平家物語「扇の的」を音読したものです。
用語などの簡単な補足もついていますので、学習だけでなく鑑賞にもご活用ください。

音読を希望する作品などありましたら、コメント等にお願いします。
検討させていただきます。

29 Comments

  1. これ今日の宿題で覚えないといけなくて読み方よくわからないのでとても参考になりました‼️ありがとうございます🎵

  2. 自分で音読しても全然覚えられなかったんですけど、寝る前に教科書見ながらこれを聞くとなんか覚えました。素晴らしい動画をありがとございます

  3. 明日コレの暗証テストですw
    頑張ります!

  4. 【個人的区切り点】
    0:11 ころは二月十八日〜

    0:42 与一目をふさいで〜

    1:25 与一かぶらをとって〜

    1:43 かぶらは海へいりければ〜

    2:15 あまりの面白さに〜

  5. 読み方うまい(꒪꒫꒪ノノ"パチパチパチパツ
    わかりやすいですね!!
    これ覚えるのかぁ…2日でかぁ…宿題もすげぇ出されてるのにか…( ´・ω・`)

  6. 期末テストの範囲になりました😭
    こういった古典文章苦手で、色々検索していたらここに辿り着きました。
    ありがとうございます🙇

  7. 北風(ほくふう)なんですか?
    学校の先生はきたかぜだったのですが…

  8. 懐かしい
    これと高校で習った「木曾の最期」がめちゃめちゃ好き

  9. 懐かしい〜
    そういえば中2だったな
    コレ、扇の的を完璧に暗記して一言一句間違えずに言えたら成績5にしてくれると言われて一生懸命覚えたなあ
    二度目は無い一発勝負で先生の前で緊張してやりきった時は嬉しかったな
    今は冒頭しか言えないけどね

  10. 中2です。
    暗唱チェックカードというカードがあるのですが、教科書だと、どんなふうに言えばいいのか分からず、どうすればいいか分からなかったですが、キツネさんの音読を聞いて、意味を知ったので、暗唱しやすくなりました。ありがとうございました。(๑>◡<๑)

  11. 与一目をふさいで~はづさせたまうな
    ここ中二で暗記して4年経ったけどまだ覚えてるw

  12. 0:11 ころは二月十八日の酉の刻ばかりの事なるに、折節北風激しくて、磯(いそ)打つ波も高かりけり。
    舟は、揺り上げ揺り据ゑ漂へば、扇も串に定まらずひらめいたり。
    沖には平家、舟を一面に並べて見物す。
    陸(くが)には源氏、くつばみを並べてこれを見る。
    いづれもいづれも晴れならずといふ事ぞなき。

    0:42 与一目をふさいで、
    「南無八幡大菩薩(なむはちまんだいぼさつ)、我が国の神明(しんめい)、日光の権現(ごんげん)、宇都宮、那須の湯泉大明神(ゆぜんだいみょうじん)、願はくは、あの扇の真ん中射させてたばせたまへ。
    これを射損ずるものならば、弓切り折り自害して、人に二度(ふたたび)面(おもて)を向かふべからず。
    今一度本国へ迎へんとおぼしめさば、この矢外させ給ふな。」
    と心の内に祈念して、目を見開いたれば、風少し吹き弱り、扇も射よげにぞなつたりける。

    1:25 与一、かぶらを取ってつがひ、よっぴいてひょうど放つ。
    小兵(こひょう)といふ条、十二束三伏(じゅうにそくみつぶせ)、弓は強し、浦響くほど長鳴りして、あやまたず扇の要際(かなめぎわ)一寸ばかり置いて、ひいふっとぞ射切ったる。
    かぶらは海へ入りければ、扇は空へぞ上がりける。
    しばしは虚空(こくう)にひらめきけるが、春風に一揉み二揉み揉まれて、海へさっとぞ散ったりける。
    夕日のかかやいたるに、みな紅の扇の日出だしたるが、白波の上に漂ひ、浮きぬ沈みぬ揺られければ、沖には平家、ふなばたを叩いて感じたり。
    陸には源氏、えびらを叩いてどよめきけり。

