🌺🌺🌺 リスナーの皆様へ 🌺🌺🌺
二周年記念第5弾はジブリ映画「コクリコ坂から」を選びました。
映画の中で手嶋葵さんが歌う主題歌〖さよならの夏〗を歌わせていただきました。
この歌はたいへんメロデアスで秀逸な展開なのでまさに日本の名曲ベスト10に絶対入る歌だと思っています。
いつか歌いたいと切望していたので今回夢が叶ってとても嬉しいです。
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「さよならの夏」を歌ってるアーティストのレビュー👇🏻
▶️森山良子さん
この歌の最初は意外と古く、1967年には森山良子さんによりリリースされました。
昭和51年の日本テレビ系連続ドラマ「さよならの夏」の同名主題歌で、森山良子さんが美しいフォーク調で歌われました。
伸びやかで声量豊かな歌唱は言わずもがな感動的で心奪われます。
▶️倍賞千恵子さん
彼女のサビの部分で見せるサステナブルで大らかな発声が心を揺さぶります。
倍賞千恵子さんの時は六禮次郎さんが編曲されています。
なので森山良子さんとは雰囲気が違います。
▶️手嶋葵さん
彼女は2011年にジブリ映画「コクリコ坂から」の主題歌を歌われました。
手嶋葵さんの 声質は息の成分が非常に多い「息っぽい」声質でいわゆるウイスパーボイスです。
声帯があまり閉鎖しない(鳴らない)ために息の倍音成分が非常に多く含まれる声質です。
この歌唱法は、聞いている人に落ち着きを感じさせる事ができます。
あたかも彼女の声は温かい木製楽器のような響きを持っています。
何処か懐かしく切ない素朴な響きです。
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🎥ジブリ映画〖コクリコ坂から・レビュー〗🌳🍃
もしあなたが好きになった人が「自分の兄弟」だとある時 判明したら…あなたはどうしますか❓
その衝撃的なストーリー展開がまさにこの「コクリコ坂から」の軸にあるのです。💥
主人公の少女・海(メル)と高校の先輩少年・俊…
出会った若い二人は惹かれ合うようになりますが、戦争中の親の事情の為に二人は兄妹だと言うことが判明します。
原作のマンガは、描かれた当時に合わせて1980年ごろの時代背景になっていました。
( 講談社 少女雑誌”なかよし”掲載 )
一方で、ジブリ映画は東京オリンピックの前年の1963年に変更されています。
この映画を面白かったと評価する人とつまらなかったと評価する人はハッキリ分かれているように感じました。🎥
この映画は実は奥が深い気がします。
多少、難しかったかも知れません。
鑑賞者の理解力が試されるような内容だったのかもしれません。
「コクリコ坂から」は、オリンピックに向けて高度経済成長を遂げてきた日本の社会背景が関係しています。
古きものの存在価値の是非の論議を縦糸に、主人公メルと風間俊との恋愛とを横糸に綴った一種の絵巻物です。
戦後の混乱とうねりの中でメルと風間俊が不安と戦い葛藤して人間としての成長を遂げます。
一種の華々しいエンターテイメント性とは無縁のストーリーとも言えます。
脚本は宮崎駿さんが担当し、息子の宮崎吾朗さんが『ゲド戦記』に続いて監督した映画となっています。( 2011年7月 )
🌊🌊🌊 「コクリコ」とは❓👇🏻 🌊🌊🌊
タイトルの「コクリコ」は、フランス語でヒナゲシを意味します。
原作者の佐山哲郎は元々歌人であり、与謝野晶子の短歌「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟(コクリコ)」(歌集『夏より秋へ』所収)から取ったと思われます
🌊⛵🌊〖 ⚠️ あらすじネタバレ ⚠️ 〗🌊⛵🌊
主人公➤海 (メル)と上級生・俊との甘酸っぱい恋の物語。
*メル➤🇫🇷フランス語で〖海〗を意味するラ・メールからついたあだ名です。
とても上品でオシャレ。
俊が「メルー❗」と大きな声で呼ぶ場面
感動的です。
港南学園高等部の1年生で、家を空けている母親に代わって松崎家の家事をこなす、真面目なしっかり者です。
姉妹には妹の空と、弟の陸がいます。
メルは毎朝、亡くなった父のことを思いながら、海に向かって「安全な航行を祈る」という意味の信号旗をあげています。🌊⛵🌊
この動画のサムネにHINAさんが選んだ画像はまさにその場面なのです。
メルと俊は高等部の「カルチェラタン(文化部部室棟)の取り壊し反対運動」で出会います。
当時は1963年。
東京オリンピックを目前にしていました。
新しいものが良いとされ、古いものを蔑ろにするきらいがある時代背景がそこには伏線となっています。
新聞部の俊は、取り壊し反対を主張する記事を新聞に載せていました。
それに共感したメルがカルチェラタンの大掃除を提案し、男子学生だけでなく女子高生も巻き込んだ一大掃除作戦で、ふたりの仲は縮まっていきます。👫💓💕
ところが、メルが亡くなった父親の写真を見せたところ、何故か態度がよそよそしくなる俊。
実は俊も自分の亡くなった実父の写真を持っており、それがメルの父親と同一人物だったのです。
