【2020春夏コレクション 〜NY編〜】
ロンドン、ミラノと4都市ファッションウィークも中盤に差し掛かっている今さらながら、NY編はトリを飾ったマーク・ジェイコブスを賞賛せずには終われない。今回のNYFWは最終日が9月11日だったこともあり、9.11をテーマに掲げたブランドも多かった。なかでもマーク・ジェイコブスは18年前、2001年春夏コレクション(ショーは9/10の夜に行われた)と同じく、「喜び、平等、個性、楽観主義、幸せ、夢、そしてまだ見ぬ未来への讃歌」を謳い、底抜けにハッピーでちょっぴりデカダン、クチュール感たっぷりのステージを披露した。陽気に振る舞うモデルたちのスタイルは誰もが着られる服ではないけれど、間違いなくファッションへの愛にあふれている。ヘイトばかりの世の中だけれど、注目すべきことはもっとほかにある。フィナーレを笑顔で踊りきったマークに、2020年代はどう生きたいかと問われたような気がした。

#marcjacobs #マークジェイコブス #nfw #コレクション #ファッション #fashion #harpersbazaar #harpersbazaarjapan #ハーパーズバザー

WACOCA: People, Life, Style.