Part1(フリット編)はこちら➡ https://youtu.be/uzeVIOqVBfc
Part10(アセム編)はこちら➡https://youtu.be/zRTm9lf3ViY
Part18(キオ編)はこちら➡https://youtu.be/ERP4_Y3SdqI
Part27はこちら➡https://youtu.be/g-J1DIBlEGw

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そしてついに本日からガンダムベースにて、「機動戦士ガンダムAGEワールド」が始まりますね!!!
また、ガンダムカフェでは「機動戦士ガンダムAGE10周年フェア」も開催中ですね!!!
約10年もの時を経て、このようなイベントが現実になったのも、日頃からガンダムAGEを愛し続けていた皆さんがいたからこそだと私は思います。
ありがとう、本当にありがとう!!!

今回のフリット、アセム、キオの3人の会話のシーンは、まさしくガンダムAGEの「AGE」の部分が色濃く出ていた場面と言えるのではないでしょうか。
英単語の「age」には様々な意味があります。「年齢」「一生」「時代」等々…。「年を取る」という動詞として使うこともありますね。今挙げた意味のどれもが、今までガンダムAGEを見てきた人ならば、何か感じるものがあるはずです。

また、キオの考え方はアセムが言っていたように、「誰もが願いながら口にすることができなかった」ことなんですよね。もちろん、この「誰も」の中には…、アセムとフリットも含まれるわけです。

フリットがノーラで初めてガンダムに乗った時、どんな気持ちだったでしょうか?
アセムがトルディアで初めてガンダムに乗った時、どんな気持ちだったでしょうか?
多少の差異はあれど、「みんなを救う」「戦いを終わらせる」という気持ちは同じだったはずです。

しかし、フリットはUEに故郷や大切な人達を奪われ続けた過去があり、ガンダムに乗ってからも戦いの中でたくさんの大切なものを奪われ続けました。故にUEの正体が自分たちと同じ人間であると分かったところで、彼らを「みんなを救う」の「みんな」に加えることなどできるはずもありませんでした。フリットにとっては今も昔もヴェイガンは大切なものを奪っていく「敵」であり、「みんなを救う」ためには戦うしかないのです。突き詰めれば、ヴェイガンを根絶やしにするということは、「敵」がいなくなるということであり、フリットにとっては「みんなを救う」ということになるのです。

一方でアセムは、ヴェイガンの殲滅に執着する父フリットの戦いぶりを見て、またゼハートの戦う理由を知ったことで、連邦側もヴェイガン側も戦いを終わらせることができない状態になっていることを理解しました。故に、「戦いを終わらせる」のは現実的には難しいことであると考え、大切なものを守るために「戦い続ける」ことを選びました。
言い換えれば、アセムにとって「戦い」とは、常に宇宙のどこかで起きている、防ぎようもない「日常」なのです。もしかしたら、学生という「日常」とパイロットとしての「戦い」の両立をしていた時期があったことも影響しているのかもしれませんね。

つまり、フリットもアセムも「年を取る」ことによって、かつて持っていた「みんなを救う」「戦いを終わらせる」という考え方はできなくなってしまったわけです。

しかし、この考え方自体がフリットやアセムの中から完全に消え去ってしまったわけではないということもまた事実です。

その証拠にフリットは、コウモリ退治戦役の時、ギーラ・ゾイに銃を向けながらも、それを撃つことはできませんでした。また、司令官時代にもヴェイガンに対して和平交渉をしたこともありました。さらに退役後は、シャナルアがスパイだと判明して逃走した時にもそれを見逃そうとしたり、シャナルアの妹に治療費を送ったりしていました。もしフリットがヴェイガンを完全に「敵」であると割り切れていたら、このような行動はしないはずです。

アセムに関しても、連邦軍を離れた身でありながら、連邦軍側の人間であるはずのキオを何かと手助けすることが多いですよね。もちろん、戦局はEXA-DBの技術を保持しているヴェイガン側が基本的に有利であるというのも理由の1つではあるのですが、きっと理由はそれだけではないはずです。多分ですが、アセムは「みんなを救う」「戦いを終わらせる」という理想自体は捨てておらず、それを実現させようと奮闘しているキオを応援したいという気持ちが行動として現れているのだと思います。

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