この季節に(ちょっとスーパーに行くだけでも)手軽に羽織れるアウターをお探しなら、「ハリントンジャケット」がおすすめです。時代を超越した定番のアイテムで、薄すぎず厚すぎない生地とクラシックなイメージが魅力となり、春のスタイルに良識とスタイリッシュさを加えてくれることでしょう。
「ハリントンジャケット」とは?
まずは、このサイドポケットがついた着丈の短いスポーティーなアウター、ハリントンジャケットの名前の由来から説明しましょう。アメリカでプライムタイムに人気だったソープオペラ『Peyton Place(ペイトンプレイス物語)』の主人公、ロドニー・ハリントン(演:ライアン・オニール)がこのタイプのブルゾンを着用していたことに端を発しています。このとき着用していたのが、英国ブランド「Baracuta(バラクータ)」のG9ジャケットであり、のちにハリントンジャケットの代名詞としてG9ジャケットが知られるように。そうして現在のブルゾン、ジャンパーの原型となったわけです。
ライトウエイトなアウターであり、着丈はウエスト丈までが基本。素材は綿・ポリエステル・ウール・スエード・フリースなどで幅広くつくられていますが、ライニングに関してはタータンチェックまたはチェック柄といったオーセンティックなスタイルを貫いているものが多いところが特徴です。ちなみに日本では「スウィングトップ」と呼ばれますが、これは日本で当時全盛期を迎えていたブランド「ヴァンヂャケット」が命名した和製英語であり、海外では通用しません。
60年代に「LIFE」誌の表紙に、スティーブ・マックイーンがバラクータのG9を着て登場したのもまた、このアイテムの人気を高めた要因の1つと言っていいでしょう。それから今日まで、多くのセレブのアイコン的アイテムとして親しまれていきました。
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