったねロイドでは僕の番だ 今度は俺に変わってアルベルトが的の前に 立つそして集中し手元に生み出した火球を 放った俺のより回りは大きな火球化っすぐ に飛んでいき俺が倒し損ねた的の中央に 命中したお見事ですアルベルト兄さん ありがとうさあ次はロイドだよ今度は俺が 的の前に立つ次は下から上に競り上がって いくように回転を加えて火球を放つ火球は 俺の思った通りの曲線を描き的の上部を かめた 次もその次も火球は俺の思い通りの奇跡を 描き狙い通りの箇所にあたるふむふむ魔力 級に回転力を加えて変化させるのは悪く ないな普通にコントロールして曲げるより も圧倒的に魔力を使わずに住むし速度も 比較にならない実験成功といったところか そんなことを考えていると遠くから ひそひそ声が聞こえてきたアルベルト様は さすがだな見事に全て命中させておられる それに比べてロイド様はやはり子供だ高徳 点の的ばかり狙って外しておられる自分に あったのを狙えば良いのに俺たちを見てい た魔術師の言葉だよしよしうまくごまかせ ているようであるやれやれお前たち見てて わからないのかするといきなりアルベルト が魔術師たちに声をかけたうまさか俺の やっていることに気づいたのかドキドキし ながら聞き耳を立てるかすっているだけと はいえロイドが放った魔術は全て的に命中 しているしかも1番小さな区間になそれに わずかだが火球が敵に向かって動いていた おそらく制御系統魔術の才能があるの だろうおおそそうだったのですかそれは 気づきません全く不穴だなお前たちはふう どうやら完全にバレているわけではない ようであるちなみに制御系統魔術は7歳の 頃に極めた俺がよくその手の本を読んでい たからそう勘違いしてくれたのだろう ロイドは魔術の才能がある小さな頃から 才能を伸ばしていけばゆくゆくは大魔術師 や賢者も夢ではあるまい今のうちにこうし て仲良くしておけば僕が大いに着く頃には きっと大きな力になってくれるだろう アルベルトは微笑みを浮かべながら小声で 何か言っているよく聞こえないがまいいか 俺には関係なさそうだしね 子供だから呼吸量が少なくそれで聞いてい ないのかならば直接食らうがいいパズは 大きく息を吸い込むと真っ黒な煙を勢い よく吐き出してきた黙々と黒園が俺を 包み込むわけむ 目を閉じパタパタと手を振って払うたく変 なもん吹きかけやがってびっくりするじゃ ないかしかもなんか変な匂いがするし歯を 磨いてないんじゃないか俺が咳込みながら 煙を抜けるとその先ではパズが驚愕の表情 を浮かべていたなんだとなんだとじゃない よいきなり何するんだお前ため息を吐く俺 を見てパズは息を飲んでいるき貴様我が 魔力を食らって何ともないのかん別にどう もないけどさっきから何を驚いているの だろうもしかして何か攻撃でもしてたの だろうかそういえば何か甘い香りがする ような首をかしげているとグリモがグパッ と口を開けたはあてめえのくせ息なんて 聞かないとよ俺の手のひグリモを見たパズ は驚いたのか目を丸くしたぬお前は魔人か なぜ人間の手のひにいるううるせえな てめえにゃ関係ねえだろこっちにゃこっち の都合があるんだよふむそうかなるほど お前はその人間の使い間となっているのか 大方復活の際に好きでも使えて強制的に 獣魔契約を強いられたのであろうが人間 ごときに使い間にされるなど魔人の風情に もおけん全くもって投げかわしい同じ魔人 として恥ずかしいぞへえそうなのか各かに 本に閉じ込められていたのだからグリモも 本調子じゃなかったんだろうなだが我は そのような油断はせぬ万全を騎士復活し 晩弱の備えで動いているのだ見たであろう 我が軍勢をなあグリモあれって俺がお前に 身体を貸しているようなもんかこっちは 完全にロイド様主導なんで全然違いやすい よ言うなら自分は付属品のようなもんでさ あっちはパズの野郎が魔獣の身体を乗っ てるんですな魔人の身体は実態がないので 他の生物の身体と一体化できるらしい グリモが俺の右手に入っているようにパズ も魔獣の身体に入っているのだろうただ 向こうの主導権は完全にやにあるようだ 巨大ベアウルフパズが唸り声をあげながら こちらに歩み寄ってくるさあ立ち上がる 良い我が属たちよパズの言葉で今まで 倒れふしていたベアウルフたちに頑光が 宿るゆっくりと立ち上がるベアウルフたち の身体にはうっすらと黒いモヤのような ものがまとわりついていたあれはパズの 魔力か魔獣とは魔力を持った物質を食らい 強く大きくなった獣だそうして魔獣となっ た獣はより強くなるために魔力を帯びた ものを好んで処すようになるパズは自身の 魔力を与えて傷を負った魔獣を回復させて いるのだろう各か魔獣使いなどはそうして 魔獣を操っていると書物で読んだことが あるふむふむ実際に見てみるとよくわかる があれはただの魔力ではないな魔獣たちの 身体が受け入れやすいよう魔力の性質を 変化させているように見える各下に他人の 魔力というのは簡単に受け入れられるよう なものではないゆえにその性質を変化させ 受け入れやすくしているのだろう強い魔力 を持つものが近くにいるとかなり気になる しなだから俺は普段は魔力を抑えて活動し ているのだがこれが結構疲れるんだよな なるほど魔力にはああいう使い方もあるの か面白いガルルグーうー唸り声をあげる ベアウルフにこの絵たちは後ずる 立ち上がったベアウルフたちの身体の傷は 見るみるふがり心なしが大きくなっている ように見えるばバカな倒したはずなのに うおななんだいきなり身体を揺さぶられ美 となる振り向くとタオが口をパクパクさせ ていただが音が聞こえないそういえば音声 遮談を使っていたんだった解除するとタオ の声が聞こえてきたロベルトやっと返事し たよああごめんごめん集中しててさもう私 がグレウルフ倒したところ全然見てなかっ たね顔は怒っているのかを膨らませている ちょっと悪いことをしちゃったなでも おかげでダンジョンの結界については色々 調べられたまずこのボスのいる部屋が ダンジョンの心臓とも言える部分だもっと 言えばボスを倒した先にあるお宝のある 部屋がそうであるボスを生み出したり結界 を張ったりそれらの出力源は全てそこから だったその眼油魔力量は半端ではなく術式 などに頼る必要もなさそうだ単純に大量の 魔力だけで結界や魔物の生成を行っている ように感じられたおそらくその栄養は ダンジョンで死んだ魔物や人間動物だろう 魔物は死ぬとダンジョンに帰っていくから な効率は死ぬほど悪いが単純な魔力の送量 が多いからできることだまだまだ分から ないことはたくさんあるがそんなところか なもういいねさっさとお宝を拝みに行くよ そうだなボスを倒した先にはお宝がある らしい駆しくもダンジョンの心臓部と同じ なんだなということはお宝が核なのかいや それもおかしいはず止まれタオ突如濃い 魔力を感じ取った俺はタオの手を引く アンギいきなりどうしたねロベルトいくら なんでもこんなところじゃ何か言いかけた タオの元を黒い歯が通りすぎるあれは闇系 と魔術市家か魔物が好んで使う魔術だっけ えボスは倒したのにどうしてあるどうやら まだ何か残っているようだな注意深く目を 凝らすと芝を打ってきた敵の姿が暗闇みに 浮かび上がる油ですか翌朝俺はシーツを 干しに来たシルファに声をかけるまずい液 の原料である油まずはこれが大量に欲しい うん水瓶に1杯欲しいんだ魔術の実験で 使いたくてそれは構いませんがふむそう ですね条件がありますシルファはそう言っ てにやりと笑う私から堅術ごっこで1本 取ることができたら差し上げますよ やっぱりそう来るだろうと思ったよ シルファは俺がお願い事をする時は大体 そう言ってか交わすのだいつもはそのまま 引き下がっていたが今回はそういうわけに はいかない分かったよやろうシルファ俺が 頷くとシルファは驚き目を丸くしたも本当 でございますか聞き違いではなくうん必要 だからじゃあ俺は準備して中庭に行くから シルファも早く来てよはあボケた返事を するシルファに背を向け俺は中庭へと 向かうしばらくすると半かちで目元を拭い ながらシルファが現れたうブスロイド様が こんなにもやる気を見せてくださるなんて ループシルファは嬉しございますなぜか涙 を流して完激しているシルファはっきり 言ってそこまで完激されても困るんだが 言っておくけどシルファ魔術は使わせて もらうからねええもちろんですいくら ロイド様でも堅術のみで私から1本取るの は難しいでしょうしまあそんな許可を得ず ともすでに使ってはいるのだが要は 言い訳作りである攻撃魔術を併用して戦え ばシルファ相手に勝ってしまっても言い訳 が効くだろうさあいつでもいらして くださいうん僕塔を片手で持ちもう片方の 手で火球を生み出す制限は買魔術のみ威力 は加減いっぱいこのくらいなら魔術好きの 子供が使って不自然でないレベルだろう 当然シルファの権技はすでにコピー済みで ある行くよ先手必勝とばかりに火球を放ち そのすぐ後ろをかけるできるだけ断速を 遅くだどうせ早く打ってもかわされるし ならこうして盾として使った方がいい無駄 です シルファが牧刀を振うとあっさり火球は 消し飛ばされてしまったもちろん想定ない 火球はのめくらしだ俺は走りながらすでに 土球を発動させている書き消した炎の後に は土の壁ができていた準備を終えて翌日俺 たちは魔獣狩りに向かうことにした アルベルと引き入るこの絵たちが15人は 馬に乗り踊り地折れが付与した武器を持っ ている彼らに護衛されるようにアルベルト その隣に俺が少し後ろをシルファがついて くるそういえばロイドは城を出るのは 初めてだったねどうだい外の景色を見た 感想は実はちょいちょい抜け出してるんだ けどなと言うと前世で橋がない平民暮らし だったので外の景色なんてそう珍しくは ないものであるはいいろんな人たちが たくさんいて見ていて飽きないですねま そんなこと言うはずないけど全力で喜んで おけばまた連れてってもらえるしね俺の 目ろみ通りアルベルトは満足に頷いている あらアルベルト様よを組んでどこへ行く かしらきっと魔獣狩りよあこっち見たわ ひゃあアルベルト様街中を歩いていると裏 たちがアルベルトを見て黄色い声をあげて いるモテモテだな確かにアルベルトはどこ から見ても完璧な王子様世の女性たちが キャーキャー言うのも無理はあるまい ところであの小さい子は誰かしら初めて 見るわ立派な服を着ているし弟君なのかも うん可愛らしい顔立ちではあるけど アルベルト様と比べるとね同時にお礼も 視線が注がえているようだあまり興味も なさそうだけれど俺がそんなことを考えて いるとシルファが重もしくためを吐いた そして女性たちをきっと睨みつける女性 たちはヒをあげそ草さと群衆へと紛れて いったふう世の女性たちは分かっていませ んね確かにアルベルト様は素晴らし方です ですがロイド様も負けず劣らず素晴らしい いえ将来性を神すればアルベルト様をも 超える逸罪なんと見る目のない同じ女とし て投げかわしいことです何をブツブツ言っ てるのだろうかさっきが漏れてて怖いん ですけど少し離れよう俺は馬の腹を蹴り前 へと進ませるのだったそれじゃあみんな 再見またね町へ戻った俺たちはタオと別れ を告げたちなみに城以外のベアウルフたち は俺については来ず森に残るらしい おそらくまだ成長していない子供たちが いるのだろうとグリムが言っていた白に人 を襲ったりさせるなよと言っておいたが どこまで理解しているかは不明だまあ俺の 言ってることは分かるっぽいし大丈夫 だろう多分おん大丈夫だというように自信 たっぷりに吠える城ま姿はどう見てもただ の犬だしな村人たちもむやみに怖がること はないかただこいつら内放する魔力量が 以前よりもずっと増えている気がするが 深く考えないようにしようそれから数日が 経ち俺は玉座の間へと呼び出された アルベルトも一緒だいつもなら目が合うと ウインクの1つでも横してきそうなものな のに重もしい顔をしている一体どうかした のだろうかオーアルベルトそしてロイドよ よくぞ参った 俺の心配をよそにチャールズは俺たちを 迎えるまずはアルベルトよ魔獣討伐の人 よくぞ成功させただが色々とトラブルが あったようだな複数の魔獣と魔人に襲われ 被害がなかったのは運が良かったとしか 言いようがあるまお前は第2王子の身だ お前自身が優秀な魔術師であるのも知って おる しかしこの絵だけを連れていくのは行くのはいさ警察だったと言わざるを得ないだろうな は申し開きの余地もありませんシャールズの厳しい言葉にアルベルトは神戸を耐えたままだったかに言わてみれば少し軽卒だった気もする魔人が出たのは外にしても重討伐はやはり危険が伴うだもんなアルベルトも随分反省しているようだ うむ今後は慎しむようにそしてロイドよ はいうやはりお説教か俺は緊張しながら チャールズの言葉を待つよくやったなだが 予想に反し俺に投げかけられた言葉は賞賛 であった思わず顔をあげるとシャールズは 蓄えた髭の下にエミを浮かべ頷く アルベルトから聞いたぞこの絵たちに力を 与え魔獣に囲まれても果間に立ち向かって いたとその年で大したものじゃはあ てっきり俺も怒られるかと思ったのだが 表紙抜けであるチャールズはやや前のめり になり言葉を続けるお前の才能はシルファ からもよく聞きんでおる堅術の腕も メキメキあげておるようだな与えられた 課題に応じ結果を出すというのは王として 最も大事なことの1つじゃどうだろう少々 慰例だがお前に時い継承権を与えようと 思うのじゃがな時なんでわかるんだ 見つかされたような口ごもる俺を見て アルベルトはおかしそうに笑うはっは ロイドは可愛いないいよ話してご覧 お兄ちゃんが聞いてあげようありがとう ございますえっとそのですね実は最近不術 を勉強中でして試してみたいから大量の 武器が欲しいのですよかったらアルベルト 兄さんのこの絵たちの武器を貸してもらえ ませんかアルベルトのような上位王子には この踊りジ数人のこの絵がいる当然テレン 彼らであれば数本の権所持しているだろう 日踊り地訓練を行っているだろうから使用 感も聞きやすいしアルベルトのこの絵だ から話も漏れにくい不要魔術かかなり 使い手が少ない魔術らしいがそんなものを 使えるようになるとはさすが勉強家だな まだ始めたばかりです失敗するかもしれ ませんしあまり効果ではない武器で構わ ないのですがふむなるほど実験材料が 欲しいというわけだねウインクをする アルベルトに頷いて返す察しが早くて 助かります母はロイドの考えてることは 全て分かるよ魔術不要した件はこの絵たち も欲しがっていたからねある程度なら武器 を無駄にしても文句は言うまい分かった話 をつけてこようありがとうございます アルベルトに霊を言い俺はその場を後にするのだったわあわあささすがに疲れてきたなもう何十回気候団を打っただろうか魔術ならともかく気に関しては初心者だ呼吸にも気を使うし的疲労が溜まっていたでも大分た慣れてきたぞ最初の時と比べるとかに気を寝る速度が上がっている 速度だけではない飛距離も威力もやれば やるほど上達を感じられてすごく楽しい 魔獣たちとの戦いもいい感じでき行してる しこの戦いもっと長引かないかなそんな ことを考えていると隣にいたアルベルトが 息を荒らげているのに気づく魔獣どもの数 が一向に減らないこの絵たちもシルファも 顔には出さないが動きがかなり鈍くなって いるそれにロイドもかなり息が上がって いるなあの年齢であれだけの魔術を使って いるのだ無理もないかなんて人のことを気 にしている余裕はないな僕の方もそろそろ きつくなってきただが兄として情けない姿 を見せるわけにはいかない笑え笑うんだ アルベルトこういう時こそ不に何か ブツブツ言いながらアルベルトは口元に笑 を浮かべているおっさすがアルベルト まだまだ余裕ありそうだなロイドまだ 頑張れるかはいまだまだいくらでも行け ますよいい子ださてここからが踏ん張り どころだぞ魔剣を振い演球を放つ アルベルト本来ならモトックに魔力キれを 起こしていてもおかしくはないはずなのに あんな顔をしているということは魔剣に より威力が上がっているのが嬉しいん だろうやはり攻撃魔術は威力という分かり やすい指標があるからやる気が維持し やすいもんなうんうん俺も負けてられない 何か特別な要素例えばスケットでも来 なければき行状態は続くだろうしその間は ずっと木の練習をしてほったと考えている と規制と共に小柄な人影タオが飛び込んで くる飛び蹴り一戦それを食らった