【異世界漫画】ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される。 1~44,1 【マンガ動画】

連れて行かれた先は城の隅にあるレガを 積み重ねて丸型のドームにした建物上部 からは煙突が生え近くには井戸がある昔 この建物は何だろうと中を覗いてみたが中 は物置きになっていたっけ一体こんな場所 に何のようだろうかおここだここだ 懐かしいなリアンはそう言いながら扉を明 に入る中は以前見た時とは全く違った部屋 の中央には巨大な路が置かれ金とに ハンマーペンチのみ不様々な役品様々な 家事道具が並んでいたここは俺がガキの頃 に使っていた工房だよ留学の際に道具を 持って行ってたんだが帰るってことで1先 に送り返しておいたのさ今日から向こうで 学んだ家事仕事ができるってもんだぜ花歌 を歌いながら道具を触るディアンその顔は 子供のようにキラキラしていたディアン 兄さんは家事が好きなんですかおおだから 向こうで色々学んできたんだ向こうは すごいぜ不魔術や魔剣政策の技術が進んで いてよこのままじゃ行けないと思って アルニーに相談したら優秀な不与術師を 紹介してくれるって言うから期待したんだ がまさかロイドとはな わあと従々しいため息を吐いてリアンは俺 を睨みつけたロイド悪いがアルニーの言う ことを鵜呑みにはできねえお前が本当に 不与術師として優秀なのかどうかまずは 試させてもらうぜわあくんなんだか厄介な ことになってきたなついてきた城が不安げ に俺を見上げているこの液体が何か分かる かリアンは水瓶の中に入ったキめく液体を 差し示しすまずい液ですね付与の際に術式 と共に塗付する液体です向こう基本は知っ ているようだなだがこれはどうだおおん 遠覚えを上げながら襲いかかってくる コボルトたちこの絵たちは剣を抜き放ち 迎え打つコボルトの振り下ろすの剣が 受けようとしたこの絵の鋼の剣と接触した え驚きの声をあげたのはこの絵とこぼると 両方だったコボルトの持っていた鋼の剣が 抵抗なくへし折れこの絵の剣は勢いのまま にコボルトの銅を捉えるそのままざりと コボルトの身体を切り裂いたぐわー先血が 吹き出てこぼるとは倒れる他の場所でも俺 の付与した鋼の剣がコボルトたちの武器を へし寄っていくななんだこの切れ味はこれ が付与の力というものかこのように頑丈な コボルトの大毛を一で切り裂いてしまうと はその切れ味にこの絵たちはとても驚いて いるようだどうやら不与はうまく働いて いるようだな武器で勝さるこの絵たちは あっという間にコボルトを追い払って しまった はははどうだお前たち?これが我が弟の実力だ恐れったろう後でしっかり霊を言っておくことだなアルベルトが誇らしげに笑っているおいおい勘弁してくれよ俺は目立ちたくないんだが俺が自止目を向けているとベルトが満面のミを浮かべの両肩を叩いた素晴らしいじゃないか 成功率も去ることながらとんでもない 切れ味だったぞあれほどの不術を使える なんて本当に驚いたよえええと母はまずい やりすぎたか俺の想定以上に評価が高い 使い手が少ないから少々やりすぎても 大丈夫かと思ったがそれが裏めに出たかも しれない俺がどう答えたものかと試案して いるとアルベルトは言葉を続けるいつも本 の虫だったロイドが実質にこもりっぱなし だったからきっと何かやっているのだろう とは思っていたがまさか不術をここまで 極めているとはね道具はシルファに集め させたんだねとんでもない才能ださすがは 僕の弟だよどうやら俺の思い過ごしだった らしい俺はアンドの息を吐いたはい アルベルト兄さんの言う通りですどうやら 不魔術に向いてたみたいであはうんそう だろうそうだろうどうこれからも不要をお 願いしてもいいだろうか道具は僕が融通 するからさ頼むよ道具を本当ですかああ もちろんだとも今回使った道具は基本の ものばかり不魔術には他にも色々な材料が 必要だそれをアルベルトの力で集めて もらえるならこれからはもっと色々なこと ができそうであるふふふロイドは良き才能 を開化させたなこんな年齢から純宅な資金 を使って思う存分不術の修行ができるもの などそうはあるまいこのまま行けば国1番 いや世界一の不術師になることも不可能で はないなアルベルトが何かブツブツ言って いるが俺は様々な付与の組み合わせを 考えるので頭がいっぱいだったんしばらく じっと見てみると剣の真ん中に細い日が 入ったピシピシとひび割れるような音 が鳴り剣は真2つに折れてしまったありゃ なんでだ鉄よりは鋼の方が硬いはずなのに なぜ同じ不魔術をかけて壊したのだろう首 をかしげているとグリモが口を開くまずい 液が新品だったから不与魔術の効果を従に 伝えちまったのかもしれませんねロイド様 の魔力は半端じゃねえですからただの鋼 じゃ耐えられねえですよあのまずい駅は 劣化してたってことかしかしそんなこと よく知ってたねエーマー家事については 足しもそれなりの知識がありぜ自 グリモールといや甘貝じゃちょっとは 長売れてましてねえへ得意に笑うグリモ どうやらかなり家事としての知識がある らしいこれなら不魔術の助けになるか ありがとうグリモを使い間にしてよかった よ古代魔術は古臭いだけでいまい使え なかったが家事師としての知恵は助かる俺 自身魔術以外にはそこまで詳しくないしな うんうんと頷いているとグリモはポカンと 口を開けていたんどうかしたのかいいえ何 でもありませんぜあっに取られたような グリモだったが小声で何かブツブツと つぶやき始めるこいつ魔人である俺様を 使い間にできてよかっただとけいい気に なっているのも今のうちだぜ だがなぜだ不思議と気分は悪い気分じゃ ねえだとあくそ調子が狂うぜなんだか わからんが情緒不安定はいつものことか それより不魔術の続きに取りかかるとする か結局色踊りじめしたが鋼の剣は強度増加 を二重が限度だった他の武器も似たような もので普通の武器にはあまり何枚もの強化 術式をかけるのは難しいらしいちなみに3 割くらいは失敗してへしおったてへ残るは これだな最後に残ったのは赤い等身の探検 であるさやには綺麗な装飾がされており歯 もまた同様の紋用が刻まれている術式が元 から組み込まれているのかこいつは魔剣 ですなああおそらくアルベルト兄さんの だろう鋼の剣ばかりじゃ飽きると思って俺 の練習ようにおまけで入れてくれたのかな ちなみに魔剣というのは付与した武器と 違い剣を鍛える段階から術式を組み込んだ ものである鉄を叩きながら術式を編み 折り曲げてまた術式を編むそれを何度も 繰り返すことにより通常の付与とは比べ物 にならないほどの術式を編み込んでいる 高速で迫りくるパズ俺のそばにいたベア ウルフたちが立ちふがるガウぐるおもしか して俺を守ろうとしてくれてるのかでも 危ないぞ知りかせようとしたが間に合わ ない邪魔をするなずが両腕を振うとベア ウルフたちは引き飛ばされたヒャイン地面 に叩きつけられたベアウルフたちが悲鳴を あげたこいつ自分の眷属をなんてやつだ パズは倒れすベアウルフたちには目もくれ ず俺目がけて体当たりをぶちかましてきた ドスンと自動発動した魔力消壁ごと俺の 身体は湖へと吹き飛ばされるだが風景魔術 非秘傷発動風をまとった俺はコ面の上を 滑り中央あたりで止まったしゃあ翼を広げ 地面を蹴り即座に追撃してくるパズ 振り下ろされた右手から放たれる魔力派を 魔力消壁で受け止めたい自分で育てた大事 な建属だろ殴るなんてひどいじゃないか何 を言っている我に逆らう愚かな犬なども 早や眷属でも何でもないわ貴様を殺した後 に全て首り殺してくれるひどいなモフモフ 帝国を作るんじゃなかったのかよ魔獣帝国 だ顔を真っ赤にして俺を殴りつけてくるず ダメージは全くないがそれでも魔力消壁を きしませるほどの威力ただ殴っただけ邪高 はならないこれも魔力の性質変化か何が 強縮なものか息子たちに現術を叩き込んだ シルファはお前の現術の際は歴代王子で1 番国1番の剣士になるなどと対鼓版を押し ておる城でも屈の魔術師であるアルベルト もお前の才能に嫉妬しておったよ自分が あの年頃だった時はまともに火球など 飛ばせなかったそれを見事に制御しておる とな若き実力者であるあの2人にそこ までしめるとはな大したものだよ シャールズは腕組をしたまま嬉しそうに うんうんと頷いているうは2人ともそんな ことを言ってたのかよ俺なりに実力は隠し てたつもりだったがまだ甘かったようだ やはり城の中で魔術を使うのは危険だな あまり俺の評価が上がると大い継承に 巻き込まれる可能性もありそうだしそう なったら面倒だ少しは自調しなければでも 俺の性格上魔術の研究は止められないしな お前には大いに期待しておるこれからも 励むのじゃぞゲートそうですね返事を濁す 俺を見てチャールズは顔を曇らせるだがな のいくらお前が優秀だからとて今からお前 を大い継承候補に加えるのは難しいのじゃ すでにアルベルトラを含む上位の王子たち にはそのための教育をさせておるからな お前がそう考えて頑張っておるなら 心苦しい先に行っておこうと思いこうして 呼び出したのじゃよはそういうことか つまりチャールズは俺が王いを継承すべく 頑張っていると勘違いしているのだ もちろん俺にそんなつもりはみ人もないの でほっと胸を撫で下ろしたお気になさら ないでください父上私は言われた通り好き なことをしているだけです多い継承権など に最初から興味はございません俺の言葉に チャールズは目を丸くしたとして換気は 真ったかのように目を細めるうむうむわし の言葉に腐るでもなくよくぞ申したできた 息子をモテて嬉しいぞしかもちょっと涙ん でいるようだ本心なんだけどな完激して いるチャールズを見ながら俺はポリポリと 本を書いた安心せえロイドよその努力が 無駄になることは決してないだろうからの だからその調子で埋進するのじゃぞはあ うむでは下がってよいなんだかわからない がとりあえず今までの生活は維持できそう で安心だ俺はアンドの息を吐きながら チャールズに背を向けるそれにしても大い にも興味を示さずただひたすらに努力を 積み重ねるか例わずか10にして大した ものよいやはや真の大たるものどれくらい 出なくてはいかんのかもしれんなこれは 大い継承候補について考え直さねばならん のかもしれぬシャールズは何かブツブツ 言ってるがあまりよく聞こえないまあ多分 政治についてだろうな悪いけど興味なしだ それより早く帰って本を読みたい俺は足早 に玉座の間を後にするのだった 攻撃を防がれ困惑していたリッチだったが 気を取り直したのか再度死を飛ばしてきた だが無駄だすでに展開していた魔力消壁が それを防いだ黒い歯は衝壁に当たると共に へし折れ粉なごな肉だけ無惨していく今 一体何をしたあるか魔術だよ言い忘れてた けど俺は魔術師なんだダンジョンに入って からずっと戦闘はタオに任せきりだった からな隠していたわけではないが木の練習 に集中してたし見せる機会がなかったのだ 声なき声をあげながら黒い歯を連発して くるリッチふむ闇系統魔術家魔物の使う 魔術ということで気嫌いされているから 魔術書がほとんど存在しないんだよな せっかくだから調べさせてもらうとしよう えっとそのためには魔力消壁の強度を下げ て代わりに男性を目いっぱい上昇と よしオッケードンと来いズンと鈍い音を 立て黒い歯が衝壁に突き刺さるだが歯は 衝壁を貫くことはなく勢いを殺され完全に 停止した攻撃力を失った黒い刃を手に 取りるピリピリしたしびれを感じるこれは 毒かA魔力を毒に変化させて飛ばしている のか毒というのもちょっと語弊があるか 実際にある毒物を使うものよりは魔術な 側面が強いので精神的な毒つまり呪いを 固めて飛ばしているというのが1番近い 表現かな肉体よりもその内部生命力に作用 する攻撃まともに食らえば生命力を直接 削られるため見た目よりも攻撃力は高そう だそれでも術式としての考え方は火水など とそこまで変わらないので魔力消壁で問題 なく防御可能である俺に軽くされたのに 驚いたのかは慌てて魔力を練り 始める両手に集まった魔力は戦国とは 比べ物にならないは両手に集めた魔力の塊 を鋭く尖らせ獣の牙のように上下に広げる ロベルトそれはやばいある避けるねあれは 闇系登場今術シか似たような構造だが市人 とは比べ物にならないほど強い魔力が込め られているそれとも他にも何か追加効果が あるのかな気になるかの俺を見てにやりと 笑うとは黒い歯を上下から繰り出し てきた高速で迫りくる歯が魔力消壁に激突 するが突破することは叶わない勢いを殺さ れ転がった歯を拾い上げるや悲鳴そして 倒れる音よし当たりね小作がガッツポーズ をするタオすぐに岩影からゾろぞろと 小さな人影が出てきた土色の身体にの ような体育小さな角に大きく不気味な赤い 目手には棒やら錆びたナイフやらを持って いるあれは確かゴブリンだっけか 最弱クラスの魔物だしかしそれは単体での 評価を組むとかなりやばいとも書いてあっ た姿を表したね2度もかかってくるある 一速にてゴブリンたちの懐は勢いのまま 飛び蹴りを放つゴブリンは吹き飛び眼璧に 叩きつけられメリコンだタオの攻撃はそれ だけで終わらない一瞬だけ着地すると老倍 エルゴブリンたちに回し蹴りを食らわせた 勝査なキリスがゴブリンたちの脳点を こごとく捉え一体また一体と倒れしていく やあ着地したタオにゴブリンが反撃しよう とコ棒を振り下ろすがタオはすでにそこに はない残像を残して消えたタオはゴブリン の背後に回り込んでいた遅いよズンと拳が めり込みゴブリンはぐらりと崩れ落ちた 呼吸を整えるタを見ながらもえんだ ゴブリンたちは動くことができない強い素 であんな威力が出るはずだないそういえば タオの髪や瞳の色顔立ちは遠くにある異国 のものだな異国には気を使いそれをまとわ せた素で戦うという話を何かの書物で見た ことがある呼吸で体内に気を巡らせ 練り込むことで凄まじい力を発揮すること ができるとか眉つだったがこうして実際に 見ると信じざるないそういえばいつも独特 の呼吸をしていたなあれがそうなのだろう かギャーギャギャー後ろから聞こえる寄制 に振り返ると目の前には2匹のゴブリンが いたうおびっくりしたタオの戦闘に夢中に なりすぎたようだもちろん魔力消壁を張っ てあるので問題はないがあっちまるで滑る ように移動してきたタオがゴブリンに引き のどてっぱにそれぞれ小底束を叩き込んだ 衝撃で天高く飛んでいくゴブリンたちは ちょい対空時間を経て地面に激突したやあ それを見て悲鳴をあげるゴブリンたちタオ の強さに恐れをなしたのか気づけば ゴブリンたちはいなくなっていた ありがとう助かったよふ霊は無用あるタオ は背を向けたまま匂立ちをしているどうし たのかなさっきからずっとその体勢のまま だしかも物欲しそうにこっちをチラチラ見 ている一体何だろうさっき言ったお礼以外 の言葉を待っているような無逃げる ゴブリンたちを目で追っていると大きな穴 の中に逃げ込むのが見えたあれはもしや ダンジョンかダンジョンとはたくさんの 魔物が存在する不思議な場所だ奥にはお宝 もあり貴重な魔道具や魔所なんかもある らしいこうしちゃいられない俺は矢も盾も たまらず走り出す風景魔術失走風をまとっ た身体は羽のように軽くなり高速での移動 が可能となる地面を蹴ると文字通り飛ぶ ようにかける ちょっとロベルトどこ行くあへの愛の告白 を忘れてるよ後ろからタオが何か叫び ながらついてくるが風の音でよく聞こえ ないそんなことよりダンジョンだ俺は全力 失走でダンジョンへ向かうのだったタオは 顔をあらめくねくねと腰をよじっている まさかまだ気を失っていなかったとはだが 幸運なことにちょっと勘違いしているよう で正体がバレたわけではなさそうだていう かといつの間に将来を誓い合ったのだろう か全く記憶にないんぞふむ魔人を倒すとは 相当名が知れた冒険者だろう今度探して霊 を言わなければないやロベルトなんて冒険 者はいないんだがまあいいや知らんをして おこうオンといきなり森の中から吠え声が 聞こえてきたし身から飛び出してきたのは 真っ白な大型県たちだ犬の群れは俺に すり寄ってくるわなんだお前たちうんよく 見ればこの犬たち見た目はすっかり 可愛らしくなっているがさっきの ベアウルフだ触れれば分かるが体内を巡る 魔力の流れが同じなのである成長や修行に より魔力の方は変われどう1個体であれば この流れのパターンが違うのは基本的に ありえない一体なぜこんなことになったん だろうか魔獣は食らった魔力により姿や 性格が変化しやすロイド様の魔力を浴びた からこいつらもこんな姿になったん でしょうオングリモの言葉を肯定するよう に犬が吠えたその1 匹が俺の前でちょコンと座ると他の犬もそれに習う戦闘の犬は俺をキラキラした目で見上げを振っているどうやらこいつずが直接操っていたやつですなイド様を認めたようですぜどうもみたいだなとはえ城に連れ変わるわけにもかないよないだし 俺はそう思いちらりとシルファを見た あらあらこの犬ロイド様に随分抱いている ようですねだがシルファは俺に抱いた犬を 見て嬉しそうに微笑んでいるあれ絶対 連れ帰っちゃだめですとか言うと思ったの になぜか交換色だ何を不思議そうな顔をし ているのですかロイド様犬は中義に熱く 戦士たちの良き相棒となるそれ 故えラングリスケでも昔からたくさん勝っ ておりますロイド様にもいつか犬を買って いただこう思っていましたが良い機会です この子は身体も丈夫そうだしよろしければ 買われてはいかがでしょうかシルファの 言葉にアルベルトも頷くそうだね犬は僕も 好きだそれに白い魔獣は演技が良いと言わ れているこれほど抱いているならきっと ロイドの良きとなってくれるだろうおん おんそうしろと言わんばかりに何度も 吠える犬2人がいいって言うならいいか 魔獣に関しても色々研究したいことはあっ たしねあいや別にグいことをするじゃない からなロイドその子に名前をつけてやると いい名前ですかうんじゃあ白でおん白い からという安直な理由だけど白は気に入っ たようだ撫でとばかりに俺に頭をすり付け てくる俺が撫でてやると白は千技連に尻尾 を振って喜びを表現していた可愛い アルベルト兄さん大丈夫ですかパズを倒し た俺は陸地に戻り倒れていたアルベルトを ゆり起こすすでにパズの魔力の影響は抜け ていたようですぐに目を覚ましたうロイド 一体何がはみんなは無事か魔人はどうなっ た起き上がりキョロキョロと辺りを見渡す アルベルトあしまったなどう説明したもん かまさか俺が倒したとは言えないし 落ち着いてくださいアルベルト兄さんへ エトですねそう俺も気絶してて起きたら みんなが倒れてたんです魔人もどこにもい ませんでした慌てて言いつ作ろうと アルベルトはどこか納得していなさそうな 顔をしたそうかすまない取り乱したようだ とりあえずみんなを起こそうはいそれでも なんとかごまかせたようであるアンドの息 を吐いていると他の者たちも起き上がり 始めたアルベルトは全員の無事を確認し 頷く皆まずは無事で何よりだ魔人に襲われ たにも関わらず命があったのは奇跡としか 言いようがある前だが魔人との戦闘中僕は 奴の出す黒いモヤを浴びて気を失いなぜ奴 がいなくなったのか覚えていないのだ誰か 見たものはいるかアルベルトは全員を 見渡すが誰も声をあげるものはいない シルファも首を振って返したふう助かった どうやら俺の正体はバレてないようだな あし見たよぶタオの言葉に思わず吹き出し てしまうどうかしましたかロイド様いや別 にシルファに背中をさられながら何度も 咳込むまさか見られた俺はドキドキし ながらタオの言葉に耳を傾ける倒れた 私たちを助けて魔人を倒したのはロベルト よぶ思わずもう一度吹き出したロイド様 ゲホゲほ咳む俺の背中をシルファが心配 そうに何度も撫でたロベルトと言うと以前 タオを助けた冒険者だったかうん私が意識 を失いかけもうだめかと思ったその時に 殺そうと登場したよそして魔人と退治し湖 の上ですっごい戦いを繰り広げたね魔人の 攻撃を物ともせずとんでもない魔術を 打ち込んであっさりと勝利したよさすがは 私と将来を誓い合った中ねわあすごいです な時々一般人に解放しているらしいよ動物 園として国内でも珍しい同植物が見れる からと解放の日は大勢の人が訪れるちなみ にその時の案内人はエリスアリーゼがやり たがっていたがそれはさすがに止められて いた部屋の中央にある白いテーブルに アリーゼと共に座ったエリスお茶を用意し てちょうだいかしこまりましたエリスは頭 を下げるといつの間にか手にしていたTで 茶を注ぐハーブの良い香りが辺りに広がり アリーゼは心地よさげに目をつる早速です なアリーゼさんの魔獣を見せてもらいたい んですけどあらせっかちさんねふ分かった わロイドの頼みですものリルアリーゼが 呼ぶと建物の屋根からふわっとした毛玉が 起き上がるさらりとした長い足全長ほども ある長い尻尾ぴょコンと立った耳が動き 主人であるアリーゼの方を向いたビルと 呼ばれた巨大な狼は力強く跳ねると アリーゼの元へ降り立つ金色のけ並と金色 の瞳の美しい魔獣背の高さは3mはある だろうかすごい威圧感である紹介するわ この子はリルよさご挨拶なさいウん か高かい声でリルが泣くと白が俺の後ろに 隠れたでっかいから怖いのだろうかそれで も白は興味深ぶかげにリルをじっと見上げ ているこいつはレッサーフェンリルですな ベアウルフの上位種の割とやばめな魔獣 ですぜ上位種かだから白も興味深影なのか もなフェンリルってのは警戒心が強いため 滅多に確認されないと聞いたことがある 戦闘力も高くバでドラゴンを買ったりも するらしい劣等シュレッサーとはいえ そんな魔獣を買い鳴らすなんてアリーゼは 俺が思うよりすごいのかもしれないこれは 教えてもらえる内容にも期待できそうだお 願いします俺もアリーゼア姉さんとリルの ように白と石疎通をしたい方向を上げ ながら突っ込んでくるベアウルフこの絵 たちは剣を構え迎え打つかだめベアウルフ は斬撃を物ともせずこの絵たちを 吹き飛ばしたその勢いのままこちらへと 向かってくるお2人ともお下がりください シルファがスカートをひ返し俺たちの前に 立つちらりと見えたスカートの裏側からは 無数の投げナイフが見えたそれを目にも 止まらぬ速さで抜き放ちベアウルフに到的 する1本は額2本は固めもう1本は大きく 開けた口の中へと命中したうご円 苦しみ破れるベアウルフにアルベルトが 巨大な炎の塊を放つ鈴と炎がベアウルフに 命中し体毛を焼き尽くしていくしばらく 暴れ回っていたが魔術の炎は消えずその うち力つきてしまっただがあベアウルフは 埋めき声をあげ倒れふした動かなくなった ベアウルフを見てこの絵たちが完成 を上げるうおさすがはアルベルト様だ 素晴らしい魔術でございましたあっという 間にアルベルトはこの絵たちに取り囲まれ てしまうどう上げでもしそうな勢いだあれ はロイド様の魔剣のおかげですぜ奴自身の 力じゃねえドイツもこいつも見る目が ねえっすなグリモがそれを見て毒づいて いるなんだか苛立っている様子だ何を 起こってるんだそりゃ怒かりやすいぜ評価 されるべきはロイド用なのになんであいつ が言いかけてグリモは口をつむな何を言っ てんだ俺様はこいつがみんなに評価され たら後で利用しにくくなるじゃねえか むしろ高都合のはずなのにクそわけが わからねえだがなんだこの苛立ちはそして またいつものようにブツブツ言い始めた相 変わらずよくわからんやだドイドこの絵 たちの中からアルベルトが声を張り上げた お前が付与してくれた魔剣のおかげだぞ そう言ってブンブンと手を振ってくる俺は 愛そ笑いをしながら同じようにして返した とりあえず付与した魔剣はうまく作用して いるようだなうんうんおおそうだ群れない はずの魔獣をどうやって集めたのだろう すごく気になった俺は思わず尋ねる一体 どうやってこんな数のベアウルフを集めた んだくふ知れたこと本来は決して群れぬ 魔獣どもをこの森に集めるため餌となる 超獣たちを我が魔力を餌に大量に集めたの だよそうすれば魔力と餌に溢れたこの地に 魔獣が集まってくるその中で生まれた晩の 親を殺し子だけを集め育てあげたのだ本来 は群れぬはずの魔獣だが幼虫の頃から集団 で育てればそれが普通となるのだよまあ おかげでかなり苦労させられたがその回合 会ってみよこの軍勢をこれだけの魔獣を 相手に勝てるものなど存在すまいくは親を 殺し子供をさって小さい頃から調京すると は何という悪いやつだ俺でもそんなことは やらないぞ大笑いするパズを見てグリモが 声をあげるああそのちょっといいかなんだ ま抜けな魔人お前さんそれいつからやって いるんだざっと100年だな割れながら 苦し藤させられたぞそりゃそうだろうな グリモは呆れた顔でため息を吐いている 100年気の遠くなるような話である人で あるグリモから見てもすごいことなん だろう準備を終えた我は年には念を入れ手 に村を襲わせたそうすればこの国の軍が出 てくるだろうからなそれに勝利すれば我が 軍勢の力は証明されるそしてカ付なきまで に勝利した倒れぬ魔獣相手に貴様らはなす 術がなかったであろう今こそ信仰の準備は 整ったのだふははは笑いするパズをグリモ は鼻で笑ったおいおいカプ泣きまでに 叩きのめしただとどう見てもここに1人 残っているじゃねえかむああそうだなひわ な子供とその使い間がな問題ないすぐに すりつぶしてやるパズが手を上げるとベア ウルフたち俺たちを取り囲む目を血ばらせ 唸り声をあげていたさあ行けそやつらを 食い殺すのだおお飛びかかってきたベア ウルフたちが鋭い爪と牙をお礼と 突き立てようとしたその瞬間であるベア ウルフたちは俺礼への攻撃を止めるとその まま着地し俺の橋元へ伏せた魔術師として 大切なものはまずは家柄次に才能そして 最後に努力である魔術師のそウィリアム ボルド魔術学園の入学式学長の挨拶で1番 最初に言われた言葉だ魔術師というのは まず家柄と血筋が大事でそれから才能努力 なんてものはほとんど意味がないと続け られた家柄は言わずもが古くから続く 勇正しい家には非少な魔術書と唸るほどの 材力が受け継がれ代々積み重ねられた決脈 は魔術師として有利になるようより濃く 深く洗練されていく才能も当然大事だ魔術 を扱うセンス独力再現力微力身体能力才能 に優れたものはしばしば家柄の確保も量 するそして最後に努力だがこれは努力が 無駄というわけではない努力はただの前提 魔術師を心す以上心身ともに鍛え上げ日々 の修行は欠かさず魔術書を読み込むなんて ことはみんながやっているだから日々懸命 に励みなさい挨拶はそう締めくられたまあ しかしそんなことはどうでも良かった俺は 庶民の生まれで大した才能もないと言われ ていたが魔術がただ好きだった何もない ところから炎や氷雷が生まれる神秘術式に よって様々な顔を見せる奇跡それが自分の 手で行われるという私服あっという間に 魔術の取った俺にとってこの魔術学園での 生活は最高だっただがそんな日は終わりを 迎えることとなるの発端はとある公爵家尺 借難の魔術書が盗難された事件誇りある 貴族が盗みなどするはずがないそう言って 彼が疑いの目を向けたのは魔術学園唯一 庶民の生まれである俺だったなあグリも あれって俺がお前に身体を貸しているよう なもんかこっちは完全にロイド様主導なん で全然違いやすよ言うなら自分は付属品の ようなもんでさあっちはパズの野郎が魔獣 の身体を乗ってるんですがな魔人の身体は 実態がないので他の生物の身体と一体化 できるらしいグリモが俺の右手に入って いるようにパズも魔獣の身体に入っている のだろうただ向こうの主導権は完全にやに あるようだ巨大ベアウルフパズが唸り声を あげながらこちらに歩み寄ってくるさあ 立ち上がるよう我が眷属たちよパズの言葉 で今まで倒れしていたベアウルフたちに 頑光が宿るゆっくりと立ち上がるベア ウルフたちの身体にはうっすらと黒いモヤ のようなものがまとわりついていたあれは パズの魔力か魔獣とは魔力を持った物質を 食らい強く大きくなった獣だそうして魔獣 となった獣はより強くなるために魔力を 帯びたものを好んで処すようになるパズは 自身の魔力を与えて傷を追った魔獣を回復 させているのだろう各か魔獣使いなどは そうして魔獣を操っていると書物で読んだ ことがあるふむふむ実際に見てみるとよく わかるがあれはただの魔力ではないな魔獣 たちの身体が受け入れやすいよう魔力の 性質を変化させているように見える各かに 他人の魔力というのは簡単に受け入れ られるようなものではないにその性質を 変化させ受け入れやすくしているのだろう 強い魔力を持つものが近くにいるとかなり 気になるしなだから俺は普段は魔力を抑え て活動しているのだがこれが結構疲れるん だよななるほど魔力にはああいう使い方も あるのか面白いガルルグー唸り声をあげる ベアウルフにこの絵たちは後ずさる 立ち上がったベアウルフたちの身体の傷は みるみるふがり心なしが大きくなっている ように見えるばバカな倒したはずなのに やったねすごい威力よさすがはアルベルト 様ですこれなら奴も立ち上がってはこれ ないでしょう2人は喜びの声をあげる反対 にアルベルトの表情は曇っているそうだと いいがな と膝をつくアルベルト呼吸は乱れ全身に力 が入らないのかガクガクと震えていたま 力切れの症状だ顔色が青くなっている アルベルト様大丈夫あるか歯は全ての力を 出し尽くしてしまったな魔力が限界だよ これで生きていたらもうどうしようもない ね力なく笑うアルベルトを支えるタオも シルファもすでに疲労後輩と言った具合だ 地の魔術では数は癒せても魔力や疲労まで は癒せないからな当然この絵たちも立って いるのがやっとの様子である全員が祈る ような顔で炎を見据える中心 と地面が揺れた炎の中でゆらりと巨大な影 が揺らめく 人間にしてはやるではありませんか炎を かき分け現れたのは傷1つないパズだ後ろ にはよめきながらも立ち上がりつつある ベアウルフたちもいるその姿を見た全員の 顔が絶望に染まるばバカな氷学の顔を 浮かべるアルベルトを見てパズは2位と 広角を上げる 甘いですね我は魔人人間の魔術など効か ないのですよパズが笑うと黒い吐息が 吐き出される気づけばそれは辺りを 包み込んでいたぶぐこの絵たちが埋めき声 をもらし倒れていくタオもシルファもだ みんなバタバタと倒れしていくくわは我が 魔力を吸い続けたものは何者であろうと 自我を失い操り人形となるのですよ人間に しては持った方ですがそれもここまで安心 しなさいこれからは我が下木として使って あげましょう大笑いしていたパズだがすぐ にその顔が怖る視線はまっすぐお礼へと 注えていたばバカななぜ我が魔力を 吸い込んで意識があるのだえさあ ローバイエルパズに俺は首をかしげて返し た王族たるもの女性からそういう視線を 向けられることは少なくない周り体に言え ばモるということだがあまり彼女たちを 甘く見るなよ女性が僕たちを見る目は とてもシビアだあまりだらしなくしている と霊水をぶっかけられちまうぞはわあ すごく真面目な顔で何を言っているん だろうこの人はもしかしてアルベルトは 女性関係でひどい目にでも会っているの だろうかアルベルト様うわいきなり後ろ から声をかけられアルベルトはビクっと肩 を振わせる振り向くと満面の笑を浮かべる シルファがいたシルファは笑顔のまま手に したTを差し出した驚かせて失礼いたし ましたお茶が入りましたよあありがとう シルファから茶をついでもらった アルベルトはTカップをズずズっとすする そしてぶっ吹き出しそうになりなんとか 耐えた暑かったのか渋かったのかはたまた 両方かアルベルトはゲホゲほと咳込んで いるアルベルト様と言えどあまりロイド様 に余計な知識を与えませぬようお願いし ます ああもちろんだともそれを聞いて安心 いたしましたではごゆっくりシルファは にっこり笑うと俺たちに背を向け去って いったな怖いだろそう言ってアルベルトは 苦傷するいやどう考えても自業自得だろう キュンキュキュンそして鼻を鳴らしながら すり寄ってくる尻尾をブんブン振りながら 青向けになり腹を見せているものもいた 10数匹いたベアウルフたちは皆俺の周り でじれついてきていたな何おい貴様が何を している早くそやを殺すのだブーパズが 命令するがベアウルフたちは俺のそばから 離れようとはしないそれどころかテキに 満ちた目でパズを睨んでいたふむこんな 感じかな俺は手のひから魔力を生み出し ながらつやく俺の周囲を白い煙のような 魔力が包んでいたロイド様一体何をしたん ですかいさっきからやっていた魔力の性質 変化だよ昼に食べた肉の味や匂いを強く イメージして発動させたんださっきの シルファの料理微妙かったもんな思い出し ただけでよだれが出てくるベアウルフたち も気に入ったようで心地よさそうな顔で 浴びていたゴわー パズが入っていたベアウルフも題始めた どうやら俺の放つ魔力を吸い込んだようで あるおおおい貴様までふざけるなよやめろ 吐き出すなくぐおベアウルフはよだれを ボタボタ垂らしながら口から黒いモヤを 吐き出していくモヤは新潟に固まりパズと なったおおあれが本体かパズを吐き出し 終えたベアウルフは俺の元へ駆け寄ってき たくんくんそして尻尾を振りながら俺の 周りをくるくると回っている可愛いわあ わグバカな子こんなはずでは残されたパズ は雲の表情を浮かべ息をあらげている許さ ん許さんぞおおこのクソガきが我が魔獣 帝国の邪魔をしようってズタズタにして くれる辺りを漂っていた黒いモヤがパズへ と集まりその身体を包み込む空気が震え俺 にくっついていたベアウルフたちが警戒心 を剥き出しにしたモヤを取り込んだパズの 魔力がぐんぐん上がり魔力もどんどん増し ていくパズは銀の毛と漆黒の翼を持つを 持つ巨大な猿へと変貌した決まった実態を 持たないが故えの変貌全ての力を 出し尽くした真の姿とでも言うべきか最初 とは内放する魔力量が断違いだ殺す巨大化 したパズは短くそう呟いて俺に飛びかかっ てきた普通に考えてこれだけの動物を 買い鳴らすなんて常人には無理だろう俺と 同じ血を引いてるし魔術師としての才能が 発言していてもおかしくはない生まれつき 知筋や才能に優れたものの中には無意識に 魔力を扱うものも珍しくないのだ塔に たどり着いた俺は正面にある大きな扉を ノックする姉さんアリーゼさんいますか ロイドです 少し待っていると中から黒髪メイドが出て きた各か名前はエリスだっけ覚えて いただけて光栄ですロイド様お久しぶりで ございますうん久しぶりアリーゼさんに 会いたいんだけどかしこまりました少々お 待ちくださいませペコリと頭を下げ塔へと 戻るメドさらにしばらく待っていると扉が 開いたロイドガバといきなり抱きしめられ たワプふカフカの柔らかな感触をぎゅっと 押し付けられる苦しいロイドロイドロイド もう久しぶりねあなたから会いに来て くれるなんて姉さんとっても嬉しいわ さらにグリグリと頭も撫でてくる痛い アリーゼ様おやめくださいロイド様が苦し がっておられますえあら本当ごめんなさい ねアリーゼは謝ると俺を抱きしめる腕を 緩めたふう苦しかっただからあまり来たく なかったんだよなアリーゼは昔から俺を 見つけては抱きついたりキスしたりと おもちゃにしていたのである咳込みながら 顔をあげる俺の目の前にいたのは薄べに色 の長い髪をふわふわとさせた女性髪だけで はなくドレスにもファーやポンポンがつい ており全体的にふわふわだちなみに胸もふ ごめんねロイド姉さん嬉しくなっちゃって それで一体何のようかしらアリーゼはそう 言ってにっこりと微笑むのだった翌日大量 の剣と共にアルベルトが俺の部屋を訪れた 100本以上はあるだろうか煮を引く従車 もとても重そうにしているアルベルトは いつも通り爽やかな笑を向けてきたや おはよう約束通りこの絵の剣を集めてきた よこれはすごいですね昨日のことをみんな に話したら今朝こんなにたくさんの件を 持ってきてね1人で30本持ってきたもの もいたくらいだよよほど不魔術をかけて 欲しいらしいね多分違うなアルベルトが俺 のことを話したからその点数稼ぎとして剣 を持ってきたのだろう主人が剣を集めよと 言えばそれに使える騎士たちなら剣の10 本や20本集めてくるよなそこまで考えて なかったが嬉しい誤参だロイドが不魔術を 使うようを見てみたかったがこれから経済 の授業でねとても残念だがこれで失礼する よありがとうございますアルベルト兄さん アルベルトは俺にウインクを1つして扉を 閉めた良かったですねロイド様これだけ ありゃ相クラでも不魔術を試せますぜそう だな冬魔術は武器にかなりの負担をかける し失敗の可能性も高い数はあるに越した ことはない不術に使用するまずい液だが あまり強力な術式を編み込むと武器を汚染 するそれは金属のつがりを蝕みその結果 簡単にへし折れてしまうかと言って術式を 弱めれば貴重な液を使った効果が薄い濃 すぎてもダめ薄すぎてもダめその見極めが とても難しいのだしかも同じ武器でも金属 疲労などにより同じ術式でも負荷になる 可能性もあるその辺りは身体で覚える必要 があるため不魔術は大量の練習が不可欠な のださて早速始めるか安そうな武器から 扱っていこうとはいえどれも良いもの ばかりだな飲み物の鉄を焼いて強くした鋼 の武器が主だが中にはかなり高華そうな件 もある魔剣かこれアルベルトに差し出す 武器だし安物というわけにもいかないか まあいいや遠慮なく使わせてもらおうまず 手に取ったのは1番数のある鋼の剣この 辺りから試してみるか鋼の剣用にまずい液 を小分けにして術式を編み込んでいく とりあえず強度増加を30プラス男性増加 くらいでやってみるかあの鉄の探検と同じ くらいの容量はあるだろう術式を編み込ん だまずい液を1本目の鋼の剣に塗りかけて 乾かす魔獣だまだいたのかぐる ガ王ぐお1匹だけではない2匹3匹と森の 中から飛び出してくる あっという間に俺たちはベオールフの群れ に取り囲まれてしまったしかもそれだけで はない森の奥からはどんどん遠えが集まっ てきていたバカな魔獣は群れないはずそれ がなぜこんなに皆老倍言えているがこれは チャンスだこの絵たちは魔獣1匹でも苦戦 してたしこれだけいるなら俺が倒して しまっても構わんだろうもちろん魔術以外 を使うつもりはないがそれだけでも十分だ よっしゃテンション上がってきた アルベルト兄さん俺も戦いますああ分かっ た期待しているぞロイド来ますシルファの 声とほぼ同時にベアウルフたちが 飛びかかってくるおおくアルベルト様と ロイド様をお守りしろこの絵たちは密集し 俺たちの前に壁を作るその奥から アルベルトが演列火球を放った燃え裂かる 炎に焼かれの打ち回るベアウルフよし俺も やってやるぞくらえやや棒読み君で放つの は火球だ飛び出した日の玉はベアウルフの 鼻先を焼きひませたそこへこの絵たちの 斬撃が加わり交代させるドイド様なんで もっと強力な魔術を使わないんですかい 上位魔術の1つでも使えばこんな奴ら一発 で倒せるでしょうだってすぐ全滅させたら 面白くないじゃないかせっかく魔獣相手に 魔術を使う機会なのだどうせなら長く 楽しみたいそうだ倒れた魔獣に血魔術と 掲けたらもっと長く楽しめるんじゃないか ついでにこの絵たちにもかければ永久期間 の完成だ割れながらナイスアイデア 悪魔ままとひらめきであるそうそいつは さすがにやめた方がよろしいかと思いやす がだがグリモはドん引きしながらダメ出し をしてきた各かによく考えたら血魔術でも 気力までは回復しないし長期線で木の緩ん だこの絵たちが殺される可能性もあるか さすがに自分の実験で人が死んだら後味が 悪いしやめておくかと言って確かに火球 だけだとあまり面白くなさそうだじゃあ せめて気を試う覚えたばかりだから生き物 相手に浜田ほとんど検証してないしな敵も 大石当て放題である俺は呼吸と共に右手に 体内の木を集めていくタオのやっていた 気候団だ以前やった時は肺がめちゃくちゃ 痛かったがチ魔術をピンポイントで肺に 当てながらやればかなり痛みを柔らげる ことができるよし行けるはそれを火球で 覆ってカモフラージュし放つ放たれた パイプの玉飛行団はまっすぐ飛んでいき ベアウルフに命中したぐお 悲鳴を上げて吹っ飛ぶベアウルフだがすぐ に立ち上がってきたいまい聞いてないか 純粋な木の攻撃だとタオの足元にも及ば ないロロロイド様今のは一体あ 木だよタオに教えてもらったんだな俺の 言葉にグリモは驚いているきってのは確か 大昔に戦った異国人が使っていた技だよな 長年の修行が必要って話だが倒って小娘に あったのは数日前だろうそんな短期間で 覚えたっていうのか信じられねえグリモは またドん引きしているようだもしかして俺 が手を抜いて長引かせようとしているとか 考えているのだろうか残念ながら全力なん だよなやっぱり木は難しい高速で迫りくる パズ俺のそばにいたベアウルフたちが 立ちふがるガウぐるおもしかして俺を 守ろうとしてくれてるのかでも危ないぞ 知りかせようとしたが間に合わない邪魔を するなパズが両腕を振うとベアウルフたち は引き飛ばされたひゃイン地面に叩きつけ られたベアウルフたちが悲鳴をあげた こいつ自分の眷属をなんてやつだかずは 倒れすベアウルフたちには目もくれず俺 目がけて体当たりをぶちかましてきた ドスンと自動発動した魔力消壁ごと俺の 身体は湖へと吹き飛ばされるだが風景魔術 秘障発動風をまとった俺はコ面の上を滑り 中央あたりで止まったしゃあ翼を広げ地面 を蹴り即座に追撃してくるパズ振り下ろさ れた右手から放たれる魔力派を魔力消壁で 受け止めたおい自分で育てた大事な建属 だろ殴るなんてひどいじゃないか何を言っ ている我に逆らう愚かな犬なども早や眷属 でも何でもないわ貴様を殺した後に全て 首り殺してくれるひどいなモフモフ帝国を 作るんじゃなかったのかよ魔獣帝国だ顔を 真っ赤にして俺を殴りつけてくるパズ ダメージは全くないがそれでも魔力消壁を きしませるほどの威力ただ殴っただけ邪高 はならないこれも魔力の性質変化か両手に 魔力を集めて皇室か攻撃力を上げるよう イメージしているんだな面白そうだ俺も やってみるかとはいえ素ではあれだしそう だ鞄の中に武器があったっけ 以前不魔術で使った鉄の探検あれを使えば 剣で同じことができるよなこよしなかなか 筋が良いよ俺が気を巡らせ手元に集めるの を見てタオが嬉しそうに手を叩くタオは俺 が日に興味を持ったのがよほど嬉しかった のか親切にも色々と教えてくれている教え 方もうまく俺自身に下地があったことも ありおかげである程度木の操作はできる ようになっていた大したものねこんな 短期間で気を物にするとはびっくりよタオ の教え方がいいんだよ実際に気を使って