集英社は18日、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」に掲載された読切マンガを、アニメーションスタジオ3社がアニメ化するプロジェクトの始動を発表した。アニメ制作会社「WIT STUDIO」「CONTRAIL」「Production I.G」が、それぞれ1作品ずつ制作を担う。
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2014年9月のスタートから、「SPY×FAMILY」「怪獣8号」「ダンダダン」といったヒット作を生み出してきた「少年ジャンプ+」は、昨年映画が公開され、大きな話題を呼んだ『ルックバック』(藤本タツキ・著)をはじめ、読切作品も数多く掲載してきた。
昨年10月には、創刊10周年企画の一環として、ポータルサイト「読切ディスカバリー」をオープン。 同サイトでは、「少年ジャンプ+」でこの10年間に配信された2,000本以上の読切作品を掲載している。
近年では年間200本以上の作品を掲載しているといい、いまや「少年ジャンプ+」の特色ともいえる存在となった読切マンガのアニメ化が決定。アニメ化される作品やプロジェクトの詳細、今後の追加情報は「少年ジャンプ+」内と「少年ジャンプ+」10周年公式サイトで発表される。
「WIT STUDIO」の代表作は「SPY×FAMILY」のほか「進撃の巨人」「真・侍伝 YAIBA」など。「CONTRAIL」は片渕須直監督の『つるばみ色のなぎ子たち』をはじめとした劇場作品を主軸に、多様な映像作品を制作するスタジオとして立ち上げられた新鋭。そして、1987年創業の「Production I.G」は「攻殻機動隊」や「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズといったSF作品のほか「ハイキュー!!」「黒子のバスケ」などの躍動感あふれるアニメーションでファンに支持されている。プロジェクトの企画・主導は、アニメスタジオ主体で企画から制作までプロデュースを行う目的で設立されたJOENが担う。(編集部・入倉功一)
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