ベアウルフは湖にまで吹っ飛んでいった くるりと空中で回転し着地したタオは ビシッとポーズを決めた手間のかかり具合 も全く違うのでかなり高価らしく俺も見る のは初めてだこんなもんをポンと不用に 差し出せるとはこの国は豊かなんですな 全くもってその通りである俺がこうして 気まに魔術で遊べるのも国が豊かなおかげ だな父チャールズには感謝しかないそれ じゃあ魔剣への不与試してみるか魔剣は すでに式が編み込まれているためそれに 付与を加えるのはかなり何度が高いとされ ている相性の悪い付与だと術式が総裁し 自体が破壊されてしまうのだ慎重に行か ないとな俺は魔剣に手を触れ意識を集中 術式を読み取っていくふむ剣に編み込まれ ているのは魔術増幅の術式だな魔剣には2 つのタイプがあり1つはそれ自体に魔術が 込められたものもう1つは魔術を増幅する ものでこれは校舎だアルベルトも魔術師だ し間違いある前増幅なら術式を書き換えて 売化にしてみるか見たところ増幅倍率は2 割増しといったところかこれを2倍増マし にすれば格段に効果は向上するただ一部と はいえ術式を書き換えるのもまた結構な リスクを伴うんだよな下手したら こなご々なになってしまうだったら付与 するのは補強の術式だなつまり強度を 上げるものであるこれを塗布すれば多分 耐えられるだろう多分まあアずるよりうむ が優しいというしやってみるかまずは術式 の書き換え2割増しの術式を2倍増しへと 書き換えていく 書き換えが終わると剣から白い煙が登り 始めるロイド様やべえですよ何度か剣を 破壊したから分かるこれは壊れる兆候だ 早く補強の付与を終わらせる俺は呼吸を 落ち着かせながらまずい液を塗布していく すると煙が収まる術式が馴染んだのか安定 してきたようだふう危なかったな 危うく高な魔剣がへしれるところだった ちょっぴり日々が入ってるがギリギリ政府 だともあれ多少の犠牲は出したものの無事 付与は終わったのであるグリモールは勢い よく返事すると黒いになり俺の右手に入っ ていくななんだこりゃ体内の魔力密度が 半端じゃねこんなギチギチに詰まって やがったら俺が入るスペースがねねねえ み牛腕は無理だならせめて手首からぐだめだ指先 1本すら入れねえ おお 方向の後手のひに 1 本の線が入りグパッと口が開いたグリモワールはぜと息を吐いているはあはあテ手のひの皮 1枚が限界だった何つ魔力密度だ 何かブツブツ言ってるが無事入れたようであるおその手もしかして二重してた時のかええそうです ロイド様が20 英に興味を持っていたのは分かって癒したからねもちろんこの身体はロイド様のものですから自分の意思で動かせます本当か?それは面白そうだ 20Aか使い方によっては色々なことが できそうだうんワクワクしてきた後で早速 試してみよう身体を乗っるのは無理だった がこうして取り入っておけば奴もそのうち 油断するだろう何焦ることはねえじわじわ 行くぜくひひん何か言ったかグリモワール いいえ何もそそうだロイド様自分のことは グリモでいいっすよそっかこれからも よろしくなグリモえい噴骨最新ロイド様の ために働かせていただきますぜそうこうし ているうちに部屋の片付けが終わり俺は 諸庫から外へ出て部屋へ戻りそのまま眠り に着いた翌日俺は城の屋上へ来ていた ロイド様こんなところに来て一体何を なさるんで早速二重A賞を試してみようと 思ってね今は昼休みなので見張の兵士たち も休憩に行っており誰もいない当然結界は 展開済み時間は短いが今なら心起きなく 魔術の実験ができるのだそれじゃ力を貸し てくれるかグリモまずは影合わせをして みよう演火の影承はできるかいもちろんで さ夫が開けるなその前に片付けてから帰る とするかしかは俺がグリモワールと遊んで いたことで少々散かっていたあかじめ結界 を張ってあったので損傷などの被害は ほとんどないが本棚やちょうど品に少々の 乱れがある手伝いましょうかいロイド様 それには及ばないさよ俺が術式を展開する と散らばっていた本や魔道具がふわりと 浮き上がり元あった場所へと帰っていく これは俺の編み上げたオリジナル術式物体 そのものの記憶をたどり力を与えて自ら元 あった場所へと戻すというものであるその 効果は物体であればチ理でも誇りでも全て に有効で俺が消滅させたグリモワールの本 も元通りだただし外観だけであるがお こりゃすごい魔術ですな魔術というほどの ものではないけどねでも探し物や片付け などには便利だよちなみに魔力を編み込ん だものを術式それを束ねて特定以上の効果 を発揮させるものを魔術というこのくらい では魔術とは呼ばないのであるところで グリモはワールお前その姿じゃ目立つよな 小さくなったり姿を消したりはできないの かできなくはないっすが言葉を濁すグリモ はある姿を変える魔術はかなり高レベルだ からなそれに使い勝手の悪さから使い手を 選ぶ魔術だ使えなくても仕方ないかじゃあ 俺の身体に住むといい右手をかそう俺が 右手を差し出すとブリモワールは信じられ ないと言った顔になるはいいいんですかい その方が目立たないだろグリモール戸惑っ た様子だったが俺から顔を背け口元をけ させるくひこいつありえねえぜ使い間を その身に宿すなんてのはよほどの信頼関係 がなければ常に命を狙われる覚悟をせねば ならない そんなことも知らねえのかよあまちゃん目 腕1本も使わせてくれるんなら本体を殺す のは用い眠っている時にでもぶち殺して 身体を乗ってやるぜおい何物言ってるんだ よ早く来いえいただ今手間のかかり具合も 全く違うのでかなり効果らしく俺も見るの は初めてだこんなもんをポンと不用に 差し出せるとはこの国は豊かなんですな 全くもってその通りである俺がこうして 気まに魔術で遊べるのも国が豊かなおかげ だな父チャールズには感謝しかないそれ じゃあ魔剣への不与試してみるか魔剣は すでに式が編み込まれているためそれに 付与を加えるのはかなり何度が高いとされ ている相性の悪い付与だと術式が総裁し 事態が破壊されてしまうのだ慎重に行か ないとな俺は魔剣に手を触れ意識を集中 術式を読み取っていくふむ剣に編み込まれ ているのは魔術増幅の術式だな魔剣には2 つのタイプがあり1つはそれ自体に魔術が 込められたものもう1つは魔術を増幅する ものでこれは校舎だアルベルトも魔術師だ し間違いある前増幅なら術式を書き換えて 売化にしてみるか見たところ増幅倍率は2 割増しといったところかこれを2倍増マし にすれば格段に効果は向上するただ一部と はいえ術式を書き換えるのもまた結構な リスクを伴うんだよな下手したら こなご々なになってしまうだったら付与 するのは補強の術式だなつまり強度を 上げるものであるこれを塗布すれば多分 耐えられるだろう多分まあアンずるより うむが優しいというしやってみるかまずは 術式の書き換え2割増しの術式を2倍増し へと書き換えていく書き換えが終わると剣 から白い煙が登り始めるロイド様やべえ ですよ何度か剣を破壊したから分かるこれ は壊れる兆候だ早く補強の付与を終わら せる俺は呼吸を落ち着かせながらまずい液 をしていくすると煙が収まる術式が馴染ん だのか安定してきたようだふう危なかった な危うく高価な魔剣がへしれるところだっ たちょっぴり日々が入ってるがギリギリ 政府だともあれ多少の犠牲は出したものの 無事不与は終わったのである王族たるもの 女性からそういう視線を向けられることは 少なくない周り体に言えば持てるという ことだがあまり彼女たちを甘く見るなよ 女性が僕たちを見る目はとてもシビアだ あまりだらしなくしていると霊水を ぶっかけられちまうぞはわあ すごく真面目な顔で何を言っているん だろうこの人はもしかしてアルベルトは 女性関係でひどい目にでも会っているの だろうかアルベルト様うわいきなり後ろ から声をかけられアルベルトはビクっと肩 を振わせる振り向くと満面の笑ミを 浮かべるシルファがいたシルファは笑顔の まま手にしたTを差し出した驚かせて失礼 いたしましたお茶が入りましたよあ ありがとうシルファから茶をついでもらっ たアルベルトはTカップをずっとすする そしてぶっと吹き出しそうになりなんとか 耐えた暑かったのか渋かったのかはたまた 両方かアルベルトはゲホゲほと咳込んで いるアルベルト様と言えどあまりロイド様 に余計な知識を与えませぬようお願いし ますはああもちろんだともそれを聞いて 安心いたしましたではごゆっくりシルファ はにっこり笑うと俺たちに背を向け去って いったな怖いだろそう言ってアルベルトは 苦傷するいやどう考えても自業自得だろう だろだよなそりゃそうさ魔術師にとって 未知の魔術は喉から手が出るほどのもんだ からなああ本当に教えてくれるのか当然だ だからよロイドこの意味踊りしい封印を 解いてくれそうだな俺は本に手を触れた すでに封印が呼びかけていたこともあり あっさりと開いた本はパラパラとすごい 勢いでまくれ始めるその橋からページは炭 のように黒くボロボロになっていく本の 破片が中を待っていたそこへ風が吹き全て を消滅させてしまう封印は完全に溶けた くぐっ たような声が部屋に響くくわはありえねえ ぜこいつはよマジで封印を解きやがった 黒いモヤは一家に集まっていきより 人らしい形を作り出していく青い肌に額体 に生えた2本の角コウモのような翼に竜の ような屈境な上半身ヤギのような下半身人 ならざる姿は魔人と呼ぶにふさわしい こいつはいい気分だ歌でも歌っちまいそう だぜ自由だ俺は自由になったんだひは嬉し そうに大笑いするグリモワールに俺は声を かけるそいつは良かったなでそろそろいい かうんああ古代魔術のことを教えて欲しい んだったかグリモワールはにやりと笑うと 右手に魔力を集め始めたおおすごい魔力だ 魔力量だけなら人間と比べ物にならないぞ さすがは魔人といったところか安心して いるとグリモワールは右手を俺の方へ向け てきた途端視界が黒く染まるドーン と大爆発が巻き起こりもうもう土煙が 上がったこれが黒線方だどうだいなかなか の威力だろうまあ聞こえているかは分から ねえがよくっくっという笑い声もちろん ちゃんと聞こえている風を生み出し 舞い上がった土煙を吹き飛ばす俺の姿を見 たグリモワールは驚愕の表情を浮かべてい たなうんなかなか面白い魔術だそれが古代 魔術なんだね変わった術式だ現代では使わ ないような魔力の流れ構成整形の仕方発動 方法も独特だとても興味深いもう少し見せ てもらえるかい俺が声をかけるとグリモ ワールはなぜか息を飲んだじゃあ行くと するかアルベルトについて城の裏側にある 広場に向かう入り口を管理している兵に 挨拶をして中に入ると一面の芝フが広がっ ていたここが射撃場簡単に言えば魔術の 的当てができる場所だ大掛かりな魔術の 実験をする場としても使われるため危ない ので子供の俺は1人では入れないのだはあ いつ来ても広いですね城の魔術師たちも的 を狙って炎や水の魔力級を飛ばしている 魔術を使用する感覚は人によって異なるで 言えば同じ過を放つ場合でも全身から集め た魔力を1点に集めて放つ流れのスムーズ さ速さなど連度は1人1人異なるそれを見 ているだけでも結構楽しいのだ魔術師たち に興味心々な俺を見てアルベルトは微笑む 母はロイドは本当に魔術が好きだなええ 大好きですそう素直に喜んでくれると連れ てきた会があるというものだよ さてそれじゃあ僕たちもやるかいはい アルベルトは頷くと兵士たちに命じて敵を 用意させる100mほど離れた場所に1 から9までの数字が刻まれた大償様々な敵 が並んだ人のを見るのも楽しいがもちろん 自分でやるのが1番だ中踊りじで大っぴら に魔術を使う機会はないからなこうして いるうちに敵の配置は終わったようだでは ロイドからやるといい分かりました敵当て は説明するまでもないような簡単な競技だ 先手と5手に分れて10回ずつ魔術級を 放ち大きな数字の書かれた的を多く倒した 方が勝ちそれだけであるもちろん数字の 大きな的ほどサイズが小さく当てにくく なっている的を前にして俺は魔力を指先に 集めて火球を作り出したもちろんただので はない現在研究中である回転運動を 取り入れた改造魔術だ魔術を構成する術式 を持てり魔力級の核に回転力を持たせる ことでただまっすぐ飛ばすだけでなく様々 な方向への変化が可能となるもちろん そんなことをしなくても普通に動きを制御 して中央無人に動かすことも可能だが そんなことをして当てても面白くない せっかく実験できる機会なのだから 色踊りじ試してみたいもんなグリモワール は勢いよく返事すると黒いモヤになり俺の 右手に入っていくななんだこりゃ体内の 魔力密度が半端じゃね こんなギチギチに詰まってやがったら俺が入るスペースがねえ牛では無理だならせめて手首からぐだめだ指先 1本すら入れねえ うお 方向の後手のひに 1 本の線が入りぐパッと口が開いたグリモワールはぜと息を吐いているはあはあ て手のひの川1枚が限界だった何つ魔力 密度だ何かブツブツ言ってるが無事入れた ようであるおその手もしかして20影して た時のかえええそうですロイド様が20章 に興味を持っていたのは分かって癒した からねもちろんこの身体はロイド様のもの ですから自分の意思で動かせます本当か それは面白そうだ20重症か使い方によっ ては色々なことができそうだうんワクワク してきた後で早速試してみよう身体を 乗っるのは無理だったがこうして取り入っ ておけば奴もそのうち油断するだろう何 焦ることはねえじわじわ行くぜくひひん 何か言ったかグリモールいいえ何もそそう だロイド様自分のことはグリモでいいっす よそっかこれからもよろしくなグリモえ イエイふ骨最新ロイド様のために働かせて いただきますぜそうこうしているうちに 部屋の片付けが終わり俺は初庫から外へ出 て部屋へ戻りそのまま眠りに着いた翌日俺 は城の屋上へ来ていた ロイド様こんなところに来て一体何を なさるんで早速二重A賞を試してみようと 思ってね今は昼休みなので見張の兵士たち も休憩に行っており誰もいない当然結界は 展開済み時間は短いが今なら心起きなく 魔術の実験ができるのだそれじゃ力を貸し てくれるかグリモまずは影合わせをして みよう 演球の影承はできるかいもちろんでさタオ は顔をあらめくねくねと腰をよじっている まさかまだ気を失っていなかったとはだが 幸運なことにちょっと勘違いしているよう で正体がバレたわけではなさそうだていう かといつの間に将来を誓い合ったのだろう か全く記憶にないんぞふむ魔人を倒すとは 相当名えた冒険者だろう今度探して霊を 言わなければないやロベルトなんて冒険者 はいないんだがまあいいや知らんをして おこうオン といきなり森の中から吠え声が聞こえてき たし身から飛び出してきたのは真っ白な 大型県たちだ犬の群れは惚れにすり寄って くるわなんだお前たちうんよく見ればこの 犬たち見た目はすっかり可愛らしくなって いるがさっきのベアウルフだ触れれば 分かるが体内を巡る魔力の流れが同じなの である成長や修行により魔力の方は 変われどう1個体であればこの流れの パターンが違うのは基本的にありえない 一体なぜこんなことになったんだろうか 魔獣は食らった魔力により姿や性格が変化 しやすロイド様の魔力を浴びたからこいつ らもこんな姿になったんでしょうお の言葉を肯定するように犬が吠えたその1 匹が俺の前でちょこんと座ると他の犬たち もそれに習う戦闘の犬は俺をキラキラした 目で見上げ尻尾を振っているどうやら こいつパズが直接操っていたやつですな ロイド様を主と認めたようですぜどうも そうみたいだなとはいえに連れ変わるわけ にもいかないよな可愛いけど魔獣だし俺は そう思いちらりとシルファを見たあらあら この犬ロイド様に随分抱いているようです ねだがシルファは俺に抱いた犬を見て嬉し そうに微笑んでいるあれ絶対連れ帰っちゃ ダめですとか言うと思ったのになぜか交換 色だ何を不思議そうな顔をしているのです かロイド様犬は中義に熱く戦士たちの良き 相棒となるそれ故えングリスケでも昔から たくさん買っておりますロイド様にもいつ か犬を勝っていただこう思っていましたが 良い機会ですこの子は身体も丈夫そうだし よろしければ買われてはいかがでしょうか シルファの言葉にアルベルトも頷くそうだ ね犬は僕も好きだそれに白い魔獣は演技が 良いと言われているこれほど抱いている ならきっとロイドの良きとなってくれる だろうおんおんおんそうしろと言わん