奈良の世界遺産・薬師寺。国宝の東塔は、創建当初から残る唯一の平城京の建物です。しかし老朽化が進み倒壊の恐れがでてきました。このため初めて全面解体修理されることになったのです。
 朝日放送テレビは、2009年に始まった解体修理に14年にわたり密着取材しました。ただ、この解体修理は単なる解体修理ではありませんでした。多くの伽藍を失った薬師寺にとって、全ての伽藍を再興し、あらたえて仏の教えを広める体制を整えることが歴代住職の悲願だったのです。
 薬師寺は、天武天皇が皇后の病気平癒のため、さらには人々の平穏を祈って作られたお寺です。いまも、連日、コロナウィルスの即日退散、世界平和をお願い、祈り続けています。

(2023年6月2日に放送しました)

25 Comments

  1. 奈良の女子大生の頃、薬師寺を訪問しました。その頃はまだ西塔が無く、西塔跡の水溜りに東塔の水煙を映して写真に収めました。女子大卒業時に高田好胤さんが祝辞を下さいました。もう50年も前の出来事です。

  2. 巨大地震も台風も襲う日本で、木造建築の粋を凝らして1300年立ち続けた塔… でも、確かに人であるなら、モノとして残った塔から想像力を失ってはならない。その前で祈り消えて逝った多くの人々とその思いこそ、釈迦が救おうとしたものなのだ…

  3. 欺瞞と騒乱が蔓延している現今、解体修理に携わった人々の誠実さ、優しさ、力強さが胸に沁みます。日本人!!

  4. 三輪さんの作品を超えた作品焼けてます。
    東堂基壇粘土を焼き〆だけで、金、銀
    に光ってます。がんこ長屋の大塩恵旦の作品!

  5. 四十年前近く就学旅行お寺ばかりで仏仏、ぶつぶつ言ってるかもしれませんが私の話を聴いてくださいと30〜ぐらいの若い僧侶のお話は面白かった、ちょうど新しくとうが建てた時だったか?忘れたがとてもMCの上手いお話でした

  6. 西塔を作り上げた棟梁西岡さんは図面を自分で引き、材料を吟味。あらゆる思考を尽くしました。しかも道具は槍カンナを始め当時の物で、本当に手作業を惜しまなかった。現代の宮大工はどうなのか。

  7. 近所に住んでいます。素晴らしいご事業が行われていた事を初めて知ることができました。感謝です。

  8. 現代技術との融合。おばあさんがスマホでお読経の最中に様子を記録できる便利な時代となりました。

  9. コロナvirusは衛生管理で撃退できるでしょう 絶対にお祈りでは無理です 日本人の歴史に学びなさいよ 日本中のあらゆる建造物の入り口横に手水場が有ったでしょう 最近の建物は備えていないよね手水場が入り口脇に有る事が大事なのです 口を濯ぎ雑菌を排出し手を洗う事で対策の一歩 再度復活させ 手足口顔を清潔にしましょうよ 毎日お風呂に入って 衣類も着替えて洗濯し清潔にしましょう 飲み物は日本緑茶で口内の殺菌を通常生活に取り入れれば良いだけです 後遺症の残るワクチンは止めましょう

  10. 改めて日本の凄さを魅せられました。感動しかありません、貴重な修復動画有難う御座います。

  11. 素晴らしいお寺ですね。2019年の夏初めて薬師寺に行った。外国人です。懐かしいなぁ

  12. 拙い筆使いでお写経をしてもう30年にもなるのですね。懐かしく拝見いたしました。
    納経されたものが寺院の何処かにあると想像するだけで、有り難く誇らしい思いですよ。
    奈良を訪れたら必ず立ち寄り、合掌します。🥰

  13. 奈良時代のことですから現代のように材料と構造による強度計算は全体のものではなく部分で部分を支えるように組み上げたのでしょうね。そして地震などの揺れをそれぞれで吸収させる。
    その考え方は現代の高層ビルディングと共通しています。そんな高度な技術を私たち日本人の先人が持っていたことを誇りに感じるべきでしょう。

  14. 50年位前の修学旅行で伺った時に塔が一つしかなく寂しかった記憶があります。
    東西の塔の完成おめでとうございます。

  15. 歴史を紡ぐということの深い意味を考えさせられる。神社仏閣を創建し維持してきた数十世代数千万の人智人力とその生活に
    に思いを馳せざるを得ない。

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