私が学生だった頃は空前の古着ブームで、週末は何をして過ごしていますか?という問いには必ず「古着屋さん巡り」と答えていました。古着屋の店員さんは地元のアイドルでした。当時流行っていたボリュームのあるお団子ヘアに、エスニックなテイストを取り入れたスタイリングがとても可愛くて、そしてだいたいみんな、お香のいい匂いがするのでした。私は彼女たちに憧れて、家の近所にあったマライカというエスニック雑貨店に週1ぐらいのペースで通っては、1,000円以下のイヤリングやらお香やらを買い漁っていました。

そんな背景もあって、「エスニック」というワードにはいまだに条件反射してしまいます。イザベル マランのコレクションにひかれるのは、少なからずこういったバックグランドが影響しているような、していないような……。写真のアイテムはディフュージョンラインのエトワールから、春夏新作のエスパドリーユ。オリエンタルなボタニカルプリントは、遥か遠い国がルーツのはずなのに、なんだかとても懐かしく感じられます。夏の軽快な足もとをエキゾチックに彩る、コンフォタブルシューズです。

今月25日には、新宿にできる新商業施設「NEWoMan新宿」内に、イザベル マラン エトワールのオンリーショップがオープンする予定。記念の限定アイテムも発売されるようで、そちらも見逃せません。(編集H)

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