ばかりに何度も吠える犬2人がいいって 言うならいいか魔獣に関しても色々研究し たいことはあったしねあいや別にグいこと をするじゃないからなロイドその子に名前 をつけてやるといい名前ですかうんじゃあ 白でおん白いからという万直な理由だけど 白は気に入ったようだ撫でロばかりに俺に 頭をすりつけてくる俺が撫でてやると白は 千ぎ連に尻尾を振って喜びを表現していた 可愛い俺の言葉にエリスとグリモが驚いて いるアリーゼは顔をパーっと明るくして俺 の手を取りブンブンと振ったえそうよ ロイド愛なのよ愛かどうかはともかくとし てアリーゼから漏れる魔力を見ていて 分かったことがあるアリーゼはリルに命令 を与える時とリルの頭を魔力でつげている のだそうやって自分の思考を読み取らせて いるのだろう無意識に魔力の性質変化をし ているのだろうがなるほど盲点だったあの 方法ならリアルタイムで自分の思考を イメージで伝えられる命じるのでなく共有 するのだそしてイメージなら得意である白 俺は同じように魔力を伸ばして白の頭に つなげるそして俺は白にそうして欲しい ようね念ねじる白はと目を丸くすると 駆け出したそして俺たちの周りを大きく 回り始める1週2週そして3週回りオンと 元気よく吠えた俺の思った通りにである よし俺の目ろみ通りだう嘘でしょうあの アリーゼ用王の説明で理解したのですか エリスが目を丸くしているうんうんすごい わロイドさすが私の可愛い弟あいねいえ 絶対違うと思いますよ違いませんよう2人 はまたいい争いを始めてた仲がいいことで あるまあもうようは済んだし長いは無だ 行くとするかそれじゃあアリーゼさん ありがとうございましたえもう行っちゃう のせっかく出しお茶を飲んでいきなさいな いえ今は喉が乾いていないのであんロイド 俺は手を振りアリーゼに別れを告げる 涙アリーゼの横でエリスが何やらブツブツ 言っているなあまりレベルが高いとは言え ない生成魔術だね切を無理やり金にしたの かい運度が低すぎるし中身もスカスカだ これじゃあ駆け出しの商人も騙せないよ そもそも魔術での金の生成は禁じられて いるというか俺は王子だし金には困って ないんだよなむぐただったら不労士だお前 さんを不老師にしてやるよ悪いが自分の 身体に他人の術式を施されるのは好きじゃ ない特に不労士なんて強い術式を人体に 編み込むなんてどんなリスクがあるか 分かったものじゃないよ魔術というものは 万能ではない低レベルの魔術なら魔力の 消費だけでなんとかなるがあまりに高 レベルな魔術は術者や比術者にも負荷が かかる不老婦なんてのは相当うまく術式を 編み込んでもかなり重いリスクをしうはず だで言えば重度の神経麻痺や肉体の欠損と かとてもそんな術式をおそれとは受けられ ない壺だったのかグリモワールは顔を歪め ているやはりもう1度封印させてもらうよ 君は危険そうだしねま待て待ってくれ頼む から俺は全然危険じゃねえ良い魔人なんだ 封印されたのだってちょっと いたずらしただけなんだようんでも嘘言ってるかもしれないしなやはり 封印俺が本に触れようとした時であるななら術はどうだ?魔人がポツりと呟やいた何百年も前の古代魔術だお前さんも術師なら興味あるんじゃねえのかそいつを教えてやる どうだロイドしばし考え込んで俺は頷く 面白い今更言うまでもなく俺は魔術が好き だ古代の魔術か伝説によると大地を揺がし 洪水を起こし海を割るなんてのも聞いた ことがある実物はどれほどのものだろうか 是非見てみたい俺の言葉にグリモワールは パッと表情を明るくした これが不魔術かなかなか面白いもっと試し たいところだがまずい液がないんだよな ないなら作ってみるかそんなことができる んですかい原料の段階まで分解すれば配合 材料と比率が分かるそれを組み合わせれば 再現できるはずだというわけで余った まずい液を小瓶に入れ度上昇を発動させる ただし今度は強化の術式を編み込んでた こうすることで原料にまで戻すことが可能 術をかけてしばらくまずい液の色が黄色く 変わり始めるさらに液体の中から様々な 決晶が集まりそこに溜まっていくよし分解 完了ええこいつがまずい液の原料ってわけ ですかそういうこと液体部分はただの油だ な油は魔術とも金属ともに相性が良いだ からある程度想定していた中の決晶は主に 銀貨下兵で代用できそうだこっちの赤い粒 は赤まコナだな赤まは強力な魔物の心臓部 にある核をすりつぶしてできた粉魔力を 非常によく通し液体とも混ざりやすいので 様々な素材に用いられるのだそしてこの赤 ダンジョンの角と並べてみると非常によく 似ているやはりダンジョンというのは俺の 予想通り魔物の一種なのだろうつまり手に 入れたダンジョンの角をすりつせば使える なこっちの材料もクリアだってことはここ にあるものでまずい液はできそうだなおお すげえぜロイド様構想が分かればやって やれないことはないはずだよし下材料を 集めて調合してみるかかけているのは 支有計トマ術回復呼吸呼吸の深さに応じて 少しずつ傷を癒すというというものである 長い間じわじわと回復するため魔力国印と 相性が良いアトーレがやったと映えにくい し支雨系統の魔術は全てかなり上位の魔術 なのでバレると面倒だ傷つき倒れていた者 たちもしばらくすると傷が治り立ち上がる うんこれならそう簡単には倒されない だろうてなわけで話の続きだわあ分かり やすたお本魔力の性質変化とは術式では なく魔力を生み出す際に行うんですよただ 魔力を出すだけでなく手を加えれば性質も 変化させられるんですええそれは考えた こともなかったな魔力を生み出すのなんて ただ万全とやっていた思えばグリ物使って た古代魔術が色を変えたり魔力並みの形状 を変えたりしていたのは術式ではなく性質 を変化させていたのか無意味だと思ってた がやっぱり魔術は奥が深いまずは色の変化 から始めるのが基本ですやってみますかい もちろん魔力の性質変化はイメージが大事 でさ色のついた魔力を強く想像するんです とはいえ一丁一隻でできるもんでは イメージね姿を変える魔術模者姿みたいな ものかだったら得意だぞイメージと俺は 青色を強くイメージし手のひから魔力を 生み出していくすると青い青色の魔力が 溢れ出してきたおおこれが魔力の性質変化 ってやつか赤白緑思うように色を変えて いく魔力こりゃ面白い俺がはしいでいると グリモは驚愕の表情を浮かべているなき 聞いただけであっさりと動かしたりとかも できるなあまり意味はなさそうだけど出し た魔力に動けとイメージを送るとグねぐね と色を変えながら動いていくグリモは俺が 事在に動かしているのを見てあんぐりと口 を開けていたなるほどパズはこれに匂いや 味を加え魔獣好みにしているんだな炎をい て全てを噛み砕く牙となれ消熱 なんてことをしているとアルベルトの影が 終わったようだすぐ気づいたシルファと タオがパズから距離を取る直後萌える無数 の炎がパズづらへと振り注いだかあ後範囲 に渡る炎が周囲を焼き尽くしベアウルフラ は悲鳴をあげながら次々と倒れていく翌日 大量の件と共にアルベルトが俺の部屋を 訪れた100本以上はあるだろうか煮を 引く従車もとても重そうにしている アルベルトはいつも通り爽やかな笑を向けてきたやおはよう 約束通りこの絵たちの剣を集めてきたよこれはすごいですね昨日のことをみんなに話したら今朝こんなにたくさんの件を持ってきてね 1人で30 本持ってきたものもたくらいだよよほど不術をかけて欲しいらしいね多分違うな アルベルトが俺のことを話したからその 点数稼ぎとして剣を持ってきたのだろう 主人が剣を集めよと言えばそれに使える 騎士たちなら剣の10本や20本集めて くるよなそこまで考えてなかったが嬉しい 誤参だロイドが不魔術を使うようを見てみ たかったがこれから経済の授業でねとても 残念だがこれで失礼するよありがとう ございますアルベルトアルベルトは俺に ウインクを1つして扉を閉めた良かった ですねロイド様これだけありゃアイクラで も不魔術を試せますぜそうだな不魔術は 武器にかなりの負担をかけるし失敗の可能 性も高い数はあるに越したことはない不術 に使用するまずい液だがあまり強力な術式 を編み込むと武器を汚染するそれは金属の つがりを蝕みその結果簡単にへし折れて しまうかと言って術式を弱めれば貴重な液 を使った効果が薄い濃すぎてもダめ薄すぎ てもダめその見極めがとても難しいのだ しかも同じ武器でも金属疲労などにより 同じ術式でも負荷になる可能性もあるその 辺りは身体で覚える必要があるため不魔術 は大量の練習が不可欠なのださて早速 始めるか安そうな武器から扱っていこうと はいえどれも良いものばかりだな神物の鉄 を焼いて強くした鋼の武器が主だが中には かなり高華そうな件もある魔剣かこれ アルベルトに差し出す武器だし安物という わけにもいかないかまあいいや遠慮なく 使わせてもらおうまず手に取ったのは1番 数のある鋼の剣この辺りから試してみるか 鋼の剣用にまずい液を小分けにして術式を 編み込んでいくとりあえず強度増加を 30+男性増加くらいでやってみるかあの 鉄の探検と同じくらいの容量はあるだろう 術式を編み込んだまずい液を1本目の鋼の 剣に塗りかけて乾かす普通に考えてこれ だけの動物を買い鳴らすなんて常人には 無理だろう俺と同じ血を引いてるし魔術師 としての才能が発言していてもおかしくは ない生まれつき知筋や才能に優れたものの 中には無意識に魔力を扱うものも珍しく ないのだ塔にたどり着いた俺は正面にある 大きな扉をノックする姉さんアリーゼさん いますかロイドです少し待っていると中 から黒髪メイドが出てきたか名前はエリス だっけ覚えていただけて光栄ですロイド様 お久しぶりでございますうん久しぶり アリーゼ姉さんに会いたいんだけど かしこまりました少々お待ちくださいませ ペコリと頭を下げ塔へと戻るメドさらに しばらく待っていると扉が開いたロイド ガバといきなり抱きしめられたワプ ふカフカの柔らかな感触をぎゅっと 押し付けられる苦しいロイドロイドロイド もう久しぶりねあなたから会いに来て くれるなんて姉さんとっても嬉しいわ さらにグリぐリと頭も撫でてくる痛い アリーゼ様おやめくださいロイド様が苦し がっておられますえあら本当ごめんなさい ねアリーゼは謝ると俺を抱きしめる腕を 緩めたふう苦しかっただからあまり来たく なかったんだよなカリーゼは昔から俺を 見つけては抱きついたりキスしたりと おもちゃにしていたのである咳込みながら 顔をあげる俺の目の前にいたのは薄べに色 の長い髪をふわふわとさせた女性髪だけで はなくドレスにもファーやポンポンがつい ており全体的にふわふわだちなみに胸もふ ごめんねロイド姉さん嬉しくなっちゃって それで一体何のようかしらアリーゼはそう 言ってにっこりと微笑むだったなんだか 生かい視線を向けられた気がするく使い間 に手を噛まれるとはこのことだ私は冒険者 のタオというね怪しいものじゃないよ そんなことをやっている間にもタオは アルベルトに声をかけているふむ僕は アルベルトディサルームこの国の第2王子 だよお王子様これは飛んだゴブレイを許し てくださいあるよいいさ知らなかったの だろう僕は気にしていないよありがとう ございますねたどた正しい口調で頭を 下げるタオ他の国ならともかく比較的平和 なサルームでは王族に少々ブレな口を聞い たからと言って即刑罰なんてことはありえ ない俺たち自身国の方針で横貴族だからと あまり存在な態度は取らぬように言われて いるのだおかげでうちの王族は フレンドリーというか民衆たちからも慕わ れており魔獣狩りなどで外へ赴いた時など は平民たちの家で食事を振る舞われる なんてこともそう珍しくはないのである それより冒険者がこんなところで何をして いたんだいこの先の湖で祠の修繕以来を 受けてそれに向かう途中よその道中白と 見えたあなたの顔が少し知り合いに似てい てねつい追ってしまったよペコリと頭を 下げるタオだが上使いでアルベルトを見る 目はどこかじゃに見える怪しいシルファが 無表情のまま馬から降りタオの前に 立ちふがる怪しいですねこの女気になった なら堂々と声をかければいいのになぜ気配 を消して近づくのですそもそも喋り方から して怪しいではありませんかなこの喋り方 は単なる鉛りある気配だって別に消した わけじゃなくそういう呼吸が癖になってる だけよああなるほどみんながタオの気配を 感じなかったのは木の呼吸のおかげか俺 だけが感じ取れたのは同じく木が使える からだろう近づいた今ならわかる木の呼吸 を行うタオは体内の気を散らさず循環させ ているためあまり外へ漏れ出ていないのだ ほうでは宣からアルベルト様に邪なし線を 向けているのはただイケメンだなと思って いるだけよなし線なんてとんでもないある 分かりやすく同揺するタオにシルファは随 詰めよるないのかあるのかはっきりし なさいシルファ辺にしてあげなさいえと 君も楽にするといいアルベルトが声を かけるとシルファは一瞬タオを睨んだ後 すぐに後ろへ下がったそれでもいつでも 動けるよう絵に指先を当てているタオは 緊張が切れたのか大きく息を吐いて腰を 下ろした ありがとねアルベルト様助かったよこの人 美人だけどとんでもなく怖いねところで タオ僕が知り合いに似ているらしいが僕は 君を見たことがないんだ人違いではないの かいふむ確かに私ら探しているのは ロベルト名前違うよそれにアルベルト様と は少し雰囲気も異なるねげタオのやつ俺の ことを探してたのかよいきなり飛んで逃げ たからな探していてもおかしくはないかま まあ姿を変えてたし気づくことはない だろうちらりと視線を向けるとタオが俺を 元していたむむあの子どこかロベルトと木 の雰囲気が似てるよでも明らかに姿が違う ね思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いるさすがに分かりはしないだろうが心臓 に悪いな魔術師として大切なものはまずは 家柄次に才能そして最後に努力である魔術 師の素ウィリアムボルド魔術学園の入学式 学長の挨拶で1番最初に言われた言葉だ 魔術師というのはまず家柄と血筋が大事で それから才能努力なんてものはほとんど 意味がないと続けられた家柄は言わずもが な古くから続く勇正しい家には非少な魔術 書と唸るほどの材力が受け継がれ代々 積み重ねられた脈は魔術師として有利に なるようより濃く深く洗練されていく才能 も当然大事だ魔術を扱うセンス独力再現力 理解力身体能力才能に優れたものは しばしば家柄の確保も量するそして最後に 努力だがこれは努力が無駄というわけでは ない努力はただの前提魔術師を心す以上 心身ともに鍛え上げ日々の修行は欠かさず 魔術書を読み込むなんてことはみんなが やっているだから日々懸命に励みなさい 挨拶はそう締めくられたまあしかしそんな ことはどうでも良かった俺は庶民の生まれ で大した才能もないと言われていたが魔術 がただ好きだった何もないところから炎や 氷雷が生まれる神秘術式によって様々な顔 を見せる奇跡それが自分の手で行われると いう私服あっという間に魔術の取った俺に とってこの魔術学園での生活は最高だった だがそんな日は終わりを迎えることとなる ことの発端はとある公爵家借難の魔術書が 盗難された事件誇りある貴族が盗みなど するはずがないそう言って彼が疑いの目を 向けたのは魔術学園唯一庶民の生まれで ある俺だった無駄ねボスを倒すまで開か ないよそういえばダンジョンには不思議な 部屋がいくつかあるらしいワープする部屋 や魔物が異常にいる部屋回復できる部屋 など特にボスの部屋は1度入ると倒すまで 出られないとかフーム魔術以外での結界か 実に興味深いぐる唸り声と共に部屋の奥 から巨大な4速が進み出てくる灰色の毛に 青い瞳鋭い牙の魔物だグレイウルフね 危ないからロイドは下がってるよガウタオ が構えると同時にグレイウルフが 飛びかかる鋭い爪による引っかきを少し だけ下がってか交わし飛行団を放った命中 グレウルフは引き飛びながらも姿勢を 立て直し着地する戦闘はタオが優勢だ 接近戦しかできないグレウルフはタオの身 のこなしと飛行団になす術がないようで あるとりあえず任せても問題なさそうだな 俺はこっちの結界を調べさせてもらおう ボスを倒したら消えるみたいだしロベルト にかっこいいとこミセルあるそして 釣られ念の彼氏ゲットねそのためにお前に は不議台になってもらうよゴータオは何か 