世界史一問一答問題集古代オリエント
以下、問題と解答になります。

問1
ティグリス・ユーフラテス両河の流域地方を何と呼ぶか
答え:メソポタミア
補足
メソポタミアからパレスチナにおよぶ農耕文明の発生地域は肥沃な三日月地帯と表現される

問2
紀元前3000年代頃、メソポタミア南部に最古の都市文明を築いた民族系統不明の人々は何か
答え:シュメール人
補足
 シュメール人が使用したもの
・楔形文字
・六十進法
・太陰暦 

問3
ユーフラテス川最南部に位置する、シュメール人の都市国家の一つは何か
答え:ウル
補足
  シュメール人の代表的都市国家
・ウル
・ウルク(ウルより上流部に位置)
・ラガシュ(ウルの北方に位置)

問4
メソポタミアの古代都市で建設された、神殿を祭るための塔は何か
答え:ジッグラト

問5
紀元前24世紀頃、シュメール人の都市国家を征服し、はじめてメソポタミアを統一してアッカド王国を建てた人物は誰か
答え:サルゴン1世
補足
      アッカド人
メソポタミア北部からおこったセム語系の人々

問6
前2100年頃、シュメール人がメソポタミア支配を再建した領域国家は何か
答え:ウル第3王朝

問7
紀元前19世紀初め,シリアからメソポタミアに侵入し、バビロンを都として古バビロニア王国(バビロン第1王朝)をたてたセム語系遊牧民族は何か
答え:アムル人

問8
全メソポタミアを統一し、駅伝制整備や灌漑用水路の建設などを行い商業を発展させたバビロン第一王朝第6代の王は誰か 
答え:ハンムラビ王

問9
“目には目を,歯には歯を“の同害復讐法 で名高い、紀元前18世紀頃にハンムラビ王が制定した法典は何か
答え:ハンムラビ法典

問10
紀元前17世紀半ば頃にアナトリア半島のハットゥシャ(現ボアズキョイ)を都に王国を建て、バビロン第一王朝を滅ぼしたインド=ヨーロッパ語系民族は何か
答え:ヒッタイト人
補足
鉄器や戦車等を駆使し前14世紀に全盛期を迎えたが、前12世紀に“海の民“の侵入や内紛により滅亡した

問11
紀元前16世紀〜紀元前12世紀にバビロン第3王朝を建て、バビロニアを支配した民族は何か
答え:カッシート人

問12
紀元前16世紀~紀元前14世紀にメソポタミア北部に成立し、ヒッタイトやエジプト新王国と抗争した王国は何か
答え:ミタンニ王国

問13
古代エジプト文明を生み出した、アフリカ大陸北東部を流れる世界最長の大河は何か
答え:ナイル川
補足
古代ギリシアの歴史家ヘロドトスは著書「歴史」の中で“エジプトはナイルのたまもの“という言葉を残した

問14
古代エジプトの集落・行政単位は何か
答え:ノモス

問15
“太陽神ラーの化身“を意味する、古代エジプト王の称号は何か
答え:ファラオ

問16
メンフィスに都を置いた、最初にエジプトを統一した国家は何か
答え:古王国
補足
  古代エジプトの時代区分
・古王国(前27〜前22世紀)
・中王国(前21〜前18世紀)
・新王国(前1567〜前1085)

問17
古王国時代に盛んに造られた、国王の権威を示す巨大な建造物は何か
答え:ピラミッド
補足
  ギザの三大ピラミッド
・クフ王
・カフラー王
・メンカウラー王

問18
唯一神アトンへの信仰を強制し、アマルナ革命と呼ばれる一連の改革を実施したエジプト新王国第18王朝の王は誰か
答え:アメンホテプ4世
補足
自身をイクナートン(アトンに有益なる者)と改名した

問19
アマルナ革命の一環として、アメンホテプ4世が建設し遷都した都市はどこか
答え:テル=エル=アマルナ
補足
後の

問20
ヒッタイトとの抗争ののちカデシュにて現在確認できる最古の平和条約を締結したエジプト新王国第19王朝の国王は誰か
答え:ラムセス2世(ラメス2世、ラメセス2世)
補足
アブシンベル宮殿など多数の神殿を建設した

問21
古代エジプトにおいて、死者の埋葬に用いられた葬祭文書は何か 
答え:死者の書
補足
パピルスに書かれ、ミイラとともに副葬された

問22
主に神聖な碑文などに用いられた、エジプトの象形文字は何か
答え:ヒエログリフ(神聖文字)
補足
  エジプトで使用された文字
・ヒエログリフ(神聖文字)
・ヒエラティック(神官文字)
・デモティック(民用文字)
 
問23
ナポレオンのエジプト遠征の時に発見され、フランスの学者シャンポリオンによるヒエログリフ解読のきっかけとなった石碑は何か
答え:ロゼッタ=ストーン
 
問24
古代エジプトで始まった、太陽の運行に基づく暦法は何か
答え:太陽暦

問25
紀元前13世紀頃からダマスクスを中心に内陸交易で活躍したセム語系遊牧民は何か
答え:アラム人
補足
アラム人の活動により、アラム語やアラム文字は広範に普及した

問26
紀元前13世紀頃から東地中海岸の海上貿易で活躍したセム語系民族は何か
答え:フェニキア人
補足う
  フェニキア人の海港都市国家
・シドン
・ティルス
・カルタゴ

問27
子音のみのフェニキア文字に、ギリシアで母音文字が加わって成立した表音文字は何か
答え:アルファベット

問28
東地中海岸で活動し、ユダヤ教を成立させたセム語系民族は何か
答え:ヘブライ人
補足
ヘブライ人は他称であり、自称はイスラエル人
後にユダヤ人と呼ばれるようになる