いるのを見ながらだと分かりやすいしねま そんなこと言って褒めても何も出ないある よタオは嬉しそうに腰をくねらせながら俺 の背中をツンツンしてくる教えてくれるの はありがたいがちょっと気持ち悪いのが たまに傷だしかしロベルト木の呼吸辛く ないか慣れないうちは肺にすごく負担 かかるはずよそうでもないよなはずないね 木の呼吸は肺が焼けつくような痛みあるよ あしでもピリピリするから長期感は無理な のにうん確かに痛いけどでも楽しいしね 全然苦じゃない前世でやってた瞑想で慣れ てたからかな全然平気だそそうあるか俺の 言葉に呆れ顔になるなんか変なこと言った かなそれにしてもお宝が全く落ちてないな かなり深くまで潜っているはずなのに全く お宝に出くわさないダンジョンにはお宝が 眠っていると聞いていたが不良品なの だろうかこの程度の魔物しか出てこない ダンジョンじゃ1番奥に鹿は眠ってないよ 多分このダンジョン出来たてねああそうな のかダンジョンはまるで生き物のように 成長する生まれて間もないダンジョンに いるのは弱い魔物ばかりで回層も浅くボス も弱いが見入りも少ないらしい高レベル ダンジョンはその逆でどんどん敵が強く 深くなっていく何百年も攻略されてない ダンジョンはその上には町が立てられ人々 の制業にすらなっているとかそしてどう やらここが最後を見たいよ階段を降りた先 にてタオが立ち止まると目の前には ぽっかりと大穴が開いていた中には今まで 感じたことのないような強い気配が感じ られる感じ取ったようねロベルトそう ダンジョンの採用にはボスがいるそれを 倒せばお宝ゲットねおおついにか生まれて すぐのダンジョンみたいだし大したお宝は 期待できそうにないけどねタオはそう言っ て笑っているがなんとなく妙に大きな魔力 を感じる弱い割には魔力が大きくないか 魔術タイプの魔物だろうかともあれここで グズグズしても仕方ないね中に入るよそう 言ってズんズ々と中へ入っていくを俺は やや警戒しながらついていく中は薄暗らく 広い空間だった妙な結界が張られている ようだ感じた魔力の正体はこれか俺が中に 入った瞬間入り口が結界で閉ざされたなん だこりゃ外に出られなくなっているぞ 触ってみると控えるこの手触り魔術では ないのか感覚的にだが三石と同じ ダンジョンが持つ魔力によるもののようだ 水形等魔術準度上昇これは液体に作用する 魔術で文字通り不純物を排除するものだ皮 の水を飲料水としたり燃料などに混じった ゴミを取ったりと使える幅は広いただ あまり準度を上げすぎると混合物は完全に 分解されてしまうのだ以前社の順度を上げ すぎて水にしてしまったことがあるそんな 繊細なことを魔術でわあ改めて思い出すが ロイド様の魔術は大したもんですな俺が 開発したわけじゃないよ魔術は常に進歩し ているグリモがいた頃よりいろんなことが できるようになっているのさよしゴミを 救ってとうん綺麗になったまずい駅は戦国 と違いかなり透明度が増しているように 見えるそういえばこのまずい駅には何の 術式が込められているのだろうちょっと見 てみるか液体に込められた術式へと意識を 集中させていくふむこれは強度増加の術式 かな物体に込める術式の中でも最も ポピュラーな術式だ 効果なはこれで強化しておけば簡単には 折れないだがこの術式相当昔から使い回し てるなめちゃくちゃ古臭いし非効率な術式 だちょっと書き換えようこんな術式はもう 覇棄してもいいか大分容量が開いたなこれ なら強度増加も3くらい編み込めるついで に男性増加もしておこうこれがあると金属 に粘りが出てとても丈夫になるからなよし こんなもんかあ探検にもう1度してとでき た手にした探検のは全国と違いピカピカだ 試しに宝箱には当ててみると面白いように スパッと切れたおお見事なもんですなうん いいねさらにタオは流れるように肘打ちを 放つ そこから左鍵つき美回し蹴りそれらは全て 最初の一撃と寸分違わぬ場所へ打ち込まれ ていくタオは止まらないそして日々は さらに大きく深くなっていくこんなところ ではないあ歳の頃から毎日毎日短を 続けてきたね雨の日も雪の日も休まず毎日 彼氏も作らずよそんなそんな努力を 積み重ねてきた私がこんなところで彼氏も 作らず死ねるか一泊置いての飛び膝蹴り 魔力消壁が砕け散ちりぽっと穴が開いたあ でもまずいな好きだらけだぞしかもリッチ もぼっとしていたわけではないカタカタと リッチのラン食いが揺れる魔術の影少だ 黒い先行が他を包む島ドーンと爆発が 巻き起こる吹き飛ばされたタオが地面に 落ち何度か転がったぐったりしているやば そうだタオて てより抱き起こすタオは苦しげな表情で顔 をあげ開くうななぜ戻ってきたね実は逃げ てなどおらず近くで感染していたとは とても言えず口をつむもしかして私のため にもうバカあるなでもいいよロベルト みたいなイケメンと一緒に死ねるなら本も あるそう言って俺から顔を背けるて おいおいもう諦めるのかもうダメある身体 動かないよそれに動いたとしてもピッチ 相手に勝てるわけがないね何言ってるんだ よ俺の言葉に被せるように黒い先行が辺り を包む背を向けていた俺たちにが 魔術を放ってきたのだぎゅっと目をつる タオ直後衝撃派が俺たちを襲うことは なかった俺の張っていた魔力消壁がリッチ の魔術を防いだのだ壊る壊る目を開けた タオは不思議そうに目をパチクりしている 俺は立ち上がるとをまっすぐに 見据えにやりと笑ったここからが楽しいん じゃないかそれでよというのは何かしら はいつい最近魔獣を買い始めたので飼育 法し付け方など色々聞きたいなと思いまし て紹介しますね白ですオン背中を撫でると 白が吠えるそれを見てアリーゼは目を キラキラさせたあらあらあらまあまあ 可愛い子ねしろちゃん焼けに丸くて小さい けれどベアウルフかしら当たりです北の森 にアルベルト兄さんと魔ガりに行った時に 懐かれましたそれにしてもよくわかりまし たね本来の姿とは大きく違うはずですが うふふなんとなくそんな感じがしたのよ なんとなくねやはりなと思いながら俺は目 を細める以前俺が魔力の波長を感知して 生物の同一個体を識別したようにアリーゼ もまた無意識に似たようなことをしたの だろう魔力ってのが関係してるのよねよく わからないけれどはいそれで聞きたいの ですがネーロイドこんなところで立ち話も なんだし中で話さない美味しいお茶を出す わよそうですねつい話し込んでしまった中 に入ればアリーゼの魔獣もいるだろうし それを見ながらの方が話しやすいかという わけで俺はアリーゼに案内され塔の中へと 足を踏み入れる中は大広間となっており塔 の外壁に螺線階段と小部屋がいくつかある 以外は完全に吹き抜けとなっていた地面に は柴け池村さらに木々まで生えており まさに自然のままといった感じだそれを見 たグリモが簡単をあげるシルファは牧刀を 握りまっすぐに切りかかっていく 振り下ろす剣を軽くいなしながらシルファ へと牧刀の喫先を返したシルファはそれを 受け距離を取ったうんいいですよロイド様 口元に笑を浮かべながら俺と剣を交える シルファよしいい感じにごまかせているな 初めてシルファから堅術ごっこを持ちかけ られた時俺は泣かれたあまりに弱すぎてで ある当時7歳くらいだった俺を捕まえて それはないと思うのだがシルファ曰く ふざけているとしか思えない弱さだった らしい俺は本気でやっていたつもりだった がその恥ずかしながら前世の頃から運動は 苦手なのだそれからシルファのスパルタが 始まった毎日刀を握らされ非妊形相手に何 度も何度も打ち込みをさせられた運動議嫌 の俺にとってはまさに地獄完全に堅術 ごっこの息を超えておりその後の読書に 支障が出るレベルだったなので俺は少し ずルをさせてもらうことにした魔術の中に は物体を操作制御する類いのものがある それが制御系統魔術これを使えば自身の 身体をプログラムした通りに自動操作する ことが可能現在はシルファの動きを トレースし俺の身体で再現しているのだカ かカキン 牧刀がぶつかり合う音が辺りに響くあは 素晴らしいですロイド様シルファの動きを トレースしているので当然互角で打ち合え ている棒よりの様子みにしておけば比較的 肉体への負担も少ないふうでは今日はこの 辺にしておきましょうかしばらくすると 満足したのかシルファは額体の汗を拭った ふうやっと終わったか自動で動かしていた だけとはいえそれでも結構耐えるなみたい が少し重い座り込んで休んでいると シルファがキラキラした目を向けてきた ロイド様の権技メキメキ上がっていますね これなら私と互格にやり合う日もそう遠く ないかもしれませんあはそそうそうかな シルファの権技をトレースしているからな とは口が避けても言えない向こうも当然手 加減をしているのだろうが最初に比べても 少しずつ早く強くなっているにも関わらず 俺が対応しているからメキメキ強くなって いるように感じているのだろう俺が制御 系統魔術でやっているのはあくまでも相手 の動きに合わせているだけだからなまあ いきなり本気で切りかかってくることは ないだろうししばらく魔術でずるしている のはバレないだろうバレたらその時考える とりあえず本が読みかけだし早く図書館に 戻りたいじゃあ俺は図書室に帰るからはい お疲れ様でしたうんうん素晴らしい神立て ぶりですねゆくゆくは騎士団長か牽制か ふふ将来が楽しみですシルファは何やら 恐ろしげなことをブツブツ言っているが 多分気のせいだろう図書室へと帰る俺を シルファは笑顔で送り出すのだった今し方 ロイド様が使われたのは魔獣使いの技 アリーゼの力は天生の際によるもの自覚が ないがゆえにアンコントローラブルですが ロイド様は確実に自覚して使われていた しかも他の魔獣使いはアリーゼ様の前では まともにコントロールできなくなっていた のにあれほど見事にこのままアリーゼを 超える魔獣使いの技を習得していただけれ ば集まってくる動物たちを追い払って いただけるかもしれませんここが動物 だらけなせいで他のメ度たちは怖がって 近寄りもしないし餌やり汗も大変おかげで 私の休みはなくショッピングやカフェに 行く暇もなしええそうですともここは是非 ともロイド様に頑張っていただかねば何か 強烈な念を感じ振り向くとエリスが期待を 込めたような目で俺をじっと見つめている ロイド様またいらしてくださいアリーゼ様 はもっと色々なことを教えられるようです よまあナイスだわエリスえそうよロイド私 はもっとたくさんのことを教えてあげられ ますからだから是非また来てね各かに魔獣 使いの技がこれだけなはずがないよなまた 何か疑問が生まれたら聞きに来るとしよう あまりまともな返事は期待できないけどな 容姿しろいい子だぞオン宣告投げたボール を取ってきた白の頭を撫でてやる魔力の 性質変化を利用したイメージの共有は かなり便利でこれを使えば大抵の行動はさ せられるようになっていたちなみにさっき もただ普通に投げたわけではなく めちゃくちゃ高く投げた風景トマ術を使っ て城の上壁くらいの高さにだそれを壁と壁 の間を登らせて鳥に行かせたのである魔獣 ならではの動きだやるな ただ動き回る白を常時魔力で繋いでおくの はそれなりに負担なため魔力刻印を用いて 命令したい時だけ魔力を飛ばして白と 繋がることで解決したとりあえずこれで 日常生活に慣れさせていくかヤーロイド そんなことを考えていると芝フの向こう からアルベルトが歩いてくる第2王子 アルベルト俺のここの上の兄で金髪聴心の イケメンだ魔術に関してはかなりの腕前で 俺をよく魔術の訓練に連れて行ってくれる ちなみに大い継承候補と噂されているよう だそう言って木箱を漁さり中から取り出し てきたのは赤茶色の土だ赤泥ですね性鉄の 際に使われる原料の1つ確か隣獄では良い 赤泥が取れると聞きますな知っているのか a本で得た知識だけで恐縮なのですが不 魔術を知るには家事の技術も当然必要だ おかげでそれなりの本を読み知識を得て いる見れば木箱の中には様々な素材が入っ ていたおお鉄鉱石に石炭乳代石金銀道 魔石粉すごいいろんな素材がたくさんあり ますね まるで宝の山だこれだけの素材があれば 不与もやり放題魔剣も作れるかもしれない アルベルトがディアンを紹介してくれたの はあの時の約束不与魔術の応援するという のを果たしてくれたのかあれ赤石や月銀役 はないのですかなんだそりゃ付与に使う 原料の1つですが虚しげるとリアンは ごくりと息を飲んだこいつ半端ねえ知識量 だまずい液だけならともかくそれ以外の 素材の知識もかなり豊富ちょっとかじった だけじゃない下手したら俺と同等の知識が ありやがるだとへあるも人が悪いぜこんな なりだがどうやら少しは使えるらしい こいつと一緒なら俺の夢俺だけの オリジナル魔剣を完成させられるかもな そして何かブツブツ言い始める一体どうし たんだろうロディボ えさっきまでと違う呼び方に聞き直すおお お前のことだよロディボお前少しは不魔術 ってのを分かってるじゃないかいいだろう 認めるぜちなみに俺のことは親方と呼ぶと いいはあ親指で自分を刺すディアン なんだかわからないがいつの間にか認め られたようである油ですか翌朝俺はシーツ を干しに来たシルファに声をかけるまずい 液の原料である油まずはこれが大量に 欲しいうん水瓶に1杯欲しいんだ魔術の 実験で使いたくてそれは構いませんがふむ そうですね条件がありますシルファはそう 言ってにやりと笑う私から堅術ごっこで1 本取ることができたら差し上げますよ やっぱりそう来るだろうと思ったよ シルファは俺がお願い事をする時は大体 そう言って交わすのだいつもはそのまま 引き下がっていたが今回はそういうわけに はいかない分かったよやろうシルファ俺が 頷くとシルファは驚き目を丸くしたも本当 でございますか聞き違いではなくうん必要 だからじゃあ俺は準備して中庭に行くから シルファも早く来てよはあボケた返事を するシルファに背を向け俺は中庭へと 向かうしばらくすると半カちで目元を拭い ながらシルファが現れたうブスロイド様が こんなにもやる気を見せてくださるなんて ううシルファは嬉しございますなぜか涙を 流して感激しているシルファはっきり言っ てそこまで完撃されても困るんだが言って おくけどシルファ魔術は使わせてもらう からねええもちろんですいくらロイド様で も堅術のみで私から1本取るのは難しい でしょうしまあそんな許可を得ずとも すでに使ってはいるのだが要は言い訳作り である攻撃魔術を併用して戦えばシルファ 相手に勝ってしまっても言い訳が効く だろうさあいつでもいらしてくださいうん 僕塔を片手で持ちもう片方の手で火球を 生み出す制限は買魔術のみ威力は加減 いっぱいこのくらいなら魔術好きの子供が 使って不自然でないレベルだろう当然 シルファの権技はすでにコピー済みである 行くよ先手必勝とばかりに火球を放ちその すぐ後ろをかけるできるだけ断速を遅くだ どうせ早く打ってもかわされるしならこう して盾として使った方がいい無駄です シルファが牧刀を振うとあっさり火球は 消し飛ばされてしまったもちろん想定ない 火球はたのめくらましだ俺は走りながら すでに土球を発動させている書き消した炎 の後には土の壁ができていた燃える炎 前踊る炎振り注ぐ炎等しく全てを滅ぼす炎 よ来たれ来たれ来たれアルベルトが影唱を 開始するあれは非系統も神魔術消熱の影だ なかアルベルトは上位魔術まで使えなかっ たはずだがいつの間に身につけたのだろう かただ呪文束を使っての高速影象までは できないのかの影である呪文が紡がれる度 アルベルトの周囲に魔法陣が生まれていく 美しい葉が鮮やかに浮かんでは消えていく 呪文族だとそういうのも全て省略される からちょっと味けないんだよなとは家え 振るだとかなり長かった記憶がある影完了 までのその間タオとシルファがパズを 抑え込むという手はずなのだろうはあいや 2人の攻撃はまともに通ってないいや多少 の傷は与えているのだがすぐに言えて しまっているどうやら半分精神体である 魔人には物理的なダメージは通りにくい ようだロイド様いくら最上今魔術だろうが 魔人であるやには聞きませんぜそういや 以前にそんなこと言ってたなその割にすぐ 参ってたけどそりゃあんなもん食らったら ね結局どっちなんだよと内心突っ込むまあ いいやそれよりグリモは魔力の性質変化 って得意な方かでまだその話続いて タスカイまだとはなんだまだとは最優先 事項だろうがわあそりゃ魔人は魔力の性質 変化は得意すからねやり方くらいは分かり やすがさすがにあの人たちを放置して 教えるのはまずいんじゃないっすかね グリモが戦闘中のアルベルトラに視線を 送る大丈夫だよ少し前から血魔術をかけて いるからな向こうが回復するならこっちも だみんなには全国魔力国印を飛ばしてつけ ておいたのだこれは魔術を自動で当てる マーキングのようなもので1度つけておけ ばわざわざ狙い直す必要もなく魔術の対象 とできる白来いオン俺が呼ぶと白い大型県 白が元気よくかけてくる白は俺に抱きつき その重さと勢いで芝の上に押し倒された 短い草が中に舞い草と土の香りがした俺は サルーム王国第7王子ロイドディサルーム 魔術大好き10歳前世ではない貧乏魔術師 で生まれて初めて見る上位魔術に見惚れて 死にこの身体に転生した年の離れた第7 王子ということで大い継承権もないし自由 に生きろと言われた俺は好きな魔術ばかり やっている野田が最近は周りの人間に妙に 期待されている気がするまあきっと気の せいだよな地味で目立たない第7王子それ が俺の立ち位置であるおんおんちなみに俺 の顔を舐めているこの犬は白音は俺を襲っ てきた魔獣だが俺のことが気に入ったのか 随分抱かれてしまった連れ返っても良いと 言われたので使い間としたのである白を 撫でる手のひからぐパッと口が生まれる ええ魔獣にまで慕えているとはさすがは ロイド様ですなこいつは魔人グリモワール 俺はグリモと呼んでいる城の地下禁封印さ れてたが色々あって俺の使い間となったの だ俺の手のひの川に住まわせており時折り こうして口を開いては喋り出すぐひ魔獣 まで従いやがったかいいぜてめがいろんな ものを手に入れてくれりゃ俺様がその身体 を乗った時にうまい思いができるからな なお時々ブツブツと独り言を言っている 情緒不安定なやつであるせめて聞こえる声 で喋れよなおんおん夫とこら犬っこ 吠えるんじゃねえしし1人を言うグリモに 向かって吠えるしろどうも2人はあまり仲 は良くなさそうだこらこら喧嘩してないで 続きをやるぞおんグリモに手を握り口を 閉ざさせると白が座り直した今こうなって いるのは魔力に命令を乗せて飛ばし念じる だけで使い間に命令を出せるという 魔獣使いの技であるなんだか生かい視線を 向けた気がするく使い間に手を噛まれると はこのことだ私は冒険者のタオというね 怪しいものじゃないよそんなことをやって いる間にもタオはアルベルトに声をかけて いるふむ僕はアルベルトディサルームこの 国の第2王子だよお王子様これは飛んだ ゴブレイを許してくださいあるよいいさ 知らなかったのだろう僕は気にしていない よありがとうございますねたどしい口調で 頭を下げるタオ他の国ならともかく比較的 平和なサルームでは王族に少々ブレな口を 聞いたからと言って即刑罰なんてことは ありえない俺たち自身国の方針で王規則だ からとあまり存在な態度は取らぬように 言われているのだおかげでうちの王族は フレンドリーというか民衆たちからも慕わ れており魔獣狩りなどで外へ赴いた時など は平民たちの家で食事を振る舞われる なんてこともそう珍しくはないのである それより冒険者がこんなところで何をして いたんだいこの先の湖で祠の修繕以来を 受けてそれに向かう途中よその道中白と 見えたあなたの顔が少し知り合いに似てい てねつい追ってしまったよペコリと頭を 下げるタオだが上使いでアルベルトを見る 目はどこかじゃに見える怪しいシルファが 無表情のまま馬から降りタオの前に 立ちふがる怪しいですねこの女気になった なら堂々と声をかければいいのになぜ気配 を消して近づくのですそもそも喋り方から して怪しいではありませんかなあ ここの喋り方は単なる鉛りある気配だって 別に消したわけじゃなくそういう呼吸が癖 になってるだけよああなるほどみんなが タオの気配を感じなかったのは木の呼吸の おかげか俺だけが感じ取れたのは同じく木 が使えるからだろう近づいた今なら分かる 木の呼吸を行うタオは体内の気を散らさず 循環させているためあまり外へ漏れ出てい ないのだほうでは先国からアルベルト様に 邪し戦を向けているのはただイケメンだな と思っているだけよじゃなし線なんて とんでもない分かりやすく同揺するタオに シルファは随いと詰め寄るないのかあるの かはっきりしなさいシルファ辺にしてあげ なさいえとタお君も楽にするといい アルベルトが声をかけるとシルファは一瞬 タオを睨んだ後すぐに後ろへ下がったそれ でもいつでも動けるよう絵に指先を当てて いるタオは緊張が切れたのか大きく息を 吐いて腰を下ろした ありがとねアルベルト様助かったよこの人 美人だけどとんでもなく怖いねところで タオ僕が知り合いに似ているらしいが僕は 君を見たことがないんだ人違いではないの かいふむ確かに私らしているのはロベルト 名前違うよそれにアルベルト様とは少し 雰囲気も異なるねげタオのやつ俺のことを 探してたのかよいきなり飛んで逃げたから な探していてもおかしくはないかはまあ姿 を変えてたし気づくことはないだろう ちらりと視線を向けるとタオが俺を元けし ていたむむあの子どこかロベルトと木の 雰囲気が似てるよでも明らかに姿が違うね 思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いるさすがに分かりはしないだろうが心臓 に悪いなそれじゃあみんな再見またね町へ 戻った俺たちはタオと別れを告げたちなみ に城以外のベアウルフたちは俺については 来ず森に残るらしいおそらくまだ成長して いない子供たちがいるのだろうとグリムが 言っていた白に人を襲ったりさせるなよと 言っておいたがどこまで理解しているかは 不明だまあ俺の言ってることは分か るっぽいし大丈夫だろう多分ポン大丈夫だ というように自信たっぷりに吠える城ま姿 はどう見てもただの犬だしな村人たちも むやみに怖がることはないかただこいつら 内放する魔力量が以前よりもずっと増えて いる気がするが深く考えないようにしよう それから数日が経ち俺は玉座の間へと 呼び出されたアルベルトも一緒だいつも なら目が合うとウインクの1つでも汚して きそうなものなのに重もしい顔をしている 一体どうかしたのだろうかオーアルベルト そしてロイドよよくぞ参った俺の心配を よそにチャールズは俺たちを迎えるまずは アルベルトよ魔獣討伐の人よくぞ成功させ ただが色々とトラブルがあったようだな 複数の魔獣と魔人に襲われ被害がなかった のは運が良かったとしか言いようがある前 お前は第2王子の身だお前自身が優秀な 魔術師であるのも知っておるしかしこの絵 だけを連れて行くのは行くのはいさだった と言わざるを得ないだろうなは申し開きの 余地もありませんシャールズの厳しい言葉 にアルベルトは神戸を垂れたままだったか に言われば少し軽卒だった気もする魔人が 出たのは計算外にしても魔獣討伐はやはり 危険が伴う行為だもんなアルベルトも随分 反省しているようだうむ今後は慎しむよう にそしてロイドよはわいうやはりお説教か 俺は緊張しながらチャールズの言葉を待つ よくやったなが予想に反し俺に投げかけ られた言葉は賞賛であった思わず顔を あげるとシャールズは蓄えた髭の下にエミ を浮かべ頷くアルベルトから聞いたぞこの 絵たちに力を与え魔獣に囲まれても果間に 立ち向かっていたとその年で大したもの じゃはあてっきり俺も怒られるかと思った のだが表紙抜けであるキャールズはやや 前のめりになり言葉を続けるお前の才能は シルファからもよく聞きんでおる堅術の腕 もメキメキあげておるようだな与えられた 課題に応じ結果を出すというのは王として 最も大事なことの1つじゃどうだろう少々 慰例だがお前に時い継承権を与えようと 思うのじゃがな準備を終えて翌日俺たちは 魔獣狩りに向かうことにしたアルベルと 引き入いるこの絵たち15人は馬に乗り 踊りじれが付与した武器を持っている彼ら に護衛されるようにアルベルトその隣に俺 が少し後ろをシルファがついてくるそう いえばロイドは城を出るのは初めてだった ねどうだい外の景色を見た感想は実は ちょいちょい抜け出してるんだけどな もっと言うと前世で橋がない平民暮らし だったので外の景色なんてそう珍しくは ないものであるはいいろんな人たちが たくさんいて見ていて飽きないですねま そんなこと言うはずないけど全力で喜んで おけばまた連れてってもらえるしね俺の 目ろみ通りアルベルトは満足そうに頷いて いるあらアルベルト様よを組んでどこへ 行くかしらきっと魔獣狩りよあこっち見た わひゃあアルベルト様街中を歩いていると 裏たちがアルベルトを見て黄色い声をあげ ているモテモテだな確かにアルベルトは どこから見ても完璧な王子様世の女性たち がキャーキャー言うのも無理はあるまい ところであの小さい子は誰かしら初めて 見るわ立派な服を着ているし君なのかも うん可愛らしい顔立ちではあるけど アルベルト様と比べるとね同時にお礼へも 視線が注がているようだあまり興味もなさ そうだけれど俺がそんなことを考えている とシルファが重もしくため息を吐いた そして女性たちをきっと睨みつける女性 たちはきっと悲鳴をあげそ草さと軍衆へと 紛れていったふう世の女性たちは分かって いませんね確かにアルベルト様は素晴らし 方ですですがロイド様も負けず劣らず 素晴らしいいえ将来性を神すれば アルベルト様をも超える逸罪なんと見る目 のない同じ女として投げかわしいことです 何をブツブツ言ってるのだろうかさっきが 漏れてて怖いんですけど少し離れよう俺は 馬の腹を蹴り前へと進ませるのだった アルベルト様獲物を取ってまいりました私 もです私たちは鹿しばらくすると続々と この絵たちが獲物を捉えて帰ってきた うさぎに蛇鳥に魚鹿やイノシシまでである その大量ぶりにアルベルトは驚いている こりゃあなた随分捕まえたもんだ大して 時間も経っていないのにどうしたんだ いえいえアルベルト様この森トでもなく たくさんの動物がいるんですしかもどれも これも警戒心が薄い鳥放題ですよ後で狩 などしてはいかがでしょうこの絵たちは 興奮した様子で語っているまああれだけ 取れれば楽しいだろうなアルベルトは並べ られた獲物を見てふむと考え込むふむだな 獣は村の貴重な資源いくら簡単に取れる からと言ってやりすぎるのは良くない だろう僕たちは標準の食事ができれば十分 これ以上の狩は不要だ他の者たちにもよく 言っておくようにはアルベルトに注意され この絵たちは慌てて経をしたともあれ食事 の用意が始まる獣をさき血を抜き下処理を した肉がシルファの前に運ばれていく シルファはそれを切って似て焼いて テーブルの上に並べていくその手際の良さ にこの絵たちは簡単な声をあげていた皆様 お待たせいたしましたどうぞお召し上がり くださいませ調理が終わり合成な食事が テーブルの上に並んだ肉たるステーキや脳 のスープ鳥の串焼きに賛菜のさやどれも 微味そうだこの絵たちが幸せそうに食べて いるのを見るとこっちまでお腹が空いてき たお二方もどうぞああありがとうシルファ いただきます手を合わせ綺麗に盛り付け られた料理に手をつけていくまずはお肉を もぐもぐおおこれはうまい野生の獣の肉と いうのはこんなにうまいものなのか ロイドディサルームただいま参りました ある日俺は呼ばれて玉座の間へと赴いた 呼び出し主はサルームの王であり我が父で あるチャールズディサルーム玉座に座った 大柄の老人チャールズは満面の笑ミで俺を 迎えるおおよくぞ参ったロイドよ久しぶり だな3年ぶりくらい可能は7歳の誕生日 ぶりでございます7歳までに病気や怪我で 亡くなる子供は多いためその誕生日は特別 な意味を持つのだその時ばかりは忙しい チャールズも俺のために会いに来てくれた まあその時もらった言葉がお前は年の離れ た七尾だから王族争いには関係ない言わず に好きなことをやりなさいというものだっ たのだがやはり国王だけあって色々と 忙しいのだろうたまに廊下を歩くのを遠め に見るくらいだなのに今されに何のよう だろう緊張するな頭を下げたままの俺に チャールズはつまらなさそうに言うふむ そういえばお前は前に会った時もそうで あったなまた苦しいというか子供らしく ないというか久しぶりに会った父親に 抱きついてきてもいいのじゃぞおは群れ とてもそのような真似はできませんふむ まあ良いそれだけ礼儀作法を学んでいる証 だろうからなこれ少し違うよれは とりあえず機嫌は悪くなさそうだし怒ら れる雰囲気ではないか俺は立ち上がり言わ れるがママに行くチャールズは俺の顔を じっと見つめゆっくりと頷いたほういい 顔つきになったではないかありがとう ございますシルファやアルベルトに聞いた ぞ堅術に魔術にとかなり頑張っているよう じゃないかいえ恐縮ですシャールズの言葉 に俺は慌てて頭を下げた隣にいるのは誰 だろうアルベルトの横にバンダナをした 黒髪の男がいたかなり鍛えているようで 細いがマッチョである年はアルベルトと 同じくらいだろうか鋭い目つきで俺を じっと見ている白は随分お前の言うことを 聞くようになったみたいだねはいアリーゼ さんにご教授いただきましたアリーゼによ よくあの説明で理解できたね泡は少し難易 度は高かったですけれど苦傷する俺を見て アルベルトは口元に手を当てるふむまさか アリーゼのまと魔力の動きを読み魔獣を 操る技を推り習得したいやいやいくら ロイドでもさすがにそんなことはできない だろう単に魔獣がロイドになれただけ だろうなうんないアルベルトは冷や汗を 浮かべながら首を振っているなんだか顔色 が悪い気がするけど大丈夫だろうかおやる 兄物言ってんだよ男がしびれを切らした ように声をあげるとアルベルトは思い出し たように咳払いを1つした夫すまない紹介 するよロイド彼はディアンお前の兄だえ兄 さんですかおお久々だなロイドでも俺は お前が小さい頃から隣獄バートラムに行っ てたからな覚えてないかでっかくなった じゃないか今帰ったぜディアンディサ ルーム大使王子で俺が3歳くらいの頃 アルベルトと一緒に俺を見に来たんだっけ 顔にちょっとだけおかげがある目つきが 悪いとかリアンは俺と同じくらいの年の頃 から優れた火事技術を持つ隣国バートラム に留学に行っていた多分政治的な理由 だろう有効の証とか王子の見ながら国の ために勉強に行くとは立派だと思った記憶 があるそんなディアンをなぜアルベルトは 俺の元へ連れてきたのだろうかアルニー なんで俺をロイドのところへ連れてきたん だ 顔合わせならいつでもいいだろどうやら 向こうも同じことを思ったようだ アルベルトはにやりと笑う実はナディアン このロイドこそが霊の不与術師なのだよな 嘘だろアル兄こんなちびがこの魔剣に不与 を施したってのかリアンは以前俺が アルベルトに付与した魔剣を指びさして 驚いているそして俺の目の前に しゃがみ込むと顎に手を当てなめ回すよう に見つめてきたヌー信じられんがアルニー が嘘を言うとも思えんよしロイドお前を 試すこっち来いそう言うとディアンは俺を 脇に抱え走り出したえ おいディアン待てどこへ行くんだ悪りな ある兄リアンはアルベルトに手を振ると そのまま駆け出したそれは人の骨骸骨が 黒いボロボロのフードをかぶり魔術師の ような格好をしているああれはリッチある おおリッチと言うとかなり高レベルの魔物 じゃなかったかタオは無言で頷く魔物図鑑 によるとリッチとは魔術を使うアンデッド 系の魔物らしいタオが気を感じ取れなかっ たのはそれが原因だろう俺は魔力で 感じ取ったから気づいただけだ戦国から 感じていた妙な魔力こいつだったのか かなり高レベルで注意すべき魔物の一種だ とか書えていた気がするだがそんな魔物が なぜこんなところにおそらくあのリッチ はぐれねそれがここに迷いついてねじろに したよ最悪タオは肉踊り自しげにつやく はぐれとは理由あっても解いたダンジョン を出た魔物のことだダンジョン消滅かは たまた自らの意思家ともあれそういった 魔物は地上で生活したりまた他の ダンジョンに潜ったりするだがここまで レベル差がある魔物がいることは滅多に ないらしく遭遇した場合はパーティー全滅 の危機だとかここは私に任せて逃げるねあ の身のこなしなら奴の魔術もある程度 買わせるロベルトが逃げる時間くらいは 稼げるはずよタオはどうするつもりだ心配 無用私はなんとかして逃げるねだから早く 言が早いかタオはリッチに向かって 駆け出すお面白そうだ逃げたふりして感染 しよう俺は物影に隠れ戦いの様子を見守る ことにした黒い歯を避けながら気候弾を 放つだがリッチは魔力消壁を展開しそれを 防ぐし下打ちをしながらもタオは魔力消壁 へと突っ込んでいく呼吸は深く踏み込む足 で地面が揺れた津眼とてつもない衝撃音が 成り響く 見れば魔力消壁にヒが入っていた気を込め た手のひ底だなあのレベルの魔力消壁に素 で傷をつけるなんて大したもんだ負けた もの使いとはその名の通り魔獣と契約 使い間として操る者たちの総称でその期源 は使い間を愛する魔術師たちがより刺益 する能力に特化させていく過程で生まれた らしい彼らは使い間を操るのにも術式は 使わずに魔力を利用して念じるだけで支配 するらしく俺はそれを試しているのだが白 と呼んでみたが白は俺の次の命令を キラキラした目で待つのみだ恋と念じてみ たのだがどうやら伝わらないようだ白は とても頭が良く俺の言葉をほとんど理解し ているので声に出せば大抵のことは伝わる ただしお手伏待てお変わりちんちん取って こいなどの簡単な命令はともかく例えば3 週回ってワンとけのような複雑なものでは 話が変わってくるどれくらいの速さでどこ を回ってどう泣くのかそこまでの意味を 込めるのはその一言では無理だ念じるだけ で言うことを聞かせられるならその辺りも なんとかなりそうなんだがなロイド様術式 を使って命令はできないんですかい術式は 世界に効率よく干渉すべく特殊な魔術言語 で書かれたものだからなそれを理解でき ない城には通じないよていうか術式を理解 してモテ争る魔術師はかなり少ないしな 俺でも現状は単語を組み換えるのが限界だ そういう観点から見ても日々の読書で理解 力を鍛えるのは大事なのである結局は言葉 を魔力に乗せて伝えるのが1番早いのだお 座り というわけで俺は魔力と言葉を同時に出し 反復訓練にて地道に覚えさせていたうんだ がこれは時間がかかる上に柔軟性がないし な 細かいニュアンスは伝わらないし何か もっといい方法はないだろうか考えていた 俺は太ある人物を思い出すそうだ アリーゼ姉さんならサルーム王国第6王女 アリーゼルーム俺の3つ上の姉で俺と同じ ように大い継承権もなく好きなことをして 暮らしているその対象はもっぱら動物犬猫 はもちろん中類に鳥類果ては魔獣まで飼育 している奇粋の動物好きである俺が白を 買っても何も言われなかったのはアリーゼ という前例があるからというのも大きい だろうあまり気は進まないけど会いに行っ てみるかお俺の言葉に白は元気よく答える のだった向かった先は城の離れにある 大きな塔その周りにある広い庭にはリスや ウサギなどの小動物が俺たちを興味ぶかげ に見ておりヒ々の上では色取り取りの鳥 たちがえずっていたわあこいつら全部 ロイド様の姉が買ってるんですかいこんな 風に話しにされてて逃げないもんすかね うんアリーゼさんは昔から動物に好かれ やすくてね今思えば魔力によるものなのか もと考えたんだというわけで戦理品の確認 だなその夜夕食を終えた俺は早々に部屋へ 戻りカを広げたダンジョンから持ち帰った 三石ストーンスライムのかけら宝箱の 切れ橋魔術が付与された探検をベッドに 転がすロイド様何ですかそそりゃ ダンジョンから持ち帰ったのさ通りで遅い と思ったらダンジョンを攻略してきたん ですかい凍れたようにため息を吐くグリも だから悪かったってまず手に取ったのは 三師 タオの言っていた通りダンジョンから出し たことで光を失っているようだちょっと 削ってみるか水形等魔術水場にて三石を ゴリゴリと削っていく硬いものを削る場合 失量のない風場よりは質量のある水場の方 がやりやすい削り出してみたが石の内部に は特に気になる点は見受けられないどこに でもあるごく普通の石だな俺の仮説と 合わせて考えるとダンジョンの核は様々な ものを取り込んで成長するおそらくこう いった石や土を取り込みながらダンジョン を作ったんだろうなということは ダンジョンで採取したものはその場を 離れると元の物体に戻るのだろうこっちの 宝箱の破片はダめだ全く魔力を感じない核 というのはおそらく魔法生物とでもいう 存在切断した時に死んでしまったのだろう ちなみにストーンスライムのかけらもただ の土くれに戻っているダンジョンから離れ たので元の土に戻ったのかだがリッチは 自分のダンジョンから離れても平気そう だったな高レベルの魔物ともなればまた 違うのかもしれないいやダンジョンが1匹 の巨大な魔物と考えるとどうだ強力な魔物 には単独で活動できるよう核があると聞い たことがあるしま赤説の息を出ないかわあ わあささすがに疲れてきたなもう何十回 飛行団を打っただろうか魔術ならともかく 木に関しては初心者だ呼吸にも気を使うし 精神的疲労が溜まっていたでも大分慣れて きたぞ最初の時と比べると明らかに気を 寝る速度が上がっている速度だけではない 飛距離も威力もやればやるほど上達を感じ られてすごく楽しい魔獣たちとの戦いも いい感じでき行してるしこの戦いもっと 長引かないかなそんなことを考えていると 隣にいたアルベルトが息を荒らげているの に気づく魔獣どもの数が一向に減らない この絵たちもシルファも顔には出さないが 動きがかなり鈍くなっているそれにロイド もかなり息が上がっているなあの年齢で あれだけの魔術を使っているのだ無理も ないかなんて人のことを気にしている余裕 はないな僕の方もそろそろきつくなってき ただが兄として情けない姿を見せるわけに はいかない笑え笑うんだアルベルトこう いう時こそ不に何かブツブツ言いながら アルベルトは口元に笑を浮かべているお さすがアルベルトまだまだ余裕ありそうだ なロイドまだ頑張れるかはいまだまだ いくらでも行けますよいい子ださてここ からが踏ん張りどころだぞ魔剣を振い演球 を放つアルベルト本来ならモトックに魔力 キれを起こしていてもおかしくはないはず なのにあんな顔をしているということは 魔剣により威力が上がっているのが嬉しい んだろうやはり攻撃魔術は威力という 分かりやすい指標があるからやる気が維持 しやすいもんなうんうん俺も負けてられ ない何か特別な要素例えばスケットでも着 なければき行状態は続くだろうしその間は ずっと木の練習をしてほったと考えている と規制と共に小柄な一影タオが飛び込んで くる飛び蹴り一戦それを食らった ベアウルフは湖にまで吹っ飛んでいった くるりと空中で回転し着地したタオは ビシッとポーズを決めた手間のかかり具合 も全く違うのでかなり効果らしく俺も見る のは初めてだこんなもんをポンと不用に 差し出せるとはこの国は豊かなんですな 全くもってその通りである俺がこうして 気まに魔術で遊べるのも国が豊かなおかげ だな父チャールズには感謝しかないそれ じゃあ魔剣への不与試してみるか魔剣は すでに式が編み込まれているためそれに 付与を加えるのはかなり何度が高いとされ ている相性の悪い付与だと術式が総裁し剣 事態が破壊されてしまうのだ慎重に行か ないとな俺は魔剣に手を触れ意識を集中 術式を読み取っていくふむ剣に編み込まれ ているのは魔術増幅の術式だな魔剣には2 つのタイプがあり1つはそれ自体に魔術が 込められたものもう1つは魔術を増幅する ものでこれは校舎だアルベルトも魔術師だ し間違いある前増幅なら術式を書き換えて 倍価にしてみるか見たところ増幅倍率は2 割増しといったところかこれを2倍増しに すれば格段に効果は向上するただ一部とは いえ術式を書き換えるのもまた結構な リスクを伴うんだよな下手したら こなご々なになってしまうだったら付与 するのは補強の術式だなつまり強度を 上げるものであるこれを塗付すれば多分 耐えられるだろう多分まあアずるよりうむ が優しいというしやってみるかまずは術式 の書き換え2割増しの術式を2倍増しへと 書き換えていく 書き換えが終わると剣から白い煙が登り始めるロイド様やべえですよ何度か剣を破壊したから分かるこれは壊れる兆候だ早く補強の不要を終わらせる俺は呼吸を落ち着かせながらいい駅を布していくすると煙が収まる術式が馴染んだのか定してきたようだう危なかったな 危うく高な魔剣がへし折れるところだった ちょっぴり日々が入ってるがギリギリ政府 だともあれ多少の犠牲は出したものの無事 不与は終わったのであるこれが不魔術か なかなか面白いもっと試したいところだが まずい液がないんだよなないなら作って みるかそんなことができるんですかい原料 の段階まで分解すれば配合材料と比率が 分かるそれを組み合わせれば再現できる はずだというわけで余ったまずい液を小便 に入れ度上昇を発動させるただし今度は 強化の術式を編み込んでだこうすることで 原料にまで戻すことが可能術をかけて しばらくまずい液の色が黄色く変わり 始めるさらに液体の中から様々な決晶が 集まりそこに溜まっていくよし分解完了 ええこいつがまずい液の原料ってわけです かそういうこと液体部分はただの油だな油 は魔術とも金属ともに相性が良いだから ある程度想定していた中の決晶は主に銀貨 火幣で代用できそうだこっちの赤い粒は 赤まコナだな赤まは強力な魔物の心臓部に ある核をすりつぶしてできた粉魔力を非常 によく通し液体とも混ざりやすいので様々 な素材に用いられるのだそしてこの赤 ダンジョンの角と並べてみると非常によく 似ているやはりダンジョンというのは俺の 予想通り魔物の一種なのだろう つまり手に入れたダンジョンの角をすりつせば使えるなこっちの材料もクリアだってことはここにあるものでまずい駅はできそうだな おおすげえぜ様 構想が分かればやってやれないことはないはずだよし明日材料集めて調合してみるかどうした?