独り言を言いながら戦っているが グレウルフの吠え声でよく聞こえない なるほどこの結界の魔力供給源は ダンジョンなのかということは結界は ダンジョンの能力入った途端に発動すると いうことは自動制御だよなこれはどの ダンジョンにもあるものらしいがそこまで して侵入者をボスから逃したくない理由は 何だろうかそもそもなぜ侵入者を 招き入れる人を倒して栄養にしているのか もってこっち見てないあるうああうるさい 集中できないぞ風景討術音声遮断よしこれ でうるさくない集中して考え事ができると いうものであるもちろんいいわよロイド ならきっとできると思うから本当ですか ええそうねまず大切なのはたっぷり貯めた 後アリーゼはニっこりと笑ったあいよ一瞬 の沈黙アリーゼは言葉を続ける私も思うの 愛こそが言葉の通じない私たちをつぐ絆な んだってどんな魔獣だってこちらから愛を 与えてあげれば絶対に分かり合えるわ目を 輝かせながらようと語るアリーゼを見て エリスは疲れた顔で息を吐くわあアリーゼ 様は生まれつき勝手に動物が寄ってくる 余精さのような方ですそんな特殊事例など 参考になるはずがないでしょう女性さ ちょっとエリスそれはひどいわ本当のこと です2人は言い争いを始めた争いというか じレ合いというかこの2人は姉妹のようで ある難しいことなんて必要ないわふわーっ としてパーっとすればいいのよねえリル私 の思い私の言葉よく伝わるでしょうほら ウンリルはそうだとばかりに頷くと アリーゼに頭をすりつけるアリーゼが手を 広げ楽しそうにくるくる回るとその周囲に 鳥やウさぎなどの小動物が集まってきた まるで花でも浮かんでいるような空気 メルヘンでファンタジーな絵本みたいで あるエリスはそれを見てドん引きしていた 確かに余さだゼックしていたグリモが ようやく口を開くロイド様ありゃダめです ぜよく言えば天才派悪く言えばお花畑でさ まともに話のできるタイプじゃねえですよ ひどいこと言うなお前まあ概同意見だけど 各かにアリーゼは理屈な話ができるタイプ ではないただそれでもやり用はあるのだ なるほど大体分かりましたアリーゼさんな スーは歩きながら俺は息を深く吸い込み 長く吐くなんとなくまだ魔力を誓できない 魔術師の卵なんかが行う修行に似ているな 精神を統一し呼吸に全を集中体内を循環 する魔力の流れを意識する魔術師の修行で も処歩の処法才能ある魔術師は必要とすら しない修行前世で魔術の才能がなかった俺 は最初の頃はずっとこれをやっていたので あるうん身を見まねだがなんとなく体内に 力がみなっていくような感じがする魔力を 完全に誓覚しているからこそ分かるみたい の奥底に感じる力これが木というやつ だろうか自分だけでなくタオの呼吸 ダンジョンのあちこちからもかな呼吸の 気配が感じ取れるむ前方に何かいる曲がり の向こう側から濃い気配を感じた俺の言葉 にタオは驚いたように目を丸くする驚いた ロベルトも気を使えるか似たような修行を したことがあるからねちょっと真似てみた 面白そうだったしね面白って気配殺地だけ でも普通は5年は修行しないと身につか ないよそれを見ただけで使えるようになる なんてとんでもない才能ね惚れた様子で ためを吐くた でも面白そうだからって理由とてもこう よしね好きこそ物の上手なれよそういう ことならいいものを見せてあげるねよく見 ておくといいよそう言うとタオは縁を描く ように身体を動かしていくタオのへそから 生み出された木は全身を循環するように 回りながらタオの両腕に集まっていくは 掛け声と共に十分に集まった木の塊を放つ それは前方敵の気配がする方へと飛んで いく直後ズンと衝撃音がなり魔物の気配が 消滅した不これが飛行団ね今のは見せる ためにわざとゆっくり打ったけどもちろん 高速で放つことも可能よおおすごいなタオ まねタオはふんと鼻を鳴らすと俺に背を 向けた木まで使えるなんてこいつは飛んだ 広いものねそれにロベルトは木に興味心身 教えてあげる名目で師匠と弟子でラブな ロマンスも期待できそうよしかも立派な 武道家に育てあげればうるさいじいちゃん も私の言い付けとして認めるに違いない ふひこいつは飛んだ広いものあるなタオは 何やらブツブツ言いながら不気味に笑って いる なんか怖いし放っておいて先に進むか時 なんでわかるんだ見かされたような 口ごもる俺を見てアルベルトはおかしそう に笑うはっはロイドは可愛いないいよ話し てご覧お兄ちゃんが聞いてあげよう ありがとうございますえっとそのですね実 は最近不魔術を勉強中でして試してみたい から大量の武器が欲しいのですよかったら アルベルト兄さんのこの絵たちの武器を 貸してもらえませんかアルベルトのような 上位王子にはこの踊り時数人のこの絵が いる当然テレン彼らであれば数本の権所持 しているだろう踊り訓練を行っている だろうから使用感も聞きやすいし アルベルトのこの絵だから話も漏れにくい 不魔術かかなり使い手が少ない魔術らしい がそんなものを使えるようになるとは さすが勉強家だなまだ始めたばかりです 失敗するかもしれませんしあまり効果では ない武器で構わないのですがふむなるほど 実験材料が欲しいというわけだね ウインクをするアルベルトに頷いて返す 察しが早くて助かります母はロイドの考え てることは全て分かるよ魔術不要した件は この絵たちも欲しがっていたからねある 程度なら武器を無駄にしても文句は 言うまい分かった話をつけてこよう ありがとうございますアルベルトに霊を 言い俺はその場を鳩にするのだった燃える 炎舞踊る炎振り注ぐ炎等しく全てを滅ぼす 炎よ来たれ来たれ来たれアルベルトが影承 を開始するあれは非系とも神魔術消熱炎の 影だな各かアルベルトは上位魔術まで使え なかったはずだがいつの間に身につけたの だろうかただ呪文束を使っての高速影象 まではできないのか通常の影である呪文が 紡がれる度アルベルトの周囲に魔法陣が 生まれていく美しい葉が鮮やかに浮かんで は消えていく呪文族だとそういうのも全て 省略されるからちょっと味けないんだよな とはいえ振るだとかなり長かった記憶が ある影完了までのその間タオとシルファが パズを抑え込むという手はずなのだろう はあいやあ2人の攻撃はまともに通って ないいや多少の傷は与えているのだがすぐ に言えてしまっているどうやら半分精神体 である魔人には物理的なダメージは通り にくいようだロイド様いくら最上今術 だろうが魔人であるやには聞きませんぜ そういや以前にそんなこと言ってたなその 割にすぐ参ってたけどそりゃあんなもん 食らったらね 結局どっちなんだよと内心突っ込むまあ いいやそれよりグリモは魔力の性質変化 って得意な方かってまだその話続いて タスカイまだとはなんだまだとは最優先 事項だろうがわあそりゃ魔人は魔力の性質 変化は得意すからねやり方くらいは分かり やすがさすがにあの人たちを放置して 教えるのはまずいんじゃないっすかね グリモが戦闘中のアルベルトラに視線を 送る大丈夫だよ少し前から血魔術をかけて いるからな向こうが回復するならこっちも だみんなには全国魔力国印を飛ばしてつけ ておいたのだこれは魔術を自動で当てる マーキングのようなもので1度つけておけ ばわざわざ狙い直す必要もなく魔術の対象 とできるうん遠くからではよくわからない なだが単独行動はできないし機会があれば 行ってみるかアルベルト様湖が見えてき ました先行していたこの絵が声をあげる目 を凝らせば木々の隙間から面が太陽の光に 反射してキラキラ光るのが見えたよしここ らで休憩するとしようアルベルトの号例で 俺たちは湖近に陣を取りしばし身体を 休めることにしたふう馬ってちょっと 疲れるんだよな走ったり飛んだりした方が 圧倒的に早いし楽だ俺が石に座って身体を 休めているとシルファがお湯の立つT カップを差し出してきたどうぞロイド様 ありがとうふーふーと息を吹きかけて 冷ましちびっと飲む若もし爽やかな香りが 疲れた身体に染み渡るようだふうシルファ の入れるお茶は相変わらず美味しいねお 褒めに預かり光栄ですうやうやしく霊をし て下がるシルファこの絵たちは半分は テントを設営しもう半分は弓矢を手に夕食 用の獣を仮に赴いていた隣いい言いかい もちろんです指示を出し終えたアルベルト が俺の横に腰を下ろしたシルファ僕にも 紅茶をくれはただいま用意いたします アルベルトはシルファにそう命じると こっそりと俺に顔を近づけるロイド なかなかやるじゃないかえな何のことです かとぼけるなよ このタって子さお前のことが気になっていたようだったぞはあい一体何を言い出すんですか?アルベルトの言葉にお茶を吹き出して母は照れなくていいと思する 弟が女性に行為を寄せられているのを見るのは僕は嬉しいよいやいやえないでしょう俺はですよいいやさ 少なくともただの子供を見る目ではなかっ たなもちろん今すぐどうこうというつもり はないだろうが将来的にはて感じの目だっ たぞ気づいてないかもしれないが最近 シルファがロイドを見る目も少し変わって きているんだぜシルファやタオが俺に行為 を持っているだとありえなさすぎるだろう いきなり何を言い出すんだく俺の冷たい 視線を意にも返さずアルベルトはうんうん と頷いているどうした何を戸惑って嫌がる よどうせやと数年で破れる封印だてめえも 魔術師なら見れば分かるだろうどうせ全員 ぶっ殺すところを今壊してくれれば命だけ は助けてやろうって言うんだ悪い話じゃ ねえはずだがクリモアールは俺を見て ニヤニヤ笑っているまさか俺が首を縦に 振ると思っているのだろうか俺の答えは もちろん決まっている断るな驚く グリモワールに言葉を続ける国を滅ぼそう とするような悪いやをの話にするわけが ないだろう封印は俺がし直しておくよもう 1000年くらいは壊れないようにね ままままま待ってくれ俺が本に触れようと するのをグリモワールは慌てて止める 悪かったよ久しぶりに人と話したから おかしなテンションになっちまったんだ すまねえ謝るこの鳥だよく考えたら俺様を 封じたのは何百年も前の人間だもんなこの 国の人間たちに恨みはねもちろん殺すわけ がねえ微妙な顔で言うグリモワールを俺 はじっと見つめる本当にああだからよ封印 は解いてくれればお前さんの願いは何でも 叶えてやるぜそうだロイドお前さんを 大金持ちにしてやるよ俺は黄金を 生み出せるんだそう言ってグリモワールが 手を開くとそこから金の粒が溢れ出すええ 生成系統の魔術かどうだいロイドが欲しい だけでもくれてやるぜ俺は金の粒を 積み上げるとふむと頷き指で潰したという わけでその夜俺は城の地下へ向かうことに した信じてくれたアルベルトを裏切るのは 少しだけ心がいたんだがそんなことより 禁じっくり 見て触ってどんな術式が編み込まれている のか観察したい入ってちょっと見てすぐ 帰れば問題ないだろう多分深夜目を覚まし た俺はベッドから起き上がると動きやすい 服に着替えて廊下出る夫見つからぬよう姿 を隠さなければなそう呟いて念じると空気 の渦が俺の身体を包み込む風景魔術イント 車これは風の流れで空気のレンズを 浸り出し光の屈折を利用して自分の姿を 見えなくする魔術だ不自然な風の動きを 作り出すのでそれなりの使い手が近くに いると気怒られてしまうが城の兵士たち 相手なら十分機能するちなみに本来のイン 車は術者が動けば解除されてしまうが俺の はゆっくり動けばついてくる要制御して あると言ってもあまり早く動きすぎると 残像のように見えるが歩く速度なら問題 なしどう中兵士とすれ違ったが俺に気づい た様子はなかった道中は順調あっさりと 地下への階段へたどり着く入り口には特に 見張りはおらず俺は階段を降りていく古い 螺線階段を降りていくにつれピリピリと肌 を刺すような感覚に襲われるこれが結界か 近づくとより分かりやすいなしかもこの 結界外からの侵入を防ぐというよりも中 から破られないよう編み込まれているよう だどうやら中にやばいものがあるのは確定 か階段を折り切ると周囲は石の壁で囲まれ ており正面には小さな扉があったこれが 結界の中心か触れようとすると強い抵抗を 感じるまずは結界を解かなきゃだなかと 言って力任せに壊すわけにもいかない侵入 の痕跡は残せないからなとりあえず結界を 制御し通過許可を得る形で通過するベスト だろうその前に一応結界を貼っておいた方 がいいか結界の外側からもう1枚結界を 展開しておけば中で何か起きても安心だ俺 が念じると泡のような形をした魔力が俺を 中心に広がっていく水形等魔術滝単純な 結界能力はもちろん主に衝撃や音を 柔らげる能力に特化しておりこの中で大 爆発が起こっても他に知られることはない その後ゆっくりと結界の構成を調べる ふむふむなるほどかなり強固な結界だが どうやら王族の地下それに許可を与えられ たものであれば比較的要因に通貨許可を得 られるようだな結界の制御系統を書き換え てとよしこれで問題なく通過できるあは 物理的に鍵を開けるだけだ土計島魔術石型 台で作り出した鍵を差し込みひねると扉は あっさり開いた町を出た俺たちはまっすぐ に森へと向かう魔獣の出た場所は森の奥に ある小さな村その奥にある巨大な湖だ昔 から村の水源として重宝していたのだが ある日突然魔獣が現れるようになった らしい困った村人たちは冒険者ギルドに 討伐を依頼したが報酬も安い上に偏境まで 行って魔獣を退治するなんて依頼をやり たがるものもいるわけがないそんなわけで 結局ギルドも国へ丸投げしたのだこの手の 公共事業は国の仕事であるちなみに 魔獣狩りは兵の実践訓練や貴族の娯楽など を兼ねているアルベルト様シルファが声を 発するその張り詰めた気配にアルベルトと このAたちも異変を感じ取ったのか馬を 止め武器を抜いたもちろん俺はすでに 気づいている独特の嫌な気が周囲から 感じ取れるこれは魔物だ アルベルト俺を守るようにエンジンが組まれファがド服の スカートから1 本の投げを取り出したフむに吸い込まれていきズンと何か柔らかいものに突き刺さるような音がしたあおおおいで問の声が聞こえるどうやら物に命中したらしいむが揺れ犬のような顔をした人型の魔物が出てくる あれは確かコボルトだっけ森に生息し群れ で狩をする魔物だコボルトは手先が器用で 武器を扱うのが得意な魔物その義量は ゴブリンなどとは比べ物にならない加えて その手に持っているのは鋼の剣であるそれ を見たこの絵たちの表情が明らかに変わっ たくこいつらいい武器を持ってやがるな まあ冒険者たちから奪ったのだろうこれは 手こりそうだ身体能力が同程度ならば武器 の性能差がそのまま戦力の差になることは 多いふむこちらと向こうの人数も同程度だ し付与した武器の試し切りにちょうどいい な表海が地面を貫き稲妻が空をかけ竜巻き が巻き起こるすごまじい 破壊音と衝撃歯が吹きやれるのを見ながら俺はふむと頷くほどやはり二重症魔術は元となった魔術をけ合わせた形になるのか魔術というのは強くする火のを強く イメージしなければ動しない水は水の球は土のも同様だ 上位魔術となるとイメージだけでは足り ないので呪文の影や術式媒体の使用などで それを補強するのだなので20章は元と なる2つの魔術を掛け合わせたイメージの 通りに発動する霊えば火と土で溶岩水と土 で氷火と風で雷風と土で砂とそんな具合だ まあこれは想定ないというか実はこれらの 組み合わせは本で読んでて知っていた滅多 に見られるものではないが二重自体は昔 から存在しているグリモのような技を持つ ものや息のあった魔術師2人であれば行使 可能だからな実際試すとどうなるかという 確認だったのであるそれよりも他に試し たい組み合わせはあるんだよなまずはこれ 幻想系と魔術模者姿これは魔力の膜で自分 の身体を覆い別人の姿に変えるというもの だ特にイメージが重要な魔術でよく知った 姿でないと返信できないというものだが これを20章で発動させればどうなるか俺 の想像通り事が運べばものは試しとばかり に模者姿を二重発動と共に俺の身体が光に 包まれていくえっと鏡鏡とおいい感じだな 鏡の前に映るのは少しだけ背を高くし少し だけ髪の色素を薄くし結構イケメン化した 俺の姿そう模者姿を二重し片方を自分もう 片方をアルベルトにて発動させたのだ俺と アルベルトの姿のイメージが混じり ちょうど中間ぐらいの容姿になったので あるこの姿漫画違いで俺の姿を見られても 正体を知られることはないついでに アルベルトにも迷惑をかけないしなていう かさっき上位魔術を打ちまくったし誰か 