スーパーカブのエンジンオイルについていろいろと聞かれる事が多く、一人一人返信していましたが、一通りわかりやすいようにまとめてみました。

昨年・一昨年だけで20人くらいボアアップしたエンジンが焼き付いたって話を聞きました、その時にほとんどの人が新型のG1オイルを入れていたので、気になって調べた検証的な動画になります。

今回特に古いスーパーカブ中心のお話しになりますので、
新型のカブを乗っている人には関連性が薄いかもしれません。

HONDAのG1オイルは低コストで燃費も良く冬場の始動性も
良いオイルなのですが、ツーリングやボアアップしたカブに
入れるとなると、ちょっと辛いかなと思います。

G2は冬場に始動性が悪くなるが熱には強いというのもあり、
夏はG2、冬はG1を使っている人がいますね、年間通じてG1の
人は夏の暑い時には注意しましょう、110や125のカブは
エンジン回転数が低くてもパワーで走るので油温はそこまで
高くなりませんが、60・70・80cc付近のスーパーカブは
ゆったりした車の流れについて行くだけで全開走行に
なりがちなので、オイルへの負荷が高くなり、エンジンが焼き付く確率が高くなっている印象を受けます、昨年までに聞いた人の焼き付いたエンジンは全て72cc~88ccでした。
(50cc以下は30km制限のせいなのか、そもそも車の流れについていく必要が無いので無理する事無く焼き付き情報を聞かないと推測しています)

動画の途中に出るオイルの価格は定価になります、販売店によっては
もっと安いところがあるかも。

テストしたエンジンオイルは全てJASO規格のMAですが、
AMALIEだけJASO規格を取得していないので、オイルに
規格が書いてありません。
AMALIEがバイクに入れても大丈夫と言っているように、
規格を取得していないだけで、推定MA相当だと思います、
実際に僕のメインの1台は毎日通勤で使うカブにAMALIEを入れていますが、
クラッチ滑りはありませんし、僕より先に入れている先輩も
何万Kmもクラッチは滑っていなくて大丈夫なので紹介しました。

今回は気になっていた事を個人的に検証する動画です、案件でも
何でも無いので、思った事をそのまま書き下ろしています。

2021年頃まで純正オイル信者でしたので、手持ちのオイルが少なく
今回は比較対象が少なくなってしまいました、またエンジンオイルが増えてきたら検証を続けていきたいと思います。

他にも鉱物油はあるかと思いますが、1960年代のエンジンに実際に入れてみて半年から1年漏れなく安定して走った実績のあるエンジンオイルだけ紹介させてもらっています。
↓各オイルの油種↓
~2021年のホンダG1・・・鉱物油
2021年~のホンダG1・・・部分化学合成油
ホンダG2・・・部分化学合成油
ホンダG3・・・100%化学合成油
ホンダG3・・・100%化学合成油
ホンダG4・・・100%化学合成油
カストロールPOWER1・・・部分化学合成油
AMALIEインペリアルターボフォーミュラ・・・鉱物油
Gulfブレイズ・・・・鉱物油

化学的には鉱物油は熱に弱く、化学合成油が熱に強いと言われていますが、実際のところメーカーの努力なのか知りませんが、鉱物油で高温下も耐えられるオイルもあるという事が解りました。
新型のスーパーカブには鉱物油だろうと化学合成油だろうと関係なく使用できると思います、旧型カブのオーナーは鉱物油が純正で無くなってしまった現在、どうするか考える時期に来ていると思いますので参考にしてください。

13 Comments

  1. 面白かったです。
    ドレンワッシャーの話は手元にない時ついついやってしまいますね。

  2. ひろさんお疲れ様です。自分のゴリラ(カブエンジン)はG3入れてました。大丈夫ですかね?G1の方がいいすかね?

  3. バイクの事はまったくわからない初心者ですが、エンジン内部のオイルの温度が推定約140℃なのに
    たこ焼き器の中心温度が140℃になったとはいえ、各オイルの温度が140℃になっていないと
    そもそも比較対象としておかしいのでは?と思いました。

  4. 85年のカブですがG4入れても漏れは起こりませんでした。ただミッションが入りにくくなったので止めました。

  5. いつも拝見しています。
    90三速カブは焼き付き起こしやすいって事ありますか?
    おススメオイルも教えて頂けますか?

  6. 今回も凄く解りやすい説明と実演、最高でした😊
    長い事純正オイルは使ってませんが、やはり油膜切れが最も怖いのでスポーツオイルを使い続けてます。
    時折違うオイルとかも試しながら、体感に頼る形で選定してる感じですよ(笑)
    真夏のオイル選択って、チューンされたエンジンでも、ノーマルエンジンでも同じだと思います。
    富士登山道辺りでも、途中で走れなくなる方が割りと居ます。
    ひろさんが試した様なコースがずっと続きますからね。

    良い指針になる動画です👍゙

  7. 87年式カブですが、G3やらワコーズプロステージS入れてますが大丈夫ですね。やはり80年代のロットでシールは変わってるんですかね〜

  8. アップガレージに置いてあるレプソルモトスポーツ10w-40MA2が1,000円ちょっとと安かったので多めに買って使ってます♪MA2の良さにビックリしてます✨

  9. こんばんわ、今回もためになる解説動画、勉強になりました😄
    古いエンジンに化学合成油は良くないとは聞いてたのですが、これだけお漏らししてしまうのですね・・・。
    さらに登坂時のエンジンの温度分布まで計測されているとは・・・さすがです😊
    新しいG1オイルで坂道で失敗した経験・・・身に沁みます(笑)

    それにしても、たこ焼き器で実験されるとは、アイデアも素敵ですね!!
    そして噂のGulf BLAZE、コストや結果から見ても良さそうですね👍
    次回はG2ではなく、そちらを試してみます😁

  10. どもども!今度ハンターカブ特集でもやって欲しいかな!

    俺のJA55と例の男のJA65で見比べて見るといいかも!エキパイの出口やら細かく色々違うからね。言ってくれれば貸すために持ってくよ(笑)

  11. 私もオイルについては散々試したので一言。 と言うか以前 ホンダのCBX1000とか4輪は今も所有していますがBMW M3 3.2だったりと熱的に結構厳しい車両を持っていたせいか拘らずに済まなかったというのもあります。
    まず合成油のオイルシールへの攻撃性については、既に劣化したオイルシールではダメですが、新品にしてあげることでオイル漏れは問題はないと認識しています。これはCBX1000で得られた体験です。
    ですのでうちの6Vのベースのダックスはずっと合成油使ってますが、ガスケットやシール不良以外でオイル漏れは一切ありません。
    試された湯温140度と云うとほぼ限界近い状態での使用だと思いますが、その油温だと一般的な低グレードな鉱物油だと油膜切れ起こすでしょうね。そこまで湯温が上がるともう臭いも変化しますし、即オイル交換しないとヤバいかもです。オイルとして終わった状態で使い続けるからエンジンも焼き付き等の症状がでるのではないかと思います。 
    良い合成油はエンジンの熱も積極的に奪ってくれるのも安心なところと思います。
    私のダックスは圧縮比が12近いので、そこそこエンジン内も高温になっていると思われますが、社外の市販中で最大値と思われるオイルポンプ使用と10w-40の合成油で回していますが、今のところはオイルクーラーの必要性も感じないです。

  12. ボアアップしたエンジンにカインズホームのオリジナルの1L600円くらいの使ったらエンジン焼き付きました🥲
    今はTEITO premium M45 MA2/SN/10W-40 4L4500円の使ってます。

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