FENDIオートクチュール、さぞや豪華絢爛なファーが続々登場するのかと思いきや、さにあらず。一見すると深い茶や黒がメインのシンプルなファーコートが中心。しかし、そんなわけはない。目を凝らすと複数の毛皮を適材適所にミックスしてつなぎ合わせ、クチュールならではの技法で丹念に仕上げた心憎い仕掛けが。
例えばジュリア・ノビスが着たエンブロイダリーのコートは、実はリバーシブルのもの。表側のファーはフェンディが誇るローマの毛皮職人が手がけた最上級のアストラカン。刺繍の面はパリのクチュール職人がひと針ひと針作り上げたもの。イタリアとフランス、両国のクラフツマンシップをハイレベルで融合させたFENDIオートクチュール・コレクションを象徴するピース。(編集長)
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