近寄ってくるかもしれないか一旦場所を 移した方がいいだろう何せ目の前は 凄まじい破壊の嵐が吹きやれた後である こんなものの近くにいては知らぬ存ぬも 無理があると決まれば秘少にて俺はその場 を後にする岩山と岩山の間を文字通り秘障 し戦国の場所から大い離れた辺りだろうか うんあれは眼下を見れば何者たちかが争っ ているのが見えるどうやら人間と魔物の 群れが戦っているようだおお魔物って見た ことがなかったんだよなよし隠て観察する としよう俺は岩山の影に降りるとそこから 戦いの様子を除く魔物と戦っているのは 年若い少女だった艶のある黒髪を両サイド で括くりお団子にしてそこから垂らすよう にして伸ばしている憲法服とでも言うの だろうか動きやすそうな服の胸源は涼し毛 に開き背にはぶっという文字が刻まれてい た少女は軽やかな足取りで魔物を翻弄し つつ拳1つで戦っているあれは多分冒険者 だな冒険者というのは便利屋のようなもの で金を稼ぐために魔物を買ったり素材 なんかを集めたりする連中だ強さによって 階級分けがさえておりからAまでランクが あるんだっけか正直あまり興味がなかった しよくわからないんだよな一呼吸に7つが れる呪文タバそれを2つの口で同時に唱え ていく術問が無数に並び回内がまばゆく 輝き始めたななんだその高速A賞はあれ ほどの密度を持つ呪文タ束を感なく 編み込んでいるだとグーあ頭が痛くて悪 そうだ行くぞそして術式を解放する質問が 開きそこから放たれる無数の魔術ぶパズの 声が一瞬聞こえたが結界内部に吹き荒れる 破壊の本流ですぐ書かき消されてしまった 1秒に1サイクル1分で240回の最上 魔術の連続以前グリモにやったのと同じ 攻撃だん数秒後に気づく結界以内の手応え がなくなっている俺は術式を消し結界を 解除した黙々と上がる煙の中からミーラの ように光らびたパズが湖に落ちたパズの ミーラはわずかに口を動かしながら プカプカと浮いているうそんなパズを 見下ろしグリモが笑うへあれだけでかい靴 叩いた割に随分あっけなかったなこら煽る なよグリモっていうかお前も大概でかい口 叩いていただろでもグリモは30分くらい 耐えてたっけまああまり変わらないか しかし結局ダメージ受けてるじゃないか 本当に魔人に魔術は効かないのか普通は そうすただ半分精神体である魔人には音や 光などで感じる不快感がそのままダメージ となるんですよ ほんのずかですが続けて浴び続けるとこうなっちゃうわけか音や 光を受けるなんて意外と繊細な奴はだな魔人って意外と大したことないのかもしれないパズが何か言ってるな俺はびたずをひょいとまみ上げるな なぜだ我の努力がこんなにもあっさりと なぜ勝てぬパズ お前はずっと大変だったとか苦労したとか 言ってたけどさそういうのもっと楽しんで やった方がいいよ楽しんでうんだって 楽しくないのに無理してやっても身につか ないだろうそれにそういう気持ちはハ花の 魔獣たちにも必ず伝わる伝わればそんなや の命令なんて聞きたくないよお前自身が もっと楽しんで魔獣たちと接していたら俺 がちょっと暗い魔力を与えても願らなかっ たと思うぜほんの少し退治しただけだった がパズの魔獣たちへの態度は決して良いと は言えなかった俺が魔力を与えたのは 単なるきっかけでいつ範囲を向けられても おかしくはなかったろう透け立ちするある おお と完成が上がる よく来てくれた助かったよ間に合って よかったよさっさとケ散らすねアルベルト の言葉にウインクを返すとタオは魔獣の 群れを相手に戦い始めたその活躍はまさに 四士ふ人身軽なタオは無人に戦場を かけ回り隙を見せたベアウルフから仕留め ていく俺たちが防御重視で戦っていたこと もありちょうどハサミ打ちのような形と なり魔獣たちはどんどん数を減らしていっ たまさか本当にスケットタオが来るとは 思わなかったぜタオの前で気を使えば俺の 正体がバレてしまうし戦いも長引きはし ないだろうああもう終わったな俺はやる気 なく火球を放つのだったこれでラスト王 タオの気候団で最後に残ったベアウルフが 退木に叩きつけられ気を失う周りに倒れて いる10数匹のベアウルフたちはもはや 動くこと叶わないうお俺たちの勝利だこの 絵たちが互いに身体を抱き喜びを 分かち合っているわあ残念だもう少し 楽しみたかったのにふうなんとか全部倒せ たねタオが額体の汗を拭いを整えていると アルベルトが握手を求めて両手を差し出し たありがとう本当に助かった気にしなくて いいね間に合ってよかったよふひタオが 握手を返すめっちゃ嬉しそうな顔で アルベルトの手を握ぎしているアルベルト は若干引いていたとところでタオよく僕 たちが魔獣に襲われていると分かったね うん祠は高いところにあるでしょう ちょうどアルベルト様たちが魔獣の群れに 襲われてるところが見えたよタオが指刺し たところ切り立った崖の上には石の祠が 見えたただ祠が古さゆえかほとんど崩れて いるあれを修繕するのは大変だろう随分 崩れているねそういえば修繕に向かったの だったか中断させてしまったようだ僕たち が後で手伝おう命を助けてもらったレイだ それとても助かるねお礼するよよかったら 今度食事でもどうね負けたもの使いとは その名の通り魔獣と契約使い間として操る 者たちの総称でその期源は使い間を愛する 魔術師たちがより刺益する能力に特化させ ていく過程で生まれたらしい彼らは使い間 を操るのにも術式は使わずに魔力を利用し て念じるだけで支配するらしく俺はそれを 試しているのだな白と呼んでみたが白は俺 の次の命令をキラキラした目で待つのみだ 恋と念じてみたのだがどうやら伝わらない ようだ白はとても頭が良く俺の言葉を ほとんど理解しているので声に出せば大抵 のことは伝わるただしお手伏待てお変わり ちんちん取ってこいなどの簡単な命令は ともかく例えば3週回ってワンとけのよう な複雑なものでは話が変わってくるどれ くらいの速さでどこを回ってどう泣くのか そこまでの意味を込めるのはその一言では 無理だ念じるだけで言うことを聞かせ られるならその辺りもな何とかなりそうな んだがなロイド様術式を使って命令はでき ないんですかい術式は世界に効率よく干渉 すべく特殊な魔術言語で書かれたものだ からなそれを理解できない城には通じない よていうか術式を理解して持てれる魔術師 はかなり少ないしな 俺でも現状は単語を組み換えるのが限界だ そういう観点から見ても日々の読書で理解 力を鍛えるのは大事なのである結局は言葉 を魔力に乗せて伝えるのが1番早いのだお 座り恩というわけで俺は魔力と言葉を同時 に出し反復訓練にて地道に覚えさせていた うんだがこれは時間がかかる上に柔軟性が ないしな 細かいニュアンスは伝わらないし何か もっといい方法はないだろうか考えていた 俺は太ある人物を思い出すそうだアリーゼ 姉さんならサルーム王国第6王女 アリーゼディサルーム俺の3つ上の姉で俺 と同じように多い権もなく好きなことをし て暮らしているその対象はもっぱら動物 犬猫はもちろん八虫類に鳥類果ては魔獣 まで飼育している奇粋の動物好きである俺 が白を買っても何も言われなかったのは アリーゼという前例があるからというのも 大きいだろうあまり気は進まないけど会い に行ってみるかおん俺の言葉に白は元気 よく答えるのだった向かった先は城の離れ にある大きな塔その周りにある広い庭には リスやウサギなどの小動物が俺たちを 興味ぶ深げに見ており木々の上では 色取り取りの鳥たちが咲えずっていたわあ こいつら全部ロイド様の姉が買ってるん ですかいこんな風に話しにされてて逃げ ないもんすかねうんアリーゼ姉さんは昔 から動物に好かれやすくてね今思えば魔力 によるものなのかもと考えたんだ同期源で 花歌を歌いながら俺たちの戦闘を行くを 行先が同じだからと同行を申し出 アルベルトもそれを許可したのだもちろん ただついてくるわけではなく魔物が出てき たら戦闘もこなしている戦闘力はこの絵 たちより2段は上といったところかという か以前あった時より技がさえている気が するあれから修行でも積んだのだろうか 1人で魔物を半分くらいは倒しているその 強さと性格から最初は警戒していたこの絵 たちもタオに心を許し始めていた全く アルベルト様もあんな怪しげな少女に同行 を許すなんてどうかしていますねえロイド 様あそうだねただシルファはタオのことが 気に入らないのか不機嫌そうだ俺もタオと は目を合わさないようにしているのだが ちラチラこちらを見てくるまさか俺のこと 気づいてないよなじいつの間にかタオが俺 の近くにまで来てじっと見つめていたうお びっくりするじゃないかねえ君私たちどこ かで会ったことないかささあわからないな いきなりの質問についが泳いでしまうムー なんだか怪しいねでも会ってるはずがない のは私にも分かるなのに何なのこの感じ やばいなこの視線怪しまえている気がする その原因は間違いなく木の呼吸だつい さっきまで修行のために木の呼吸をしてい たからな呼吸の仕方がロベルトと似ている から怪しんでいるのだろうくじったとは いえいきなりやめたら不自然だしここは 知らぬゾぬで押し通すしかないあの時姿を 変えていたのは不幸中の幸いだったな ロイド様森の方を見てくだせあの娘が探し ているという祠らあれがそうじゃないん ですかいグリモの声に従い森の方へ視線を 向けると木々の隙間から古ぼけた石の建物 が見えた ナイスダグりも追い払うチャンスであるおがおうとしている祠じゃないのかい?おまさしくの祠よありがとね兵士の皆さんにも世話になったねそれでは私はこれで失礼するよタオは慌たしくを下げるとすごい速さで走っていったふうよかった何とかバレる前に追い払えたか ありがとなグリモへ気にしないでくだせえ ロイド様の使い間として当然のことをした だけっすよそれにこの程度であんたの信頼 を変えるなら安易もんだぜくん何か言った かいえ何もそそれよりあの祠らなんだか妙 な感じがしますぜそうなのかうんさすがに そろそろこの本も読み飽きてきたかな俺は 開いていた魔術書を読みながら呟いたこの 本を読み直すのももう何十回目だろうか 魔術書は魔力の込められた文字で書かれて おりそれを理解することによって魔術の 発言が可能となるそれだけなら1度か2度 読めば十分だが何度も読み込み理解を 深めることで魔術の習得度は飛躍的に上昇 していくのだ ゆえに魔術師は魔術書を完全に理解できる まで何度でも読むだが俺はもう図書館の 魔術書は完全に理解したので現状はずっと 復讐をしているような状態だもちろん復讐 も大事であるせっかく覚えた魔術も使わ なければ忘れるしそうなると習得度は ガクンと落ちるまあそんな日々を送って いるわけだがさすがにその繰り返しは退屈 だそろそろ新しい刺激が欲しいところで ある母はロイドは魔術書ばかり読んでいる からなたまには別の本を読んだらどうだい 目の前で本を読んでいたアルベルトが言っ た俺は首を振って答える図書館にある魔術 書は全て読みましたからえではテストして もいいかいアルベルトはいたずらっぽい 微笑みを浮かべると俺に問いかけてきた 下風これは魔術の基礎4系統魔術と言われ ているわけだがこの図書館にはれに関する 魔術書は何冊あるメインとして取り扱って いるのは145冊ですねサブテーマとして 取り扱っているのも含めると232冊あで もゴーレムとかに関する本はどっちに 含めればいいのか迷うな俺の中では制御 系統なんですがボディの整形には基礎4系 等魔術が大きく関わってくるわけですし どう思いますアルベルト兄さん俺が視線 を上げるとアルベルトは目を丸くしていた まさか本当に全部読んだというのかいあ いやと言ってもまだあまりよく理解して ないというかあわやはり魔術は奥が深い ですねあ危なかった図書館の本を全部読ん でいるくらい普通だと思ったけどこの驚き からするとそうでもないようだアルベルト のいぶかしむような視線が痛いさらにタオ は流れるように肘打ちを放つそこから 左鍵つき美け手刀な回し蹴りそれらは全て 最初の一撃と寸分違わぬ場所へ打ち込まれ ていくタオは止まらないそして日々は さらに大きく深くなっていく こんなところではないあの頃から毎日 毎日短を続けてきたね雨の日も雪の日も 休まず毎日彼氏も作らずよそんな努力を 積み重ねてきた私がこんなところで彼氏も 作らず死ねるか一泊置いての飛び膝蹴り 魔力消壁が砕け散ちりぽっかりと穴が開い たでもまずいな好きだらけだぞしかも リッチもぼっとしていたわけではない カタカタとリッチのラン食い場が揺れる 魔術の影だ黒い先行が他を包む島どんと 爆発が巻き起こる吹き飛ばされたタオが 地面に落ち何度か転がったぐったりして いるやばそうだタオこうてかけより 抱き起こす タオは苦しげな表情で顔をあげ開くうなぜ 戻ってきたね実は逃げてなどおらず近くで 感染していたとはとても言えず口を継む もしかして私のためにもうバカあるなでも いいよロベルトみたいなイケメンと一緒に 死ねるなら本もあるそう言って俺から顔を 背けるておいおいもう諦めるのかもうダメ ある身体動かないよそれに動いたとしても 相手に勝てるわけがないね何言っ てるんだよ俺の言葉に被せるように黒い 先行が辺りを包む背を向けていた俺たちに が魔術を放ってきたのだぎゅっと目 をつるタオ直後衝撃派が俺たちを襲うこと はなかった俺の張っていた魔力消壁が リッチの魔術を防いだのだ壊る壊る目を 開けたタオは不思議そうに目をパチくりし ている俺は立ち上がるとをまっすぐ に見据えにやりと笑ったここからが楽しい んじゃないか高速で迫りくるパズ俺のそば にいたベアウルフたちが立ちふがるちゃう ぐるおもしかして俺を守ろうとしてくれ てるのかでも危ないぞ知りかせようとした が間に合わない邪魔をするなパズが両腕を 振うとベアウルフたちは引き飛ばされた キャイン地面に叩きつけられたベアウルフ たちが悲鳴をあげたこいつ自分の眷属を なんてやつだかずは倒れすベアウルフたち には目もくれず俺目がけて体当たりを ぶちかましてきたドスンと自動発動した 魔力消壁ごと俺の身体は湖へと吹き飛ばさ れるだが風景魔術非秘傷発動風をまとった 俺はコ面の上を滑り中央あたりで止まった しゃあ翼を広げ地面を蹴り即座に追撃して くるパズ振り下ろされた右手から放たれる 魔力派を魔力消壁で受け止めたおい自分で 育てた大事な建属だろ殴るなんてひどい じゃないか何を言っている我に逆らう愚か な犬なども早や眷属でも何でもないわ貴様 を殺した後に全て首り殺してくれるひどい なモフモフ帝国を作るんじゃなかったのか よ魔獣帝国だ顔を真っ赤にして俺を 殴りつけてくるパズダメージは全くないが それでも魔力消壁をきしませるほどの威力 ただ殴っただけ邪高はならないこれも魔力 の性質変化か両手に魔力を集めて皇室化 攻撃力を上げるようイメージしているんだ な面白そうだ俺もやってみるかとはいえ素 ではあれだしそうだカの中に武器があっ たっけ以前不魔術で使った鉄の探検あれを 使えば剣で同じことができるよなタオに 連れられ俺は半ば無理やり町に向かってい たふんふふふふんふふふんふんふんタオ さん随分ご機嫌だねタオでいいね私も ロベルトと呼ぶよそれに冒険者同士敬語 なんかいらないね花歌を歌いながらタオは 答えるなんだろう初めて会った俺に対して ここまで親切にここまで上期限になれる ものなのだろうか見知らぬ他人同士普通は 警戒しそうなもんだがあこの格好かいつも の姿で模者姿したから王族の服のままなの だ多分タオは俺のことを貴族のぼんボンだ と思っており助けて報酬金をたんまり 取ろうという3段なのだろう後で逆恨みさ れても面白くないし釘をさしておくかえと タオ言っておくけど俺は金とかは持って ないよそんなの関係ないよあしロベルト からお金取る気ないねタオは俺の言葉にも 首をかしげて返すのみだブーム本当に 金目当てじゃないのだろうかそれにタオは さっきから顔が緩みっぱなしだしふひ金も 強さも必要ないよ私が欲しいのはイケメン な彼氏ある道場の娘に生まれた私は物心 ついた時から彼氏の1人も作らず武道に 明けくれたねそして18歳になった私は 出会いを求めて道場を飛び出し冒険者に なったでもイケメンたちは僧侶や魔術師 みたいなか弱い女ばかりを狙って私みたい なのには目もくれないならば考え方を逆転 するよ向こうが来ないなら私から行けば いいすなわちピンチのイケメンを助けて 惚れられれば良いという寸法ね襲いくる 魔物からロベルトを守りいいところを 