何を惑って嫌がるよどうせと数年で破れる封印だ てめも魔術師なら見れば分かるだろう どうせ全員ぶっ殺すところを今壊して くれれば命だけは助けてやろうって言うん だ悪い話じゃねえはずだがグリモアールは 俺を見てニヤニヤ笑っているまさか俺が首 を盾に振ると思っているのだろうか俺の 答えはもちろん決まっている断るな驚く グリモワールに言葉を続ける国を滅ぼそう とするような悪いやをの話にするわけが ないだろう封印は俺がし直しておくよもう 1000年くらいは壊れないようにねま まままま待ってくれ俺が本に触れようと するのをグリモワールは慌てて止める 悪かったよ久しぶりに人と話したから おかしなテンションになっちまったんだ すまねえ謝るこの鳥だよく考えたら俺様を 封じたのは何百年も前の人間だもんなこの 国の人間たちに恨みはねえもちろん殺す わけがねえ心妙な顔で言うグリモワールを 俺と見つめる本当にああだからよ封印は 解いてくれればお前さんの願いは何でも 叶えてやるぜそうだロイドお前さんを 大金持ちにしてやるよ俺は黄金を 生み出せるんだそう言ってグリモワールが 手を開くとそこから金の粒が溢れ出すええ 生成系統の魔術かどうだいロイドが欲しい だけいくらでもくれてやるぜ俺は金の粒を 積み上げるとふむと頷き指で潰したは俺様 の螺線クロ戦法を生身で受けたな てめは終わりだ爆勢飛び上がれグリモール が何やら方向を上げているその間魔力並は 俺の指先でとまっている町から派を停止さ せその構造を見ているのだふむふむ螺線で あることにも黒色であることにも特に意味 はないかそれでも威力は上がっているのは いわゆる気の持ち用というやつである怒り などの感情の高しぶりや思い込みなどで 魔術の性質が変わるというのは応にして あるとはいえそれは良いことばかりでは なく時には反動を生むなので一時期からは あまり推奨されなくなったのだが古代魔術 はそちら方面で進化していたのかもしれ ないそれでここまで威力が出せるというの も面白い と時間切れか停止させていたことで受者 からの魔力供給が立たれ魔力並みは消滅し てしまったまあ観察は十分かそこまで複雑 なものでもなかったし消えた魔力並の先で グリモールは氷の表情を浮かべているば バカな俺の最大威力の魔術だぞあれを 使えるようになるのに何十年努力を重ねた と思ってやがるそれをあっさりと驚愕の 表情を浮かべるグリモワールなるほど今の 魔術には確かに相当の思考錯誤と終練が 感じられるけ操作血のにむような努力の 結果だうんさかし楽しかっただろう魔術の 修行はとても楽しいものだ魔人だってそれ は同じだよなやっぱり人間も魔人もそこは 同じなのだろううんうんたのばバカか てめえはなんだかびっくりしているな俺 何か変なこと言ったかなくそふざけやがっ て今度こそグリモールは再度宣の魔術を 唱え始めるうん同じやつなら2度も見なく ていいかな それにあまりレベルが高いとは言えないし 古代魔術はあまり攻撃性の高いものじゃ ないのかもしれないああ攻撃の方はもう 大丈夫分かったからさ次は他のを見せて くれよ他のうん何でもいいけどそうだね 防御魔術とかああ俺が攻撃すれば分かり やすいかなそう言って俺は右手をかざし 魔力を集めていくとりあえず普通の上位 魔術から行ってみよううんさすがに そろそろこの本も読み飽きてきたかな俺は 開いていた魔術書を読みながら呟いたこの 本を読み直すのももう何十回目だろうか 魔術書は魔力の込められた文字で書かれて おりそれを理解することによって魔術の 発言が可能となるそれだけなら1度か2度 読めば十分だが何度も読み込み理解を 深めることで魔術の習得度は飛躍的に上昇 していくのだゆえに魔術師は魔術書を完全 に理解できるまで何度でも読むだが俺は もう図書館の魔術書は完全に理解したので 現状はずっと復讐をしているような状態だ もちろん復讐も大事であるせっかく覚えた 魔術も使わなければ忘れるしそうなると 習得度はガクンと落ちるまあそんな日々を 送っているわけだがさすがにその繰り返し は退屈だそろそろ新しい刺激が欲しい ところである母はロイドは魔術書ばかり 読んでいるからなたまには別の本を読ん だらどうだい目の前で本を読んでいた アルベルトが言った俺は首を振って答える 図書館にある魔術書は全て読みましたから ではテストしてもいいかいアルベルトは いたずらっぽい微笑みを浮かべると俺に 問いかけてきた土水花風これは魔術の基礎 4系統魔術と言われているわけだがこの 図書館にはれに関する魔術書は何冊ある メインとして取り扱っているのは145冊 ですねサブテーマとして取り扱っているの も含めると232冊でもゴーレムとかに 関する本はどっちに含めればいいのか迷う な俺の中では制御系統なんですがボディの 整形には基礎4系等魔術が大きく関わって くるわけですしどう思いますアルベルト 兄さん俺が視線を上げるとアルベルトは目 を丸くしていたまさか本当に全部読んだと いうのかいあいやと言ってもまだあまり よく理解してないというかアわやはり魔術 は奥が深いですねあ危なかった図書館の本 を全部読んでいるくらい普通だと思った けどこの驚きからするとそうでもないよう だアルベルトのいぶかしむような視線が 痛い両手に魔力を集めて皇室化力を上げる ようイメージしているんだな面白そうだ俺 もやってみるかとはいえ素ではあれだし そうだ鞄の中に武器があったっけ以前不 魔術で使った鉄の探検あれを使えば剣で 同じことができるよな隙を見せたなしねえ と思いカを漁さろうとした時であるパズは 魔力並を放ってきたロイド様危うねそれを 迎え打つべく俺の右手グリモが黒い魔力波 を放つ2つの魔力並は互いにぶつかり 引け飛んだぬー魔人が人間に組かへ鼻くそ 亭の威力だぜパズとグリモが魔力並を 打ち合う何度も何度も俺の元全で激しい 先行がちっている永そこを知り解けとやつ は失った我が身体の新たな宿とするのだ誰 がてめえ何ぞにやらせるかよこいつの身体 はゆくゆくは俺様のもんになるんだからな 町から派の激突音であまりよく聞こえない が2人は何か喋っているようだ魔人同士 対抗心でも燃やしているのかなロイド様 ここは自分に任せてやりたいようにやって くだせまあグリモも無理すんなよていうか 別に放っておいても魔力消壁で防げるんだ けどなまあせっかくやるって言ってくれ てるんだし無に断ることもないか王族と は家のものの信源をむやみに否定せぬもの らしいしなえっとこんな感じかな戦国と 同じ容量で強く硬い歯をイメージした魔力 を生み出し剣にまとわせていくさらに 先ほど見たシルファの権技も制御魔術で コピーよしこれでやってみるかグリモの口 を閉じさせぎゅっと探検を握りしめた行く ぞ俺は米を蹴りまっすぐパズに向かって かける低く構えたけ筋が水面で爆舌続け 水柱となって俺のすぐ後を続く透け立ち するおお と完成が上がるタおよく来てくれた助かっ たよ間に合ってよかったよさっさと ケ散らすねアルベルトの言葉にウインクを 返すとタオは魔獣の群れを相手に戦い始め たその活躍はまさに四士ふ人身軽なタオは 無人に戦場をかけ回り隙を見せた ベアウルフから仕留めていく俺たちが防御 重視で戦っていたこともありちょうど ハサミ打ちのような形となり魔獣たちは どんどん数を減らしていったまさか本当に スケットタオが来るとは思わなかったぜ タオの前で気を使えば俺の正体がバレて しまうし戦いも長引きはしないだろうああ もう終わったな俺はやる気なく火球を放つ のだったこれでラスト王タオの気候団で 最後に残ったベアウルフが退木に叩きつけ られ気を失う周りに倒れている10数匹の ベアウルフたちはもはや動くこと叶わない うお俺たちの勝利だこの絵たちが互いに 身体を抱き喜びを分かち合っているわあ 残念だもう少し楽しみたかったのにふう なんとか全部倒せたねタオが額体の汗を 拭いを整えているとアルベルトが握手を 求めて両手を差し出したありがとう本当に 助かった気にしなくていいね間に合って よかったよふひタオが握手を返すめっちゃ 嬉しそうな顔でアルベルトの手を握ぎして いるアルベルトは若干引いていたとところ でタオよく僕たちが魔獣に襲われていると 分かったねうん祠は高いところにある でしょうちょうどアルベルト様たちが魔獣 の群れに襲われてるところが見えたよタオ が指差したところ切り立った崖の上には石 の祠が見えたただ祠は古さゆえかほとんど 崩れているあれを修繕するのは大変だろう 随分崩れているねそういえば修繕に向かっ たのだったか中断させてしまったようだ僕 たちが後で手伝おう命を助けてもらった例 だそれとても助かるねお礼するよよかっ たら今度食事でもどうね俺の言葉にエリス とグリモが驚いているアリーゼは顔を パーっと明るくして俺の手を取りぶんブン と振ったえそうよロイド愛なのよ愛かどう かはともかくとしてアリーゼから漏れる 魔力を見ていて分かったことがある アリーゼはリルに命令を与える時自身と リルの頭を魔力でつげているのだそうやっ て自分の思考を読み取らせているのだろう 無意識に魔力の性質変化をしているの だろうがなるほど盲点だったあの方法なら リアルタイムで自分の思考をイメージで 伝えられる命じるのでなく共有するのだ そしてイメージなら得意である白俺は同じ ように魔力を伸ばして白の頭につげる そして俺は白にそうして欲しいよう念白は はっと目を丸くすると駆け出したそして俺 たちの周りを大きく回り始める1周2週 そして3週回りポンと元気よく吠えた俺の 思った通りにであるよし俺の目み通りだう 嘘でしょうあのアリーゼ王の説明で理解し たのですかエリスが目を丸くしているうん すごいわロイドさすが私の可愛い弟あいね いえ絶対違うと思いますよ違いませんよう 2人はまたいい争いを始めてた仲がいい ことであるまあもうようは済んだし長いは 無だ行くとするかそれじゃあアリーゼさん ありがとうございましたえもう行っちゃう のせっかく出しお茶を飲んでいきなさいな いえ今は喉が乾いていないのであんロイド 俺は手を振りアリーゼに別れを告げる涙 アリーゼの横でエリスが何やらブツブツ 行っている移動は順調もうすぐ霊の湖に たどり着こうかという時である俺はふと 何かの気配を感じ取ったなんだろう適意で はないが確実にこちらを見ている感覚気配 を隠しているようにも感じないが他の者 たちは誰も気づいていないようだシルファ 何か感じないどういうことでしょう団と首 をかしげるシルファムーシルファですら 気づいていないのかおかしいな絶対いる はずなんだが仕方ない向こうから出てきて もらうか俺は風景魔術風説を最弱で気配の 方に向けつ俺の指先から放たれた小さな風 の歯が誰にも気づかれることなく草むへと 消えていくやあ会長家と聞き違うような声 が辺りに響いたこの絵たちはすぐに武器を 構えるやはりいたかそれにしても今の悲鳴 どこかで聞いた声な気がするのだが何者だ 姿を見せろアルベルトが声をあげると悲鳴 の主はゆっくりとこちらに近づいてくる あたたいきなり何かの虫に噛まれたよ少し 晴れた手をさすりながら草むの中から出て きたのは以前あった憲法少女タオであった た言いかけて思わず口をつむ危うない 危ない声を出すところだったぜちゃんと 知らんぷりしないとなロイド様あの娘っこ お知り合いですかいバカ言うな知るわけ ないだろいきなりグリモに突っ込まれ驚き で声が少し震えるええもしかしてですけど 以前外出した時にあったんですかいななぜ 分かるんだ最近気づいたんすけどロイド 様って嘘が下手なんすね少女を取り囲むの は豚顔の巨体これは確か多くだっけ城に あった魔物図鑑で見たことがあるせや少女 が気合いと共に小族を叩き込むと多くが 吹き飛ばされた倒された多くは口から泡を 吐きビクンビクンと痙攣しているよく見れ ば周りには何体も多くが倒れしている各か 多くはかなり強い魔物だと書いてた気が するそれをあれだけの数1人で倒すなんて あの子結構すごいなひんだ多くたちを少女 は鋭い頑光でじろりと睨みつけたぷギギ プギープギーすると多くたちは悲鳴をあげ て逃げ出してしまったああもっと見たかっ たのに残念だそこにいるのは誰ねそんな ことを考えていると少女が声をあげた俺の ことだろうかそう思い顔を出してみると 少女はこちらに視線を向けていたそう 遠離れていたのに勘づくとは武術の達人は 離れているものの気配を察するというし ここは観念して出ていくか俺は両手を上げ 敵体の意思なしとアピールしながら岩影 から出てくるえとこんにちは怪しいもの じゃないよ 俺を見た少女が一瞬驚いたように目を丸く したまさか知り合いいやいやそんなはずは ないかこの姿今俺が作ったんだし少女は 長い沈黙の後ボそりとつく何者かお前名前 かそういえば考えてなかったなAと俺は ロベルト 冒険者なんだけど仲間とはぐれちゃって あまり怪しまえても面倒だし冒険者という ことにしておこう俺の言葉に少女は少し 考えて言葉を発するあしはタオ冒険者階級 はBジョブは見ての通り部島かねなるほど タオさんは1人なの弱っちい奴らと なれ合う趣味はないだけよ俺の問いにタオ と名乗った少女はつまらなそうに返してき たあまりよく知らない人間との接触は良く ない時間も無限にあるわけじゃないしな ここは適当にずらかるべきか俺はこっそり とタオに背を向けるああじゃあ俺はこの辺 で待つねガしと肩を掴まれたいてすごい力 だここは魔物の出る危険な子やお前よは 争田し町へ帰るまでに食べられるよあしも 今から帰るとこだし町まで送るねいやいや 俺も冒険者ちゃんと1人でも戦えるから 大丈夫だよだめねここで見捨てたら女が 廃るようを言わさぬその鋭い目この迫力 なんとなくシルファを思い出させるあまり 人の親切を無にするのも良くないか冒険者 と魔物の戦いを間近で観察できるチャンス だし分かったよお願いしますうん任せるね た息を吐く俺を見てタオは満面の笑を 浮かべるそして俺に背を向け歩き始めた来 たとんでもないイケメンある私の好み ドストライクねここでオを売っておけば 感謝の壁丼くらいは期待できるねふひふひ なんだろうすごく邪悪な顔をしている気が するまあいいか何かあったらダッシュで 逃げようお俺様の黒戦法を受けて向きずだ とああ魔力衝壁くらい晴れるから気にし なくていいよじゃんじゃん見せてくれ驚く グリモワールに言葉を返すやはり攻撃魔術 は実際に受けてみないと分からないことも 多いからなうんクリモールもそれを理解し ているからいきなり俺目がけて放ってきた のだろう少しびっくりしたがよく考えたら 俺は常に魔力消壁を複数待機発動させて おりある程度以上の衝撃には自動で展開 する要制御してあるそこまで察していたの だろうさすがは魔人よくわかっているな グッジョブだぞグリモワールぐふざけ やがってこいつは俺が5年も修行して身に つけた魔術だぞだがグリモワールはなぜか 拳を振わせをしている一体どうしたの だろうかなあグリモワール何をしてるんだ い早く次を頼むよ俺が忙すとグリモワール は髪をぐしャぐしャとかきむったとして 肉踊りじしげに俺を睨みつけてくる俺何か したちあくそいいぜそこまで言うなら見せ てやる俺様の最強の魔術をなあ グリモワールは声を荒らげると広げた右手 を俺の前にかざしてきた見れば手のひには 1本の線が入っておりグねぐねとうめいて いるそして線が開いた中から出てきたのは 赤い下と鋭い派つまり口である20A賞 そうつくとグリモワールは2つの口で同時 に違う魔術の影を始めたおお魔人というの はあんなこともできるのか塗りつぶせ黒く 黒く黒く貫きえぐれ我がワクワクしながら 影象官僚を待っているとグリモールの身体 が暗く光り始める二張り上がれ戦法 5 ときや荒れる魔力の本流に押され俺の身体がほんの少し後ろへ流された放たれた二重の黒い魔力並が螺線を描きお礼と迫るから歯は俺の自動展開した魔力消壁と激突し凄まじい衝撃を発したぐ貫抜きやがれグリモワ は何かすごく利きんでいるそれにより少し ずつ出力が上がっているように思える もちろん俺の魔力消壁には傷1つ入らない が気合いで威力が上がるってのは面白い それにしても螺線なんとかだっけか わざわざ螺線を描く要制御しているのか 何か意味があるのかなただの魔力並にしか 見えないがうん魔力消壁越しじゃ分かり にくい直接触れてみよう俺は魔力消壁から 指を出し魔力並にそっと触れてみたパチン と爆ゼル音がして衝撃波が吹きやれるおお ここがダンジョンか目の前にぽっかりと 開いた穴を見て俺の口元が思わず緩む様々 な種類の魔物さらに魔道具などのお宝 ダンジョン自体なぜのかよく分かっておら ず内部は危険なのでろな調査がされてない のだだから1度入ってみたかったんだよな ワクワクしているとタオが追いついてきた わあわロベルトお前めっちゃ足早いあるな 息きらしながら呼吸を整えるあすまん忘れ てたふうあっという間に呼吸を整えるタオ 魔法も使わず俺の失踪についてくるなんて これが木の力かもちろんタオの持つ木も 興味があるいやしょっぱなからこんなに いろんなものが見れて外に出て本当に 良かったなってこれダンジョンあるかうん さっきゴブリンたちがここへ逃げていくの がちらっと見えたんだ俺は中に入るけど タオはどうする俺の問いにタオは考え込ん でいるダンジョン正直危険あるでも危険度 が高い分ロベルトの好感度を上げやすい はずね見たところロベルトはかなりの2 部人100回は助けないと私を好きにさ せるには難しそうねしばらくブツブツ行っ た後タオは頷いた分かったよロベルトが 行くなら私も行くねよし決まりだという わけで俺たちはダンジョンへと足を 踏み入れる中は岩石に囲まれた洞窟明りは ないが全く見えないというわけでもない 光る石が各所に埋まっておりそれが光原に なっているようだこれは確か三石だったか 術式もなしでこれだけの光を放つとは 素晴らしいな魔術の実験に利用できそうだ しいくつか持って帰ろうその様子をタオは 呆れた様子で見ているそんなもの持って 帰ってどうするよ三師はダンジョンから外 に出すとただの石コになるねいいんだよ 理屈を知りたいだけだからふん変わってる な魔術には全て影が存在するただほとんど どの魔術師は各々自分にあった形で術式で 無営象かあるいは観略化しているのだの 魔術なんかは影も魔力もほぼ必要ないが 上位魔術になってくるとさすがに術式だけ では補えないため呪文の影が必要となって くるそれを20章で同時発動させる 果たしてどんな効果が生まれるのか ワクワクするな行くぞグリモえい俺の言葉 と共に右手にグリモの口が開いた改めて 呪文の影を開始する やあ突如グリモが悲鳴をあげたなナ今のは 一体何なんですさえ呪文を影承しただけだ が今のがなんかとんでもない量の呪文が 一気に聞こえたんですがああ呪文束だよ一 呼吸に100の呪文を束にして突っ込んで いる宣骨ついだがその束である 人ともなればこのくらいできると思ったのだが いや無理っすよ 呪文束くらいは知ってますが束ねられるのは生ぜ 2つか3 つくらいっすその影象速度についていくには開魔術の例えば火球とかでないと無理っすよ火球に少は不要だろいえ自分は普通に必要すよ驚いた 火球みたいな買魔術にも影が必要なのか 古代魔術は影少重視の文化なのかもしれ ないなこっちは逆に影縮に特化した術式を 編んでいるから買魔術に影はできないんだ よなまあそういうことなら仕方ないじゃあ 俺1人でやるしかないか人ってことは2人 分の影を1人でやるってことっすかああ とりあえずこっちの口で普通に喋れるかだ がああうん普通に行けるな手の口から声を 出してみる妙な感覚だが難しくはないこれ なら1人20もできそうだ念のため結回を 貼っておくかでは改めて 円列火球と滝列水求2つの上位魔術を20 影するやや上空に座標を指定したそれは 正確に発動しているいるのだがなんだ こりゃとんでもない魔力の氷を感じるこれ 以上やると結界が持たないそう判断した俺 は魔力供給を立ち強制的に発動させる極後 混じり合った2つの魔術が破裂するドーン と大爆発を引き起こし結界は消滅周囲の雲 が消し飛んでいたな南通威力ああこりゃ すごいなこれが20章かかなり威力を抑え たつもりだったがそれでも俺の結界を破る とは全力で打ったらどうなることやらなん だ城の上空ですごい音が聞こえたぞまさか 龍でも現れたか走れ走れ開花から見張の 兵士たちの声が聞こえてきたやべ見つかっ たら怒られちまう俺は屋上から飛び降り 自分の部屋へと駆け戻るのだった扉を 開けると部屋の中から異様な空気が漂って くる様々な色恩匂いの魔力の本流これは すごいな広域殲滅や生命生成空間転移の 魔女なんてのもあるこりゃすごいなまさに お宝の山だだが特に気になるのは奥から 発せられる気配一言で言えば甘くかしい花 のような香りに紛れわざわい踊りしい何か が手招きをしているような感覚だろうか おそらくこれがアルベルトの言っていた 金所ださてどうしたものかなんて考えて いるうちに俺の足は金書の気配いつの間に か部屋の奥へと進んでいくおおこれは制御 系統の魔術かかなり強制力が強いな匂いを 嗅がせることで相手の行動力を制限する タイプの術式を浴み込んでいるのか おそらく霊の魔人が使っているのだろう何 も知らないものがこの部屋に入ったら フラフラと吸い寄せられるように金所の 封印を解いてしまうだろうな厳重な結界が されているのも頷けるもちろん俺はそうは ならない制御系トマ術への対策は簡単だ 身体のコントロールを取られても落ち着い てこちらから上書きすれば解除できると いうわけで自身に制御系統魔術をかけると 身体が自由になった自由になった身体で 改めてショ庫の奥へ足を踏み入れる おいおいおいおい行かてるのかてめえはよ 重く響くような声が聞こえた見れば部屋の 最真っ黒な本の上にモヤのようなものが あるそれは人のような形をしており赤い瞳 がランと輝き俺を見つめていた俺の支配を 逃れてなお逃げずに向かってくるとはな よほどの夕敢かただのバカか夫名乗り忘れ たな俺様は魔人グリモールよろしくな黒い もや魔人グリモワールは俺を見て容気に 笑うええ驚いた君は本に封じられているん じゃないのかいくくく長い年月が経ち封印 が誇び始めているんだよだから身体の1 部分だけは外に出れるのさ見れば確かに グリモワールが尻に敷いている本は ボロボロだ本に編み込まれた封印は ボロボロでいつ効果を失ってもおかしく ないなあ坊主てめえの名は何というロイド ふむナーロイド俺様はあと数年もすれば 封印を破り完全な形で復活し外に出るそう したらこの国を滅ぼし尽くすつもりだこの 国の魔術師どもに封じられたわけだからな 俺にはそれをやる資格があるだがロイド今 から俺様の言うことを聞いてくれるなら てめえの命だけは助けてやってもいいそう 言ってグリモワールは口元を歪めると指で 本を差し示したこいつの封印を破壊して くれねえかい俺に背を向け何かブツブツ 言っているなんだろうやっぱり剣を折り すぎて怒っているのかなロイドはい思わず ピンと背筋を伸ばしてしまう俺の想像に 反して振り返ったアルベルトは微笑みを 浮かべていたありがとうこれだけ武器が あればこの絵たちも喜ぶだろうところで実 は父上から魔獣の討伐を申しけられている んだがよかったらロイドも来ないか 魔獣狩りですか魔獣とは魔力を持つ巨大な 獣のことだとても知能が高く人の言葉を 理解するものもいる基本的には人になつく ことはなく群れも作らず単独で生活して おり水路や畑を荒らしたり時には小さな村 を滅ぼすこともある厄介な獣だ前世で1度 見たことがあるがその時は身のた5mほど はある巨大なイノシシで町の壁を破壊して 建物をいくつも東壊させていたその時は 警備の兵士10人係かりでなんとか 追い払えたんだっけちなみに王子になって 知ったことだが庶民にとっては危険な魔獣 も一部の貴族たちにとっては狩の対象で あるシャールズやアルベルトラ兄王子たち から魔獣狩りの話は何度か聞いていた一度 言ってみたいと思ってたんだよなああ父上 から大使っていてね明後日この絵たちを 連れて大児に行くんだよどうだい行く行き ます2つ返事で承諾する大っぴらに城の外 へ出られるしこの絵たちが戦うなら不魔術 の効果も実際に見る機会だそれに魔獣と 戦うのであれば試したい魔術もある断る 理由は1つもないお話中失礼します アルベルト様私も同行してよろしい でしょうかシルファが半保前に出て うやうやしく頭を下げるああ君はロイドの 護衛権世話係かりだからね当然ついてくる といいありがとうございますそしてまた霊 をして下がるよし決まりだそれでは明後日 の朝2人で僕の部屋に来るように分かった ねはい俺は元気よく答えアルベルトの部屋 を後にした上期限で廊下を歩く俺の後ろを シルファは音を立てずついてくるそういえ ばシルファは魔獣って見たことあるええ何 度か父の魔獣狩りについていきました騎士 団の者たちで追い立てるのですかすごく 楽しいですよきっとロイド様も気にいると 思いますようん楽しみ満面の笑ミを返す俺 を見てシルファはやや顔を背ける初めての 魔獣狩り日々の剣術ごっこでロイド様の腕 はかなりのものになりましたしここらで 一度実践というのも悪くはないかもしれ ませんねやはり実際に剣を使って戦ってみ なければ現術というものは分からないです からロイド様も剣士としての自覚を持た れるちょうどいい機会ですねそれにもしか したらロイド様の全力を見る機会もあるか もしれませんふっ楽しみになってきました ね何をブツブツ言ってるのだろうかえへ皆 様方ロイド様に興味心身なんですよそうか 地味な七尾にそこまで注目もするはずが ないだろうまあいいやとにかく明後日が 楽しみだ図書館の静寂を破ったのは女性の 声充実した毎日を送っている俺だが面倒な こともいくつかあるその1つが声の無視俺 の教育を任さえているメ度のシルファだ シルファは俺を見つけると駆け寄ってきて しゃがみ込み優しく微笑む長い銀髪がりと 落ちそれを指で救ったやはりまた図書館に いらっしゃったのですねもう本ばかり読ん でいるのは身体によくありません私と一緒 に外で遊びませんかその笑顔にはうを言わ せぬ迫力があったシルファにとっては子供 は元気に外をかけ回るのが普通で図書館に こもりきりな俺を売れているのかしばしば 連れ出そうとしてくるのだ余計なお世話な のだが俺のことを思っていっているのは よくわかるのでなかなかそうも言えないん だよな俺はため息を吐くと諦めて本を 閉じる分かったよシルファそんな悲しい顔 をしないでくださいまし本はいつでも読め ますわほらせっかくいい天気です外へ参り ましょうそんなわけでシルファに手を引か れ俺は庭に出るのだったロイド様今日は 堅術ごっこで遊びましょうえまた男子たる 物術の1つも確むべしですよさあ牧刀をお 持ちくださいませシルファは牧刀を俺に 渡し自分も構えるさあどこからでも 打ち込んできてください満面の笑を 浮かべるシルファその構えはリラックスし ているが堂々としたものだそれもそのはず シルファの父は騎士団長で代大々合族の 堅術師難をしているのだ娘であるシルファ もかなりの腕前で以前兵士にしつこく絡ま れていた時あっという間に相手の剣を奪い その首元に突きつけたのを見たことがある ま面木で美人だが融通が効かないちょっと 追っかない人それがシルファだだから俺が 手を抜いていたらすぐ見抜いてくるので 本気でやる必要がある俺は剣を握り直し 正願に構える行きますよ町を出た俺たちは まっすぐに森へと向かう魔獣の出た場所は 森の奥にある小さな村その奥にある巨大な 湖だ昔から村の水源として重宝していたの だがある日突然魔獣が現れるようになった らしい困った村人たちは冒険者ギルドに 討伐を依頼したが報酬も安い上にまで行っ て魔獣を退治するなんて依頼をやりたがる ものもいるわけがないそんなわけで結局 ギルドも国へ丸投げしたのだこの手の公共 事業は国の仕事であるちなみに魔獣狩りは 兵の実践訓練や貴族の娯楽などを兼ねて いるアルベルト様シルファが声を発する その張り詰めた気配にアルベルトとこのA たちも異変を感じ取ったのか馬を止め武器 を抜いたもちろん俺はすでに気づいている 独特の嫌な気が周囲から感じ取れるこれは 魔物だアルベルトと俺を守るように エンジンが組まれシルファがメイド服の スカートから1本の投げナイフを取り出し たナイフは草むに吸い込まれていきズンと 何か柔らかいものに突き刺さるような音が したあお ついでく門の声が聞こえるどうやら魔物に 命中したらしい草むが揺れ犬のような顔を した人型の魔物が出てくるあれは確か コボルトだっけ森に生息し群れで狩をする 魔物だコボルトは手先が器用で武器を扱う のが得意な魔物その義量はゴブリンなどと は比べ物にならない加えてその手に持って いるのは鋼の件であるそれを見たこの絵 たちの表情が明らかに変わった こいつらいい武器を持ってやがるなああ 冒険者たちから奪ったのだろうこれは 手こずりそうだ身体能力が同程度ならば 武器の性能差がそのまま戦力の差になる ことは多いふむこちらと向こうの人数も同 程度だし付与した武器の試し切りに ちょうどいいな大量の油を手に入れたこと で改めて実験再開だまずい液の調合に成功 すれば色々とできることは増えそうだしね ちなみにこの手の調合は前世でもよくやっ ていた安い素材を市場で手に入れてきては 学園の実験室を借りて職媒の調合をした ものである城にも実験に使えそうな部屋は あるがそんなところでやったらさすがに 目立ちすぎる実質を汚さないようにして やるしかないまずは結界を貼っておこう滝 で部屋の一角1m四方ほどを結界で囲い 実験室とする水の結界は音や衝撃を防ぐ 効果が高いこれなら中で少々爆発しても 大丈夫だ調合の材料は揃っている大量の油 にダンジョンの核そしてお小遣いとして もらっていた十分な銀価今日ほど王族で 良かったと思った日はないとして銀を 溶かすまずは石型台で石の器を作りその上 に銀貨を入れる銀の優点は意外と低いので 炎で炙っていれば普通に溶ける念のためも 1枚滝を重ねがけし内部に円列火級を 放り込むこれでしばらく放置しておけば銀 は解けるだろうその間にダンジョンの角を すりつぶしておくかもう1つ石の器を 作り出し角を水場でザ切りにするそして 水場に形状変化の術式を加え歯を増やす角 に押し付けさらに高速回転の術式を加え 押し付けるガガガ と音を立て核は削れていくよしいい感じに こなご々なになったぞこれで赤まの完成だ ドイド様一体いくつの魔術を同時に発動し てるんですかい見ていたグリモが呆れた ような口調で聞いてくるん待機発動させて いるのも含めれば20くらいだがそそっす かなぜかドん引きしているグリモ同時発動 が可能な魔術の数なんて試したこともない からわからんな魔術ならそれこそ数えきれ ないくらいは同時発動できるし真面目に 答える意味がないと思うんだがな夫が溶け た頃だな調合開始と行くか取り出した銀は 水滴のように転がせば動くだからと言って これを油に入れても混じるわけはないのだ がそこでこいつの出番である俺は右手の口 を開いた演火球 極大の炎を指先に集めグリモワール目がけ て放つぬわー炎が命中しグリモワールは 悲鳴をあげたあれなんで魔力消壁で防御し なかったのだろうかおいグリモワール 大丈夫か慌てて声をかけると炎の中で影が 揺らめいた見ればグリモワールの身体には 火傷1つついていないく驚かせやがってだ が魔人である俺様を魔術で倒すことはでき ねえよ残念だったなえそうなのかああそう さ神刊どもが使う神聖魔術なら少々の ダメージは受けるがよ高が魔術ごきが俺様 を倒す術はねえ残念だったなロイド俺様を 復活させた時点では積んでたのサブ今度は 滝列水求をぶつける滝のような水撃を 食らいながらもグリモワールは確かに ダメージを受けているように見えないわ話 を聞きやがれ無駄だと言っているだろうが すごいな本当に聞いてないのか私列土球を 放ちながらつくに押しつされながらも グリモワールは平気そうであるこれは驚き だ魔人ンって本当に魔術が効かないのか 一体どこまで聞かないんだろう知りたい 試したいおいててめえなんキラキラした目 を向けて来やがるちょやめろっておいこら 俺は思いつく限りの魔術をグリモワールに ぶつけるのだったすみませんでした俺の目 の前でグリモールが両手を地面についた おいおいいきなりどうしたんだよ土下座 なんかしてさ許してくだせえロイド様もう 悪さはしねえだからな頼むよ涙を流し ながら訴えてくるグリモールちょっと攻撃 魔術を数百回ぶつけただけなのだがよく わからん何でもいいが早く続きをやろう俺 はもっと古代魔術が知りたいんだひギーま 待ってくれもう身体が持たねえよえそうな のかでもまだ全然物足りないんだが俺の 言葉にグリモワールはなぜか青ざめると ざざっと後ろに下がり地面に頭を埋め込む ほどの勢いで頭を下げたこのグリモール ロイド様に精神誠意尽くすことを誓います 使い間でも何でもなりますだからお願いだ もう勘弁してくだせ使いまかよくわから ないがそこまで言うなら今日はこの辺で やめてもいいかな使い間になってくれる なら魔術の実験はいくらでもできるしうん 悪くない俺はにっこり笑うとグリモールに 手を差し伸べた分かったよじゃあ俺と契約 するかえい俺の差し出した手にグリモール はすがりつく暗い光が俺たちを包み契約が 完了したクそこのグリモール様が人間の 使い間になるとはなんたる屈辱だがこいつ の実力は半端じゃねえ十分な信頼を得た後 にうまくそのかして利用してやれば俺が 世界を影から牛じることだって可能くひ その時までの辛抱だぜん何物言ってるんだ いいいえなんでも何でもありませんぜ ロイド様 2グリモール なんだか情緒不安定なやつだないいかとも あれこしてグリモワールは俺の使い間に なったのであるヌーパズ の放った魔力派が雨荒られと振り注ぐが その全てをかわしパズの足元にたどり着い たそれまでに貯めていた力を解放し 切り上げるラングリス流タ術交流3と剣線 が湖を新2つに割ったその勢いのまま点を 貫き雲もついでにパズの身体も切り裂いて いた探検1本なので劣化コピーだが威力は 十分ちゃんと性質変化はできたようだな グぐバカな我が肉体を切り裂くとは貴様も 我と同じ技が使えるというのかいや今 初めて使ったんだけどなどうやらダメージ を受けて驚いているようだ そういえば魔人は魔術は効かないって言っ てたっけ普通の魔術は術式で魔力を形ある 力に変化させているので半分精神体である 魔人には効果が薄いのだろうその点魔力の 性質変化は単純に魔力の質を上げて直接 分殴るようなものであるだから精神体で ある魔族にも効果があるんだろうないい ですぜロイド様ボコボコにやっちまって くだせ そうだなもう少し試してみるか今のは出力 が大きすぎたもっと小さく鋭い方が利力を 効率的に与えられるはずだイメージにより 探検を大魔力は小さくより鋭くなっていく ラングリス流タ剣術下り煙 高速でパズの背後へ飛支障した俺は探検を 逆手に持って落下しながらの連撃を 叩き込む無数の斬撃が切り裂いたパズの左 半神を消し飛ばしたうんいい感じに力が 調節できているなだがもっともっと鋭く できるはずだ己れ かとら顎残った方の反撃を避けながら2 連撃にてパズを3つに分断するかずは頭部 のみを残し消滅してしまったがその代償と して俺の手にしていた探検がこなご々なに 砕け散るおっと魔力で覆っているとはいえ 獲物に全く負担がかからないわけではない か砕けた剣を見てパズはにやりと笑う笑い ながら身体を復言していくくふなかなか 驚きましたがそのような魔力量に何の変哲 もない探検が耐えられるはずがありません もちろんあなたの身体もねパズの言葉で俺 は自身の自覚する手足が震える力が入ら ない力を使いすぎたのだろうもう動けない ようだなどどうしたんですかいロイド様す しまったこテるグリモに俺はくぐった声で 返すまったな筋肉痛になっちまったさてお 宝をもらって帰るとするかボスのいた部屋 のさらに奥に小部屋があるそこには豪華な 宝箱が置かれていたあれね宝箱ロベルトが 開けるといいよいいのかこのダンジョンは ほとんどタオが1人で攻略したようなもん だろうでもロベルトがいなかったら私死ん でたよだからロベルトに開ける資格あるね わかったそういうことなら俺は宝箱の前に 進みおむに開けた中には探検が1本入って いたお探検かどれどれちょっと見せるね俺 の後ろでそれを見ていたタオが探検を じっと見つめるそしてペチンとおでこを 叩いたあじゃあ残念はれあるなそうなのか 何かの魔力が込められている感じがするが うん言う通りこれは魔術の付与された探検 だけど大したものじゃないよまず元となっ ているこの探検が何の変哲もない鉄ナフだ し何の装飾もさえてないそんな探検には 強い魔術が付与できないよ多分付与の練習 台あるな何者かが練習用に魔術付与した 探検ね見た感じ少し箱ぼれもしているし 使い込んだ後もあるまるで誰かが所持して いたようなものだそれがダンジョンのお宝 になっているのは変だなそんなことを考え ていると宝箱が地面にゆっくり埋まって いくまさか俺はとさに風景トマ術風説で風 の歯を生み出すと宝箱の一部を切断した 切り取った宝箱の一部からはとても強い 魔力を感じるそうかこれがダンジョンの核 とも言える存在こいつは普段は地中に生息 し誰かの落とした魔道具などを取り込んで ダンジョンとして成長するのだそして攻略 されそうになったら宝箱のふりをして中身 を差し出しその隙に逃げるとなるほど 面白いよくできているやあロイド何をして いるんだいいつものように読書を嗜んで いると爽やかな青年の声が聞こえた 振り向くと金髪のすらりと背の高い イケメンが立っている俺のここの都上の兄 アルベルトだサルーム国の第2王子で大い 継承権も第2位だが分部ともに非常に優秀 で時王との噂も立っているほどである アルベルトは俺が魔術書を読んでいるのを 見てニこりと微笑む魔術書を読んでいるん だね僕も一緒してもいいかなもちろん構い ませんよアルベルト兄さんありがとうでは 失礼してアルベルトはテーブルを挟んで俺 の正面に腰かける手にしていたのは政治 関係の本だった俺がテーブルに積んでいる 魔術書の山を一別し自分も読書に没頭し 始める他の兄たちは俺をあまり気にしてい ないようだがアルベルトはなぜか俺をよく 気にかけてくれる多分普通にいい人なん だろうなそれにシルファと違って俺にあの こうしろと言ってこないのもいい俺は アルベルトから本に視線を戻しまた読書に 没頭し始めたどれくらい経っただろうか パタンという音がしてアルベルトが本を 置くふうロイドの集中力はすごいね こん負けだよ本当に魔術が好きなんだね アルベルトが立ち上がり腕を持ち上げると バキバキと音が鳴った首を傾けるとまた ボキボキとそれを見た俺は思わず苦傷する お疲れ様ですアルベルト兄さん僕は気分 転換に少し身体を動かしてくるとしよう よかったらロイドも来るかい射撃場ですか ああ好きだろうはい俺はアルベルトの誘い に即頭する俺は身体を動かすのは好きでは ないがアルベルトの誘いは別だと言っても 好感度がどうとかいう話ではない後継者と して期待されているアルベルトには様々な 施設の使用権があり今から気分転換に行く 射撃場は魔術の練習に持ってこいなのだ ふむ見た目通りただの上位版か闇魔術と いうくらいだからもっと別種類の呪いも あるのかと思ったが期待外れだなしらりと リッチを見ると攻撃を防がれるとは思わ なかったのかかなり老倍得ているあの様子 ではこれ以上の魔術は持ってなさそうで あるこいつからはもう学ぶことはなさそう だなそれにしても闇系と魔術かさっき調べ てみてわかったがこの力は気に似ているな 同じことができるかもしれない試してみる か顔に教わった通り体内の火を右手に集め 魔力と折り混ぜていく火に関しては まだまだだが魔力の制御はそれなりに自信 はある魔力と折り混ぜることで木は歯の ような形をなしていくむこの技ちょっと 負担が大きいのか呼吸の痛みで咳込みそう になってしまうのをなんとか耐える普通に 気を使うよりもはるかに肺が痛いしかも 難しい木の形状変化はなかなかうまく扱え ず失敗しまくりだその度に呼吸をし直さね ばならず結構手間だがそれよりもワクワク 感の方がはるかに強い練り上げた木は失敗 を繰り返しながらも徐々に思い通りの形に なっていくうんなんとかなりそうだ思考 錯誤の末俺はどうにかして木の歯を 生み出した それを見て魔力消壁を展開し防御を試みる リッチどれ火の歯の威力試してみるとする かよ掛け声と共に俺は生成した木の歯を 飛ばした歯は子を描きながら飛んでいき 魔力消壁ごとリッチの上半身と下半身を 切り飛ばすだ世は踊りじしい埋めき声を 残しは消滅してしまったA木の攻撃 で倒すとチ理のようになるのかそういえば アンデット系の魔物は生命エネルギーや 神聖な力に弱いと本に書いていたっけな 消え方も本に書いてあった通りであるし 信じられないあるタオがそれを見てボそり とつくあれは飛行団の奥義飛行牙あが何年 修行してもできなかった技ねそれをあんな に良い全く努力もせずにいや違う努力じゃ ないねロベルトはただ楽しんで気に触れて いたそういえばじいちゃんが言ってたある 努力をするのは当然だから努力を楽しめる やは何より強いってふそういえば私も ちっちゃい頃は修行が楽しかった気がする なやるたびに新しいことができるように なったよ全く修行を楽しめなくなったのは いつからだったかもう覚えてないある やれやれ1から修行のやり直しか今度は せいぜ目いっぱい楽しむとするね何を ブツブツ言っているのだろうタオは俺を見 て悟ったような顔をしている一体どうした のだろうかまあいいやタオがアルベルトを 食事に誘っているおいおい相手は一応王子 だぞなんというか強いなロイド様ちょっと いいですかい心妙な口調でグリモが言う どうしたんだいあの祠ら思い出しやしたぜ あれは俺と同じ魔人が封じられている祠だ 何しかしあの祠破壊されているようだが ええ中の魔人は外に出た後でしょうそして かなり近くに癒すグリモの言葉と高する ように母と1匹のベアウルフの身体が 大きく跳ねる2本足で立ったベアウルフは だらんと力なく両腕を下ろしたい息を 吹き返したのか全員武器を取れアルベルト の号霊でこの絵たちがベアウルフを 取り囲むだが起き上がったのは1匹だけで はなかった倒れていたベアウルフたちが 次々と起き上がってくるよく見ればその 身体にはうっすらと黒いモヤのようなもの がかかっていたくふ人間どもがなかなか やりおるではないかベアウルフの口の中 からしがれた声が聞こえてきた鋭い牙の奥 に覗く青白い顔は老人のようでもあり猿の ようでもある異様に大きい目と額体に生え た鋭く長い角もちろん人間ではありえない その異様さにこの絵たちは怯えんでいるな 