問29
“出エジプト“を指導してシナイ山でヤハウェ神から十戒を授けられたとされる、伝説的なヘブライ人の民族指導者は誰か
答え:モーセ

問30
紀元前11世紀にヘブライ人がカナーン(シリア、パレスチナ)の地に樹立した王国は何か
答え:イスラエル王国

問31
首都イェルサレムを建設し王国の繁栄の基礎を築いた、イスラエル王国第2代の王は誰か
答え:ダヴィデ王

問32
イスラエル王国の全盛期を現出し、イェルサレムにヤハウェ神の神殿を建設した第3代国王は誰か
答え:ソロモン王
補足
彼の死後、前922年頃に王国は分裂した

問33
イスラエル王国の分裂後、イェルサレムを都としてパレスチナ南部に成立した王国は何か
答え:ユダ王国
補足
分裂した北部の王国がイスラエル王国の名を継承した

問34
紀元前586年、ユダ王国が新バビロニアに征服され、ユダヤ人がバビロンへ強制移住させられた事件は何か
答え:バビロン捕囚
補足
アケメネス朝のキュロス2世により前538年に解放され、その後ユダヤ教が成立した

問35
ユダヤ教の教典は何か
答え:旧約聖書

問36
紀元前3千年紀頃に北メソポタミアに起こり紀元前9世紀頃から強大化して紀元前663年にオリエント世界を統一した国は何か
答え:アッシリア

問37
アッシリアの最大領域を築き、全盛期を現出した紀元前7世紀中頃の王は誰か
答え:アッシュルバニパル
補足
首都ニネヴェに王立図書館を建設した

問38
サルデスを都として、紀元前7世紀からアナトリア南西部に栄えた国は何か
答え:リディア
補足
世界で初めて金属貨幣を鋳造した

問39
セム語系のカルデア人がバビロンを都として紀元前625年に建国した国は何か
答え:新バビロニア

問40
新バビロニアの最大領域を築いて全盛期を現出し、紀元前586年にバビロン捕囚をおこなった王は誰か
答え:ネブカドネザル2世

問41
インド=ヨーロッパ語系のイラン人(ペルシア人)が、エクバタナを都としてイラン北西部に建てた国は何か
答え:メディア
補足
新バビロニアと結んで前612年にアッシリアを滅ぼした

問42
アッシリアの滅亡後、オリエントにリディア・メディア・新バビロニア・エジプトの4国が分立した状況を何と呼ぶか
答え:4王国分立

問43
紀元前6世紀中頃にアケメネス朝ペルシアを建国し、メディア・リディア・新バビロニアを滅ぼしてエジプトを除くオリエント世界を統一した人物は誰か
答え:キュロス2世
補足
前538年にバビロン捕囚中のユダヤ人を解放した

問44
父であるキュロス2世がやり残したエジプト征服を果たし、全オリエント統一を達成したアケメネス朝第2代の王は誰か
答え:カンビュセス2世

問45
中央集権体制を確立し、アケメネス朝の最大領域を築いて全盛期を現出した第3代の王は誰か
答え:ダレイオス1世
補足
イランのファールス地方に王都ペルセポリスを建設した

問46
アケメネス朝において、中央から地方(州)に派遣された、軍民両権を掌握する長官をなんと呼ぶか
答え:サトラップ(知事)

問47
ダレイオス1世が定めた、サトラップを監視するために中央から派遣された行政官を何と呼ぶか
答え:王の目・王の耳

問48
ダレイオス1世が建設したとされる,首都スサと全国の要地を結ぶ幹線道路を何と呼ぶか
答え:王の道
補足
街道には宿駅が設けられ、駅伝制が整備された

問49
紀元前500から紀元前449年にいたる約50年間に3回にわたって展開された、アケメネス朝とギリシアのポリス連合軍との戦争は何か
答え:ペルシア戦争
補足
アケメネス朝の敗北に終わり、カリアスの和約が結ばれた

問50
ダレイオス1世が自らの即位の経緯とその正統性を主張する文章を刻んだ記念碑は何か 
答え:べヒストゥーン碑文
補足
イギリスの学者ローリンソンによる楔形文字解読のきっかけとなった

問51
紀元前334年に東方遠征を開始し、紀元前330年にアケメネス朝を滅ぼして東西に及ぶ大帝国を建設したマケドニア王は誰か
答え:アレクサンドロス大王
補足

問52
セレウコス朝シリアの支配下にあったイラン東北部で遊牧イラン人を率いて自立し、紀元前247年頃にパルティアを建国した人物は誰か
答え:アルサケス

問53
パルティアの最盛期を現出した第6代国王・ミトラダテス1世が、現在のバグダード近郊に建設し後に首都となった都市はどこか
答え:クテシフォン

問54
3世紀前半にパルティアを征服し、ササン朝ペルシアを建国した人物は誰か
答え:アルダシール1世

問55
西方では260年にローマ皇帝ウァレリアヌスを捕虜とし、東方ではクシャーナ朝を破り領土を拡大したササン朝の第2代国王は誰か
答え:シャープール1世

問56
国力を増強させ、ビザンツ帝国との抗争を有利に展開し、突厥と結んでエフタルを滅ぼした6世紀のササン朝全盛期の王は誰か
答え:ホスロー1世

問57
ササン朝滅亡のきっかけとなった、642年にイスラーム軍がササン朝軍を破った戦いは何か
答え:ニハーヴァンドの戦い

問58
善悪二元論や最後の審判等を特徴とする、イランを中心に流行しササン朝の国教にもなった宗教は何か
答え:ゾロアスター教
補足 
     ゾロアスター教
・教典は「アヴェスター」
・拝火教とも呼ばれる
・アフラ

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