見せれば私も念願のイケメン彼氏ゲット あるこのチャンス絶対に逃さないよふひ ふひすごくじゃな顔だじゃだけどアホな ことを考えている顔だていうかブツブツ 言ってちょっと怖い完全に自分の世界に 入っているな俺がドん引きしていると いきなりタオの目がくわっと見開いた ロベルト魔物ねタオは跳ね上がるように 両手足を伸ばし姿勢を低くするあれが武道 家の構えというやつだろうかまるで獣が今 にも飛びかかりそうな体制だタオはその 姿勢のまま自ろりと周囲を睨みつけるほう 短く声を上げたかと思うとタオの足元の石 が1つ空中に跳ね上がった瞬間タオの身体 がつ風のように高速回転する石と鋭い音と 共に石がはるか彼へと飛んでいきに 吸い込まれ拾った三石はカに詰め込んで おくこのカには空間系統魔術領域拡大の 魔術をかけている袋やカなど密閉された ものにしかかけることができないが中の 空間を自由に広げられるというものだ おかげでこのカには本来の何十倍もの容量 があると言っても空間系統魔術はこれの他 には1つ2つしか使えないんだけどな空間 系統魔術は非常に難易度が高く使いてもい ないので分献も少ないのだ待たせてすま なかったね早く先に進もうか鉱石は興味 深いがそれだけに時間を取られている暇も ない俺はダンジョンを進んでいく 止まるねロベルト魔物よいきなりタオが 立ち止まる猫のような柔らかい動きで壁の 方を向くと一気に距離を詰めるそして壁に 手のひ底を叩き込んだ一体何を俺がそう 思った瞬間であるピ埋めき声をあげ壁が 崩れ落ちてきた見れば壁は泥のような姿に なって溶けていくなんだこりゃストーン スライムね岩に隠れて冬打ちを仕掛けて くるよあのまま進んでいたら危なかったね ええ面白いな辞体する魔物かしかもかなり 出来が良かったタオの攻撃が当たった瞬間 でも全然分からなかったしなこいつの身体 もちょっと持って帰ろう何かに使えるかも しれないし俺は砕けったストーンスライム の破片をこっそりカに入れたそれにしても タオはすごいな俺には岩にしか見えなかっ たよ日の使い手は不思議な力を持つという が今のがそうなのかいほうロベルトは気を 知ってるのか大陸でそれ知ってる人あまり いないね勉強家ね本を読むのが好きなんだ 実際見るのは初めてだけどねそれとても いいことよ知識は部と同じくらい力になる ねタオはにっこり笑うとまたダンジョンの 奥へと歩き始めるその後もゴブリンに多く 様々な魔物が出てきたがタオの敵では なかったあんな細い腕なのにとんでもない 威力が出るんだもんな木魔術に行かせるか もしれないなタオの呼吸法はこんな感じ だっけかなあも あれって俺がお前に体を貸しているようなもんかこっちは完全にイド様なんで全然違いやすよ言うなら自分は付属品のようなもんでさあっちはずの野郎が魔獣の身体を乗っ取ってっすな魔人の身体は実態がないので他の生物の身体と一体化できるらしいモが俺の右手に入っているようにパズも重の身体に入っているのだろう ただ向こうの主導権は完全に奴にあるよう だ巨大ベアウルフパズが唸り声をあげ ながらこちらに歩み寄ってくるさあ 立ち上がる良い我が属たちよパズの言葉で 今まで倒れふしていたベアウルフたちに 頑光が宿るゆっくりと立ち上がるベア ウルフたちの身体にはうっすらと黒いモヤ のようなものがまとわりついていたあれは パズの魔力か魔獣とは魔力を持った物質を 食らい強く大きくなった獣だそうして魔獣 となった獣はより強くなるために魔力を 帯びたものを好んで処すようになるパズは 自身の魔力を与えて傷を負った魔獣を回復 させているのだろう各か魔獣使いなどは そうして魔獣を操っていると書物で読んだ ことがあるふむふむ実際に見てみるとよく わかるがあれはただの魔力ではないな魔獣 たちの身体が受け入れやすいよう魔力の 性質を変化させているように見える各下に 他人の魔力というのは簡単に受け入れ られるようなものではないゆえにその性質 を変化させ受け入れやすくしているの だろう強い魔力を持つものが近くにいると かなり気になるしなだから俺は普段は魔力 を抑えて活動しているのだがこれが結構 疲れるんだよななるほど魔力にはああいう 使い方もあるのか面白いガルルグーうー 唸り声をあげるベアウルフにこの絵たちは 後ずる立ち上がったベアウルフたちの身体 の傷は見るみるふがり心なしが大きくなっ ているように見えるばバカな倒したはずな のにわあわあささすがに疲れてきたなもう 何十回気候弾を打っただろうか魔術なら ともかく木に関しては初心者だ呼吸にも気 を使うし精神的疲労が溜まっていたでも 大分慣れてきたぞ最初の時と比べると 明らかに気を寝る速度が上がっている速度 だけではない距離も威力もやればやるほど 上達を感じられてすごく楽しい魔獣たちと の戦いもいい感じでき行してるしこの戦い もっと長引かないかなそんなことを考えて いると隣にいたアルベルトが息を荒らげて いるのに気づく魔獣どもの数が一向に減ら ないこの絵たちもシルファも顔には出さ ないが動きがかなり鈍くなっているそれに ロイドもかなり息が上がっているなあの 年齢であれだけの魔術を使っているのだ 無理もないかなんて人のことを気にして いる余裕はないな僕の方もそろそろきつく なってきただが兄として情けない姿を 見せるわけにはいかない笑え笑うんだ アルベルトこういう時こそ不に何か ブツブツ言いながらアルベルトは口元に笑 を浮かべているおっさすがアルベルト まだまだ余裕ありそうだなロイドまだ 頑張れるかはいまだまだいくらでも行け ますよいい子ださてここからが踏ん張り どころだぞ魔剣を振い演球を放つ アルベルト本来ならモトックに魔力キれを 起こしていてもおかしくはないはずなのに あんな顔をしているということは魔剣に より威力が上がっているのが嬉しいん だろうやはり攻撃魔術は威力という分かり やすい指標があるからやる気が維持し やすいもんなうんうん俺も負けてられない 何か特別な要素例えばスケットでも来 なければき行状態は続くだろうしその間は ずっと木の練習をしてほったと考えている と規制と共に小柄な一影タオが飛び込んで くる飛び蹴り一戦それを食らった ベアウルフは湖にまで吹っ飛んでいった くるりと空中で回転し着地したタオは ビシッとポーズを決めたんしばらくじっと 見てみると剣の真ん中に細い日が入った ピシピシとひび割れるような音が鳴り剣は 真2つに折れてしまったありゃなんでだ鉄 よりは鋼の方が硬いはずなのになぜ同じ 不術をかけて壊したのだろう首をかしげて いるとグリモが口を開くまずい液が新品 だったから不与魔術の効果を従に伝え ちまったのかもしれませんねロイド様の 魔力は半端じゃねえですからただの鋼じゃ 耐えられねえですよあのまずい駅は劣化し てたってことかしかしそんなことよく知っ てたねエーマー家事については足しもそれ なりの知識がありぜカジグリモールといや 甘かじゃちょっとは売れてましてねえへ 得意に笑うグリもどうやらかなり家事とし ての知識があるらしいこれなら不魔術の 助けになるかありがとうグリモを使い間に してよかったよ古代魔術は古臭いだけで いまい使えなかったが家事師としての知恵 は助かる俺自身魔術以外にはそこまで 詳しくないしなうんうんと頷いていると グリモはポカンと口を開けていたんどうか したのかいいいいえ何でもありませんぜ あっけに取られたようなグリモだったが 小声で何かブツブツとつぶやき始める こいつ魔人である俺様を使い間にできて よかっただとけいい気になっているのも今 のうちだぜだがなぜだ不思議と気分は悪い 気分じゃねえだとあくそ調子が狂うぜなん だかわからんが上緒不安定はいつものこと かそれより不術の続きに取りかかるとする か結局色踊りじめしたが鋼の剣は強度増加 を二重が限度だった他の武器も似たような もので普通の武器にはあまり何枚もの強化 術式をかけるのは難しいらしいちなみに3 割くらいは失敗してへしおったてへ残るは これだな最後に残ったのは赤い等身の探検 であるには綺麗な装飾がされており歯また 同様の紋用が刻まれている術式が元から 組み込まれているのかこいつは魔剣ですな ああおそらくアルベルト兄さんのだろう鋼 の剣ばかりじゃ飽きると思って俺の練習 ようにおまけで入れてくれたのかなちなみ に魔剣というのは付与した武器と違い剣を 鍛える段階から術式を組み込んだもので あるケを叩きながら術式を編み折り曲げて また術式を編むそれを何度も繰り返すこと により通常の付与とは比べ物にならない ほどの術式を浴み込んでいるおおん遠覚え を上げながら襲いかかってくるコボルト たちこの絵たちは剣を抜き放ち迎え コボルトの振り下ろすの剣が受けようとし たこの絵の鋼の剣と接触したえ驚きの声を あげたのはこの絵とこぼると両方だった コボルトの持っていた鋼の剣が抵抗なく へし折れこの絵の剣は勢いのままに コボルトの銅を捉えるそのままざりと コボルトの身体を切り裂いたぐわー先血が 吹き出てコボルトは倒れる他の場所でも俺 の付与した鋼の剣がコボルトたちの武器を へし寄っていくななんだこの切れ味はこれ が付与の力というものかこのように頑丈な コボルトの大毛を一なぎで切り裂いて しまうとはその切れ味にこの絵たちは とても驚いているようだどうやら不与は うまく働いているようだな武器で勝さる この絵たちはあっという間にこぼるとを 追い払ってしまったははどうだお前たち これが我が弟の実力だ恐れったろう 後でしっかり霊を言っておくことだな アルベルトが祠らしげに笑っている おいおい勘弁してくれよ俺は目立ちたく ないんだが俺が自止目を向けていると アルベルトが満面の笑を浮かべ俺の両肩を 叩いた素晴らしいじゃないかロイド成功率 も去ることながらとんでもない切れ味だっ たぞあれほどの不術を使えるなんて本当に 驚いたよええと母はまずいやりすぎたか俺 の想定以上に評価が高い使い手が少ない から少々やりすぎても大丈夫かと思ったが それが裏めに出たかもしれない俺がどう 答えたものかと試案しているとアルベルト は言葉を続けるいつも本の虫だったロイド が実質にこもりっぱなしだったからきっと 何かやっているのだろうとは思っていたが まさか不術をここまで極めているとはね 道具はシルファに集めさせたんだね とんでもない才能ださすがは僕の弟だよ どうやら俺の思い過ごしだったらしい俺は アンドの息を吐いたはいアルベルト兄さん の言う通りですどうやら不魔術に向いてた みたいであはうんそうだろうそうだろう どうこれからも不要をお願いしてもいい だろうか道具は僕が融通するからさ頼むよ 道具を本当ですかああもちろんだとも今回 使った道具は基本のものばかり不魔術には 他にも色々な材料が必要だそれを アルベルトの力で集めてもらえるならこれ からはもっと色々なことができそうである ふふふロイドは良き才能を開化させたな こんな年齢から純宅な資金を使って思う 存分不術の修行ができるものなどそうは あるまいこのまま行けば国1番いや世界一 の不術師になることも不可能ではないな アルベルトが何かブツブツ言っているが俺 は様々な付与の組み合わせを考えるので頭 がいっぱいだった続けてラングリス流術 下り安か非長パズの背に突き立つ双剣 ガガガ と激しい斬撃を繰り出しながらシルファは 着地した目にも止まらぬ見事な検査だおお すごいこれがシルファの本気かこの チョコマかしをってだがダメージはないの か着地したシルァを狙いパズの蹴りが放た れるしかし遅い捉えたのはシルファの残像 だった残った足の前には双剣を十時に構え たシルファがいたニトラ2個相が相画上下 左右から繰り出される4連撃により先結が 吹き出す シルファの顔色が変わる深く食い込んだ 一撃にて剣が折れていたのだ即座に剣を 捨てて離脱すると地陣に戻りボそりと つぶやく硬いですねどうか皆様の持つ件私 に預けていただけますかおおこの絵たちは コクコ頷くと余剰の剣を集めて地面に 突き刺すその数12本やや心なさそうに それを見るシルファだがすぐに気を 取り直し剣を抜くサルーム王国旧事係り 権術師難シルファラングリス 押してまるシルファの構えた双剣が冷たい 光を放っていたぬ女不勢がパズがシルファ に釘付け気けになっていたその時である 数い 呼吸音 足元には両手を交差させる小さな影があっ たタオだ腰を低く落とし構えたをひねる ようにして打ち出すはズんと重点音が響く 気を込めた一撃衝撃波がパズの足に走り その巨体がよめき倒れた深みなリアブレ 動作が長くて当てにくいけど威力は ピカイチねタオはニットと笑うと倒れた パズに向けて手のひを返しクイくイと 手招きをした百下兼108代目習いタオ ゆいファかかってくるある2人の攻撃を見 たこの絵たちの表情が変わるお俺たちも やるぞそうだ男を見せる時だ震える手に剣 を握りしめベアウルフラに向き直ったどう やら気を取り直したようであるそれを見た アルベルトが覚悟を決めたように頷く皆 もう少しだけ持ちえてもらえるかそして パズを見据え言葉を続ける最上位魔術を 使うなるほどなるほどそんなことより魔力 の性質変化ってどうやるんだろう俺は興味 心身にパズの放っている魔力をじっと見て いたやったねすごい威力よさすがは アルベルト様ですこれなら奴も立ち上がっ ては来ないでしょう2人は喜びの声を あげる反対にアルベルトの表情は曇って いるそうだといいがな と膝をつくアルベルト呼吸は乱れ全身に力 が入らないのかガクガクと震えていたま 力切れの症状だ顔色が青くなっている アルベルト様大丈夫あるか歯は全ての力を 出し尽くしてしまったな魔力が限界だよ これで生きていたらもうどうしようもない ね力なく笑うアルベルトを支えるタオも シルファもすでに疲労後輩と言った具合だ 地の魔術では数は癒せても魔力や疲労まで は癒せないからな当然この絵たちも立って いるのがやっとの様子である全員が祈る ような顔で炎を見据える中津と地面が揺れ た炎の中でゆらりと巨大な影が揺らめく 人間にしてはやるではありませんか炎を かき分け現れたのは傷1つないパズだ後ろ にはよめきながらも立ち上がりつつある ベアウルフたちもいるその姿を見た全員の 顔が絶望に染まるばバカな氷学の顔を 浮かべるアルベルトを見てパズはニと広角 をあげる甘いですね我は魔人人間の魔術 など効かないのですよパズが笑うと黒い 吐息が吐き出される気づけばそれは辺りを 包み込んでいたぶぐこの絵が埋めき声を もらし倒れていくタオもシルファもだ みんなバタバタと倒れしていくくわは我が 魔力を吸い続けたものは何者であろうと 自我を失い操り人形となるのですよ人間に しては持った方ですがそれもここまで安心 しなさいこれからは我が下木として使って あげましょう大笑いしていたパズだがすぐ にその顔が怖る視線はまっすぐお礼へと 注がえていたばバカななぜ我が魔力を 吸い込んで意識があるのだえさあ ローバイエルパズに俺は首をかしげて返し たシャールズの言葉を俺は驚きの声を あげるそんなことになればアルベルトラに 混じって王になるための勉強をしなければ ならなくなるし他の王子たちと大いを 競そって争わねばならない俺は気ままに 魔術の研究をしたいのだ時期多い継承権 なんて真っぴらごめであるおおアルベルト が立ち上がる反対してくれるのだろう 助かったまだ10歳である俺に時期多い 継承権を与えるなんていくら何でも無茶な 話であるほっと胸を撫ですとても良い考え ですロイドはきっとこの国を支える存在に なる王としての学びはその時きっと将来の 役に立つロイドとの多い争いは僕としても 脅威ではありますが相手がロイドなら負け てやむなしむしろ競い合えたことを公栄に すら思いますと思ったらアルベルトまで 賛成しているおいおいちょっと待て俺は 慌てて立ち上がるま待ってください身 に余る光栄感謝いたしますですが自分は とてもこの国の大たる器ではありません 慎しんで事態申し上げますむ俺の言葉に チャールズは少し考えて頷いた そうかそれは残念だふうよかったなんとか 断れたようであるいきなり大い継承権とか むちゃくちゃだぜしかしにあっさり 引き下がったなまあいいやこれで安心だ俺 はアンドの息を吐いたなるほどつまり ロイドよお前の器はこの国だけで収まる ものではないと言いたいのだな確かこの 大陸は未だ平穏とは言えぬそれを統一する ような世界の覇王となるとふ我が息子 ながら大きく出たものだそういうことなら その考え尊重せねばなるまいてこの国では 