何者だアルベルトが振り絞るように声を あげると老人は広格を励む君に笑う我は パズ魔人パズよ愚かな人間どもよよくも 我が眷属を痛めつけてくれたなその代償命 にて支払ってもらうぞ老人パズはベア ウルフに口を閉ざさせると2本足で 立ち上がらせるその巨はパズの魔力か さらにさらに大きく見えたベアウルフの シンクの目に老人の災わい踊りじしい目が 重なった拾った三石はカに詰め込んでおく このカには空間系統魔術領域拡大の魔術を かけているやカなど密閉されたものに しかけることができないが中の空間を自由 に広げられるというものだおかげでこの鞄 には本来の何十倍もの容量があると言って も空間系統魔術はこれの他には1つ2つ しか使えないんだけどな空間系統魔術は 非常に難易度が高く使いもいないので分献 も少ないのだ待たせてすまなかったね早く 先に進もうか 鉱石は興味深いがそれだけに時間を取られ ている暇もない俺はダンジョンを進んで いく止まるねロベルト魔物よいきなりタオ が立ち止まる猫のような柔らかい動きで壁 の方を向くと一気に距離を詰めるそして壁 に手のひ底を叩き込んだ一体何を俺がそう 思った瞬間であるピ埋めき声をあげ壁が 崩れ落ちてきた見れば壁は泥のような姿に なって溶けていくなんだこりゃストーン スライムね岩に隠れて冬打ちを仕掛けて くるよあのまま進んでいたら危なかったね ええ面白いな議退する魔物かしかもかなり 出来が良かったタオの攻撃が当たった瞬間 でも全然分からなかったしなこいつの身体 もちょっと持って帰ろう何かに使えるかも しれないし俺は砕けったストーンスライム の破片をこっそりカに入れたそれにしても タオはすごいな俺には岩にしか見えなかっ たよ日の使い手は不思議な力を持つという が今のがそうなのかいほうベルトは気を 知ってるのか大陸でそれ知ってる人あまり いないね勉強家ね本を読むのが好きなんだ 実際見るのは初めてだけどねそれとても いいことよ知識は部と同じくらい力になる ねタオはにっこり笑うとまたダンジョンの 奥へと歩き始めるその後もゴブリンに多く 様々な魔物が出てきたがタオの敵では なかったあんな細い腕なのにとんでもない 威力が出るんだもんな聞か魔術に行かせる かもしれないなタオの呼吸法はこんな感じ だっけか血子供だから呼吸量が少なくそれ で聞いていないのかならば直接食らうが いいパズは大きく息を吸い込むと真っ黒な 煙を勢いよく吐き出してきた黙々と黒園が 俺を包み込むはむじ パタパタと手を振って払うたく変なもん 吹きかけやがってびっくりするじゃないか しかもなんか変な匂いがするし歯を磨いて ないんじゃないか俺が咳込みながら煙を 抜けるとその先ではパズが驚愕の表情を 浮かべていたなんだとなんだとじゃないよ いきなり何するんだお前ため息を吐く俺を 見てパズは息を飲んでいるき貴様我が魔力 を食らって何ともないのかん別にどうも ないけどさっきから何を驚いているの だろうもしかして何か攻撃でもしてたの だろうかそういえば何か甘い香りがする ような首をかしげているとグリモガグパッ と口を開けたはあてめのく息なんて聞か ないとよ俺の手のひグリモを見たパズは 驚いたのか目を丸くしたぬお前は魔人か なぜ人間の手のひにいるううるせえな てめえにゃ関係ねえだろこっちにゃこっち の都合があるんだよふむそうかなるほど お前はその人間の使い間となっているのか 大型復活の際に好きでも使えて強制的に 獣魔契約を強いられたのであろうが人間 ごときに使い間にされるなど魔人の風情に もおけん全くもって投げかわしい同じ魔人 として恥ずかしいぞへえそうなのか各かに 本に閉じ込められていたのだからグリモも 本調子じゃなかったんだろうなだが我は そのような油断はせぬ万全を騎士復活し 晩弱の備えで動いているのだ見たであろう 我が軍勢をというわけでその夜俺は城の 地下へ向かうことにした信じてくれた アルベルトを裏切るのは少しだけ心がいた んだがそんなことより禁じっくり 見て触ってどんな術式が編み込まれている のか観察したい入ってちょっと見てすぐ 帰れば問題ないだろう多分深夜目を覚まし た俺はベッドから起き上がると動きやすい 服に着替えて廊下出る夫見つからぬよう姿 を隠さなければなそう呟いて念じると空気 の渦が俺の身体を包み込む風景魔術イント 車これは風の流れで空気のレンズを 浸り出し光の屈折を利用して自分の姿を 見えなくする魔術だ不自然な風の動きを 作り出すのでそれなりの使い手が近くに いると気怒られてしまうが城の兵士たち 相手なら十分機能するちなみに本来の イント車は術者が動けば解除されてしまう が俺のはゆっくり動けばついてくる要制御 してあると言ってもあまり早く動きすぎる と残像のように見えるが歩く速度なら問題 なしどう中兵士とすれ違ったが俺に気づい た様子はなかった道中は順調あっさりと 地下への階段へたどり着く入り口には特に 見張りはおらず俺は階段を降りていく古い 螺線階段を降りていくにつれピリと肌を 刺すような感覚に襲われるこれが結界か 近づくとより分かりやすいなしかもこの 結界外からの侵入を防ぐというよりも中 から破られないよう編み込まれているよう だどうやら中にやばいものがあるのは確定 か階段を折り切ると周囲は石の壁で囲まれ ており正面には小さな扉があったこれが 結界の中心化触れようとすると強い抵抗を 感じるまずは結界を解かなきゃだなかと 言って力任せに壊すわけにもいかない侵入 の痕跡は残せないからなとりあえず結回を 制御し通貨許可を得る形で通過するベスト だろうその前に一応結界を貼っておいた方 がいいか結界の外側からもう1枚結界を 展開しておけば中で何か起きても安心だ俺 が念じると泡のような形をした魔力が俺を 中心に広がっていく水形等魔術天街単純な 結界能力はもちろん主に衝撃や音を 柔らげる能力に特化しておりこの中で大 爆発が起こっても他に知られることはない その後ゆっくりと結界の構成を調べる ふむふむなるほどかなり強固な結界だが どうやら王族の地下それに許可を与えられ たものであれば比較的要因に通貨許可を得 られるようだな結界の制御系統を書き換え てとよしこれで問題なく通過できるあは 物理的に鍵を開けるだけだ時計魔術石型台 で作り出した鍵を差し込みひねると扉は あっさり開いたじゃあ行くとするか アルベルトについて城の裏側にある広場に 向かう入り口を管理している兵に挨拶をし て中に入ると一面の芝フが広がっていた ここが射撃場簡単に言えば魔術のまと当て ができる場所だ大掛かりな魔術の実験を する場としても使われるため危ないので 子供の俺は1人では入れないのだはあいつ 来ても広いですね城の魔術師たちも的を 狙って炎や水の魔力級を飛ばしている魔術 を使用する感覚は人によって異なるAば 同じ火球を放つ場合でも全身から集めた 魔力をいつに集めて放つ流れのスムーズさ 速さなど連度は1人1人異なるそれを見て いるだけでも結構楽しいのだ魔術師たちに 興味心々な俺を見てアルベルトは微笑む母 はロイドは本当に魔術が好きだなええ 大好きですそう素直に喜んでくれると連れ てきた会があるというものだよ さてそれじゃあ僕たちもやるかいはい アルベルトは頷くと兵士たちに命じて敵を 用意させる100mほど離れた場所に1 から9までの数字が刻まれた代償様々な敵 が並んだ人のを見るのも楽しいがもちろん 自分でやるのが1番だ中踊りじで大っぴら に魔術を使う機会はないからなこうして いるうちに敵の配置は終わったようだでは ロイドからやるといい分かりました敵当て は説明するまでもないような簡単な競技だ 先手と5手に分れて10回ずつ魔術級を 放ち大きな数字の書かれた的を多く倒した 方が勝ちそれだけであるもちろん数字の 大きな的ほどサイズが小さく当てにくく なっている的を前にして俺は魔力を指先に 集めて火球を作り出したもちろんただので はない現在研究中である回転運動を 取り入れた改造魔術だ魔術を構成する術式 を持てり魔力級の核に回転力を持たせる ことでただまっすぐ飛ばすだけでなく様々 な方向への変化が可能となるもちろん そんなことをしなくても普通に動きを制御 して中央無人に動かすことも可能だが そんなことをして当てても面白くない せっかく実験できる機会なのだから 色踊りじてみたいもんだかけているのは 支有系透魔術回復呼吸呼吸の深さに応じて 少しずつ傷を癒すというというものである 長い間じわじわと回復するため魔力刻印と 相性が良いがやったと映えにくいし地系統 の魔術は全てかなり上位の魔術なので バレると面倒だ傷つき倒れていた者たちも しばらくすると傷が治り立ち上がるうん これならそう簡単には倒されないだろうて なわけで話の続きだわあ分かりやすたお本 魔力の性質変化とは術式ではなく魔力を 生み出す際に行うんですよただ魔力を出す だけでなく手を加えれば性質も変化させ られるんですええそれは考えたことも なかったな魔力を生み出すのなんてただ 万全とやっていた思えばグリ物使ってた 古代魔術が色を変えたり魔力並の形状を 変えたりしていたのは術式ではなく性質を 変化させていたのか無意味だと思ってたが やっぱり魔術は奥が深いまずは色の変化 から始めるのが基本ですやってみますかい もちろん魔力の性質変化はイメージが大事 でさ色のついた魔力を強く想像するんです とはいえ一丁一隻でできるもんでは イメージね姿を変える魔術模者姿みたいな ものかだったら得意だぞイメージと俺は 青色を強くイメージし手のひから魔力を 生み出していくすると淡い青色の魔力が 溢れ出してきたおおこれが魔力の性質変化 ってやつか赤白緑思うように色を変えて いく魔力こりゃ面白い俺がはしいゃいいで いるとグリモは驚愕の表情を浮かべている な気聞いただけであっさりと動かしたりと かもできるなあまり意味はなさそうだけど 生み出した魔力に動けとイメージを送ると グねぐねと色を変えながら動いていく グリモは俺が事在に動かしているのを見て あんぐりと口を開けていたなるほどパズは これに匂いや味を加え魔獣好みにしている んだな炎をいて全てを噛み砕く牙となれ 情熱エキ場なんてことをしていると アルベルトの影承が終わったようだすぐ 気づいたシルファとタオがパズから距離を 取る直後萌える無数の炎がパズづらえと 振り注いだかー 高範囲に渡る炎が周囲を焼き尽くし ベアウルフらは悲鳴をあげながら次々と 倒れていく続けてラングリス流剣術下り 安か非長パズの背に突き立つ双剣 ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ と激しい斬撃を繰り出しながらシルファは 着地した目にも止まらぬ見事な検査だおお すごいこれがシルファの本気かこの チョコマカしようってだがダメージはない のか着地したシルァを狙いパズの蹴りが 放たれるしかし遅い捉えたのはシルファの 残像だった残った足の前には双剣を十字に 構えたシルファがいたニトラニコ相が相が 上下左右から繰り出される4連撃により 先結が吹き出す シルファの顔色が変わる深く食い込んだ 一撃にて剣が折れていたのだ即座に剣を 捨てて離脱すると地陣に戻りボそりとつく 硬いですねどうか皆様の持つ件私に預けていただけますか おおこの絵たちはコ々こく頷くと余情の件を集めて地面に突き刺すその数 12 本やもなさそうにそれを見るシルファだがすぐに気を取り直し剣を抜く サルーム王国旧事係権術師難 シルファラングリス 押して参るシルファの構えた双剣が冷たい 光を放っていたヌー女不勢がパズが シルファに釘付け気になっていたその時で ある数深い呼吸音その足元には両手を交差 させる小さな影があったタオだ腰を低く 落とし構えたをひねるようにして打ち出す は鈴と重音が響く気を込めた一撃衝撃波が パズの足に走りその巨体がよめき倒れた 深めなリアブレ動作が長くて当てにくい けど威力はピカ値ねタオはニと笑うと倒れ たパズに向けて手のひを返しクイくイと 手招きをした 兼108代目習いタオイファ かかってくるある2人の攻撃を見たこの絵 たちの表情が変わるお俺たちもやるぞそう だ男を見せる時だ震える手に剣を握りしめ ベアウルフラに向き直ったどうやら気を 取り直したようであるそれを見た アルベルトが覚悟を決めたように頷く もう少しだけ持ちえてもらえるかそして パズを見据え言葉を続ける最上位魔術を 使うなるほどなるほどそんなことより魔力 の性質変化ってどうやるんだろう俺は興味 心身にパズの放っている魔力をじっと見て いたごく普通の庶民だった俺は血闘で命を 落とし何の因果王族として転生した サルーム王国第7王子ロイドディサルーム それが俺の新しい名だ今では10歳この 生活にも随分慣れてきたと思うちなみに国 の景色や文化雰囲気と照らし合わせてみる と俺は死んだ直後にこの身体に転生した ようだ俺が学園に通っていた頃新しい王子 がもうすぐ誕生するらしいとか言ってたし な少し申し訳ない気もするがなってしまっ たものは仕方ない兄たちはすでに成人して おり年も離れていた俺は大い継承争いとも ほとんど関係ないおまけに身体も小さく 用姿も平凡それに政治にも全く興味を示さ なかったので期待されてないようだっただ が兄たちが王になるために毎日毎日マナー や学問武術をみっちり学んでいるのを見る とそれで良かったなと思うおかげで俺は 大好きな魔術を思う存分勉強させてもらっ ているからだ朝起きて図書館に引きこもり 魔術書を読みふける日々その増料は とんでもなく魔術書だけでも数百冊はある 基礎から始まり専門的なものに至るまで その全てに目を通した前世で基礎を しっかりやっていたおかげか難しい魔術書 も理解はできたもちろん魔術の再現も今は 色々と応用するための術式を編み上げて いるちなみにあの時を殺した魔術は高価な 媒体を使用したご利用子で今見ればそう 大した魔術でもなかっただったようだ ちょっと残念なお魔術が好きなのは隠して ないが実力というかあれだけの威力が 出せるのは隠しているあんな魔術が使える と知られたら絶対面倒なことになるだろう しそうなったら魔術の研究どころではない だろう期待されて多いがどう言われても 困るしなちょっと変わった魔術好きの王子 これが俺に対する周りの評価であるべきだ ロイド様どちらですかロイド様おお何なん すかそりゃ受刑討魔術代だよ特定系統に 存在する片白は魔力で木や石などを形づり 様々なものを生み出す魔術特に受系等魔術 による片白は樹目を育てて形とするため 弾力と硬さに富繊細な造形を可能とするの だあっという間に俺と全く同じ姿の人形が 完成したこんな成功な片は見たことあり ませんぜ全くこりゃ頭げたもんだ様 そっくりじゃねえすかそういう風に作った からね似ているのは外見だけではない土計 も加えることで骨を石肉を泥皮膚を受し 全身に根をはわせ神経とし血流のように 魔力を流し動力としているので当然動かす こともできる土と木で作っているため かなりも脆ろいが注ぎ込む魔力次第では数 日は活動可能である確かに見た目だけなら 問題はないんだがどうにも動かすのに手が かかってね作り出した物体を人間のように 動かすのはかなり気を使うとてもじゃない が身代わりを動かしながら外出し魔術の 実験なんて不可能だそりゃ自分の身体を2 つ制御するようなもんでしょう人間技じゃ ねえですようんだからこいつの制御を グリモに頼もうと思うな氷学の表情を 浮かべるグリモに言葉を続けるグリモは 実態と精神体の間にいるような構造だろう だったら身体の部分を俺の右手に残し精神 体をこの人形に宿らせるなんてことも できるんじゃないのかそりゃまあ増作も ねえことですが会話の受けえから大丈夫だ グリモは状況に合わせて身体を動かして くれればいい俺の問いにグリモはなぜか そワそわしているそのですがいいんですか いロイド様の思う通りに振る舞るとは限り ませんぜ俺が頼んでいるんだから構わない だろう早速その中に入ってみてくれえ じゃあ俺が忙すとグリモはいぶかしむよう に人形の身体に入っていく人形の目が開き 動作を確認するように手足を動かすグリモ うん問題はなさそうだグリモは立ち上がっ てグリぐリと首を動かした後俺に背を 向け元をに焼けさせたぐひ信じられないぜ もうこんな自由がもらえるとはよよほど 信用されてるのかこいつが1人で外へ行っ てる間に周りの人間をうまく使えばグリモ えい声をかけるとグリモは驚いたのか君と 肩を振わせたなぜか恐る恐る振り向く グリモにっこり微笑みかける頼んだよそう 言うとグリモはほけた顔で俺をじっと 見つめてくるどうかしたかいいえなんでも ないでさパタパタと手を振りながら俺から 視線を外すあの顔何かんでやがるのかは そうか俺様を試してやがるんだ自由に泳が せていると見せかけ裏切りの気配を見せ たら殺すつもりだなく気づいてよかったぜ 奴の魔術は得体が知れねえからなその くらいの術式は余裕で組んでいても おかしくはないならば今下手に動くのは 特策じゃねえよなまずは奴の信頼を得る ことに集中すべきかそしてまた何やら ブツブツ言い始めた一体どうしたのだろう かどうしたぐりも大丈夫かいいえいえなん でもないでさともかくこのグリもロイド様 のために噴骨最新やらせていただきますぜ ええぎこちなくグリモを見て俺は首を かしげるなんだか独り言の多いやである 慣れない人間世界での生活で精神的に疲れ ているのかもしれないななあまりレベルが 高いとは言えない生成魔術だね切を 無理やりにしたのかい順度が低すぎるし 中身もスカスカだこれじゃあ駆け出しの 商人も騙せないよそもそも魔術での金の 生成は禁じられているというか俺は王子だ し金には困ってないんだよなむグぐただっ たら不老不だお前さんを不老師にしてやる よ悪いが自分の身体に他人の術式を施さ れるのは好きじゃない特に不労士なんて 強い術式を人体に編み込むなんてどんな リスクがあるか分かったものじゃないよ 魔術というものは万能ではない低レベルの 魔術なら魔力の消費だけでな何とかなるが あまりに高レベルな魔術は術者や比術車に も負荷がかかる不労士なんてのは相当 うまく術式を編み込んでもかなり重い リスクをしうはずだで言えば重度の神経 麻痺や肉体の欠損とかとてもそんな術式を おそれとは受けられない壺だったのか グリモワールは顔を歪めているやはりもう 1度封印させてもらうよ君は危険そうだし ねま待て待ってくれ頼むから俺は全然危険 じゃねえ良い魔人なんだ封印されたのだっ てちょっといたずらしただけなんだようん でも嘘言ってるかもしれないしなやはり 封印俺が本に触れようとした時であるな なら魔術はどうだ魔人がぽつりと呟いた 何百年も前の古代魔術だお前さんも魔術師 なら興味あるんじゃねえのかそいつを教え てやるどうだロイドしばし考え込んで俺は 頷く面白い今更言うまでもなく俺は魔術が 好きだ古代の魔術か伝説によると大地を 揺がし洪水を起こし海を割るなんてのも 聞いたことがある実物はどれほどのもの だろうか是非見てみたい俺の言葉に グリモワールはパッと表情を明るくした ロベルト何をニヤニヤしてるねああうん なんでもないよそれよりこの探検大して 価値がないならもらっても構わないかこと よりそのつもりねお好きにどうぞ ありがとう魔術付与された探検はちょっと 欲しかったんだよなもちろん上にもそう いった武器などはあるが高価なものばかり だし気軽に分解したりはできないのだだ から付与系統魔術についてはまだ試してい なかったのだがこれで不与魔術の実験が できるぞ宝箱の破片と共にカへと放り込ん だすると午後ごと辞りが始めるおっとそう いやダンジョンは宝箱を取ると消滅するん だっけかうん早く外に出るよ俺はタオと共 にダンジョンの外へとかけるのだった外へ 出ると空は薄暗くなっていたげしまった グリモのことを完全に忘れていたこんな 遅くまで放置して大丈夫だろうかどうした ねロベルトそワそわして 悪いがちょっと用事を思い出してねすまん 俺はタオに謝罪すると即座に秘少を念じ 空中へと飛び上がったあどこへ行くね悪い 急いでるんだ待つよせめて連絡先を交換 するあるうタオのよく響く声を聞きながら 俺は城へと飛んでいく少し残念だがもう 2度と会うこともないだろう それにしても気についても知れたし魔物も いっぱい見れたしダンジョンでも色々拾え たな大満足の1日だった入ってきた時と 同じように姿を隠して城内へと戻る ホクホク顔で実質に戻るとベッドでは俺の 姿をしたグリモが倒れふしていた ただいまあそのグリも大丈夫か声をかける とギと首を動かし俺の方を向くその表情は 完全に死んでいたロイド様メイドが来たと 何度もお知らせしたんですがね母は悪いな 忘れてたやはり何度か連絡してきたようで ある多分魔物に夢中になってた辺りだろう かどうも集中すると周りの声が聞こえなく なるんだよな反省反省ええきっとお忙しい んでしょうとなんとか会話はごまかしやし たですが剣術ごっこは結局やることになり ましてねまあズタズタのボコボコにされ ましたよあのメイド半端な強さじゃねえ ですなだろうなグリモが乗り移っている 人形は俺の身体をコピーして作っている からな自慢じゃないが運動神経のなさには 自信があるそれだけならいいんでさ問題は あのメイド自分をぶちのめした後になぜか 泣きながらロイド様のふ抜けた根性を 鍛え直しますとか言い出したんすよああ サボってると思われたんだろうな普段は 魔術でシルファの権技をコピーしてるから な残念ながらそれが俺の実力だそんなわけ でついさっきまで打ち合いしてました昼 からずっとねすまん俺は素直に謝罪した しばらく外出はできそうにないな グリモワールは勢いよく返事すると黒いに なり俺の右手に入っていくななんだこりゃ 体内の魔力密度が半端じゃねこんな ギチギチに詰まってやがったら俺が入る スペースがねえ ミ牛では無理だならせめて手首からぐダめだ指先 1本すら入れねえおお 方向の後手のひに 1 本の線が入りぐパッと口が開いたグリモワールはぜと息を吐いているはあはあテ手のひの皮 1枚が限界だった何つ魔力密度だ 何かブツブツ言ってるが無事入れたようであるおその手もしかして二重してた時のかええそうですロイド様が 20 英に興味を持っていたのは分かって癒したからねもちろんこの身体はロイド様のものですから自分の意思で動かせます本当か?それは面白そうだ 20Aldか使い方によっては色々なこと ができそうだうんワクワクしてきた後で 早速試してみよう身体を乗っるのは無理 だったがこうして取り入っておけば奴も そのうち油断するだろう何焦ることはねえ じわじわ行くぜくひひん何か言ったか グリモワールいいえ何もそそうだロイド様 自分のことはグリモでいいっすよそっか これからもよろしくなグリモえい噴骨最新 ロイド様のために働かせていただきますぜ そうこうしているうちに部屋の片付けが 終わり俺は諸庫から外へ出て部屋へ戻り そのまま眠りに着いた翌日俺は城の屋上へ 来ていたロイド様こんなところに来て一体 何をなさるんで早速二重A賞を試して みようと思ってね今は昼休みなので見張の 兵士たちも休憩に行っており誰もいない 当然結界は展開済み時間は短いが今なら 心起きなく魔術の実験ができるのだそれ じゃ力を貸してくれるかグリモまずは影 合わせをしてみよう演球の影承はできるか いもちろんでさっていうか強くなりたかっ たのなら身体を鍛えるならなんなりやり用 はあったんじゃないか面倒な思いをして まで部下を集めるよりよほど効率的だろう 楽しいから雲なく続けられるのであるパズ は戦闘スタイルからして肉段が得意な タイプ部下を集めて命令を出すより身体を 鍛える方が賞にあってそうだしな俺が寝て も冷めても魔術をやってられるのも純粋に 楽しいからだ魔術の修行は俺様もやってき たがそう楽なもんじゃねえシドを吐き地味 な反復をし努力を重ねて少しずつものにし ていくもんだそれをロイドはそりゃもう 楽しそうにやりやがる毎日常ジ今までも これからもだろうそんなやに努力だなんだ と言ってるやが勝てるわけがねえグリモが ブツブツ言っているが吹きさぶ風の音で よく聞こえない俺の言葉にパズは苦笑いを 浮かべるくふ我の肺員は楽しめなかった ことか全く無茶を言ってくれるそう 言い残しパズの身体は砂のようにサラサラ と消滅していく夫とsirリとなって 消えゆくパズへグリモが大きく口を開け 吸い込み始めるどうやらその魔力を食べて いるようだえ魔人の魔力ってのはやっぱ うまいぜ力がかなり戻ってきやがった こいつのそばにいれば上質な魔力の補充に は異かねえこの調子で魔力を増やしその うちこいつの身体を乗ってやるぜブツブツ 言いながら北グりもその力はほんの少し 増しているように見えるどうやら魔力を 食べて強くなるようだなどうでもいいけど 腹壊すなよそりゃもうええ俺の言葉に グリモは慌てて返事をするのだった各かに 庶民である俺の家は貴族たちに比べると 貧しい入学金も自分で働いてようやく払い 教材も基礎の魔術書1冊しか買えなかった だがそれ1冊でもやれることはかなり多く 毎日新たな発見があった礎魔術でも術式の 組み合わせ職媒の組み合わせだけでも無数 の減少が起こせるほど魔術ってのは奥が 深いそのために実験やら材料の調達やら やることが多すぎて人のことに気を取られ ている暇など全くなかったのであるそう彼 に言ったら月行しながら俺に血闘を 申し込んできた俺は戦いは嫌いだだから すぐに断ろうとしてふと思いとまった彼ら 貴族の使う魔術とは一体どのようなもの だろうと庶民の俺と貴族である彼らとでは 資本も才能も全く違う俺が見たこともない ような魔術を見せてもらえるのではないか と考えた考えたらどうしてもそれが見たく なってしまいついを受けてしまったのだ 少し痛い思いをするかもしれないが負けて も命まで取られるわけではないだろう そんな甘い考えで結論から言えば彼らの 魔術は素晴らしかったあれが上位魔術と いうものだろうか巨大な炎が渦を巻き氷嵐 が吹きすぶ俺はその光景にただただ見惚れ た見惚れて無防美にそれを受けんだお前は 夢中になると周りが見えなくなるから気を つけろなんてよく注意されていたがまさか こんな結末を迎えることになるなんて自分 のまま抜けさが情けないだが最後に考えて いたのはま抜けな自分を呪うことでも血闘 を仕掛けてきた貴族を恨むことでも自分を 育て学園に入れてくれた両親への感謝でも なかったそれは俺を殺傷せしめた魔術への 考察どういう術式だったのかその理屈は そもそもあれほどの出力を1人で 生み出せるものなのかだとすると必要な 魔力量は術式はあるいは何か特殊な発動 条件があるとかもしくは職媒を使用したか はたまた他人数で魔術を使ったのかなど など 考えれば考えるほど止まり行くはずの心臓 が高なるのを感じていたああ本当に無念だ 世界にはまだ俺の知らない魔術がたくさん あるだろうにその全てを知らぬまま死んで しまうなんて願わくば全ての魔術を知り たかった理解し習得し極めたかったもっと 魔術の親に溺れたかったそんなことを考え ながら俺の意識は遠いていった期源で花歌 を歌いながら俺たちの戦闘を行く行先が 同じだからと同行を申し出アルベルトも それを許可したのだもちろんただついて くるわけではなく魔物が出てきたら戦闘も こなしている戦闘力はこの絵たちより2段 は上といったところかというか以前あった 時より技が生えている気がするあれから 修行でも積んだのだろうか1人で魔物を 半分くらいは倒しているその強さと性格 から最初は警戒していたこの絵たちもタオ に心を許し始めていた全くアルベルト様も あんな怪しげな少女に同行を許すなんて どうかしていますねえロイド様あそうだね ただシルファはタオのことが気に入らない のか不機嫌そうだ俺もタオとは目を合わさ ないようにしているのだがちラチラこちら を見てくるまさか俺のこと気づいてないよ なじいつの間にかタオが俺の近くにまで来 てじっと見つめていたうおびっくりする じゃないかねえ君私たちどこかで会った ことないかささあ分からないないきなりの 質問についが泳いでしまうムーなんだか 怪しいねでも会ってるはずがないのは私に も分かるなのに何なのこの感じやばいな この視線怪しまえている気がする 原因は間違いなく木の呼吸だついさっき まで修行のために木の呼吸をしていたから な呼吸の仕方がロベルトと似ているから 怪しんでいるのだろうしくじったとはいえ いきなりやめたら不自然だしここは知らぬ ゾで押し通すしかないあの時姿を変えてい たのは不幸中の幸いだったなロイド様森の 方を見てくだせあの娘が探しているという 祠らあれがそうじゃないんですかいグリモ の声に従い森の方へ視線を向けるとヒ々の 隙間からぼけた石の建物が見えた ナイス殴りも追い払うチャンスであるあれ が君の向かおうとしている祠じゃないのか いおおまさしくあの祠よありがとね兵士の 皆さんにもお世話になったねそれでは私は これで失礼するよタオは慌たしく頭を 下げるとすごい速さで走っていったふう よかったなんとかバレる前に追い払えたか ありがとなグリモへ気にしないでくだせえ ロイド様の使い間として当然のことをした だけっすよそれにこの程度であんたの信頼 を変えるなら安易もんだぜくん何か言った かいえ何もそそれよりあの祠らなんだか妙 な感じがしますぜそうなのか倒したはずの 魔獣の復活による同様それを畳みかける ようにパズが方向を上げるぐおそれを 川切りにベアウルフたちが突っ込んできた この絵たちも防御を試みるがすでに気迫で 負けているその上さらなる巨体であるパズ もいるのだ誰も彼もお呼び越しである そんなことでパズが遠慮するはずもなく 大きく振りかぶった一撃がこの絵数人を まとめて捉えるぐわー1振りでこの絵たち は投ぎ飛ばされてしまった続いての蹴りを 受けようとしたこの絵の剣がへしれ地面に 投げ出された1人また1人とパズに倒され ていくこの絵たちレアウルフと相対してい た者たちもそれを顔色を青くする火 強いあれが魔人と止められるわけがない 圧倒的な戦力差にこの絵たちは繊維を失い つつあった戦は乱れ従輪を待つのみと思わ れたその時である彼らの間に一人の風が 吹いた借りますよリンとした声と共に 駆け抜けたのはシルファだその両手には それぞれこの絵のさやから抜き取ったで アロー剣が握られていたそ剣が太陽の光に 反射しらりと光るラングリス流ソ剣術登り 送竜構えた剣を地にすらせながらシルファ はパズに向かって走る2本の線を地面に 描きながらパツの足元にたどり着くと垂直 に飛んだその登り様に繰り出される牽線 両客から銅そして肩には剣筋の跡が はっきりと残されていたぬぐ巨体を 駆けのりながらの凄まじい斬撃にパズは 埋めき声をあげるトンとパズの肩を足場に シルファは空中で反回転する両手の剣は 逆手に握られていたあれから1週間が経っ た基本的には俺の日々はほとんど変わらず 好きなことをやっていた少し変わった点と いえばアルベルトが頻繁に魔術の練習上へ 誘ってくれるようになりシルファの堅術 ごっこの頻度とそのレベルが上がった くらいだろうかアルベルト様今からロイド 様は堅実の稽古をなさるのですそれは先日 もやっただろう今日は魔術の練習をするの だよ何をおっしゃいます現術ですいいや 魔術だね2人は火花をチラし睨み合って いるただ時踊りじれを取り合っているのを 見るので気が重いしかもチャールズも最近 何かと俺を呼び出して近況を聞こうとする し風の噂ではタオもロベルトについて 聞き回っているそうだモテモテっすな ロイド様グエで周りの評価が上がれば俺が 身体を乗った時にうまい思いができるぜ ポングリモがニヤニヤ笑い白が元気よく 吠える全く騒がしいことだ俺はただ魔術を 極めたいだけなんだけどなこの世界には 未だ俺の見たことのない魔術が存在する それを全部見たい覚えたいモてたい俺は まだ見ぬ魔術の新を望み真っさな空を 見上げた魔術師として大切なものはまずは 家柄次に才能そして最後に努力である最後 というのは言葉通り努力を努力として 受け止めるものにとってであり楽しんで それを積み重ねられるものにとっては最後 ではなく最大の力となりうるえそれら全て 持つものがいたらってあはそれはぞっとし ない話だね今日なくとも私は戦いたくは ないななんてあの野郎は言ってたっけか グリモがボソりとつぶやくどうかしたか グリモいいえ何でもあじゃんけんは シルファの姉子が勝ったようですぜ見れば いつの間にか2人はじゃんけんをしていた ようで勝利したシルファがかけてくるのが 見えるロイド様嬉しそうに僕を手に手を 振ってくるシルファ俺はためを吐きながら 中庭へと向かうのだった部屋に帰った俺は ベッドに寝転んでいた頭の中は全国試した 20章魔術でいっぱいだなるほどなるほど 2つの異なる影で魔術を発動させた場合 単純に1+1が2になるわけではなく全く 別物となるのか原列火球も滝列水求もあの ような先行爆発を引き起こす要素はない おそらく呪文が重なり合うことで新たな 現象を生み出したのだろうそんな話を城の 書物で読んだことがあるそれは1人では なく2人で使う二重だったがそれにしても 他の魔術ではどんな反応が起こるのだろう か色踊りじめしてみたいよななあグリも 空間Y曲魔術とかで別次元に部屋とか作れ ないかなのできるわけねえっすよすかなん すかそれ聞いたこともねえですよさすがに 難しいか空間系統の魔術は俺にとっても 難易度が高く1つ2つしか使えない魔術の 実験ができるほどの巨大な空間を制御する のはさすがに無理だうん実験場所が欲しい ところだな射撃場を使うわけにもいかない しかと言って屋上も今回の件で警備が厳重 化したからな城の外でやればいいんじゃな いっすかね上外か確かに城の外には広大な 大地が広がっている試し打ちには持って こいだろうしかし城の外に勝手に出たこと を知られるとかなり怒られそうだ第7とは いえ一応王子である自由にしていいとは 言われているがそこまでの勝手な行動は 許されていないえこっそり抜け出せばいい んすよどうせわかりやしませんって 抜け出すだけならともかくそんな長時間の 間バレずに住むのは無理だな特に問題なの は護衛権世話役であるシルファだ毎日堅術 ごっこに誘ってくるのだがどこで隠れて本 を読んでいてもあっさり見つかってしまう のであるいや待てよよく考えたら今は グリモがいるしあれを使えば短時間なら ごまかせるかもしれないな少し試したい ことがある付き合ってくれるかいグリモ もちろんでさ試したいことというのは魔術 による身代わりだ俺は手を広げると鏡を前 にして自分の姿を見ながら目の前に魔力を 集めていく中心に小さな種が生まれそれが 目を出しぐんぐんと空中に根を伸ばして いく根は次第に人を形作り始めた視界が ぼやけるみたいが思うように動かない一体 何が起きているのだろう自分が自分では ないみたいだ誰かの声が聞こえる女性の声 だ目を凝らすと顔が見える美人だとして胸 をはけさせているだが妙に大きい気がする 女性は何か喋りながら俺に近づいてくる身 の危険を感じた俺は懸命に手を動かし火を 念じた小さな炎を生み出す俺が唯一使える 攻撃魔術弱い魔物を追い払うことしかでき ないが威嚇にはなるはずそのはずだだが 何か妙だ違和感を感じた俺はとっさに女性 から狙いを外したその直後ドゴン と爆音が響いた見れば壁に巨大な穴が開い ていた女性は驚いているがそれは俺も同じ だ俺の火球でこんな威力が出るのはありえ ない一体何がそう思った時目の前にある 姿鏡に自分の姿が映るさな身体短い手足 クリッとした大きな目赤子だ俺は赤子に なっているのだそういえば何かで聞いた ことがある死したものが記憶を許したまま 生まれ変わることがあるといわゆる転生と いうやつだそう考えれば今の火球にも納得 がいく魔術師としての核は家柄と才能 つまりほとんど生まれた時に決まる 魔術師の家計では幼少期から魔術を使える ものもそこそこいる今の俺にそれほどの 才能があるならこれだけの魔術を使えても 不思議ではないだが待てよいくら何でも 生まれた時からこんな魔術が使えるなんて 例は聞いたことがないぞ周りで騒いでいる 人たちも俺がやったとは認識していない ようだしなというかよく見れば部屋が やたら広い気がする部屋に置かれている ちょうど品は美術館で見るような高級品が 並んでいるしメドらしき女性も数人いる こんな部屋そこらの貴族ではありえない 横光貴族や泊はたま股た工爵とかそんな ことを考えていると太立派な装飾が施され た紋章が目に止まるその紋章には見覚えが あった俺の住んでいたサルーム王国その 王家の紋章である俺もしかしてとんでも ないところに生まれてしまったんじゃない だろうかうぐぐ身体が痛くて思ったように 動けないシルファの全力をコピーしたから だろうあと若いからすぐ筋肉痛が来たん だろうななんせ10歳だしひ筋肉痛すか うんこれ以上の運動は控えた方がいい だろうそう言って腕をマッサージする あまり無理すると治りが遅くなるもんな そんな俺を見てグリモはなぜか呆きれた 様子だぐふざけおってそんな俺礼へ 繰り出されるパズの打撃打撃打撃魔力消壁 が痛々しい岸し音を上げていたやはり かなりのパワーであるなあちょっと聞き たいんだけどそんなに強いのになぜ魔獣を 集めてたんだ知れたこと我 1 人が強くなるより部下を集めた方がより効率的に戦力を増大できるからよ強くなるために仲間を増やしたってことか ああそうだ苦労と努力を重ねた日々だったわざわざ魔獣の住みやすい環境を整えてやり扱いやすくなる様子も繰り返した 面倒極まりない作業だったがそれも ようやくようやくこれからという時だった のに貴様のせいで ガッスンと怒りに任せた一撃で俺の身体は 中に飛ばされる強烈な一撃により魔力消壁 は粉々なに砕けちったくばれ だが放たれた魔力並は俺ので消滅した俺の 前に貼られた透明な壁を見てパズは下打ち をする地また魔力消壁かだがそんなもの何 度でも破壊して左右を見渡したパズが 言いかけた言葉を飲み込む展開したのは 魔力消壁ではなく結界だ空間系透魔術次元 展かなり魔力を食うので短時間しか持た ないがあらゆる攻撃を通さぬ次元の壁それ でパズを包み込んだのだん 俺はふと思い立つ グリモは魔人に魔術は聞かないと言ってた が結局聞くのか聞かないのかどっちなの だろう魔人と遭遇する機会なんてそうは ないだろうし試してみるべきだよな20 俺は右手の口を開き呪文の影を開始する新 内岩牙大塩熱 円牙列空嵐しげ土水化風4系統も神魔術を 順ぐりに100 高速術式を展開し本来の3倍速にて 編み込んでいく時なんでわかるんだ されたような口ごもる俺を見てアルベルト はおかしそうに笑うはロイドは可愛いな いいよ話してご覧お兄ちゃんが聞いて あげようありがとうございますえっとその ですね実は最近不魔術を勉強中でして試し てみたいから大量の武器が欲しいのです よかったらアルベルト兄さんのこの絵たち の武器を貸してもらえませんかアルベルト のような上位王子にはこの踊り樹数人の この絵がいる当然テレン彼らであれば数本 の権所持しているだろう非踊り時訓練を 行っているだろうから使用感も聞きやすい しアルベルトのこの絵だから話も漏れ にくい不魔術かかなり使い手が少ない魔術 らしいがそんなものを使えるようになると はさすが勉強家だなまだ始めたばかりです 失敗するかもしれませんしあまり効果では ない武器で構わないのですがふむなるほど 実験材料が欲しいというわけだねウインク をするアルベルトに頷いて返す察しが早く て助かります母はロイドの考えてることは 全て分かるよ魔術不要した件はこの絵たち も欲しがっていたからねある程度なら武器 を無駄にしても文句は言うまいわかった話 をつけてこようありがとうございます アルベルトに霊を言い俺はその場を鳩に するのだった す土シルファの牧刀は土の壁に埋まり抜け なくなる無理やり抜こうとしている間に俺 はその背後へと回り込む取った牧刀を シルファへと走らせ首元で止めるはずだっ たしかし目の前にいたはずのシルファは 牧刀を残したまま姿を消していたうっそ 左右に目を動かすがシルファの姿はないと なれば後ろ振り向くがいないということは 上即座に火球を念じ上空へ向けて放つ残念 下ですよまた下から聞こえる声に見下ろす とシルファが笑顔で俺の真下にいた驚く間 もなく両足を掴まれ転ばされてしまうその まままたがられマウントを取られてしまっ たにっこりと微笑むシルファを見上げ俺は 目をつる負けましたはい私の勝ちです よいしょとこれでいいんですかロイド様 シルファは油のたっぷり注がれた水瓶を俺 の部屋の隅に置く と水面が波打ったありがとうでもいいの1 本取れなかったのに一瞬とはいえ思わず 本気を出してしまいました1本取られた ようなものですよそれにしても本気を出し たロイド様はこれほどまでにお強くなられ ていたのですねシルファは嬉しございます ぐすまたも涙むシルファやめてくれ 恥ずかしいから俺が本気を出して戦った ことがよほど嬉しいらしいかなり限定した 状態での本気だったのだがまあ喜んでくれ てるんだからよしとしよう先日のあまりに 不抜けたおいぶりどうにかなってしまった のかと思いましたが調子を取り戻して いただけたようで幸いですわふ微笑みを 浮かべるシルファを見て俺の右手が ブルブルと震えている振り物のやつよほど ビビっているのか今日はずっと引っ込んだ ままだ先日の堅術ごっこで痛めつけられた のが相当トラウマらしいあわあの時は ちょっと体調が悪くてねええスランプと いうやつですねそういう時は誰にでもある ものですそれを抜け出すのには1にも2に も鍛錬あるのみ実際スランプを抜けた ロイド様の動きはとても素晴らしいもの でした魔術と堅術の融合このシルファく 完復いたしましたシルファはそう言って うやうやしく霊をする堅術も魔術も まだまだ拙いでもロイド様は発展途上 そして凄まじい速度で腕を上げて いらっしゃる魔術が使える検子自体とても 数が少ないのに堅術レベルはわずか10歳 とは思えませんそれに魔術に関する造形は アルベルト様も一目置かれるほどですああ なんと素晴らしいのでしょう成長した ロイド様には騎士団長や牽制の称号すら 不り合いかもしれませんそんな方の指導薬 をやらせていただけるなんてこのシルファ 光栄四国でございます何をブツブツ言って いるのだろうさっきから俺を見る目が なんか怖いんだがそういえばシルファは 以前チャールズに俺の現術の腕をすごく 評価しているとか言ってたっけかいや今回 は魔術を使っただけだしそこまで評価は 変わらないだろうそう思いたいうん一呼吸 に7つがれる呪文タそれを2つの口で同時 に唱えていく質問が無数に並び回内が