メイン画像:©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会 配給:バンダイナムコフィルムワークス
ミュージカルアニメーション映画『トリツカレ男』が2025年秋に公開。特報映像、ティザーポスターが到着した。
原作はいしいしんじの同名小説。何かに夢中になると他のことは一切見えなくなるほど没頭することから「トリツカレ男」と呼ばれている主人公の青年ジュゼッペが、ある日、風船売りの少女ペチカに恋をし、夢中になる=「トリツカレる」というあらすじだ。
監督は映画『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』の髙橋渉、脚本は三浦直之、キャラクターデザインは荒川眞嗣、アニメーション制作はシンエイ動画。
特報映像はジュゼッペの歌唱シーンからスタート。ジュゼッペが腹筋運動をする姿や、潮干狩り、サングラス収集、カメラに夢中になっている姿、ペチカとの出逢いが映し出されている。ジュゼッペの声を担当している声優は明かされていない。
ティザービジュアルは「トゥララ・きみに夢中」というキャッチコピーとともに、2人の出逢いを描いたもの。
【いしいしんじのコメント】
浅草のせまい一室で、誰にも知られず書き連ねたことばのかたまりが、色を、かたちを、音を、動きを与えられ、こうして世に出てゆく。絵コンテ、アフレコなどの制作過程を途中で覗かせてもらい、スタッフの方々のトリツカレぶりに深く感銘をうけた。動かないはずのものに、みな一心に、あらたな命を吹きこんでいた。アニメ愛をつづった手塚治虫の漫画「フィルムは生きている」のタイトルを借りるなら、まさしく「ものがたりは生きている」と思った。
【髙橋渉監督のコメント】
エンターテイメントをやりましょう!とプロデューサーから原作小説を渡されてはや4年が過ぎました。
その間、世の中は悲しく、つらい出来事がたくさん起こり、今も続いています。
この映画は奇妙な男ジュゼッペと風船売りのペチカの愛の物語です。
誰かが誰かを想い、助けることは素晴らしいことだと大きくうたう映画です。
個性あふれるスタッフ、キャストの力で作り上げることができました。
こんなにもまっすぐなお話を皆様にお届けできることを嬉しくおもいます。
映画『トリツカレ男』公式サイト
関連記事
WACOCA: People, Life, Style.