照海(下)

ある日突然家族を残して出家してしまった驚蟄。彼は重い病に侵され、死期を悟って身を隠していた。媼姫と愛娘を死によって悲しませるより、自分を憎むことで強く生きてほしいと願い、鏡の首飾りである照海(しょうかい)に、二人を見守るようまじないをかける。そして驚蟄は自らの身を焼き、持てる霊力の全てを香料に変えたのだった。まじないによって顔の無い人間の姿となった照海は、面を被り、主人が遺した香料とともに媼姫と山海の元へ向かった…。©bilibili 改編自小明太極作家裟椤双樹同名小説『百妖譜』

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