まばゆく輝き始めたななんだその高速A賞 はあれほどの密度を持つ呪文タ束を簡単 なく編み込んでいるだとぐーあ頭が痛くて はえそうだ行くぞそして術式を解放する 術問が開きそこから放たれる無数の魔術 パズの声が一瞬聞こえたが結界内部に 吹き荒れる破壊の本流ですぐかき消されて しまった1秒に1サイクル1分で240回 の最上位今魔術の連続魔以前グリモにやっ たのと同じ攻撃だん数秒後に気づく結界内 の手応えがなくなっている俺は術式を消し 結界を解除した黙クモクと上がる煙の中 からミーラのように光らびたパズが湖海に 落ちたパズのミイラはわずかに口を動かし ながらプカプカと浮いているうそんなパズ を見下ろしグリモが笑うへあれだけでかい 靴叩いた割に随分あったなこら煽るなよ グリモっていうかお前も大概でかい口叩い ていただろでもグリモは30分くらい耐え てたっけまああまり変わらないかしかし 結局ダメージ受けてるじゃないか本当に 魔人に魔術は効かないのか普通はそうす ただ半分精神体である魔人には音や光など で感じる不快感がそのままダメージとなる んですよほんのわずかですがそれを続けて 浴び続けるとこうなっちゃうわけか音や光 でダメージを受けるなんて意外と繊細な奴 らだな魔人ンって意外と大したことないの かもしれないんパズが何か言ってるな俺は 光びたパズをひょいとつまみ上げる ななぜだ我の努力がこんなにもあっさりと なぜ勝てぬパズお前はずっと大変だったと か苦労したとか言ってたけどさそういうの もっと楽しんでやった方がいいよの真で うんだって楽しくないのに無理してやって も身につかないだろうそれにそういう 気持ちはハ花の魔獣たちにも必ず伝わる 伝わればそんなやの命令なんて聞きたく ないよお前自身がもっと楽しんで魔獣たち と接していたら俺がちょっと暗い魔力を 与えても願らなかったと思うぜほの少し 退治しただけだったがパズの魔獣たちへの 態度は決して良いとは言えなかった俺が 魔力を与えたのは単なるきっかけでいつを 向けられてもおかしくはなかったろうスー は歩きながら俺は息を深く吸い込み長く 吐くなんとなくまだ魔力を誓できない魔術 師の卵なんかが行う修行に似ているな精神 を統一し呼吸に全を集中体内を循環する 魔力の流れを意識する魔術師の修行でも 処歩の処歩才能ある魔術師は必要とすらし ない修行前世で魔術の才能がなかった俺は 最初の頃はずっとこれをやっていたので あるうん身を見まねだがなんとなく体内に 力がみなっていくような感じがする魔力を 完全に覚しているからこそ分かるみたいの 奥底に感じる力これが木というやつだろう か自分だけでなくタオの呼吸ダンジョンの あちこちからもかな呼吸の気配が 感じ取れるむ前方に何かいる曲がり角の 向こう側から濃い気配を感じた俺の言葉に タオは驚いたように目を丸くする驚いた ロベルトも気を使えるか 似たような修行をしたことがあるからね ちょっと真似てみた面白そうだったしね 面白って気配殺地だけでも普通は5年は 修行しないと身につかないよそれを見た だけで使えるようになるなんてとんでも ない才能ね放れた様子でため息を吐くタを でも面白そうだからって理由とてもこう よしね好きこそ物の上手なれよそういう ことならいいものを見せてあげるねよく見 ておくといいよそう言うとタオは縁を描く ように身体を動かしていくタオのへそから 生み出された木は全身を循環するように 回りながらタオの両腕に集まっていくは 掛け声と共に十分に集まった木の塊を放つ それは前方敵の気配がする方へと飛んで いく直後ズんと衝撃音がなり魔物の気配が 消滅したふこれが飛行団ね今のは見せる ためにわざとゆっくり打ったけどもちろん 高速で放つことも可能よおおすごいなタオ まねタオは不と鼻を鳴らすと俺に背を向け た木まで使えるなんてこいつは飛んだ広い ものねそれにロベルトは気に興味心身教え てあげる名目で師匠と弟子でラブな ロマンスも期待できそうよしかも立派な 武道家に育てあげればうるさいじいちゃん も私の言い付けとして認めるに違いない ふひこいつは飛んだ広いものあるなタオは 何やらブツブツ言いながら不気味に笑って いるなんか怖いし放っておいて先に進むか ともかくなんとなくだがダンジョンという ものが分かってきたなだがまだまだ仮説の 息を出てないしもう少しサンプルが欲しい ところだそのうちまたダンジョンに潜り たいなロイド様は魔術師でしょう ダンジョンについても調べるんですかい何 が魔術に使えるか分からないからねわあ そういうもんですかね魔術というのは様々 な要素が組み合わさった学問だ である以上この世の新羅番賞との繋がりが あるそもそも火や水がなければ魔術でそれ を生み出すこともできなかったわけだまあ 知識はあればあるだけ自分のためになる この知識がいつか何かに使える時が来るか もしれないしなダンジョンについては こんなもんだろうさて次は不与魔術だな 余計魔術に関する魔術書はそれなりにあっ たがそれを試すには特殊な職媒が必要なの であるそれがこの探検に塗付されたまずい 液魔力に対するとても強い保持力があり 浸透性も高いのでよく職倍に用いられるの だそれなりに貴重なもので基本的には有望 な火事職人たちにしか出回らないらしく なかなか手に入れる機会がなかったので あるやることは他にもたくさんあったので 後回しになっていて実際に試したことは ないまずはまずい液を剥がすとえっとやり 方は確か熱湯に塗付された箇所をつけ こすって落とすんだっけか魔術で湯を 沸かしその中に探検の刃をつけてブラシで 擦すると油のようなものが浮き出てくる これがまずい液だ熱で剥がれるが水には 溶けないので湯の表面部分に浮き上がるの であるそれを救い取って小瓶に入れていく ムー不純物が浮いているな多分何度もこう やって再利用したんだろうなまずい液は 不要になるとこをして剥がしまた新たな 不術のために使えるだがその度に汚れが 増えていきが下がるそうすると当然不魔術 の効果も薄れてしまうのだなら綺麗にして やればいい小瓶に手をかざし魔力で 包み込むすると液体の中から小さなゴミが 浮き出てきたロイド様こいつは何をしてる んですかい不純物を取っているんだようお ななんだいきなり身体を揺さぶられ美と なる振り向くとタオが口をパクパクさせて いただが音が聞こえないそういえば音声 遮断を使っていたんだった解除するとタオ の声が聞こえてきたロベルトやっと返事し たよああごめんごめん集中しててさもう私 がグレウルフ倒したところ全然見てなかっ たねタオは怒っているのかを膨らませて いるちょっと悪いことをしちゃったなでも おかげでダンジョンの結界については色々 調べられたまずこのボスのいる部屋が ダンジョンの心臓とも言える部分だもっと 言えばボスを倒した先にあるお宝のある 部屋がそうであるボスを生み出したり結界 を張ったりそれらの出力源は全てそこから だったその眼油魔力量は半端ではなく術式 などに頼る必要もなさそうだ単純に大量の 魔力だけで結界や魔物の生成を行っている ように感じたおそらくその栄養は ダンジョンで死んだ魔物や人間動物だろう 魔物は死ぬとダンジョンに帰っていくから な効率は死ぬほど悪いが単純な魔力の送量 が多いからできることだまだまだ分から ないことはたくさんあるがそんなところか なもういいねさっさとお宝を拝みに行くよ そうだなボスを倒した先にはお宝がある らしいクもダンジョンの心臓部と同じなん だなということはお宝が核なのかいやそれ もおかしいはず止まれタオ突如濃い魔力を 感じ取った俺はタオの手を引くアンギー いきなりどうしたねロベルトいくらなんで もこんなところじゃ何か言いかけたタオの を黒い歯が通りすぎるあれは闇系統魔術 市家 か魔物が好んで使う魔術だっけえボスは 倒したのにどうしてあるどうやらまだ何か 残っているようだな注意深く目を凝らすと 芝を打ってきた敵の姿が暗闇みに 浮かび上がる無駄ねボスを倒すまで開か ないよそういえばダンジョンには不思議な 部屋がいくつかあるらしいワープする部屋 や魔物が異常にいる部屋回復できる部屋 など特にボスの部屋は1度入ると倒すまで 出られないとかフーム魔術以外での結界か 実に興味深いぐる唸り声と共に部屋の奥 から巨大な4速が進み出てくる灰色の毛に 青い瞳鋭い牙の魔物だグレイウルフね 危ないからロイドは下がってるよガウタオ が構えると同時にグレイウルフが 飛びかかる鋭い爪による引っかきを少し だけ下がってか交わし飛行団を放った命中 グレウルフは引き飛びながらも姿勢を 立て直し着地する戦闘はタオが優勢だ接近 しかできないグレウルフはタオの身の こなしと気候団になす術がないようである とりあえず任せても問題なさそうだな俺は こっちの結界を調べさせてもらおうボスを 倒したら消えるみたいだしロベルトに かっこいいとこミセルあるそして釣られ念 の彼氏ゲットねそのためにお前には不踏に なってもらうよゴータオは何か独り言を 言いながら戦っているがグレウルフの 吠え声でよく聞こえないなるほどこの結界 の魔力供給源はダンジョンなのかという ことは結界はダンジョンの能力入った途端 に発動するということは自動制御だよな これはどのダンジョンにもあるものらしい がそこまでして侵入者をボスから逃したく ない理由は何だろうかそもそもなぜ侵入者 を招き入れる人を倒して栄養にしているの かもってこっち見てないあるうああ うるさい集中できないぞ風景討術音声遮断 よしこれでうるさくない集中して考え事が できるというものであるうん遠くからでは よくわからないなだが単独行動はできない し機会があれば言ってみるか アルベルト様湖が見えてきました先行して いたこの絵が声をあげる目を凝らせば木々 の隙間から面が太陽の光に反射して キラキラ光るのが見えたよしここらで休憩 するとしようアルベルトの号例で俺たちは 湖近に陣を取りしばし身体を休めることに したふう馬ってちょっと疲れるんだよな 走ったり飛んだりした方が圧倒的に早いし 楽だ俺が石に座って身体を休めていると シルファがお湯の立つTカップを差し出し てきたどうぞロイド様ありがとうふーふー と息を吹きかけて覚ましちびっと飲む 若もし爽やかな香りが疲れた身体に 染み渡るようだふうシルファの入れるお茶 は相変わらず美味しいねお褒めに預かり 光栄ですうやうやしく霊をして下がる シルファこの絵たちは半分はテントを設営 しもう半分は弓矢を手に夕食用の獣を仮に 赴いていた隣言いかいもちろんです指示を 出し終えたアルベルトが俺の横に腰を 下ろしたシルファ僕にも紅茶をくれは ただいま用意いたしますアルベルトは シルファにそう命じるとこっそりと俺に顔 を近づけるロイドなかなかやるじゃないか えな何のことですかとぼけるなよあの タオって子さお前のことが気になっていた ようだったぞはあい一体何を言い出すん ですかアルベルトの言葉にお茶を吹き出し てしまう母は照れなくていいとも愛する弟 が女性に行為を寄せられているのを見るの は僕は嬉しいよいやいやありえない でしょう俺はまだ子供ですよいいやあり えるさ少なくともただの子供を見る目では なかったなもちろん今すぐどうこうという つもりはないだろうが将来的にはて感じの 目だったぞ気づいてないかもしれないが 最近シルファがロイドを見る目も少し 変わってきているんだぜシルファやタオが 俺に行為を持っているだとありえなさ すぎるだろういきなり何を言い出すんだ 全く俺の冷たい視線を意にも返さず アルベルトはうんうんと頷いている豚車を 使って白を抜け出た俺は同じく風景術で ある秘匠にて町から遠く離れた荒野へと たどり着いた見渡す限りの荒野周りには町 も人もいないうんここなら思う存分魔術の 実験ができそうだおっとその前にグリモに 連絡を入れておくか米かに指を当て目を 閉じて念じるも聞こえるかええロイド様 聞こえますぜ今は図書館で本を読んで いやす何人かとすれ違いやしたが特に気に したものはいなさそうっすそうかシルファ が来たらその時は教えてくれ勝手でさ とりあえずグリモの方は問題はなさそうで あるこれならしばらくは実験に専念でき そうだそういえば思いっきり魔術を使う なんて初めてかもしれないな生まれた時に 火球で部屋を破壊して以来危険すぎるので 攻撃魔術の仕様は控えてたのである魔術書 で理論だけ習得し結界を張って加減して 打ってみるのが精一杯思いきり魔術を打っ たらどうなるか怖いような楽しみなような 戦踊り地強としながら俺は手のひから口を 生み出すと20重を開始する呪文族にて影 するのは家計トマ術モ神小炎牙と時計馬 術モ神魔術新内岩牙栄 と共に魔力が集まっていきは8切れそうに なったそれを解き放つん 閉じ響きがなり地面が大きく流気したそれ と共に炎が吹き上がる ただの岩ではなく真っ赤に焼けただれた 溶岩の塊だちちょっと話すか座標を前方に 向けさせると溶岩は倒れながら荒野を焼い ていくそこに触れた岩山が銃と白い煙 を上げて解け溶岩団が地面に落ちて火柱 を上げたこれは思ったよりやばい威力だな 前方200m司法が原になっちまった上位 魔術でも効果範囲は10m四方もない くらいなのだがこれが20章の威力か しかし1土の20重賞で溶岩かイメージ 通りだなこの調子なら他の組み合わせも 多分ともかくもっといろんな組み合わせを 試してみよう俺は二重魔術を気が済むと まで試し打ちした表海が地面を貫き稲妻が 空をかけ竜巻きが巻き起こるすごまじい 破壊音と衝撃波が吹きやれるのを見ながら 俺はふむと頷くなるほどやはり20重症 魔術は元となった魔術を掛け合わせた形に なるのか魔術というのはイメージが強く 影響する火球なら火の玉を強くイメージし なければ発動しない水は水の玉土球は土の 玉も同様だ上位魔術となるとイメージだけ では足りないので呪文の影や術式媒体の 仕様などでそれを補強するのだなので 20重章は元となる2つの魔術を 掛け合わせたイメージの通りに発動する 霊ば火と土で溶岩水と土で氷火と風で雷風 と土で砂とそんな具合だまあこれは想定 ないというか実はこれらの組み合わせは本 で読んでて知っていた滅たに見られるもの ではないが二重症自体は昔から存在して いる振りものような技を持つものや息の あった魔術師2人であれば行使可能だから な実際試すとどうなるかという確認だった のであるそれよりも他に試したい 組み合わせはあるんだよなまずはこれ幻想 系等魔術模者姿これは魔力の膜で自分の 身体を覆い別人の姿に変えるというものだ 特にイメージが重要な魔術でよく知った姿 でないと返信できないというものだがこれ を二重で発動させればどうなるか俺の想像 通り事が運べば物は試しとばかりに模者姿 を二重 発動と共に俺の身体が光に包まれていく えっと鏡鏡とおいい感じだな鏡の前に移る のは少しだけ背を高くし少しだけの色素を 薄くし結構イケメン化した俺の姿そう模者 姿を二重し片方を自分もう片方を アルベルトにて発動させたのだ俺と アルベルトの姿のイメージが混じり ちょうど中間ぐらいの用姿になったので あるこの姿漫画違いで俺の姿を見られても 正体を知られることはないついでに アルベルトにも迷惑をかけないしなていう かさっき上位魔術を打ちまくったし誰か 近寄ってくるかもしれないか一旦場所を 映した方がいいだろう何せ目の前は 凄まじい破壊の嵐が吹きや荒れた後である こんなものの近くにいては知らぬ存ぬも 無理があるそうと決まれば秘少にて俺は その場を後にする岩山と岩山の間を 文字通り支障し宣の場所から大分離れた 辺りだろうかうんあれは眼下を見れば何者 たちかが争っているのが見えるどうやら 人間と魔物の群れが戦っているようだおお 魔物って見たことがなかったんだよなよし 隠れて観察するとしよう俺は岩山の影に 降りるとそこから戦いの様子を覗く魔物と 戦っているのは年若かい少女だった艶の ある黒髪を両サイドで括くりお団子にして そこから垂らすようにして伸ばしている 憲法服とでも言うのだろうか動きやすそう な服の胸源は涼し毛に開き背にはぶっと いう文字が刻まれていた少女は軽やかな 足取りで魔物を翻弄しつつ拳1つで戦って いるあれは多分冒険者だな冒険者というの は便利屋のようなもので金を稼ぐために 魔物を買ったり素材なんかを集めたりする 連中だ強さによって階級分けがさえており EからAまでランクがあるんだっけか正直 あまり興味がなかったしよくわからないん だよな行け放たれた火球が高速回転し ながら1番高得点の9番の的を狙って飛ん でいくちなみにこいつは強烈な横回転を かけているやや左に曲がって当たるはずだ 火球は俺の予定通り飛んでいきの縁り切り をかめた倒れなかったためこれは特典には ならないだがこれでいい敵の真ん中に当て てあまり注目されても困るからあえて ギリギリ当たっても倒れないポイントを 狙ったのだこの回転数角度射室速度で打て ば命中するのは計算通りだが実際やって みると案外思った通りには飛ばないものだ からな実験は大事だ惜しかったねロイドで は僕の番だ今度は俺に変わってアルベルト が的の前に立つそして集中し手元に 生み出した火球を放った俺のより回りは 大きな火球かまっすぐに飛んでいき俺が 倒し損ねた的の中央に命中したお見事です アルベルト兄さんありがとうさあ次は ロイドだよ今度は俺が的の前に立つ次は下 から上に競り上がっていくように回転を 加えて火球を放つ火球は俺の思った通りの 曲線を描き的の上部をかめた次もその次も 火球は俺の思い通りの奇跡を描き狙い通り の箇所にあたるふむふむ魔力級に回転力を 加えて変化させるのは悪くないな普通に コントロールして曲げるよりも圧倒的に 魔力を使わずに住むし速度も比較になら ない実験成功といったところかそんなこと を考えていると遠くからひそひそ声が 聞こえてきたアルベルト様はさすがだな 見事に全て命中させておられるそれに比べ てロイド様はやはり子供だ高徳点の的 ばかり狙って外しておられる自分にあった のを狙えば良いのに俺たちを見ていた魔術 師の言葉だよしよしうまくごまかせている ようであるやれやれお前たち見ててわから ないのかするといきなりアルベルトが魔術 師たちに声をかけたうまさか俺のやって いることに気づいたのかドキドキしながら 聞き耳を立てるかすっているだけとはいえ ロイドが放った魔術は全て的に命中して いるしかも1番小さな区間になそれに わずかだが火球が敵に向かって動いていた おそらく制御系統魔術の才能があるの だろうおおそそうだったのですかそれは 気づきませんだ全く不穴だなお前たちは ふうどうやら完全にバレているわけでは ないようであるちなみに制御系統魔術は7 歳の頃に極めた俺がよくその手の本を読ん でいたからそう勘違いしてくれたのだろう ドイドは魔術の才能がある小さな頃から 才能を伸ばしていけばゆくゆくは大魔術師 や賢者も夢ではあるまい今のうちにこうし て仲良くしておけば僕が大いに着く頃には きっと大きな力になってくれるだろう アルベルトは微笑みを浮かべながら小声で 何か言っているよく聞こえないがまいいか 俺には関係なさそうだしねキャールズの 言葉を俺は驚きの声をあげるそんなことに なればアルベルトラに混じって王になる ための勉強をしなければならなくなるし他 の王子たちと大いを競そって争わねばなら ない俺は気ままに魔術の研究をしたいのだ 時期多い継承権なんて真っぴらごめである おおアルベルトが立ち上がる反対して くれるのだろう助かったまだ10歳である 俺に時期多い継承権を与えるなんていくら 何でも無茶な話であるほっと胸を撫です とても良い考えですロイドはきっとこの国 を支える存在になる王としての学びはその 時きっと将来の役に立つロイドとの大い 争いは僕としても脅威ではありますが相手 がロイドなら負けてやむなしむしろ 競い合えたことを公栄にすら思いますと 思ったらアルベルトまで賛成している おいおいちょっと待て俺は慌てて 立ち上がるま待ってください身に余る光栄 感謝いたしますですが自分はとてもこの国 の大たる器ではありません慎しんで事態 申し上げますむ俺の言葉にチャールズは 少し考えて頷いた そうかそれは残念だふう良かったなんとか 断れたようであるいきなり大い継承権とか むちゃくちゃだぜしかしにあっさり 引き下がったなまあいいやこれで安心だ俺 はアンドの息を吐いたなるほどつまり ロイドよお前の器はこの国だけで収まる ものではないと言いたいのだな確かこの 大陸は未だ平穏とは言えぬそれを統一する ような世界の覇王となるとふ我が息子 ながら大きく出たものだそういうことなら その考え尊重せねばなるまいてこの国では 収まりきらないうは確かにそうだ例えば 世界をまたにかけた大魔術師ウィリアム ボルド士のような人物に育つかもしれない そのためには王としての教育よりもっと他 にもっとやるべきことがあるのかもしれ ないシャールズとアルベルトが何か ブツブツ言っている2人ともニヤニヤし てるけど大丈夫だろうかロイドよではこれ からもしっかりと励むのじゃぞ期待して いるぞロイドはいなんだか2人がすごく 期待を込めた目で見てくるがともあれなん とか大い継承権は継がずに住んだようで ある人安心だ無事魔獣狩りは成功した みんなのおかげだ感謝するおおアルベルト の言葉にこの絵たちがもろテをあげて換期 の声をあげるうんせっかく城から外に出た のにもう終わりか結局魔獣とは戦えなかっ たし物足りないな日はもう沈みかけている 今日はここで止まっては明日にしよう 気づけばもう夕暮れである夕日がコ面に 反射してとても綺麗だ夜になったら 抜け出して魔術の練習でもできないかな なんて考えているとロイド様私たちの テントが用意できましたよテントの設営を 終えたシルファが俺に微笑耳かけてくる かなり小さなテントだこんなところで2人 で寝るのかこっそり抜け出そうとしたら 確実に目を覚ますだろうなシルファだし 間違いないわあ残念だけど今回の外出は これで終わりか俺も魔獣を借りたかったな さあ私は夕食の準備をしてきますロイド様 はこちらでお待ちをおおんとシルファの声 と重なるように低い音が聞こえる犬の声 いやこれは狼でしょうかいやそれにしては 少し声が太いような気がする普通の狼は もっとか高い声で吠える遠すぎて聞き取り づらいがベアウルフのそれによく似ていた おおんおおん遠覚えは徐々に近くなって いくしかも1つではない周りの森中から 聞こえてくるようだここまで来るとこの絵 も違和感を感じたのか騒ぎ始めるななんだ この方向はどんどん近づいてくるぞ休んで いる奴ら全員出てこいテントで休んでいた 者たちもゾろぞろと出てきた皆緊張した お持ちで武器を構えているロイドこっちへ 来いアルベルトの元へ小走で行くとこの絵 たちが俺たちを中心にしてエンジンを組む 辺りをピリピリした空気が漂ううもうすぐ そこで唸り声が聞こえるガサりガサリと 草むが揺れそこから巨大な狼が顔を出した やはりベアウルフだ全く呆えたものか関心 したものか一応聞くが魔術書以外には興味 はないのかな 申し訳ありませんがふむそうだろうな やはり城でやることもそろそろ限界がある よなアルベルトについていればたまに射場 に連れて行ってもらったりできるがそれで も大っぴらには動けないせめてもう少し上 のレベルの魔術書があればいいんだがそう いえば城の地下にショ庫があったっけ アルベルトがぽつりと漏らした言葉に俺の 耳が反応する地下庫にはあまりの危険さ 故えに取り扱いを禁じられた魔所の類いが たくさん封印されていると聞くその中には 金所も多数含まれており昔この国を滅亡 寸前まで追い込んだ魔人が封印されたもの もあるらしい魔女とは本物に魔力を込めた 魔道具のようなもので誰が使っても効果を 発揮するのが特徴だただその作成には かなり高度な魔術知識と時間が必要とさ れるためその貴調査は魔術書とは比べ物に ならない初級魔術を封じたものでさえ なかなか市場には出回らず城にも数冊しか ないので俺もじっくり見たことはない特に 強大な魔術が込められたものはあまりの 危険さ故えに禁止扱いされ国で厳重に保管 されておりの際にしか使われないと聞く 以前どこかの対戦で近所が使われたらしい がそれを唱えると敵軍に雷が振り注ぎ一瞬 にして壊滅させたというただし術者はその 反動で50年以上年を取ってしまったとか 魔人を封じるなんて魔術が込められた金書 がどんなものかなど全く想像もつかない どんな術式を編み込んであるのだろう すごく気になる 小さい頃に随分脅されたものだ悪いことをする子は所に封じられた魔人に食べられちゃいますよなんてなは 言われてみれば確かに城の地下には不自然に強力な結界が展開されているのを感じていたきっと国の重要書物などが入っているのだろうとあまり興味を持たなかったがそういうことなら話は別だ画然クワクしてきたぞ アルベルト兄さんその話もっと詳しく聞か せてくれませんかおいおいロイド妙に目を 輝かせているじゃないかまさか入ろうとし てるんじゃないだろうないきなり釘を刺さ れ同揺しつつも何もなかった風を予想笑顔 を返したややだなそんなことするはずが ないでしょう アルベルト兄さんその割には笑顔が引きつっているようだがも元も元踊り地んなものですよあはあははは なんとか受けこえするが同様の成果こちなくなってしまうどうにも演技をするのは苦手だしばらくじっと俺を見ていたアルベルトだがすぐに口元を緩めたまあそうだな そもそも城の地下には城の魔術師が 住人係かりで編み込んだ結界が貼られて いる人目を盗んではいるなど不可能だ僕で も入るには許可が必要だしねアルベルト 兄さんは入ったことがあるんですかああと 言っても入り口だけだがねというかそれ 以上は入れなかったんだ奥から発せられる 技はい踊りじしい魔力の渦思い出しただけ でもおじけが出る魔人が封じられた金所が あるという話も信じてしまうよブルルと 身体を振わせるアルベルト 演技ではない少しだけ顔が青ざめていた どうやら本当のようであるとまあそんな わけだロイドお前は少し変わっているが 無茶をする子ではないまさか行くわけが ないと思うがはい行くわけがありませんと も俺はアルベルトの問に頷いて返すのだっ た水形等魔術水融合と土系統魔術土融合 の液体と個体を融合させ新たな物質を 作り出す魔術であるそれを20で発動さ せればあらゆる物体の調合が可能小瓶に 入れた油と溶けた銀が混ざり合っていく 黄色かった油は銀がかかりキラキラとした 液体になったロイド様こりゃ月銀役じゃ ねえですかいうんよく似ているな月銀薬と は魔術師ギルドで売っている薬品だ魔法陣 を描いたり使い間を呼び出す媒介としたり 用途は様々非常に効果だがそれ以上に数が 少なく普通の魔術師が購入するのはほぼ不 可能どうやって作っているのかと思ったが なるほどこうして作っていたのか二重は 理論上さえ合えば2人の魔術師で行使ただ 水融合も土融合もかなり高レベルの魔術だ しである合成系等魔術の持ち主は少ない だろうからなそれほどの使い手が2人も 揃わなければ作れない時点でそりゃ数も 出回らないだろうこんなところでレシピを 発見するとは運がいいな何かに使えるかも しれないしある程度はストックしておこう さてあとはこいつに赤を加えれば完成だな 月銀薬に赤をサラサラと入れていく銀が かかった油に落ちた粉が染み渡り赤い煙が 水中を彩るぐるぐるとかき混ぜると ほとんどまずい液と変わらないものができ たおおすげえですよロイド様見事です見た 目はな実際に使ってみないと効果のほどは 不明だよかと言って俺の探検はもう不要 済みだし武器として使う機会もほとんど ないんだよな不要失敗の可能性もあるので その辺に飾ってある武器で試すわけには いかないどこかに大量に武器が余ってない ものか使ってくれる人がいればなおよしあ そうだ考え込んでいるといい考えを 思いつくそのためにはアルベルトのところ に行ってみるか上中を探すとアルベルトは 馬術の訓練中だった俺を見つけると馬を 止め降りてきてくれたおはようございます アルベルト兄さんやあおはようロイドから 会いに来てくれるなんて嬉しいよパワー もしかして何かお願い事でもあるのかい夫 が開けるなその前に片付けてから帰ると するかしかは俺がグリモワールと遊んでい たことで少々散かっていたあかじめ結界を 張ってあったので損傷などの被害は ほとんどないが本棚やちょうど品に少々の 乱えがある手伝いましょうかいロイド様 それには及ばないさよ俺が術式を展開する と散らばっていた本や魔道具がふわりと 浮き上がり元あった場所へと帰っていく これは俺の編み上げたオリジナル術式物体 そのものの記憶をたどり力を与えて自ら元 あった場所へと戻すというものであるその 効果は物体であればチ理でも誇りでも全て に有効で俺が消滅させたグリモワールの本 も元通りだただし外観だけであるがお こりゃすごい魔術ですな魔術というほどの ものではないけどねでも探し物や片付け などには便利だよちなみに魔力を編み込ん だものを術式それを束ねて特定以上の効果 を発揮させるものを魔術というこのくらい では魔術とは呼ばないのであるところで グリモはワールお前その姿じゃ目立つよな 小さくなったり姿を消したりはできないの かできなくはないっすが言葉を濁すグリモ はある姿を変える魔術はかなり高レベルだ からなそれに使い勝手の悪さから使い手を 選ぶ魔術だ使えなくても仕方ないかじゃあ 俺の身体に住むといい右手をかそう俺が 右手を差し出すとグリモワールは信じられ ないと言った顔になるはいいいんですかい その方が目立たないだろグリモール戸惑っ た様子だったが俺から顔を背け口元をけ させるくひこいつありえねえぜ使い間を その身に宿すなんてのはよほどの信頼関係 がなければ常に命を狙われる覚悟をせねば ならない そんなことも知らねえのかよあまちゃん目 腕1本も使わせてくれるんなら本体を殺す のは用い眠っている時にでもぶち殺して 身体を乗ってやるぜおい何物言ってるんだ よ早く来いえいただ今タオに連れられ俺は 半ば無理やり町に向かっていたふんふふん ふふふんふんふんタオさん随分ご機嫌だね タオでいいねあ私もロベルトと呼ぶよそれ に冒険者同士敬語なんかいらないね花歌を 歌いながらタオは答えるなんだろう初めて 会った俺に対してここまで親切にここまで 上期限になれるものなのだろうか見知らぬ 他人同士普通は警戒しそうなもんだがあ この格好かいつもの姿で模者姿したから 王族の服のままなのだ多分タオは俺のこと を貴族のボンボンだと思っており助けて 報酬金をたんまり取ろうという3段なの だろう後で逆恨みされても面白くないし釘 をさしておくかえっとタオ言っておくけど 俺は金とかは持ってないよそんなの関係 ないよあしロベルトからお筋取る気ないね タオは俺の言葉にも首をかしげて返すのみ だウーム本当に金目当てじゃないのだろう かそれにタオはさっきから顔が緩 みっぱなしだし不ひ金も強さも必要ないよ 私が欲しいのはイケメンな彼氏ある道場の 娘に生まれた私は物心ついた時から彼氏の 1人も作らず武道に開けくれたねそして 18歳になった私は出会いを求めて道場を 飛び出し冒険者になったでもイケメンたち は僧侶や魔術師みたいなか弱い女ばかりを 狙って私みたいなのには目もくれないなら ば考え方を逆転するよ向こうが来ないなら 私から行けばいいすなわちピンチの イケメンを助けて惚れられれば良いという 寸法ね襲いくる魔物からロベルトを守り いいところを見せれば私も念願のイケメン 彼氏ゲットあるこのチャンス絶対に逃さ ないよふひふひすごくじゃな顔だじゃだ けどアホなことを考えている顔だっていう かブツブツ言ってちょっと怖い完全に自分 の世界に入っているな俺がドん引きして いるといきなりタオの目がくわっと見開い たベルと魔物ねタオは跳ね上がるように 両手足を伸ばし姿勢を低くするあれが武道 家の構えというやつだろうかまるで獣が今 にも飛びかかりそうな体制だタオはその 姿勢のままじろりと周囲を睨みつけるほ 短く声を上げたかと思うとタオの足元の石 が1つ空中に跳ね上がった瞬間タオの身体 がつむじ風のように高速回転するビシと 鋭い音と共に石がはるか彼たへと飛んで いきに吸い込まれもちろんいいわよロイド ならきっとできると思うから本当ですか ええそうねまず大切なのはたっぷりため後 アリーゼはにっこりと笑ったあいよ一瞬の 沈黙アリーゼは言葉を続ける私思うの愛 こそが言葉の通じない私たちをつぐ絆なん だってどんな魔獣だってこちらから愛を 与えてあげれば絶対に分かり合えるわ目を 輝かせながらようと語るアリーゼを見て エリスは疲れた顔でため息を吐くまあ アリーゼ様は生まれつき勝手に動物が寄っ てくる余のような方です そんな特殊事例など参考になるはずがない でしょう女性さちょっとエリスそれは ひどいわ本当のことです2人は言い争いを 始めたいい争いというかじれ合いというか この2人は姉妹のようである難しいこと なんて必要ないわふわーっとしてパーっと すればいいのよねえリル私の思い私の言葉 よく伝わるでしょうほらウンリルはそうだ とばかりに頷くとアリーゼに頭を すり付けるアリーゼが手を広げ楽しそうに くるくる回るとその周囲に鳥やウさギなど の小動物が集まってきたまるで花でも 浮かんでいるような空気メルヘンで ファンタジーな絵本みたいであるエリスは それを見てドん引きしていた確かにさだ セックしていたグリモがようやく口を開く ロイド様ありゃダめですぜよく言えば天才 派悪く言えばお花畑でさまともに話の できるタイプじゃねえですよひどいこと 言うなお前まあ大概同意見だけど各かに アリーゼは理屈な話ができるタイプでは ないただそれでもやり用はあるのだ なるほど大体分かりましたアリーゼさんな 美味しいよシルファああさっき取った ばかりの獣の肉なのに血臭さをほとんど 感じない見事な腕だアルベルトも下つみを 打っているお口にあって良かったです肉の 中でも特に血の匂いが薄い部を使いました のでそれに役みもたくさん生えていました ので匂い消しにとええ詳しいんだね やっぱりシルファはすごいなメ度の足並み ですのでうやうやしく頭を下げるシルファ 俺は思う存分食事を楽しむのだったふう 満腹密く食後のお茶が終わり俺たちは ゆっくりしていた すでには落ちかけているので十は朝からの予定であるザートの甘い果実を食べていると アルベルトが難しい顔をしているのに気づくどうしたんですか?アルベルトさんやだと思ってね焼けにたくさんの獣が取れすぎているさぎも鹿もイノシシシも活動期が微妙にずれているんだ にも関わらずこんなにあっさり取れるのは やはり何かおかしいアルベルトは顎に手を 当て考え込んでいるあまり獣の生体は 分からないが言われてみればこの森には 入った時から何か違和感を感じていた何か あるのだろうかうおん突如獣の方向が響く 音の方を向くと森の中から巨大な狼が出て くるのが見えたま魔獣だゆっくり休んでい たこの絵たちは慌てながらも武器を手に 立ち上がり魔獣を取り囲む針金のような 分厚く黒い毛にシンクの瞳大きな口からは 鋭い牙が覗いているそして狼というには あまりにも巨大な身体あれは確か ベアウルフ魔力により化した身体はクと 見うほどだやるぞ いも来いはい言われるまでもなく俺は立ち上がりアルベルトに続くお だろ?だよなそりゃそうさ魔術師にとって未知の魔術は喉から手が出るほどのもんだからなああ本当に教えてくれるのか?当然だだからよこの意味踊りじしい印を解いてくれそうだな 俺は本に手を触れを開いたすでに封印が 呼びかけていたこともありあっさりと開い た本はパラパラとすごい勢いでまくれ 始めるその橋からページは炭のように黒く ボロボロになっていく本の破片が中を待っ ていたそこへ風が吹き全てを消滅させて しまう封印は完全に溶けたくぐっ たような声が部屋に響く くわはははははりねえぜこいつはよ封印を解きやがった黒いモヤは一家ところに集まってきよりらしい形を作り出し青い肌に額体に生えた 2 本の角ウ森のような翼に竜のようなお屈境な上半身ヤギのような下半身ならざる姿は魔人と呼ぶにふさわしいこいつはいい気分だ歌でも歌っちまいそうだぜ 自由だ俺は自由になったんだひはははは 嬉ししそうに大笑いするモワールに俺は声をかけるそいつは良かったなでそろそろいいか?