2020年1月に行われたパリファッションウィークは、いろいろな意味で記憶に残る会となりました。その一番の理由は、コロナ禍に突入する前の最後のイベントだったということでしょう。
ですが、振り返ってみると、ほとんどの男性がデザイナーズバッグを持っているという珍しい光景がありました。これは「初めて!」と言っていいでしょう。
バッグというアイテムは長い間、自尊心のある女性のためのアイテムといった存在だったわけですが、ここに来てメンズの世界にもその波が遂に追いついてきたということになるわけです。
そしてそれは、数値的な面にも顕著に表れています。2018年にBBCは、「メンズバッグの市場が5.5%増加し、その規模は合計14.5億ポンド(約2030億円)に達した」と報告していました。同年、世界規模の市場調査会社である「Mintel」も、「バッグの購入金額が25%近く増加し、16-34歳の15%が購入した」と報告しています。これは数で言えばかなりものです。
そもそもバッグの選択肢というものは幅広く、自分らしさを表現できるアイテムです。そうして私たちの服装はどんどん変化し続けていくわけなので、それに合わせるバッグに関しても、どんどん新しい方向へとチャレンジしていくことは当たり前とも言えるのです。それをあらゆるタイプの男性が気づき始めた証拠ではないでしょうか。もはや、バッグにおいてチャレンジするのは、ファッショニスタ…いわゆるファッション上級者や愛好家ばかりの権利ではなくなったというわけです。
こうしてメンズたちもウィメンズのトレンドを素直に取り入れるよう進化し、メンズのおける“it”バッグが誕生したと私は解釈しています。「“Mens”バッグ」などと、ここで新たな合成語をつくる必要もないでしょう。
私たちのメンズのバッグもカタチを変えながら進化し、美しさと実用性の融合とブランド力を身につけることで、これまでバッグを敬遠していたメンズたちを心から虜にするほどのパワーを宿し始めたのです。
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