    2:15 あまりのおもしろさに、感に堪へざるにやおぼしくて、舟のうちより、年五十ばかりなる男の、黒革をどしの鎧着て、白柄(しらえ)の長刀(なぎなた)持ったるが、扇立てたりける所に立つて舞ひ締めたり。
    伊勢三郎義盛(いせのさぶろうよしもり)、与一が後ろへ歩ませ寄つて、
    「御定(ごじょう)であるぞ、つかまつれ。」
    と言ひければ、今度は中差取つてうちくはせ、よつぴいて、しや頸(くび)の骨をひやうふつと射て、舟底へ逆さまに射倒す。
    平家の方には音もせず、源氏の方にはまたえびらをたたいてどよめきけり。
    「あ、射たり。」
    と言ふ人もあり、また、
    「情けなし。」
    と言ふ者もあり。

  13. 南無八幡大菩薩 我が国の神明 日光の権現 宇都宮 那須の湯泉大明神 願はくは あの扇の真ん中 射させてたばせたまえ!破道の41!

    …って感じ(厨二病)

  14. お世話になります。
    子どもの暗唱に有り難く活用させていただきます。

    0:42 与一目をふさいで〜

  15. 明日から中間で、国語のテストで出るのでほんと助かります😿!

  16. ころは二月にんぐわつ十八日の酉とりの刻こくばかりのことなるに、をりふし北風激しくて、磯打いそうつ波も高かりけり。舟は、揺り上げ揺りすゑ漂ただよへば、扇もくしに定さだまらずひらめいたり。沖には平家、舟を一面に並べて見物す。陸には源氏、くつばみを並べてこれを見る。いづれもいづれも晴れならずといふことぞなき。与一目をふさいで、
    「南無なむ八幡大菩薩はちまんだいぼさつ、我が国の神明しんめい、日光にっこうの権現ごんげん、宇都宮うつのみや、那須なすの湯泉大明神ゆぜんだいみょうじん、願はくは、あの扇の真ん中射させてたばせたまへ。これを射損いそんずるものならば、弓切り折り自害じがいして、人に二度面ふたたびおもてを向かふべからず。いま一度いちど本国へ迎へんとおぼしめさば、この矢はづさせたまふな。」
    と心のうちに祈念して、目を見開いたれば、風も少し吹き弱り、扇も射よげにぞなつたりける。

    与一、かぶらを取つてつがひ、よつぴいてひやうど放つ。小兵こひやうといふぢやう、十二束三伏そくみつぶせ、弓は強し、浦響くほど長鳴りして、あやまたず扇の要かなめぎは一寸いっすんばかりおいて、ひいふつとぞ射切つたる。かぶらは海へ入りければ、扇は空へぞ上がりける。しばしは虚空こくうにひらめきけるが、春風に一もみニもみもまれて、海へさつとぞ散つたりける。夕日のかかやいたるに、みな紅ぐれなゐの扇の日出いだしたるが、陸には源氏、えびらをたたいてどよめきけり。

    あまりのおもしろさに、感に堪たへざるにやとおぼしくて、舟のうちより、年五十ばかりなる男をのこの、黒革をどしの鎧よろひ着て、白柄の長刀なぎなた持つたるが、扇立てたりける所に立つて舞ひしめたり。伊勢三郎義盛いせのさぶらうよしもり、与一が後ろへ歩ませ寄つて、
    「御定ごぢやうぞ、つかまつれ。」
    と言ひければ、今度は中差なかざし取つてうちくはせ、よつぴいて、しや頸くびの骨をひやうふつと射て、舟底へ逆さまに射倒す。平家の方には音もせず、源氏の方にはまたえびらをたたいてどよめきけり。
    「あ、射たり。」
    と言ふ人もあり、また、
    「情なさけなし。」
    と言ふ者もあり。

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