うんああ古代魔術のことを教えて欲しいんだったかリモワールはにやりと右手に魔力を集め始めたおすごい魔力だ 魔力量だけなら人間と比べ物にならないぞ さすがは魔人といったところか関心して いるとグリモワールは右手を俺の方へ向け てきた途端視界が黒く染まるドーン と大爆発が巻き起りもうもう土煙が上がっ たこれが黒線方だどうだいなかなかの威力 だろうまあ聞こえているかは分からねえが よ くっくっという笑い声もちろんちゃんと 聞こえている風を生み出し舞い上がった 土煙を吹き飛ばす俺の姿を見た グリモワールは驚愕の表情を浮かべていた なうんなかなか面白い魔術だそれが古代 魔術なんだね変わった術式だ現代では使わ ないような魔力の流れ構成整形の仕方発動 方法も独特だとても興味深いもう少し見せ てもらえるかい俺が声をかけるとグリモ ワールはなぜか息を飲んだは俺様の螺旋 クロ戦法を生身で受けたなてめは終わりだ 爆勢飛び上がれグリモワールが何やら方向 を上げているその間魔力並は俺の指先で とまっている町から派を停止させその構造 を見ているのだふむふむ螺線であることに も黒色であることにも特に意味はないか それでも威力は上がっているのはいわゆる 気の持ち用というやつである怒りなどの 感情の高しぶりや思い込みなどで魔術の 性質が変わるというのは応王にしてあると はいえそれは良いことばかりではなく時に は反動を生むなので一時期からはあまり 推奨されなくなったのだが古代魔術は そちら方面で進化していたのかもしれない それでここまで威力が出せるというのも 面白い と時間切れか停止させていたことで受者 からの魔力供給が立たれ魔力並みは消滅し てしまったまあ観察は十分かそこまで複雑 なものでもなかったし消えた魔力並の先で グリモワールは氷学の表情を浮かべている ばバカな俺の最大威力の魔術だぞあれを 使えるようになるのに何十年努力を重ねた と思ってやがるそれをあっさりと驚愕の 表情を浮かべるグリモワールなるほど今の 魔術には確かに相当の思考錯誤と終練が 感じられるへ操作血のにむような努力の 結果だうんさかし楽しかっただろう魔術の 修行はとても楽しいものだ魔人だってそれ は同じだよなやっぱり人間も魔人もそこは 同じなのだろううんうんたのばバカか てめえはなんだかびっくりしているな俺 何か変なこと言ったかなくそ ふざけやがって今度こそグリモールは再度 宣告の魔術を唱え始めるうん同じやつなら 2度も見なくていいかなそれにあまり レベルが高いとは言えないし古代魔術は あまり攻撃性の高いものじゃないのかも しれないああ攻撃の方はもう大丈夫分かっ たからさ次は他のを見せてくれよ他のうん 何でもいいけどそうだね防御魔術とかああ 俺が攻撃すれば分かりやすいかなそう言っ て俺は右手をかざし魔力を集めていく とりあえず普通の上位魔術から行って みよう す土シルファの牧刀は土の壁に埋まり抜け なくなる無理やり抜こうとしている間に俺 はその背後へと回り込む取った牧刀を シルファへと走らせ首元で止めるはずだっ たしかし目の前にいたはずのシルファは 牧刀を残したまま姿を消していたうそ左右 に目を動かすがシルファの姿はないとなれ ば後ろ振り向くがいないということは上 即座に火球を念じ上空へ向けて放つ残念下 ですよ また下から聞こえる声に見下ろすと シルファが笑顔で俺の真下にいた驚く間も なく両足を捕まれ転ばされてしまうその まままたがられマウントを取らえてしまっ たにっこりと微笑むシルファを見上げ俺は 目をつる負けましたはい私の勝ちです よいしょっとこれでいいんですかロイド様 シルファは油のたっぷり注がれた水瓶を俺 の部屋の隅に置く多分と水面が波打った ありがとうでもいいの1本取れなかったの に一瞬とはいえ思わず本気を出してしまい ました1本取られたようなものですよそれ にしても本気を出したロイド様はこれほど までにお強くなられていたのですね シルファは嬉しございますグス またも涙むシルファやめてくれ恥ずかしい から俺が本気を出して戦ったことがよほど 嬉しいらしいかなり限定した状態での本気 だったのだがまあ喜んでくれてるんだから よしとしよう先日のあまりにふ抜けた おいぶりどうにかなってしまったのかと 思いましたが調子を取り戻していただけた ようで幸いですわふ微笑みを浮かべる シルファを見て俺の右手がブルブルと震え ているグリモのやつよほどビビっているの か今日はずっと引っ込んだままだ先日の 堅術ごっこで痛めつけられたのが相当 トラウマらしいあわあの時はちょっと体調 が悪くてねAスランプというやつですね そういう時は誰にでもあるものですそれを 抜け出すのには1にも2にも鍛錬あるのみ 実際スランプを抜けたロイド様の動きは とても素晴らしいものでした魔術と堅術の 融合このシルファすごく完復いたしました シルファはそう言ってうやうやしく霊を する堅術も魔術もまだまだ拙いでもロイド 様は発展途上そして凄まじい速度で腕を 上げていらっしゃる魔術が使える剣士自体 とても数が少ないのに堅術レベルはわずか 10歳とは思えませんそれに魔術に関する 造形はアルベルト様も一目置かれるほど ですああなんと素晴らしいのでしょう成長 したロイド様には騎士団長や牽制の称号 すら不り合いかもしれませんそんな方の 指導薬をやらせていただけるなんてこの シルファ光栄四国でございます何を ブツブツ言っているのだろうさっきから俺 を見る目がなんか怖いんだがそういえば シルファは以前チャールズに俺の現術の腕 をすごく評価しているとか言ってたっけか いや今回は魔術を使っただけだしそこまで 評価は変わらないだろうそう思いたいうん ともかくなんとなくだがダンジョンという ものが分かってきたなただまだまだ仮説の 息を出てないしもう少しサンプルが欲しい ところだそのうちまたダンジョンに潜り たいなロイド様は魔術師でしょう ダンジョンについても調べるんですかい何 が魔術に使えるか分からないからねわあ そういうもんですかね魔術というのは様々 な要素が組み合わさった学問だである以上 この世の新羅番賞との繋がりがある そもそも火水がなければ魔術でそれを 生み出すこともできなかったわけだまあ 知識はあればあるだけ自分のためになる この知識がいつか何かに使える時が来るか もしれないしなダンジョンについては こんなもんだろうさて次は不要魔術だな不 系統魔術に関する魔術書はそれなりにあっ たがそれを試すには特殊な職媒が必要なの であるそれがこの探検に腐されたまずい液 魔力に対するとても強い保持力があり浸透 性も高いのでよく職倍に用いられるのだ それなりに貴重なもので基本的には有望な 火事職人たちにしか出回らないらしく なかなか手に入れる機会がなかったので あるやることは他にもたくさんあったので 後回しになっていて実際に試したことは ないまずはまずい液を剥がすとえっとやり 方は確か熱湯に塗付された箇所をつけ こすって落とすんだっけか魔術で湯を 沸かしその中に探検の刃をつけてブラシで 擦すると油のようなものが浮き出てくる これがまずい液だ熱で剥がれるが水には 溶けないので湯の表面部分に浮き上がるの であるそれを救い取って小瓶に入れていく ムー不純物が浮いているな多分何度もこう やって再利用したんだろうなまずいは不要 になるとこうして剥がしまた新たな不魔術 のために使えるだがその度に汚れが増えて いき順度が下がるそうすると当然不魔術の 効果も薄れてしまうのだなら綺麗にして やればいい小瓶に手をかざし魔力で 包み込むすると液体の中から小さなゴミが 浮き出てきたロイド様こいつは何をしてる んですかい不純物を取っているんだよ演列 火球極大の炎を指先に集めグリモール 目がけて放つぬわあ炎が命中しグリモ ワールは悲鳴をあげたあれなんで魔力消壁 で防御しなかったのだろうかおおいグリモ ワール 大丈夫か慌てて声をかけると炎の中で影が 揺らめいた見ればグリモワールの身体には 火傷1つついていないく驚かせやがってだ が魔人である俺様を魔術で倒すことはでき ねえよ残念だったなえそうなのかあ操作さ 新刊どもが使う神聖魔術なら少々の ダメージは受けるがよが魔術仕事が俺様を 倒す術はね残念だったなロイド俺様を復活 させた時点では積んでたのサブ今度は滝列 水求をぶつける滝のような水撃を食らい ながらもグリモワールは確かにダメージを 受けているように見えないわ話を聞き やがれ無駄だと言っているだろうガフアー すごいな本当に聞いてないのか私列球を 放ちながらつく岩石に押しつされながらも グリモワールは平気そうであるこれは驚き だ魔人ンって本当に魔術が効かないのか 一体どこまで聞かないんだろう知りたい 試したいおいててめえなんキラキラした目 を向けて来やがるちょやめろってコラー俺 は思いつく限りの魔術をグリモワールに ぶつけるのだったすみませんでした俺の目 の前でグリモワールが両手を地面についた おいおいいきなりどうしたんだよ土下座 なんかしてさ許してくだせえロイド様もう 悪さはしねえだからな頼むよ涙を流し ながら訴えてくるグリモールちょっと攻撃 魔術を数百回ぶつけただけなのだがよく わからん何でもいいが早く続きをやろう俺 はもっと古代魔術が知りたいんだひぎま 待ってくれもう身体が持たねえよえそうな のかでもまだ全然物足りないんだが俺の 言葉にグリモワールはなぜか仰ざめると ざざっと後ろに下がり地面に頭を埋め込む ほどの勢いで頭を下げたこのグリモール ロイド様に精神誠意尽くすことを誓います 使い間でも何でもなりますだからお願いだ もう勘弁してくだせ使いまかよくわから ないがそこまで言うなら今日はこの辺で やめてもいいかな間になってくれるなら 魔術の実験はいくらでもできるしうん悪く ない俺はにっこり笑うとグリモールに手を 差し伸べた分かったよじゃあ俺と契約する かえい俺の差し出した手にグリモワールは すがりつく暗い光が俺たちを包み契約が 完了したクそこのグリモール様が人間の 使い間になるとはなんたる屈辱だがこいつ の実力は半端じゃねえ十分な信頼を得た後 にうまくそのかして利用してやれば俺が 世界を影から牛じることだって可能くひ その時までの辛抱だぜん何物言ってるんだ いいいえなんでも何でもありませんぜ ロイド様皇帝 2グリモワール なんだか情緒不安定なやつだなまあいいか ともあれこうしてグリモワールは俺の 使い間になったのであるおおここが ダンジョンか目の前にぽっかりと開いた穴 を見て俺の口元が思わず緩む様々な種類の 魔物さらに魔道具などのお宝ダンジョン 自体なぜのかよく分かっておらず内部は 危険なのでろな調査がされてないのだだ から1度入ってみたかったんだよな ワクワクしているとタオが追いついてきた わあわロベルトお前めっちゃ足早いあるな 息きらしながら呼吸を整えるあすまん忘れ てたふうあっという間に呼吸を整えるタオ 魔法も使わず俺の失踪についてくるなんて これが木の力かもちろんタオの持つ木も 興味があるいやしょっぱなからこんなに いろんなものが見れて外に出て本当に 良かったなってこれダンジョンあるかうん さっきゴブリンたちがここへ逃げていくの がちらっと見えたんだ俺は中に入るけど タオはどうする俺の問いにタオは考え込ん でいるダンジョン正直危険あるでも危険度 が高い分ロベルトの好感度を上げやすい はずね見たところロベルトはかなりの2 部人100回は助けないと私を好きにさ せるには難しそうねしばらくブツブツ行っ た後タオは頷いた分かったよロベルトが 行くなら私も行くねよし決まりだという わけで俺たちはダンジョンへと足を 踏み入れる中は岩石に囲まれた洞窟明りは ないが全く見えないというわけでもない 光る石が各所に埋まっておりそれが光原に なっているようだこれは確か三石だったか 術式もなしでこれだけの光を放つとは 素晴らしいな魔術の実験に利用できそうだ しいくつか持って帰ろうその様子をタオは 呆れた様子で見ているそんなもの持って 帰ってどうするよ三師はダンジョンから外 に出すとただの石コになるねいいんだよ 理屈を知りたいだけだからふん変わってる な拾った三石は鞄に詰め込んでおくこの鞄 には空間系統魔術領域拡大の魔術をかけて いる袋や鞄など密閉されたものにしか かけることができないが中の空間を自由に 広げられるというものだおかげでこの鞄に は本来の何十倍もの容量があると言っても 空間系統魔術はこれの他には1つ2つしか 使えないんだけどな空間系統魔術は非常に 難易度が高く使いてもいないので文献も 少ないのだ待たせてすまなかったね早く先 に進もうか鉱石は興味深いがそれだけに 時間を取られている暇もない俺は ダンジョンを進んでいく止まるねロベルト 魔物よいきなりタオが立ち止まる猫のよう な柔らかい動きで壁の方を向くと一気に 距離を詰めるそして壁に手のひ底を 叩き込んだ一体何を俺がそう思った瞬間で あるピ埋梅き声をあげ壁が崩れ落ちてきた 見れば壁は泥のような姿になって溶けて いくなんだこりゃストーンスライムね岩に 隠れて冬打ちを仕掛けてくるよあのまま 進んでいたら危なかったねええ面白いな 辞退する魔物かしかもかなり出来が良かっ たタオの攻撃が当たった瞬間でも全然 分からなかったしなこいつの身体も ちょっと持って帰ろう何かに使えるかも しれないし俺は砕けちったストーン スライムの破片をこっそりカに入れたそれ にしてもタオはすごいな俺には岩にしか 見えなかったよ日の使い手は不思議な力を 持つというが今のがそうなのかいほう ベルトは気を知ってるのか大陸でそれ知っ てる人あまりいないね勉強家ね本を読むの が好きなんだ実際見るのは初めてだけどね それとてもいいことよ知識は部と同じ くらい力になるねタオはにっこり笑うと またダンジョンの奥へと歩き始めるその後 もゴブリンに多く様々な魔物が出てきたが タオの敵ではなかったあんな細い腕なのに とんでもない威力が出るんだもんな聞か 魔術に行かせるかもしれないなタオの呼吸 法はこんな感じだっけかどうした何を 戸惑って嫌がるよどうせあと数年で破れる 封印だてめえも魔術師なら見れば分かる だろうどうせ全員ぶっ殺すところを今壊し てくれれば命だけは助けてやろうって言う んだ悪い話じゃねえはずだがグリモールは 俺を見てニヤニヤ笑っているまさか俺が首 を縦に振ると思っているのだろうか俺の 答えはもちろん決まっている断るな驚く グリモワールに言葉を続ける国を滅ぼそう とするような悪いやをの話にするわけが ないだろう封印は俺がし直しておくよもう 1000年くらいは壊れないようにね ままままま待ってくれ俺が本に触れようと するのをグリモワールは慌てて止める 悪かったよ久しぶりに人と話したから おかしなテンションになっちまったんだ すまねえ謝るこの鳥だよく考えたら俺様を 封じたのは何百年も前の人間だもんなこの 国の人間たちに恨みはねえもちろん殺す わけがねえ心妙な顔で言うグリモワールを 俺は見つめる本当にああだからよ封印は 解いてくれればお前さんの願いは何でも 叶えてやるぜそうだロイドお前さんを 大金持ちにしてやるよ俺は黄金を 生み出せるんだそう言ってグリモワールが 手を開くとそこから金の粒が溢れ出すA 生成系統の魔術かどうだいロイドが欲しい だけでもくれてやるぜ俺は金の粒を 積み上げるとふむと頷き指で潰したおお何 なんすかそりゃ受刑魔術ギ型台だよ特定 系統に存在する片は魔力で木や石などを 形づり様々なものを生み出す魔術特に樹系 魔術による片白は樹目を育てて形とする ため弾力と硬さに富み繊細な造形を可能と するのだあっという間に俺と全く同じ姿の 人形が完成したこんな成功な片は見たこと ありませんぜ全くこりゃ頭げたもんだ ロイド様そっくりじゃねえすかそういう風 に作ったからね似ているのは外見だけでは ない系統も加えることで骨を石肉を泥皮膚 を受脂全身に根をはわせ神経とし血流の ように魔力を流し動力としているので当然 動かすこともできる土と木で作っている ためかなりも脆ろいが注ぎ込む魔力次第で は数日は活動可能である確かに見た目だけ なら問題はないんだがどうにも動かすのに 手がかかってね作り出した物体を人間の ように動かすのはかなり気を使うとても じゃないが身代わりを動かしながら外出し 魔術の実験なんて不可能だそりゃ自分の 身体を2つ制御するようなもんでしょう 人間技じゃねえですようんだからこいつの 制御をグリモに頼もうと思うな氷学の表情 を浮かべるグリモに言葉を続けるグリモは 実態と精神体の間にいるような構造だろう だったら身体の部分を俺の右手に残し精神 体をこの人形に宿らせるなんてことも できるんじゃないのかそりゃまあ増作も ねえことですが会話の受けえから大丈夫だ グリモは状況に合わせて身体を動かして くれればいい俺の鳥にグリモはなぜか そワそわしているそのですがいいんですか いロイド様の思う通りに振る舞るとは限り ませんぜ俺が頼んでいるんだから構わない だろう早速その中に入ってみてくれえ じゃあ俺が忙すとブリモはいぶかしむよう に人形の身体に入っていく人形の目が開き 動作を確認するように手足を動かすグリモ うん問題はなさそうだグリモは立ち上がっ てグリぐリと首を動かした後俺に背を 向け元をに焼けさせたぐひ信じられないぜ もうこんな自由がもらえるとはよよほど 信用されてるのかこいつが1人で外へ行っ てる間に周りの人間をうまく使えばグリモ えイ声をかけるとグリモは驚いたのか君と 肩を振わせたなぜか恐る恐る振り向く グリモにっこり微笑みかける頼んだよそう 言うとグリモは放けた顔で俺をじっと 見つめてくるどうかしたかいいえなんでも ないでさパタパタと手を振りながら俺から 視線を外すあの顔何かんでやがるのかは そうか俺様を試してやがるんだ自由に泳が せていると見せかけ裏切りの気配を見せ たら殺すつもりだなく気づいてよかったぜ 奴の魔術は得体が知れねえからなその くらいの術式は余裕で組んでいても おかしくはないならば今下手に動くのは 特策じゃねえよなまずは奴の信頼を得る ことに集中すべきかそしてまた何やら ブツブツ言い始めた一体どうしたのだろう かどうしたグリも大丈夫かいいえいえなん でもないでさともかくこのグリもロイド様 のために噴骨最新やらせていただきますぜ ええぎこちなくグリモを見て俺は首を かしげるなんだか独り言の多いやである 慣れない人間世界での生活で精神的に疲れ ているのかもしれないなうんさすがに そろそろこの本も読み飽きてきたかな俺は 開いていた魔術書を読みながら呟いたこの 本を読み直すのももう何十回目だろうか 魔術書は魔力の込められた文字で書かれて おりそれを理解することによって魔術の 発言が可能となるそれだけなら1度か2度 読めば十分だが何度も読み込み理解を 深めることで魔術の習得度は飛躍的に上昇 していくのだ ゆえに魔術師は魔術書を完全に理解できる まで何度でも読むだが俺はもう図書館の 魔術は完全に理解したので現状はずっと 復讐をしているような状態だもちろん復讐 も大事であるせっかく覚えた魔術も使わ なければ忘れるしそうなると習得度は ガクンと落ちるまあそんな日々を送って いるわけだがさすがにその繰り返しは退屈 だそろそろ新しい刺激が欲しいところで ある母はロイドは魔術書ばかり読んでいる からなたまには別の本を読んだらどうだい 目の前で本を読んでいたアルベルトが言っ た俺は首を振って答える図書館にある魔術 書は全て読みましたからえではテストして もいいかいアルベルトはいたずらっぽい 微笑みを浮かべると俺に問いかけてきた 水風これは魔術の基礎4系統魔術と言われ ているわけだがこの図書館にはれに関する 魔術書は何冊あるメインとして取り扱って いるのは145冊ですねサブテーマとして 取り扱っているのも含めると232冊あで もゴーレムとかに関する本はどっちに 含めればいいのか迷うな俺の中では制御 系統なんですがボディの整形には基礎4系 等魔術が大きく関わってくるわけですし どう思いますアルベルト兄さん俺が視線を あげるとアルベルトは目を丸くしていた まさか本当に全部読んだというのかいあ いやと言ってもまだあまりよく理解して ないというかあわやはり魔術は奥が深い ですねあ危なかった図書館の本を全部読ん でいるくらい普通だと思ったけどこの驚き からするとそうでもないようだアルベルト のいぶかしむような視線が痛い 攻撃を防がれ困惑していたリッチだったが 気を取り直したのか再度視任を飛ばしてき ただが無駄だすでに展開していた魔力消壁 がそれを防いだ黒い歯は衝壁に当たると共 にへし折れ粉なご々な肉だけ無散していく 今一体何をしてあるか魔術だよ言い忘れて たけど俺は魔術師なんだダンジョンに入っ てからずっと戦闘はタオに任せきりだった からな隠していたわけではないが木の練習 に集中してたし見せる機会がなかったのだ 声泣き声をあげながら黒い歯を連発して くるリッチふむ闇系統魔術家魔物の使う 魔術ということで嫌いされているから魔術 書がほとんど存在しないんだよなせっかく だから調べさせてもらうとしようえっと そのためには魔力消壁の強度を下げて 代わりに男性を目いっぱい上昇と よしオッケードンと来いズんと鈍い音を 立て黒い歯が衝壁に突き刺さる歯は衝壁を 貫くことはなく勢いを殺され完全に停止し た攻撃力を失った黒い歯を手に取りる ピリピリしたしびれを感じるこれは毒かA 魔力を毒に変化させて飛ばしているのか毒 というのもちょっと語弊があるか実際に ある毒物を使うものよりは魔術な側面が 強いので精神的な毒つまり呪いを固めて 飛ばしているというのが1番近い表現かな 肉体よりもその内部生命力に作用する攻撃 まともに食らえば生命力を直接削られる ため見た目よりも攻撃力は高そうだそれで も術式としての考え方は火や水などとそこ まで変わらないので魔力消壁で問題なく 防御可能である俺に軽くされたのに驚いた のかリッチは慌てて魔力を練り始める両手 に集まった魔力は戦国とは比べ物になら ないリッチは両手に集めた魔力の塊を鋭く 尖らせ獣の牙のように上下に広げる ロベルトそれはやばいあるかけるねあれは 闇系登場今術市げか似たような構造だが 市人とは比べ物にならないほど強い魔力が 込められているそれとも他にも何か追加 効果があるのかな気になる動かぬ俺を見て にやりと笑うとは黒い歯を上下から 繰り出してきた高速で迫りくる歯が魔力 衝壁に激突するが突破することは叶わない 勢いを殺され転がった歯を拾い上げるって いうか強くなりたかったのなら身体を 鍛えるならなんなりやり用はあったんじゃ ないか面倒な思いをしてまで部下を集める よりよほど効率的だろ楽しいから雲なく 続けられるのであるパズは戦闘スタイル からして肉段が得意なタイプ部下を集めて 命令を出すより身体を鍛える方が賞にあっ てそうだしな俺が寝ても冷めても魔術を やってられるのも純粋に楽しいからだ魔術 の修行は俺様もやってきたがそう楽なもん じゃねえシドを吐き地味な反復をし努力を 重ねて少しずつものにしていくもんだそれ をロイドはそりゃもう楽しそうにやり やがる毎日常今までもこれからもだろう そんなやに努力だなんだと言ってるやが 勝てるわけがねえがブツブツ言っているが 吹きすぐ風の音でよく聞こえない俺の言葉 にパズは苦笑いを浮かべるくふ我の配は 楽しめなかったことか全く無茶を言って くれるそう言い残しパズの身体は砂のよう にサラサラと消滅していく夫と尻となって 冷えゆくパズへグリモが大きく口を開け 吸い込み始めるどうやらその魔力を食べて いるようだえ魔人の魔力ってのはやっぱ うまいぜ力がかなり戻ってきやがった こいつのそばにいれば上質な魔力の補充に はこかねえこの調子で魔力を増やしその うちこいつの身体を乗ってやるぜブツブツ 言いながら北斗むりもその力はほんの少し 増しているように見えるどうやら魔力を 食べて強くなるようだな どうでもいいけど腹壊すなよそそりゃもう ええ俺の言葉にグリモは慌てて返事をする のだったスーは歩きながら俺は息を深く 吸い込み長く吐くなんとなくまだ魔力を誓 できない魔術師の卵なんかが行う修行に似 ているな精神を統一し呼吸に全を集中体内 を循環する魔力の流れを意識する魔術師の 修行でも処歩の処歩才能ある魔術師は必要 とすらしない修行前世で魔術の才能が なかった俺は最初の頃はずっとこれをやっ ていたのであるうん身を見まねだがなんと なく体内に力がみなっていくような感じが する魔力を完全に覚しているからこそ 分かるみたいの奥底に感じる力これが木と いうやつだろうか自分だけでなくタオの 呼吸ダンジョンのあちこちからもかな呼吸 の気配が感じ取れるむ前方に何かいる 曲がり角の向こう側から濃い気配を感じた 俺の言葉にタオは驚いたように目を丸く する驚いたロベルトも気を使えるか 似たような修行をしたことがあるからね ちょっと真ねてみた面白そうだったしね 面白って気配殺地だけでも普通は5年は 修行しないと身につかないよそれを見た だけで使えるようになるなんてとんでも ない才能ねた様子でため息を吐くタでも 面白そうだからって理由とてもこよしね 好きこそ物の上手なれよそういうことなら いいものを見せてあげるねよく見ておくと いいよそう言うとタオは縁を描くように 身体を動かしていくタオのへそから 生み出された木は全身を循環するように 回りながらタオの両腕に集まっていくは 掛け声と共に十分に集まった木の塊を放つ それは前方敵の気配がする方へと飛んで いく直後ズんと衝撃音がなり魔物の気配が 消滅したふこれが飛行団ね今のは見せる ためにわざとゆっくり打ったけどもちろん 高速で放つことも可能よおおすごいなタオ まねタオは不と鼻を鳴らすと俺に背を向け た木まで使えるなんてこいつは飛んだ広い ものねそれにロベルトは気に興味心身教え てあげる名目で師匠と弟子でラブな ロマンスも期待できそうよしかも立派な 武道家に育てあげればうるさいじいちゃん も私の言い名付けとして認めるに違いない ふひこいつは飛んだ広いものあるなタオは 何やらブツブツ言いながら不気味に笑って いるなんか怖いし放っておいて先に進むか 教会が地面を貫き稲妻が空をかけ竜巻きが 巻き起 すごまじい破壊音と衝撃波が吹きやれるの を見ながら俺はふむと頷くなるほどやはり 二重症魔術は元となった魔術を掛け合わせ た形になるのか魔術というのはイメージが 強く影響する火球なら火の玉を強く イメージしなければ発動しない水は水の玉 土球は土の玉も同様だ上位魔術となると イメージだけでは足りないので呪文の影や 術式媒体の使用などでそれを補強するのだ なので20章は元となる2つの魔術を 掛け合わせたイメージの通りに発動する 霊えば火と土で溶岩水と土で氷火と風で雷 風と土で砂とそんな具合だまあこれは想定 ないというか実はこれらの組み合わせは本 で読んでて知っていた滅多に見られるもの ではないが二重自体は昔から存在している グリモのような技を持つものや息のあった 魔術師2人であれば行使可能だからな実際 試すとどうなるかという確認だったので あるそれよりも他に試したい組み合わせは あるんだよなまずはこれ幻想系と魔術模者 姿これは魔力の膜で自分の身体を覆い別人 の姿に変えるというものだ特にイメージが 重要な魔術でよく知った姿でないと返信 できないというものだがこれを20章で 発動させればどうなるか俺の想像通り事が 運べば物は試しとばかりに模者姿を二重 発動と共に俺の身体が光に包まれていく えっと鏡鏡とおいい感じだな鏡の前に移る のは少しだけ背を高くし少しだけ髪の色素 を薄くし結構イケメン化した俺の姿と模者 姿を二重し片方を自分もう片方を アルベルトにて発動させたのだ俺と アルベルトの姿のイメージが混じり ちょうど中間ぐらいの用姿になったので あるこの姿漫画違いで俺の姿を見られても 正体を知られることはないついでに アルベルトにも迷惑をかけないしなていう かさっき上位魔術を打ちまくったし誰か 近寄ってくるかもしれないか 一旦場所を移した方がいいだろう何せ目の 前は凄まじい破壊の嵐が吹き荒れた後で あるこんなものの近くにいては知らぬ存ぬ も無理があるそうと決まれば秘少にて俺は その場を後にする岩山と岩山の間を 文字通り秘障しの場所から大い離れた辺り だろうかうんあれは眼下を見れば何者たち かが争っているのが見えるどうやら人間と 魔物の群れが戦っているようだおお魔物 って見たことがなかったんだよなよし隠 するとしよう俺は岩山の影に降りるとそこ から戦いの様子を覗く魔物と戦っているの は年若い少女だった艶のある黒髪を両 サイドで括くりお団子にしてそこから 垂らすようにして伸ばしている剣方服とで も言うのだろうか動きやすそうな服の胸源 は涼し毛に開き背にはぶっという文字が 刻まれていた少女は軽やかな足取りで魔物 を翻弄しつつ拳1つで戦っているあれは 多分冒険者だな冒険者というのは便利屋の ようなもので金を稼ぐために魔物を買っ たり素材なんかを集めたりする連中だ強さ によって階級分けがさえておりEからA までランクがあるんだっけか正直あまり 興味がなかったしよくわからないんだよな それじゃあみんな再見またね町へ戻った俺 たちはタオと別れを告げたちなみに城以外 のベアウルフたちは俺については来ず森に 残るらしいおそらくまだ成長していない 子供たちがいるのだろうとグリムが言って いた白に人を襲ったりさせるなよと言って おいたがどこまで理解しているかは不明だ まあ俺の言ってることは分るっぽいし 大丈夫だろう多分おん大丈夫だというよう に自信たっぷりに吠えるし城まどう見ても ただの犬だしな村人たちもむやみに怖がる ことはないかただこいつら内放する魔力量 が以前よりもずっと増えている気がするが 深く考えないようにしようそれから数日が 経ち俺は玉座の間へと呼び出された アルベルトも一緒だいつもなら目が合うと ウインクの1つでも横してきそうなものな のに重もしい顔をしている一体どうかした のだろうかアルベルト そしてロイドよよくぞ参った俺の心配を よそにチャールズは俺たちを迎えるまずは アルベルトよ魔獣討伐の人よくぞ成功させ ただが色々とトラブルがあったようだな 複数の魔獣と魔人に襲われ被害がなかった のは運が良かったとしか言いようがある前 お前は第2王子の身だ お前自身が優秀な魔術師であるのも知っておるしかしこの絵だけを連れていくのは行くのはい坂さだったと言わざるを得ないだろうな は申し開きの余地もありませんシャールズの厳しい言葉にアルベルトは神戸を耐えたままだったかに言わみれば少し軽卒だった気もする魔人が出たのは外にしても魔獣 討伐はやはり危険が伴う行為だもんな アルベルトも随分反省しているようだうむ 今後は慎しむようにそしてロイドよはいう やはりお説教か俺は緊張しながら チャールズの言葉を待つよくやったなだが 予想に反し俺に投げかけられた言葉は賞賛 であった思わず顔をあげるとシャールズは 蓄えた髭の下に笑を浮かべ頷くアルベルト から聞いたぞこの絵たちに力を与え魔獣に 囲まれても果敢に立ち向かっていたとその 年で大したものじゃはあてっきり俺も怒ら れるかと思ったのだが表紙抜けである チャールズはやや前のめりになり言葉を 続けるお前の才能はシルファからもよく 聞きんでおる堅術の腕もメキメキあげて おるようだな与えられた課題に応じ結果を 出すというのは王として最も大事なことの 1つじゃどうだろう少々慰例だがお前に 時い継承権を与えようと思うのじゃがな アルベルト兄さん大丈夫ですかパズを倒し た俺は陸地に戻り倒れていたアルベルトを ゆり起こすすでにパズの魔力の影響は抜け ていたようですぐに目を覚ましたうろ一体 何がはみんなは無事か魔人はどうなった 起き上がりキョロキョロと辺りを見渡す アルベルトあしまったなどう説明したもん かまさか俺が倒したとは言えないし 落ち着いてくださいアルベルト兄さんへ エトですねそう俺も気絶してて起きたら みんなが倒れてたんです人もどこにもい ませんでした慌てて言いつ作ろうと アルベルトはどこか納得していなさそうな 顔をしたそうかすまない取り乱したようだ とりあえずみんなを起こそうはいそれでも なんとかごまかせたようであるアンドの息 を吐いていると他の者たちも起き上がり 始めたアルベルトは全員の無事を確認し 頷く皆まずは無事で何よりだ魔人に襲われ たにも関わらず命があったのは奇跡としか 言いようがある前だが魔人との戦闘中僕は 奴の出す黒いモヤを浴びて気を失いなぜ奴 がいなくなったのか覚えていないのだ誰か 見たものはいるかアルベルトは全員を 見渡すが誰も声をあげるものはいない シルファも首を振って返したふう助かった どうやら俺の正体はバレてないようだなあ 見たよぶタオの言葉に思わず吹き出して しまうどうかしましたかロイド様いや別に シルファに背中をさせられながら何度も 咳込むまさか見られた俺はドキドキし ながらタオの言葉に耳を傾ける倒れた 私たちを助けて魔人を倒したのはロベルト よぶ思わずもう1度吹き出したロイド様 ゲホゲほ咳む俺の背中をシルファが心配 そうに何度も撫でたロベルトと言うと以前 タオを助けた冒険者だったかうん私が意識 を失いかけもうダめかと思ったその時にさ と登場したよそして魔人と退治し湖の上で すっごい戦いを繰り広げたね魔人の攻撃を 物ともせずとんでもない魔術を打ち込んで あっさりと勝利したよさすがは私と将来を 誓い合った中ねそれでよというのは 何かしらはいつい最近魔獣を買い始めたの で飼育法しつけ方など色々聞きたいなと 思いまして紹介しますね白ですおん背中を 撫でると白が吠えるそれを見てアリーゼは 目をキラキラさせたあらあらあらまあまあ 可愛い子ねしろちゃん焼けに丸くて小さい けれどベアウルフかしら当たりです北の森 にアルベルト兄さんと魔獣狩りに行った時 に懐かれましたそれにしてもよくわかり ましたね本来の姿とは大きく違うはずです がうふふなんとなくそんな感じがしたのよ なんとなくねやはりなと思いながら俺は目 を細める以前俺が魔力の波長を感知して 生物の同一個体を識別したようにアリーゼ もまた無意識に似たようなことをしたの だろう魔力ってのが関係してるのよねよく わからないけれどはいそれで聞きたいの ですがネロイドこんなところで立ち話も なんだし中で話さない美味しいお茶を出す わよあそうですねつい話し込んでしまった 中に入ればアリーゼの魔獣もいるだろうし それを見ながらの方が話しやすいかという わけで俺はアリーゼに案内され塔の中へと 足を踏み入れる中は大広間となっており塔 の外壁に螺線階段と小部屋がいくつかある 以外は完全に吹き抜けとなっていた地面に は柴け池草むさらに木々まで生えており まさに自然のままといった感じだそれを見 たグリモが簡単をあげるおおそうだ群れ ないはずの魔獣をどうやって集めたの だろうすごく気になった俺は思わず尋ねる 一体どうやってこんな数のベアウルフを 集めたんだくふ知れたこと本来は決して 群れぬ魔獣どもをこの森に集めるため餌と なる超獣たちを我が魔力を餌に大量に集め たのだよそうすれば魔力と餌に溢れたこの 地に魔獣が集まってくるその中で生まれた 晩の親を殺し子だけを集め育てあげたのだ 本来は群れぬはずの魔獣だが幼虫の頃から 集団で育てればそれが普通となるのだよ まあおかげでかなり苦労させられたがその 回合会ってみようこの軍勢をこれだけの 魔獣を相手に勝てるもの存在すまいくは親 を殺し子供をさって小さい頃から調京する とはなんという悪いやつだ俺でもそんな ことはやらないぞ大笑いするパズを見て グリモが声をあげるああそのちょっといい かなんだま抜けな魔人お前さんそれいつ からやっているんだざっと100年だな 割れながら苦し藤させられたぞそりゃそう だろうなグリモは呆れた顔でため息を吐い ている100年気くなるような話である 魔人であるグリモから見てもすごいことな んだろう準備を終えた我は年には念を入れ 手に村を襲わせたそうすればこの国の軍が 出てくるだろうからなそれに勝利すれば 我が軍勢の力は証明されるそしてカ布泣き までに勝利した倒れぬ魔獣相手に貴様らは なす術がなかったであろう今こそ進行の 準備は整ったのだ ははは高笑いするパズをグリモは鼻で笑ったおいおいカプなきまでに叩きのめしただとどう見てもここに 1 人残っているじゃねえかむあそうだな卑わな子供とその使い間がな問題ないすぐにすりつぶしやるパズが手をあげるとアウルフを取り囲む 目をちばらせ唸り声をあげていたさあ行け そやつらを食い殺すのだ 飛びかかってきたベアウルフたちが鋭い爪 と牙を俺へと突き立てようとしたその瞬間 であるベアウルフたちは俺への攻撃を 止めるとそのまま着地し俺の橋元へ伏せた そう言って木箱を漁り中から取り出してき たのは赤茶色の土だ赤泥ですね性鉄の際に 使われる原料の1つ確か隣国では良い赤泥 が取れると聞きますな知っているのかええ 本で得た知識だけで恐縮なのですが不術を 知るには家事の技術も当然必要だおかげで それなりの本を読み知識を得ている見れば 木箱の中には様々な素材が入っていたおお 鉄鉱石に石炭石 金銀道魔石粉すごいいろんな素材が たくさんありますね まるで宝の山だこれだけの素材があれば 付与もやり放題魔剣も作れるかもしれない アルベルトがディアンを紹介してくれたの はあの時の約束不術の応援するというのを 果たしてくれたのかあれ赤石や月銀役は ないのですかなんだそりゃ不与に使う原料 の1つですが拠トと首をかしげるとリアン はごくりと息を飲んだこいつ半端ねえ知識 量だまずい液だけならともかくそれ以外の 素材の知識もかなり豊富ちょっとかじった だけじゃない下手したら俺と同等の知識が ありやがるだとへあるも人が悪いぜこんな なりだがどうやら少しは使えるらしい こいつと一緒なら俺の夢俺だけの オリジナル魔剣を完成させられるかもな そして何かブツブツ言い始める一体どうし たんだろうロディボ えさっきまでと違う呼び方に聞き直すおお お前のことだよドディボお前少しは不魔術 ってのお分かってるじゃないかいいだろう 認めるぜちなみに俺のことは親方と呼ぶと いいはあ親指で自分を指すディアンなんだ かわからないがいつの間にか認められた ようである俺に背を向け何かブツブツ言っ ているなんだろうやっぱり剣を折りすぎて 怒っているのかなロイドは 思わずピンと背筋を伸ばしてしまう俺の 想像に反して振り返ったアルベルトは 微笑みを浮かべていたありがとうこれだけ 武器があればこの絵たちも喜ぶだろう ところで実は父上から魔獣の討伐を申しけ られているんだがよかったらロイドも来 ないか魔獣狩りですか魔獣とは魔力を持つ 巨大な獣のことだとても知能が高く人の 言葉を理解するものもいる基本的には人に なつくことはなく群れも作らず単独で生活 しており水路や畑を荒らしたり時には 小さな村を滅ぼすこともある厄介な獣だ 前世で1度見たことがあるがその時は 身のた5mほどはある巨大なイノシシで町 の壁を破壊して建物をいくつも東壊させて いたその時は警備の兵士10人係かりで なんとか追い払えたんだっけちなみに王子 になって知ったことだが庶民にとっては 危険な魔獣も一部の貴族たちにとっては狩 の対象であるシャールズやアルベルトラ 兄王子たちから魔獣狩りの話は何度か聞い ていた1度行ってみたいと思ってたんだよ なああ父上から大使っていてね明後日この 絵を連れて大児に行くんだよどうだい行く 行きます2つ返事で承諾する大っぴらに城 の外へ出られるしこの絵たちが戦うなら 不与魔術の効果も実際に見る機会だそれに 魔獣と戦うのであれば試したい魔術もある 断る理由は1つもないお話中失礼します アルベルト様私も同行してよろしい でしょうかシルファが半保前に出て うやうやしく頭を下げるああ君はロイドの 護衛権世話係かりだからね当然ついてくる といいありがとうございますそしてまた霊 をして下がるよし決まりだそれでは明後日 の朝2人で僕の部屋に来るように分かった ねはい俺は元気よく答えアルベルトの部屋 を後にした上期限で廊下を歩く俺の後ろを シルファは音を立てずついてくるそういえ ばシルファは魔獣って見たことあるええ何 度か父の魔獣狩りについていきました騎士 団の者たちで追い立てるのですかすごく 楽しいですよきっとロイド様も気にいると 思いますようん楽しみ満面のエミを返す俺 を見てシルファはやや顔を背ける初めての 魔獣狩り日々の剣術ごっこでロイド様の腕 はかなりのものになりましたしここらで 1度実践というのも悪くはないかもしれ ませんねやはり実際に剣を使って戦ってみ なければ現術というものは分からないです からロイド様も剣士としての自覚を持た れるちょうどいい機会ですねそれにもしか したらロイド様の全力を見る機会もあるか もしれませんふっ楽しみになってきました ね何をブツブツ言ってるのだろうかえへ皆 様方ロイド様に興味心身なんですよそうか 地味な七尾にそこまで注目もするはずが ないだろうまあいいやとにかく明後日が 楽しみだ方向を上げながら突っ込んでくる ベアウルフこの絵たちは剣を構え迎え打つ かだめベアウルフは斬撃を物ともせずこの 絵たちを吹き飛ばしたその勢いのまま こちらへと向かってくるお2人ともお 下がりくださいシルファがスカートを ひ返し俺たちの前に立つちらりと見えた スカートの裏側からは無数の投げナイフが 見えたそれを目にも止まらぬ速さで 抜き放ちベアウルフに到的する1本は額2 本は固めもう1本は大きく開けた口の中へ と命中したうご 演球 苦しみ暴れるベアウルフにアルベルトが 巨大な炎の塊を放つ鈴と炎がベアウルフに 命中し体毛を焼き尽くしていくしばらく 暴れ回っていたが魔術の炎は消えずその うち力尽きてしまっただがあベアウルフは 埋めき声をあげ倒れした動かなくなった ベアウルフを見てこの絵たちが完成を あげるうおさすがはアルベルト様だ 素晴らしい魔術でございましたあっという 間にアルベルトはこの絵たちに取り囲まれ てしまうどう上げでもしそうな勢いだけ あれはロイド様の魔剣のおかげですぜ奴 自身の力じゃねえドイツもこいつも見る目 がねえっすなグリモがそれを見て毒づいて いるなんだか苛立っている様子だ何を 起こってるんだそりゃ怒りやすいぜ評価さ れるべきはロイド用なのになんであいつが 言いかけてグリモは口をつむな何を言って んだ俺様はこいつがみんなに評価されたら 後で利用しにくくなるじゃねえかむしろ 高都合のはずなのにクそわけがわからねえ だがなんだこの苛立ちはそしてまたいつも のようにブツブツ言い始めた相変わらず よくわからんやだロイドこの絵たちの中 からアルベルトが声を張り上げたお前が 付与してくれた魔剣のおかげだぞそう言っ てブンブンと手を振ってくる俺は愛そ笑い をしながら同じようにして返した とりあえず付与した魔剣はうまく作用して いるようだなうんうんタオがアルベルトを 食事に誘っているおいおい相手は一応王子 だぞなんというか強いなロイド様ちょっと いいですかい心妙な口調でグリモが言う どうしたんだいあの祠ら思い出しやしたぜ あれは俺と同じ魔人が封じられている祠だ 何しかしあの祠破壊されているようだが ええ中の魔人は外に出た後でしょうそして かなり近くに癒すグリモの言葉と高する ように母と1匹のベアウルフの身体が 大きく跳ねる2本足で立ったベアウルフは だらんと力なく両腕を下ろしたい息を 吹き返したのか全員武器を取れアルベルト の号霊でこの絵たちがベアウルフを 取り囲むだが起き上がったのは1匹だけで はなかった倒れていたベアウルフたちが 次々と起き上がってくるよく見ればその 身体にはうっすらと黒いモヤのようなもの がかかっていたくふ人間どもがなかなか やりよるではないかベアウルフの口の中 からしがれた声が聞こえてきた鋭い牙の奥 に覗く青白い顔は老人のようでもあり猿の ようでもある異様に大きい目と額体に生え た鋭く長い角もちろん人間ではありえない その異様さにこの絵たちは怯えんでいるな 何者だ貴様アルベルトが振り絞るように声 をあげると老人は広格を挙げぶ君に笑う我 はパズ魔人パズよ愚かな人間どもよよくも 我が属を痛めつけてくれたなその代償命 にて支払ってもらうぞ老人パズはベア ウルフに口を閉ざさせると2本足で 立ち上がらせるその巨はパズの魔力か さらにさらに大きく見えたベアウルフの シンクの目に老人の災わい踊りじしい目が 重なった美味しいよシルファああさっき 取ったばかりの獣の肉なのに血臭さを ほとんど感じない見事な腕だアルベルトも 下つみを打っているお口にあって良かった です肉の中でも特に血の匂いが薄い部を 使いましたのでそれに役味もたくさん生え ていましたので匂い消しにとええ詳しいん だねやっぱりシルファはすごいなメイドの 足並みですのでうやうやしく頭を下げる シルファ俺は思う存分食事を楽しむのだっ た 満腹密く 食後のお茶が終わり俺たちはゆっくりして いたすでに日は落ちかけているので魔ガは 明日の朝からの予定であるデザートの甘い 果実を食べているとアルベルトが難しい顔 をしているのに気づくどうしたんですか アルベルト兄さんいや妙だと思ってね焼け にたくさんの獣が取れすぎているうさぎも 鹿もイノシシも活動時期が微妙にずれて いるんだにも関わらずこんなにあっさり 取れるのはやはり何かおかしいアルベルト は顎に手を当て考え込んでいるあまり獣の 生体は分からないが言われてみればこの森 には入った時から何か違和感を感じていた 何かあるのだろうかうおおん突如獣の方向 が響く音の方を向くと森の中から巨大な狼 が出てくるのが見えたま魔獣だゆっくり 休んでいたこの絵たちは慌てながらも武器 を手に立ち上がり魔獣を取り囲む針金の ような分厚く黒い毛にシンクの瞳大きな口 からは鋭い牙が覗いているそして狼という にはあまりにも巨大な身体あれは確か ベアウルフ 魔力により大化した身体はクと見うほどだやるぞロイドも来いはい言われるまでもなく俺は立ち上がりアルベルトに続く顔お 全くものか関心したものか一応聞くが魔術以外には興味はないのかな?