収まりきらないうは確かにそうだ例えば 世界をまたにかけた大魔術師ウィリアム ボルド士のような人物に育つかもしれない そのためには王としての教育よりもっと他 にもっとやるべきことがあるのかもしれ ないシャールズとアルベルトが何か ブツブツ言っている2人ともニヤニヤし てるけど大丈夫だろうかロイドよではこれ からもしっかりと励むのじゃぞ期待して いるぞロイドはいなんだか2人がすごく 期待を込めた目で見てくるがともあれなん とか大い継承権は継がずに住んだようで ある人安心だキュンキュキュンそして鼻を 鳴らしながらすり寄ってくる尻尾を ブんブン振りながら青向けになり腹を見せ ているものもいた10数匹いたベアウルフ たちは皆俺の周りでじれついてきていたな 何おい貴様は何をしている早くそやつを 殺すのだブーパズ が命令するがベラウルフたちは俺のそば から離れようとはしないそれどころかテキ に満ちた目でパズを睨んでいたふむこんな 感じかな俺は手のひから魔力を生み出し ながらつやく俺の周囲を白い煙のような 魔力が包んでいたドイド様一体何をしたん ですかいさっきからやっていた魔力の性質 変化だよ昼に食べた肉の味や匂いを強く イメージして発動させたんださっきの シルファの料理微妙ったもんな思い出した だけでよだれが出てくるベアウルフたちも 気に入ったようで心地よさそうな顔で浴び ていたゴわー パズが入っていたベアウルフも始めた どうやら俺の放つ魔力を吸い込んだようで あるおおおい貴様までふざけるなよやめろ 吐き出すなくおーベアウルフはよだれを ボタボタ垂らしながら口から黒いモヤを 吐き出していくモヤは新潟に固まりパズと なったおおあれが本体かずを吐き出し終え たベアウルフは俺の元へ駆け寄ってきた くんくんそして尻尾を振りながら俺の周り をくるくると回っている可愛いわあわグ バカな子こんなはずでは残されたパズは雲 の表情を浮かべ息を荒らげている許さん 許さんぞおおこのクソガきが我が魔獣帝国 の邪魔をしようってズタズタにしてくれる 辺りを漂っていた黒いモヤがパズへと 集まりその身体を包み込む空気が震え俺に くっついていたベアウルフたちが警戒心を 剥き出しにしたモヤを取り込んだパズの 魔力がぐんぐん上がり魔力もどんどん増し ていくかずは銀の毛と漆黒の翼を持つを 持つ巨大な猿へと変貌した決まった実態を 持たないが故えの変貌全ての力を 出し尽くした真の姿とでも言うべきか最初 とは内放する魔力量が断違いだ殺す巨大化 したパズは短くそう呟いて俺に飛びかかっ てきた夫そろそろ夜が開けるなその前に 片付けてから帰るとするか しかしこは俺がグリモワールと遊んでいた ことで少々散かっていたあらかじめ結界を 張ってあったので損傷などの被害は ほとんどないが本棚やちょうど品に少々の 乱えがある手伝いましょうかいロイド様 それには及ばないさよ俺が術式を展開する と散らばっていた本や魔道具がふわりと 浮き上がり元あった場所へと帰っていく これは俺の編み上げたオリジナル術式物体 そのものの記憶をたどり力を与えて自ら元 あった場所へと戻すというものであるその 効果は物体であればチ理でも誇りでも全て に有効で俺が消滅させたグリモワールの本 も元通りだただし外観だけであるがお こりゃすごい魔術ですな魔術というほどの ものではないけどねでも探し物や片付け などには便利だよちなみに魔力を編み込ん だものを術式それを束ねて特定以上の効果 を発揮させるものを魔術というこのくらい では魔術とは呼ばないのであるところで グリモはあるお前その姿じゃ目立つよな 小さくなったり姿を消したりはできないの かできなくはないっすが言葉を濁す グリモワール姿を変える魔術はかなり高 レベルだからなそれに使い勝手の悪さから 使い手を選ぶ魔術だ使えなくても仕方ない かじゃあ俺の身体に住むといい右手を 貸そう俺が右手を差し出すとグリモワール は信じられないと言った顔になるはいいい んですかいその方が目立たないだろ グリモール戸惑った様子だったが俺から顔 を背け口元をけさせるくひこいつありえ ねえぜ使い間をその身に宿すなんてのは よほどの信頼関係がなければ常に命を狙わ れる覚悟をせねばならないそんなことも 知らねえのかよあまちゃん目腕1本も使わ せてくれるんなら本体を殺すのは用意眠っ ている時にでもぶち殺して身体を乗って やるぜおい何物言ってるんだよ早く来い えいただ今うおななんだいきなり身体を 揺さぶられ美となる振り向くとタオが口を パクパクさせていただが音が聞こえない そういえば音声遮断を使っていたんだった 解除するとタオの声が聞こえてきた ロベルトやっと返事したよ ああごめんごめん集中しててさもう私が グレウルフ倒したところ全然見てなかった ねタオは怒っているのかを膨らませている ちょっと悪いことをしちゃったなでも おかげでダンジョンの結界については色々 調べられたまずこのボスのいる部屋が ダンジョンの心臓とも言える部分だもっと いえばボスを倒した先にあるお宝のある 部屋がそうであるボスを生み出したり結界 を張ったりそれらの出力源は全てそこから だったその眼油魔力量は半端ではなく術式 などに頼る必要もなさそうだ単純に大量の 魔力だけで結界や魔物の生成を行っている ように感じられたおそらくその栄養は ダンジョンで死んだ魔物や人間動物だろう 魔物は死ぬとダンジョンに帰っていくから な効率は死ぬほど悪いが単純な魔力の送量 が多いからできることだまだまだ分から ないことはたくさんあるがそんなところか なもういいねさっさとお宝を拝みに行くよ そうだなボスを倒した先にはお宝がある らしい不もダンジョンの心臓部と同じなん だなということはお宝が核なのかいやそれ もおかしいはず止まれタオ突如濃い魔力を 感じ取った俺はタオの手を引くアンギー いきなりどうしたねロベルトいくらなんで もこんなところじゃ何か言いかけたタオの を黒い歯が通りすぎるあれは闇系統魔術 死人家か魔物が好んで使う魔術だっけえ ボスは倒したのにどうしてあるどうやら まだ何か残っているようだな注意深く目を 凝らすと芝を打ってきた敵の姿が暗闇みに 浮かび上がる白来いおん俺が呼ぶと白い 大型県白が元気よくかけてくる白は俺に 抱きつきその重さと勢いで芝の上に 押し倒された短い草が中に舞い草と土の 香りがした俺はサルーム王国第7王子 ロイドディサルーム魔術大好き10歳前世 ではない貧乏魔術師で生まれて初めて見る 上位魔術に見惚れて死にこの身体に転生し た星の離れた第7王子ということで大い 継承権もないし自由に生きろと言われた俺 は好きな魔術ばかりやっている野田が最近 は周りの人間に妙に期待されている気が するまあきっと気のせいだよな地味で 目立たない第7王子それが俺の立ち位置で あるおんおんちなみに俺の顔を舐めている この犬は白音は俺を襲ってきた魔獣だが俺 のことが気に入ったのか随分抱かれて しまった連れ返っても良いと言われたので 使い間としたのである白を撫でる手のひ からぐパッと口が生まれるええ魔獣にまで 慕えているとはさすがはロイド様ですな こいつは魔人グリモワール俺はグリモと 呼んでいる城の地下禁封印されてたが色々 あって俺の使い間となったのだ俺の手のひ の川に住まわせており時折りこうして口を 開いては喋り出すぶひ魔獣まで従いやがっ たかいいぜてめがいろんなものを手に入れ てくれりゃ俺様がその身体を乗った時に うまい思いができるからななお時々 ブツブツと独り言を言っている情緒不安定 なやつであるせめて聞こえる声で喋れよな おんおん夫とこら犬っこ 吠えるんじゃねえしし1人を言うグリモに 向かって吠えるしろどうも2人はあまり仲 は良くなさそうだこらこら喧嘩してないで 続きをやるぞおんグリモに手を握り口を 閉ざさせると白が座り直した今こうなって いるのは魔力に命令を乗せて飛ばし念じる だけで使い間に命令を出せるという 魔獣使いの技である美味しいよシルファ ああさっき取ったばかりの獣の肉なのに 血臭さをほとんど感じない見事な腕だ アルベルトも下つみを打っているお口に あって良かったです肉の中でも特に血の 匂いが薄い部を使いましたのでそれに役味 もたくさん生えていましたので匂い消しに とええ詳しいんだねやっぱりシルファは すごいなメ度の足並みですので うやうやしく頭を下げるシルファ俺は思う 存分食事を楽しむのだったふう満腹みるく 食後のお茶が終わり俺たちはゆっくりして いた すでには落ちかけているので十は朝からの予定であるザートの甘い果実を食べていると アルベルトが難しい顔をしているのに気づくどうしたんですか兄さん?やだと思ってね焼けにたくさんの獣が取れすぎている うさぎも鹿もイノシシも活動時期が微妙に ずれているんだにも関わらずこんなに あっさり取れるのはやはり何かおかしい アルベルトは顎に手を当て考え込んでいる あまり獣の生体は分からないが言われて みればこの森には入った時から何か違和感 を感じていた何かあるのだろうかうおん 突如獣の方向が響く音の方を向くと森の中 から巨大な狼が出てくるのが見えたま魔獣 だゆっくり休んでいたこの絵たちは慌て ながらも武器を手に立ち上がり魔獣を 取り囲む針金のような分厚く黒い毛に シンクの瞳大きな口からは鋭い牙が覗いて いるそして狼というにはあまりにも巨大な 身体あれは確かベアウルフ魔力により化し た身体はクと見うほどだやるぞロイドも 来いはい言われるまでもなく俺は 立ち上がりアルベルトに続く 倒したはずの魔獣の復活による同様それを 畳みかけるようにパズが方向を上げるぐお それを川切りにベアウルフたちが突っ込ん できたこの絵も防御を試みるがすでに気迫 で負けているその上さらなる巨体である パズもいるのだ誰も彼もお呼び越しである そんなことでパズが遠慮するはずもなく 大きく振りかぶった一撃がこの絵数人を まとめて捉えるぐわあ1振りでこの絵たち は投ぎ飛ばされてしまった続いての蹴りを 受けようとしたこの絵の剣がへしれ地面に 投げ出された1人また1人とパズに倒され ていくこの絵たちレアウルフと相対してい た者たちもそれを顔色を青くするひ強い あれが魔人と止められるわけがない圧倒的 な戦力さにこの絵たちは繊維を失いつつ あった戦は乱れ従輪を待つのみと思われた その時である彼らの間に一人の風が吹いた 借りますよリンとした声と共に駆け抜けた のはシルファだその両手にはそれぞれこの 絵のさやから抜き取ったでアロー剣が握ら れていた双剣が太陽の光に反射しらりと 光るラングリス流ソ剣術登り送流構えた剣 を地にすらせながらシルファはパズに 向かって走る2本の線を地面に描きながら パズの足元にたどり着くと垂直に飛んだ その登り様に繰り出される牽線両客から銅 そして肩には剣筋の跡がはっきりと残され ていたぬぐ巨体を駆けのりながらの 凄まじい斬撃にパズは埋めき声をあげる トンとパズの肩を足場にシルファは空中で 反回転する両手の剣は逆手に握られていた 円 食大の炎を指先に集めグリモワール目がけ て放つぬわあ炎が命中しグリモワールは 悲鳴をあげたあれなんで魔力消壁で防御し なかったのだろうかおいグリモール 大丈夫か慌てて声をかけると炎の中で影が 揺らめいた見ればグリモワールの身体には 火傷1つついていないく驚かせやがってだ が魔人である俺様を魔術で倒すことはでき ねえよ残念だったなえそうなのかああそう さ神刊どもが使う神聖魔術なら少々の ダメージは受けるがよ高が魔術しごときが 俺様を倒す術はねえ残念だったな 俺様を復活させた時点では積んでたのサブ 今度は滝列水求をぶつける滝のような水撃 を食らいながらもグリモールは確かに ダメージを受けているように見えないわ話 を聞きやがれ無駄だと言っているだろう ガフアーすごいな本当に聞いてないのか私 列球を放ちながらつく岩石に押しつされ ながらもグリモワールは平気そうである これは驚きだ魔人ンって本当に魔術が効か ないのか一体どこまで聞かないんだろう 知りたい試したいおいまててめえなん キラキラした目を向けて来やがるちょ やめろっておいコら俺は思いつく限りの 魔術をグリモワールにぶつけるのだった すみませんでした俺の目の前でグリモ ワールが両手を地面についたおいおい いきなりどうしたんだよ土下座なんかして さ許してくだせえロイド様もう悪さはし ねえだからな頼むよ涙を流しながら訴えて くるグリモールちょっと攻撃魔術を数百回 ぶつけただけなのだがよくわからん何でも いいが早く続きをやろう俺はもっと古代 魔術が知りたいんだひギーま待ってくれ もう身体が持たねえよえそうなのかでも まだ全然物足りないんだが俺の言葉に グリモワールはなぜか青ざめるとざざっと 後ろに下がり地面に頭を埋め込むほどの 勢いで頭を下げたこのグリモワールロイド 様に精神誠意尽くすことを誓います使い間 でも何でもなりますだからお願いだもう 勘弁してくだせ使い間かよくわからないが そこまで言うなら今日はこの辺でやめても いいかな間になってくれるなら魔術の実験 はいくらでもできるしうん悪くない俺は にっこり笑うとグリモールに手を差し伸べ た分かったよじゃあ俺と契約するかえい俺 の差し出した手にグリモワールは すがりつく暗い光が俺たちを包み契約が 完了したクそこのグリモワール様が人間の 使い間になるとはなんたる屈辱だがこいつ の実力は半端じゃねえ十分な信頼を得た後 にうまくそのかして利用してやれば俺が 世界を影から牛じることだって可能くひ その時までの辛抱だぜん何物言ってるんだ いいいえなんでも何でもありませんぜ ロイド様皇帝2グリモール なんだか情緒不安定なやつだなまあいいか ともあれこしてグリモワールは俺の使い間 になったのである行け放たれた火球が高速 回転しながら1番高得点の区の的を狙って 飛んでいくちなみにこいつは強烈な横回転 をかけているやや左に曲がって当たるはず だ火球は俺の予定通り飛んでいきの 縁り切りをかめた 倒れなかったためこれは得点にはならない だがこれでいい敵の真ん中に当ててあまり 注目されても困るからあえてギリギリ 当たっても倒れないポイントを狙ったのだ この回転数角度射室速度で打てば命中する のは計算通りだが実際やってみると案外 思った通りには飛ばないものだからな実験 は大事だ惜しかったねロイドでは僕の番だ 今度は俺に変わってアルベルトが的の前に 立つそして集中し手元に生み出した火球を 放った俺のより回りは大きな火球が 真っすぐに飛んでいき俺が倒し損ねた的の 中央に命中したお見事ですアルベルト 兄さんありがとうさあ次はロイドだよ今度 は俺が的の前に立つ次は下から上に 競り上がっていくように回転を加えて火球 を放つ火球は俺の思った通りの曲線を描き の上部をかめた次もその次も火球は俺の 思い通りの奇跡を描き狙い通りの箇所に あたるふむふむ魔力級に回転力を加えて 変化させるのは悪くないな普通に コントロールして曲げるよりも圧倒的に 魔力を使わずに住むし速度も比較になら ない実験成功といったところかそんなこと を考えていると遠くからひそひそ声が 聞こえてきたアルベルト様はさすがだな 見事に全て命中させておられるそれに比べ てロイド様はやはり子供だ高徳点の的 ばかり狙って外しておられる自分にあった のを狙えば良いのに俺たちを見ていた魔術 師の言葉だよしよしうまくごまかせている ようであるやれやれお前たち見ててわから ないのかするといきなりアルベルトが魔術 師たちに声をかけたうまさか俺のやって いることに気づいたのかドキドキしながら 聞き耳を立てるかすっているだけとはいえ ロイドが放った魔術は全て的に命中して いるしかも1番小さな区間になそれに わずかだが火球が敵に向かって動いていた おそらく制御系統魔術の才能があるの だろうおおそそうだったのですかそれは 気づきませんだ全く不穴だなお前たちは ふうどうやら完全にバレているわけでは ないようであるちなみに制御系統魔術は7 歳の頃に極めた俺がよくその手の本を読ん でいたからそう勘違いしてくれたのだろう ロイドは魔術の才能がある小さな頃から 才能を伸ばしていけばゆくゆくは大魔術師 や賢者も夢ではあるまい今のうちにこうし て仲良くしておけば僕が大いに着く頃には きっと大きな力になってくれるだろう アルベルトは微笑みを浮かべながら小声で 何か言っているよく聞こえないがまいいか 俺には関係なさそうだしねおお何なんすか そりゃ受刑討魔術型台だよ特定系統に存在 