俊は信じられずに役所へ行き、戸籍も確認したのですが、そこでもやはり結果は同じ。⚡️
俊は「自分たちは兄妹だ」「今までどおり、ただの友達でいよう」とメルに告げます。
なんと残酷な運命でしょう❗
兄妹だと言われ、「今までどおり、ただの友達でいよう」と告げられたメルは当然とても落ち込んでしまいます。😔
そんな中、カルチェラタンの大掃除は進みますが、学校側は既定どおり取り壊しを決定。
抗議のため、生徒会長の水沼と俊、メルは東京の理事長の元へ直談判をしに向かい、きれいになったカルチェラタンを見学してもらうという約束をとりつけます。
その帰り道、旗を揚げる少女の詩の作者が俊だと知るメル。
(かつて学校新聞に「少女よ 君は旗をあげる なぜ」という一節で始まる詩が書かれていた。海は自分のことだと感じたものの、一体誰がこれを書いたのか当時はさっぱり検討がつかなかった )
「たとえ兄妹でも、俊のことが好き」と告白するメルに、俊も「メルが好きだ」と答えるのでした。
( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
ところがどんでん返しが起きます❗
告白の後コクリコ荘に戻ると、メルの母親がアメリカから帰国していました。
そこで真相が告げられます❗
俊はメルの兄ではなく、メルの父親の友人の子どもだったのです❗💡 ̖́-
俊の父親は引き揚げ船の事故で亡くなっており、母親も俊を産んですぐに亡くなっていました。
親族もみな原爆で亡くなっていたため、身寄りがなかった俊を友人だったメルの父親が引き取り、自分の子として籍に入れたのが真相です。
でもメルの両親もメルを身ごもったばかりで余裕がなく、父親の知り合いであるタグボート屋の養親に俊を譲り渡していたのです。
兄妹疑惑は晴れ、二人の新しい日々が始まるという幸福感にあふれたラストシーンとなっています。👫💞
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𓇼𓆡𓆉 ⋆🎵「さよならの夏」歌詞レビュー🎵𓇼𓆡𓆉 ⋆
♬ 光る海に かすむ船は
さよならの汽笛 残します
ゆるい坂を おりてゆけば
夏色の風に あえるかしら
➤歌詞をみると、描写されている夏の情景に、ひとつの暗い影が落ちているのが分かります。
船が汽笛をのこす。。。🌊🛳*:..。𓈒◌
でもそれは、「さよなら」の汽笛なのです。
どうして「さよなら」の汽笛と表現されているのでしょうか。
この歌詞の主人公は、どんな状況で夏を過ごしているでしょう。
私は好きな人とお別れした夏なのではないかと想像します。
愛する人ともう会うことは叶わない状況でひとりで寂しい夏を過ごしているような…
夏の景色に自分の心象風景が重なって、ただの汽笛も「さよなら」の汽笛に聴こえてしまうのでしょう。
♬ 夕陽のなか 呼んでみたら
やさしいあなたに 逢えるかしら
➤ もういない「あなた」との「もしも」を期待してしまう歌詞に、主人公の深い未練を感じ取ることもできます。
歌詞に描かれているのは、海沿いの美しい街。
(ストーリーでは横浜)
その情景の隅々に、主人公の行き場をなくした思いが溢れているようです。
まさに「コクリコ坂から」の俊との別れを一時的とはいえ覚悟したメルの気持ちをこの歌は代弁してると言えるでしょう。
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▶️カラオケ🎙
▶️音響・編集 HINAさん
https://youtube.com/@HINAchannelX
是非HINAさんのチャンネルへ遊びに行ってください。
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🎻HINAさんからの説明・チャプター👇🏻
動画をご覧くださいまして、ありがとうございます。
HINA編集動画説明です。
僕はこの「さよならの夏」は1976年の森山良子さんの歌が原曲とは知らず、
てっきりジブリの曲とばかり思っていまして、今回のコクリコ坂の歌がcoverと知ったのは出来上がった後でした。
〖 以下説明 〗
0:14タイトルはあえて遅め、歌いだしの直前に持ってきました
0:24歌い出し、寂し気な?表情
1:05歌の盛り上がりに合わせ、自信のある表情
1:19優しいあなたに逢っているシーン!?ここはこれが良いと思いました
1:46カルチェラタンの中に入っていきます
2:28充実した生活、頼りになるヒロイン
2:41どこか寂し気な様子を…
3:08ここはまゆみさんがアドリブでラララを入れたそうで、集合写真のような場面にしました
3:55日常のちょっとした喜び
4:09自信に満ちた表情
4:22最後は二人で夕陽を見るこの画像!
前回に続き、今回のまゆみさんの歌唱に加えての衣装パフォーマンスもすごいな~なんて感じました😊
今回も色んな発見があり、勉強させていただきましたm(__)m
#ジブリ
#コクリコ坂から
#手嶋葵
#森山良子