申し訳ありませんがふむそうだろうな やはり城でやることもそろそろ限界がある よなアルベルトについていればたまに射場 に連れて行ってもらったりできるがそれで も大っぴらには動けないせめてもう少し上 のレベルの魔術書があればいいんだがそう いえば城の地下にショ庫があったっけ アルベルトがぽつりと漏らした言葉に俺の 耳が反応する地下諸庫にはあまりの危険さ 故えに取り扱いを禁じられた魔所の類いが たくさん封印されていると聞くその中には 金所も多数含まれており昔この国を滅亡 寸前まで追い込んだ魔人が封印されたもの もあるらしい魔女とは本物に魔力を込めた 魔道具のようなもので誰が使っても効果を 発揮するのが特徴だただその作成には かなり高度な魔術知識と時間が必要とさ れるためその貴重さは魔術書とは比べ物に ならない初級魔術を封じたものでさえ なかなか市場には出回らず城にも数札しか ないので俺もじっくり見たことはない特に 強大な魔術が込められたものはあまりの 危険さゆ故えに禁止扱いされ国で厳重に 保管されておりの際にしか使われないと 聞く以前どこかの対戦で近所が使われた らしいがそれを唱えると敵軍に雷が 振り注ぎ一瞬にして壊滅させたという ただし術者はその反動で50年以上年を 取ってしまったとか魔人を封じるなんて 魔術が込められた金書がどんなものかなど 全く想像もつかないどんな術式を浴み込ん であるのだろうすごく気になる 小さい場に随分脅されたものだ悪いことをする子は所に封じられた魔人に食べられちゃいますよなんてな ははは 言われてみれば確かに城の地下には不自然に強力な結界が展開されているのを感じていたきっと国の重要書物などが入っているのだろうとあまり興味を持たなかったがそういうことなら話は別だ画然クワクしてきたぞ アルベルト兄さんその話もっと詳しく聞か せてくれませんかおいおいロイド妙に目を 輝かせているじゃないかまさか入ろうとし てるんじゃないだろうないきなり釘を刺さ れ同揺しつつも何もなかった風を予想笑顔 を返したやだなそんなことするはずがない でしょうアルベルト兄さん その割には笑顔が引きつっているようだがも元踊り地んなものですよ あはあはははは なんとか受けこえするが同様の正しまうどうにも演技をするのは苦手だしばらくじっと俺を見ていたアルベルトだがすぐに口元を緩めたまあな そもそも城の地下には城の魔術師が 住人係かりで編み込んだ結界が貼られて いる人目を盗んではいるなど不可能だ僕で も入るには許可が必要だしねアルベルト 兄さんは入ったことがあるんですかああと 言っても入り口だけだがねというかそれ 以上は入れなかったんだ奥から発せられる わ踊りじしい魔力の渦思い出しただけでも おじけが出る魔人が封じられた金所がある という話も信じてしまうよブルルと身体を 振わせるアルベルト 演技ではない少しだけ顔が青ざめていた どうやら本当のようであるとまあそんな わけだロイドお前は少し変わっているが 無茶をする子ではないまさか行くわけが ないと思うがはい行くわけがありませんと も俺はアルベルトのに頷いて返すのだった 油ですか翌朝俺はシーツを干しに来た シルファに声をかけるまずい液の原料で ある油まずはこれが大量に欲しいうん水瓶 に1杯欲しいんだ魔術の実験で使いたくて それは構いませんがふむそうですね条件が ありますシルファはそう言ってにやりと 笑う 私から堅術ごっこで1本取ることができ たら差し上げますよやっぱりそう来る だろうと思ったよシルファは俺がお願い事 をする時は大体そう言って交わすのだいつ もはそのまま引き下がっていたが今回は そういうわけにはいかない分かったよ やろうシルファ俺が頷くとシルファは 驚き目を丸くしたも本当でございますか 聞き違いではなくうん必要だからじゃあ俺 は準備して中庭に行くからシルファも早く 来てよはあボケた返事をするシルファに背 を向け俺は中庭へと向かうしばらくすると 半カちで目元を拭いながらシルファが現れ たうブスロイド様がこんなにもやる気を 見せてくださるなんて シルファは嬉しございますなぜか涙を流し て完激しているシルファはっきり言って そこまで完激されても困るんだが言って おくけどシルファ魔術は使わせてもらう からねええもちろんですいくらロイド様で も堅術のみで私から1本取るのは難しい でしょうしまあそんな許可を得ずとも すでに使ってはいるのだが要は言い訳作り である攻撃魔術を併用して戦えばシルファ 相手に勝ってしまっても言い訳が効く だろうさあいつでもいらしてくださいうん 僕塔を片手で持ちもう片方の手で火球を 生み出す制限は買魔術のみ威力は加減 いっぱいこのくらいなら魔術好きの子供が 使って不自然でないレベルだろう当然 シルファの権技はすでにコピー済みである 行くよ先手必勝とばかりに火球を放ちその すぐ後ろをかけるできるだけ断速を遅くだ どうせ早く打ってもかわされるしならこう して盾として使った方がいい無駄です シルファが牧刀を振うとあっさり火球は 消し飛ばされてしまったもちろん想定ない 火球はたのめくらましだ俺は走りながら すでに土球を発動させている書き消した炎 の後には土の壁ができていたロベルト 何をニヤニヤしてるねああなんでもないよ それよりこの探検大して価値がないなら もらっても構わないか元よりそのつもりね お好きにどうぞありがとう魔術付与された 探検はちょっと欲しかったんだよな もちろん上にもそういった武器などはある が高価なものばかりだし気軽に分解したり はできないのだだから不与系統魔術につい てはまだ試していなかったのだがこれで 不与魔術の実験ができるぞ宝箱の破片と共 にカへと放り込んだすると午後ごと辞りが し始めるおっとそういやダンジョンは宝箱 を取ると消滅するんだっけかうん早く外に 出るよ俺はタオと共にダンジョンの外へと かけるのだった外へ出ると空は薄暗くなっ ていたげしまったグリモのことを完全に 忘れていたこんな遅くまで放置して大丈夫 だろうかどうしたねロベルトそワそわして 悪いがちょっと用事を思い出してねすまん 俺はタオに謝罪すると即座に秘傷を念じ 空中へと飛び上がったあどこへ行くね悪い 急いでるんだ待つよせめて連絡先を交換 するあるう顔のよく響く声を聞きながら俺 は城へと飛んでいく少し残念だがもう2度 と会うこともないだろうそれにしても気に ついても知れたし魔物もいっぱい見れたし ダンジョンでも色々拾えたな大満足の1日 だった入ってきた時と同じように姿を隠し て城内へと戻るホクホク顔で実質に戻ると ベッドでは俺の姿をしたグリモが倒れふし ていたただいまああそのグリも大丈夫か声 をかけるとギと首を動かし俺の方を向く その表情は完全に死んでいたロイド様メ度 が来たと何度もお知らせしたんですがね母 は悪いな忘れてたやはり何度か連絡してき たようである多分魔物に夢中になってた 辺りだろうかどうも集中すると周りの声が 聞こえなくなるんだよな反省半省ええ きっとお忙しいんでしょうとなんとか会話 はごまかしやしたですが現術ごっこは結局 やることになりましてねまあズタズタの ボコボコにされやしたよあのメイド半端な 強さじゃねえですなだろうなグリモが 乗り移っている人形は俺の身体をコピーし て作っているからな自慢じゃないが運動 神経のなさには自信があるそれだけなら いいんでさ問題はあのメイド自分を ぶちのめした後になぜか泣きながらロイド 様の不抜けた根性を鍛え直しますとか言い 出したんすよああサボってると思われたん だろうな普段は魔術でシルファの権技を コピーしてるからな残念ながらそれが俺の 実力だそんなわけでついさっきまで 打ち合いしてました昼からずっとねすまん 俺は素直に謝罪したしばらく外出はでき そうにないな連れて行かれた先は城の隅に あるレガを積み重ねて丸型のドームにした 建物上部からは煙突が生え近くには井戸が ある昔この建物は何だろうと中を覗いてみ たが中は物置きになっていたっけ一体 こんな場所に何のようだろうかおここだ ここだ懐かしいなリアンはそう言いながら 扉を開け中に入る中は以前見た時とは全く 違った部屋の中央には巨大な路が置かれ 金とにハンマーペンチのみ冬様々な薬品 様々な家事道具が並んでいたここは俺が ガキの頃に使っていた工房でよ留学の際に 道具を持っていってたんだが帰 るってことで1速先に送り返しておいたの さ今日から向こうで学んだ家事仕事ができ るってもんだぜ花歌を歌いながら道具を 触るディアンその顔は子供のように キラキラしていたディアン兄さんは家事が 好きなんですかおおだから向こうで色々 学んできたんだ向こうはすごいぜ不術や 魔剣政策の技術が進んでいてよこのまま じゃ行けないと思ってアルニーに相談し たら優秀な不与術師を紹介してくれ るって言うから期待したんだがまさか ロイドとはなわあと従々しいため息を吐い てリアンは俺を睨みつけたロイド悪いが アルニーの言うことを鵜呑みにはできねえ お前が本当に不与術師として優秀なのか どうかまずは試させてもらうぜわあくん なんだか厄介なことになってきたなついて きた城が不安げに俺を見上げているこの 液体が何か分かるかリアンは水瓶の中に 入ったキめく液体を差し示しすまずい液 ですね付与の際に術式と共に塗付する液体 です向こう基本は知っているようだなだが これはどうだイント車を使って白を抜け出 た俺は同じく風景術である秘書にて町から 遠く離れた荒野へとたどり着いた見渡す 限りの荒野周りには町も人もいないうん ここなら思う存分魔術の実験ができそうだ 夫その前にグリモに連絡を入れておくか 米かに指を当て目を閉じて念じるクリも 聞こえるかええロイド様聞こえますぜ今は 図書館で本を読んでいやす何人かと すれ違いやしたが特に気にしたものはい なさそうっすそうかシルファが来たらその 時は教えてくれ勝手でさとりあえずグリモ の方は問題はなさそうであるこれなら しばらくは実験に専念できそうだそういえ ば思いっきり魔術を使うなんて初めてかも しれないな生まれた時に火球で部屋を破壊 して以来危険すぎるので攻撃魔術の仕様は 控えてたのである魔術書で理論だけ習得し 結界を張って加減して打ってみるのが精 一杯思いきり魔術を打ったらどうなるか 怖いような楽しみなような戦踊り地強とし ながら俺は手のひから口を生み出すと 20重を開始する呪文族にて影するのは 家計馬術モ神少熱円牙と土時計馬術モ神術 新内岩牙場影承と共に魔力が集まっていき は8切れそうになったそれを解き放つ ズん閉じ響きがなり地面が大きく流気した それと共に炎が吹き上がるただの岩では なく真っ赤に焼けたれた溶岩の塊だあち ちょっと話す 座標を前方に向けさせると溶岩は倒れ ながら荒野を焼いていくそこに触れた岩山 が銃と白い煙を上げて解け溶岩団が地面に 落ちて火柱をあげたこれは思ったより やばいだな前方200m司法が原になっ ちまった上位魔術でも効果範囲は10m 四方もないくらいなのだがこれが20章の 威力かしかし1土の20章で溶岩か イメージ通りだなこの調子なら他の 組み合わせも多分ともかくもっといろんな 組み合わせを試してみよう俺は20重魔術 を気が済むとまで試し打ちした扉を開ける と部屋の中から異様な空気が漂ってくる 様々な色恩匂いの魔力の本流これはすごい な広域殲滅や生命生成空間転移の魔所 なんてのもあるこりゃすごいなまさにお宝 の山だだが特に気になるのは奥から発せ られる気配一言で言えば甘くかしい花の ような香りに紛れわざわい踊りじい何かが 手招きをしているような感覚だろうか おそらくこれがアルベルトの言っていた金 ださてどうしたものかなんて考えている うちに俺の足は金の気配いつの間にか部屋 の奥へと進んでいくおこれは制御系統の 魔術かかなり強制力が強いな匂いを嗅が せることで相手の行動力を制限するタイプ の術式を編み込んでいるのかおそらく霊の 魔人が使っているのだろう何も知らない ものがこの部屋に入ったらフラフラと 吸い寄せられるように金所の封印を解いて しまうだろうな厳重な結界がされているの も頷けるもちろん俺はそうはならない制御 系トマ術への対策は簡単だ身体の コントロールを取られても落ち着いて こちらから上書きすれば解除できるという わけで自身に制御系統魔術をかけると身体 が自由になった自由になった身体で改めて ショ庫の奥へ足を踏み入れるおいおいおい おい行かてるのかてめえはよ重く響くよう な声が聞こえた見れば部屋の最真っ黒な本 の上にモヤのようなものがあるそれは人の ような形をしており赤い瞳がランと輝き俺 を見つめていた俺の支配を逃れてなお逃げ ずに向かってくるとはなよほどの夕敢か ただのバカか夫名乗り忘れたな俺様は魔人 グリモワールよろしくな黒いもや魔人 グリモワールは俺を見て容気に笑うええ 驚いた君は本に封じられているんじゃない のかいくくく長い年月が経ち封印が誇び 始めているんだよだから身体の1部分だけ は外に出れるのさ見れば確かにグリモ ワールが尻に敷いている本はボロボロだ本 に編み込まれた封印はボロボロでいつ効果 を失ってもおかしくないなあ坊主てめの名 は何というロイドふむナーロイド俺様は あと数年もすれば封印を破り完全な形で 復活し外に出るそうしたらこの国を 滅ぼし尽くすつもりだこの国の魔術師ども に封じられたわけだからな 俺にはそれをやる資格があるだがロイド今 から俺様の言うことを聞いてくれるなら てめえの命だけは助けてやってもいいそう 言ってグリモワールは口元を歪めると指で 本を差し示したこいつの封印を破壊して くれねえかい移動は順調もうすぐ霊の湖に たどり着こうかという時である俺はふと 何かの気配を感じ取ったんだろうテキでは ないが確実にこちらを見ている感覚気配を 隠しているようにも感じないが他の者たち は誰も気づいていないようだシルファ何か 感じないどういうことでしょう拠トと首を かしげるシルファムーシルファですら 気づいていないのかおかしいな絶対いる はずなんだが仕方ない向こうから出てきて もらうか 俺は風景魔術風説を最弱で気配の方に 向けつ俺の指先から放たれた小さな風の歯 が誰にも気づかれることなく草むへと消え ていくやあ会長家と聞き違うような声が 辺りに響いたこの絵たちはすぐに武器を 構えるやはりいたかそれにしても今の悲鳴 どこかで聞いた声な気がするのだが何者だ 姿を見せろアルベルトが声をあげると悲鳴 の主はゆっくりとこちらに近づいてくる あたたいきなり何かの虫に噛まれたよ少し 晴れた手をさすりながら草むの中から出て きたのは以前あった憲法少女タオであった た言いかけて思わず口をつむ危うない 危ない声を出すところだったぜちゃんと 知らんぷりしないとなロイド様あの娘っこ お知り合いですかいバカ言うな知るわけ ないだろいきなりグリモに突っ込まれ驚き で声が少し震えるええもしかしてですけど 以前外出した時にあったんですかいななぜ 分かるんだ最近気づいたんすけどロイド 様って嘘が下手なんすね王ななんだ いきなり身体を揺さぶられ美となる 振り向くとタオが口をパクパクさせていた だが音が聞こえないそういえば音声シ段を 使っていたんだった解除するとタオの声が 聞こえてきたロベルトやっと返事したよ ああごめんごめん集中しててさもう私が グレウルフ倒したところ全然見てなかった ねタオは怒っているのかを膨らませている ちょっと悪いことをしちゃったなでも おかげでダンジョンの結界については色々 調べられたまずこのボスのいる部屋が ダンジョンの心臓とも言える部分だもっと 言えばボスを倒した先にあるお宝のある 部屋がそうであるボスを生み出したり結界 を張ったりそれらの出力源は全てそこから だったその眼油魔力量は半端ではなく術式 などに頼る必要もなさそうだ単純に大量の 魔力だけで結界や魔物の生成を行っている ように感じられたおそらくその栄養は ダンジョンで死んだ魔物や人間動物だろう 魔物は死ぬとダンジョンに帰っていくから な効率は死ぬほど悪いが単純な魔力の送量 が多いからできることだまだまだ分から ないことはたくさんあるがそんなところか なもういいねさっさとお宝を拝みに行くよ そうだなボスを倒した先にはお宝がある らしい駆しくもダンジョンの心臓部と同じ なんだなということはお宝が核なのかいや それもおかしいはず困れタオ 突如濃い魔力を感じ取った俺はタオの手を 引くアンギーいきなりどうしたねロベルト いくら何でもこんなところじゃ何か 言いかけたタオの元全を黒い歯が通り すぎるあれは闇系統魔術死人家か魔物が 好んで使う魔術だっけえボスは倒したのに どうしてあるどうやらまだ何か残っている ようだな注意深く目を凝らすと芝を打って きた敵の姿が暗闇みに浮かび上がるやあ ロイド何をしているんだいいつものように 読書をんでいると爽やかな青年の声が 聞こえた振り向くと金髪のすらりと背の 高いイケメンが立っている俺のここの上の 兄アルベルトだサルーム国の第2王子で 大い継承権も第2位だが分部ともに非常に 優秀で事業王との噂も立っているほどで あるアルベルトは俺が魔術書を読んでいる のを見てニコりと微笑む魔術書を読んで いるんだね僕も一緒してもいいかな もちろん構いませんよアルベルト兄さん ありがとうでは失礼してアルベルトは テーブルを挟んで俺の正面に腰かける手に していたのは政治関係の本だった俺が テーブルに積んでいる魔術書の山を一別し 自分も読書に没頭し始める他の兄たちは俺 をあまり気にしていないようだが アルベルトはなぜか俺をよく気にかけて くれる多分普通にいい人なんだろうなそれ にシルファと違って俺にああ白ロコしろと 言ってこないのもいい俺はアルベルトから 本に視線を戻しまた読書に没頭し始めた どれくらい経っただろうかパタンという音 がしてアルベルトが本を置くふうロイドの 集中力はすごいねこんまけだよ本当に魔術 が好きなんだねアルベルトが立ち上がり腕 を持ち上げるとバキバキと音が鳴った首を 傾けるとまたボキボキとそれを見た俺は 思わず苦傷するお疲れ様ですアルベルト 兄さん僕は気分転換に少し身体を動かして くるとしようよかったらロイドも来るかい 射撃場ですかああ好きだろうはい俺は アルベルトの誘いに即頭する俺は身体を 動かすのは好きではないがアルベルトの 誘いは別だと言っても好感度がどうとか いう話ではない者として期待されている アルベルトには様々な施設の使用権があり 今から気分転換に行く射撃場は魔術の練習 に持ってこいなのだじゃあ行くとするか アルベルトについて城の裏側にある広場に 向かう入り口を管理している兵に挨拶をし て中に入ると一面の芝フが広がっていた ここが射撃場簡単に言えば魔術のまと当て ができる場所だ大掛かりな魔術の実験を する場としても使われるため危ないので 子供の俺は1人では入れないのだはあいつ 来ても広いですね城の魔術師たちも的を 狙って炎や水の魔力級を飛ばしている魔術 を使用する感覚は人によって異なるいえば 同じ過を放つ場合でも全身から集めた魔力 を1点に集めて放つ流れのスムーズさ速さ など連度は1人1人異なるそれを見ている だけでも結構楽しいのだ魔術師たちに興味 心々な俺を見てアルベルトは微笑む母は ロイドは本当に魔術が好きだなええ大好き ですそう素直に喜んでくれると連れてきた 会があるというものだよ さてそれじゃあ僕たちもやるかいはい アルベルトは頷くと兵士たちに命じて敵を 用意させる100mほど離れた場所に1 から9までの数字が刻まれた代償様々な敵 が並んだ人のを見るのも楽しいがもちろん 自分でやるのが1番だ中踊り地で大っぴら に魔術を使う機会はないからなをこうして いるうちに敵の配置は終わったようだでは ロイドからやるといい分かりました敵当て は説明するまでもないような簡単な競技だ 先手と5手に分れて10回ずつ魔術級を 放ち大きな数字の書かれた的を多く倒した 方が勝ちそれだけであるもちろん数字の 大きな的ほどサイズが小さく当てにくく なっている的を前にして俺は魔力を指先に 集めて火球を作り出したもちろんただので はない現在研究中である回転運動を 取り入れた改造魔術だ魔術を構成する術式 を持てり魔力級の核に回転力を持たせる ことでただまっすぐ飛ばすだけでなく様々 な方向への変化が可能となるもちろん そんなことをしなくても普通に動きを制御 して中央無人に動かすことも可能だが そんなことをして当てても面白くない せっかく実験できる機会なのだから 色踊りじてみたいもんなおおん遠覚えを あげながら襲いかかってくるコボルトたち この絵たちは剣を抜き放ち迎え小ボルトの 振り下ろすの剣が受けようとしたこの絵の 鋼の剣と接触したえ驚きの声をあげたのは この絵とこぼると両方だったこぼの持って いた鋼の剣が抵抗なくへし折れこの絵の剣 は勢いのままにコボルトの銅を捉えるその ままザりとコボルトの身体を切り裂いた ぐわー先血が吹き出てこぼるとは倒れる他 の場所でも俺の付与した鋼の剣がコボルト たちの武器をへし寄っていくななんだこの 切れ味はこれが付与の力というものかこの ように頑丈なコボルトの体毛を一で 切り裂いてしまうとはその切れ味にこの絵 たちはとても驚いているようだどうやら 不与はうまく働いているようだな武器で 勝さるこの絵たちはあっという間に コボルトを追い払ってしまったははは どうだお前たち?これが我が弟の実力だ恐れったろう後でしっかり霊を言っておくことだなアルベルトが誇らしげに笑っているおいおい勘弁してくれよ俺は目立ちたくないんだが俺が自止目を向けているとアルベルトが満面のミを浮かべの両肩を叩いた素晴らしいじゃないか 成功率も去ることながらとんでもない 切れ味だったぞあれほどの不要魔術を 使えるなんて本当に驚いたよえええと母は まずいやりすぎたか俺の想定以上に評価が 高い使い手が少ないから少々やりすぎても 大丈夫かと思ったがそれが裏めに出たかも しれない俺がどう答えたものかと試案して いるとアルベルトは言葉を続けるいつも本 の虫だったロイドが実質にこもりっぱなし だったからきっと何かやっているのだろう とは思っていたがまさか不術をここまで 極めているとはね道具はシルファに集め させたんだねとんでもない才能ださすがは 僕の弟だよどうやら俺の思い過ごしだった らしい俺はアンドの息を吐いたはい アルベルト兄さんの言う通りですどうやら 不魔術に向いてたみたいであははうんそう だろうそうだろうどうこれからも不要をお 願いしてもいいだろうか道具は僕が融通 するからさ頼むよ道具を本当ですかああ もちろんだとも今回使った道具は基本の ものばかり不魔術には他にも色々な材料が 必要だそれをアルベルトの力で集めて もらえるならこれからはもっと色々なこと ができそうであるふふふロイドは良き才能 を開化させたなこんな年齢から純宅な資金 を使って思う存分不術の修行ができるもの などそうはあるまいこのまま行けば国一番 いや世界一の不術師になることも不可能で はないなアルベルトが何かブツブツ言って いるが俺は様々な付与の組み合わせを 考えるので頭がいっぱいだった夫そろそろ 夜が開けるなその前に片付けてから帰ると するか地下子は俺がグリモワールと遊んで いたことで少々散かっていたあかじめ結界 を張ってあったので損傷などの被害は ほとんどないが本棚やちょうど品に少々の 乱れがある手伝いましょうかい ロイド様それには及ばないさよ俺が術式を 展開すると散らばっていた本や魔道具が ふわりと浮き上がり元あった場所へと帰っ ていくこれは俺の編み上げたオリジナル 術式物体そのものの記憶をたどり力を与え て自ら元あった場所へと戻すというもので あるその効果は物体であればチ理でも誇り でも全てに有効で俺が消滅させたグリモ ワールの本も元通りだただし外観だけで あるがおこりゃすごい魔術ですな魔術と いうほどのものではないけどねでも探し物 や片付けなどには便利だよちなみに魔力を 編み込んだものを術式それを束ねて特定 以上の効果を発揮させるものを魔術という このくらいでは魔術とは呼ばないのである ところでグリモはワールお前その姿じゃ 目立つよな小さくなったり姿を消したりは できないのかできなくはないっすが言葉を 濁すグリモはある姿を変える魔術はかなり 高レベルだからなそれに使い勝手の悪さ から使い手を選ぶ魔術だ使えなくても 仕方ないかじゃあ俺の身体に住むといい 右手をかそう俺が右手を差し出すとグリモ ワールは信じられないと言った顔になるは いいいんですかいその方が目立たないだろ グリモワール戸惑った様子だったが俺から 顔を背け口元をけさせるくひこいつありえ ねえぜ使い間をその身に宿すなんてのは よほどの信頼関係がなければ常に命を狙わ れる覚悟をせねばならない そんなことも知らねえのかよあまちゃん目 腕1本も使わせてくれるんなら本体を殺す のは用い眠っている時にでもぶち殺して 身体を乗ってやるぜおい何物言ってるんだ よ早く来いえいただ今というわけでその 夜俺は城の地下へ向かうことにした信じて くれたアルベルトを裏切るのは少しだけ心 がいたんだがそんなことより禁じっくり 見て触ってどんな術式が編み込まれている のか観察したい入ってちょっと見てすぐ 帰れば問題ないだろう多分深夜目を覚まし た俺はベッドから起き上がると動きやすい 服に着替えて廊下出る夫見つからぬよう姿 を隠さなければなを呟いて念じると空気の 渦が俺の身体を包み込む風景魔術イント車 これは風の流れで空気のレンズを浸り出し 光の屈折を利用して自分の姿を見えなく する魔術だ不自然な風の動きを作り出すの でそれなりの使い手が近くにいると気怒ら れてしまうが城の兵士たち相手なら十分 機能するちなみに本来のイン車は術者が 動けば解除されてしまうが俺のはゆっくり 動けばついてくる要制御してあると言って もあまり早く動きすぎると残像のように 見えるが歩く速度なら問題なしどう中兵士 とすれ違ったが俺に気づいた様子はなかっ た道中は順調あっさりと地下への階段へ たどり着く入り口には特に見張りはおらず 俺は階段を降りていく古い螺線階段を降り ていくにつれピリピリと肌を刺すような 感覚に襲われるこれが結回か近づくとより 分かりやすいなしかもこの結界外からの 侵入を防ぐというよりも中から破られない よう編み込まれているようだどうやら中に やばいものがあるのは確定か階段を 折り切ると周囲は石の壁で囲まれており 正面には小さな扉があったこれが結界の 中心か触れようとすると強い抵抗を感じる まずは結界を解かなきゃだなかと言って 力任せに壊すわけにもいかない侵入の痕跡 は残せないからなとりあえず結界を制御し 通過許可を得る形で通過するベストだろう その前に一応結界を貼っておいた方がいい か結界の外側からもう1枚結界を展開して おけば中で何か起きても安心だ俺が念じる と泡のような形をした魔力が俺を中心に 広がっていく水形等魔術滝単純な結界能力 はもちろん主に衝撃や音を柔らげる能力に 特化しておりこの中で大爆発が起こっても 他に知られることはないその後ゆっくりと 結界の構成を調べるふむふむなるほど かなり強固な結界だがどうやら王族の地下 それに許可を与えられたものであれば比較 的要因に通貨許可を得られるようだな結界 の制御系統を書き換えてとよしこれで問題 なく通過できるあ物理的に鍵を開けるだけ だ時計魔術石型台で作り出した鍵を 差し込みひねると扉はあっさり開いたあれ から1週間が経った基本的には俺の日々は ほとんど変わらず好きなことをやっていた 少し変わった点といえばアルベルトが頻繁 に魔術の練習上へ誘ってくれるようになり シルファの堅術ごっこの頻度とそのレベル が上がったくらいだろうかアルベルト様今 からロイド様は堅実の稽古をなさるのです それは先日もやっただろう今日は魔術の 練習をするのだよ何をおっしゃいます現術 ですいいや魔術だね2人は火花を散らし 睨み合っているただ時踊りじれを取り合っ ているのを見るので気が重いしかも チャールズも最近何かと俺を呼び出して 近況を聞こうとするし風の噂ではタオも ロベルトについて聞き回っているそうだ モテモテっすなロイド様グえこの調子で 周りの評価が上がれば俺が身体を乗った時 にうまい思いができるぜポングリモが ニヤニヤ笑い白が元気よく吠える全く 騒がしいことだ俺はただ魔術を極めたい だけなんだけどなこの世界には未だ俺の見 たことのない魔術が存在するそれを全部見 たい覚えたいモてたい俺はまだ見ぬ魔術の 新を望み真っさな空を見上げた魔術師とし て大切なものはまずは家柄次に才能そして 最後に努力である最後というのは言葉通り 努力を努力として受け止めるものにとって であり楽しんでそれを積み重ねられるもの にとっては最後ではなく最大の力と なりうるえそれら全て持つものがいたらっ てあはそれはゾっとしない話だねなくとも 私は戦いたくはないななんてあの野郎は 言ってたっけかグリモがボソりとつぶやく どうかしたかグリモいいえ何でもあ じゃんけんはシルファの姉子が勝ったよう ですぜ見ればいつの間にか2人は じゃんけんをしていたようで勝利した シルファがかけてくるのが見えるロイド様 嬉しそうに僕を手に手を振ってくる シルファ を吐きながら中庭へと向かうのだった続け てラングリス竜拳術下り安か非長パズの背 に突き立つ双剣ガガガガガガガ と激しい斬撃を繰り出しながらシルファは 着地した目にも止まらぬ見事な検査だおお すごいこれがシルファの本気かこの チョコマカしようってだがダメージはない のか着地したシルァを狙いパズの蹴りが 放たれるしかし遅い捉えたのはシルファの 残像だった残った足の前には双剣を十字に 構えたシルファがいたニトラニコ相が相が 上下左右から繰り出される4連撃により 先結が吹き出す シルファの顔色が変わる深く食い込んだ 一撃にて剣が折れていたのだ即座に剣を 捨てて離脱すると地陣に戻りボそりとつく 硬いですねどうか皆様の持つ件私に預けて いただけますかおおこの絵たちはコクコ 頷くと余剰の剣を集めて地面に突き刺す その数12本やや心もなさそうにそれを 見るシルファだがすぐに気を取り直し剣を 抜くサルーム王国旧事係り権術師難役 シルファラングリス 押して参るシルファの構えた双剣が冷たい 光を放っていたヌー女不勢がパズが シルファに釘付けになっていたその時で ある数深い呼吸音その足元には両手を交差 させる小さな影があったタオだ腰を低く 落とし構えたをひねるようにして打ち出す は鈴と重音が響く気を込めた一撃衝撃波が パズの足に走りその巨体がよめき倒れた深 なリアブレ動作が長くて当てにくいけど 威力はピカ値ねタオはニっと笑うと倒れた パズに向けて手のひを返しクイくイと 手招きをした百貨兼108代目習いタオ ゆいファかかってくるある2人の攻撃を見 たこの絵たちの表情が変わるお俺たちも やるぞそうだ男を見せる時だ震える手に剣 を握りしめベアウルフラに向き直ったどう やら気を取り直したようであるそれを見た アルベルトが覚悟を決めたように頷く皆 もう少しだけ持ちえてもらえるかそして パズを見据え言葉を続ける最上位魔術を 使うなるほどなるほどそんなことより魔力 の性質変化ってどうやるんだろう俺は興味 心身にパズの放っている魔力をじっと見て いた少女を取り囲むのは豚顔の巨体あれは 確か多くだっけ城にあった魔物図鑑で見た ことがあるせや 少女が気合いと共に小属を叩き込むと多く が吹き飛ばされた倒された多くは口から泡 を吐きビクンビクンと痙攣しているよく 見れば周りには何体も多くが倒れふして いる各か多くはかなり強い魔物だと書いて た気がするそれをあれだけの数1人で倒す なんてあの子結構すごいなひんだ多くたち を少女は鋭い頑光でじろりと睨みつけた ぷギギプギープギーすると多くたちは悲鳴 をあげて逃げ出してしまったああもっと見 たかったのに残念だそこにいるのは誰ね そんなことを考えていると少女が声をあげ た俺のことだろうかそう思い顔を出して みると少女はこちらに視線を向けていた そう遠離れていたのにづくとは武術の達人 は離れているものの気配を察するというし ここは観念して出ていくか俺は両手を上げ 敵体の意思なしとアピールしながら岩影 から出てくるえっとこんにちは怪しいもの じゃないよ 俺を見た少女が一瞬驚いたように目を丸く したまさか知り合いいやいやそんなはずは ないかこの姿今俺が作ったんだし少女は 長い沈黙の後ボそりとつやく何者かお前 名前かそういえば考えてなかったなAと俺 はロベルト 冒険者なんだけど仲間とはぐれちゃって あまり怪しまえても面倒だし冒険者という ことにしておこう俺の言葉に少女は少し 考えて言葉を発するあしはタオ冒険者階級 はBジョブは見ての通り部島かねなるほど タオさんは1人なの弱っちい奴らと なれ合う趣味はないだけよ俺の問いにタオ と名乗った少女はつまらなそうに返してき たあまりよく知らない人間との接触は良く ない時間も無限にあるわけじゃないしな ここは適当にずらかるべきか俺はこっそり とタオに背を向けるああじゃあ俺はこの辺 で待つね合死と肩を掴まれたいてすごい力 だここは魔物の出る危険な子やお前よは そう出し町へ帰るまでに食べられるよあし も今から帰るとこだし街まで送るね いやいや俺も冒険者ちゃんと1人でも 戦えるから大丈夫だよだめねここで見捨て たら女が廃るようむを言わさぬその鋭い目 この迫力なんとなくシルファを思い出さ せるあまり人の親切を無にするのも良く ないか冒険者と魔物の戦いを間近で観察 できるチャンスだし分かったよお願いし ますうん任せるねため息を吐く俺を見て タオは満面の笑を浮かべるそして俺に背を 向け歩き始めた来たとんでもないイケメン ある私の好みドストライクねここでオを 売っておけば感謝の壁丼くらいは期待 できるねふひふひなんだろうすごく邪悪な 顔をしている気がするまあいいか何かあっ たらダッシュで逃げようシャールズの言葉 を俺は驚きの声をあげるそんなことになれ ばアルベルトラに混じって王になるための 勉強をしなければならなくなるし他の王子 たちと大いを競そって争わねばならない 俺は気ままに魔術の研究をしたいのだ時期 多い継承権なんて真っぴらごめんである おおアルベルトが立ち上がる反対して くれるのだろう助かったまだ10歳である 俺に時期多い継承権を与えるなんていくら 何でも無茶な話であるほっと胸 を撫で下ろすとても良い考えですロイドは きっとこの国を支える存在になる王として の学びはその時きっと将来の役に立つ ロイドとの多い争いは僕としても脅威では ありますが相手がロイドなら負けてやむ なしむしろ競い合えたことを公栄にすら 思いますと思ったらアルベルトまで賛成し ているおいおいちょっと待て俺は慌てて 立ち上がるま待ってください身に余る光栄 感謝いたしますですが自分はとてもこの国 の大たる器ではありません慎しんで事態 申し上げますむ俺の言葉にチャールズは 少し考えて頷いたそうかそれは残念だふう 良かったなんとか断れたようである いきなり大い継承権とかむちゃくちゃだぜ しかし焼けにあっさり引き下がったな まあいいやこれで安心だ俺はアンドの息を 吐いたなるほどつまりロイドよお前の器は この国だけで収まるものではないと言い たいのだな確かこの大陸は未だ平穏とは 言えぬそれを統一するような世界の覇王と なるとふ我が息子ながら大きく出たものだ そういうことならその考え尊重せねば なるまいてこの国では収まりきらないうは 確かにそうだ例えば世界をまたにかけた大 魔術師ウィリアムボルド士のような人物に 育つかもしれないそのためには王としての 教育よりもっと他にもっとやるべきことが あるのかもしれないシャールズと アルベルトが何かブツブツ言っている2人 ともニヤニヤしてるけど大丈夫だろうか ロイドよではこれからもしっかりと励むの じゃぞ期待しているぞロイドはいなんだか 2人がすごく期待を込めた目で見てくるが ともあれなんとか大い継承権は継がずに 住んだようである人安心だや悲鳴そして 倒れる音よし当たりね小作がポーズをする タオすぐに岩影からゾろぞろと小さな人影 が出てきた土色の身体にのような体育 小さな角に大きく不気味な赤い目手には棒 やら錆びたナイフやらを持っているあれは 確かゴブリンだっけか 最弱クラスの魔物だしかしそれは単体での 評価を組むとかなりやばいとも書いてあっ た姿を表したね2度もかかってくるある 一速にてゴブリンたちの懐は勢いのまま 飛び蹴りを放つゴブリンは吹き飛び眼璧に 叩きつけられメリコンだタオの攻撃はそれ だけで終わらない一瞬だけ着地すると老倍 エルゴブリンたちに回し蹴りを食らわせた 勝査なキリスがゴブリンたちの脳点を こごとく捉え一体また一体と倒れしていく やあ着地したタオにゴブリンが反撃しよう とコ棒を振り下ろすがタオはすでにそこに はない残像を残して消えたタオはゴブリン の背後に回り込んでいた遅いよズンと拳が めり込みゴブリンはぐらりと崩れ落ちた 呼吸を整えるタを見ながらもえんだ ゴブリンたちは動くことができない強い素 であんな威力が出るはずだないそういえば タオの髪や瞳の色顔立ちは遠くにある異国 のものだな異国には気を使いそれをまとわ せた素で戦うという話を何かの書物で見た ことがある呼吸で体内に気を巡らせ 練り込むことで凄まじい力を発揮すること ができるとか眉つだったがこうして実際に 見ると信じざるをない そういえばいいつも独特の呼吸をしていたなあれがそうなのだろうかギャーあギャーギャー後ろから聞こえるに振り返ると目の前には 2 匹のゴブリンがいたうおびっくりしたタオの戦闘に夢中になりすぎたようだ もちろん魔力消壁を張ってあるので問題は ないがほっち まるで滑るように移動してきたタオが ゴブリンに引きのどてっぱにそれぞれ 小底束を叩き込んだ衝撃で天高く飛んで いくゴブリンたちはちょい対空時間を経て 地面に激突したやあそれを見て悲鳴を あげるゴブリンたちタオの強さに恐れを なしたのか気づけばゴブリンたちはいなく なっていた ありがとうタオ助かったよふ霊は無要ある タオは背を向けたまま仁立ちをしている どうしたのかなさっきからずっとその体勢 のままだしかも物欲しそうにこっちを チラチラ見ている一体何だろうさっき言っ たお礼以外の言葉を待っているような無 逃げるゴブリンたちを目で追っていると 大きな穴の中に逃げ込むのが見えた あれはもしやダンジョンかダンジョンとは たくさんの魔物が存在する不思議な場所だ 奥にはお宝もあり貴重な魔道具や魔所 なんかもあるらしいこうしちゃいられない 俺は矢も盾もたまらず走り出す風景魔術 失走風をまとった身体は羽のように軽く なり高速での移動が可能となる地面を蹴る と文字通り飛ぶようにかけるあちょっと ロベルトどこ行くあへの愛の告白を忘れ てるよ後ろからタオが何か叫びながらつい てくるが風の音でよく聞こえないそんな ことよりダンジョンだ俺は全力失走で ダンジョンへ向かうのだった高速で 迫りくるパズ俺のそばにいたベアウルフ たちが立ちふがるガウぐるおもしかして俺 を守ろうとしてくれてるのかでも危ないぞ 知りかせようとしたが間に合わない邪魔を するなパズが両腕を振うとベアウルフたち は引き飛ばされた 地面に叩きつけられたベアウルフたちが 悲鳴をあげたこいつ自分の眷属をなんて やつだかずは倒れすベアウルフたちには目 もくれず俺目がけて体当たりをぶちかまし てきたドスンと自動発動した魔力消壁ごと 俺の身体は湖へと吹き飛ばされるだが風景 魔術秘障発動風をまとった俺はコ面の上を 滑り中央あたりで止まったしゃあ翼を広げ 地面を蹴り即座に追撃してくるパズ 振り下ろされた右手から放たれる魔力派を 魔力消壁で受け止めたおい自分で育てた 大事な建属だろ殴るなんてひどいじゃない か何を言っている我に逆らう愚かな犬など も早や眷属でも何でもないわ貴様を殺した 後に全て首り殺してくれるひどいな モフモフ帝国を作るんじゃなかったのかよ 魔獣帝国だ顔を真っ赤にして俺を殴りつけ てくるパズダメージは全くないがそれでも 魔力消壁をきしませるほどの威力ただ殴っ ただけ邪コはならないこれも魔力の性質 変化かわあすごいですな時々一般人に解放 しているらしいよ動物園として国内でも 珍しい同植物が見れるからと解放の日は 大勢の人が訪れる ちなみにその時の案内人はエリスアリーゼ がやりたがっていたがそれはさすがに止め られていた部屋の中央にある白いテーブル にアリーゼと共に座ったエリスお茶を用意 してちょうだいかしこまりましたエリスは 頭を下げるといつの間にか手にしていたT で茶を注ぐハーブの良い香りが辺りに 広がりアリーゼは心地よさげに目をつる 早速ですがアリーゼさんの魔獣を見せて もらいたいんですけどあらせっかちさんね ふふ分かったわロイドの頼みですものリル アリーゼが呼ぶと建物の屋根からふわっと した毛玉が起き上がるさらりとした長い足 全長ほどもある長い尻尾ぴょコンと立った 耳が動き主人であるアリーゼの方を向いた ビルと呼ばれた巨大な狼は力強く跳ねると アリーゼの元へ降り立つ金色の毛並と金色 の瞳の美しい魔獣背の高さは3mはある だろうかすごい威圧感である紹介するわ この子はリルよさご挨拶なさいウン か高かい声でリルが泣くと白が俺の後ろに 隠れた撤回から怖いのだろうかそれでも白 は興味深ぶげにリルをじっと見上げている こいつはレッサーフェンリルですなベア ウルフの上位種の割とやばめな魔獣ですぜ 上位種かだから白も興味深かげなのかもな フェンリルってのは警戒心が強いため滅多 に確認されないと聞いたことがある戦闘力 も高く倍でドラゴンを買ったりもする らしい血闘シュレッサーとはいえそんな 魔獣を買い鳴らすなんてアリーゼは俺が 思うよりすごいのかもしれないこれは教え てもらえる内容にも期待できそうだお願い します俺もアリーゼさんとリルのように白 と石疎通をしたい翌日大量の件と共に アルベルトが俺の部屋を訪れた100本 以上はあるだろうか煮を引く従車もとても 重そうにしている アルベルトはいつも通り爽やかな笑を向けてきたやおはよう 約束通りこの絵たちの剣を集めてきたよこれはすごいですね昨日のことをみんなに話したら今朝こんなにたくさんの件を持ってきてね 1人で30 本持ってきたものもたくらいだよよほど不術をかけて欲しいらしいね多分違うな アルベルトが俺のことを話したからその 点数稼ぎとして剣を持ってきたのだろう 主人が剣を集めよと言えばそれに使える 騎士たちなら剣の10本や20本集めて くるよなそこまで考えてなかったが嬉しい 誤参だロイドが不魔術を使うようを見てみ たかったがこれから経済の授業でねとても 残念だがこれで失礼するよありがとう ございますアルベルトアルベルトは俺に ウインクを1つして扉を閉めた良かった ですねロイド様これだけありゃアイクラで も不魔術を試せますぜそうだな不魔術は 武器にかなりの負担をかけるし失敗の可能 性も高い数はあるに越したことはない不術 に使用するまずい液だがあまり強力な術式 を編み込むと武器を汚染するそれは金属の つがりを蝕みその結果簡単にへし折れて しまうかと言って術式を弱めれば貴重な液 を使った効果が薄い濃すぎてもダめ薄すぎ てもダめその見極めがとても難しいのだ しかも同じ武器でも金属疲労などにより 同じ術式でも負荷になる可能性もあるその 辺りは身体で覚える必要があるため不魔術 は大量の練習が不可欠なのださて早速 始めるか安そうな武器から扱っていこうと はいえどれも良いものばかりだな神物の鉄 を焼いて強くした鋼の武器が主だが中には かなり高華そうな件もある魔剣かこれ アルベルトに差し出す武器だし安物という わけにもいかないかまあいいや遠慮なく 使わせてもらおうまず手に取ったのは1番 数のある鋼の剣この辺りから試してみるか 鋼の剣用にまずい液を小分けにして術式を 編み込んでいくとりあえず強度増加を 30+男性増加くらいでやってみるかあの 鉄の探検と同じくらいの容量はあるだろう 術式を編み込んだまずい駅を1本目の鋼の 剣に塗りかけて乾かす長期限で花歌を歌い ながら俺たちの戦闘を行くを行先が同じだ からと同行を申し出アルベルトもそれを 許可したのだもちろんただついてくるわけ ではなく魔物が出てきたら戦闘もこなして いる戦闘力はこの絵たちより2段は上と いったところかというか以前あった時より 技が生えている気がするあれから修行でも 積んだのだろうか1人で魔物を半分くらい は倒しているその強さと性格から最初は 警戒していたこの絵たちもタオに心を許し 始めていた全くアルベルト様もあんな 怪しげな少女に同行を許すなんてどうかし ていますねえロイド様あそうだねただ シルファはタオのことが気に入らないのか 不き機嫌そうだ俺もタオとは目を合わさ ないようにしているのだがちらこちらを見 てくるまさか俺のこと気づいてないよなじ いつの間にかタオが俺の近くにまで来て じっと見つめていたうおびっくりするじゃ ないかねえ君私たちどこかで会ったこと ないかさあ分からないないきなりの質問に つい視線が泳いでしまうムーなんだか 怪しいねでも会ってるはずがないのは私に も分かるなのに何なのこの感じやばいな この視線怪しまえている気がするその原因 は間違いなく木の呼吸だついさっきまで 修行のために木の呼吸をしていたからな 呼吸の仕方がロベルトと似ているから 怪しんでいるのだろう しくじったとはいえいきなりやめたら不 自然だしここは知らぬゾで押し通すしか ないあの時姿を変えていたのは不幸中の 幸いだったなロイド様森の方を見てくだせ あの娘が探しているという祠らあれがそう