セリーヌのネイビーブレザーには、モードの美学が詰まっている

クラシックファッションの世界で、約30年ぶりに「パリ」のお洒落が脚光を浴びている。1980年代に流行った「フレンチアイビー」のリバイバルがその象徴的なトピックだが、モードの世界ではセリーヌが、よりディープな1970年代のフレンチスタイルを提唱している。中でも注目したいのが、このルックだ。肩パッド入りのダブルブレストのネイビーブレザー、洗い込んだデニム、襟元をはだけたシャツ……。

まさしくこれは往時を代表する伊達男、セルジュ・ゲンスブールの装いそのものではないか!’70年代のパリをリアルタイムで知る紳士は、このルックを見るや「ああ、まさにサンジェルマンスタイルだね」と教えてくれた。そして溜め息まじりに「あの頃のパリの男たちは本当に格好よかったよ」とつぶやいた。こんな粋な装いの男たちが闊歩していた’70年代のパリは、どれほど魅力的だったのだろう? 当時を知らぬ筆者の世代にとっては、無限の幻想を搔き立てられるブレザーなのである。

https://precious.jp/articles/-/20363
ジャケット¥380,000・シャツ¥62,000・デニム¥98,000・スカーフ¥62,000※すべて税抜予価(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉)

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