する片白は魔力で木や石などを形づり様々 なものを生み出す魔術特に受系魔術による 片白は樹目を育てて形とするため弾力と硬 さに富み繊細な造形を可能とするのだあっ という間に俺と全く同じ姿の人形が完成し たこんな成功な片は見たことありませんぜ 全くこりゃ頭げたもんだ様そっくりじゃ ねえすかそういう風に作ったからね似て いるのは外見だけではない土系統も加える ことで骨を石肉を泥皮膚を受脂全身に根を はわせ神経とし血流のように魔力を流し 動力としているので当然動かすことも できる土と木で作っているためかなり も脆ろいが注ぎ込む魔力次第では数日は 活動可能である確かに見た目だけなら問題 はないんだがどうにも動かすのに手が かかってね作り出した物体を人間のように 動かすのはかなり気を使うとてもじゃない が身代わりを動かしながら外出し魔術の 実験なんて不可能だそりゃ自分の身体を2 つ制御するようなもんでしょう人間技じゃ ねえですようんだからこいつの制御を グリモに頼もうと思うな驚愕の表情を 浮かべるグリモに言葉を続けるグリモは 実態と精神体の間にいるような構造だろう だったら身体の部分を俺の右手に残し精神 体をこの人形に宿らせるなんてことも できるんじゃないのかそりゃまあ増作も ねえことですが会話の受けえから大丈夫だ グリモは状況に合わせて身体を動かして くれればいい俺の鳥にグリモはなぜか そワそわしているそのですがいいんですか いロイド様の思う通りに振る舞えるとは 限りませんぜ俺が頼んでいるんだから構わ ないだろう早速その中に入ってみてくれえ じゃあ俺が忙すとブリモはいかしむように 人形の身体に入っていく人形の目が開き 動作を確認するように手足を動かすグリモ うん問題はなさそうだグリモは立ち上がっ てグリぐリと首を動かした後俺に背を 向け元をに焼けさせたぐひ信じられないぜ もうこんな自由がもらえるとはよよほど 信用されてるのかこいつが1人で外へ行っ てる間に周りの人間をうまく使えばグリモ えい声をかけるとグリモは驚いたのか君と 肩を振わせたなぜか恐ろる恐る振り向く グリモにっこり微笑みかける頼んだよそう 言うとグリモは放けた顔で俺をじっと 見つめてくるどうかしたかいいえなんでも ないでさパタパタと手を振りながら俺から 視線を外すあの顔何かんでやがるのかは そうか俺様を試してやがるんだ自由に泳が せていると見せかけ裏切りの気配を見せ たら殺すつもりだなく気づいてよかったぜ 奴の魔術は得体が知れねえからなその くらいの術式は余裕で組んでいても おかしくはないならば今下手に動くのは 特策じゃねえよなまずは奴の信頼を得る ことに集中すべきかそしてまた何やら ブツブツ言い始めた一体どうしたのだろう かどうしたグりも大丈夫かいいえいえなん でもないでさともかくこのグリもロイド様 のために噴骨最新やらせていただきますぜ ええへぎこちなくグリモを見て俺は首を かしげるなんだか独り言の多いやである 慣れない人間世界での生活で精神的に疲れ ているのかもしれないなごく普通の庶民 だった俺は血闘で命を落とし何の因果王族 として転生したサルーム王国第7王子 ロイドディサルームそれが俺の新しい名だ 今では10歳この生活にも随分慣れてきた と思うちなみに国の景色や文化雰囲気と 照らし合わせてみると俺は死んだ直後に この身体に転生したようだ俺が学園に通っ ていた頃新しい王子がもうすぐ誕生する らしいとか言ってたしな少し申し訳ない気 もするがなってしまったものは仕方ない兄 たちはすでに成人しており年も離れていた 俺は大い継承争いともほとんど関係ない おまけに身体も小さく用姿も平凡それに 政治にも全く興味を示さなかったので期待 されてないようだっただが兄たちが王に なるために毎日毎日マナーや学問武術を みっちり学んでいるのを見るとそれで 良かったなと思うおかげで俺は大好きな 魔術を思う存分勉強させてもらっている からだ朝起きて図書館に引きこもり魔術書 を読みふける日々その増料はとんでもなく 魔術書だけでも数百冊はある基礎から 始まり専門的なものに至るまでその全てに 目を通した前世で基礎をしっかりやってい たおかげか難しい魔術書も理解はできた もちろん魔術の再現も今は色々と応用する ための術式を編み上げているちなみにあの 時を殺した魔術は高価な媒体を使用したご 利用子で今見ればそう大した魔術でも なかっただったようだちょっと残念なお 魔術が好きなのは隠してないが実力という かあれだけの威力が出せるのは隠している あんな魔術が使えると知られたら絶対面倒 なことになるだろうしそうなったら魔術の 研究どころではないだろう期待されて多い がどう言われても困るしなちょっと変わっ た魔術好きの王子これが俺に対する周りの 評価であるべきだロイド様どちらですか ロイド様 視界がぼやけるみたいが思うように動か ない一体何が起きているのだろう自分が 自分ではないみたいだ誰かの声が聞こえる 女性の声だ目を凝らすと顔が見える美人だ そして胸をけさせているだが妙に大きい気 がする女性は何か喋りながら俺に近づいて くる身の危険を感じた俺は懸命に手を 動かし火を念じた小さな炎を生み出す俺が 唯一使える攻撃魔術弱い魔物を追い払う ことしかできないが威嚇にはなるはずその はずだだが何か妙だ違和感を感じた俺は とっさに女性から狙いを外したその直後 ドゴン と爆音が響いた見れば壁に巨大な穴が開い ていた女性は驚いているがそれは俺も同じ だ俺の過球でこんな威力が出るのはありえ ない一体何がそう思った時目の前にある 姿鏡に自分の姿が映る小さな身体短い手足 クリッとした大きな目赤子だ俺は赤子に なっているのだそういえば何かで聞いた ことがあるしたものが記憶を許したまま 生まれ変わることがあるといわゆる転生と いうやつだそう考えれば今の火球にも納得 がいく魔術師としての核は家柄と才能 つまりほとんど生まれた時に決まる優秀な 魔術師の家計では幼少期から魔術を使える ものもそこそこいる今の俺にそれほどの 才能があるならこれだけの魔術を使えても 不思議ではないだが待てよいくら何でも 生まれた時からこんな魔術が使えるなんて 例は聞いたことがないぞ周りで騒いでいる 人たちも俺がやったとは認識していない ようだしなというかよく見れば部屋が やたら広い気がする部屋に置かれている ちょうど品は美術館で見るような高級品が 並んでいるしメドらしき女性も数人いる こんな部屋そこらの貴族ではありえない王 規則や泊はまた工爵とかそんなことを考え ていると不立派な装飾が施された紋章が目 に止まるその紋章には見覚えがあった俺の 住んでいたサルーム王国その王家の紋章で ある俺もしかしてとんでもないところに 生まれてしまったんじゃないだろうかうぐ 身体が痛くて思ったように動けない シルファの全力をコピーしたからだろう あと若いからすぐ筋肉痛が来たんだろうな なんせ10歳だしひ筋肉痛すかうんこれ 以上の運動は控えた方がいいだろうそう 言って腕をマッサージするあまり無理する と治りが遅くなるもんなそんな俺を見て グリモはなぜか呆きれた様子だぐふざけ おってそんな俺礼へ繰り出されるパズの 打撃打撃打撃魔力衝壁が痛々しい岸身音 を上げていたやはりかなりのパワーである なあちょっと聞きたいんだけどそんなに 強いのになぜ魔獣を集めてたんだ 知れたこと我 1 人が強くなるより部下を集めた方がより効率的に戦力を増大できるからよ強くなるために仲間を増やしたってことか ああそうだ苦労努力を重ねた日々だったわざわざ魔獣の住みやすい環境を整えてやり扱いやすくなる様子も繰り返した面倒ない作業だったがそれもようやくようやくこれからという時だったのに 貴様のせいで ガッスンと怒りに任せた一撃で俺の身体は 中に飛ばされる強烈な一撃により魔力消壁 は粉ご々なに砕けちったくばれ だが放たれた魔力並は俺ので消滅した俺の 前に貼られた透明な壁を見てパズは下打ち をする血また魔力消壁かたがそんなもの何 度でも破壊して左右を見渡したパズが 言いかけた言葉を飲み込む展開したのは 魔力消壁ではなく結界だ空間系透魔術次元 展かなり魔力を食うので短時間しか持た ないがあらゆる攻撃を通さぬ次元の壁それ でパズを包み込んだのだん 俺はふと思い立つ グリモは魔人に魔術は聞かないと言ってた が結局聞くのか聞かないのかどっちなの だろう魔人と遭遇する機会なんてそうは ないだろうし試してみるべきだよな20 俺は右手の口を開き呪文の影を開始する新 内岩牙大塩熱 円牙列空荒しげ土水風4系統も神魔術を ジぐりに100 高速術式を展開し本来の3倍速にて 編み込んでいく無事魔獣狩りは成功した みんなのおかげだ感謝するおおアルベルト の言葉にこの絵たちがもろテをあげて換気 の声をあげるうんせっかく城から外に出た のにもう終わりか結局魔獣とは戦えなかっ たし物足りないな日はもう沈みかけている 今日はここで止まっては明日にしよう 気づけばもう夕暮れである夕日がコメに 反射してとても綺麗だ夜になったら 抜け出して魔術の練習でもできないかな なんて考えているとロイド様私たちの テントが用意できましたよテントの設営を 終えたシルファが俺に微笑耳かけてくる かなり小さなテントだこんなところで2人 で寝るのかこっそり抜け出そうとしたら 確実に目を覚ますだろうなシルファだし 間違いないまあ残念だけど今回の外出は これで終わりか俺も魔獣を借りたかったな さあ私は夕食の準備をしてきますロイド様 はこちらでお待ちをおおんとシルファの声 と重なるように低い音が聞こえる犬の 吠え声いやこれは狼でしょうかいやそれに しては少し声が太いような気がする 普通の狼はもっとか高かい声で吠える遠すぎて聞き取りづらいがベアウルフのそれによく似ていたおんおん 遠覚えは徐々に近くなっていくしかも 1 つではない周りの森中から聞こえてくるようだここまで来るとこの絵も違和感を感じたのか騒ぎ始めるななんだこの方向はどんどん近づいてくるぞ 休んでいる奴ら全員出てこいテントで休ん でいた者たちもゾろぞろと出てきた皆緊張 したお持ちで武器を構えているロイド こっちへ来いアルベルトの元へ小走で行く とこの絵たちが俺たちを中心にして エンジンを組む辺りをピリピリした空気が 漂うーもうすぐそこで唸り声が聞こえる ガサりガサリと草むが揺れそこから巨大な 狼が顔を出したやはりベアウルフだていう か強くなりたかったのなら身体を鍛える ならなんなりやり用はあったんじゃないか 面倒な思いをしてまで部下を集めるより よほど効率的だろ楽しいから雲なく続け られるのであるパズは戦闘スタイルからし て肉段が得意なタイプ部下を集めて命令を 出すより身体を鍛える方が賞にあってそう だしな俺が寝ても覚めても魔術をやって られるのも純粋に楽しいからだ魔術の修行 は俺様もやってきたがそう楽なもんじゃ ねえシドを吐き地味な反復をし努力を重ね て少しずつものにしていくもんだそれを ロイドはそりゃもう楽しそうにやりやがる 毎日常今までもこれからもだろうそんなや に努力だなんだと言ってるやが勝てるわけ がねえグリモがブツブツ言っているが 吹きすぐぶ風の音でよく聞こえない俺の 言葉にパズは苦笑いを浮かべるくふ我の配 は楽しめなかったことか全く無茶を言って くれるそう言い残しパズの身体は砂のよう にサラサラと消滅していく夫とsirリと なって消えゆくパズへグリモが大きく口を 開け吸い込み始めるどうやらその魔力を 食べているようだえ魔人の魔力ってのは やっぱうまいぜ力がかなり戻ってきやがっ たこいつのそばにいれば上質な魔力の補充 にはこかねえこの調子で魔力を増やしその うちこいつの身体を乗ってやるぜブツブツ 言いながら北ソむグリモ その力はほんの少し増しているように 見えるどうやら魔力を食べて強くなるよう だなどうでもいいけど腹壊すなよそそりゃ もうええ俺の言葉にグリモは慌てて返事を するのだった部屋に帰った俺はベッドに 寝転んでいた頭の中は全国試した20章 魔術でいっぱいだなるほどなるほど2つの 異なる影で魔術を発動させた場合単純に1 +1が2になるわけではなく全く別物と なるのか円列火級も滝列水求もあのような 先行爆発を引き起こす要素はないおそらく 呪文が重なり合うことで新たな現象を 生み出したのだろうそんな話を城の書物で 読んだことがあるそれは1人ではなく2人 で使う二重だったがそれにしても他の魔術 ではどんな反応が起こるのだろうか色 踊りじめしてみたいよななあグリも空間 Y曲魔術とかで別次元に部屋とか作れない かなのできるわけねえっすよつかなんすか それ聞いたこともねえですよさすがに 難しいか空間系統の魔術はこれにとっても 難易度が高く1つ2つしか使えない魔術の 実験ができるほどの巨大な空間を制御する のはさすがに無理だうん実験場所が欲しい ところだな射撃場を使うわけにもいかない しかと言って屋上も今回の件で警備が厳重 化したからな城の外でやればいいんじゃな いっすかね上外か確かに城の外には広大な 大地が広がっている試しには持ってこい だろうしかし城の外に勝手に出たことを 知られるとかなり怒られそうだ第7とは いえ一応王子である自由にしていいとは 言われているがそこまでの勝手な行動は 許されていないえこっそり抜け出せばいい んすよどうせわかりゃしませんって 抜け出すだけならともかくそんな長時間の 間バレずに住むのは無理だな特に問題なの はご衛権世話役であるシルファだ毎日現術 ごっこに誘ってくるのだがどこで隠れて本 を読んでいてもあっさり見つかってしまう のであるいや待てよよく考えたら今は グリモがいるしあれを使えば短時間なら ごまかせるかもしれないな少し試したい ことがある付き合ってくれるかいグリモ もちろんでさ試したいことというのは魔術 による身代わりだ俺は手を広げると鏡を前 にして自分の姿を見ながら目の前に魔力を 集めていく中心に小さな種が生まれそれが 目を出しぐんぐんと空中に根を伸ばして いく根は次第に人を形づり始めた魔獣だ まだいたのかぐるガ王 グお 1匹だけではない2匹3匹と森の中から 飛び出してくるあっという間に俺たちは ベオールフの群れに取り囲まれてしまった しかもそれだけではない森の奥からは どんどん遠えが集まってきていたバカな 魔獣は群れないはずそれがなぜこんなに皆 老婆言えているがこれはチャンスだこの絵 たちは魔獣1匹でも苦戦してたしこれだけ いるなら俺が倒してしまっても構わん だろうもちろん開魔術以外を使うつもりは ないがそれだけでも十分だよっしゃ テンション上がってきたアルベルト兄さん 俺も戦いますああ分かった期待しているぞ ロイド来ますシルファの声とほぼ同時に ベアウルフたちが飛びかかってくるおく アルベルト様とロイド様をお守りしろこの 絵たちは密集し俺たちの前に壁を作るその 奥からアルベルトが演列火球を放った 燃え裂かる炎に焼かれの打ち回る ベアウルフよし俺もやってやるぞ暗えやや 棒読みで放つのは火球だ飛び出した日の玉 はベアウルフの鼻先を焼きひませたそこへ この絵たちの斬撃が加わり交代させる ロイド様なんでもっと強力な魔術を使わ ないんですかい上位魔術の1つでも使えば こんな奴ら1発で倒せるでしょうだって すぐ全滅させたら面白くないじゃないか せっかく魔獣相手に魔術を使う機会なのだ どうせなら長く楽しみたいそうだ倒れた 魔獣に魔術と掲けたらもっと長く楽しめる んじゃないかついでにこの絵たちにも かければ永久期間の完成だ割れながら ナイスアイデア悪魔ままとひらめきである そうそいつはさすがにやめた方がよろしい かと思いやすだがグリモはドん引きし ながらダメ出しをしてきた各かによく考え たら血魔術でも気力までは回復しないし 長期線で木の緩んだこの絵たちが殺される 可能性もあるかさすがに自分の実験で人が 死んだら後味が悪いしやめておくかと言っ て確かに火球だけだとあまり面白くなさ そうだじゃあせめて気を試う覚えたばかり だから生き物相手に浜田ほとんど検証して ないしな敵も大いし当て放題である俺は 呼吸と共に右手に体内の木を集めていく タオのやっていた気候団だ以前やった時は 肺がめちゃくちゃ痛かっ
【異世界漫画】勇者パーティーを追放された白魔導師、Sランク冒険者に拾われる ~この白魔導師が規格外すぎる。 1~46,2【マンガ動画】
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