じゃないんですかいグリモの声に従い森の 方へ視線を向けると木々木々の隙間から 振ぼけた石の建物が見えたナイス殴りも 追い払うチャンスであるタおが君の 向かおうとしている祠じゃないのかいおお まさしくあの祠よありがとね兵士の皆さん にもお世話になったねそれでは私はこれで 失礼するよタオは慌たしく頭を下げると すごい速さで走っていったふうよかった なんとかバレる前に追い払えたかありがと なグリモへ気にしないでくだせえロイド様 の使い間として当然のことをしただけっす よそれにこの程度であんたの信頼を変える なら安易もんだぜくん何か言ったかいえ何 もそそれよりあの祠らなんだか妙な感じが しますぜそうなのかうぐ身体が痛くて思っ たように動けないシルファの全力をコピー したからだろうあと若いからすぐ筋肉痛が 来たんだろうななんせ10歳だしひ筋肉 痛すかうんこれ以上の運動は控えた方が いいだろうそう言って腕をマッサージする あまり無理すると治りが遅くなるもんな そんな俺を見てグリモはなぜか呆れた様子 だぐふふざけおってそんな俺礼へ繰り出さ れるパズの打撃打撃打撃魔力消壁が 痛々しい騎しみ音を上げていたやはり かなりのパワーであるなあちょっと聞き たいんだけどそんなに強いのになぜ魔獣を 集めてたんだ知れたこと我1人が強くなる より部下を集めた方がより効率的に戦力を 増大できるからよ強くなるために仲間を 増やしたってことかあそうだ苦労と努力を 重ねた日々だったわざわざ魔獣の住み やすい環境を整えてやり扱いやすくなる 様子も繰り返した面倒極まり作業だったが それもようやくようやくこれからという時 だったのに貴様のせいで ガッスンと怒りに任せた一撃で俺の身体は 中に飛ばされる強烈な一撃により魔力衝壁 は粉々なに砕けちったくばれ だが放たれた魔力並は俺の元で消滅した俺 の前に貼られた透明な壁を見てパズは 下打ちをする地また魔力消壁かだがそんな もの何度でも破壊して左右を見渡したパズ が言いかけた言葉を飲み込む展開したのは 魔力消壁ではなく結界だ空間系透魔術次元 展開かなり魔力を食うので短時間しか持た ないがあらゆる攻撃を通さぬ次元の壁それ でパズを包み込んだのだん 俺はふと思い立つ グリモは魔人に魔術は聞かないと言ってた が結局聞くのか聞かないのかどっちなの だろう魔人と遭遇する機会なんてそうは ないだろうしてみるべきだよな20A賞 俺は右手の口を開き呪文の影を開始する新 内岩牙大塩み少熱円牙列空嵐しげ土水化風 4系統も神術をジぐりに100 高速術式を展開し本来の3倍速にて 編み込んでいく今し方ロイド様が使われた のは魔獣使いの技アリーゼの力は天生の際 によるもの自覚がないがゆえに アンコントローラブルですがロイド様は 確実に自して使われていたしかも他の 魔獣使いはアリーゼ様の前ではまともに コントロールできなくなっていたのにあれ ほど見事にこのままアリーゼを超える 魔獣使いの技を習得していただければ 集まってくる動物たちを追い払って いただけるかもしれませんここが動物 だらけなせいで他のメ度たちは怖がって 近寄りもしないし餌やり汗も大変おかげで 私の休みはなくショッピングやカフェに 行く暇もなし そうですともここは是非ともロイド様に 頑張っていただかねば何か強烈な念を感じ 振り向くとエリスが期待を込めたような目 で俺をじっと見つめているロイド様また いらしてくださいアリーゼ様はもっと色々 なことを教えられるようですよまあナイス だわエリスえそうよロイド私はもっと たくさんのことを教えてあげられますから だから是非また来てね各かに魔獣使いの技 がこれだけなはずがないよなまた何か疑問 が生まれたら聞きに来るとしようあまり まともな返事は期待できないけどなよしろ いい子だぞオン宣告投げたボールを取って きた白の頭を撫でてやる魔力の性質変化を 利用したイメージの共有はかなり便利で これを使えば大抵の行動はさせられるよう になっていたちなみにさっきもただ普通に 投げたわけではなくめちゃくちゃ高く投げ た風景トマ術を使って城の上壁くらいの高 さにだそれを壁と壁の間を登らせて鳥に 行かせたのである魔獣ならではの動きだ やるな白ただ動き回る白を常時魔力で繋い でおくのはそれなりに負担なため魔力刻印 を用いて命令したい時だけ魔力を飛ばして 白と繋がることで解決したとりあえずこれ で日常生活に慣れさせていくかヤーロイド そんなことを考えていると芝フの向こう からアルベルトが歩いてくる第2王子 アルベルト俺のここの上の兄で金髪聴の イケメンだ魔術に関してはかなりの腕前で 俺をよく魔術の訓練に連れて行ってくれる ちなみに大い継承力候補と噂されている ようだなんだか生かい視線を向けられた気 がするく使い間に手を噛まれるとはこの ことだ私は冒険者のタオというね怪しい ものじゃないよそんなことをやっている間 にもタオはアルベルトに声をかけている 僕はアルベルトディサルームこの国の第2 王子だよお王子様これは飛んだゴブレイを 許してくださいあるよいいさ知らなかった のだろう僕は気にしていないよありがとう ございますねたどしい口調で頭を下げる タオ他の国ならともかく比較的平和な サルームでは王族に少々ブレな口を聞いた からと言って即刑罰なんてことはありえ ない俺たち自身国の方針で王規則だからと あまり存在な態度は取らぬように言われて いるのだおかげでうちの王族は フレンドリーというか民衆たちからも慕わ れており魔獣狩りなどで外へ赴いた時など は平民たちの家で食事を振る舞われる なんてこともそう珍しくはないのである それより冒険者がこんなところで何をして いたんだいこの先の湖で祠の修繕以来を 受けてそれに向かう途中よその道中白と 見えたあなたの顔が少し知り合いに似てい てねつい追ってしまったよペコリと頭を 下げるタオだが上使いでアルベルトを見る 目はどこかじゃに見える怪しいシルファが 無表情のまま馬から降りタオの前に 立ちふがる怪しいですねこの女気になった なら堂々と声をかければいいのになぜ気配 を消して近づくのですそもそも喋り方から して怪しいではありませんかなあ ここの喋り方は単なる鉛りある気配だって 別に消したわけじゃなくそういう呼吸が癖 になってるだけよああなるほどみんなが タオの気配を感じなかったのは木の呼吸の おかげか俺だけが感じ取れたのは同じく木 が使えるからだろう近づいた今なら分かる 日の呼吸を行うタオは体内の気を散らさず 循環させているためあまり外へ漏れ出てい ないのだほうでは先国からアルベルト様に 邪し戦を向けているのはたただイケメンだ なと思っているだけよ邪なし線なんて とんでもない分かりやすく同揺するタオに シルファは随いと詰め寄るないのかあるの かはっきりしなさいシルファ辺にしてあげ なさいえとタお君も楽にするといい アルベルトが声をかけるとシルファは一瞬 タオを睨んだ後すぐに後ろへ下がったそれ でもいつでも動けるよう絵に指先を当てて いるタオは緊張が切れたのか大きく息を 吐いて腰を下ろした ありがとねアルベルト様助かったよこの人 美人だけどとんでもなく怖いねところで タオ僕が知り合いに似ているらしいが僕は 君を見たことがないんだ人違いではないの かいふむ確かに私ら探しているのは ロベルト名前違うよそれにアルベルト様と は少し雰囲気も異なるねげタオのやつ俺の ことを探してたのかよいきなり飛んで逃げ たからな探していてもおかしくはないかは まあ姿を変えてたし気づくことはない だろうちらりと視線を向けるとタオが俺を 元けしていたむむあの子どこかロベルトと 木の雰囲気が似てるよでも明らかに姿が 違うね思い過ごし 嫌でもタオは俺を見ながらうんうん唸って いるさすがに分かりはしないだろうが心臓 に悪いなうん遠くからではよくわからない な我が単独行動はできないし機会があれば 行ってみるかアルベルト様湖が見えてき ました先行していたこの絵が声をあげる目 を凝らせば木々の隙間から面が太陽の光に 反射してキラキラ光るのが見えたよしここ らで休憩するとしようアルベルトの号霊で 俺たちは湖付近に陣を取りしばし身体を 休めることにしたふう待ってちょっと 疲れるんだよな走ったり飛んだりした方が 圧倒的に早いし楽だ俺が石に座って身体を 休めているとシルファがお湯の立つT カップを差し出してきたどうぞロイド様 ありがとうふーふーと息を吹きかけて 覚ましちびっと飲む若もし爽やかな香りが 疲れた身体に染み渡るようだふうシルファ の入れるお茶は相変わらず美味しいねお 褒めに預かり光栄ですうやうやしく霊をし て下がるシルファこの絵たちは半分は テントを設営しもう半分は弓矢を手に夕食 用の獣を仮に赴いていた隣いい言いかい もちろんです指示を出し終えたアルベルト が俺の横に腰を下ろしたシルファは僕にも 紅茶をくれはただいま用意いたします アルベルトはシルファにそう命じると こっそりと俺に顔を近づけるロイド なかなかやるじゃないかえな何のことです かとぼけるなよあのタオって子さお前の ことが気になっていたようだったぞはあ 一体何を言い出すんですかアルベルトの 言葉にお茶を吹き出してしまう母は照れ なくていいとも愛する弟が女性に行為を 寄せられているのを見るのは僕は嬉しいよ いやいやありえないでしょう俺はまだ子供 ですよいいやあり得るさ少なくとももただ の子供を見る目ではなかったなもちろん今 すぐどうこうというつもりはないだろうが 将来的にはて感じの目だったぞ気づいて ないかもしれないが最近シルファがロイド を見る目も少し変わってきているんだぜ シルファやタオが俺に行為を持っているだ とありえなさすぎるだろういきなり何を 言い出すんだ全く 俺の冷たい視線を意にも返さずアルベルト はうんうんと頷いている水形等魔術水融合 と土系統魔術土融合 各々の液体と個体を融合させ新たな物質を 作り出す魔術であるそれを20で発動さ せればあらゆる物体の調合が可能小瓶に 入れた油と溶けた銀が混ざり合っていく 黄色かった油は銀がかかりキラキラとした 液体になったロイド様こりゃ月銀役じゃ ねえですかいうんよく似ているな月銀薬と は魔術師ギルドで売っている薬品だ魔法陣 を描いたり使い間を呼び出す媒介としたり 用途は様々非常に効果だがそれ以上に数が 少なく普通の魔術師が購入するのはほぼ不 可能どうやって作っているのかと思ったが なるほどこうして作っていたのか二重は 理論上さえ合えば2人の魔術師で行使ただ 水融合も土融合もかなり高レベルの魔術だ し非戦頭系である合成系等魔術の持ち主は 少ないだろうからなそれほどの使い手が 2人も揃わなければ作れない時点でそりゃ 数も出回らないだろうこんなところで レシピを発見するとは運がいいな何かに 使えるかもしれないしある程度はストック しておこうさてあとはこいつに赤を加えれ ば完成だな月銀薬に赤をサラサラと入れて いく銀がかかった油に落ちた粉が染み渡り 赤い煙が水中を彩るぐるぐるとかき混ぜる とほとんどまずい液と変わらないものが できたおおすげえですよロイド様見事です 見た目はな実際に使ってみないと効果の ほどは不明だよかと言って俺の探検はもう 不要済みだし武器として使う機会も ほとんどないんだよな不要失敗の可能性も あるのでその辺に飾ってある武器で試す わけにはいかないどこかに大量に武器が 余ってないものか使ってくれる人がいれば なおよしあそうだ考え込んでいるといい 考えを思いつくそのためにはアルベルトの ところに行ってみるか上中を探すと アルベルトは馬術の訓練中だった俺を 見つけると馬を止め降りてきてくれた おはようございますアルベルト兄さんやあ おはようロイドから会いに来てくれる なんて嬉しいよファワーもしかして何かお 願い事でもあるのかいなあまりレベルが 高いとは言えない生成魔術だね切開を 無理やり金にしたのかい順度が低すぎるし 中身もスカスカスカだこれじゃあ駆け出し の商人も騙せないよそもそも魔術での金の 生成は禁じられているというか俺は王子だ し金には困ってないんだよなむぐただっ たら不老不だお前さんを不労士にしてやる よ悪いが自分の身体に他人の術式を施さ れるのは好きじゃない特に不労士なんて 強い術式を人体に編み込むなんてどんな リスクがあるか分かったものじゃないよ 魔術というものは万能ではない低レベルの 魔術なら魔力の消費だけでなんとかなるが あまりに高レベルな魔術は術者や比術車に も負荷がかかる不労士なんてのは相当 うまく術式を編み込んでもかなり重い リスクをしうはずだ例えば重度の神経麻痺 や肉体の欠損とかとてもそんな術式を おそれとは受けられない壺だったのか グリモールは顔を歪めているやはりもう 1度封印させてもらうよ君は危険そうだし ねま待て待ってくれ頼むから俺は全然危険 じゃねえ良い魔人なんだ封印されたのだっ てちょっといたずらしただけなんだようん でも嘘言ってるかもしれないしなやはり 封印俺が本に触れようとした時であるな なら魔術はどうだ魔人がぽつりと呟いた 何百年も前の古代魔術だお前さんも魔術師 なら興味あるんじゃねえのかこいつを教え てやるどうだロイドしばし考え込んで俺は 頷く面白い今更言うまでもなく俺は魔術が 好きだ古代の魔術か伝説によると大地を 揺がし洪水を起こし海を割るなんてのも 聞いたことがある実物はどれほどのもの だろうか是非見てみたい俺の言葉に グリモワールはパッと表情を明るくした一 呼吸に7つがれる呪文タそれを2つの口で 同時に唱えていく術問が無数に並び回内が まゆく輝き始めたななんだその高速A賞は あれほどの密度を持つ呪文タ束を簡単なく 編み込んでいるだとぐーあ頭が痛くてはえ そうだ行くぞそして術式を解放する術問が 開きそこから放たれる無数の魔術ぶパズの 声が一瞬聞こえたが結界内部に吹き荒れる 破壊の本流ですぐかき消されてしまった1 秒に1サイクル1分で240回の最上位今 魔術の連続以前グリモにやったのと同じ 攻撃だん数秒後に気づく結界内の手応えが なくなっている俺は術式を消し結界を解除 した黙々と上がる煙の中からミイラのよう に光らびたパズが湖に落ちたパズのミーラ はわずかに口を動かしながらプカプカと 浮いているうそんなパズを見下ろしグリモ が笑う へあれだけでかい口叩いた割に随分けなかったな こらこら煽るなよグリモていうかお前も大概でかい口叩いていただろでもグリモは 30 分くらい耐えてたっけ?まああまり変わらないかしかし結局ダメージ受けてるじゃないか本当に魔人に魔術は効かないのか?普通はす ただ半分精神体である魔人には音や光など で感じる不快感がそのままダメージとなる んですよほんのわずかですがそれを続けて 浴び続けるとこうなっちゃうわけか音や光 でダメージを受けるなんて意外と繊細な奴 らだな魔人ンって意外と大したことないの かもしれないんパズが何か言ってるな俺は 光びたパズをひょいとつまみ上げる ななぜだ我の努力がこんなにもあっさりと なぜ勝てぬパズ お前はずっと大変だったとか苦労したとか 言ってたけどさそういうのもっと楽しんで やった方がいいよ楽しんでうんだって 楽しくないのに無理してやっても身につか ないだろうそれにそういう気持ちはハ花の 魔獣たちにも必ず伝わる伝わればそんなや の命令なんて聞きたくないよお前自身が もっと楽しんで魔獣たちと接していたら俺 がちょっと暗い魔力を与えても願らなかっ たと思うぜほんの少し退治しただけだった がパズの魔獣たちへの態度は決して良いと は言えなかった俺が魔力を与えたのは 単なるきっかけでいつを向けられても おかしくはなかったろう準備を終えて翌日 俺たちは魔獣狩りに向かうことにした アルベルと引き入いるこの絵たち15人は 馬に乗り踊りじれが付与した武器を持って いる彼らに護衛されるようにアルベルト その隣に俺が少し後ろをシルファがついて くるそういえばロイドは城を出るのは 初めてだったねどうだい外の景色を見た 感想は実はちょいちょい抜け出してるんだ けどな もっと言うと前世で橋がない平民暮らし だったので外の景色なんてそう珍しくは ないものであるはいいろんな人たちが たくさんいて見ていて飽きないですねま そんなこと言うはずないけど全力で喜んで おけばまた連れてってもらえるしね俺の 目論ろみ通りアルベルトは満足そうに頷い ているあらアルベルト様よを組んでどこへ 行くかしらきっと魔獣狩りよあこっち見た わひゃあアルベルト様街中を歩いていると 裏若い女性たちがアルベルトを見て黄色い 声をあげているモテモテだな確かに アルベルトはどこから見ても完璧な王子様 世の女性たちがキャーキャー言うのも無理 はあるまいところであの小さい子は誰 かしら初めて見るわ立派な服を着ているし 君なのかもうん可愛らしい顔立ちではある けどアルベルト様と比べるとね同時にお礼 へも視線が注がえているようだあまり興味 もなさそうだけれど俺がそんなことを考え ているとシルファが重もしくたため息を 吐いたそして女性たちをきっと睨みつける 女性たちはきっと悲鳴をあげそ草さと群衆 へと紛れていったふう世の女性たちは 分かっていませんね確かにアルベルト様は 素晴らし方ですですがロイド様も負けず 劣らず素晴らしいいえ将来性を神すれば アルベルト様をも超える逸罪なんと見る目 のない同じ女として投げかわしいことです 何をブツブツ言ってるのだろうかさっきが 漏れてて怖いんですけど少し離れよう俺は 馬の腹を蹴り前へと進ませるのだった町を 出た俺たちはまっすぐに森へと向かう魔獣 の出た場所は森の奥にある小さな村その奥 にある巨大な湖だ昔から村の水源として 重宝していたのだがある日突然魔獣が 現れるようになったらしい困った村人たち は冒険者ギルドに討伐を依頼したが報酬も 安い上にまで行って魔獣を退治するなんて 依頼をやりたがるものもいるわけがない そんなわけで結局ギルドも国へ丸投げした のだこの手の公共事業は国の仕事である ちなみに魔獣狩りは兵の実践訓練や貴族の 娯楽などを兼ねているアルベルト様 シルファが声を発するその張り詰めた気配 にアルベルトとこのAたちも異変を 感じ取ったのか馬を止め武器を抜いた もちろん俺はすでに気づいている独特の嫌 な気が周囲から感じ取れるこれは魔物だ アルベルトと俺を守るようにエンジンが 組まれシルファがメイド服のスカートから 1本の投げナイフを取り出したナイフは 草むに吸い込まれていきズンと何か 柔らかいものに突き刺さるような音がした あおおお ついで問の声が聞こえるどうやら物に命中したらしいむが揺れ犬のような顔をした人型の魔物が出てくるあれは確かボルトだっけ 森に生息し 群れで狩ルトは手先が用で武器を扱うのが得意な魔物その量はゴブリンなとは比べ物にならない 加えてその手に持っているのは鋼の剣で あるそれを見たこの絵たちの表情が明らか に変わったくこいつらいい武器を持って やがるなああ冒険者たちから奪ったの だろうこれは手こりそうだ身体能力が同 程度ならば武器の性能差がそのまま戦力の 差になることは多いふむこちらと向こうの 人数も同程度だし付与した武器の試し切り にちょうどいいな各かに庶民である俺の家 は貴族たちに比べると貧しい入学金も自分 で働いてようやく払い教材も基礎の魔術書 1冊しか買えなかっただがそれ1冊でも やれることはかなり多く毎日新たな発見が あった術でも術式の組み合わせ職媒の 組み合わせだけでも無数の減少が起こせる ほど魔術ってのは奥が深いそのために実験 やら材料の調達やらやることが多すぎて人 のことに気を取られている暇など全く なかったのであるそう彼に言ったら月行し ながら俺に血闘を申し込んできた俺は戦い は嫌いだだからすぐに断ろうとしてふと 思いとまった彼ら貴族の使う魔術とは一体 どのようなものだろうと庶民の俺と貴族で ある彼らとでは資本も才能も全く違う俺が 見たこともないような魔術を見せて もらえるのではないかと考えた考えたら どうしてもそれが見たくなってしまいつい を受けてしまったのだ少し痛い思いをする かもしれないが負けても命まで取られる わけではないだろうそんな甘い考えで結論 から言えば彼らの魔術は素晴らしかった あれが上位魔術というものだろうか巨大な 炎が渦を巻き氷嵐が吹きさぶ俺はその光景 にただただ見惚れた見惚れて無防美にそれ を受けんだお前は夢中になると周りが見え なくなるから気をつけろなんてよく注意さ れていたがまさかこんな結末を迎えること になるなんて自分のま抜けさが情けないだ が最後に考えていたのはま抜けな自分を 呪うことでも血闘を仕掛けてきた貴族を 恨むことでも自分を育て学園に入れてくれ た両親への感謝でもなかったそれは俺を 殺傷せしめた魔術への考察どういう術式 だったのかその理屈はそもそもあれほどの 出力を1人で生み出せるものなのかだと すると必要な魔力量は術式はあるいは何か 特殊な発動条件があるとかもしくは職媒を 使用したかはたまた他人数で魔術を使った のかなどなど 考えれば考えるほど止まり行くはずの心臓 が高なるのを感じていた 本当に無念だ世界にはまだ俺の知らない 魔術がたくさんあるだろうにその全てを 知らぬまま死んでしまうなんて願わくば 全ての魔術を知りたかった理解し習得し 極めたかったもっと魔術の新に溺れたかっ たそんなことを考えながら俺の意識は遠い ていっただろだよなそりゃそうさ魔術師に とって未知の魔術は喉から手が出るほどの もんだからなああ本当に教えてくれるのか 当然だだからよロイドこの意味踊りじしい 封印を解いてくれそうだな俺は本に手を 触れを開いたすでに封印が呼びかけていた こともありあっさりと開いた本はパラパラ とすごい勢いでまくれ始めるその橋から ページは炭のように黒くボロボロになって いく本の破片が中を待っていたそこへ風が 吹き全てを消滅させてしまう封印は完全に 溶けたくぐっ たような声が部屋に響くくわはありえねえ ぜこいつはよマジで封印を解きやがった 黒い模ヤは一家に集まっていきより 人らしい形を作り出していく青い肌に額体 額に生えた2本の角コウモのような翼に竜 のような屈境な上半身ヤギのような下半身 人ならざる姿は魔人と呼ぶにふさわしい こいつはいい気分だ歌でも歌っちまいそう だぜ自由だ俺は自由になったんだひゃは 嬉しそうに大笑いするグリモワールに俺は 声をかけるそいつは良かったなでそろそろ いいかうんああ古代魔術のことを教えて 欲しいんだったかグリモールはにやりと 笑うと右手に魔力を集め始めたおおすごい 魔力だ魔力量だけなら人間と比べ物になら ないぞさすがは魔人といったところか安心 しているとグリモワールは右手を俺の方へ 向けてきた途端視界が黒く染まるドーン と大爆発が巻き起りもうもうと土煙が 上がったこれが黒線方だどうだいなかなか の威力だろうまあ聞こえているかは分から ねえがよくっくっという笑い声もちろん ちゃんと聞こえている風を生み出し 舞い上がった土煙を吹き飛ばす俺の姿を見 たグリモワールは驚愕の表情を浮かべてい たなうんなかなか面白い魔術だそれが古代 魔術なんだね変わった術式だ現代では使わ ないような魔力の流れ構成整形の仕方発動 方法も独特だとても興味深いもう少し見せ てもらえるかい俺が声をかけるとグリモ ワールはなぜか息を飲んだ倒したはずの 魔獣の復活による同様それを畳みかける ようにパズが方向を上げるぐおそれを 川切りにベアウルフたちが突っ込んできた この絵たちも防御を試みるがすでに気迫で 負けているその上さらなる巨体であるパズ もいるのだ誰も彼もお呼び越しである そんなことでパズが遠慮するはずもなく 大きく振りかぶった一撃がこの絵数人を まとめて捉えるぐわあ1振りでこの絵たち は投ぎ飛ばされてしまった続いての蹴りを 受けようとしたこの絵の剣がへし折れ地面 に投げ出された1人また1人とパずに倒さ れていくこの絵たちレアウルフと相対して いた者たちもそれを顔色を青くする 火 強いあれが魔人と止められるわけがない 圧倒的な戦力差にこの絵たちは繊維を失い つつあった戦は乱れ獣輪を待つのみと思わ れたその時である彼らの間に一人の風が 吹いた借りますよリンとした声と共に 駆け抜けたのはシルファだその両手には それぞれこの絵のさやから抜き取ったで アロー剣が握られていた草剣が太陽の光に 反射しらりと光るラングリス流剣術登り 送竜構えた剣を地にすらせながらシルファ はパズに向かって走る2本の線を地面に 描きながらパズの足元にたどり着くと垂直 に飛んだその登り様に繰り出される牽線 両客から銅そして肩には剣筋の跡が はっきりと残されていたムぐー巨体を 駆けのりながらの凄まじい斬撃にパズは 埋めき声をあげるトンとパズの肩を足場に シルファは空中で反回転する両手の剣は 逆手に握られていた地子供だから呼吸量が 少なくそれで聞いていないのかならば直接 食らうがいいパズは大きく息を吸い込むと 真っ黒な煙を勢いよく吐き出してきた黙々 と黒園が俺を包み込むわ煙目を閉じ パタパタと手を振って払うくもん吹きかけ やがってびっくりするじゃないかしかも なんか変な匂いがするし歯を磨いてないん じゃないか俺が咳込みながら煙を抜けると その先ではパズが驚愕の表情を浮かべてい たなんだとなんだとじゃないよいきなり何 するんだお前ため息を吐く俺を見てパズは 息を飲んでいるき貴様我が魔力を食らって 何ともないのかん別にどうもないけど さっきから何を驚いているのだろうもしか して何か攻撃でもしてたのだろうかそう いえば何か甘い香りがするような首を かしげているとグリモがぐパッと口を開け たはあてめえのくせ息なんて聞かないとよ 俺の手のひグリモを見たパズは驚いたのか 目を丸くしたぬお前は魔人かなぜ人間の 手のひにいるうるせえなてめえにゃ関係 ねえだろこっちにゃこっちの都合があるん だよふむそうかなるほどお前はその人間の 使い間となっているのか大方復活の際に 好きでも使えて強制的に獣魔契約を強い られたのであろうが人間ごときに使い間に されるなど魔人の風上にもおけん全くもっ て投げかわしい同じ魔人として恥ずかしい ぞへえそうなのか各かに本に閉じ込められ ていたのだからグリモも本調子じゃなかっ たんだろうなだが我はそのような油断はせ ぬ万全を騎士で復活し晩弱の備えで動いて いるのだ見たであろう我が軍勢をお俺様の 黒戦法を受けて向きずだとああ魔力衝壁 くらい晴れるから気にしなくていいよ じゃんじゃん見せてくれ驚くグリモワール に言葉を返すやはり攻撃魔術は実際に受け てみないと分からないことも多いからな うんうんクリモールもそれを理解している からいきなり俺目がけて放ってきたの だろう少しびっくりしたがよく考えたら俺 は常に魔力消壁を複数待機発動させており ある程度以上の衝撃には自動で展開する 要請制御してあるそこまで察していたの だろう さすがは魔人よく分かっているな グッジョブだぞグリモワールぐぐぐふ ふざけやがってこいつは俺が5年も修行し て身につけた魔術だぞだがグリモワールは なぜか拳を振わせをしている一体どうした のだろうかなあグリモール何をしてるんだ い早く次を頼むよ俺が忙すとグリモワール は髪をぐしャぐしャとかきむったそして 肉踊りじしげに俺を睨みつけてくる俺何か したちあくそいいぜそこまで言うなら見せ てやる俺様の最強の魔術をなあグリモ ワールは声を荒らげると広げた右手を俺の 前にかざしてきた見れば手のひには1本の 線が入っておりグねぐねとうめいている そして線が開いた中から出てきたのは赤い 下と鋭い派つまり口である20A賞そう つくとグリモワールは2つの口で同時に 違う魔術の影を始めたおお魔人というのは あんなこともできるのか 塗りつぶせ黒く貫きえぐれ我が歯くしながら少了を待っているとグリモワールの身体が暗くり始める くばりやがれ戦法 5 と吹き合われる魔力の本流に押され俺の身体がほんの少し後ろへ流された放たれた二重の黒い魔力並が螺線を描きお礼 と迫るから歯は俺の自動展開した魔力消壁と突し凄まじい衝撃を発したぐがれ クリモアールは何かすごく利きんでいる それにより少しずつ出力が上がっている ように思えるもちろん俺の魔力消壁には傷 1つ入らないが気合いで威力が上が るってのは面白いそれにしても螺線なんと かだっけかわざわざ螺線を描く要制御して いるのか何か意味があるのかなただの 魔力並にしか見えないがうん魔力消壁越し じゃ分かりにくい直接触れてみよう俺は 魔力消壁から指を出し魔力並にそっと触れ てみたパチンと爆ゼる音がして衝撃波が 吹きやれる水形等魔術準度上昇これは液体 に作用する魔術で文字通り不純物を排除 するものだ皮の水を飲料水としたり燃料 などに混じったゴミを取ったりと使える幅 は広いただあまり準度を上げすぎると 金剛合物は完全に分解されてしまうのだ 以前茶の準度を上げすぎて水にしてしまっ たことがあるそんな繊細なことを魔術で わあ改めて思いやすがロイド様の魔術は 大したもんですな俺が開発したわけじゃ ないよ魔術は常に進歩しているグリモがい た頃よりいろんなことができるようになっ ているのさよしゴミを救ってとうん綺麗に なったまずい駅は宣告と違いかなり透明度 が増しているように見えるそういえばこの まずい駅には何の術式が込められているの だろうちょっと見てみるか液体に込められ た術式へと意識を集中させていくふむこれ は強度増加の術式かな物体に込める術式の 中でも最もポピュラーな術式だ 効果なはこれで強化しておけば簡単には 折れないだがこの術式相当昔から使い回し てるなめちゃくちゃ古臭いし非効率な術式 だちょっと書き換えようこんな術式はもう 覇棄してもいいか大分容量が開いたなこれ なら強度増加も3くらい編み込めるついで に男性増加もしておこうこれがあると金属 に粘りが出てとても丈夫になるからなよし こんなもんかあとは探検にもう一度してと できた手にした探検のは全国と違い ピカピカだ試しに宝箱には当ててみると 面白いようにスパッと切れたおお見事な もんですなうんいいねキュンキュキュン そして鼻を鳴らしながらすり寄ってくる 尻尾をブンブン振りながら青向けになり腹 を見せているものもいた10数匹いたベア ウルフたちは皆俺の周りでじれついてきて いたな何おい貴様が何をしている早くそや を殺すのだブーパズが命令するが ベラウルフたちは俺のそばから離れようと はしないそれどころかテキに満ちた目で パズを睨んでいたふむこんな感じかな俺は 手のひから魔力を生み出しながらつやく 俺の周囲を白い煙のような魔力が包んでい たロイド様一体何をしたんですかいさっき からやっていた魔力の性質変化だよ昼に 食べた肉の味や匂いを強くイメージして 発動させたんださっきのシルファの料理 微妙かったもんな思い出しただけでよだれ が出てくるベアウルフたちも気に入った ようで心地よさそうな顔で浴びていた ゴわー パズが入っていたベアウルフも題始めた どうやら俺の放つ魔力を吸い込んだようで あるおおおい貴様までふざけるなよやめろ 吐き出すなくぐお ベアウルフはよだれをボタボタ垂らし ながら口から黒いモヤを吐き出していく モヤは新潟に固まりパズとなったおおあれ が本体かパズを吐き出し終えたベアウルフ は俺の元へ駆け寄ってきたくんくんそして 尻尾を振りながら俺の周りをくるくると 回っている可愛いわあわグバカな子こんな はずでは残されたパズは雲の表情を浮かべ 息をあらげている許さん許さんぞおおこの クソガきが我が魔獣帝国の邪魔をしようっ てズタズタにしてくれる辺りを漂っていた 黒いモヤがパズへと集まりその身体を 包み込む空気が震え俺にくっついていた ベアウルフたちが警戒心を剥き出しにした モヤを取り込んだパズの魔力がぐんぐん 上がり魔力もどんどん増していくパズは銀 の毛と漆黒の翼を持つを持つ巨大な猿へと 変貌した決まった実態を持たないが故えの 変貌全ての力を出し尽くした真の姿とでも 言うべきか最初とは内放する魔力量が 断違いだ殺す巨大化したパズは短くそう 呟いて俺に飛びかかってきた 見た目通りただの上位版か闇魔術という くらいだからもっと別種類の呪いもあるの かと思ったが期待外れだなしらりとリッチ を見ると攻撃を防がれるとは思わなかった のかかなり老媒るあの様子ではこれ以上の 魔術は持ってなさそうであるこいつからは もう学ぶことはなさそうだなそれにしても 闇系統魔術かさっき調べてみてわかったが この力は気に似ているな同じことができる かもしれない試してみるかタオに教わった 通り体内の木を右手に集め魔力と折り混ぜ ていく火に関してはまだまだだが魔力の 制御はそれなりに自信はある魔力と 折り混ぜることで木は歯のような形をなし ていくむこの技ちょっと負担が大きいのか 呼吸の痛みで咳込みそうになってしまうの をなんとか耐える普通に気を使うよりも はるかに肺が痛いしかも難しい木の形状 変化はなかなかうまく扱えず失敗しまくり だその度に呼吸をし直さねばならず結構 手間るだがそれよりもワクワク感の方が はるかに強い練り上げた木は失敗を 繰り返しながらも徐々に思い通りの形に なっていくうんなんとかなりそうだ思考 錯誤の末え俺はどうにかして木の刃を 生み出した それを見て魔力消壁を展開し防御を試みる リッチどれ火の歯の威力試してみるとする かよ掛け声と共に俺は生成した木の歯を 飛ばした歯は子を描きながら飛んでいき 魔力消壁ごとリッチの上半身と下半身を 切り飛ばすだ弱踊りじしい埋めき声を残し は消滅してしまったええ木の攻撃で 倒すとチ理のようになるのかそういえば アンデット系の魔物は生命エネルギーや 神聖な力に弱いと本に書いていたっけな 消え方も本に書いてあった通りである信じ られないタオがそれを見てボそりとつく あれは気候団の奥義飛行牙あが何年修行し てもできなかった技ねそれをあんなに 良いく全く努力もせずにいや違う努力じゃ ないねロベルトはただ楽しんで気に触れて いたそういえばじいちゃんが言ってたある 努力をするのは当然だから努力を楽しめる やは何より強いってふそういえば私も ちっちゃい頃は修行が楽しかった気がする なやるたびに新しいことができるように なったよ全く修行を楽しめなくなったのは いつからだったかもう覚えてないあるやれ やれ1から修行のやり直しか今度はせぜ いっぱい楽しむとするね何をブツブツ言っ ているのだろうタオは俺を見て悟ったよう な顔をしている一体どうしたのだろうか まあいいやタオは顔をあらめくねくねと腰 をよじっているまさかまだ気を失ってい なかったとはだが幸運なことにちょっと 勘違いしているようで正体がバレたわけで はなさそうだていうかといつの間に将来を 誓い合ったのだろうか全く記憶にないんぞ 魔人を倒すとは相当名が知えた冒険者 だろう今度探して霊を言わなければないや ロベルトなんて冒険者はいないんだがまあ いいや知らんぷりをしておこうオン といきなり森の中から吠え声が聞こえてき たし身から飛び出してきたのは真っ白な 大型県たちだ犬の群れは惚れにすり寄って くるはなんだお前たちうんよく見ればこの 犬たち見た目はすっかり可愛らしくなって いるがさっきのベアウルフだ触れれば 分かるが体内を巡る魔力の流れが同じなの である成長や修行により魔力の方は 変われどう1個体であればこの流れの パターンが違うのは基本的にありえない 一体なぜこんなことになったんだろうか 魔獣は食らった魔力により姿や性格が変化 しやすロイド様の魔力を浴びたからこいつ らもこんな姿になったんでしょうオン グリモの言葉を肯定するように犬が吠えた その1匹が俺の前でちょこんと座ると他の 犬たちもそれに習う戦闘の犬は俺を キラキラした目で見上げ尻尾を振っている どうやらこいつパズが直接操っていたやつ ですなロイド様を主と認めたようですぜ どうもそうみたいだなとはいえ城に 連れ変わるわけにもいかないよな可愛い けど魔獣だし俺はそう思いちらりと シルファを見たあらあらこの犬ロイド様に 随分抱いているようですねだがシルファは 俺に抱いた犬を見て嬉しそうに微笑んで いるあれ絶対連れ帰っちゃだめですとか 言うと思ったのになぜか交換色だ何を 不思議そうな顔をしているのですかロイド 様犬は中義に熱く戦士たちの良き相棒と なるそれ故えングリスケでも昔から たくさん買っておりますロイド様にもいつ か犬を勝っていただこう思っていましたが 良い機会ですこの子は身体も丈夫そうだし よろしければ買われてはいかがでしょうか シルファの言葉にアルベルトも頷くそうだ ね犬は僕も好きだそれに白い魔獣は演技が 良いと言われているこれほど抱いている ならきっとロイドの良きとなってくれる だろうおんおんそうしろと言わんばかりに 何度も吠える犬2人がいいって言うなら いいか魔獣に関しても色々研究したいこと はあったしねあいや別にグいことをする じゃないからなロイドその子に名前をつけ てやるといい名前ですかうんじゃあ白で おん白いからという安直な理由だけど白は 気に入ったようだ撫でロとばかりに俺に頭 をすり付けてくる俺が撫でてやると白は 千技連ばかりに尻尾を振って喜びを表現し ていた可愛いロイドディサルームただいま 参りましたある日俺は呼ばれて玉座の間へ と赴いた呼び出し主はサルームの王であり 我が父であるチャールズディサルーム玉座 に座った大柄の老人チャールズは満面の エミで俺を迎えるおおよくぞまったロイド よぶりだな3年ぶりくらい可能のは7歳の 誕生日ぶりでございます7歳までに病気や 怪我で亡くなる子供は多いためその誕生日 は特別な意味を持つのだその時ばかりは 忙しいチャールズも俺のために会いに来て くれたまあその時もらった言葉がお前は年 の離れた7だから王族争いには関係ない 言わずに好きなことをやりなさいという ものだったのだがやはり国王だけあって 色々と忙しいのだろうたまに廊下を歩くの を遠めに見るくらいだなのに今されに何の ようだろう緊張するな頭を下げたままの俺 にチャールズはつまらなさそうに言うふむ そういえばお前は前に会った時もそうで あったなまた苦しいというか子供らしく ないというか久しぶりに会った父親に 抱きついてきてもいいのじゃぞおは群れ とてもそのような真似はできませんふむ まあ良いそれだけ礼儀作法を学んでいる証 だろうからなこれ少し違うよれは とりあえず機嫌は悪くなさそうだし怒ら れる雰囲気ではないか俺は立ち上がり言わ れるがママに行くチャールズは俺の顔を じっと見つめゆっくりと頷いたほういい 顔つきになったではないかありがとう ございますシルファやアルベルトに聞いた ぞ堅術に魔術にとかなり頑張っているよう じゃないかいえ恐縮ですシャールズの言葉 に俺は慌てて頭を下げたやったねすごい 威力よさすがはアルベルト様ですこれなら 奴も立ち上がってはこれないでしょう2人 は喜びの声をあげる反対にアルベルトの 表情は曇っているそうだといいがなかりと 膝をつくアルベルト呼吸は乱れ全身に力が 入らないのかガクガクと震えていたま 力切れの症状だ顔色が青くなっている アルベルト様 あるか歯は全ての力を出し尽くしてしまっ たな魔力が限界だよこれで生きていたら もうどうしようもないね力なく笑う アルベルトを支えるタオもシルファも すでに疲労コ配といった具合だ地の魔術で は数は癒せても魔力や疲労までは癒せない からな当然この絵たちも立っているのが やっとの様子である全員が祈るような顔で 炎を見据える中心 と地面が揺れた炎の中でゆらりと巨大な影 が揺らめくふ 人間にしてはやるではありませんか炎を 書き分け現れたのは傷1つないパズだ後ろ にはよめきながらも立ち上がりつつある ベアウルフたちもいるその姿を見た全員の 顔が絶望に染まるばバカな氷学の顔を 浮かべるアルベルトを見てパズは兄と広格 をあげる甘いですね我は魔人人間の魔術 など聞かないのですよパズが笑うと黒い 吐息が吐き出される気づけばそれは辺りを 包み込んでいたうぐこの絵たちが埋めき声 を漏らし倒れていくタオもシルファもだ みんなバタバタと倒れしていくくわは我が 魔力を吸い続けたものは何者であろうと 自我を失い操り人形となるのですよ人間に しては持った方ですがそれもここまで安心 しなさいこれからは我が下木として使って あげましょう大笑いしていたパズだがすぐ にその顔が怖る視線はまっすぐ俺礼へと 注がえていたバカななぜ我が魔力を 吸い込んで意識があるのだえさあ ローバイエルパズに俺は首をかしげて返し たそれは人の骨骸骨が黒いボロボロの フードをかぶり魔術師のような格好をして いるああれはリッチあるおおリッチと言う とかなり高レベルの魔物じゃなかったか タオは無言で頷く魔物図鑑によるとリッチ とは魔術を使うアンデッド系の魔物らしい タオが気を感じ取れなかったのはそれが 原因だろう俺は魔力で感じ取ったから 気づいただけだ戦国から感じていた妙な 魔力こいつだったのかかなり高レベルで 注意すべき魔物の一種だとか書えていた気 がするだがそんな魔物がなぜこんなところ におそらくあのリッチはぐれねそれがここ に迷いついてねじろにしたよ最悪タオは 肉踊りしげにつくはぐれとは理由あって もいたダンジョンを出た魔物のことだ ダンジョン消滅かはたまた自らの意思かと もあれそういった魔物は地上で生活したり また他のダンジョンに潜ったりするだが ここまでレベル差がある魔物がいることは 滅多にないらしく遭遇した場合は パーティー全滅の危機だとかここは私に 任せて逃げるねあの身のこなしなら奴の 魔術もある程度買わせるロベルトが逃げる 時間くらいは稼げるはずよタオはどうする つもりだ心配無用私はなんとかして逃げる ねだから早く言が早いかタオはリッチに 向かって駆け出すお面白そうだ逃げたふり して感染しよう俺は物影に隠れ戦いの様子 を見守ることにした黒い歯を避けながら 気候弾を放つだがリッチは魔力消壁を展開 しそれを防ぐし下打ちをしながらもタオは 魔力消壁へと突っ込んでいく呼吸は深く 踏み込む足で地面が揺れた津眼とてつも ない衝撃音が成り響く見れば魔力衝壁にヒ が入っていた気を込めた手のひ底だなあの レベルの魔力消壁に素で傷をつけるなんて 大したもんだというわけで戦理品の確認だ なその夜夕食を終えた俺は早々に部屋へ 戻りカを広げたダンジョンから持ち帰った 三石ストーンスライムのかけら宝箱の消え 魔術が付与された探検をベッドに転がす ドイド様何ですかそりゃ

【異世界漫画】ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される。 1~44,1 【マンガ動画】
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